豪メルボルン市長、「F1開催契約更新行わない」
2007 Australia GP (C)McLaren Group
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五大陸の一つオーストラリアでF1開催を行っているメルボルンだが、同市のロバート・ドイル市長は「現行の契約終了後は更新しない」と、グランプリ継続開催の意思がないことを明らかにした。
これは地元オーストラリア『ヘラルド・サン』紙の取材に答えたもので、その中で市長は「わずか4日間のF1開催にはいま5千万豪ドル(約41億円)もの公費注入が強いられている。
一方、グランプリ開催による目に見えた経済的メリットはせいぜい数百万ドル(約4-5億円)程度のものに過ぎない。
レースウィークの雇用を考慮したとしても、とても経済効果が著しいイベントだとは私は考えていないよ。
そうであれば、市政を預かる者として考えねばならないのし当然だ」と、手厳しく語った。
オーストラリアGP開始当時は今の数十分の一の負担で済んだものが、年々負担額が高騰してきているのだという。
ただ現行のFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)との契約は2015年までとされていて、解除するとしても2016年以降のことになる。
ちなみに1985年にアデレードで初開催されたオーストラリアGPは、1996年から現在のメルボルン(アルバートパーク)に変更、以降当地の開催が現在まで続いている。
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