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2010年11月

2010/11/30

アロンソ、「来シーズンはメルセデスGP加えた4強の戦い」

Fernando Alonso (C)Ferrari S.p.A
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今シーズン、最終戦をランキング1位で迎えながら惜しくも2度目のタイトル獲得を逸したフェラーリ・チームのフェルナンド・アロンソ(29歳:スペイン)だが、来季はさらに厳しい戦いになるとの予想を披露した。

これは同チームの『ワールド・ファイナル・イベント』における記者会見で語ったもの。
その中でこのスペイン人は、「今シーズン、メルセデスGPは残念ながらタイトル獲得に絡むことはなかったが、このチームがこのままで終わる筈もない。
だから来年は今年の3強であるレッドブル、フェラーリ、そしてマクラーレンにメルセデスGPを加えた4チームの激しい戦いになることが必至だよ。
もちろんわれわれもアブダビのサーキットに置いてきた忘れ物を取りに帰るつもりさ」と、語っている。

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フェラーリ・チーム、ワールド・ファイナルで締め括る

Ferrari World Final 2010 (C)Ferrari S.p.A
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28日(日)、フェラーリ・チームは恒例の『ワールド・ファイナル・イベント』をスペインのバレンシア・サーキットで行い、今シーズンの戦いを締め括った。
このイベントは今年で18回目となる重要なもので、昨年はイタリアのムジェロ・サーキットで行われている。

ヒストリッカー・レースなど多岐に渡って行われたイベントには、F1チームの主要スポンサーである『サンタンデル』のCEO(最高経営責任者)なども招かれた他、関連する多くのドライバーも集結、観客も1万5千人の多くを数えた。

フェラーリの総帥ルカ・モンテツェモロ社長は、今シーズンの活動をねぎらうと共に、来季のさらなる飛躍を挨拶で約束した。

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国際オリンピック委員会、ソチ五輪とF1重複懸念

Olympic Image
かねて検討が続けられてきたロシアでのF1グランプリは、プーチン首相の強い指導力もあって急転2014年からモスクワではなくソチで行われることになったが、これについて国際オリンピック委員会のメンバーから懸念の声が広がっている。

これは同委員会のアンドリュー・ミッチェル/スポークスマンが明らかにしたもので、2014年には冬季五輪であるソチ大会が開かれることから、同年に同じ地域で初めてのF1グランプリも開催するということは難しいとの見解を示しているもの。

ちなみにこれまで開催が検討されてきた首都モスクワが1000万人を越える大都市であるのに比べ、リゾート地であるソチは人口わずか40万人にも満たない地方都市に過ぎない。

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2010/11/29

H.コバライネン、ROCでクラッシュ、病院へ

Heikki Kovalainen (C)Race of Champions

今季ロータス・レーシングのレースドライバーで、過去ミハエル・シューマッハを破ったことで知られるヘイキ・コバライネン(29歳:フィンランド)が、28日(日)行われた2010年の『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』でクラッシュ、病院に運ばれたことがわかった。

独メディアが伝えるところによれば、コバライネンはアウディR8スポーツカーをドライブ中、マシンのコントロールを失ってバリアにクラッシュしたもの。
病院に運ばれたのは検査のためということで大事には至らなかった模様。
なお、同乗していたガールフレンドのキャサリン・ハイド嬢は無傷だったとのことだ。

『レース・オブ・チャンピオンズ』個人戦の結果はこちら

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「強盗被害」のエクレストン氏、「やり口が悪い」

Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
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先週末、ロンドン市内で4人組の強盗に襲われ、金品を奪われただけでなく傷害も負ったFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏は、「やり口が悪い」と、強盗グループの手段について批判した。

『イブニング・スタンダード』紙らが伝えるところによれば、エクレストン氏が負った傷は軽度のものではあるものの、「彼らの手段は愚かなものだった。
ちゃんと話せば持っている金品すべてを差し出したものを、暴力まで加える必要はなかった筈」と、この大金持ちは主張。

同氏によれば「ガールフレンド」であるファビーナさんも耳に付けたイヤリングを無理矢理はぎ取られたとのことで、助けを求める叫び声もエクレストン氏は意識を失う中で聞いたとのことだ。

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トヨタ・イベントに小林可夢偉&中嶋一貴が参加

Toyota Motorsports Festival (C)Toyota Motorsports
11月28日(日)、恒例のトヨタ・モータースポーツ・フェスティバルが富士スピードウェイを舞台に行われ、F1関連からは現ザウバー・チームの小林可夢偉、そして元ウィリアムズ・チームの中嶋一貴、二人が参加した。

二人はそれぞれ次のように語っている。

小林可夢偉:「一年ぶりにこのイベントで富士に帰ってきて、ファンと共に、僕自身もイベントを楽しんだ。
今回はサーキットタクシーのみのドライブだったが、来年もまた参加できることを楽しみにしている」

中嶋一貴:「今イベントで一年ぶりにレーシングカーをドライブすることになり、僕自身とても楽しむことができた。
トヨタの様々な車両をドライブしたことで、車の楽しさをファンに伝えるために、少しでも力になれたのであればうれしい」

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2010/11/28

「最高のチャンスもらった」と、ダニエル・リカルド(豪)

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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若手ドライバーによるアブダビ合同テストで驚異的なベストタイムを連発、一躍「時の人」となったダニエル・リカルド(21歳:オーストラリア)が、来シーズン、トロ・ロッソのリザーブ&テストドライバーのポジションを獲得した。

これについて当の本人は、「トロ・ロッソはレッドブル傘下のチームであって、そこで金曜日のセッションに走れるというのは新人にとって最高のチャンスをもらったと感激しているよ。
言うまでもなく2011年シーズン、僕にとっての究極のプライオリティ(優先度)はフォーミュラ・ルノー選手権でタイトルを獲得することにある。
でも、同時に果たすことになったこのトロ・ロッソでの役割は、自分自身の将来にとってとても重要であることを自覚しているよ。
まずは2012年フルタイムのF1シートをゲットするためにね」

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レッドブル、ウェバーのタイトル獲得に支援の用意

Redbull Duo (C)Redbull Racing
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いろいろ憶測はあったものの、今季のチャンピオン・チームであるレッドブル・レーシングは来季ドライバー・ラインナップも今季同様ベッテル&ウェバーという体制でいくことが確定している。

これについて同チームのクリスチャン・ホーナー代表は、「今シーズン、ウェバーにとってはタイトル獲得という目標に達せず残念なことになったが、ベッテルとの差はわずかなものであって、ウェバーがチャンピオンになっても決しておかしくない状況だった。
私は彼の才能も信じているし、今シーズン彼がチームのために果たした貢献の大きさも十分に理解しているつもりだ。
オフの間は十分にリフレッシュし、今年学んだことを携えて開幕戦に臨むなら、われわれは彼のタイトル獲得に最大限支援する用意がある」と、勇気ある敗者にエールを送った。

ウェバーは最終的にベッテル、アロンソに次ぐチャンピオンシップ3位に留まったが、首位との差はわずかに16ポイント。
1レースで簡単に逆転できる範囲のものだった。

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D.リカルドは結局トロ・ロッソのリザーブドライバーに

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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シーズン終了後の若手合同テストで非凡な才能を見せつけ、その去就に注目が集まったダニエル・リカルド(21歳:オーストラリア)だが、結局2011年シーズンはスクーデリア・トロ・ロッソのリザーブ&テストドライバーというポジションに落ち着いた。

ただ同チームのフランツ・トスト代表によれば、リカルドは各グランプリの金曜日最初のフリー走行セッションではレースドライバーであるブエミ&アルグエルスアリと交代でマシンを走らせる予定。
「ハングリーな若者がすぐ近くにいれば、現ドライバーの二人もおちおちできないのではないか」と、その『効果』を強調した。

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2010/11/27

N.ヒュルケンバーグ、フォース・インディアと交渉中

Nico Hulkenberg (C)Williams F1
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今シーズン、ウィリアムズ・チームでポールポジションを獲得するなど目覚ましい活躍をみせながらも、同チームから放出、まだ来季のポジションが明確でないニコ・ヒュルケンバーグ(23歳:ドイツ)だが、どうやらフォース・インディアのシートを窺っているようだ。

これは同選手のパーソナル・マネージャーであるウィリ・ウェバー氏が地元ドイツの『スポルト1』で語ったもので、シューマッハ兄弟の後見人として鳴らした同氏は、「正直言ってもうあまり選択肢は多くない。
しかし道が閉ざされた訳ではないよ。
まだ交渉成立までにはいくつかの協議が必要だが、われわれは希望を持っている」と語ったもの。

一時、メルセデスGPへの加入も伝えられたが、こちらはシューマッハ&ロズベルグ共に残留が確定。
ただ新たに噂に上がったフォース・インディアも同じくメルセデス・エンジン搭載チーム。
この裏には同モータースポーツのノルベルト・ハウグ代表がヒュルケンバーグの能力を高く買っているとの見方もありそうだ。

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中嶋一貴(元ウィリアムズ)、フォーミュラ・ニッポンのテストへ

中嶋 一貴 (C)Williams F1
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2007年のブラジルGPでF1デビュー、2009年シーズン末までウィリアムズ・チームからF1に参戦した中嶋一貴が、このオフ行われるフォーミュラ・ニッポンの合同テストに参加することがわかった。

テストは今月29日(月)・30日(火)の2日間に渡って行われるが、中嶋はペトロナス・チーム・トムスのマシンをドライブする予定。

今シーズンの中嶋一貴はまだトヨタとの関連からF1復帰を目指していたとみられるが、いまのところ有望な展開は開けておらず、来シーズンは日本のサーキットでその雄姿をみせる可能性が高くなってきた。

フォーミュラ・ニッポン合同テストのニュースはこちら

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エクレストン氏、暴漢に襲われる

Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
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イギリスの大衆紙『サン』が伝えたところによれば、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)代表であるバーニー・エクレストン氏が、ロンドンの事態近くで暴漢に襲われ、金品を奪われたうえに軽傷を負ったということだ。

当時エクレストン氏は現在の若い恋人であるファビアナ・フロシさんと一緒にいたという。
(長年連れ添って共に事業を展開したスラビカさんとは昨年離婚している)

当地の警察によれば、暴漢は4人組。
相手が当代きっての富豪であるエクレストン氏と知っての犯行と分析しているとのことだ。

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2010/11/26

シューマッハvsプロスト、夢の対決が実現!

Race of Champions Image (C)Citroen Sport
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今週末、ドイツのデュッセルドルフで行われる恒例の『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』個人戦で、互いに元F1チャンピオンの肩書きを持つミハエル・シューマッハとアラン・プロストという夢の対決が行われることが決まった。

詳細ニュースはこちら

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マクラーレン・チーム、来季は『KERS』でリードか

Jenson Button (C)McLaren Group
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今シーズン、『Fダクト・システム』の開発をリードしたことによりマシン面で優位にあったとされるマクラーレン・チームだが、来季に向けてもハード面でのリードを確実にしたい考えのようだ。

同チームのマーティン・ウィットマーシュ代表は、「来シーズンにおいても、われわれはFダクトに類するような革新的な概念を導入し、優位に立ちたいと考えている。
そして、すでにその手応えを感じ取っているよ」と、アドバンテージを示唆した。
(FダクトやWディフューザーは来季禁止されることになっている)

また、別の取材で同チームのジェンソン・バトンは、その秘策がどうやら『KERS』(運動エネルギー回収システム)にあることをほのめかしているという。

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ヤルノ・トゥルーリ、ロータス・レーシング残留を示唆

Jarno Trulli (C)Lotus Racing
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今シーズン、新規参戦を果たしたロータス・レーシングに在籍。
残念ながら戦闘力不足から一度の入賞も果たせなかったヤルノ・トゥルーリ(36歳:イタリア)だが、来季も同チームへの残留を示唆した。

これは英『BBCスポーツ』の取材に答えたもので、その中でこのイタリア人は同チームのファクトリーでのシート合わせに赴くことが予定されていることを明かしたもの。
また、来季もチームメイトには今年と同じくヘイキ・コバライネンになることが有力であるともしている。

名称問題で揺れるロータス・レーシングだが、来季はかなりの戦闘力アップが期待されている。

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BMW首脳、「規則変更されてもF1復帰ない」

BMW V8 F1 Engine/Bench Test (C)BMW Motorsports
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現行のF1エンジン・レギュレーションは、2013年シーズンから大きく変更される予定になっているが、先にF1から撤退したBMWはそれでも復帰の予定はないと明言した。

これはこれまで同社のF1プロジェクトをリードしてきたマリオ・タイセン/モータースポーツ・ディレクターが語ったもので、同社のモータースポーツにおける基本方針はすでにツーリングカー主体に移っていて、再びF1に戻ることは考慮にないという。
BMWは2012年シーズンからDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に本格参戦の予定になっている。

またこれに伴い、タイセン氏も現職を近く退く予定で、後任にはイェンス・マルクワルト氏が就くと言われている。

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2010/11/25

トロ・ロッソ、来季ダニエル・リカルドの起用を検討か

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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すでにセバスチャン・ブエミ&ハイメ・アルグエルスアリという今季同様のドライバー・ラインナップで確定したと思われたスクーデリア・トロ・ロッソだが、ここに来てダニエル・リカルド(21歳:オーストラリア)の名前が急浮上、関係者の注目を集めている。

これまでほとんど無名だったリカルドは、アブダビGP直後に行われた若手ドライバーによる合同テストでレッドブルのマシンを駆り段トツのタイムを記録。
条件が異なるとはいえ、2日目にはとうとうアブダビGPのポールタイムを約1秒も上廻る1'38.102という好タイムを記録、周囲の度肝を抜いたもの。

しかしレッドブル・レーシングにも兄弟チームであるトロ・ロッソにも来季の空きシートはなく、これまでその去就に注目が集まっていた。
もしトロ・ロッソに加入の場合、ブエミがシートを失うことになるかも知れない。

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ロータス・レーシング、来季は『プロトン・1マレーシア』?

Team Lotus logo (C)Team Lotus
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今シーズン、『ロータス・レーシング』として参戦したトニー・フェルナンデス氏率いるF1チームだが、来シーズンのチーム名についてはどうやら『プロトン・1マレーシア』というのが有力のようだ。

プロトンは言うまでもなくマレーシアの有力自動車企業だが、最大の出資企業として今回のロータス名称訴訟を巡って対応に苦慮していることが窺われる。
このため、ロータス創業者や現在の実質的な運営者など関係するすべてを満足させる妥協案として浮上したのが上記『プロトン・1マレーシア』ということになったもの。

なおこの裏には、現在のルノー・チームが来季『ロータス・ルノー』になる可能性があることも関連しているとみられる。

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ヨーロッパGP、観客数減少で開催契約解消を模策

Image (C)Renault F1 UK
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現在ヨーロッパGPの名称で行われているスペイン二つ目のグランプリだが、開催地であるバレンシアでは観客数の減少から赤字が拡大、契約の解消を模策していることがわかった。

これはスペインGPもう一方の開催地であるバルセロナの『エル・ペリオディコ紙』が伝えたもので、それによればバレンシア州のフランシスコ・キャンプス知事はすでに契約の解消を申し出たもののFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏から拒絶されたため、今後は隔年開催にできないかさらに打診中であるとのことだ。
もし契約解消が認められたとしても莫大な違約金の支払いを求められるのは確実だが、それでも毎年3千万ユーロ(約33億円)とも言われる赤字補填を続けるのは困難としている。

バレンシア市街地特設コースでのヨーロッパGPは、開催当初こそ10万人を超す観客数を記録したが、今年は7万5千人にまで減少しているということだ。

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2010/11/24

ザウバー・チームに新スポンサー、『ナブホルツ』

Nabholz logo (C)BMW Sauber F1

23日(火)、ザウバー・チームは2011年シーズンから新しいオフィシャル・サプライヤーとして『ナブホルツ』とスポンサー契約を結んだことを発表した。

これにより、同社はザウバー・チームのスタッフウェアやトラベル用品を提供する他、来季マシン『C30』(仮称)のヘッドレスト部には同社のロゴが掲出されることになるという。
契約年数は不明。

ナブホルツは、スイスに本拠を置く衣料ブランドで、1821年創業。
これまでサッカーのW杯(チリ大会)やオリンピック(メキシコ)等でウェアを提供した実績を持つという老舗。

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ベッテル、レッドブルの長期残留は、「マシン次第」

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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最2010年シーズンのF1チャンピオンに輝いたレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル、史上最年少チャンピオンということでまだ23歳の若さゆえ、早くも今後の去就にメディアは喧しい。

同チームのクリスチャン・ホーナー代表は、「ベッテルには少なくとも2015年までウチで走ってもらい、レッドブル黄金時代を築きたい」と意欲をみせるが、これについては関係者も首を傾げる向きが多い。
現在のレッドブルとの契約は2011年末まで。
オブション権を行使すれば2012年まで延長は可能だが、それより先は不透明だ。

本人は「マシン次第だね」と、語っているうえに、レッドブル・グループのディートリッヒ・マテシス総帥も「ベッテルにはいつかフェラーリで、という夢があるようだから、これを引き留めるには相当優位なマシンを用意しなければならないだろう」と、語っている。

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デ・ラ・ロサ、「来季の就職活動厳しい」

Pedro de la Rosa (C)BMW Sauber F1
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今季ザウバー・チームから離脱後、現在はピレリタイヤの開発ドライバーを務めるペドロ・デ・ラ・ロサ(39歳:スペイン)だが、来季に向けての就職活動は思うように進展していないようだ。

この小林可夢偉の前チームメイトは、「残念なことに、最後にモノを言うのはやはりお金だ。
F1も不景気でどこのチームも資金面で苦労しているからね。
でもそれはこちらも同様で、スペイン国内でスポンサーをみつけることも難しい。
たとえテストドライバーということになっても、いまのところF1以外のカテゴリーは考えていないよ」と、英『オートスポーツ』に語っている。

デ・ラ・ロサによれば、新人ドライバーの持込資金もかつてないほど高騰しているということだ。

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2010/11/23

レッドブル、タイトル獲得でスタッフに大盤振る舞い

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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2005年の初参戦以来、プライベート・チームながらついに念願のWタイトル獲得を果たしたレッドブル・レーシングでは、チームスタッフ全員に特別ボーナスが振る舞われたという。

ベッテルの地元ドイツの『ビルト』紙が伝えるところでは、初のドライバーズ・チャンピオンシップ王者に輝いたセバスチャン・ベッテルにはなんと300万ユーロ(約3億4千万円)。
エンジニア・クラスには5万ユーロ(約570万円)、底辺のスタッフにおいても最低1万2千ユーロ(約135万円)が渡されたとのこと。

ただ、今回のタイトル獲得でコンコルド協定によりレッドブル・レーシングが獲得する賞金総額は7千3百万ユーロ(約82億5千万円:4回分割)にも達するということだ。

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マクラーレン、『ISS』とスポンサー契約結ぶ

『ISS』 (C)McLaren Group
22日(月)、マクラーレン・チームは世界的な施設運営管理企業である『ISS』とスポンサー契約を結んだことを発表した。
契約は複数年に渡るものという。

デンマークのコペンハーゲンに本拠を置くISSは、ヨーロッパ、アジア、そして南北アメリカを舞台に世界50カ国以上に事業を展開するグローバル企業。

ISSのヘンリク・アンデルセン/CEO(最高経営責任者)と共同会見した同チームのマーティン・ウィットマーシュ/CEOは、「2004年にオープナしたわれわれの本拠となるマクラーレン・テクノロジー・センターもISSのアドバイスと支援により完成したもので、両者のパートナーシップはこれまでもこれからも揺るぎないものだ」と、関係の深さをあらためて強調している。

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新王者ベッテル(レッドブル)、地元でファンと祝勝会

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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アブダビGPでの新王者決定後、テストのためまだ現地に留まっていたセバスチャン・ベッテル(レッドブル・レーシング)が母国ドイツに帰国。
故郷ヘッペンハイムで熱心なファン約1万人の祝福を受けた。

「僕自身は以前と何も変わっていないのに、周囲が激変してしまったようだよ。
新聞にはすべてトップに僕の写真が載っているし、子供からお年寄りまでみんなが歓迎してくれる」

このお祭り騒ぎが収まるにはまだ当分の時間が掛かりそうだ。

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2010/11/22

ペトロフ(ルノー)のマネージャー、契約更新に自信

Vitaly Petrov (C)Renault F1 UK
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今シーズン、ルーキーらしからぬ活躍をみせながらも、チーム事情から1シーズン限りとの観測が有力だったルノー・チームのヴィタリー・ペトロフ(26歳:ロシア)だが、同選手のパーソナル・マネージャーであるオクサナ・コサチェンコ嬢は「契約更新は確実」と主張している。

これはペトロフの地元ロシア・モスクワのスポーツ紙『ソヴィエツキー』に語ったもの。
この中で同嬢は、「契約は更新に向けて着実に前進しています。
おそらく、来月中には新しい契約書にサインできるものと確信しています」と、強気な姿勢をみせている。

ロシア人初のF1ドライバーであるペトロフにとって、プーチン首相が推し進めたロシアGP(ソチ)の実現が大いなる後押しになるのは間違いないとみられる。
(同首相のデモンストレーションランもルノーのマシンで行われた)

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マイク・ガスコイン氏、「ロータスはやる気がない」

Mike Gascoyne (C)Lotus F1 Racing
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ロータス・レーシングでチーフ・テクニカル・オフィサーの要職を務めるマイク・ガスコイン氏は、すでに同チームとの間に5年というさらなる長期契約を結んでいるが、一方で首脳陣に対して「やる気がない」と嘆いている。

これは英『BBCスポーツ』の取材に語ったもので、その中でこのベテランは、「状況はまだすべての結着がついた訳ではないが、『ロータス』というブランドがF1に戻り得ないということについては明らかに失望しているよ。
彼ら(ロータス・カーズの意)は、われわれがF1にカムバックすることに8千万ポンドもの投資をして支えた筈。
それなのになぜ今、ロータス・ブランドをF1から追い出そうとしているのか……
私には到底理解できないことだ」と、両手を拡げた。

来シーズン、ロータス・レーシングはおそらく名称変更を余儀なくされるものとみられている。

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好パフォーマンスのダニエル・リカルド、「朗報はなし」

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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アブダビGP終了直後、若手ドライバーだけで行われた当地の合同テスト(ブリヂストンタイヤ)で連日驚異的なタイムを叩き出したレッドブル・レーシングのダニエル・リカルド(21歳:オーストラリア)だが、来シーズンのシートについて「何も朗報はない」と、答えている。

「テストを終えてから、すぐにヘルムート・マルコ(レッドブル・レーシング/アドバイザー)と話をしたよ。
でも彼は『何もニュースはないよ』って言ってた。
もちろん来年グリッドに僕がいられれば最高だけで、でもそれは僕のコントロールできない分野のことだからね。
いまは言われたように家でしばらくリラックスしてるしかないね」

いまのところレッドブル・レーシングはベッテル&ウェバー両レースドライバーの残留が確実。
また兄弟チームであるトロ・ロッソのほうもブエミ&アルグエルスアリというラインナップは動きそうにない。

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2010/11/21

「初テストは大成功」と、ピレリ首脳自信みせる

Pirelli F1 Tyre (C)Redbull Racing
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ブリヂストンタイヤから変更されて初となる合同テスト2日間を無事終えたピレリタイヤのポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターは、新たなF1タイヤ単独サプライヤーとして自信が持てたようだ。

「もちろんこれが初めての本格テストということで、不安がなかったといえば嘘になるが、幸に悲惨な出来事が起きることもなかったし、それよりもポジティブなことばかりでほんとうに励みになる初テストとなった。
そうした意味で、われわれは目標通り。
いや、それ以上に前進していると確信できた。

今回のテスト結果を分析し、われわれのテストドライバーであるデ・ラ・ロサの手によりさらに4日間のテストを行い、来シーズン使用する4つの仕様の開発にあたることになっている。
全体われわれにはまだまだやるべき仕事があるが、来年の3月バーレーン・サーキットに最高のタイヤを持ち込むことを約束するよ」

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合同テスト最速のアロンソはピレリタイヤに「好評価」

Pirelli Tyre (C)Ferrari S.p.A
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ピレリタイヤによるヤス・マリーナ・サーキットでの初めての合同テストで、2日目全体のトップタイムを記録したフェラーリのフェルナンド・アロンソは、「とてもスムーズだった」と、好評価を与えた。

「ピレリタイヤのパフォーマンスは十分納得のいくもので、ブリヂストンと根本的な違いもみられなかった。
だからわれわれにとってタイヤの変更は特別大きいものではなく、マシンのセットアップ変更もそれほど負担にはならないと考えているよ。
まだ来季の開幕まで時間はあるし、これならブリヂストンからの移行に何も問題はないと思うね」

フェラーリは前日も同僚のフェリッペ・マッサがトップになるなど、まずはピレリタイヤとの相性に問題はなかったようだ。

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ピレリテスト2日目はアロンソ(フェラーリ)最速(11/20)

Pirelli F1 Test (C)Ferrari S.p.A
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20日(土)、第2日目となったピレリタイヤによるF1合同テストは、今度はアロンソがトップタイム、2日連続してフェラーリが最速となった。
ただアロンソのタイムは前日のものより0.3秒ほど遅れるもの。

前日タイヤトラブルに見舞われたレッドブルのベッテルは、この日もタイヤが損傷するというシーンに遭遇したが、今回ピレリは直ちにタイヤは何かによりカットされたとの声明を発した。
フォース・インディアのディ・レスタはエクゾースト関連のトラブルで一時マシンを止めた。
ザウバーは午前を小林可夢偉が、午後からは早くも来季のレースドライバーであるセルジオ・ペレスがステアリングを握った。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 F.アロンソ ESP Ferrari 1'40.529 105
2 S.ベッテル GER RedBull Renault 1'40.825 66
3 R.バリチェッロ BRA Williams Cosworth 1'41.294 101
4 R.クビサ POL Renault 1'41.614 91
5 G.パフェット GBR McLaren Mercedes 1'1.622 46
6 O.ターベイ GBR McLaren Mercedes 1'41.740 30
7 M.シューマッハ GER Mercedes 1'41.757 74
8 P.ディ・レスタ GBR Force India Mercedes 1'41.869 35
9 小林 可夢偉 JPN Sauber Ferrari 1'42.110 43
10 S.ブエミ SUI Toro Rosso Ferrari 1'42.145 98
11 V.リウッツィ ITA Force India Mercedes 1'42.416 47
12 S.ペレス MEX Sauber Ferrari 1'42.777 46
13 J.トゥルーリ ITA Lotus Cosworth 1'44.521 83
14 P.マルドナド VEN Hispania Cosworth
1'44.768 65
15 T.グロック GER Virgin Cosworth 1'44.783 83

   * 2010 Test-Time : 1'38.102 D.Ricciardo/Redbull Renault (BS Tyre:11/17)
   * 2010 Test-Time : 1'40.170 F.Massa/Ferrari (Pirelli Tyre:11/19)
    (ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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2010/11/20

ピレリ、ベッテルのタイヤトラブルは「デブリのせい」

Pirelli F1 Tyre (C)Renault F1 UK
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19日(金)始められたピレリタイヤによる初めてのF1合同テストは、セッションの最後にベッテルのマシンにタイヤトラブルが発生するというハプニングで終了したが、これについてピレリタイヤのモータースポーツ部門ディレクターであるポール・ヘンベリー氏は次のように説明している。

「確かにベッテルのタイヤにはすでに摩耗の兆候がみられていたが、それがトラブルの原因とは考えていない。
これまでトヨタのマシン(TF109)を使ったテストでもこの程度の摩耗を体験しているが、それによるトラブルというのはまったく発生したことはなかったからね。
何よりベッテルが安全にマシンを止めることができたのは良かった。
おそらくは路面のデブリ(残骸)を踏んだためにカットされたものではないか」

ピレリタイヤでは引き続きトラブルの正確な原因究明に努めるとしている。

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ピレリタイヤ最初のテストはマッサ(フェラーリ)最速(11/19)

Pirelli F1 Test (C)Ferrari S.p.A
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若手ドライバーのものから1日のインターバルを置き、19日(金)始められた初のピレリタイヤによるF1テストは、フェラーリのマッサがトップタイムを記録したが、そのタイムは新人ダニエル・リカルドがブリヂストンタイヤで記録したものと比べ、2.068秒遅いものだった。
(唯一、両セッションを経験したマルドナドの場合は1.978秒遅くなっている)

ザウバー・チームの小林可夢偉はこの日、マシントラブルに見舞われたクビサ(ルノー)を押さえ4番手タイムを記録している。
なおセッションは残り2分というところでベッテル(レッドブル)の右リヤタイヤにトラブルが発生、赤旗中断となってそのまま終了した。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 F.マッサ BRA Ferrari 1'40.170 94
2 S.ベッテル GER RedBull Renault 1'40.500 77
3 G.パフェット GBR McLaren Mercedes 1'40.874 94
4 小林 可夢偉 JPN Sauber Ferrari 1'40.950 83
5 R.クビサ POL Renault 1'41.032 39
6 R.バリチェッロ BRA Williams Cosworth 1'41.425 91
7 P.ディ・レスタ GBR Force India Mercedes 1'41.615 20
8 N.ロズベルグ GER Mercedes 1'41.778 81
9 J.アルグエルスアリ ESP Toro Rosso Ferrari 1'42.019 71
10 A.スーティル GER Force India Mercedes 1'42.859 20
11 T.グロック GER Virgin Cosworth 1'44.124 78
12 H.コバライネン FIN Lotus Cosworth 1'44.686 88
13 P.マルドナド VEN Hispania Cosworth
1'45.728 83

   * 2010 Test-Time : 1'38.102 D.Ricciardo/Redbull Renault (BS Tyre:11/17)
    (ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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『ハッキネンのシューマッハ非難記事』ねつ造だった

Mika Hakkinen (C)Mercedes Motorsport
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ドイツの『TZ』紙が、先にミカ・ハッキネン氏の言葉としてミハエル・シューマッハの復帰を非難するような発言を掲載したが、実はこれがねつ造であることがわかった。

記事のこの部分について、ハッキネン氏は実際には発言しておらず、記事を書いた記者が『創作』して書き加えたものだったということだ。
同紙は直ちに謝罪して記事を訂正すると共に、当の記者を解雇したという。

記事ではシューマッハを『悲劇の元ヒーロー』等と揶揄するものとなっていた。

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2010/11/19

タイトル逸失、モンテツェモロ/フェラーリ会長の責任?

Luca di Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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最終戦を迎えるまでランキング首位でありながら、終わってみればタイトルをその手から逸失してしまったフェラーリ・チーム、思わぬ所からプレッシャーが掛かりつつあるようだ。

これは、イタリア政府のカルデロリ法律簡素化相がタイトル逸失の責任をモンテツェモロ会長につきつけたものだが、元よりフェラーリはいち民間企業であり、政府から非難される存在ではない。
それでも槍玉に挙げられたのには、モンテツェモロ会長にベルルスコーニ現首相と対立する候補に担ぎ出す動きがみられるからだ。
この責任追及は、将来の『政敵』へのけん制だろうとして呆れられている。

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ベッテル&ウェバー(レッドブル)、共に関係良好を強調

Redbull Duo (C)Redbull Racing
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チームメイトどうしで激しいタイトル争いを繰り広げたあと、結局ベッテルが新チャンピオンに、ウェバーのほうは3位に終わったレッドブル・レーシングでは一時関係悪化が伝えられた。
これは、レース後行われたベッテルの祝勝会にウェバーが姿を現さなかったことから広がったものだ。

しかしこれについて二人はその後、共に関係が良好であることを強調している。
ベッテルは「ウェバーからは、レース後僕のところに来てくれてお祝いの言葉をもらったよ。
それで僕たちは二人の健闘を讃え合ったんだ。
関係はすこぶる良好だよ」

またウェバーのほうも「戦っている時にはチームメイトだってライバルの一人だからいろいろとあるよ。
でもマシンを降りたらお互いに気持ちよく握手ができることが大切なんだ」と、問題ないと語っている。

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ミカ・ハッキネン氏、不振シューマッハに辛辣発言

Mika Hakkinen (C)Mercedes Motorsport
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現メルセデスGPのミハエル・シューマッハが現役時代、共にチャンピオンシップを戦ったミカ・ハッキネン氏が、不振を続けた今シーズンのシューマッハについて辛辣な発言を行っている。

これは、シューマッハの母国ドイツ『TZ』紙のインタビューに応えたもので、その中でこの元F1チャンピオンは、「偉大なチャンピオンである彼のことはこれまで心から尊敬してたいんだけど、どうやらこの1年で『悲劇の元ヒーロー』になってしまったようだ。
あれだけの功績を残したドライバーが、なぜまたF1でこのような復帰を遂げたのか理解できないよ。
F1でもっとも成功したドライバーが、レースで上位を争うこともなく、いわんやアブダビでは命を落としかねないようなミスをしてしまっているんだからね」と、語っている。

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2010/11/18

連日最速タイムのリカルド(レッドブル)、「リラックスできた」

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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17日(水)、第2日目として行われた若手ドライバーによるアブダビ合同テストだったが、ここでもトップタイムを記録したのは前日に続いてレッドブル・ルノーを駆ったオーストラリアの新鋭ダニエル・リカルド(21歳)だった。

マシンを降りたリカルドは、「今日はテストをするにはちょっと気温が低かったね。
というのも、今日の僕のプログラムは新しいブレーキ素材の確認にあったから。
F1マシンのブレーキングというのは異次元のものだから、余計にコンディションが気に掛かったんだ。
なんだか注目を集めちゃっているけれど、昨日よりはリラックスしてドライブできたね。
それにしても、世界最高のマシンを走らせられるなんて、ほんとうにハッピーなことだよ」と、語っている。

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アブダビ合同テスト2日目もD.リカルド最速(11/17)

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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ヤス・マリーナ・サーキットで始められた今オフ初となるアブダビ合同テストは17日(水)2日目を迎えた。
(引き続きF1出走経験が2回以下のドライバーに制限されている)

この日もトップタイムを記録したのは今季のチャンピオン・マシンであるレッドブル・ルノーを駆ったオーストラリアの新人ダニエル・リカルドだった。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 D.リカルド AUS Redbull Renault 1'38.102 77
2 J.ダンブロジオ BEL Virgin Cosworth
1'38.802 83
3 S.バード GBR Mercedes
1'39.220 82
4 G.パフェット GBR McLaren Mercedes 1'39.760 84
5 J.ビアンキ FRA Ferrari
1'39.916 93
6 S.ペレス MEX Sauber BMW 1'40.543 91
7 P.ディ・レスタ GBR Force India Mercedes
1'40.901 27
8 P.マルドナド VEN Williams Cosworth
1'40.944 81
9 J-E.ベルニュ FRA Toro Rosso Ferrari 1'40.974 61
10 Y.バーマン HOL Force India Mercedes
1'41.178 67
11 D.バルセッチ ITA Hispania Cosworth
1'43.013 32
12 L.ラジア BRA Virgin Cosworth
1'43.525 70
13 J.クラール CZE Hispania Cosworth
1'44.143 61
14 R.ゴンザレス VEN Lotus Cosworth
1'44.312 41
15 V.アルバジドフ BUL Lotus Cosworth
1'45.723 49

   * 2010 Test-Time : 1'39.616 D.Ricciardo/Redbull Renault (11/16)
    (ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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D.クルサード氏、ウェバーのレッドブル残留を確信

Mark Webber (C)Redbull Racing
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現役F1ドライバーを引退後、レッドブルのアドバイザーを務めるデビッド・クルサード(39歳:イギリス)が、同チームのマーク・ウェバーについて「残留を確信している」と、語っている。

本来、2011年シーズン末まで有効な契約を有しているウェバーだが、タイトル獲得に掛けた今シーズン、結局チームメイトであるセバスチャン・ベッテルに後れを取ったことで契約を破棄するのでは、との見方が広まっているもの。

これについてクルサード氏は英『テレグラフ』のコラムに、「いろいろ憶測が飛んでいるようだけど、ウェバーが来季もウチで走っていることは間違いないよ。
ただ、当然カーナンバーは『2』ということになってしまうけどね」と、書いている。

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2010/11/17

D.リカルド、驚異のアブダビGP3番グリッド相当タイム

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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まだF1出走経験が2回以下の若手ドライバーに限定されたアブダビ合同テスト初日がスタート。
初日の16日(火)、いきなり驚異的なタイムがレッドブル・ルノーを駆ったダニエル・リカルド(21歳:オーストラリア)によりもたらされた。

精力的にこの日トータル70ラップを周回したリカルドのベストタイムは1'39.616という驚異的なもの。
これを単純にアブダビGPの公式予選に当てはめると、なんとポールポジションのベッテル(レッドブル)、2番グリッドのハミルトン(マクラーレン)に次ぎ、アロンソ(フェラーリ)を凌いで予選3番手に相当することになる。
実はリカルドはちょうど1年前のヘレス合同テストでもトップタイムを記録していて、再び非凡な才能を関係者に示したことになる。

「ステアリングを託されたクルマがチャンピオン・マシンなんだから速くて当たり前。
僕にだってかなりのプレッシャーがあったよ。
それでも今日は楽しんだけどね。
だってまだ21歳の若者が、そうそう世界最速のマシンを与えられる機会なんてないからね」と、屈託がない。

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N.ヒュルケンバーグのマネージャー、来季F1残留に自信

Nico Hulkenberg (C)Williams F1
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ブラジルGPでポールポジションを獲得するなど才能あるところを示しながらも、チームの財政事情から放出が決まったウィリアムズ・チームのニコ・ヒュルケンバーグ(23歳:ドイツ)だが、同選手のパーソナル・マネージャーであるウィリ・ウェバー氏は同選手の来季F1残留に強い自信をみせている。

「間違いなくヒュルケンバーグはベッテル、ロズベルグに続くドイツの有望株だよ。
もちろんすでに他のチームとの間で交渉を進めている。
まだチーム名は明らかにできないが、われわれはヒュルケンバーグのF1残留に何も不安を持っていない」と、かつてシューマッハ兄弟のマネージャーとして辣腕を振るったこのドイツ人は通信社『SID』に語っている。

関係者によれば、その有力候補はフォース・インディアであるとされているが、ここでもやはりスポンサー契約の多寡がキーとなりそうだ。

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アブダビ合同テスト初日はダニエル・リカルド最速(11/16)

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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2010年最終戦アブダビGPを終え、1日を置いてさっそく今オフ初となる合同テストで当地ヤス・マリーナ・サーキットで始められた。
(最初の17-18日2日間はF1出走経験が2回以下のドライバーに制限されている)

初日トップタイムを記録したのは今季のチャンピオン・マシンであるレッドブル・ルノーを駆ったオーストラリアの新人ダニエル・リカルド(20歳)。
ただ一人1分39秒台のタイムで気を吐いた。
コンディションが異なるとはいえ、これをアブダビGP公式予選に当てはめると、堂々Q3進出を果たすものになる。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 D.リカルド AUS Redbull Renault 1'39.616 70
2 O.ターベイ GBR McLaren Mercedes 1'40.725 69
3 A.ダ・コスタ GBR Force India Mercedes
1'41.381 77
4 E.グティエレス MEX Sauber Ferrari 1'41.432 63
5 ディーン・ストーンマン GBR Williams Cosworth 1'41.522 58
6 M.アレシン RUS Renault 1'42.073 58
7 J-E.ベルニュ FRA Toro Rosso Ferrari 1'42.489 83
8 P.ディ・レスタ GBR Force India Mercedes
1'42.736 28
9 S.バード GBR Mercedes
1'42.985 43
10 J.ダンブロジオ BEL Virgin Cosworth
1'43.518 27
11 P.マルドナド VEN Hispania Cosworth
1'43.750 94
12 J.ビアンキ FRA Ferrari
1'43.894 52
13 R.ゴンザレス VEN Lotus Cosworth
1'44.924 83
14 R.ハルヤント INA Lotus Cosworth
1'49.439 21

   * 2010 PP-Time : 1'39.394 S.Vettel/Redbull Renault (11/13)
    (ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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冷静になったアロンソ(フェラーリ)、「クリーンなバトル」

Battle (C)Renault F1
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アブダビGP決勝レース終盤、前を行くルノー・チームのヴィタリー・ペトロフをオーバーテイクすることができず、苛立ったアロンソ(フェラーリ)はゴール後のクールラップで露骨な抗議のジェスチャーをして世界に放映されたが、やっと落ち着きを取り戻したあと、次のように語っている。

「技術的な面からいえば、今年のチャンピオンシップで僕たちのマシンは3番目にすぎなかった。
だから(自分が)タイトルを獲得できなかったことは当然のことだとは思っているけれど、でもシーズン最後のレースまでチャンピオンシップをリードしていたら、誰だってこうした現実を受け止めるのは辛いものだよ」と、アロンソ。

それでも「ペトロフとのバトルはクリーンでフェアなもの。
彼には何の責任はない」と、抗議したことを反省した。

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2010/11/16

リチャード・ブランソン会長に「コスプレの罰」

Richard Branson (C)Lotus Racing
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ヴァージン・レーシングのオーナーでヴァージン・アトラッティツク航空の経営者でもあるリチャード・ブランソン会長が、今シーズン最後の戦いを終え『エア・アジア』のスチュワーデスの制服を抱えてアブダビの空港から帰国の途に就いた。

これはシーズン開幕前、同じ航空会社である『エア・アジア』のオーナーでもあるロータス・レーシングのトニー・フェルナンデス代表とコンストラクターズ・ランキングでどちらが上位になるか賭をした結果のこと。
結局今季の成績はロータスが10位、ヒスパニア11位でヴァージンは最下位の12位に留まり負け。

「クアラルムプールからロンドンの間のブランソン会長が見物だね。
彼は接客ばかりでなく、トイレ掃除もしっかりとしなきゃならないよ」と、フェルナンデス代表は英『ロイター』に語っている。

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ニコ・ヒュルケンバーグ、ウィリアムズからの放出確定

Williams 『RBS』(C)Williams F1
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今年F1デビューを果たした新人でありながら、ブラジルGP公式予選ではみごとポールポジションを獲得するなど注目を集めたニコ・ヒュルケンバーグ(23歳:ドイツ)だったが、結局ウィリアムズ・チームからの放出が確定した。

ウィリアムズ・チームではすでに主要スポンサーの一つである『RBS』(ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド)が今年いっぱいでスポンサー活動を終了することを発表。
ヒュルケンバーグの才能は認めながらも資金面のメリットから来季はスポンサー資金が見込める他の新人選手を採用する方針とみられ、ルーベンス・バリチェッロの残留は発表したもののもう一人については白紙であることが正式に認められたもの。

噂では後任としてパストール・マルドナド(25歳:ベネズエラ)の名前が早くからささやかれている。

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トヨタ、ヒスパニア・レーシングとの提携交渉打ち切り

Toyota Factory Image (C)Panasonic Toyota Racing
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TMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)は16日(火)、ヒスパニア・レーシングとの間で行ってきた技術提携交渉についてこれを打ち切ったことを正式発表した。

トヨタはドイツ・ケルンに置いたF1設備をまだ有していて、これをヒスパニア・レーシングが活用するという案に基づきこれまで交渉が続けられてきたもの。

理由は明確にされてないが、資金難にあるヒスパニア側に必要な資金を用意できる目途が付かなかったものと推定されている。

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ウィリアムズ・チーム、バリチェッロとの契約更新を発表

Rubens Barrichello (C)Williams F1
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15日(月)ウィリアムズ・チームはリリースを発表、同チームのルーベンス・バリチェッロ(38歳:ブラジル)との契約を更新したことを明らかにした。
契約は2011年の1年間とみられる。

1993年に当時のジョーダン・チームからF1デビューを果たしたバリチェッロは自身通算11勝を記録、今年18年目というベテランだが、フェラーリ時代の僚友ミハエル・シューマッハ(現メルセデスGP)が残留すれば来季もこれに次ぐ2番目のベテランということになる。

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2010/11/15

アロンソ抑えたペトロフ(ルノー)、王者の苦言に困惑

Vitaly Petrov (C)Renault F1
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今回のアブダビGPでは、レッドブルのセバスチャン・ベッテル自身が優勝したとしてもライバルであるフェラーリのフェルナンド・アロンソが5位以下でなければタイトルを獲得することはできなかった。

そうした意味で、レース終盤にこのアロンソを押さえ続けたルノーの新人ヴィタリー・ペトロフのパフォーマンスに称賛が集まったが、一方当人はゴール後アロンソから示された露骨な抗議のジェスチャーに困惑を隠せない様子だった。

「僕たちはみんなここにレースをしに来ているんだ。
結果的に僕が彼のチャンピオンシップ獲得の夢を壊したとしても、僕がアロンソとポジション争いをしていたのは正当なこと。
彼はチャンピオン経験者なんだし、それをわかってくれることを願うよ」と、ペトロフ。

もちろん同一周回で争っていたペトロフが、アロンソに道を譲る筋合いはどこにもない。

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ハミルトン、『レッドブルには他にもチームメイトがいた』

Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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タイトル争いの掛かったアブダビGPを冷静なレース運びで2位フィニッシュしたマクラーレンのルイス・ハミルトンだったが、優勝するしか可能性のなかったこの英国人に女神が再びほほ笑むことはなかった。

「レッドブル勢はもちろん強敵だったけど、今日のレースではさらに他から援護射撃を受けていたんだから叶わないよ。
考えてみれば、ルノーはレッドブルにエンジンを供給している訳で、いわば共闘関係にあったんだろう。
ベッテルがタイトルを獲るのに障害となる僕の前にはルノーのクビサがいたし、フェラーリのアロンソの前には同じくルノーのペトロフがいて、これがレース結果に大きな影響を及ぼしたのは明らかなことだったからね。
チームメイトがたくさんいると、こういうことが起きるものなのさ」と、自嘲気味。

コースの特性もあったが、今回はルノーの直線スピードがレースで最大限発揮された印象だ。

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史上最年少記録更新のベッテル、「言うべき言葉がない」

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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最終戦を迎えるまでランキング3位だったまだ23歳の若者が、大逆転で2010年のチャンピオンシップを獲得した。
今季ここまで18戦を戦いながら、一度もチャンピオンシップをリードしたことがなかったというのも異例のことだ。

「もうなんて言ったらいいのか、言葉が見つからない。
肉体的にも、また精神的にも、これだけハードだったシーズンを経験したことがないよ。
僕たちは常に自分自身を信じ続けて戦ってきたんだ。
そして迎えた今日という日はまさに特別な一日だったね。
なるべく人と会うのは避けて、自分自身であり続けたいと努力したよ」

「僕は無線で(レースエンジニアの)ロッキーがなぜ緊張しているのかわからないでいた。
そして僕が優勝したのはわかったけれど、スクリーンも見ていなかったしすべてのクルマがゴールするまで事態を把握することはできなかった。
彼に教えられるまで、ね。
こうしてチャンピオンになったことがまだ信じられないでいる。
これってタイヘンなことなんだよね。
僕を支えてくれたすべての人、そしてカートを始めた少年時代に過ごしたヘッペンハイムの人たちに心からお礼を言いたい」

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ヒュルケンバーグのマネージャー、ウィリアムズ離脱を表明

Nico Hulkenberg (C)Williams F1
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2009年のGP2チャンピオンとして、今シーズン、ウィリアムズ・チームからF1デビュー。
大ベテランのバリチェッロを差し置き、チームメイトのホームグランプリであるブラジルでみごとポールポジションを獲得するなど非凡な才能を見せつけたニコ・ヒュルケンバーグ(23歳:ドイツ)だが、結局ウィリアムズ・チーム離脱は回避できなかったようだ。

これは同選手のパーソナル・マネージャーを務めるウィリ・ウェバー氏がアブダビGPの会場で明らかにしたもので、同氏は「残念ながらヒュルケンバーグがウィリアムズを離脱するのは確実」との見方を、独『エキスプレス』紙に語ったもの。

同氏はそれでもヒュルケンバーグがF1から消えることはないとして他のチームへの移籍を示唆しているものの、現実にウィリアムズ以上のチームを見いだすのは厳しい情勢とみられる。

なお、皮肉にもヒュルケンバーグの後任は新しいGP2チャンピオンであるパストール・マルドナド(25歳:ベネズエラ)の名前が浮上していて、これについて同氏は「二人の差は持ち込むスポンサー資金の数字だけ」と、斬り捨てた。

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ブリヂストン アブダビGP決勝レースの模様

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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2010 FIA Formula One World Championship 第19戦 アブダビGP
2010年F1世界選手権 アブダビGP 決勝
開催場所:アブダビ 開催日:11月12日~11月14日

壮大でエキサイティングなレースとなったブリヂストンのF1最後のアブダビGP決勝は、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル選手が今季5度目の優勝を飾り、史上最年少のF1世界チャンピオンに輝いた。

ベッテル選手はスーパーソフト-ミディアムのタイヤ戦略を使って優勝した。
彼と共に表彰台に並んだのは、2008年度チャンピオンのルイス・ハミルトン選手と昨年度チャンピオンのジェンソン・バトン選手。
このボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのふたりはベッテル選手と同じ戦略だった。

ブリヂストンのタイヤ・サプライヤーとしての14年間はスリリングなレースで幕を閉じた。
この14年間に製造された70万本のブリヂストン・ポテンザF1タイヤは、11回のドライバーズ及びコンストラクターズ・チャンピオンシップ優勝、175回のレース優勝、170回の最速ラップタイム、そして168回のポールポジションを達成した。

安川ひろし (株)ブリヂストン モータースポーツ推進室長
「今日、力強いレースを戦い、ドライバーズ・チャンピオンシップ優勝を決めたセバスチャン・ベッテル選手にお祝いを申し上げます。
われわれにとっては最後のレースでしたが、様々なドラマや興奮を経験したこの14シーズンのフィナーレにふさわしい素晴らしいシーズンの最後を結ぶことができました。
この間に我々のブランドの認知度は大きく高まり、数々の活動やイベントでは全世界のブリヂストン販売会社の皆さんに支援していただきました。
ブリヂストンの全ての関係者に感謝すると共に、F1関係者の皆様にも長年の友情とご支援に感謝したいと思います。
また、全世界の全てのF1及びモータースポーツ・ファンの皆さんにも感謝いたします。
われわれの最高の技術を追求する情熱を楽しんでいただけたことを願います」

浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー
「今日は、最後のチェッカーフラッグまでブリヂストン・ポテンザタイヤが様々な戦略、最高の緊張感、そして大きな興奮を提供することができたレースでした。
ポールポジションを一番多く獲得したドライバーがチャンピオンに輝いたのはふさわしい結果だったと思います。
セバスチャン・ベッテル選手は、どうしたら最大限にタイヤの性能を引き出すことができるかを理解するために頻繁にブリヂストンのエンジニアたちと話をしたドライバーです。
今シーズンは彼の才能が光輝く場面が多かったですが、今日も例外ではありませんでした。
どちらのコンパウンドも素晴らしい性能を発揮しました。
バトン選手はマネージメント次第でスーパーソフトも長持ちすることを証明してくれましたし、クビサ選手はトップグループとは逆の戦略で戦う価値を見せてくれました。
ブリヂストンにとって、F1はやりがいのある、貴重な、そして満足のいくプロジェクトでした。
この14年間の我々のF1活動に関わって下さった皆さんに感謝したいと思います。
ありがとうございました」

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ベッテル(レッドブル)優勝!、史上初最年少チャンピオンに

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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今季最終戦アブダビGPは、ポールポジションからスタートしたレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル(23歳:ドイツ)がみごと緊張のレースを制し、大逆転で2010年のシリーズ・チャンピオンに輝いた。
ブラジルに続く連勝で今季5勝目、自身通算10勝目。
またベッテルはこれまでのハミルトンの記録を抜き、史上初最年少F1チャンピオンの記録を書き換えた。

レースはオープニングラップのヘアピン手前シケインでシューマッハ(メルセデスGP)が集団の中でスピン、そこへフォース・インディアのリウッツィが突っ込んで2台共に大破し、セーフティカーが導入された。
ここで直ちにピットストップしタイヤ交換を選択したグループとそのまま走り続けたグループとで戦略が分かれた。

2-3位にはマクラーレンのハミルトン&バトン、4位メルセデスGPのロズベルグ、5-6位はルノーのクビサ&ペトロフ、7位は最後までこのペトロフを抜けずにチャンピオンの条件だった4位以内に入れなかったフェラーリのアロンソ、8位レッドブルのウェバー、9位トロ・ロッソのアルグエルスアリ、そして10位にフェラーリのマッサでここまでが入賞。

以下、11位ハイドフェルド(ザウバー)、12位バリチェッロ(ウィリアムズ)、13位スーティル(フォース・インディア)、14位小林可夢偉(ザウバー)、15位ブエミ(トロ・ロッソ)、16位ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)、17位コバライネン(ロータス)、18位ディ・グラッシ(ヴァージン)、19-20位ヒスパニアのセナ&クリエン、21位は最後リヤウィングが破損するというトラブルに見舞われたトゥルーリ(ロータス)がそれでも完走扱いになった。

リタイヤはグロック(ヴァージン)、シューマッハ(メルセデスGP)、そしてリウッツィ(フォース・インディア)の3台だけだった。

アブダビGP決勝レースの結果はこちら
アブダビGP画像はこちら

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2010/11/14

「ポイントを獲得信じてる」と、小林可夢偉(ザウバー)

小林 可夢偉 (C)BMW Sauber F1
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わずか0.1秒ほどの差でQ3進出を逃がしたザウバー・チームの小林可夢偉は、次のようにその背景を説明した。

「これはルーティン(通常の手順)なんだけど、土曜日のフリー走行前にブレーキ素材を交換したんだ。
ところがそしたらブレーキのフィーリングが変わってしまって、フロントとリヤのバランスが悪くなってしまったんだ。
ブレーキが安心して踏めないので、3つのセクターを完璧にまとめることができなくて……
それでもうちょっとのところでQ3を逃がしてしまった訳。
それでも決勝レースでは必ずやまたポイントを獲得できると信じているよ」

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「僕には失うモノ何もない」と、ハミルトン(マクラーレン)

Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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最終戦アブダビGPを残し、タイトル獲得の有資格者はフェラーリのアロンソを筆頭として4人となったが、首位と差が24ポイントもあるマクラーレンのルイス・ハミルトンにとって状況はかなり厳しい。

「僕にとって逆に条件は簡単なこと。
ポイント計算なんて必要ない、とにかくレースに勝つことだけを考えていればいいんだ。
なにしろ僕には失うモノなんてなにもないんだからね。
タイトルの行方を気に掛けることなく、できればバトンと二人でシーズン締め括りのレースを1-2フィニッシュできればいいと思っているよ」

気楽な立場と語るハミルトンの存在は、逆に他のライバルたちにとっては不穏な存在に映ることだろう。
ちなみにハミルトンがタイトルを獲得するためにはとにかく優勝あるのみ。
さらにアロンソがノーポイントで、ベッテルは3位以下、ウェバー(レッドブル)も6位以下であることが必須条件になる。

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小林可夢偉(ザウバー)、ピットレーン速度違反で罰金

小林可夢偉 (C)BMW Sauber F1
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13日(土)、アブダビGPのレーススチュワード(競技審査委員)は土曜日のセッション中、ピットレーンでの制限速度違反があったとしてザウバー・チームの小林可夢偉に400ユーロ(約4万5千円)の罰金を科したことを明らかにした。

速度違反の罰金は1キロ200ユーロ、またフリー走行セッションでの制限速度は60キロとされているため、小林可夢偉のスピードは62キロほどだったと推定される。

なお、同様にヴァージン・レーシングのティモ・グロックに対してもスチュワードは600ユーロの罰金を言い渡している。

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マッサ&ハミルトンの交錯、スチュワードは問題にせず

Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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13日(土)行われた公式予選Q2セッションの際、共にアタック中だったフェラーリのフェリッペ・マッサとマクラーレンのルイス・ハミルトンがコーナーで超接近して交錯。
ハミルトンのマシンがコーナーのトラックマーカーを直撃して全壊させるアクシデントがあったが、セッション終了後両者から事情を聴取したレーススチュワード(競技審査委員)はいずれに対してもペナルティ等は科さないことを明らかにした。

アクシデント発生直後は両者ともに無線で相手を非難する交信が行われたことが確認されているが、冷静になってからは共に止むを得ないインシデント(出来事)だったと了解したという。

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セルジオ・ペレス、小林可夢偉(ザウバー)にプレッシャー?

Sergio Perez(C)GP2 Series Media Service
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来シーズン、ザウバー・チームで小林可夢偉の同僚となることが決まっているメキシコの新鋭セルジオ・ペレス(20歳)が、F1アブダビGPの公式予選を前に行われたGP2シリーズ第1レースで優勝。
その勢いを持ってザウバー・チームのピットに躍り込んだ。

今シーズン6勝目を記録したペレスは、これでランキング2位が決定。
ニック・ハイドフェルドという豊富な経験を持ったベテランを放出してまで獲得したペレスにはすでに確定した『テルメックス』ら資金面へのチームの期待が読み取れるが、ドライバーとしての実力も傑出しているところを示した感じだ。

これまで一貫してベテランと新人という組み合わせが多かったザウバー・チーム。
来季は実質F1で2年目の小林可夢偉が『ベテラン』のポジションに就くことになりそうだ。

GP2シリーズ・アブダビの結果はこちら

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ブリヂストン アブダビGP公式予選の模様

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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2010 FIA Formula One World Championship 第19戦 アブダビGP [予選]
F1世界選手権 アブダビGP 予選
開催場所:アブダビ 開催日:11月12日~11月14日

壮大な景観のヤス・マリーナ・サーキットで開催されたアブダビGP予選は、ブリヂストンのスーパーソフト・コンパウンドのポテンザタイヤで1分39秒394を記録したレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル選手が、センセーショナルな今季10度目のポールポジションを達成した。

ベッテル選手の隣の2番手グリッドからスタートするのは、チャンピオンシップのライバルであるボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン選手。
現在、チャンピオンシップをリードするフェルナンド・アロンソ選手(スクーデリア・フェラーリ・マルボロ)は3番手、レッドブル・レーシングのマーク・ウェバー選手はチャンピオンシップ争いを続けるドライバーの中では最下位の5番手の予選タイムを記録した。

予選前のプラクティス・セッションでもスーパーソフトを使って最速タイムを記録したベッテル選手が、ブリヂストン・ポテンザタイヤでポールポジションを獲得した最後のF1ドライバーとなった。

浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェローとのQ&A

今日の走行のポイントを教えて下さい。
「今日はブリヂストン・ポテンザF1タイヤを装着しての最後の予選セッションでしたが、ドライバーの情熱と才能を示したエキサイティングなバトルを見ることができました。
今日の予選は今年の最も重要な予選でした。
タイヤにひとつでも問題があればこのような素晴らしいバトルは見られなかったと思います。
チャンピオンシップ争いを続ける4人のライバルたちがトップ5で予選通過しているのを見れば分かる通り、われわれのタイヤがこの重要な役割を果たすことができたことをうれしく思います。
昨年度のチャンピオンもトップ5の一人ですので、明日は歴史に残るレースになると思います。
レッドブルと共に今シーズン10度目のポールポジション獲得という素晴らしい仕事を成し遂げたセバスチャン・ベッテル選手にお祝いを申し上げます。
そして、これはブリヂストン・ポテンザタイヤで達成された最後のポールポジションでした」

明日はどのようなタイヤ戦略が考えられますか?
「コース路面は今日も向上しました。
この様子だと、明日も路面コンディションは向上し続けるでしょう。
今日はスーパーソフトにあまり性能の低下は見られませんでしたが、燃料が重くなる明日のレースのスタートでは性能の早めの低下が見られるかもしれません。
ミディアム・コンパウンドほどスーパーソフトは長くは持たないと予想されますので、トップグループは早いタイミングでピットストップするかもしれません。
明日のレースのカギは、路面コンディションの変化を理解することだと思います」

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2010/11/13

今季最後のポールはベッテル(レッドブル)の手に

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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2010年のF1最後のポールポジションは、今季最多となる10回目を記録したレッドブルのセバスチャン・ベッテルが獲得。
自身通算15回目の快挙ということになる。

2番手にはマクラーレンのハミルトン。
ポールのベッテルとは0.031秒という差だった。
3番手にランキング首位のアロンソ(フェラーリ)、4番手にはタイトル争いから外れたバトン(マクラーレン)が入り、ウェバー(レッドブル)は痛恨の5番手3列目のグリッドということになった。

6番手は最後のアタックを断念してチームメイトを前に出したフェラーリのマッサ。
7番手ウィリアムズのバリチェッロ、8-9番手にメルセデスGPのシューマッハ&ロズベルグ、そして10番手にルノーの新鋭ペトロフというトップ10グリッドが決まった。
ペトロフが僚友クビサに予選で勝ったのはハンガリーGP以来、今季2度目の快挙。

アブダビGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2はベッテル(レッドブル)がトップタイム、ザウバー勢敗退

予選Q2はレッドブルのベッテルがただ一人ベストタイムを1分39秒台に入れトップで通過した。
2番手はバトン(マクラーレン)、3番手ロズベルグ(メルセデスGP)、4番手ウェバー(レッドブル)、5番手ハミルトン(マクラーレン)、6番手アロンソ(フェラーリ)、7番手マッサ(フェラーリ)、8番手シューマッハ(メルセデスGP)、9番手バリチェッロ(ウィリアムズ)、そして10番手はルノーのペトロフだった。
ハミルトンはコーナーでマッサに進路を塞がれ、コーナーのポール(カメラ内蔵)を粉砕するシーンも。

ここで脱落したのはクビサ(ルノー)、小林可夢偉(ザウバー)、スーティル(フォース・インディア)、ハイドフェルド(ザウバー)、ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)、リウッツィ(フォース・インディア)、そしてアルグエルスアリ(トロ・ロッソ)の7台。
なおクビサがQ3進出を逃がしたのは今季初ということになる。

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予選Q1はアロンソ(フェラーリ)トップ、ザウバー勢もQ2へ

アブダビGP予選Q1はフェラーリのアロンソが1'40.170のタイムでトップ進出を果たした。
2番手には伏兵メルセデスGPのロズベルグが0.061秒差で続いた。
3番手はベッテル(レッドブル)、4番手ハミルトン(マクラーレン)、5番手ウェバー(レッドブル)、6番手バトン(マクラーレン)、7番手バリチェッロ(ウィリアムズ)、8番手マッサ(フェラーリ)、9番手ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)、10番手ペトロフ(ルノー)の順。

ザウバーの小林可夢偉は11番手、僚友ハイドフェルドも14番手でQ2進出を果たした。
シューマッハ(メルセデスGP)は12番手、クビサ(ルノー)13番手、15番手はスーティル(フォース・インディア)、16番手リウッツィ(フォース・インディア)、最後の一つはフォース・インディアどうしの争いとなり、アルグエルスアリがブエミを抑えてQ2進出を決めた。

ここで脱落したのはブエミとロータスのトゥルーリ&コバライネン、ヴァージンのグロック&ディ・グラッシ、そしてセナ&クリエンのヒスパニア勢となった。

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アブダビGPフリー走行3回目はレッドブル勢が1-2タイム

セバスチャン・ベッテル (C)Redbull Racing
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公式予選を前にしたアブダビGPのフリー走行3回目セッションは、レッドブルのベッテル&ウェバーが1-2タイムを記録して終えた。
ベッテルのタイムは前日ハミルトンが記録した1'40.888をわずかに上廻る1'40.696で、ウェバーはこれに0.133秒の僅差。
3番手はマクラーレンのハミルトンでこちらは1分41秒台。
以下、4番手アロンソ(フェラーリ)、5番手バトン(マクラーレン)、6番手ペトロフ(ルノー)、7-8番手メルセデスGPのシューマッハ&ロズベルグ、9番手クビサ(ルノー)、そして10番手がザウバーのハイドフェルドだった。

ウィリアムズ勢はヒュルケンバーグ11番手、バリチェッロ13番手。
フェラーリのマッサ12番手。
ザウバーの小林可夢偉は14番手だった。
ヒスパニアではセナが健闘、僚友クリエン(24番手)を抑えて22番手に位置した。
注目の公式予選はこのあと現地時間17時(日本時間22時)から行われる。

アブダビGPフリー走行3回目の結果はこちら
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FIAのレーススチュワード人選に不満の声上がる

FIA Press (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は今回のアブダビGPでのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)にエマニュエル・ピロ氏を直前になって選任したが、この人選にさっそく不満の声が上がっている。

イタリア人であるピロ氏は、これまでの多くのスチュワードとは異なり現在もなおレースをする『現役』で、しかもマシンはフェラーリとされる。
また自身のサイトではフェラーリ好きを広言していて、こうしたことから果たして重要場面でフェアな審査ができるのか、ライバル・チームから疑問が投げ掛けられているもの。

もちろん当人もFIAもそうした懸念を全面否定しているが、目下チャンピオンシップに最も近いのがフェラーリのアロンソとあって、そもそもFIAのこの人選に配慮が足りないとの指摘を受けるのは必至だ。

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ハミルトン(マクラーレン)、ペナルティ免れる

Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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金曜日午後行われたアブダビGPフリー走行2回目セッションで、マクラーレン・チームのルイス・ハミルトンがコース上のピットレーン・ラインをカットしたことについて、同グランプリのレーススチュワードは戒告処分とし、具体的なペナルティは科さないことを明らかにした。

これは、コースを走行していたセナ(ヒスパニア)の直前を横切る形で行われたため、セッション終了後の審議対象とされたものだが、ハミルトン本人は「まったく問題ない。
ま、セナにはあとで謝っておくけどね」と、涼しい顔だ。

熾烈なタイトル争いが行われるこの最終戦、わずかなペナルティも命取りになりかねないのが事実。

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アブダビGPのレーススチュワードはエマニュエル・ピロ氏

Emanuele Pirro (C)Audi Motorsport
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今季最終戦アブダビGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)には、イタリアの元F1ドライバーであるエマニュエル・ピロ(48歳)が就いたことがわかった。

ピロ氏は1989年、前年の国際F3000でのアクシデントによる負傷が潰えなかったジョニー・ハーバートの後任として当時のベネトン・チームからF1デビューを果たしたが、残念ながらF1では特出する成績は挙げられていない。
しかしむしろスポーツカー・ドライバーとしてアウディを駆ってルマン24時間レースに5階も優勝を果たしたことが知られる。
また日本国内でも当時の全日本F3000に参戦、1989年第4戦鈴鹿を制覇したこと等で馴染み深いドライバーだ。

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フリー走行2回目はハミルトン(マクラーレン)がトップ

Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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アブダビGPのフリー走行2回目セッションは、まだ数字の上ではチャンピオンの可能性をわずかに残すマクラーレンのルイス・ハミルトンが1'40.888のタイムでトップに立った。
2番手はレッドブルのベッテル、3番手フェラーリのアロンソ、そして4番手にレッドブルのウェバーと、順調にランキング上位の4選手が名を連ねている。

以下、5番手クビサ(ルノー)、6番手マッサ(フェラーリ)、7番手ペトロフ(ルノー)、8番手バトン(マクラーレン)、9番手リウッツィ(フォース・インディア)、そして10番手がロズベルグ(メルセデスGP)の順。

ザウバー勢は小林可夢偉14番手、ハイドフェルドは16番手。
なおトップのハミルトンはセッション中盤、セナ(ヒスパニア)の直前を横切る形でピットイン。
セッション終了後に審議の対象とされた。

アブダビGPフリー走行2回目の結果はこちら
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2010/11/12

アブダビGPフリー走行1回目はベッテル! 小林可夢偉8番手

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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いよいよ今季最終戦アブダビGPがスタートした。
事前の予報通り、雨に見舞われたヤス・マリーナ・サーキットだったが、すぐに路面はドライコンディションへと改善。

結局このセッションでトップタイムをマークしたのはレッドブルのベッテル。
ベストタイム1'42.760は2番手につけたマクラーレンのハミルトンのそれに0.609秒という大きな差を付けるものだった。
3番手もマクラーレンのバトンでこちらはベッテルから1.025秒遅れ。
レッドブルのウェバーは4番手。
5番手にルノーのクビサ。
6番手に目下ドライバーズ・チャンピオンシップで首位を走るフェラーリのアロンソ。
7番手メルセデスGPのシューマッハ、そして8番手にザウバーの小林可夢偉。
9番手ロズベルグ(メルセデスGP)、そして10番手に小林のチームメイトであるハイドフェルドがつけた。

フェラーリのマッサは11番手。
シンガポールGPに続きコバライネンに代わってロータスを走らせたファイルーズ・ファウジーは24番手だった。

アブダビGPフリー走行1回目の結果はこちら
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マクラーレン・デュオ、アブダビ・オフテストは欠場

McLaren Duo (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームは、今季最終戦アブダビGP終了後に行われる最初のオフテストを欠場することを明らかにした。

今シーズン終了後、最初のオフテストは11月16日(火)かと17日(水)2日間のヤス・マリーナ・サーキットとなるが、こちらは新人ドライバー向けのもので今季同様にブリヂストンタイヤを使用。
本格テストは19日(金)と20日(土)に同地で行われるもので初のピレリタイヤ装着のものということになる。

多くのチームは少なくとも一人はこのテストにレースドライバー起用を決めているが、マクラーレン・チームにおいてはいずれも若手ドライバーに任せるとしていて、おそらくはゲイリー・パフェットかオリバー・ターベイらの担当になるとみられる。

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エクレストン氏、自賛、「アブダビは最高のF1グランプリ」

2009 Abu Dhabi GP (C)Force India F1
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昨年からF1カレンダーに加わった中東UAE(アラブ首長国連邦)を舞台とするアブダビGPについて、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)の代表としてF1開催を取り仕切るバーニー・エクレストン氏が、「アブダビGPは最高のF1グランプリ」と惜しみない賛辞を贈っている。

「昨年ここでグランプリを開催するまでは、多くの人間から疑問を投げ掛けられたが、実際に行ってみればまさに勝算の嵐。
最高の設備だと讃えられたじゃないか」と、エクレストン氏。

こうした言動について、主催者から毎年支払われる4千万ドル(約33億2千万円)もの開催権料のせいと揶揄する向きもある。
しかしこれについてもエクレストン氏は、「もちろん私が金銭面で妥協を許さない『亡者』だと指摘されていることは知っているよ。
そんなこと一向に構わんさ」と、かわした。

アブダビGPが2年連続でシリーズ最終戦の栄誉を担うことになったのはエクレストン氏の配慮とみられている。

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ベッテル(レッドブル)、「チーム作戦なんて3番目以降」

Redbull Duo (C)Redbull Racing
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いよいよ今年のチャンピオンシップは今週のアブダビGPで結着を迎えるが、その最大のカギを握るとされるレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルは、独『ビルト』紙による取材に対し「チームの作戦なんて僕にとっては3番目の事項」と、いなした。

「僕にとって、このアブダビGPでの最大の目標はポールポジションを獲得することとレースに優勝すること。
この二つが大事なことであって、その他のことは二の次だ。
チームでは(タイトル獲得に向けて)いろいろ検討しているようだけど、たとえチームから作戦について僕に指示があったとしても、それは僕にとっては3番目以降の事柄ということになるね」

かつてマクラーレンやフェラーリが苦悩した自チーム二人のドライバーによるタイトル争いという難問に、今年レッドブルが新たに直面している。

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ロータス、来季栄光の『ブラック&ゴールド』復活へ

Ayrton Senna/Lotus (C)Lotus Racing
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ロータス・レーシングは、来シーズンの同チーム・マシンについて、往年のカラーリングである『ブラック&ゴールド』を復活させる方針であることを明らかにした。
当時は大手タバコ・メーカーとスポンサー契約を結び『ジョン・プレイヤー・スペシャル』として親しまれた。

同チームのリアド・アスマット/CEOは、「われわれが2010年のマシンを発表した時、ロータス伝統のグリーンとイエローのコンビネーションでのカラーリングが賞讃された。
今度はさらに有名なブラックにゴールドラインというカラーリングでさらなる支持を得ることだろう」と、自賛した。

ただこうした裏には本家ロータス・カーズとの確執があることも見逃せないようだ。

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2010/11/11

ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)、来季ヒスパニア移籍も

Nico Hulkenberg (C)Williams F1
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ブラジルGP公式予選では自身初となるポールポジションを獲得するなどして注目を集めたウィリアムズ・チームのニコ・ヒュルケンバーグ(23歳:ドイツ)だが、来季は一転ヒスパニア・レーシングへの移籍もあるのではと伝えられている。
これを報じたのはフィンランドの『ツルン・サノマット』紙だが、事実であれば同公式予選で最前列だったドライバーが来季は最後尾だったチームへの移籍という皮肉なことになる。

これについては自身の残留もまだ明確でない僚友のルーベンス・バリチェッロも、「誰が考えても彼(ヒュルケンバーグ)にF1へ残留する資格があるのは明瞭なことだろう。
ただ、ところがそうはならないことがあるのもこのF1という世界なんだけどね」と、気配りをみせた。

ヒュルケンバーグ本人は「まだ何も決まっていない。
つまりすべてがオープンということだよ」と、相変わらず言葉少なままだ。

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バリチェッロ(ウィリアムズ)、「残留しか考えていない」

Rubens Barrichello (C)Williams F1 Team
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今シーズン、ウィリアムズ・チームにあって47ポイントを獲得するなどベテランらしい渋い走りを披露するルーベンス・バリチェッロ(38歳:ブラジル)だが、来季については「まったく決まっていない」としている。

それでも同選手はポルトガルの『グローボ・エスポルテ』紙に対し、「チームとはまだ正式な契約を結んではいないけれど、僕自身は100%ウィリアムズに残留することしか考えていないよ。
まだ実際にサインした訳じゃないから公に言うことはできないけれど、僕とチームとの契約は基本的に長い期間に渡るものだと受け止めているからね」と、語っている。

シーズン終了後には来季に向けピレリタイヤのテストもすると意気込むバリチェッロだが、満を持して臨んだ母国ブラジルGPで若き僚友ニコ・ヒュルケンバーグが初ポールポジションを獲得したことはかなりの衝撃だったに違いない。

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クリスチャン・クリエン、最終戦アブダビGPにも出走へ

Christian Klien (C)Hispania Racing
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周囲の予想通り、クリスチャン・クリエンが今週末行われる最終戦アブダビGPでもヒスパニア・レーシングのシートに座ることが明らかとなった。
これはクリエン自身が語ったもので、それによればアブダビGPでの同チームのドライバーは前戦ブラジルGPと同様、セナ&クリエンというラインナップになるというもの。

これについてはすでにカルン・チャンドクが言明していたように先週今週とF1が連戦であることからブラジルGPのドライバーがそのままアブダビでも継続される、と示唆した通りの結果。
2006年以来のF1となるクリエンだが、山本左近がチームメイトであるブルーノ・セナに終始後れを取ったのに対し、今季ここまで参戦した2戦ではいずれもセナに予選で上回ってみせるパフォーマンスを発揮した。

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アブダビGP、「チケットが完売」と主催者

2009 Abu Dhabi GP (C)Force India F1
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アブダビGPの主催者であるアブダビ・モータースポーツ・マネージメントのリチャード・クレガン代表は、今週末行われるアブダビGPのチケットが完売になったことを明らかにした。
今年も最終戦として行われるアブダビGPは、あと1戦を残してタイトル獲得の有資格者が4人という激戦状態になっていて、世界からの関心が極めて高い。

ただこれでアブダビGPのチケット販売は2年連続で完売ということだが、それでも決勝日の観客数は約5万人の見通し。
観客減が報じられた今年の日本GP(鈴鹿サーキット)ではそれでも9万6千人。
最多の2006年には日曜日だけで16万1千人だったことを考えると隔世(隔地?)の感がある。

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2010/11/10

バトン、アロンソのタイトル獲得にプレッシャー

Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
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目下2010年の現実的なタイトル候補として3人のドライバーに絞られているが、最有力とされるフェラーリのアロンソに対し、思わぬ所からプレッシャーが掛けられている。

英国の大衆紙『サン』によれば、2009年シーズンの王者であるジェンソン・バトン(現マクラーレン)は、「もしもアロンソがチャンピオンに輝くのであれば、2位に7ポイント以上の差を付けていなければならないだろうね。
さもなくば、彼のタイトル獲得は「ドイツGPのおかげ」ということになってしまうんじゃないか」と、手厳しいコメントを語っているという。

言うまでもなくこのドイツGPはマッサがチームオーダーによりアロンソに優勝を譲ったとされる問題のグランプリ。
これによりアロンソは7ポイントの余録を得たと指摘されているもの。
なおバトンのチャンピオン獲得時は2位に11ポイント差を付けている。
(当時の1位は10ポイント)

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今週末アブダビGPは晴れの予報

Yas Marina Circuit Image (C)Ex.Brawn GP F1 Team
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いよいよ2010年のF1も今週が最終戦。
タイトル獲得の可能性を残すドライバーがなんと4人という激しいバトルの状況で迎えるアブダビGPだが、どうやら今週はここ数戦続いたグランプリとは異なり、公式予選の土曜日、決勝レースが行われる日曜日共ほとんど問題なくドライで迎えられるようだ。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿 度
11月12日(金) フリー走行 曇りのち雨 20-29度 90%
11月13日(土) 公式予選 晴れ 19-34度 50%
11月14日(日) 決勝レース 晴れ 18-35度 45%

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マテシス/レッドブル・オーナーも「チームオーダーない」

D.Mateschitz & S.Vettel (C)Redbull Racing
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いよいよ今週迎える今季最終戦アブダビGPは、レッドブル・レーシングにとってドライバーズ・チャンピオンシップも獲得できるかどうかの重要なものとなるが、そこで注目を集めているのが「チームオーダー発令」の可能性だ。

すでに同チームのクリスチャン・ホーナー代表はこれを否定しているが、レッドブル・グループのオーナーであるディートリッヒ・マテシス/オーナーも最終戦を前にし、あらためてチームとして関与しないことを強調した。

「いまどきそんなことができるのかい。
ホッケンハイムでフェラーリがチームオーダーを発令した時、まさに世界的な話題になったね。
その時、ウチがそうしたことをしないことで逆にバカにされてきたんだ。
でも、二人のドライバーに世界チャンピオンのチャンスがある限り、ウチは正々堂々と彼らに戦ってもらう。
アブダビGPは最高にエキサイティングなレースになること請け合いさ」

とはいえ、レッドブルの二人が対等に戦えば、フェラーリのアロンソに漁夫の利を持って行かれる可能性は高くなる。

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ルノー・チーム、ロバート・クビサとの契約解除も?

Robert Kubica (C)Renault F1
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ワークスの手を離れた現ルノー・チームにあってもその圧倒的な存在感を示し続けるロバート・クビサ(25歳:ポーランド)だが、なんと契約解除の可能性がささやかれ始めた。

これはイタリアの専門誌『アウトスプリント』が報じたもので、それによれば今後ルノー・チームに対してロータス・カーズが運営に関与を深めることにより、既存の契約にも再検討する条項が生じ、これによりドライバーについても白紙になる可能性があるというもの。
(ロータス・レーシングとは別)

これについてルノー社のカルロス・ゴーン会長も、「ルノーの名前は残るだろう」との消極的な発言に留まっていて、同チームの今後は依然予断を許さない状況だ。
同チームの関係者らは、2012年まではルノー・チームとして参戦するのでは、とみているという。

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2010/11/09

C.ホーナー代表(レッドブル)、「最終戦はドライバー自身の判断」

Redbull Trio (C)RedBull Racing
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いよいよ2010年シーズンも最終戦アブダビGPを残すこととなったが、チャンピオンへの権利を持つのが実に4人という激戦ぶりだ。
ただ、4位のハミルトン(マクラーレン)は首位アロンソと24ポイント差ということであタイトル獲得はあまり現実的でない。

最も優位に立つのはもちろんフェラーリのアロンソで、すでに僚友マッサが圏外であることからチーム全体の支援が得られる見通し。
一方レッドブル勢はウェバーが2位で首位と8ポイント差、3位のベッテルは同じく14ポイント差となっていて、レース結果次第でいずれにも高い確率でチャンピオンの可能性がある。

もし最終戦でウェバーが勝利した場合、アロンソは最低2位に入らなければならず、ベッテルとの1-2勝利なら当然ウェバーがタイトルを獲得することになる。
一方もし最終戦でベッテルが優勝した場合には、ウェバーの順位にかかわらずアロンソは4位以上タイトルが決定することとなり、かなり有利な戦いが許される。

要はレッドブルの二人がどういうレースをするかに掛かっているのだが、もちろんクリスチャン・ホーナー代表は「チームから指示はしない」と言明していて、ドライバー自身の判断に任されることになっているのだが、このところ二人の仲が良くないというのは知られた事実だ。

これについて聞かれたベッテルは、「質問に答えるつもりはないよ」と素っ気ないまま。

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M.ウィットマーシュ(FOTA代表)、「サーキット外のことはF1と別」

Martin Whitmarsh (C)McLaren Group
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ザウバー・チームのエンジニアらが銃を持った賊に襲われるなど、サンパウロ治安面での不安が伝えられたブラジルGPだったが、F1チームの集まりであるFOTAのマーティン・ウィットマーシュ代表(マクラーレン)は、「サーキット外のことはF1と別」として、冷静な対応をみせている。

「今回いろいろ不安な部分があったのは事実だが、あえて主催者の立場に立って言うならば、サーキット外で起きたことまで彼らのせいにするのはフェアではない。
なぜならそれらは彼らのコントロールが及ばない所で起きたものなのだから。
われわれは今もここインテルラゴスでのグランプリ開催をみんな支持しているよ。
ま、彼ら(賊)がさらに機関銃でも持つようになったら、また考えなければいけないだろうがね」

今回のブラジルGPでは、少なくとも5つの事件にF1関係者が巻き込まれたと報告されている。

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カルロス・ゴーン会長、『ルノー』の名称存続明言せず

Carlos Ghosn (C)Renault F1 UK
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今後のF1への関わりについて注目が集まるルノーだが、同社のカルロス・ゴーン会長はまだその基本姿勢について明言を避けた。
これはフランスの『オート・エブド』紙が伝えたもので、それによればゴーン氏はルノー・チームの名称変更の可能性を否定しなかったものの、「ルノーの名前がF1からまったく消滅することは避けたい」との意向という。

現在ルノー社は本家ルノー・チームに対しても資本的には少数株主に陥っており、また関わりを持つロータス・レーシングも来季は1マレーシアに名称変更するとみられるなどF1での状況は極めて流動的。
ただ、エンジン・サプライヤーとしてのルノーはすでにレッドブル・レーシングがコンストラクターズ・タイトルを獲得するなど現在もその存在感は大きい。

同チームによればルノーは今後複数のチームに向けてのエンジン・サプライヤーとして存続するのではないか、とみているとのことだ。

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ヒスパニア、オフテストでパストール・マルドナド起用へ

Pastor Maldonado (C)GP2 Media
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ヒスパニア・レーシングは、シーズン終了後にヤス・マリーナ・サーキット(アブダビGP開催地)で行われるオフテストで、パストール・マルドナド(25歳:ベネズエラ)を起用することを明らかにした。

今シーズンのGP2チャンピオンであるマルドナドにはこれまでウィリアムズ・チームと契約するという噂が確定的だったが、その場合のシートとなるニコ・ヒュルケンバーグが今回のブラジルGPで素晴らしいパフォーマンスをみせたことにより、状況はより輻輳してきたようだ。

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2010/11/08

ハイドフェルド(ザウバー)、「ペナルティがすべて」

Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1
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小林可夢偉とは異なる戦略ながらこちらもポイント獲得となる上位を窺っていたザウバー・チームのニック・ハイドフェルドは、「ペナルティによりチャンスを失った」と、肩を落とした。

「もっと良い成績を期待していたので17位という結果にはガッカリだ。
セーフティカーで再スタートになった時、十分ポイント獲得できる所にいたんだからね。
でもドライブスルーのペナルティーを科せられたことで僕のチャンスは終わってしまったんだよ。
ただペナルティは当然のことだった。
青旗が振られているのは確認したんだけれど、その時僕の背後にニコ(ロズベルグ)が迫っているとは知らなかったんだ。
僕も不注意だったけど、チームも(無線で)情報を伝えてくれなかったしね。
レース後、すぐに彼の所に行って謝ったよ」

ちなみにハイドフェルドは今シーズン途中までロズベルグとは同じメルセデスGPのチームメイトだった。

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小林可夢偉(ザウバー)、「今日は1ポイントでも十分」

小林 可夢偉 (C)BMW Sauber F1
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日本GP以来、これで3戦連続で入賞を果たしたザウバー・チームの小林可夢偉だが、レース後「今日は難しいレースだったので、1ポイントでも十分」と、振り返った。

「10位というのは確かにグレートなものではないけれど、難しいレースだったことを考えれば1ポイントでも十分なものだと思うよ。
レースはハードタイヤでスタートしたんだけど、アンダーステアがひどくグリップ不足で順位を落とすし、ロングスティントを走り切るのはつらいものだった。
フレッシュタイヤを得てからはなんとか前を行くトロ・ロッソの2台をオーバーテイクすることができたんだけど、これだって決して優しいものじゃなかった。
1コーナーでオーバーテイクするためには、良いストレートスピードが必要なのに、ウチにはそんなものなかったからね」

これについて同チームのペーター・ザウバー代表も、「1ポイントは大きなものではないが、それを手にするためにカムイは非常にハードな戦いを強いられた。
みんながトラフィックで手こずる中、みごとなパフォーマンスだった」と、讃えた。

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ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)、「レースには満足してる」

Nico Hulkenberg (C)Williams F1
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土曜日の衝撃的な初ポールポジション獲得のあと、文字通り24台の先頭からスタートしたニコ・ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)だったが、結果は8位。
しかしこのリザルトに本人は「十分満足できたレースだった」と、レース後顔をほころばせた。

「今日は自分のベストを尽くしたから、たとえ8位が(周囲の)期待以下のものだったとしても僕自身は満足しているんだ。
自分では5位から10位の間くらいのフィニッシュを予想していたから、8位というのは妥当なものだよ。
残念ながらレースでのマシンバランスは良いものではなく、コントロールにはずっと苦労させられていた。
チームは正しい戦略とピットストップで僕を支えてくれたけれど、終盤クビサを抑えるのは実に大変なことだったよ」

事実、ヒュルケンバーグの貴重なポイント獲得により、チームはコンストラクターズ・ランキングでフォース・インディアを抜いて6位に躍進する結果を得ている。

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ザウバー・チームのエンジニア、「銃で脅された」

Image (C)Renault F1 UK
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このところ治安に不安が指摘されるブラジルGPの舞台サンパウロだが、今年もいくつかの事例が報告されている。

ドイツ・メディアが伝えるところによれば、ザウバー・チームのエンジニアらスタッフ3人が土曜日の公式予選を終えてホテルに戻る際、赤信号で停車したところ5人組のグループが接近、銃で脅しながら携帯電話や現金などを強奪されたという。
また地元ブラジル人ドライバーの一人ルーカス・ディ・グラッシは、腕時計を奪われたと報告。
マクラーレン・チームによれば、やはりバトンがクルマでの移動の最終戦に襲われたという。

多くのブラジル人F1ドライバーの出走で盛り上がるブラジルGPではあるが、関係者からは安全面を理由に不安が高まっているのは間違いないようだ。

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ブリヂストン ブラジルGP決勝レースの模様

Redbull Racing (C)Redbull Racing
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2010 FIA Formula One World Championship 第18戦 ブラジルGP
F1世界選手権 ブラジルGP 決勝
開催場所:インテルラゴス 開催日:11月5日~11月7日

ブリヂストンにとって2戦を残すのみとなった今回のレースは、セバスチャン・ベッテル選手が今季4度目の優勝、レッドブル・レーシングがコンストラクターズ・チャンピオンシップ優勝を成し遂げ、素晴らしくエキサイティングなブラジルGPとなった。

ベッテル選手に続いてフィニッシュラインを越えたのはチームメイトのマーク・ウェバー選手。スクーデリア・フェラーリ・マルボロのフェルナンド・アロンソ選手が3位でフィニッシュした。
3人は同じスーパーソフト-ミディアムのタイヤ戦略だった。
昨日の一部路面がウェット状態の予選とは一転、今日のレースは快晴の暑いコンディションだった。

安川ひろし (株)ブリヂストン モータースポーツ推進室長

「今日、コンストラクターズ・チャンピオンを獲得したレッドブル・レーシングにお祝いを申し上げます。
力強いドライビングで表彰台フィニッシュを達成したベッテル選手、ウェバー選手、そしてアロンソ選手は見事でした。
長年にわたって我々を温かく迎えてくれたサンパウロやブラジルの皆さんに感謝します。
ここでは毎年素晴らしいレースが開催されてきました。
そして、この素晴らしいレースを通して、世界中の何百万人ものファンの皆さんにブリヂストン・タイヤを見て頂くことができました。
ドライバーズ・チャンピオンシップはまだ決定していませんので、ブリヂストンの最後のグランプリでもある、来週末の最終戦を楽しみにしています」

浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー

「昨日の一部ウェットのコンディションとは大きく異なる天気で、レースは非常にグリーンな路面コンディションからスタートしました。
路面コンディションが一番粗く、タイヤに厳しい状態のレーススタート時には、スーパーソフト・コンパウンドの持ちがあまり良くありませんでした。
しかし、予想通り、レースの三分の1ほどで路面コンディションは大きく向上しました。
ルーベンス・バリチェロ選手と小林可夢偉選手は、コンディションが向上したレース後半にスーパーソフト・コンパウンドの優れた性能を発揮することを証明しました。
そのため、他の多くのドライバーたちも、セイフティーカー導入の際には、再びスーパーソフトに履き替えています。
トップ3の他は、今日かなりバラエティーに富んだ戦略が見られました。
今週末は全体的に、どんな天気でもタイヤが優れた性能を発揮しましたので、私は非常に満足しています」

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ランキング3位浮上ベッテル、「15ポイント差あきらめない」

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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ブラジルGPのみごとな勝利により、ランキング首位のアロンソから15ポイント差の3位に浮上したレッドブルのセバスチャン・ベッテルは、「タイトルは僕が獲る!」と、初の世界チャンピオンに意欲をみせている。

「どうだい、あと1戦を残して15ポイント差。
これが26ポイント差だというんならあきらめるけれど、16ポイントを獲れというんならまだまだ可能なことさ。
アロンソに不運が起きるのを期待してなんかいないけれど、でももし煙が出るのを見たなら、それを悲しくは思わないだろうね。
あと1週間ですべてが決まるんだ。
それにしても今日は信じがたいほどの一日だった。
今夜はワインでも飲んでお祝いするよ」

今シーズンここまで18戦を戦い終え、まだチャンピオン獲得へのキップを手にしているのはアロンソ、ウェバー、ベッテル、そしてハミルトン&バトンの4人となっている。

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レッドブル1-2勝利、コンストラクターズ王者決定!

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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完全ドライコンディションで行われたブラジルGP決勝レースは、予選2-3番手からスタートしたレッドブルのセバスチャン・ベッテル&マーク・ウェバーが1-2勝利。
これによりレッドブル・レーシングは2005年のF1参戦以来、初のコンストラクターズ・タイトルの獲得を確定。

レースは初のポールポジションからスタートしたウィリアムズのヒュルケンバーグが次々と順位を落とす苦しいレース展開。
1コーナーですでにトップに立ったベッテルは、レース終盤リウッツィ(フォース・インディア)のクラッシュにより導入されたセーフティカーがクリアになった際にも怒濤のファストラップ連発で首位を死守してみせた。
ベッテルの勝利は自身通算9回目、今季は日本GP以来となるシーズン4勝目となった。

2位ウェバー、3位にチャンピオンシップ首位を走るフェラーリのアロンソ、4-5位にマクラーレンのハミルトン&バトン、6-7位メルセデスGPのロズベルグ&シューマッハでここまでが首位と同ラップでのフィニッシュ、8位にポールスタートのヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)、9位クビサ(ルノー)、そして10位にザウバーの小林可夢偉が入りポイント獲得。
小林はこれで今季8回目の入賞、日本、韓国、そしてここブラジルと3戦連続でのポイント獲得となった。

11位アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、12位スーティル(フォース・インディア)、13位ブエミ(トロ・ロッソ)、14位は今回も地元で女神がほほ笑まなかったウィリアムズのバリチェッロ、15位マッサ(フェラーリ)、16位ペトロフ(ルノー)、17位ハイドフェルド(ザウバー)、19位トゥルーリ(ロータス)、20位グロック(ヴァージン)、21-22位にヒスパニアのセナ&クリエンで、以上22台という最多完走。
リタイヤはマシントラブルのディ・グラッシ(ヴァージン)、そしてクラッシュしたリウッツィ(フォース・インディア)の2台だった。

今回コンストラクターズ・タイトルは確定したものの、ドライバーズ・チャンピオンシップのほうはアロンソ、ウェバー、ベッテル、そしてハミルトンの上位4人に可能性を残したまま次週の最終戦アブダビGPを迎えることになった。

ブラジルGP決勝レースの結果はこちら
ブラジルGP画像はこちら

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2010/11/07

ブリヂストン ブラジルGP公式予選の模様

Nico Hulkenberg (C)Williams F1
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2010 FIA Formula One World Championship 第18戦 ブラジルGP [予選]
2010年F1世界選手権 ブラジルGP 予選
開催場所:インテルラゴス 開催日:11月5日~11月7日

ブラジルGP予選は、路面が一部濡れているコンディションのインテルラゴスでブリヂストンのスーパーソフト・ポテンザタイヤで1分14秒470を記録したAT&Tウィリアムズのニコ・ヒュルケンベルグ選手が、 センセーショナルなポールポジション獲得を果たした。

この23歳のルーキーは、2位のレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル選手に1秒以上の驚異的な差をつけてポールポジションを獲得。
コスワースエンジン搭載車がポールポジションとなるのは、同じくブリヂストン・ポテンザ・タイヤを装着したスチュワート・フォードで1999年度フランスGPのポールポジションを勝ち取ったルーベンス・バリチェロ選手以来となる。

マーク・ウェバー選手(レッドブル・レーシング)が3番手、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン選手がその隣の4番手グリッドからのスタートとなる。
午前のプラクティスでは、ルノーF1チームのロバート・クビサ選手がインターミディエイト・タイヤで1分19秒191の最速タイムを記録した。

浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェローとのQ&A

今日の走行のポイントを教えて下さい。
「非常にエキサイティングな予選セッションでした。
見事、初のポールポジションを獲得したニコ・ヒュルケンベルグ選手にお祝いを申し上げます!
コンディションはインターミディエイトとドライ・タイヤを履き替える丁度中間点でしたので、どちらのタイヤを使うかの判断がとても難しかったと思います。
インターミディエイトにグレーニングが出たドライバーもいましたが、全員ではありませんでしたので、クルマ、セットアップ、ドライビング・スタイルなどの影響があったと思います。
セッションの最後でもドライ・タイヤにはウェット過ぎる場所がありましたので、他を大きく引き離したヒュルケンベルグ選手のポールラップはセンセーショナルでした」

レースではどのような戦略が考えられますか?
「もし、明日がドライであれば、トップ10台のうち9台がスーパーソフトのオプションタイヤでスタートします。
これまでの雨で路面はラバーが流されていますので、このタイヤの耐久性が興味深いポイントです。
予選Q3でインターミディエイトを装着して自身の最速タイムを記録したペトロフ選手とトップ10以外のドライバーは、より耐久性の高いプライムでスタートすることができますので、様々な戦略が見られると思います。
明日も路面が濡れていれば、今日、インターミディエイトを多く使ったドライバーたちは困難を強いられると思います。
新しいインターミディエイト・タイヤを多く持っているドライバーは、そうでない前を走るクルマよりも有利になるでしょう」

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ヒュルケンバーグ、「これで給料上がるかも」

Nico Hulkenberg (C)Williams F1
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今シーズン・ルーキーの一人でニコ・ヒュルケンバーグ(23歳:ドイツ)だが、ここまで来季のウィリアムズ・チーム残留には必ずしもいい情報は伝えられていなかった。
一説にはGP2チャンピオンであるパストール・マルドナドにシートを奪われるとの見方も。
しかし今回の衝撃的なポールポジション獲得は、F1残留に強い後押しになることは間違いないようだ。

「ポールポジションだって。
すごいよね。
これできっと給料が上がるんじゃないかな」と、冗談で始めたヒュルケンバーグ。

「大事なことはポールポジションを穫ることではなく、これを明日のレースに活かすことだから、ミスせずそのことに全精力を集中させるよ。
結果僕のドライビングと、チームの戦略に掛かることだろう。
チームにとっていま大事なことは、コンストラクターズでフォース・インディアを破ることだからね」

現在コンストラクターズ・ランキング7位のウィリアムズだが、6位のフォース・インディアとはわずか3ポイントの差だ。

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ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)、衝撃のポールポジション

Nico Hulkenberg (C)Williams F1
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難しいコンディションで行われたブラジルGPの公式予選で、みごとポールポジションを獲得したのはなんとウィリアムズ・チームの新鋭ニコ・ヒュルケンバーグ(23歳:ドイツ)だった。

まだウェット路面の予選Q3は各車インターミディエイトタイヤでアタックを開始。
次第にラインが乾きつつあるのを見越し、まずルノーのクビサがドライタイヤ(オブション)にスイッチ、攻勢を掛けた。
しかしクビサは姿勢を乱し、コースオフする場面も。

全車ドライタイヤに交換し、猛烈なアタック競争が開始されると最初にハミルトン(マクラーレン)がトップに立ったが、これをなんと伏兵ウィリアムズのヒュルケンバーグが書き換えてトップに。
ヒュルケンバーグはさらにミスすることなくタイムを更新し続け、結局この難しいコンディションでみごとポールポジションを獲得してみせた。
今シーズンのルーキー、ヒュルケンバーグにとってもちろんこれは初のポールポジション。
ウィリアムズ・チームにとっても実に2005年のヨーロッパGP(ニック・ハイドフェルド)以来の快挙ということになった。

2-3番手はポール争いの筆頭だったレッドブルのベッテル&ウェバー、4番手ハミルトン(マクラーレン)、5番手アロンソ(フェラーリ)、6番手バリチェッロ(ウィリアムズ)、7番手クビサ(ルノー)、8番手シューマッハ(メルセデスGP)、9番手マッサ(フェラーリ)、10番手がルノーのペトロフというトップ10グリッドとなった。

ブラジルGP公式予選の結果はこちら
ブラジルGP画像はこちら

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予選Q2はレッドブル勢が1-2、小林可夢偉(ザウバー)脱落

次第に路面が乾きつつある予選Q2だが、まだ全車インターミディエイトタイヤ。
ここでは順当にレッドブルの2台が最上位。
トップタイムはウェバーでタイムは1'18.516まで短縮した。
2番手もレッドブルのベッテル。
3番手クビサ(ルノー)、4番手ハミルトン(マクラーレン)、5番手シューマッハ(メルセデスGP)、6番手バリチェッロ(ウィリアムズ)、7番手アロンソ(フェラーリ)、8番手ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)、9番手ペトロフ(ルノー)、10番手マッサ(フェラーリ)でこの10台がQ3へ進出を決めた。

ここで脱落したのはバトン(マクラーレン)、小林可夢偉(ザウバー)、ロズベルグ(メルセデスGP)、アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、ブエミ(トロ・ロッソ)、ハイドフェルド(ザウバー)、そしてリウッツィ(フォース・インディア)の7台だった。

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予選Q1はアロンソがトップ、ザウバー勢も突破

午前のフリー走行セッション同様、ブラジルGPの公式予選はウェットコンディションで始められた。
予選Q1でトップタイムを記録したのはフェラーリのアロンソで、ただ一人1分18秒台に入れる1'18.987のタイムをマーク。
これに続いたのはレッドブルのウェバー、そしてベッテル。
上位陣は順当にこのセッションをクリア。
ザウバーの小林可夢偉&ニック・ハイドフェルドも予選Q2への進出を決めた。

ここで脱落したのはスーティル(フォース・インディア)、グロック(ヴァージン)、ロータスのトゥルーリ&コバライネン、ディ・グラッシ(ヴァージン)、そしてヒスパニアのクリエン&セナの計7台だった。

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ウェットのフリー走行3回目、クビサ(ルノー)がトップタイム

Robert Kubica (C)Renault F1
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事前の予報通り、ついに今年のブラジルGPでも雨が降り出した。
フリー走行3回目セッションは朝からの雨でウェットコンディションで行われ、各車ウェットタイヤでスタート。
最初にタイヤをインターミディエイトに代えたのは今回積極的なウィリアムズのニコ・ヒュルケンバーグ、タイムを1分20秒台に入れた。

さらにタイムは短縮される中、セッション終盤まで本命レッドブルのベッテルがトップにいたが、ルノーのクビサがこれを逆転、1'19.191のタイムでトップに立った。
2番手ベッテル、3番手ハミルトン(マクラーレン)、4番手マッサ(フェラーリ)、5番手アロンソ(フェラーリ)、6番手ペトロフ(ルノー)、7番手ブエミ(トロ・ロッソ)、8番手ロズベルグ(メルセデスGP)、9番手バトン(マクラーレン)、そして10番手がバリチェッロ(ウィリアムズ)。
レッドブルのウェバーは11番手、メルセデスGPのシューマッハ12番手、ザウバーの小林可夢偉は13番手だった。

なおこの後午後に行われる公式予選でもウェットコンディションが予想されるため、ここではウェットタイヤを温存するチームも多かったようだ。

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2010/11/06

『ジャパン・ラグズ』、ルノーとスポンサー契約

Japan Rags (C)Renault F1 UK
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ヨーロッパを中心としたファッション・ブランドである『ジャパン・ラグズ』社が、今回のブラジルGPからルノー・チームとの間でスポンサー契約を結んだことがわかった。
金額は不明、複数年契約という。
これにより同社のロゴがルノー・チームのマシンのバージボードに掲出される。

なお社名に『ジャパン』が入っているものの、日本でのブランド展開は行われていないとのこと。

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小林可夢偉(ザウバー)、「まだ満足できていない」

小林 可夢偉 (C)BMW Sauber F1
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自身初『2度目のF1』となるブラジルGP初日のフリー走行を1回目セッション11番手、2回目のセッションを12番手で終えたザウバー・チームの小林可夢偉は、「まだマシンのパフォーマンスに満足していない」と、その感想を語っている。

「全体的にはパフォーマンスは悪くないと思うけれど、自分のマシンにはまだ満足できていないね。
アンダーステアでバランスが良くないし、オブションタイヤではまだグリップが不足しているようだ。
タイヤがパンクしたのは想定外のことだったけど、セッション終盤のことだったのでチームのプログラムに支障を来すことはなかったけどね」

またチームを指揮するジェームズ・キー/テクニカル・ディレクターも、「今回は開発すべきアイテムはなかったので、セッションは純粋に二人のドライバーによるセットアップに費やされた。
タイムを見てもわかる通り、順調にセッティングは進んでいる。
明日はより細部を詰めて、さらにタイムアップを図りたいと考えている」と、語った。

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山本左近、今度は理由不明のブラジルGP欠場

Christian Klien (C)Hispania Racing
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5日(金)行われたブラジルGP初日、ヒスパニア・レーシングは再び山本左近に代えてリザーブドライバーであるクリスチャン・クリエンをブルーノ・セナのチームメイトに起用した。

前回のシンガポールGPでは山本左近の「食あたりのため」と説明、関係者に疑問を生じさせたが、今回はそれすらもなし。
ブラジルGPと次戦アブダビGPとは遠征連戦になるため、引き続きクリエンがステアリングを握る可能性が高い。

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ロータス・レーシング、晴れてルノー・エンジン搭載へ

Team Lotus logo (C)Team Lotus
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すでにレッドブル・レーシングからギヤボックスの供給契約を発表するなど、既定の事実とみられたロータス・レーシングの来季ルノー・エンジン搭載がいよいよ正式発表された。

ただ同チームはかねて本家ロータス・カーズとの間で名称問題を抱えていて、そのことが発表を遅らせていると伝えられていた。
これを裏付けるように、今回ルノー・チーム側は『1マレーシア・レーシング・チームと契約』と表現している。
このことからロータス・レーシングは来季1マレーシア・レーシング・チームに名称変更するのではないか、との見方が広まっている。

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レッドブル、ルノーとのエンジン供給契約2年間延長へ

Renault F1 Engine (C)Renault F1 UK
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5日(金)、レッドブル・レーシングはルノーとの間で交わしていたエンジン供給契約をさらに2年間延長することを明らかにした。

これにより、少なくともレッドブル・レーシングは2012年シーズン末まで現行のルノー・エンジンで戦うことになった。
また、今回の契約で新たにルノーのロゴがベッテル&ウェバー両ドライバーのヘルメット・バイザーに掲出されることになるという。

これについて同チームのクリスチャン・ホーナー代表は、「われわれはこれまで4シーズンに渡るパートナーシップの上で13勝を記録、常にルノーとの間の良好な関係をベースに好成績を収めてきた。
今回これがさらに延長されることで今後さらなる進展に大きな期待を持っている」と、チャンピオンシップへの期待を露わにした。

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ブラジルGPはフリー走行2回目もレッドブル勢が席巻

セバスチャン・ベッテル (C)Redbull Racing
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引き続きドライコンディションで行われた5日午後に行われたブラジルGPのフリー走行2回目セッションは、同じくレッドブルのベッテル&ウェバーが1-2タイムを記録して終えた。
トップのベッテルのタイムは午前をそれをさらに0.360秒を短縮、ただ一人1分11秒台に入れる1'11.968というもので、僚友ウェバーに0.104秒の僅差ながら差を付けた。

セッションの結果はトップがベッテル(レッドブル)、2番手にも同じくレッドブルのウェバー、3番手は午前の13番手から躍進したフェラーリのアロンソ、4番手ハミルトン(マクラーレン)、5番手もアロンソと同じく午前の14番手からアップのマッサ(フェラーリ)、6番手クビサ(ルノー)、7番手バトン(マクラーレン)、8番手ハイドフェルド(ザウバー)、9番手ロズベルグ(メルセデスGP)、そして10番手がシューマッハ(メルセデスGP)だった。

ザウバーの小林可夢偉は12番手、午前中トップ10にいたバリチェッロ(ウィリアムズ)は11番手、スーティル(フォース・インディア)は14番手。
またヒスパニアのセナはここではクリエンを上回り、堂々22番手に位置してみせた。

ブラジルGPフリー走行2回目の結果はこちら

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2010/11/05

ブラジルGPフリー1回目、レッドブル勢が1-2タイム

セバスチャン・ベッテル (C)Redbull Racing
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F1はその舞台を南米に移し、サンパウロ郊外のインテルラゴス・サーキットにおいてブラジルGPがスタートした。

初日午前のフリー走行1回目セッションでは、タイトルを争う筆頭に挙げられるレッドブルのベッテル&ウェバー2台が1-2タイム。
これにハミルトン&バトンのマクラーレン勢が続くという図式となった。

トップタイムは1'12.328のタイムを記録したベッテル(レッドブル)。
これに0.482秒差でウェバー(レッドブル)が続き、3番手ハミルトン(マクラーレン)は0.517秒差、4番手のバトン(マクラーレン)は0.939秒差だった。

5番手はルノーのクビサでここからは1秒以上のタイム差になっている。
以下、6番手ロズベルグ(メルセデスGP)、7番手ここがホームのバリチェッロ(ウィリアムズ)、8番手シューマッハ(メルセデスGP)、9番手スーティル(フォース・インディア)、そして10番手ハイドフェルド(ザウバー)の順。

ザウバーの小林可夢偉は11番手、フェラーリ勢はアロンソ13番手、マッサ14番手、ヴァージンではディ・グラッシに代わったダンブロジオが22番手、ヒスパニアでは山本左近に代わってクリエンが搭乗、再びセナを上廻る23番手タイムを記録した。

ブラジルGPフリー走行1回目の結果はこちら

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ロス・ブラウン代表(メルセデスGP)、第一線から引退も

Ros Brawn (C)Mercedes Motorsports
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昨シーズンのチャンピオン・チームで、今年はさらに『メルセデス』の大看板を背負いながらも苦戦が続くメルセデスGPでは、ついにロス・ブラウン代表更迭の噂が流れ始めているようだ。

イタリアの専門誌『アウトスプリント』が報じるところによれば、親会社であるメルセデス側の意向として、来シーズンは体制の改革が避けられないというもの。
そしてその象徴として、ロス・ブラウン代表が引退、もしくは現場の第一線から遠のくなどの変更が行われるだろうとのこと。

こうした動きを受けてか、ブラウン氏自身も「来シーズンはすべてのグランプリにはいないかも知れない」と、更迭の動きを示唆するかのような発言を行っているという。

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メルセデスGP、両ドライバー共に来季はエンジニア交代?

Mercedes GP Duo (C)Mercedes Motorsports 拡大します 今シーズン、期待したほどの成果が挙げられていないメルセデスGPで、いずれのドライバー共に来季はレースエンジニアが交代するのでは、との報道がフランス・メディアらによって報じられている。


 


それによれば、ミハエル・シューマッハを担当していたアンドリュー・ショブリンはマーク・スレイドに交代。
ショブリンは2009年シーズン、ブラウンGPでジェンソン・バトンをチャンピオンに押し上げたタイトルを獲得する立役者だったが更迭。
一方、スレイドは今シーズン、ルノー・チームでペトロフを担当したエンジニア。
以前はマクラーレンでハッキネンやライコネンらを担当した経験者だ。


 


また同様にニコ・ロズベルグを担当したジョック・クレアもトニー・ロスに交代する模様。
ホンダ時代、佐藤琢磨のエンジニアだったことで馴染み深いクレアはB.A.Rでビルニューブを担当したベテラン。
また現ウィリアムズのロスは、ロズベルグのウィリアムズ時代に担当した旧き相棒だ。


 

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FIA(国際自動車連盟)、サーキット査察基準厳格化へ

Korea Circuit (C)Korea Auto Valley Operation
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FIA(国際自動車連盟)は、今年初開催された韓国GPでのサーキット視察について、ギリギリまでどたばたした不手際を避けるため、今後新設サーキットへの査察基準をさらに厳格化する方針を明らかにした。
これは、FIAのニック・クロー議長が語ったもので、今週アメリカGPの開催地として候補として挙がっているオースティン(テキサス州)で記者らに示したもの。

「韓国GPは最終的にはなんとか開催にこぎ着けたが、混乱した原因は『レースの90日前まで』とした規定がおろそかにされたためだ。
今後、再び規定が有名無実化され、同じようなことが起きることは決して許されない。
われわれにはルールを厳格に守ることが要求されている」

ただし、査察を受ける側のアメリカGP主催者はこうした姿勢に困惑気味だ。

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2010/11/04

ヒスパニア、来季のマシンは実質トヨタ『TF110』?

Toyota F1 Image (C)Ex.Panasonic Toyota Racing
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来シーズン、大幅な戦闘力アップを狙うヒスパニア・レーシングでは、すでにウィリアムズ・チームからギヤボックスやこれに関連するシステムの供給を受ける契約を結んだことを発表しているが、ベースになるクルマはなんと旧トヨタF1チームが開発した『TF110』になるとの噂が流れている。

『TF110』は2010年シーズン参戦を目的にトヨタが全精力を掛けて開発したものの、突然のF1撤退により幻となったマシン。
完成したマシンはすでに中嶋一貴の手によりシェイクダウンされ、高いポテンシャルを持っていると伝えられていた。

もし来季ヒスパニアに対する旧TMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)の本格的な技術協力が実現するのであれば、一躍トップコンテンダーへの仲間入りが実現する可能性も。

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デ・ラ・ロサ『サンタンデル』らの支援で来季ヒスパニア入りか

Pedro de la Rosa (C)McLaren Group
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今年F1復帰を果たしながら、シーズン途中でザウバー・チームから放出されたベテランのペドロ・デ・ラ・ロサ(39歳:スペイン)だが、来シーズン再びレースシートを確保する見通しが高まっていると伝えられる。

スペイン国内のメディアが伝えるところによれば、同国大手の銀行である『サンタンデル』らがデ・ラ・ロサを支援。
これらスペイン系のスポンサーシップにより、デ・ラ・ロサは同じくスペインのホセ・ラモン・カラバンテ(57歳:スペイン)氏が率いるヒスパニア・レーシングにコンタクトを取ったというもの。
近く正式にヒスパニア・レーシング入りが発表されるというもの。

1999年に当時のアロウズ・チームからF1デビューを果たしたデ・ラ・ロサはジャガーやマクラーレンで2006年まで参戦経験があり、その後はマクラーレン・チームのテストドライバーを経て2010年ザウバー・チームでF1復帰を果たした。
最高位は2006年ハンガリーGPの2位表彰台。

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2010/11/03

カルン・チャンドク、「もうヒスパニアではチャンスない」

Karun Chandhok (C)Hispania Racing F1 Team
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今シーズン、ヒスパニア・レーシングのドライバーとしてF1デビューを果たしながらも、7月のイギリスGPを最後に搭乗機会が与えられていないカルン・チャンドク(26歳:インド)だが、本人は「もうヒスパニアではチャンスはない」と、今季中の復帰に見切りを付けた模様だ。

それによれば今週の韓国GPの参戦について、「チームが決めることで、僕自身に言えることじゃない」と発言。
しかし今の時点で確定していないということは、韓国GPはもちろん連戦となる今季最終戦のアブダビGPにも出場の機会はもうなさそうだ。

本人はすでに来季に向けて照準を合わせているというが、候補は3チームとは語ったものの、その具体的な名前について明かすことは避けた。

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3週連続(?)、ブラジルGPも雨?

Image (C)Force India F1
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今週F1は南米に舞台を移し、インテルラゴス・サーキットを舞台にブラジルGPが行われるが、ここでもまた雨になる可能性が伝えられている。
現地気象台の予報によれば、決勝レースが行われる日曜日は晴れであるものの、フリー走行の金曜日と公式予選の土曜日は雨に見舞われる可能性があるという。
もしウェットコンディションということになれば、日本、韓国、そしてブラジルと実に3週連続(?)という異例のこととなる。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿 度
11月05日(金) フリー走行 曇りのち雨 18-32度 70%
11月06日(土) 公式予選 曇りのち雨 17-25度 85%
11月07日(日) 決勝レース 晴れ 17-22度 75%

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ウィリアムズ、ヒスパニアにギヤボックス供給決定

Image (C)Hispania Racing F1 Team
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かねて噂になっていた通り、来シーズンヒスパニア・レーシングにウィリアムズからギヤボックスやこれに関連するコントロール・システム等の供給する契約がまとまったことが確認された。

これはウィリアムズ・チームが正式発表したもので、両者は同じコスワース・エンジンを搭載するものの新規参戦チームが使用するXトラック社製のものがトラブルが多く発生したのに対し、ウィリアムズが独自に開発したシステムは信頼性の高さを証明していたもの。

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2010/11/02

エイドリアン・スーティル、「もうメルセデスGP移籍ない」

Adrian Sutil (C)Spyker F1
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F1復帰以来苦戦が続いたことにより来季はドイツの新進ドライバーであるエイドリアン・スーティル(27歳)との交代説もささやかれたミハエル・シューマッハだが、やっと噂は収束に収まりつつあるようだ。

これはスーティル自身が英『デイリー・メール』に語ったもので、その中でこの元全日本F3チャンピオンは、「残念ながら僕がシューマッハの後釜に座るというのは真実じゃないね。
彼にはもう1年メルセデスGPとの契約があるというし、僕のほうは元々3年契約なんだから。
ただ、個人的にはメルセデスでドライブするというのは間違いなく魅力的なこと。
でも移籍についてはもう時機を逸した話だよ」

それでもしばしば高い能力を示すスーティルには、他にもルノーやウィリアムズの首脳が強い関心を持っていると伝えられている。

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ブルーノ・セナ、来季1年はロータスで控えドライバー?

Bruno Senna (C)Redbull Racing
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今シーズン、戦闘力に欠けるヒスパニア・レーシングで1年を棒に振ったブルーノ・セナ(27歳:ブラジル)には、来季のロータス・レーシング移籍話が地元ブラジルのメディアによって報じられているが、ヤルノ・トゥルーリ残留の可能性が高いことから実現は難しそうだ。

その場合、1年間ロータス・レーシングのリザーブ&テストドライバーに留まり、2012年にレースドライバー昇格という方法が考えられるが、すでに27歳という年齢を考えると極めて難しい判断を強いられることになりそうだ。

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ジョニー・ハーバート氏、ブラジルGPで3度目のスチュワードに

Johny Herbert/1999 Europe GP (C)Ex.Stewart Racing
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これまでマレーシア、そしてトルコでドライバーズ出身枠のレーススチュワード(競技審査委員)を経験したジョニー・ハーバート氏(46歳:イギリス)が、今週のブラジルGPにも起用、通算最多となる3度目のスチュワードに就くことがわかった。

イギリスF3チャンピオン出身であるハーバートは1889年にベネトンからF1デビュー。
その後ティレルやロータス、ザウバー、スチュワート、ジャガーで参戦。
ベネトンで2勝、スチュワートで1勝を記録した。
またスポーツカー・ドライバーとしても一流で、1991年にマツダ『787B』により総合優勝したことで日本のファンにも親しまれている。
なお、通算9回出走したハーバート氏自身のブラジルGPは1993年ロータスでの4位が最高位。

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2010/11/01

小林可夢偉(ザウバー)、自身初『2度目のグランプリ』体験へ

小林 可夢偉 (C)Ex.Panasonic Toyota Racing
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まだトヨタ・チームのドライバーだった2009年シーズン、当時のレースドライバーであるティモ・グロックに代わりブラジルGPからF1デビューを果たした小林可夢偉(ザウバー)にとって、今週末の同GPは自身初となる『2度目のグランプリ』。

「テストドライバーだったとはいえ、あの時僕はもう8か月もドライコンディションでF1マシンを走らせたことがなかったので初めてのサーキットというのは難しかったね。
それでも自分やチームを信じ、ミスをすることなくマシンをチェッカーフラッグまで運ぶことだけを考えていたんだ。
インテルラゴスは難しいコースだけど、今年はそうした経験がある分だけさらにチャレンジングできると思っているよ」

その初体験のF1グランプリで、小林はみごと9位完走を果たした。
今年の規定であればこれは堂々の2ポイント獲得というポジションに相当するもの。

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F1オフテスト、暫定スケジュールが明らかに

まだ正式発表ではないものの、2010年シーズンオフの暫定テスト予定が明らかとなった。

それによればF1各チームは今年11月、そして来年の2月から3月に掛けトータル6回、開催場所は恒例となっているスペインの各地に加え、今回の特徴となっている最終戦アブダビGP後、来季開幕戦バーレーンGP前、という組み合わせ。
ただし若手育成が目的であるアブダビでのテストはF1出走経験が2回以下のドライバーに制限されることになっている。
またピレリタイヤ使用についての制限も別途設けられる予定。

現時点での暫定テスト・スケジュールは下記の通り。

No. 日程 開催地 国名
1 11月16-17日 ヤス・マリーナ・サーキット アブダビ
2 11月19-20日 ヤス・マリーナ・サーキット アブダビ
3 2月01-03日 バレンシア・サーキット スペイン
4 2月10-13日 ヘレス・サーキット スペイン
5 2月18-21日 バルセロナ・サーキット スペイン
6 3月03-06日 バーレーン・サーキット バーレーン

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ヘイキ・コバライネン、今年もROC参戦へ

Race of Champions Image (C)Citroen Sport
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ロータス・レーシングのヘイキ・コバライネン(29歳:フィンランド)が、今年11月27-28日に掛けて行われる恒例の『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』に参戦することが分かった。

北欧出身のドライバーらしくコバライネンもこうして競技を得意としていて、まだ無名のワールドシリーズbyニッサンのドライバーだった2004年、名だたるチャンピオンのミハエル・シューマッハやセバスチャン・ロウブらを倒して総合優勝し一躍その名を世界に轟かせたことがある。

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