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2010年9月

2010/09/30

『スパイ疑惑事件』、イタリアの裁判結着へ

Nigel Stepney:Right (C)Ferrari S.p.A

2007年のモナコGPで発覚したいわゆる『スパイ疑惑事件』で、フェラーリ・チームの情報をライバルであるマクラーレン・チームに漏洩したとされるナイジェル・ステップニー氏に対し、イタリアの司法当局との間で結着がついたことがわかった。

当初モデナの裁判所は同氏に対し2年6か月の禁固と900ユーロ(約10万2千円)の罰金を科したが、無実を訴えるステップニー氏の弁護士との間で司法取引が行われ、結局1年8か月の禁固と600ユーロ(約6万8千円)の罰金に軽減されたという。

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クリエン(ヒスパニア)、「鈴鹿では山本左近が乗る」

Christian Klien (C)Hispania Racing
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今シーズン、残り全戦を走るとしていたヒスパニア・レーシングの山本左近だが、先のシンガポールGPでは突然クリスチャン・クリエンと交代、その後の去就に注目されている。

これについてクリエンが、「鈴鹿では(日本GP)では山本左近が走る」と語り、とりあえず交代は1戦限りであったと説明した。

交代は「山本左近が食中毒になったため」と説明したものの、本人は土曜日からチームに帯同、健康状態に問題がある様子は窺えなかった。
このため山本左近が持ち込む資金に障害があったのでは、との憶測を呼んだが山本自身は一切説明しなかったもの。

ただ日本GP以降のシートについては、クリエンも「自分にはわからない」としている。

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ロータス・レーシング、ガスコインとの契約延長

Mike Gascoyne (C)Lotus F1 Racing
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ロータス・レーシング(チーム・ロータスから戻しています)は、今シーズンいっぱいとされるマイク・ガスコイン/チーフ・テクニカル・オフィサーとの契約をさらに5年間という長期に渡り延長することを明らかにした。
これにより少なくとも2015年末までガスコイン氏はロータスに留まることになる。

同チームのトニー・フェルナンデス代表は、「チームの躍進のため、長期に渡り確固たる体制を築くことにした。
わがチームの成功に、ガスコインの類い希な能力は欠かせないものだ」と、語った。

ガスコイン氏はマクラーレン、ザウバー、ティレル、ジョーダン、さらにルノーやトヨタの各チームで活躍、とりわけルノー時代には歴史に残るチャンピオン・マシンを送り出した。
その後さらにフォース・インディア、ロータスと移ったが、フォース・インディア時代には「これが最後のチーム」と語っていた。

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2010/09/29

韓国GP開催危機説にヘルマン・ティルケ氏逃げ腰

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アジア遠征の第1戦シンガポールGPが終わったいま、再びF1関係者の話題は10月24日に予定される韓国GPに集まっているが、これを前に同グランプリの開催地であるヨンナム・サーキットの設計に当たったとされるヘルマン・ティルケ氏が次のような弁解を展開している。

「いろいろ不安の声が高まっているようだが、われわれは韓国GPが予定通り開催されることに何ら疑いを持っていない。
それに万一間に合わなかったとしても、われわれは今回ただアドバイザーとしての資格で関わっただけで、建設そのものに何も責任はない」

もし契約通りの開催に間に合わなかった場合、主催者には巨額の違約金が発生する他、翌年の開催も許可されないと伝えられている。

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大成功シンガポールGP、しかし政府は継続に疑問視

Singapore GP Image (C)Ferrari S.p.A
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F1唯一のナイトレースとして今年もスペクタクルに満ちたバトルが展開されたシンガポールGPだが、同国の政府首脳は開催の継続に疑問を投げ掛けている。

これはシンガポール政府のエス・イスラワン産業相が語ったもので、それによれば同グランプリはこの3年間大幅な赤字が続いていて、これは当初の政府見通しをまったく裏切るものであるという。

同グランプリについてはFOA(フォーミュラ・ワン・アドミニストレーション)のバーニー・エクレストン氏が先に「今後20年間は安定開催」と豪語していたが、実際にはここでも開催に掛かる費用がグランプリの継続を脅かしていることが露呈された感じだ。
なお同様の問題が指摘されているのはカナダ、オーストラリア、マレーシア、トルコなど枚挙に暇がない。

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ルノー・チーム代表、「ライコネンと話をしたい」

Kimi Raikkonen (C)RedBull Racing
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ルノー・チームのエリック・ブイユ代表は来シーズンの同チームのドライバーについて、次のように英『オートスポーツ』の取材に答えて注目されている。

「来季のドライバーについて真剣に結論を出さなくてはならない時期に差し掛かっている。
チームが来季さらなる成果を上げるためには、クビサと並ぶもう一人のドライバー(現在はペトロフ)について考えなくてはならないだろう。
われわれはすでに具体的な検討を続けているが、何人かの候補についてはもうリストから除外した。
(その候補として挙げられる)キミ・ライコネンにほんとうにその意思があるのであれば、私は近く彼と会って話を聞く必要があると考えているよ」

現在レッドブルの支援を受け、シトロエンでWRC(世界ラリー選手権)に参戦するライコネンだが、来季のF1シートについてルノー・チームとコンタクトを取ったと伝えられていた。

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2010/09/28

プロトン、『チーム・ロータス』ネームの使用に待った

Team Lotus logo (C)Team Lotus
Lotus_logo

9月27日、グループ・ロータスの親会社のプロトンはリリースを発表し、F1ロータス・レーシングが2011年から『チーム・ロータス』を名乗るとしたことに対して異議を表明した。
トニー・フェルナンデス氏率いるロータス・レーシングは、先週金曜日シンガポールGPの会場で、デビット・ハント氏からチーム・ロータスの名称使用権を譲り受け、来シーズンからチーム・ロータスを名乗ることを発表していた。

これに対してグループ・ロータスは、ロータス・ブランドはすべてグループ・ロータスが所有するもので、その中にはチーム・ロータスも含まれると主張している。かつてコーリン・チャップマンにより黄金時代を築いたチーム・ロータスも、チャップマンの死後1994年にはF1活動を停止、ロータスカーズ自体もマレーシアのプロトンによって買収された。その後F1チャンピオンの故ジェームス・ハントの弟のデビッド・ハント氏がチーム・ロータスの資産を得たとされている。しかし、グループ・ロータス側では、1995年以降チーム・ロータスはレ-ス活動を行っていないとして、このデビッド・ハント氏の権利そのものを否定している。

ロータス・レーシングは、グループ・ロータスからロータスの名称使用を許可されて2010年のF1GPへと参戦している。ロータス・レーシングではチーム・ロータスの名称使用について、ロンドンの高等裁判所へ訴訟を起こした。

IRL 佐藤 琢磨 (C)KVRT 拡大します

今回の問題の背景には、グループ・ロータスがアメリカのインディカー・シリーズ(IRL)やヨーロッパのフォーミュラレースで活動しているレーシングチームに、チーム・ロータスの名称使用を考えていることがあるとみられる。

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デ・ラ・ロサ、晴れてピレリの公式開発ドライバーに

(C)McLaren Group
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ニック・ハイドフェルドにザウバー・チームのシートを譲ったペドロ・デ・ラ・ロサ(39歳:スペイン)は、27日(月)にトルコ国内で会見を開き、晴れて来季F1タイヤ独占サプライヤーであるピレリの公式開発ドライバーとして仕事をスタートさせることを明らかにした。

それによればデ・ラ・ロサの最初の仕事は10月5日(火)、場所は馴染んだ地元スペインのバレンシア・サーキットになるとのこと。
「個人的な好みではなく、開発ドライバーとして公平で正確なフィードバックを返したい」と、この経験豊かなドライバーは新たな仕事に意欲をみせている。

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マッサ(フェラーリ)、「僕のシーズンはもう終わった」

Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
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今シーズンのタイトル争いはほぼ上位3チーム(レッドブル、マクラーレン、フェラーリ)に絞られたと報道されているが、その6人の中で獲得ポイント数が最も少ないフェラーリのフェリッペ・マッサは、「僕のシーズンはもう終わった」と、イタリアの記者会見に語り、波紋を呼んでいる。

これはここ2戦で連続優勝を果たし、タイトル争いの本命に躍り出た僚友アロンソを視野に質問した記者にマッサが「キレて」答えたもの。
マッサを支援する声が強いブラジル・メディアの中には、チームが用意するマシンがすでに対等ではないとまで伝えていて、二人を取り巻く周辺は喧しい。

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韓国GP最終査察、10月11日まで延期

Charlie Whiting (C)RedBull Racing
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遅れに遅れている新規開催・韓国GPの最終査察について、FIA(国際自動車連盟)のチャーリー・ホワイティング/レースディレクターは今日(28日)の予定をさらに延期、次戦日本GPの翌日である10月11日(月)に行うことを明らかにした。
理由は「まだトラックの路面工事が終了していないため」と信じられないいうもの。

一般に新規F1グランプリの場合には開催の90日前に行うとされているのに対し、今回の場合は実にわずか10日前という異例なもの。
開催を疑問視する声はさらに高まっているが、それでも主催者であるKAVO(韓国オート・バレー・オペレーション)は「キャンセルなどあり得ない」と、防戦に必死だ。

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2010/09/27

クラッシュの小林可夢偉(ザウバー)、「マシンめちゃくちゃ」

小林 可夢偉 (C)BMW Sauber F1
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難コースのシンガポールGP決勝レースを中盤まで入賞圏内を走っていながらも結局クラッシュで終えたザウバー・チームの小林可夢偉は、次戦ホームグランプリとなる日本GPを前に「マシンはめちゃくちゃ」と、頭を抱えた。

「クラッシュは完全に僕のミス。
長く僕の進路を塞いでいたシューマッハをオーバーテイクし、ここぞとばかりハードプッシュを続けていたんだけれど、その時点でもうタイヤは限界だったね。
あのコーナーではタイヤのグリップが失われて、成すことなくバリアにクラッシュしてしまったんだ。
そしたらその直後にセナが突っ込んできて、もうマシンはめちゃくちゃだよ……」

これについてペーター・ザウバー代表は、「今日はすべてがわれわれの希望に反する結果になってしまった。
スピードはあったたんだがね。
今はもう今日のことは忘れて、われわれのチームにとっても重要であるカムイのホームレース、スズカにすべての照準を合わせなくては」と、語っている。

同チームでは僚友ハイドフェルドもクラッシュでレースを終えていて、2週間後の同じくアジア遠征である日本GPに備え、メカニックはハードな作業を強いられるのが確実だ。

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ブリヂストン シンガポールGP決勝レースの模様

Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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2010 FIA Formula One World Championship 第15戦 シンガポールGP
F1世界選手権 シンガポールGP 決勝
開催場所:シンガポール 開催日:9月24日~9月26日

マリーナ・ベイのストリート・コースで開催されたシンガポールGP決勝は、スーパーソフト?ミディアムのタイヤ戦略で戦ったスクーデリア・フェラーリ・マルボロのフェルナンド・アロンソ選手がスリリングな波乱のレースに優勝した。

アロンソ選手はでレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル選手をリードしてフィニッシュラインを越えたが、その差はわずか0.293秒。最後まで勝負の行方が分からないレースだった。
チャンピオンシップをリードするマーク・ウェバー選手が3位に入った。

安川ひろし (株)ブリヂストン モータースポーツ推進室長
「2戦連続で優勝したフェルナンド・アロンソ選手とフェラーリにお祝いを申し上げます。
また、見応えのある最高のレースを開催してくれたシンガポールのオルガナイザーにもお祝いを申し上げます。
今回はチームにとってもドライバーにとっても非常にタフなレースでしたが、ファンや観客の皆さんにとっては、美しいシンガポールの夜のスカイラインを背景に開催された非常にエキサイティングなグランプリになりました。
ここシンガポールのグランプリは、非常に多くの新しいファンと共に、今後もF1にとっては欠かせないイベントであり続けるでしょう。
ここから全世界へブリヂストン・ブランドが深く印象に残る形で発信できていると信じています」

浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー
「今日も非常にエキサイティングなレースを見ることができました。
完全なドライ・コンディションは今週末初めてでしたので、路面がかなり大きく変化しました。
そのため戦略も非常に興味深く、2種類のコンパウンドがどのような性能を発揮するのか、われわれも皆、注目していました。
クルマやクルマのセットアップ、またドライビング・スタイルによってタイヤの摩耗や性能の落ちは異なりました。
フェルナンド・アロンソ選手もセバスチャン・ベッテル選手も非常に良くタイヤをマネージしたと思います。
ふたりは同じような戦略でしたので、レースの最後まで非常に激しい接戦のバトルでした。
マーク・ウェバー選手は同じタイヤでほとんど全てのレースの距離を走り、ミディアム・コンパウンドの耐久性を証明してくれました。
ウェバー選手のタイヤは力強い性能を発揮し続けたばかりではなく、ルイス・ハミルトン選手との接触にも耐えました。
この接触で右フロント・タイヤのサイドウォールがリムのアライメントから押し出されましたが、レースの最後まで内圧を維持することができました。
今日は、このタイヤがほんとうの日本の根性を見せてくれたと言えます」

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ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)にも20秒加算のペナルティ

Nico Hulkenberg (C)Williams F1
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シンガポールGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、26日(日)行われた決勝レース中、ウィリアムズ・チームのニコ・ヒュルケンバーグもショートカットをしたとしてレース結果に20秒加算するペナルティを科したことを明らかにした。

ヒュルケンバーグはオープニングラップの際、左直角のメモリアルコーナー(ターン7)でショートカットをし不当にアドバンテージを得たと判定されたものだが、この件ではフォース・インディアのスーティルにもすでに同じ処分が行われている。
これによりいったんは8位に上がっていたヒュルケンバーグは10位まで後退。
8位にはフェラーリのマッサが、また9位にスーティルということになった。

またコンストラクターズ・ポイントでもフォース・インディアやウィリアムズがポイントを減らす一方、フェラーリはポイントを拡大した。
(ランキングは変わらず)
修正されたシリーズ・ポイントはこちら

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スーティル(フォース・インディア)に20秒加算のペナルティ

Adrian Sutil (C)Force India F1
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シンガポールGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、26日(日)行われた決勝レース中、フォース・インディア・チームのエイドリアン・スーティルがショートカットをしたとしてレース結果に20秒加算するペナルティを科したことを明らかにした。

スーティルはオープニングラップの際、左直角のメモリアルコーナー(ターン7)でショートカットをし不当にアドバンテージを得たと判定されたもの。

8位でフィニッシュしたスーティルだが、これにより10位まで降格することになる。

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2010/09/26

アロンソ(フェラーリ)ポールTOウィン、通算25勝目記録

Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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最終周まで熾烈なバトルが繰り広げられたシンガポールGP決勝レースは、結局ポールポジションからスタートしたフェラーリのアロンソが優勝。
前戦モンツァに続くポールTOウィンで、今季4勝目、自身通算25勝目を記録した。

2位は最後までアロンソを追い詰めたレッドブルのベッテル(0.2秒差)。
3位もレッドブルのウェバー、4位マクラーレンのバトン、5位メルセデスGPのロズベルグ、6位バリチェッロ(ウィリアムズ)、7位はいったん想定外のピットストップで10位以下まで遅れながらも壮烈な追い上げをみせたクビサ(ルノー)、8位スーティル(フォース・インディア)、9位ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)、10位は最後尾スタートから挽回したマッサ(フェラーリ)でここまでが入賞。

11位はペトロフ(ルノー)、12位アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、13位ミハエル・シューマッハ、14位ブエミ(トロ・ロッソ)、15位ディ・グラッシ(ヴァージン)、16位コバライネン(ロータス)でここまでが完走扱い。
レース終盤マシン後部から火を噴いたコバライネンはストレートでストップ、自ら消火器で消し止めた。

リタイヤとなったのはマシントラブルとみられるグロック(ヴァージン)、シューマッハと接触したハイドフェルド(ザウバー)、ウェバーと接触したハミルトン(マクラーレン)、今季初出場のクリエン(ヒスパニア)、単独でクラッシュした小林可夢偉(ザウバー)、これに不可抗力で突っ込んだセナ(ヒスパニア)、そしてトゥルーリ(ロータス)、リウッツィ(フォース・インディア)。

なおウェバーとハミルトン、シューマッハとハイドフェルドのアクシデントは共にレーススチュワード(競技審査委員)による審議の対象となったが、いずれもペナルティは科せられなかった。

シンガポールGP決勝レースの結果はこちら
シンガポールGP画像はこちら

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韓国GP主催者、シンガポールGP現地で緊急協議か

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いよいよあと1か月後に迫った初開催・韓国GPだが、その主催者の代表団がシンガポールGPの現地を訪れていることがわかった。

施設の完成が大幅に遅れたことから、FIA(国際自動車連盟)による最終査察は再三延期が繰り返され、先に発表された9月21日(火)も1週間後の28日(火)まで延ばされたと理解されている。
今回の訪問は韓国GPがさらなる苦境に陥っているため、F1関係者と協議のために訪れたものではないか、と伝えるメディアもある。

しかしこれを受けたFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)代表のエクレストン氏は、「状況が極めて困難なものになっていることは認めるが、しかし韓国GPは予定通り開催される」と、シンガポールの『ストレーツ・タイムス』紙で強調している。

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今季最高位バリチェッロ(ウィリアムズ)、「素晴らしい」

Rubens Barrichello (C)Williams F1
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シンガポールGP公式予選で今季最高位となる6番グリッドを獲得したウィリアムズ・チームのルーベンス・バリチェッロは、チームのたゆまない進化に満足の意をみせている。

「6番グリッドは素晴らしいの一語だね。
いいかい、僕らはまだまだ1戦1戦進化を重ねているんだよ。
今回のレースにも、ウィリアムズは様々な新しいパーツを投入しているんだからね。
その熱意を知っているからこそ、ドライバーとしても頑張らなくっちゃ。
もちろんもっと上のグリッドならさらにいいけれど、それは明日の決勝レースに取っておいたということさ」

今回ウィリアムズはいくつもの新機軸を投入しているが、そのメインとなるアンダーフロアについてはバリチェッロのマシンだけ。
そのせいではないが、僚友のヒュルケンバーグのほうはギヤボックスの交換により予選グリッド5番降格のペナルティが決まっている。

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小林可夢偉(ザウバー)、「初コースなのにうれしい!」

小林 可夢偉 (C)BMW Sauber F1
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フリー走行では苦戦が予想されたザウバー・チームのマシンだったが、25日(土)行われた公式予選ではみごと今季4度目となるQ3進出を果たし、日曜日の決勝レースで10番グリッドをかちとった小林可夢偉は次のように予選の走りを振り返った。

「難しい予選だったけれど、何回かの素晴らしいラップを刻むことができ、ほんとうにうれしく思っている。
このマリーナベイ・サーキットは初体験だし、夜間走行というのももちろん初めて。
今回はほんとうにチャレンジングなものだったね。
このグリッドはチームのみんなが頑張ってくれたお陰。
明日はそれに報いるよう、いいレースをしたい」

一方、注目された新しいチームメイトであるベテランのニック・ハイドフェルドは残念ながらQ3進出はならず、15番手というグリッドとなった。

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ブリヂストン シンガポールGP公式予選の模様

Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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2010 FIA Formula One World Championship 第15戦 シンガポールGP [予選]
2010年F1世界選手権 シンガポールGP 予選
開催場所:シンガポール 開催日:9月24日~9月26日

シンガポールGP予選は、マリーナ・ベイのストリートコースの過酷なターンをブリヂストンのスーパーソフト・コンパウンド・ポテンザタイヤで攻略したスクーデリア・フェラーリ・マルボロのフェルナンド・アロンソ選手が、シーズン唯一の夜の予選でポールポジションを獲得した。

アロンソ選手の予選タイムは1分45秒390。
明日のレースのフロントローの隣には、予選前のプラクティス・セッションでトップタイムを記録したレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル選手が並ぶ。
今日は2種類のドライ・コンパウンドとウェットとインターミディエイト・タイヤが使われた。

浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェローとのQ&A

今日の走行のポイントを教えて下さい。
「今日も走行開始時は路面が濡れた難しいコース・コンディションでした。
ドライバーは、もちろんバリアに接触しないようにドライブしなければなりませんし、エンジニアは、このようなチャレンジングかつエンターテイニングでもあるコンディションでのタイヤの性能の理解に努めなければなりません。
われわれにとってはこのサーキットのような路面変化は非常に稀なため、タイヤの動きを理解するのが困難です。
全体的にスーパー・ソフトのドライバーからのフィードバックは通常よりもオーバーステア気味ですので、今週末は興味深いです」

明日のレースではどのようなタイヤ戦略が考えられますか?
「いつ、そして果たして雨が降るのかというのが戦略を決める一番重要な要素になると思います。
路面がウェットならば、路面が乾くまでに長い時間がかかりますので、コックピットの中のドライバーたちには非常に正確なドライビングと集中力が求められます。
路面がドライなレースならば、2種類のドライ・コンパウンドの摩耗や耐久性を考えると幅広い戦略のオプションが可能になりますので、様々な戦略が用いられることになるでしょう。
ウェットでもドライでも、明日はピットウォールのメンバーにとっては高い集中力を求められるレースになりますが、今日が見所のある予選セッションになったのと同じように、エンターテイニングなレースになる可能性が高いと思います」

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アロンソ(フェラーリ)がシンガポールでも連続ポール獲得

Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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シンガポールGP最終予選はここまで最速だったベッテル(レッドブル)をかわし、フェラーリのアロンソが前戦イタリアGPに続いて連続ポールポジションを獲得した。
これは自身通算20回目のポールということになる。

2番手には0.067秒差でベッテル。
最後のアタックでわずかにガードレールに接触したのが仇となったか。
3-4番手はマクラーレンのハミルトン&バトン、5番手ウェバー(レッドブル)、6番手バリチェッロ(ウィリアムズ)、7番手ロズベルグ(メルセデスGP)、8番手クビサ(ルノー)、9番手シューマッハ(メルセデスGP)、そしてザウバーの小林可夢偉は10番グリッドということになった。

シンガポールGP画像はこちら

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2010/09/25

小林可夢偉(ザウバー)、予選Q2も突破

予選Q2もレッドブルのベッテルがそのスピードをみせつけトップで通過。
2番手はフェラーリのアロンソ、3番手ウェバー(レッドブル)、4-5番手マクラーレンのハミルトン&バトン、6番手ロズベルグ(メルセデスGP)、7番手クビサ(ルノー)、8番手バリチェッロ(ウィリアムズ)、9番手シューマッハ(メルセデスGP)、そして10番手でみごとザウバーの小林可夢偉が今季4度目となる最終予選進出を果たした。

ここで脱落したのはアルグエルスアリ(トロ・ロッソ)もヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)、ペトロフ(ルノー)、ブエミ(トロ・ロッソ)、ハイドフェルド(ザウバー)、スーティル(フォース・インディア)、そしてリウッツィ(フォース・インディア)の7台。
なおルノーのペトロフはバリアにヒットしてマシンを痛めセッション途中でストップしている。

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予選Q1はアロンソがトップタイム、小林可夢偉も突破

シンガポールGP公式予選Q1はちょうど半分の10分が経過したところでフェラーリのマッサがエンジン関連とみられるトラブルでストップ、セッションは赤旗中断になった。
結局トップタイムを記録したのはフェラーリのアロンソで、これにレッドブルのベッテル&ウェバーが続いた。

ザウバー勢はハイドフェルドが13番手、小林可夢偉は15番手で通過。
ここで脱落したのはグロック(ヴァージン)、コバライネン(ロータス)、ディ・グラッシ(ヴァージン)、トゥルーリ(ロータス)、ヒスパニアのクリエン&セナ、そしてノータイムだったマッサ(フェラーリ)の7台となった。

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フリー走行3回目もベッテル(レッドブル)が最速

セバスチャン・ベッテル (C)Redbull Racing
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公式予選を前に行われたフリー走行3回目セッションは、やはりウェット部分が残る状況で始められ、次第に状況は改善されたものの、全体に前日の2回目のものよりは2秒ほど遅いものとなった。

ベストとなったのはここでもレッドブルのセバスチャン・ベッテル。
2番手となったアロンソ(フェラーリ)に0.622秒もの大きな差を付けるものだった。
3番手はハミルトン(マクラーレン)、4番手マッサ(フェラーリ)、5番手ロズベルグ(メルセデスGP)、6番手ウェバー(レッドブル)、7番手ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)、8番手クビサ(ルノー)、9番手スーティル(フォース・インディア)、10番手がブエミ(トロ・ロッソ)というトップ10。

バトン(マクラーレン)は13番手、シューマッハ(メルセデスGP)は15番手。
またザウバー勢ではハイドフェルドが17番手、小林可夢偉18番手だった。
注目の公式予選はこのあと現地時間午後10時(日本時間:午後11時)から行われる。

シンガポールGPフリー走行3回目の結果はこちら
シンガポールGP画像はこちら

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復帰クリエン(ヒスパニア)、最後尾でも「気分は最高!」

Jenson Button & Christian Klien (C)Ex.Honda Racing
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体調不良とされる山本左近に代わり、2006年以来となるF1復帰を果たしたヒスパニア・レーシングのクリスチャン・クリエンは、「レースドライバーの気分は最高」と、満足の表情をみせた。

「今日のセッション前には、テストでただ40ラップくらいしただけだったからいきなりベストの走りは難しいよ。
それでもコクピットでは走る度に多くのことを学ぶことができた。
重要なタイヤのデータも収集できたし、一日でたくさんの経験を積んだよ。
チームメイトと比べても悪くはないし、明日はもっとやれるよう希望しているよ」

クリエンが最後にレースを戦ったのは2006年のイタリアGP(レッドブル)以来ということになる。

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スーティル(F・インディア)、「3輪走行」で罰金1万ドル

Adrian Sutil (C)Force India F1
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24日(金)行われたシンガポールGPのフリー走行で、フォース・インディアのエイドリアン・スーティルがレーススチュワード(競技審査委員)から1万ドル(約84万円)の罰金を科せられた。

これはフリー走行中、シケインでマシンを損傷させたスーティルがそのままピットガレージまで戻ろうとして危険な状態を演出したことによるもの。
スチュワードによれば、マシンは左フロント・サスペンションを損傷していてステアリングが切れる状態ではなく、3輪走行のままの走行は不可能だったという。

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シューマッハ(メルセデスGP)、事前の予想覆す好走

Image (C)Mercedes Motorsports
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今回のシンガポールGPはF1で初めてのナイトレースとしてすでに定着しているが、今年メルセデスGPから復帰したミハエル・シューマッハにとっては初体験。
テストが一切できない市街地特設コースということもあり、事前の予想ではかなり苦戦するのではとみられていたが、少なくとも半分ウェットで行われたフリー走行1回目セッション(2番手タイム)ではそんな危惧を不要なものとして拭い去ってみせた。

「初めてのトラックというのはいつだってフレッシュでチャレンジングなものだよ。
もちろんこのシンガポールのコースも楽しみにしていたんだけれど、想像通り面白いものだったね。
午前のセッション、いや夕方か……
コンディションが複雑に変化したので難しかったけれど、それでもここでのマシンは悪いものではなかったようだ。
夜間走行というのも愉快な体験だった。
土曜日の予選、そして日曜日の決勝レースを楽しみにしているよ」

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『ロータス・レーシング』、『チーム・ロータス』に

Team Lotus logo (C)Team Lotus

今季ヤルノ・トゥルーリ&ヘイキ・コバライネンを擁して参戦してきたロータス・レーシングが、24日(金)シンガポールGPの地で会見、チームの名称を『チーム・ロータス』とすることを発表した。

これにより、同チームはいわゆる創業者コーリン・チャップマンの伝統を引き継ぐ正当なものとして認められたことになる。
ただ、事前に期待されたドライバー・ラインナップや搭載エンジンなど来季の体制についてはいずれも明らかにされなかった。

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2010/09/24

フリー走行2回目、レッドブル勢が1-2タイム

セバスチャン・ベッテル (C)Redbull Racing
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シンガポールGPフリー走行2回目セッションは、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが1'46.660という好タイムでトップ。
2番手にも午前のセッションで最上位だった僚友のウェバーがつけレッドブル勢がみごとな1-2タイム、ライバルたちにそのポテンシャルをみせつけた。

3番手はマクラーレンのバトン、4番手フェラーリのアロンソ、5番手マクラーレンのハミルトン、以下バリチェッロ(ウィリアムズ)、マッサ(フェラーリ)、ロズベルグ(メルセデスGP)、クビサ(ルノー)、そしてシューマッハ(メルセデスGP)の順。

ザウバー勢はこのセッションでも小林可夢偉が12番手、復帰のハイドフェルドが13番手となった。
また山本左近の代役となったクリスチャン・クリエンは最後尾の24番手、僚友のセナとは0.817秒の差だった。

シンガポールGPフリー走行2回目の結果はこちら

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フリー走行1回目、小林可夢偉12番手 山本左近欠場

マーク・ウェバー (C)Redbull Racing
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変則的なタイムスケジュールで行われるシンガポールGPのフリー走行1回目セッションが終了。
直前に降った雨のためシンガポールGPでは初めてとなるウェット宣言の下スタートした。

今回、既報のようにヒスパニアでは山本左近に代えてクリスチャン・クリエンが、またロータスではトゥルーリに代えてファイルーズ・ファウジーが、さらにヴァージンでもディ・グラッシに代え新人のジョローム・ダンブロッシオが起用されている。

路面コンディションはなかなか回復しなかったが、最終的には各車ドライタイヤでアタック。
結局ここでトップタイムをマークしたのは本命レッドブル・レーシングのウェバーで、ベストタイムは1'54.589というものだった。
2番手はここシンガポールのコースが初体験となるメルセデスGPのシューマッハがつけ、気を吐いた。
3番手スーティル(フォース・インディア)、4番手ベッテル(レッドブル)、5番手アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)の順。

ザウバー・チームの小林可夢偉はセッションの長い時間タイミングモニターのトップに留まるなど存在感を示したが、最終的には12番手。
新しいチームメイトとなったハイドフェルドは13番手だった。

シンガポールGPフリー走行1回目の結果はこちら

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ヒスパニア、山本左近に代えクリスチャン・クリエン起用

山本 左近/ヒスパニア (C)Hispania Racing F1 Team
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ヒスパニア・レーシングは、24日(金)始まったシンガポールGPで山本左近に代えリザーブドライバーであるクリスチャン・クリエンを起用すると発表した。

チームではその理由について山本左近の体調不良としているが、パドックでは納得していない様子。
先に山本左近は今シーズン終了まで走ると明言していたが、チームは2週間後となる日本GPへの出走についてもドライバーを明らかにしていない。

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シンガポールGP、雨ならナイトレースは危険?

Wet Race Image (C)Renault F1 UK
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すっかりナイトレースが定着したシンガポールGPだが、今年は2008年の初開催以来初めて雨に見舞われる可能性が高く、関係者をやきもきさせている。

赤道直下に位置し、基本的には11月以降が雨期として雨が多いシンガポールだが、今年は世界的な天候異変の中、ここまでも雨がちで推移してきている。
地元気象台による最新の天気予報でも、この週末は金・土・日いずれも曇り時々雨と予想されていて、日曜日の決勝レースもウェットで行われることが考えられる。

しかしドライバーからは、夜間の人工的な照明の下で雨粒が激しかった場合には視界が損なわれ、危険なシーンが多くなるとの危惧が示されている。
果たして今回のシンガポールGPがF1史上初のウェット&ナイトレースになるのか、世界から注目が集まる。

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ディ・レスタ(F・インディア)、「来季はレースドライバー」

Paul Di Resta (C)Force India F1
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今シーズン、フォース・インディア・チームでリザーブ&テストドライバーを務めるポール・ディ・レスタ(24歳:イギリス)が、来シーズンのレースドライバー昇格に強い自信をみせている。

同チームではエイドリアン・スーティル、ビタントニオ・リウッツィといずれも能力あるドライバーを抱えているが、とりわけ再三上位に名前を連ねるスーティルへの評価は高く、メルセデスGPやルノー・チームへの起用もささやかれている。
いまのところリウッツィ残留の可能性は高く、その場合にはリウッツィ&ディ・レスタというドライバー・ラインナップになるだろう。

ただ、メルセデスGPではミハエル・シューマッハの、またルノーではヴィタリー・ペトロフの去就がどのようになるかでまだ流動的。
いずれも残留した場合、ディ・レスタのレースシート獲得にはまだ疑問符が残りそうだ。

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ピレリタイヤ、デ・ラ・ロサを開発ドライバーに起用

Rosa & P.Sauber (C)Sauber Motorsport AG
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2011年シーズンからF1タイヤの単独サプライヤーになるピレリタイヤは、その開発ドライバーに前ザウバー・チームのペドロ・デ・ラ・ロサ(39歳:スペイン)を起用することを明らかにした。
同社ではニック・ハイドフェルド(33歳:ドイツ)が離脱したあと、前ルノーのロメイン・グロージャン(24歳:フランス)を起用していて、こちらも残留することになる。

同社のフランチェスコ・ゴリ/CEOは、「今シーズン最終戦アブダビGP終了までは二人が専任で開発テストを行う。
シーズン終了後の合同テストで、初めて各チームのドライバーにはテストしてもらうことになる」と、語っている。

なおこれでハイドフェルドとデ・ラ・ロサはお互いにピレリとザウバーとの職務を交換した形になる。

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2010/09/23

『セブン-イレブン』レッドブルのスポットスポンサーに

2009 Image (C)RedBull Racing
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コンビニエンスストア・チェーンの大手『セブン-イレブン』が、今週末行われるシンガポールGPで、レッドブル・レーシングのスポットスポンサーとして契約したことがわかった。

同社はこれまで日本GPなどでもスポットスポンサーを務めてきているが、今回はシンガポール国内での知名度アップを狙っているようだ。

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エクレストン氏、「16レースがベスト」?

B.Ecclestone & G.Berger (C)RedBull Racing
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FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)の代表として、年々F1レース数を拡大してきたバーニー・エクレストン氏だが、「16レースがベスト」と唱えて周囲を困惑させている。

これはインドの『ザ・タイムズ・オブインディア』紙に語ったもので、その中でエクレストン氏は「20レースというのはもう限界だ。
個人的には年間16レースくらいがベストだと思っているよ。
ここ数年、レース数が増える度にシーズンが長くなっていて、みんなもう疲れ切っているんだ」と、語って驚かせている。

2003年には16戦だったF1は、2004年が18戦、2005年に19戦、一時拡大傾向は収まったものの来シーズンは実に20戦まで増大している。
しかしその張本人がエクレストン氏自身であることは間違いないところ。

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ンガポールGP競技委員にダニー・サリバン氏

Danny Sullivan
FIA(国際自動車連盟)は、今週行われるシンガポールGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、ダニー・サリバン氏(60歳)を起用することを明らかにした。

サリバン氏は1983年に当時のティレル・チームからF1デビューを果たしたが、参戦はこの1年限り、最高位はモナコGPの5位。
その後アメリカに戻ってからはCARTシリーズに参戦、1988年にはシリーズ・チャンピオンに輝いている。

F1では珍しいアメリカ人であるサリバン氏だが、先のドイツGPに次ぐ2回目の起用ということになる。

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2010/09/22

ルノー・チームにまた新たなロシア・スポンサー


21日(火)、ルノー・チームは今シーズン残り5戦のスポンサーとして、ロシアの大手造船会社である『Vyborg Shipyard JSC』とパートナーシップ契約を締結したことを明らかにした。
JSCロシア北西部で最大の造船会社。
これにより同社のロゴがシンガポールGP以降、マシンやドライバースーツに掲出される見込みだ。

同チームにとって今回の契約は『ラダ』に次ぐ2社目のロシア・スポンサーになるが、これは当然ロシア人ドライバーであるヴィタリー・ペトロフ(25歳)にとって大きな支援になるものとみられ、まだ確定していないルノー・チーム2011年のドライバー選定にも影響がありそうだ。

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シンガポールGP主催者、新コースに自信

Singapore GP Image (C)Redbull Racing
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マリーナ地区を舞台とする市街地特設コースで行われるシンガポールGPでは、今年コース細部の改修を行っているが、その効果について主催者は自信をみせている。

それによれば改修されたのは10コーナーのシケインの変更、またピットレーンはこれまでより1cm下げられてトラックとの円滑な接続を実現。
さらに公道コース故のバンピーだった路面も、舗装をやり直してよりスムーズな走行を可能にしたということだ。

なおこれらの改修により、コース全長は昨年の5.067kmから5.073kmへとわずかに延長された。

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シルバーストーン、新設パドック施設の名前を公募

2006 British GP Scene (C)Renault F1
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イギリスGPの開催地であるシルバーストーン・サーキットでは、現在建設中の新ピット&パドック複合施設について、ファンからその名前を広く公募することを明らかにした。
期限は10月8日(金)までで、同サーキットの公式サイト(www.silverstone.co.uk)で受け付ける。

サーキットを保有するBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)によればみごと採用された場合、2011年のF1イギリスGP&2輪のモト・イギリスWGPのチケットが無料で提供される他、両グランプリではVIP席への招待という優遇措置も与えられるという。
(この席の一般入手は困難だが、時価にして総額100万円程度にはなるとみられる)

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2010/09/21

ジェローム・ダンブロジオ、ヴァージンの来季シート狙う

Jerome d'Ambrosio (C)Renault F1 UK
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今シーズン、ルノー・チームのシートをヴィタリー・ペトロフと最後まで争ったとされるジェローム・ダンブロジオ(24歳:ベルギー)が、来季ヴァージン・レーシングのレースドライバー契約に強い自信をみせている。

これは同選手のパーソナル・マネージャーであるイヴ・デコルテ氏が明らかにしたもので、すでにスポンサー資金の予定額獲得に目途が付いたということで、早ければ今シーズン中にも金曜日のフリー走行セッションで起用される可能性があるという。

ただ来季の契約についてはティモ・グロックが確定している上に、ルーカス・ディ・グラッシのほうもチームがオブション権を行使するとの見方が有力で、その行方は楽観できるものではないようだ。

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ザウバー、グティエレスをリザーブドライバーに指名

Esteban Gutierrez (C)BMW Sauber F1
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ザウバー・チームは、これまで空席だった同チームのリザーブドライバーとしてエステバン・グティエレス(18歳:メキシコ)と契約したことを明らかにした。

グティエレスはすでにシーズン前、同チームの若手育成プログラムに起用されていたが、今回『GP3シリーズ』のチャンピオンに輝いたことが後押しとなったようだ。
これにより同選手はシーズン終了後に行われるテストに参加、さらに2011年シーズンにはすべてのグランプリに予備ドライバーとして帯同することになる。

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負傷したヒスパニアのメカニック、まもなく退院へ

Pitstop Image (C)BMW Sauber F1
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先のイタリアGP決勝レースで山本左近がピットインした際に、誤ったロリポップマン(スタート合図を出す担当)のサインによりマシンに跳ねられて負傷したメカニックだが、伝えられるところによれば回復状況に進展があり、まもなく退院が許可されるだろうとのことだ。

同メカニックが入院しているのはイタリアの病院だが、本人は「早く国(ドイツ)に戻りたいよ」と退院を切望しているという。

このアクシデントで、ヒスパニア・レーシングは安全なピット作業を行わなかったとしてレーススチュワード(競技審査委員)から2万ドル(約168万円)の罰金を科せられている。

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2010/09/20

コスワース首脳、「レッドブルと供給交渉していた」

Cosworth Factory (C)Cosworth Engineeringth
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来シーズン、F1最強と言われるメルセデス・エンジンの搭載を求めていたとされるレッドブル・レーシングだが、現在ウィリアムズ他のチームの供給するコスワース社では、1年前に同チームへの供給契約がほぼ実現するところまで行っていたことを明らかにした。

これは、コスワース社のティム・ルーシス/CEOがイタリアの『アウトスプリント』誌に語ったもので、「残念ながらその時点でわれわれは自分たちのエンジンの性能を証明する術を持っていなかった。
もしも13か月先に交渉があったなら、われわれの交渉が異なったものになっただろうことを確信している」と、主張した。

現時点でレッドブル・レーシングは来季もルノー・エンジンで戦う可能性が高いとみられる。

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ナイトレースのシンガポールGP、シューマッハ初体験

Singapore Nightrace (C)Honda Racing
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過去7回のチャンピオンに輝き、通算262回のレースに出走という記録を持つベテランのミハエル・シューマッハ(41歳:ドイツ)だが、2006年シーズンでいったん現役を退いたこともあり次戦シンガポールGPは初めてということになる。
これまで初体験コースでも際立つ強さをみせてきたシューマッハ、それでもナイトレースというのは別な意味で魅力的な戦いになることだろう。

「新しい、未知のコースというのは大好きだよ。
でも今回はさらにエキサイティングなんだ。
というのも、これは初体験サーキットである上に、事前に走ることができない市街地コース、そしてこれまた僕には初となるナイトレースだからね。
今からとても楽しみにしているんだ。
ただわれわれのマシンがこのコースにフィットするかどうかはまだわからない。
シンガポールのお客さんのために、素晴らしいショーを演じたいとは思っているんだけどね」

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ウェバー(レッドブル)、「シンガポールでタイトル道筋付ける」

Image (C)Redbull Racing
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僅差ながら、いずれも元F1チャンピオンであるハミルトン、アロンソ、そしてバトンらを押さえて目下ランキング首位を走るレッドブル・レーシングのマーク・ウェバーが、今週行われるシンガポールGPを前にタイトルへの意欲を示している。

「モンツァではちょっとしくじってしまったけれど、タイトル獲得への意欲は失われていないし十分にその資格はあると思っているよ。
ナイトレースで行われるシンガポールGPは、ショーとしても意義があるイベントだけど、タイトルの行方を左右する重要なものになると思うな。
今はまだ(ハミルトンとは)わずかなポイント差(5点)だけど、できればここでこれを一気に引き離したいね」

ウェバーにとってのシンガポールGPは、しかし過去いずれもリタイヤとなっている。

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2010/09/19

ディーン・ストーンマン、ウィリアムズF1テスト勝ち取る

Dean Stoneman (C)F2 Series
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2010年シーズンの『F2シリーズ』タイトルを獲得したディーン・ストーンマン(20歳:イギリス)が、このご褒美としてみごとウィリアムズF1テストのチャンスをつかみ取った。
18日(土)スペインのバレンシアで行われた最終戦の第1レースでは9位に留まったストーンマンだが、これにより今年のシリーズ・チャンピオンを確定させたもの。

ストーンマンは「F1マシンをドライブするというのは僕の長年の夢だったから、とても興奮しているよ。
僕にとってウィリアムズF1を走らせるというのは間違いなく大きなチャンス。
そこで僕の能力を証明できたらいいな」と、興奮を隠せない様子。

なお昨年の同シリーズ・チャンピオンであるアンディ・ソウセックは、F1テスト後いったんはヴァージン・レーシングのリザーブ&テストドライバーに登録されている。

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F.ブリアトーレ氏、復活に向けて画策中?

Flavio Briatore (C)Renault F1 UK
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ルノー・チーム代表時代での『クラッシュ・ゲート疑惑』で一時はモータースポーツ界から追放の処分を受けたフラビオ・ブリアトーレ氏だが、ここに来て再び現場で名前が囁き続けられている。

これは独『ディ・ヴェルト』紙が報じたもので、それによればブリアトーレ氏がこのところしばしばフェラーリ・チームに出入りしていると言うことで、実際先のイタリアGPのパドックでも同チームのモーターホームで目撃されたのだという。

FIA(国際自動車連盟)から2013年までF1への関与は禁止されているが、処分が早く打ち切られる可能性もあり、この『怪人』の動向に今後も注目が集まりそうだ。

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ハイドフェルド(ザウバー)、「実戦復帰、待ちきれない」

Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1
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今季メルセデスGPに在籍しながら一度も搭乗機会が得られなかったニック・ハイドフェルド(33歳:ドイツ)は、ザウバー・チームに移籍して戦う次戦シンガポールGPを前に、「今から実戦復帰が待ちきれないよ」と、熱い思いを吐露している。

「レースドライバーだもの、当然レースをするのが一番さ。
実戦復帰はほんとうにうれしいし、さらにそれがシンガポールGPだというのは僕にとってボーナスだと思っているんだ。
このナイトレースは2008年に初めて走ったときから僕のお気に入り。
ザウバーのマシンがこのコースにどれだけフィットしているかは走ってみなければまだわからないけれど、少なくとも(高速の)モンツァよりはいいだろう
チームとはお互いに知り尽くした関係だし、1戦目からきっとうまくいくよ」

まだ優勝経験こそないものの、これまで表彰台に上がること12回というベテランは、小林可夢偉にとって心強い援軍であると同時に強烈なライバルになる筈だ。

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2010/09/18

ルノー首脳、「ライコネンとの契約は商業的問題」

Kimi Raikkonen (C)RedBull Racing
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前フェラーリ・チームのF1ドライバーで、現在はレッドブル・チームからシトロエンを駆ってWRC(世界ラリー選手権)に参戦中のキミ・ライコネン(30歳:フィンランド)との契約について、F1復帰の可能性が報じられたルノー・チームでは、「実現の可能性は商業的な問題である」との見解を示している。

これは同チームのジェラール・ロペス会長が英『オートスポーツ』に語ったもので、その中で同氏は、「われわれにとってこれは純粋にコマーシャルベースの問題だと考えている。
確かに彼はビッグスターだが、われわれはその名前だけで契約することは決してない。
現在ペトロフはよく活躍していると受け止めているし、彼がどれだけスポンサーを持ち込めるかは大きな要素になるだろう」と、述べた。

ただ、当のペトロフは「僕はペイ・ドライバーではないし、残留できるかどうかはロシアからのスポンサーにあるのではなく、ひとえにドライバーとしての能力に掛かっている」と主張している。

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ロータス、トヨタとパートナーシップ契約発表(!?)

Mike Gascoyne (C)Lotus Racing
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かねて噂に上がっているロータスとトヨタとの提携が、17日(金)ついに正式発表された。
といっても、これは共に市販車部門での話。

次戦シンガポールGP時にも発表されるのではないか、とされるロータス・レーシングの新体制だが、ルノー・エンジン&ギヤボックスの搭載、また両チームで技術部門の責任者を務めたマイク・ガスコイン氏による旧トヨタF1チームとのパートナーシップなど、様々な噂を呼んでいる。

いずれにせよ、同チームのトニー・フェルナンデス代表は何らかの発表があることを示唆していて、関係者から注目を集めている。

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オーストラリアGP、地元住民に多額の赤字負担

Australia GP Image (C)Redbull Racing
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すでに2015年までバーニー・エクレストン氏との間で開催契約が結ばれているオーストラリアGPだが、このほと地元ビクトリア州政府は巨額の赤字を地元が負担していて、これが住民への間接的な納税負担に繋がっていることを明らかにした。

それによれば2009年の赤字負担額は約5千万ドル(約43億円)にも及び、これは前年よりも約1千万ドル、2006年当時と比べるとほぼ倍に増大しているのだという。

それでも主催者は、グランプリ開催による観光などの経済的収入は赤字額を大幅に上廻るとしている。
ただ、州議会の一部からは開催への根強い反対運動があるのも事実だ。

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2010/09/17

ピレリ、F1タイヤ開発ドライバーにグロージャンを起用

Romain Grosjean (C)GP2 Series Media Service 拡大します

ピレリは9月15日からヘレスサーキットで2日間のF1タイヤテストを行った。ヘレスでは、来週末にシンガポールGPでF1レースへ復帰するニック・ハイドフェルドが最後のテストを行った。ハイドフェルドはトヨタTF109によって全長4.43Kmのヘレスサーキットを2日間で100ラップし、タイヤコンストラクションの煮詰め作業と、異なった種類のコンパウンドをテストした。

ピレリのF1タイヤテストはこれまでハイドフェルドによってムジェロとポールリカールで行われてきたが、今後のテストは元ルノーF1ドライバーのロマン・グロージャンが担当することになった。グロージャンは、今シーズンF1-GT1やAuto GPに出場、シーズン途中からはGP2シリーズへDamsチームから出場している。グロージャンのピレリF1タイヤのテストは、来週モンツァで行われる。

ピレリ・モータースポーツ・ディレクターのポール・ヘンブリー:「ニックにはわれわれのタイヤ開発計画への非常に価値のある貢献に感謝したい。特定のチームを優先することを避けるためにニックを契約から解放することに決めた。彼のこれからの成功を祈っている。そしてモンツァでのテストのためにロメインを起用することを決めた。彼はわれわれのGP3タイヤ開発を短い時間で完成させた経験があるので、非常に役立つフィードバックをしてくれるものと確信している

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韓国GP最終査察、さらなる延期に

 Image
先に9月21日(火)まで延期された韓国GPのFIA(国際自動車連盟)による最終査察だが、これがさらに1週間以上再延期される見通しだ。

これは同グランプリの主催者であるKAVO(韓国オート・バレー・オペレーション)が明らかにしたもので、これだとグランプリ開催予定日である10月24日(日)から逆算して30日を切る異例のものとなるが、それでも主催者は「開催にはまったく問題ない」としている。

ちなみに昨年同じく初開催となったアブダビGPの最終査察もほぼ開催前1か月近くになってからだった。

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132億円もの収益上げていた、2009年シーズンのブラウンGP

2009 Scene (C)Ex.Brawn GP F1 Team
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2009年シーズン、コンストラクターズ及びドライバーズ・タイトル(バトン)を独占したブラウンGP(当時)が、この年9,850万ポンド(約1,320億円)もの収益を記録していたことがわかった。
これは大手金融情報サイトであるブルームバーグ社が報じたもの。

この年のクルマはメルセデス・エンジンを搭載したものの、事実上前年ホンダが開発したマシンと言われるがホンダ時代の収益は2009年より4割近く少ないものだったということだ。

ただ、活躍の立役者であったバトン&バリチェッロらはいずれもチームを離れ、バトンはマクラーレンを、またバリチェッロはウィリアムズへの移籍をそれぞれ選択している。

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デ・ラ・ロサにヒスパニア・レーシングが関心?

Pedro de la Rosa (C)McLaren Group
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ザウバー・チームから電撃放出されたベテランのペドロ・デ・ラ・ロサ(39歳:スペイン)に、ヒスパニア・レーシングが高い関心を持っていることがわかった。

これはデ・ラ・ロサの地元スペインの『ディアリオAS』紙らが報じているもので、それによればすでにデ・ラ・ロサはヒスパニア・レーシングのホセ・ラモン・カラバンテ代表と会談の場を持ったとのこと。

ただデ・ラ・ロサがヒスパニアに起用された場合、残留するのはブルーノ・セナであり山本左近が交代になるとの見方が有力だ。
今シーズン、第10戦のイギリスGPから起用された山本左近だが、残念ながらこれまですべてのグランプリでセナの後塵を拝している。

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2010/09/16

挫折デュランゴ、今度は「F1チーム買収図る」

2010 F1 (C)Redbull Racing
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元F1チャンピオン、ジャック・ビルニューブ氏と共に2011年の新規参戦枠を狙いながら、FIA(国際自動車連盟)からは認められなかった元GP2チーム『デュランゴ』だが、今度は既存のF1チームを買収するという奇策を考えていることがわかった。

これは同チームのジュセッペ・ドリーゴ/スポークスマンが『ラジオ・カナダスポーツ』に語ったもので、この中で同氏は「われわれに残された2011年F1参戦唯一の方法は既存のチームを買収することだ。
これにはビルニューブ氏も同意している」と、している。

噂では、ヒスパニア、そしてヴァージン・レーシングらがこの標的になっているようだ。

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負傷したヒスパニアのメカニック、依然入院中

Pitstop Image (C)BMW Sauber F1
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先のイタリアGP決勝レースで山本左近がピットインした際に、誤ったロリポップマン(スタート合図を出す担当)のサインによりマシンに跳ねられて負傷したメカニックは、まだ収容された病院から退院することができない状況であるという。

それによればこのメカニックは脳しんとうになった他、肋骨にも損傷を受けていて、担当医師はまだ状況をみる必要があると診断しているということだ。

なおこのアクシデントで、ヒスパニア・レーシングは安全なピット作業を行わなかったとしてレーススチュワード(競技審査委員)から2万ドル(約168万円)の罰金を科せられている。

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エディ・ジョーダン氏、「シューマッハは引退考えている」

Eddie Jordan (C)Ex.Jordan Grand Prix
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一度は引退しながらも今シーズン4年ぶりのF1復帰を果たしたメルセデスGPのミハエル・シューマッハ(41歳:ドイツ)だが、しばしばチームメイト(ロズベルグ)に後れを取るなど苦戦が続いている。

しかし本人はすでに来季に照準を据えているとされ、チーム代表であるロス・ブラウン氏もこれを認めているが、かつてジョーダン・チームを率いたエディ・ジョーダン氏はこれに疑問を持っているようだ。
同氏は英『BBCスポーツ』に対し、「彼はメルセデスとの3年契約を全うすると明言しているようだが、私はこれに首を傾げているんだ。
このところの彼をみていると、もうF1に幻滅を感じているようにすら感じる。
おそらく彼は契約を見直し、今季限りで再び引退を考えているんじゃないだろうか」と、語っている。

ベネトンやフェラーリのイメージが強いシューマッハだが、1991年のデビュー戦(ベルギーGP)はこのジョーダン氏に見いだされてのものだった。

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バリチェッロ(ウィリアムズ)、「来季はもっとやれる」

Rubens Barrichello (C)Williams F1
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今年のF1で、シューマッハ(メルセデスGP)に次ぐベテラン・ドライバーとなっているウィリアムズ・チームのルーベンス・バリチェッロ(38歳:ブラジル)だが、来シーズンに向けても積極的な姿勢をみせている。

「ウィリアムズのマシンはどんどんバージョンアップしているし、来年に向けての開発も始まっているんだ。
だから僕ももちろん来年もこのチームで走るつもりだし、来年はもっとやれると確信しているよ」と、バリチェッロ。

バリチェッロの弁護士によれば、チームは現在もう一人のドライバーについての契約を詰めていて、おそらく遠くない時期に再びバリチェッロ&ヒュルケンバーグの体制が発表されるだろうとのことだ。

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2010/09/15

キミ・ライコネン、ルノーからF1復帰の可能性も?

Kimi Raikkonen (C)RedBull Racing
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かつての在籍チームであるフェラーリやマクラーレンのドライバー体制が堅いことから、F1復帰の可能性が少ないとみられるキミ・ライコネンだが、ここに来てルノー・チームの名前が急浮上、注目を集めている。

これは英『オートスポーツ』が伝えたもので、同チームのエリック・ブイユ代表自らが示唆したものという。
それによればこの話はライコネン・サイドから持ち込まれたもので、目下WRC(世界ラリー選手権)参戦中のライコネンは再びF1ドライブに高い関心を持っているようだ。

その場合、ロバート・クビサの残留は堅いことから、ヴィタリー・ペトロフのシートが標的になるとみられるが、ペトロフは「スポンサー獲得も含め、全力でルノー残留を図る」と、ファイトを燃やしているという。

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ペーター・ザウバー代表、「難しい判断だった」

Rosa & P.Sauber (C)Sauber Motorsport AG
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シーズン途中でドライバー交代を決めたザウバー・チームのペーター・ザウバー代表は、「難しい判断だった」と、その複雑な心中を吐露した。

「チームを率いる者として、ほんとうに難しい判断だった。
ペドロはとてもプロフェッショナルなドライバーとして、チームに限りない貢献をしてくれた。
彼のこれまでの活躍に心からの感謝を伝えたい。
一方、再びわれわれのチームの戻ってくるニックには、他チームで培った経験に期待している。
とりわけ今年のマシンの比較について、彼からは貴重な意見が聞けることだろう」

ハイドフェルドが体験した直近のマシンはメルセデスGPということになるが、そのメルセデスはかつてのザウバー・チームとは蜜月の関係にあった間柄だ。

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中途放出のデ・ラ・ロサ、「チームの決定に驚いた」

Pedro de la Rosa (C)BMW Sauber F1
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一部に噂はあったものの、ヨーロッパ・ラウンド終幕から間髪を入れずに発表されたザウバー・チームによるペドロ・デ・ラ・ロサの更迭は、本人自身にも衝撃であったようだ。

デ・ラ・ロサはこれについて「この決定を聞いて、僕自身ほんとうに驚いているんだ。
ただこれはチームが決めたことだから、ドライバーの立場としては尊重しなければならないよ。
僕は来年もF1で走っているつもりだけれど、実際にどうなるかはわからない。
いまはただ残りのシーズンのチームの活躍を願っているだけさ」と、語っている。

デ・ラ・ロサにはスペインからの大型スポンサー契約が期待されていたが、結局これは叶わなかったようだ。

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ザウバー・チーム、ハイドフェルドの加入を正式発表

Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1 Team
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今週急速に高まった噂の通り、ザウバー・チームはペドロ・デ・ラ・ロサに代えてニック・ハイドフェルドが加入することを正式発表した。
なお今回の契約期間は今シーズン末までとされていて、来シーズンについては触れられていない。

またハイドフェルドは先にピレリタイヤの公式開発ドライバーとしての仕事を始めたばかりだが、辞任は必至とみられる。
(デ・ラ・ロサが入れ替わるという可能性もある)
ただ契約は17日からということなので、それまではまだピレリのテストは可能だ。

これにより、次戦シンガポールGP以降の今季残り5戦のザウバー・チームはハイドフェルド&小林可夢偉というドライバー・ラインナップで戦われることになる。

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2010/09/14

F1日本GPの国歌独唱は秋川雅史さんに

秋川 雅史氏 (C)Mobilityland
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今年は第16戦として10月10日(日)に決勝レースが行われるF1日本GP(鈴鹿サーキット)だが、決勝レーススタート前に予定される国歌独唱がプロ・テノール歌手の秋川雅史さんによって行われることが主催者から正式発表された。

ミリオンセラーとなった『千の風になって』で知られる秋川さんは、これまでサッカーの
国際試合などでも国歌独唱を行い、好評を博している。

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上位チーム、いずれも「陰謀説」で疑心暗鬼に

Redbull Duo (C)Redbull Racing
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目下、今季のF1タイトルはレッドブル、マクラーレン、そしてフェラーリの3チームで争われているが、先に問題となったチームオーダー説を彷彿とさせるように「陰謀説」がささやかれて関係者は疑心暗鬼になっているようだ。

これまでのポイトンで僚友マッサをアロンソが上廻るフェラーリでは、マッサのピット作業が遅れたためにアロンソが逃げ切ったが、これが作為的なものではなかったのか、というのが一つ。

またウェバーがベッテルをポイントで上廻るレッドブルでは、今回のレース中ベッテルが謎のスローダウンでウェバーの先行を許した。
このトラブルについて当初はエンジンによるものと伝えられたが、レース後クリスチャン・ホーナー代表は「ブレーキトラブル」との見解を示している。

いずれにしてもドライバー自身の責任や関与による遅れではないことから周囲に「要らぬ心配」を呼んでいるのが事実だ。

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ロータス、コスワース・エンジン契約解消へ

Cosworth Engine (C)Cosworth Engineering
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今シーズン、他の新規参戦チームと同様コスワース・エンジンを搭載して戦ってきたロータス・レーシングだが、このほどその契約を今季限りで終了することで一致したことを明らかにした。

両者共にまだ今後のことについては触れていないが、周辺の見通しではロータスは来季ルノー・エンジンを搭載する可能性が高いとみられる。

バーニー・エクレストン氏の意向とみられる方針で今季の新規参戦チームはすべてコスワース・エンジンを搭載しているが、パワー不足や同時に供給されるギヤボックスのトラブルなどで不満を示しているチームも多いのが現実だ。

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ハイドフェルド、今季中にもザウバー・チーム復帰か

Nick Heidfeld (C)Ex.Sauber Motorsport AG
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英『オートスポーツ』が報じるところによれば、今シーズン中にもニック・ハイドフェルド(前メルセデスGP)のザウバー・チーム復帰があるのではないか、とのことだ。

それによれば、早ければ次戦シンガポールGP前にも契約が結ばれ、残り5戦に出走する可能性があるというもの。
その場合、小林可夢偉についてはすでに来季残留の発表が行われていることから、交代となるのはペドロ・デ・ラ・ロサのほうになると考えられる。

イドフェルドはかつて2001年からの3年間(ザウバー)、また2006年からは4年間(BMWザウバー)このチームから参戦していて、実現すれば3度目の古巣復帰ということになる。

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2010/09/13

ホームで1-3位の跳ね馬勢、「まさに特別な気分」

Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
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事前の予想では苦戦が伝えられていたものの、終わってみればみごとこのホームグランプリで2台共が表彰台に上がるという「快挙」を演じたフェラーリ・チームでは、二人のドライバーが次のようにその喜びを爆発させた。

「いいかい、紅いマシンを操ってティフォシの前をトップでゴールラインを通過するなんて、跳ね馬チームのドライバーなら誰だって夢見ることなんだよ。
だからもう気分は最高さ。
表彰台の上からこの真っ赤な群衆を見渡したら、誰だって感激してしまうものなのさ。
幸い今日は戦闘力があったけれど、次のシンガポールではわからない。
喜ぶのは今日限りにして、またマシンの熟成を図らなくっちゃね」と、1位のアロンソ。

また3位となったマッサも、「いいスタートが切れたから、本当ならもう一つ上に上がりたかったんだけど、路面が悪くてトラクションが伝わらなかった。
それでもレース中、マシンはずっとコンペティティブで、走るのが楽しかった。
ただピットストップは上出来と言えるものではなかったけどね。
それでもいまこうして紅い群衆に囲まれていると、自分がほんとうに跳ね馬の一員だということを思い知ることになるね」と、喜びを表した。

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小林可夢偉(ザウバー)、「ガッカリと言うしかない」

小林 可夢偉 (C)BMW Sauber F1
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不利と言われたイタリアGP公式予選で13番手というグリッドを獲得しながら、決勝レースでは1周を走り切ることもなく戦列を去ったザウバー・チームの小林可夢偉は、次のように無念さを表した。

「もちろんガッカリしているよ。
今回マシンは日を追う毎に良くなっていて、内心決勝レースでポイントを獲得するのは確実だと思っていたんだからね。
ところがレース直前のインストレーションラップでギヤシフトに問題があることがわかった。
そのためマシンをガレージに戻し、スタッフに出来る限りの対応をしてもらったんだけど、スタートしたらやっぱり駄目だったということがすぐにわかったよ。
今回は残念な結果に終わったけれど、次はいよいよアジア・ラウンドになるので気持ちを入れ替えて頑張る」

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ヒスパニア、山本左近の事故で罰金科せられる

12日(日)行われたイタリアGP決勝レース中、ヒスパニア・レーシングは安全なピット作業を行わなかったとしてレーススチュワード(競技審査委員)から2万ドル(約168万円)の罰金が科せられたことがわかった。

これは同チームの山本左近がタイヤ交換のためピットインした際、メカニックの一人が左近の無線を調整中だったにもかかわらず、ロリポップマン(スタート合図を出す担当)がゴーサインを出してしまったため、マシンに跳ねられて負傷したもの。
当時の国際映像でも救急車が負傷者を搬送するシーンが映されていて、世界から関心を呼んでいた。

山本 左近/ヒスパニア (C)Hispania Racing F1 Team
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これについて山本左近は、「ピットで起きた事故のことが心配で。何度もエンジニアに無線で状況を確かめたんだ。
幸い大きな怪我には至らなかったと言うことでほんとうに安心したよ」と、語っている。

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ブリヂストン イタリアGP決勝レースの模様

Tyre Work (C)Mercedes Motorsports
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2010 FIA Formula One World Championship 第14戦 イタリアGP
2010年F1世界選手権 イタリアGP 決勝
開催場所:モンツァ 開催日:9月10日~9月12日

イタリアGP決勝は、ペースの速い、接戦でエキサイティングなレースをソフト-ハードの戦略で戦ったスクーデリア・フェラーリ・マルボロのフェルナンド・アロンソ選手が、今季3度目の優勝を果たした。

ポールポジションのアロンソ選手は2番手からスタートしたジェンソン・バトン選手(ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス)にスタートで抜かれるが、ピットストップでトップを奪い返し、昨年度チャンピオンを2.9秒差でリードしてフィニッシュラインを越えた。
フィリペ・マッサ選手(スクーデリア・フェラーリ・マルボロ)がバトン選手にわずか1.2秒差の3位に入賞した。

安川ひろし (株)ブリヂストン モータースポーツ推進室長
「素晴らしい優勝を飾ったフェラーリとフェルナンド・アロンソ選手にお祝いを申し上げます。
ブリヂストンのヨーロッパ最後のグランプリで、チャンピオンシップにとって最高のリザルトが達成されました。大勢のブリヂストンのゲスト及び関係者のみなさんにも素晴らしいグランプリを楽しんでいただくことができました。
美しい太陽に光り輝くコースのブリヂストンのマークを、今日、世界中の皆さんに見ていただけたことをうれしく思います。
長年に渡り、この素晴らしいサーキットでわれわれに数多くの最高の思い出を与えてくれた、イタリアのファンの皆さん、そしてアウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァに感謝いたします」

浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー
「今日はとてもエキサイティングなレースで、様々な戦略のオプションを見ることができました。
われわれのタイヤも力強いパフォーマンスを発揮し、選手全員に良いレースを戦ってもらうことができてうれしく思っています。
異なるセットアップのジェンソン・バトン選手とフェルナンド・アロンソ選手のバトルは興味深く、どちらのドライバーも完ぺきなドライビングでした。
セバスチャン・ベッテル選手は予選で使ったソフトのオプション・タイヤでレースの最終ラップまで走り切り、この高速コースでのわれわれのタイヤの耐久性と性能を証明してくれました。
このような厳しい試練に直面しても、われわれのタイヤが安全であることに誇りを感じます。
今日はいくつかのタイヤに小さなブリスターが見られましたが、心配するほどのものでもなく、パフォーマンスにも影響はありませんでした。
モンツァ、最高のレースをありがとう」


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2010/09/12

アロンソ(フェラーリ)、ティフォシの前でポールTOウィン

Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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イタリアGP決勝レースは、今季フェラーリに移籍したフェルナンド・アロンソがティフォシの前でみごとなポールTOウィン。
今季バーレーン、ドイツに続く3勝目、自身通算24回目の勝利を記録した。

2位は前半トップを走ったマクラーレンのバトン。
3位フェラーリのマッサ、4位レッドブルのベッテル、5位ロズベルグ(メルセデスGP)、6位ウェバー(レッドブル)、7位ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)、8位クビサ(ルノー)、9位シューマッハ(メルセデスGP)、そして10位がバリチェッロ(ウィリアムズ)でここまでが入賞。

以下、ブエミ(トロ・ロッソ)、リウッツィ(フォース・インディア)、ペトロフ(ルノー)、デ・ラ・ロサ(ザウバー)、アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、スーティル(フォース・インディア)、グロック(ヴァージン)、コバライネン(ロータス)、山本左近(ヒスパニア)、そしてディ・グラッシ(ヴァージン)までが完走。

リタイヤはいずれもマシントラブルのトゥルーリ(ロータス)とセナ(ヒスパニア)。
オープニングラップでマッサと接触してタイロッドを痛めたマクラーレンのハミルトン、そしてギヤボックスのトラブルからピットスタートを選択しながら1周も持たなかった小林可夢偉(ザウバー)の4台となった。

前戦までチャンピオンシップをリードしていたハミルトンは痛恨のノーポイントでレッドブルのウェバーにランキング首位の座を明け渡すこととなった。

イタリアGP決勝レースの結果はこちら
イタリアGP画像はこちら

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リオ・ハルヤント(17歳)、ヴァージンF1テスト約束される

Rio Haryanto (C)GP3 Series Media Service
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インドネシア期待の若手ドライバーであるリオ・ハルヤント(17歳)が、今シーズン終了後にもヴァージン・レーシングのF1マシンをテストする方向であることがわかった。

これは、ヴァージン・レーシングの代表であるジョン・ブース氏が約束したもので、同レーシングの若手育成プログラムの一環であるGP3チーム『マノー・レーシング』の中でもっとも好成績を収めたことへのご褒美。

GP3シリーズはまだ全戦終了していないが、イスタンブールで優勝するなどしたハルヤント(シリーズ・ランキング6位)はすでにそのポジションを確定させている。

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小林可夢偉(ザウバー)、「予選はこれが最高の結果」

小林 可夢偉 (C)BMW Sauber F1
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苦戦が予想されたイタリアGP公式予選、それでもチームメイトのデ・ラ・ロサ(17位)を大きく上廻る13番グリッドを確保したザウバー・チームの小林可夢偉は、次のようにその走りを振り返った。

「予選では特に問題など何もなかった。
だから、このラップタイムにしてもグリッドポジションにしても、これが今日可能であった最高のものだと考えているよ。
直前に(元チャンピオンの)シューマッハがいるというのはちょっと驚きだけど、でも彼との0.271秒というタイム差は大きいね。
それでもフリー走行の時よりバランスやグリップが改善されているので、明日の決勝レースではまたポイントが獲得できるよう頑張りたい」

またペーター・ザウバー代表は、「このモンツァの高速トラックにわれわれのマシンは適していないことがわかっていたので、カムイが獲得した13番グリッドというのはほんとうに良いものだよ。
ただペドロが苦闘したことについてはこれから分析しなければならない」と、語っている。

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ペトロフ(ルノー)にもペナルティ科せられる

Vitaly Petrov (C)Renault F1
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イタリアGP公式予選ではヴァージン・レーシングのグロックに対してグリッド5番降格のペナルティが科せられたが、さらにそのグロックに対する公式予選中の走路妨害のためルノーのヴィタリー・ペトロフが同じく5グリッド降格のペナルティが科せられたことがわかった。

ペトロフはタイヤ交換後のアウトラップ(ピットから出た周回のこと)の際、すでにクイックラップに入っていたグロックのマシンに気づかずシケインを低速走行したため、結果的にグロックのアタックを妨害したというもの。

ペトロフは今回の予選で15番手となっていたが、これにより20番手まで後退することになる。

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グロック(ヴァージン)は最後尾スタートに

Timo Glock (C)Virgin Racing
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11日(土)行われたイタリアGP公式予選でヴァージン・レーシングのティモ・グロックは21番グリッドを獲得したが、同グランプリのレーススチュワード(競技審査委員)によればグロックは公式予選前にギヤボックスを交換していたということでレギュレーションにより予選グリッド5番降格のペナルティを科せられることがわかった。

予選参加台数は全部で24台であることから、これによりグロックのスターティンググリッドは24番目の最後尾になることになる。

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ブリヂストン イタリアGP公式予選の模様

Tyre Work (C)Mercedes Motorsports
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2010 FIA Formula One World Championship 第14戦 イタリアGP [予選]
2010年F1世界選手権 イタリアGP 予選
開催場所:モンツァ 開催日:9月10日~9月12日

焼けるような暑さのモンツァで開催されたイタリアGP予選は、ブリヂストンのソフト・コンパウンドのポテンザタイヤを使ったフェルナンド・アロンソ選手がフェラーリのホームレースでポールポジションを獲得した。

フェラーリと自身にとって今シーズン初のポールポジションとなったアロンソ選手のタイムは1分21秒962。
午前のセッションでは、ソフト・コンパウンドのブリヂストン・ポテンザタイヤを装着したボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン選手が最速タイムを記録した。

昨日、ブリヂストン・モータースポーツはモータースポーツにおける貢献と功績をたたえる特別な賞を受賞した。
安川ひろし (株)ブリヂストン・モータースポーツ推進室長は、コンファルティジアナート・モーター・プライズ(第28回)委員会からこの賞を受賞した。

安川ひろし (株)ブリヂストン モータースポーツ推進室長
「モータースポーツにおけるブリヂストン・モータースポーツの貢献と功績を讃える賞として、コンファルティジアナート・モーター・プライズ委員会から特別な賞を受け取ることができ、大変名誉に思っています。
ヨーロッパにおける最後のレースでこのような賞を受け取り、わたしにとっては誇りを感じる瞬間でした。
フェルナンド・アロンソ選手のポールポジションにお祝いを申し上げます。モンツァでフェラーリがフロントローに並ぶのは、いつ見ても感動的です」

浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー
「今日はエキサイティングな予選のバトルを見ることができました。
フェルナンド・アロンソ選手が最高の予選ラップを走り、フェラーリがポールポジションを獲得したことはイタリアのファンの皆さんも大変喜んでおられることでしょう。
ドライバーたちの最速ラップはソフト・コンパウンドで記録されていますが、ここでの2種類のコンパウンドのラップタイムの差はそれほど大きくありません。
従って、明日のレースではかなりの戦略のオプションが残されていますし、グリッドに並ぶ車両の様々なセットアップを見るのも興味深いポイントです。
路面温度も気温も高いですが、われわれが選んだどちらのコンパウンドも力強いパフォーマンスを発揮して1スティントの距離を走れると思います。
戦略に関しては、1回目のピットストップは14周目あたりだと思いますが、使用済みのオプション・タイヤでスタートするトップ10台も、それ以上の距離を走ることを選択したとしてもパフォーマンスが大きく落ち込むことなく走ることができると思います」


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2010/09/11

アロンソ、跳ね馬チームに今季初ポールをもたらす

Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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注目のイタリアGP公式予選は、ここがホームのフェラーリ・チーム、フェルナンド・アロンソが跳ね馬チーム移籍後初となるポールポジションをもたらせた。
アロンソ自身にとっても2009年のハンガリーGP(ルノー)以来となる19回目のポール、またフェラーリ・チームにとっては実に2008年最終戦ブラジルGP(マッサ)以来の快挙となった。

2番手はマクラーレンのバトン、3番手フェラーリのマッサ、4番手レッドブルのウェバー、5番手マクラーレンのハミルトン、6番手レッドブルのベッテル、7番手メルセデスGPのロズベルグ、8番手ウィリアムズのヒュルケンバーグ、9番手ルノーのクビサ、そして10番手がウィリアムズのバリチェッロとなった。

なお今季フロントロウのレッドブル勢がいないのは初。
明日の決勝レースでは今季初めてフェラーリvsマクラーレンという闘いになるかも知れない。

イタリアGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2、ザウバー勢涙、シューマッハも脱落

公式予選『Q2』はフェラーリのアロンソがトップタイム。
2-3番手にバトン&ハミルトンのマクラーレン勢、4番手マッサ(フェラーリ)、5-6番手にレッドブルのベッテル&ウェバー、7番手クビサ(ルノー)、8番手ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)、9番手ロズベルグ(メルセデスGP)、そして10番手がバリチェッロ(ウィリアムズ)でこの10台がQ3進出を果たした。

脱落したのはスーティル(フォース・インディア)、シューマッハ(メルセデスGP)、小林可夢偉(ザウバー)、ブエミ(トロ・ロッソ)、ペトロフ(ルノー)、アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、そしてデ・ラ・ロサ(ザウバー)の7台。
シューマッハ(メルセデスGP)はこれで4戦連続Q2敗退、ロズベルグに後れを取っている。

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予選Q1、ザウバー勢はそろってQ2進出果たす

イタリアGP公式予選のQ1が終了。
トップタイムを記録したのはフェラーリ勢でマッサ&アロンソが1-2を占めた。
2-3番手にはマクラーレンのハミルトン&バトン、5番手にクビサ(ルノー)、6-7番手レッドブルのベッテル&ウェバー、8番手スーティル(フォース・インディア)、9番手ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)、そして10番手がロズベルグ(メルセデスGP)というトップ10となった。

ザウバー勢は小林可夢偉が16番手、デ・ラ・ロサ&小林可夢偉が17番手で辛くも共にQ1突破を果たした。
ここで脱落したのはロータスのトゥルーリ&コバライネン、マシントラブルに見舞われたリウッツィ(フォース・インディア)、ヴァージンのグロック&ディ・グラッシ、そしてヒスパニアのセナ&山本左近の7台となった。

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Fダクトなしハミルトン、最終プラクティスで最速タイム

Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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公式予選を前に行われたイタリアGPのフリー走行3回目セッションは、チームメイトとFダクトに関するセッティングを分けたマクラーレンのハミルトンが、Fダクトなしの低ダウンフォース仕様のマシンで最速タイムを記録した。

0.047秒差で2番手につけたのはレッドブルのベッテル。
しかしチームメイトのウェバーのほうはシケインを通過しようとした時に突然のスローダウン、マシンを降りて不安を残した。
3-4番手にフェラーリのアロンソ&マッサ、5番手にFダクト仕様のバトン(マクラーレン)、6番手ロズベルグ(メルセデスGP)、7番手上記ウェバー、8番手ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)、9番手クビサ(ルノー)、そして10番手がスーティル(フォース・インディア)だった。

メルセデスGPのシューマッハは13番手。
ザウバー・チームは小林可夢偉が14番手、デ・ラ・ロサ&小林可夢偉17番手。
ヒスパニアの山本左近は最後尾の24番手だった。

イタリアGPフリー走行3回目の結果はこちら
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フランク・ウィリアムズ氏、「チームオーダー復活させるべき」

Frank Williams (C)Williams F1
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チームオーダーが禁止された今のレギュレーション下、フェラーリ・チームは危うく厳罰の難を逃れたが、ウィリアムズ・チームのフランク・ウィリアムズ氏は「チームオーダーは復活されて然るべき」との持論をあらためて展開した。

「私は今回、フェラーリの行動を支援するとFIAに手紙を書いたんだ。
私は別に彼らの友人ではないがね。
ただ、チームオーダーがこのスポーツには必要だと私は信じているからなんだよ。
もちろんドライバーはドライバーで真剣に戦う。
しかしわれわれは世界選手権のタイトルを争っているのだということを決して忘れてはいけない。
(チームオーダーがなければ)常に共に等しい能力を持つ二人のドライバーを毎年走らせなければならなくなる。
ナイジェル・マンセルと、ネルソン・ピケ、それぞれに高い契約金を支払うのがどれだけチームに重い負担を掛けるのか、考えて欲しいということなんだよ」

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『ローマGP』、2012年の開催に向け5年契約結ぶ

Rome GP Course Image
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かねてローマの市街地を舞台に計画されていた『ローマGP』(仮称)だが、主催者であるマウリツィオ・フラミーニ氏が10日(金)FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏との間で5年契約が結ばれたと発表した。
初開催は2012年を予定しているとのことだが、場合によっては翌2013年にずれ込む可能性もあるという。

これを受け同市のジャンニ・アレマンノ市長は、「フラミーニからの報告を聞き、このローマ市のためにたいへん喜んでいる。
一部にイタリアGP(モンツァ)との強豪を憂える向きもあるが、私は両者がこのイタリアで共存できると確信している」と、歓迎している。

ただ、同グランプリの開催には依然として一部住民からの反対運動があり、その行方にもなお注目が集まる。

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小林可夢偉(ザウバー)、「とにかくグリップ不足」

小林 可夢偉 (C)BMW Sauber F1
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ヨーロッパGPの最後となるイタリアGP。
このところ好調な雰囲気の続くザウバー・チームだが、この際立つ高速コースではマシンの特性から苦戦を免れないようだ。

初日のフリー走行を17番手という不本意な順位で終えた小林可夢偉は、「まだ初日だから何とも言えないけれど、ここまでの印象ではとにかくグリップが足りないということだね。
サーキットは好きだし雰囲気もいいんだけれど、このままでは戦えない。
明日はなんとかこれを改善しなくては……」と、言葉少な。

高速コースでドラッグを減らすため、どのチームもリヤウィングを小型化するなど対策を採るが、ザウバーのマシンは国際映像でみてもとても不安定でグリップ不足に悩んでいることが窺えた。

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2010/09/10

フリー走行2回目はベッテル(レッドブル)がトップタイム

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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午前のセッションではバトンに最速の座を譲ったベッテル(レッドブル)だったが、午後のイタリアGPフリー走行2回目では僅差でタイミングモニターの最上位に立った。

2-3番手はここがホームとなるフェラーリのアロンソ&マッサ、4-5番手にマクラーレンのハミルトン&バトン、6番手にベッテルの僚友ウェバーがつけたが、しかしウェバーはセッション終盤にレズモでマシンを止めている。
チームによれば、水圧が低下したため、安全を取ってストップさせたとのこと。
同じくトロ・ロッソのアルグエルスアリも二つ目のシケインでマシンを止めている。

7番手バリチェッロ(ウィリアムズ)、8番手クビサ(ルノー)、9番手ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)、10番手がロズベルグ(メルセデスGP)だった。
シューマッハ(メルセデスGP)は14番手、ザウバー・チームのデ・ラ・ロサ&小林可夢偉は16-17番手と高速コースで苦しい初日。
ヒスパニアの山本左近は23番手、なお午前のセッションをトラブルでほとんど走れなかったヒスパニアのセナ、ここでもトラブルに見舞われただ一人タイムが計測されず24番手となった。

イタリアGPフリー走行2回目の結果はこちら

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バトン(マクラーレン)、イタリアGPフリー1回目を制す

ジェンソン・バトン (C)McLaren Group
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イタリアGPのフリー走行がスタート。
10日(金)午前に行われた1回目セッションは、マクラーレンのジェンソン・バトンが1'23.693のタイムを記録してトップに立った。
2番手にはレッドブルのベッテルが、3番手はチームメイトであるハミルトンがつけている。

以下、4番手クビサ(ルノー)、5番手ロズベルグ(メルセデスGP)、6番手ウェバー(レッドブル)、7番手リウッツィ(フォース・インディア)、8-9番手フェラーリのアロンソ&マッサ、そして10番手がメルセデスGPのシューマッハ。
ザウバー・チームは小林可夢偉&デ・ラ・ロサが15-16番手、ヒスパニアの山本左近はチームメイトのセナ(22番手)に遅れること1.614秒の24番手だった。

ロータスのコバライネンにはハイドロリック系のトラブル、ヒスパニアのセナにはブレーキトラブル、またウィリアムズのバリチェッロも駆動系、もしくはエンジンのトラブルに遭遇したとみられる。

なお各チーム共にこの高速コースモンツァには小さなリヤウィングなどドラッグの少ないエアロダイナミックスを投入しているが、トロ・ロッソ、ロータス、そしてヴァージンらが新たにFダクトを搭載したとみられる。

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新規参戦・脱落組、分かれる反応

F1 Image (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は先に公募していた2011年シーズンのF1新規参戦チームについて該当者なしとして13番目のチームを承認しなかったが、当のチーム側では反応が分かれている。

直前まで「自分たちが選ばれる」と自信を示していたビルニューブ&デュランゴ連合チームのジャック・ビルニューブ氏は、承認されなかったことを「意外」なものとしているようだが、もう一方のイプシロン・ユースカディ・チームのヴィラデルプラット代表は「当然の結論」と、これを冷静に受け止めている。

「FIAは正しい判断をしたと思うよ。
F1とそれ以外のカテゴリーでは全然スケールが異なっていて、参戦するにはわれわれにとってもリスクが大きすぎた。
十分な戦績を残すだけのチームを作るのに必要な金額は、あまりに高額でわれわれはそれに該当していなかったのだ」

これにより、2011年もF1は現行の全12チームで戦われることになる。

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小林可夢偉(ザウバー)、喪章を付けてイタリアGPへ

小林 可夢偉 (C)BMW Sauber F1
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ザウバー・チームの小林可夢偉は、今週モンツァで行われるイタリアGPに、喪章を付けて参加することを明らかにした。

これは、先に行われた2輪のサンマリノGPで、日本期待の若手である富沢祥也選手が事故死したことを悼んでのもの。
富沢祥也選手はMoto2クラスの今季開幕戦カタールGPでみごと初優勝するなど将来を嘱望されていた。

なお、サンマリノGPの開催地はイモラ・サーキットで、実際にはモンツァと同じイタリアで開催されている。

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台風9号、富士スピードウェイのイベントにも影響

Fuji Speedway Image (C)Toyota Motorspots
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日本列島を直撃した台風9号は富士スピードウェイのある静岡県地方にも大きな被害をもたらせたが、この影響で今週末に当地で予定されていた『スーパーGT第7戦』が中止になることが決まった。

報道によれば、富士スピードウェイ場内の被害は大きくないものの、周辺地域での被害が甚大で、開催は断念すべきものと判断したという。

富士スピードウェイでは過去、1976年と1977年、また新装なってからは2007年と2008年にF1グランプリが開催されたことがある。

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2010/09/09

2011年暫定F1カレンダー(9/08)

8日(水)、FIA(国際自動車連盟)は2011年のF1暫定カレンダーを発表した。
それによれば来年は新たにインドGPが初開催となり、全20戦に拡大。
これによりシーズン終了は今年より約2週間遅くなる。
また最終戦はこれまでのアブダビGPに代わって再びブラジルが担うこととなった。

【2011年F1カレンダー】(9/08)

No. 日程 グランプリ 開催地
1 03月13日 バーレーンGP バーレーン・サーキット
2 03月27日 オーストラリアGP アルバートパーク市街地特設コース
3 04月10日 マレーシアGP セパン・サーキット
4 04月17日 中国GP 上海サーキット
5 05月08日 トルコGP イスタンブール・サーキット
6 05月22日 スペインGP バルセロナ・サーキット
7 05月29日 モナコGP モンテカルロ市街地特設コース
8 06月12日 カナダGP ジル・ビルニューブ・サーキット
9 06月26日 ヨーロッパGP バレンシア市街地特設コース
10 07月10日 イギリスGP シルバーストーン・サーキット
11 07月24日 ドイツGP ホッケンハイム・リンク
12 07月31日 ハンガリーGP ハンガロリンク
13 08月28日 ベルギーGP スパフランコルシャン・サーキット
14 09月11日 イタリアGP モンツァ・サーキット
15 09月25日 シンガポールGP シンガポール市街地特設コース
16 10月09日 日本GP 鈴鹿サーキット
17 10月16日 韓国GP 韓国サーキット
18 10月30日 インドGP * ジャイピー・グループ・サーキット
19 11月13日 アブダビGP ヤス・マリーナ・サーキット
20 11月27日 ブラジルGP インテルラゴス・サーキット

*サーキットは推定
*インドGPはサーキットの承認が必要。

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フェラーリ・チーム、新たな制裁は免れる

Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)は先のドイツGP決勝レースで問題となったフェラーリ・チームによるいわゆる『チームオーダー問題』について、8日にWMSC(世界モータースポーツ評議会)を開いて再検証したが、結局同チームやアロンソ&マッサ二人のドライバーについてさらなる制裁は科さないことを決めた。

これはイタリア・モータースポーツ連盟の理事会が英『ロイター』の取材に対し明らかにしたもの。
これによりこの件はフェラーリ・チームに対する10万ドル(約840万円)の罰金のみで確定することになる。

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F1は2011年シーズンも全12チームで

Image (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)はこれまで審査してきた2011年シーズンのF1新規参戦チームについて、いずれも基準を満たさないことから該当なしという結論になったことを明らかにした。

この新規参戦枠を巡っては、ジャック・ビルニューブ&デュランゴの連合チームや、イプシロン・ユースカディなどが応募したと報じられていた。

これによりF1は、2011年も今シーズンと同じく全12チーム24台のマシンによって争われることが確定した。

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2010/09/08

フェラーリ、イタリアGP結果次第で来季に開発移行も

Stefano Domenicali (C)Ferrari S.p.A
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毎年タイトル争いの候補に挙げられながら、今年もここまでランキング3位と苦戦を続けているフェラーリ・チームでは、今週行われるイタリアGPでの戦闘力次第では開発のリソースを来シーズンに移行する可能性があることを示唆した。

これは同チームのステファーノ・ドメニカリ代表が地元の『コリエーレ・デロ・スポルト』紙で語ったもの。
この中で同代表は「現在ランキング首位のレッドブルには大量80ポイントもの差を付けられている。
今週のイタリアGPの結果次第では、チームの方針を変更せざるを得なくなることもある。
とにかく、今週のわれわれの戦闘力がどの程度であるのかが注目だよ」と、語っている。

ただ、言及したのはコンストラクターズ・ランキングのほうだけで、ドライバーズ・ランキングのほうには触れられていない。
目下5位のアロンソに対しマッサも6位と併走。
ただ両者のポイント差は32点と開いている。

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ピレリ、来年はGP2もF1タイヤを流用へ

Pirelli F1 Test (C)Pirelli Motorsports
来シーズン、いよいよブリヂストンに代わってF1タイヤの単独サプライヤーとなるピレリだが、噂通りGP2シリーズでもF1と同じタイヤを流用することが明らかとなった。

F1とスペックが近いGP2タイヤはこれまでもミハエル・シューマッハの非公式テストなどF1タイヤが使えない場合に代用された経緯があるが、来シーズンはこれを正式に同じタイヤとするもの。
将来F1を目指すGP2ドライバーの経験になる、としているが、最大のメリットはその開発コストの削減にあることは明白だろう。

なおこのためピレリはすでにポールリカールでのF1タイヤテストの際、ジョルジョ・パンターノによりダラーラのGP2マシンを走らせていたと伝えられている。

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2010/09/07

小林可夢偉、2011年のザウバー残留が決定

ペーター・ザウバー代表&小林可夢偉
(C)BMW Sauber F1
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9月7日、BMWザウバーF1チームは、来シーズン小林可夢偉のチーム残留を発表した。9月13日に24歳の誕生日を迎える小林にとってはまたとないプレゼントとなった。

今シーズン、BMWザウバーF1チームに加わった小林は、シーズン序盤こそマシントラブルやドライビィングミスから完走もおぼつかなかったものの、第9戦バルセロナでのヨーロッパGPで7位と初入賞して以来調子を上げ、ドライバーズポイント21点を稼ぎ現在ランキング12位につけている。第10戦シルバーストーンでは自己最高の6位となり、予選Q3にもこれまで3回進出している。

「われわれはチームの一部としてルーキーがいることを楽しんでる」とピーター・ザウバーはいう。「われわれには2011年にまた彼とともに働くことに少しの疑問も持たなかった。可夢偉はそのスピードとファイティングスピリットに関してわれわれの予想を上回っている。さらにエンジニアとの仕事において彼の技術的な理解も非常に進歩してきている。彼がフォーミュラワンでの初めてのフルシーズンでの経験は、2011年に確実に彼の役に立つことだろう。われわれの狙いは、次のシーズン初めから速く信頼性のあるマシンを与えることである」

小林可夢偉は「われわれはシーズン初めにとても困難なスタートを切った。しかし、自分たちがその状況から抜け出すため一緒に働いた。わたしはホームのようなピーター・ザウバーのチームで2011年もまた一緒に働けることを喜んでいる。しかし、今のところは100%今年の残りのレースに集中している。まだ6つのグランプリが残っており、少しでも上位のグリッドを得ることを望んでいる」

2011年のチーム2人目のドライバーは近く発表される。

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マッサ&アロンソ(フェラーリ)、FIA公聴会に出席せず

Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)は先のドイツGP決勝レースで問題となったフェラーリ・チームによるいわゆる『チームオーダー問題』について、9月8日(水)にパリで開くWMSC(世界モータースポーツ評議会)にアロンソ&マッサにも出席を求めていることが伝えられたが、両ドライバー共これに応じない方針であることがわかった。

この結果実際に会議に出席するのは同チームのステファーノ・ドメニカリ代表とチームの弁護士だけになる予定で、両ドライバーはいずれも衛星回線を通じての釈明になる模様だ。

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クビサ(ルノー)、イタリアGPにも前向き姿勢

Robert Kubica (C)BMW Sauber F1
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夏休みの間にマシンをバージョンアップさせ、それが再開後のベルギーGPでも早速活かされたルノー・チーム(予選3位-決勝3位)だが、同チームのエースであるロバート・クビサは今週行われるイタリアGPにも前向きな姿勢をみせている。

「休みの間に開発したFダクトは、幸いベルギーGPでは大きな効果を発揮したと思っている。
ただモンツァのコースは他よりも低いダウンフォースで走るから、ベルギーほど効果があるかは疑問の部分もある。
それにここは特徴的でこれまでも思わぬサプライズがあった所だから、実際にはやってみないとわからない。
それでも僕は内心期待しているんだけどね」

ここモンツァは2006年、シーズン途中からF1デビューを果たしたクビサが最初に表彰台を獲得した思い出の地でもある。(3戦目、当時BMW)

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モンツァ、ローマGPへの抵抗へフェラーリに圧力も

Ferrari/Monza Test (C)Ferrari S.p.A
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まだ開催実現には疑問が残る『ローマGP』だが、すでにイタリアを代表するF1グランプリの開催地として長い歴史を誇るモンツァでは、同じくF1を代表する人気チームであるフェラーリに対し、圧力を掛けている模様だ。

これは地元イタリアの『コリエーレ・デロ・スポルト』紙が報じたもので、それによればモンツァがあるロンバルディア州のスポーツ担当官の言葉として、「イタリアGPは言うまでもなくF1でもっとも高い人気を誇るイベント。
そしてモンツァはその名誉ある歴史を担う開催地だ。
われわれはそのプライドを持って、もう一つのイタリアGPは無用であると宣言する」と、紹介した。

報じられるところでは、すでにフィアット/フェラーリ・グループを率いるルカ・モンテツェモロ社長に対し、直に『ローマGP無用論』を伝えているということだ。

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2010/09/06

トロ・ロッソもイタリアGPではFダクト投入か

Sebastien Buemi (C)Scuderia Toro Rosso
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スクーデリア・トロ・ロッソのエースであるセバスチャン・ブエミが自身のブログで明かしたところによれば、次戦イタリアGPには同チームでも流行りの『Fダクト・システム』を本格投入する方針とのことだ。

このため同チームではこのインターバルの間に、テスト制限が掛からない直線テストが可能なイタリアのバイラノ・サーキットでプライベート・テストを敢行する予定という。

なお同地ではフェラーリ・チームなども同じくイタリアGPに向けての直線テストを行っていると伝えられている。

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FIA、アロンソ&マッサにも公聴会出席を要請

Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)は先のドイツGP決勝レースで問題となったフェラーリ・チームによるいわゆる『チームオーダー問題』について、9月8日(水)に事情聴取のためパリでWMSC(世界モータースポーツ評議会)を開くこととしているが、これにチーム代表者だけでなく当事者であるアロンソ&マッサ両ドライバーにも出席を求めていることがわかった。

これはアロンソの地元スペインの『AS』紙らが伝えたもので、この問題の解明にはドライバー自身の見解・聴取が欠かせないと判断したものという。
ただ、実際に両ドライバーがパリまで赴くか、あるいはビデオでの釈明に留まるかは不明とのこと。

この件ではすでに同チームに対し10万ドル(約880万円)の罰金が科せられているが、評議会の判断によってはさらなる厳罰が下される可能性もある。

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エクレストン氏、「韓国GPにはテント持参で」

Bernie Ecclestone (C)Honda Racing
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すでにカルン・チャンドクがコースを試走したことで予定通りの開催を強調する韓国GPだが、開催にこぎ着けたとしてもなお問題はあるだろうことをFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏自身が認めた。

独誌によればメディアによる再三の追求に対し、エクレストン氏は開き直った感じで次のようなジョークを飛ばしたという。

「確かに施設の全体が完成には及ばないかも知れない。
駐車場にはまだクルマは駐められない。
スタンドはまだシートはない。
ビルディングはまだ完成していない。
しかしF1が走れるコースがあればレースはできる。
そうじゃないかい?
泊まる所がなければみんなテントを持参すればいいのさ」

ちなみにヨーロッパのグランプリではテントで宿泊するのは普通のこととなっている。

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2010/09/05

スーティル(F.インディア)、タイヤ変更で「チャレンジングな年に」

Adrian Sutil (C)Force India F1
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今シーズン、非力とみられたフォース・インディアのマシンで健闘良くランキング9位に位置するエイドリアン・スーティルが、来シーズンのF1について次のような見通しを地元ドイツの『スポックス』に語っている。

「新しいF1タイヤの供給者が、完璧なものを供給するまではある程度実際の経験が必要だよ。
だから僕はピレリが順調に稼働するまで1-2年は掛かると思っているんだ。
ということは、来年は新たなチャレンジで、混乱もあり得るシーズンなんだと思うな。
そしてもちろん僕はこれを歓迎するね。
だって残念ながら、フォース・インディアは勝てるチームじゃないから」

ただそう語るスーティルには、ペトロフの後任としてルノー・チームに移籍するのでは、との噂も聞かれている。

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FIA、韓国GPの最終査察を9月21日以降に

 Image
FIA(国際自動車連盟)は、2010年シーズン第17戦予定されている韓国GPについて、9月21日以降に施設の最終査察を行うことを明らかにした。

通常、新規に開催されるグランプリの最終査察は開催日の90日前というのが恒例で、これだと10月24日決勝とされる韓国GPの場合は9月14日には終えていないとならないが、FIAは「90日前というのは制度化されたものではない」と、説明している。

またこれについて例によりF1サーキット建設を請け負ったヘルマン・ティルケ氏も、「スケジュールは確かにきつかったが、われわれは一度だって間に合わないことなど考えたこともない」と強調したものの、現実にはまだ完成していないことを認めている。

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マッサ(フェラーリ)、ベルギーGPでスタート違反判明

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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先に行われたベルギーGP決勝レースで、フェラーリ・チームのフェリッペ・マッサがスタート時に規定に反してグリッドより前の位置からスタートしたことが判明、FIA(国際自動車連盟)は調査に入ったことを明らかにした。

それによれば、レース後公開されたアマチュアカメラマンによる映像から、マッサが規定位置より約2mも前に停止、そのままスタートが行われたというもの。
こうした場合本来であればセンサーにより以上が検知されるとのことだが今回はなぜか何も作動しなかっという。
またFIAのレースディレクターであるチャーリー・ホワイティング氏によれば担当のマーシャルらからも何も報告はなかったとのこと。

このレースでマッサは4位入賞10ポイントを獲得しており、もしこれが変更されるとなると影響は小さくないが、すでに正式結果として確定していることから変更はないとみられる。

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2010/09/04

ニコラス・トッド氏ら、ザウバー・チーム買収に食指?

Wind Tunnel Image (C)BMW Sauber F1
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今シーズンこそ資金難で苦戦しているものの、優れたスタッフとリソースを持つと評価されるザウバー・チームに、買収の食指が迫っているようだ。

その筆頭はGP2のチームである『ART』を率いるニコラス・トッド氏で、自身フェリッペ・マッサ(フェラーリ)のパーソナル・マネージャーを務めるなどF1にも造詣が深い。
現FIA会長で、かつてフェラーリ・チームの代表として貢献したジャン・トッド氏の子息としても知られる。

またかつてトロ・ロッソの共同オーナーでもあったゲルハルト・ベルガー氏の名前も上げられているが、本人はこれについてコメントしていない。

ただこのところチームの財政事情も好転しているとされ、ペーター・ザウバー代表自身は「チームを手放すつもりはない」と売却の噂に否定的だ。

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ローマGP、障害は地元住民の反対運動?

Rome GP Course Image
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早ければ2012年にも初開催かと伝えられる『ローマGP』だが、ジャンニ・アレマンノ市長の積極的な姿勢にもかかわらず、さらなる障害が待ち受けていると言われている。
それは、地元ローマ市の住民による反対運動だ。

計画ではローマGPの予定コースは当初の旧市街中心部ではなくより道幅の広い新都市部に変更されているが、それでも反対運動は終息をみていない。

ローマGP開催に乗り気と言われるバーニー・エクレストン氏も、「地元の同意取付はわれわれの範中ではない」と、素っ気ない姿勢だ。

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ジェームズ・キーT/D(ザウバー)、来季の躍進に自信

James Key (C)BMW Sauber F1
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前戦ベルギーGPでも小林可夢偉が8位入賞を果たすなど、このところ好調が窺えるザウバー・チームだが、同チームの技術部門を束ねるジェームズ・キー/テクニカル・ディレクターは、来季のさらなる活躍に自信をみせている。

「お金のほうは私の担当じゃないんだがね。
しかしチームの財政が上向いていることはチームの誰もが感じ取っていることだよ。
ベルギーGPではリヤウィングに新たなスポンサー・ロゴが掲出されたし、来季はもっと好転するものと確信しているんだ。
この調子が維持できれば、来年のマシンはもっと高い戦闘力を持つことができるだろう。
私はそれに十分貢献したいと考えているよ」

1998年に当時のジョーダン・チームにデータ・エンジニアとして加入したキー氏は2005年シーズンからテクニカル・ディレクターに昇格、以降4人のオーナーの元でマシンを開発し続け、ザウバー・チームではウィリー・ランプ氏の後を継いでいる。

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2010/09/03

ペトロフ(ルノー)、来季はロータスに移籍か

Vitaly Petrov (C)Renault F1
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今年ルノー・チームからF1デビュー、ここ3戦連続で入賞を果たすなど実績を残しつつあるヴィタリー・ペトロフ(25歳:ロシア)だが、それでも来季チームから放出されるという噂は消え去らないようだ。

今回伝えられたのは、来季ルノー・エンジンのロータス・レーシングへの供給と合わせ、ペトロフがロータス・レーシングへと移籍するというもの。

その場合、ロバート・クビサと組むペトロフの後任にはニック・ハイドフェルド(ピレリ)やエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)らの名前が上げられている。

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ピレリ、今度はポールリカールでF1テスト開始

Pirelli F1 Test (C)Pirelli Motorsports
前回イタリアのムジェロ・サーキットで2011年用F1タイヤの開発テストをスタートさせたピレリタイヤが、今度はフランスのポールリカール・サーキットで第2次テストを始めた。

ドライバーはもちろん今回も正式に開発ドライバーとして契約を結んだ前メルセデスGPのニック・ハイドフェルド(33歳:ドイツ)。
マシンも前回に引き続き旧トヨタ・チームの『TF109』が使われているということだが、詳細は公開されていない。

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山本左近(ヒスパニア)、「イタリアGPでも走る」

山本 左近 (C)Hispania Racing F1 Team
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今年のイギリスGP以来、4戦連続でヒスパニア・レーシングからのF1出走を果たしている山本左近は、次戦モンツァでのイタリアGPを前にあらためて連続出走することを強調した。

ただ、チームメイトについては現在のブルーノ・セナが続くのか、カルン・チャンドクが復帰するのかはわからないとしている。

山本本人は先に今シーズン残りのレース全出場を明言しているが、チームから正式発表はないままとなっている。

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2010/09/02

『ペトロナス』、マレーシアGPの冠スポンサー延長

Malaysia GP Scene (C)Force India F1
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マレーシアの国営石油企業である『ペトロナス』は、1999年から続けてきたF1マレーシアGPへのタイトル・スポンサー契約を、さらに2015年までの5年間延長したことを明らかにした。

かつてザウバー・チームを支援していた同社だが、現在はメルセデスGPのメインスポンサーとして知られている。

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ローマ市長、「2012年か2013年には『ローマGP』実現」

Rome GP Course Image
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かねて噂に上がっているイタリアのローマ市街地を舞台とする『ローマGP』について、同市のジャンニ・アレマンノ市長がここに来て「2012年か2013年には開催にこぎ着ける」と語り、実現に強い意欲をみせた。

これは同市長が出演した地元のテレビで語ったもので、その中で同氏は「これまで開催が遅れたのは、ひとえに政治的な妨害によるものだ。
すでに他に例を見るように、市街地特設グランプリ自体に何に障害などない。
幸い計画は順調に進んでいる。
私の個人的な見通しとしては、2012年か2013年には開催にこぎ着けたいと考えているよ。
モンツァでのレースは将来も保証されているから、これはイタリアで二つ目のF1グランプリということになるだろうね」と、語っている。

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ナビル・ジェフリ(ロータス)、16歳最年少F1テスト敢行

Nabil Jeffri (C)Lotus Racing
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ロータス・レーシングの若手育成ドライバーであるナビル・ジェフリ(16歳:マレーシア)が、1日(水)同チームのプライベート・テストに起用され、記録にある限りでは史上最年少となるF1テストドライバーを実現させた。

場所はイギリスのダクスフォード飛行場で、レギュレーションにより許された直線だけのエアロダイナミックス・テスト。
ジェフリはエア・アジアの支援も受けていて、マレーシアでは将来のF1レースドライバーとしての熱い期待が掛かる。

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2010/09/01

あせるベッテルに、周囲から「落ち着け」

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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今シーズン、初のF1タイトルを狙える位置にありながら、ベルギーGP決勝レースではなんと前を行くバトン(マクラーレン)に追突するという不手際を演じてしまったレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルに対し、周囲から「落ち着け」との声が一致して送られている。

F1の大先輩ニキ・ラウダ氏は、「せっかく優れた才能を持っているのにリスクを取りすぎているようだ。
チャンピオンシップ争いで肝心なことはミスをしないこと。
もう繰り返してはならない」と、戒め。

またこれまで数々のF1チャンピオンを育て上げてきたロン・デニス氏(マクラーレン)も、「ベッテルはかなりせっかちな性格のようだ。
しかしどんなスポーツでもそうだろうが、競技ではまずフィニッシュすることが大事。
途中でいなくなっていては結果など望めないんだ」と、指摘している。

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来季の開幕前テスト、大幅増加へ

Wet Tyre (C)Redbull Racing
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F1チームの集まりであるFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)のマーティン・ウィットマーシュ会長(マクラーレン)は、来シーズン開幕前のテストについて今季より50%増の計6回行うことで合意したことを明らかにした。

F1においてもコスト削減が声高に叫ばれる昨今、今シーズン前2月の合同テストは4回行われたのみだった。

この背景には、マシン自体の開発もさることながら、来季F1タイヤがこれまでのブリヂストンからピレリへと変更されることも大きいようだ。

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スパ、ベルギーGPの隔年開催を示唆

Belgian GP Image (C)Lotus Racing
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具体的な数字は明らかにされていないものの、今年のベルギーGPも順調な開催だったと報告されているが、開催地であるスパフランコルシャン・サーキットのエティエンヌ・ダヴィニョン社長は同グランプリが隔年開催になる可能性を示した。

これは、ドイツのニュルブルクリンクとの間で交互に開催するというもので、以前FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏が提案したものだ。

同社長は「将来的なことを考えれば、このアイデアについて真剣に考慮する必要があるのは事実だ」と、地元ベルギーの『HLN』紙に語っている。

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