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2010年7月

2010/07/31

ハンガリーGPポールポジションはベッテル(レッドブル)

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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ハンガリーGPのポールポジションはレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルがただ一人1分18秒台というコースレコードを叩き出し僚友マーク・ウェバーを下してポールポジションを獲得した。
ベッテルのポールはこれで通算12回目。
今季7回目、実にバレンシア、シルバーストーン、ホッケンハイムに続く4戦連続の快挙だ。

2位がウェバーで、ベッテルとは0.411秒のタイム差だった。
3-4位はフェラーリのアロンソ&マッサ、5位マクラーレンのハミルトン、6位メルセデスGPのロズベルグ、7-8位がルノーのペトロフ&クビサで、期待の掛かったペトロフは重圧に負けずみごとに強力なチームメイトを破ってみせた。
ザウバーのデ・ラ・ロサは9位で、これはイギリスGPに並ぶ今季最高の予選ポジション。
10位はウィリアムズのヒュルケンバーグというトップ10グリッドになった。

ハンガリーGP公式予選の結果はこちら
ハンガリーGP画像はこちら

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予選Q2、デ・ラ・ロサ突破! バトン&シューマッハ脱落

予選Q2は、トップこそウェバー&ベッテルのレッドブル勢がトップで変わりなかったが、その他は大きな番狂わせが生じて関係者を驚かせた。

3番手はアロンソ(フェラーリ)だが、4番手にはペトロフ(ルノー)が飛び込んだ。
5番手ロズベルグ(メルセデスGP)、6番手マッサ(フェラーリ)、7番手クビサ(ルノー)、8番手ハミルトン(マクラーレン)、9番手には小林可夢偉のQ1敗退を尻目にデ・ラ・ロサが入り、今季2度目となるQ3進出を決めた。
10番手はヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)で僚友バリチェッロ(ウィリアムズ)を打ち破ってみせた。

ここで脱落したのは目下ランキング2位のバトン(マクラーレン)、上記バリチェッロ、スーティル(フォース・インディア)、シューマッハ(メルセデスGP)、ブエミ(トロ・ロッソ)、リウッツィ(フォース・インディア)、そしてアルグエルスアリ(トロ・ロッソ)の7台となった。

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ハンガリーGP予選Q1、小林可夢偉が脱落

ハンガリーGPの公式予選がスタート。
まず行われたQ1でもレッドブル勢がその速さをみせつけベッテル&ウェバーで1-2タイムを記録した。
3番手クビサ(ルノー)、4番手ロズベルグ(メルセデスGP)、5番手アロンソ(フェラーリ)、6番手マッサ(フェラーリ)、7-8番手にマクラーレンのバトン&ハミルトン、9番手バリチェッロ(ウィリアムズ)、10番手ペトロフ(ルノー)、11番手ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)、12番手リウッツィ(フォース・インディア)、13番手シューマッハ(メルセデスGP)、14番手デ・ラ・ロサ(ザウバー)、15番手アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、16番手ブエミ(トロ・ロッソ)、そして17番手がスーティル(フォース・インディア)だった。

ここで脱落したのは小林可夢偉(ザウバー)、コバライネン(ロータス)、グロック(ヴァージン)、トゥルーリ(ロータス)、ディ・グラッシ(ヴァージン)、そしてヒスパニアのセナ&山本左近の7台。

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ウェバー(レッドブル)、最終プラクティスでトップタイム

Mark Webber (C)Redbull Racing
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公式予選を前に行われたハンガリーGPの最終プラクティス(フリー走行3回目)は、これまで僚友ベッテルの陰に隠れた感のあったマーク・ウェバーが、ただ一人1分20秒の壁を破る1'19.574のベストタイムをマーク、存在感を示した。

以下、2番手にベッテル、3番手アロンソ(フェラーリ)、4番手クビサ(ルノー)、5番手マッサ(フェラーリ)、6番手ハミルトン(マクラーレン)、7番手ペトロフ(ルノー)、8番手ロズベルグ(メルセデスGP)、9番手バトン(マクラーレン)、10番手ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)というトップ10。
母国ロシアにほど近く、来シーズンに向けて重要な時期とみられるペトロフの頑張りが印象的なフリー走行となった。

グリップ不足を訴えるザウバー勢はデ・ラ・ロサ&小林可夢偉で12-13番手に。
ヒスパニアの山本左近はチームメイト(セナ)から0.697秒遅れの24番手だった。
なお、このセッションでフォース・インディアのリウッツィ&スーティルがドライブシャフトとみられるトラブルで早々にマシンを降りている。

ハンガリーGPフリー走行3回目の結果はこちら
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山本左近(ヒスパニア)、なお出走機会窺う

山本 左近/ヒスパニア (C)Hispania Racing F1 Team
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今週のハンガリーGPへの出走により、これで3戦連続のF1参戦となったヒスパニア・レーシングの山本左近だが、今シーズンさらなる出走に自信をみせている。

「こうして再びチャンスをもらえたことに感謝しているよ。
残りのシーズン中はもう一人のリザーブドライバーであるクリエンも含め、4人の中からレース毎に選抜されると聞いているから、またチャンスがあると確信しているんだ。
再びレースができるよう、頑張ってアピールしなくては、ね」と、左近。

ただこれまでの山本左近の起用にはスポンサーの力が大きいと伝えられていて、今後さらに出走機会を手にするためには予選・本番でチーム首脳にアピールできるパフォーマンスを発揮することが不可欠だ。

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フェリッペ・マッサ(フェラーリ)の父、「息子は犠牲者」

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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F1がブダペストにその舞台を移してもなおメディアの関心を集め続けるフェラーリ・チームの『チームオーダー問題』だが、その最大の当事者とみられるフェリッペ・マッサ親子の見解が分かれている。

ドイツGP決勝レースで僚友アロンソにレースの主導権を譲った当のマッサは、終始「スローダウンしたのは自分自身の意思」として、チームの指令による物という見方を否定し続けてきた。

ところが常に跳ね馬チームのピットにその姿がみられるマッサの父親ルイス・アントニオさんは、「良い従業員であるならば、誰だって上司の指示に従うだろう。
息子はその明白な例だったということ。
つまり、彼は犠牲者なんだよ。
私自身はチームオーダーを全面的に否定するものではないが、しかしそれはタイトル争いが佳境に達し、一人のドライバーに精力を集中すべき特殊な状況の時だけだ。
しかしながら、今はまだその時ではないね」と、地元ブラジル・メディアに語っている。

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タイヤ規則違反でフォース・インディアに罰金

Paul Di Resta (C)Force India F1
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ハンガリーGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、フォース・インディア・チームがタイヤ規則に違反したとして5千ユーロ(約56万5千円)の罰金を科したことを明らかにした。

それによれば同チームは、金曜日のフリー走行ではまだ使用できないとされるプライムタイヤのセットをポール・ディ・レスタのマシンに装着したため、レギュレーションに反していると判定されたもの。
(F1競技規約では、金曜日のP1およびP2セッションでは2セットのプライム仕様および1セットのオプション仕様、合計3セットのドライタイヤが割り当てられている)

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2010/07/30

フリー走行2回目はアロンソ(フェラーリ)が割って入る

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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ハンガリーGPのフリー走行2回目セッションは、こちらも午前に続いてレッドブルのベッテル&ウェバーが熾烈なタイム争いを続けたが、最終的にはフェラーリのアロンソがこの二人に割って入る好走をみせた。

トップのベッテルは午前のタイムをさらに1秒近く短縮する1'20.087を記録。
2番手となったアロンソは1'20.584のタイム。
また3番手ウェバー(レッドブル)はアロンソとのタイム差わずかに0.013秒というものだった。
以下、4番手にマッサ(フェラーリ)、5番手ペトロフ(ルノー)、6番手ハミルトン(マクラーレン)、7番手クビサ(ルノー)、8番手ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)、9番手バトン(マクラーレン)、そして10番手がシューマッハ(メルセデスGP)だった。

ザウバーはデ・ラ・ロサが11番手、小林可夢偉は14番手。
ヒスパニアの山本左近は23番手、チームメイトのセナとの差わずかに0.053秒にまで詰めた。
最後尾の24番手はトラブルに見舞われたロータスのコバライネンだった。

ハンガリーGPフリー走行2回目の結果はこちら
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ハンガリーGPフリー走行1回目はレッドブルが1-2!

先週のドイツGPに続いて2週連続のF1はハンガリーGP。
開始直前に一部で雨がぱらついたものの、ドライコンディションで行われた1回目のフリー走行はレッドブル勢が1-2体制でその好調さをみせつけた。

Sebastian Vettel (C)Scuderia Toro Rosso
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トップタイムをマークしたのはセバスチャン・ベッテルで、ただ一人ベストタイムを1分20秒台に入れて気を吐いた。
2番手のウェバーは1'21.106で、その差は0.130秒という僅差だった。
3番手以降はいずれも1分22秒台で、クビサ(ルノー)、バトン(マクラーレン)、バリチェッロ(ウィリアムズ)、デ・ラ・ロサ(ザウバー)、アロンソ(フェラーリ)、ロズベルグ&シューマッハ(メルセデスGP)、そしてヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)というトップ10。

フェラーリのマッサは12番手、ザウバーの小林可夢偉は14番手、マクラーレンのハミルトンは18番手だった。
また3戦連続で起用されたヒスパニアの山本左近は、しかし僚友セナに遅れること1.167秒の24番手(最下位)に留まった。

ハンガリーGPフリー走行1回目の結果はこちら
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ハンガリーGPでも雨の可能性

Hungary GP Start Scene (C)Ferrari S.p.A
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このところ、ウェットコンディションに見舞われるシーンが目に付くF1だが、今週のハンガリーGPもまたその例に違わないようだ。
地元気象台の予報によれば、フリー走行の金曜日、公式予選の土曜日共に雨の可能性があるとのこと。
ただ、決勝レースが行われる日曜日はいまのところ好天に恵まれそうだ。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿 度
7月30日(金) フリー走行 晴れ時々雨 17-29度 60%
7月31日(土) 公式予選 晴れのち雨 17-31度 69%
8月1日(日) 決勝レース 晴れ 19-32度 64%

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FIA、タイヤ脱落の防止策を強化へ

Vitantonio Liuzzi (C)Force India F1
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FIA(国際自動車連盟)は、アクシデント時のタイヤ/ホイール脱落の危険性を取り除くため、来シーズンはさらにその防止策を強化する方針であることを明らかにした。

それによれば、現在ホイールとマシンとを繋ぐ結束ケーブルが1本なのを、来季は倍の2本にして強化するというもの。

F1では先に行われたドイツGP公式予選でもフォース・インディアのビタントニオ・リウッツィのマシンからタイヤ/ホイールが脱落し、後続のグロック(ヴァージン)が危うく難を逃れるというシーンが世界に放映されている。
また、過去GP2レースでは実際に他のドライバーを直撃して悲惨な死亡事故に至った例もある。

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ハンガリーGPのレーススチュワードにD.ワーウィック氏

Derek Warwick (C)Renault F1 UK
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今週末行われるハンガリーGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、本F1ドライバーであるイギリスのデレック・ワーウィック氏(55歳)が選出されたことがわかった。

1981年サンマリノGPで当時のトールマンからF1デビューを果たしたワーウィック氏は、さらにルノー、ブラバム、アロウズ、ロータス、フットワークと渡り、2位が最高位。
その後はスポーツカーレースでも活躍し、1992年にはプジョーを駆ってル・マン24時間レースに勝利している。

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2010/07/29

エクレストン氏、「シーズン中終了待たず数チーム消滅」

2010 F1 (C)Redbull Racing
2010年シーズン・オールスター今シーズン、ロータス、ヒスパニア、ヴァージンなど新たに多くのチームがF1新規参戦を果たしたが、ここまでいずれも運営面で苦戦が続いているようだ。
こうした状況を受けバーニー・エクレストン氏は、「いくつかのチームがシーズン終了を待たずに消滅しても驚かない」との、厳しい見方を披露した。

「いまのところ、来シーズンはさらにもう1チームが増え全部で13チームということになっているが、実際はそんなことにならないだろう。
しかし、F1に参戦するだけの能力がないのであれば撤退してもらって結構。
私は来シーズン10チームあれば十分だと考えているよ」

厳しいのは新規参戦チームだけでなく既存チームも同様とみられ、ルノーは先にテレビ放映権料の前払いを依頼したと伝えられ、またザウバーは依然として白い空白のボディが目立ったままだ。

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失意のチャンドク(ヒスパニア)「僕にはどうしようもない」

Karun Chandhok (C)Hispania Racing F1 Team
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先のドイツGPに続き、2戦連続でリザーブドライバーの山本左近にシートを奪われたカルン・チャンドク(ヒスパニア・レーシング)は、「問題は自分の力が及ばないところにある」と、この困難な状況に肩を落としている。

英『ロイター』の取材に対し、チャンドクは「チームはチームで彼らなりに状況を判断して結論を出したんだろう。
それについて、ドライバーの立場からどうこう言えるものではないしね。
でも、ハンガリーGPが終わったらF1は夏休み。
この時期にこうしてコクピットに入れないというのは実につらいことだよ。
こうしてモチベーションを維持するというのはたいへんなことなんだ」と、語っている。

ハンガリーが終わると今シーズンのF1はあと7戦。
もう一人のリザーブドライバーであるクリスチャン・クリエンも出場の機会を窺っているとされ、チャンドクは厳しい立場に追い込まれている。

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モナコGP、FOMと2020年までの開催契約延長

Monaco GP Image (C)Redbull Racing
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F1伝統の一戦とされるモナコGPが、2011年からさらに10年間の開催契約延長でFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)と合意に達したことが明らかにされた。

狭く短い独特の市街地コースで、主催もモナコ王室(運営はモナコ自動車クラブ)という特異なモナコGPについては、先にFOMのバーニー・エクレストン代表が「モナコだって別に特別なグランプリではない」と発言するなどしてその行方に注目が集まっていたが、結局これも契約交渉を巡るエクレストン氏独特のブラフに過ぎなかったようだ。

2011年のモナコGPは、すでに5月29日(日)に決勝レースが行われることが確定している。

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2010/07/28

トヨタとの交渉、ヒスパニアのオーナーも認める

Toyota Factory Image (C)Panasonic Toyota Racing
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先にイタリアの一部メディアが伝えたHRT(ヒスパニア・レーシング)と旧トヨタF1チームとの間の技術提携だが、これについてヒスパニア・レーシングのオーナーであるスペインのホセ・ラモン・カラバンテ(57歳)が交渉を認める発言をして注目されている。

これを報じたスペインの通信社『EFE』によれば、契約金1,500万ユーロ(約17億円)、契約期間は2011年からの2年間と具体的なもので、これにはトヨタが2010年シーズン用に開発を続けてきた『TF110』(仮称)に関するマシンデザインやスタッフが含まれるものとみられている。

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ヒスパニア・レーシング、ハンガリーもセナ&山本左近で

27日(火)、HRT(ヒスパニア・レーシング)は今週末行われるハンガリーGPでもブルーノ・セナ&山本左近というドライバー・ラインナップでいくことを明らかにした。
山本左近はこれでイギリスGPからドイツ、ハンガリーと3戦連続のレース出場ということになるが、セナと組むのはドイツに続くものになる。

山本 左近/ヒスパニア (C)Hispania Racing F1 Team
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起用が決定した山本左近は、「ハンガリーGPが行われるハンガロリンクは、スーパー・アグリの時もスパイカーの時にも戦ったことがあるので良く知っているコース。
GP2でも走ったしね。
これまで2戦の経験を活かし、その成果を日曜日のレースで発揮したい」と、意欲をみせた。

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フェラーリ、チームオーダー問題で「偽善は十分」

Luca di Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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ドイツGPのレース結果を巡るチームオーダー問題でFIA(国際自動車連盟)から罰金を科せられたフェラーリ・チームだが、フィアット/フェラーリ・グループを率い、かつてチーム運営にも携わった経験を持つルカ・モンテツェモロ社長は納得していない模様だ。

「F1というスポーツにおいて、チームオーダーは1930年代に活躍したヌボラーリ時代からあったことだ。
ドライバーがチームのためにレースをしているのであれば、レースの戦略でチームの意向が優先されるのは当然のことなのではないか。
われわれを、あるいはわれわれのドライバーを責めるのは勝手だが、不毛な論争などに私は関わり合いたくない。
F1で偽善など、もう十分なのだ」

このモンテツェモロ氏の意見には、F1界のボス、バーニー・エクレストン氏も同調しているとされる。

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2010/07/27

シューマッハ速度違反容疑も、本人は否定

Michael Schumacher (C)Brawn GP F1 Team
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メルセデスGPのミハエル・シューマッハについて、ドイツ警察当局は20キロの速度違反をしたとして通知したが、本人はこれを否定しているという。

これを報じたのは自動車持つドイツの『ヴェルト・サンタグ』紙で、それによればシューマッハは制限速度100キロのアウトバーンを120キロで走行、これはカメラに記録されて罰金140ユーロ(約1万6千円)が言い渡されたとのこと。

しかしパーソナル・マネージャーであるサビーネ・ケーム嬢によればシューマッハ当人はこの事実を否定、そのクルマを運転していなかったとして裁判所の召喚にも応じなかったため罰金が確定したもののようだ。

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『ピレリ』、2011年F1プロトタイヤをテスト?

Paul Ricard HTTT (C)Panasonic Toyota Racing
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イタリア国内のメディアによれば、2011年シーズンからのF1タイヤ独占供給メーカーに決まっているピレリタイヤが、初めてとなるタイヤテストを行ったということだ。

それによれば場所はフランスのポールリカール・サーキット。
タイヤはまだ試作段階のもので、マシンもGP2のものを使ったほか、ドライバーもGP2ドライバーではないかと言われているがいずれも公表されていない。

これまで伝えられたところでは、本格テストでは旧トヨタ・チームの2009年マシン『TF109』が使われるという説が有力だ。
またその場合、ドライバーに中嶋一貴の名前が挙がっている。

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山本左近(ヒスパニア)、ハンガリーGPにも出走か

山本 左近 (C)Hispania Racing F1 Team
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イギリス、ドイツとヒスパニア・レーシングから連続出場を果たした日本の山本左近だが、どうやらさらに今週のハンガリーGPにも出場するようだ。

今回山本にシートを譲った同チームのカルン・チャンドクは、「ハンガリーGPの出走についてチームと話し合わなければならない」として、事実上出走が危ういことを示唆している。

一部メディアが伝えるところによれば、同チームではさらにもう一人のリザーブ&テストドライバーであるクリスチャン・クリエンも年内に出走する構えをみせていて、シート争いは激しい様相を繰り広げている。
そんな中、山本は総額500万ドル(約4億3500万円)ものスポンサー資金を持ち込んだとも伝えられている。

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2010/07/26

フェラーリとレッドブルのフロントウィング、合法確認

Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)は、可変するためにレギュレーションに抵触するのではないかと問題提起されていたフェラーリ&レッドブル両チームのフロントウィングについて、これを合法であるとの判断を下した。

これは、ドイツGP終了後両チームのマシンを点検したFIAの技術部門の責任者であるジョー・バウエル委員が明らかにしたもの。

これについてはライバル・チームからフロントウィングの一部の高さが走行中に変化しているとの指摘がされていたものの、同委員は提出された写真はそれぞれ撮影の角度が異なるため、確認できないとした。

もし実際にフロントウィングが可変式であった場合、大きなアドバンテージを受けることになるが、このレースでこの二つのチームのドライバーは表彰台を独占している。

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フェラーリ、FIAの処分に『恭順』の姿勢

F.Alonso & F.Massa (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームはドイツGP決勝レースでの『チームオーダー疑惑』で受けたペナルティについてこれを受け入れ、抗議などはしない方針であることを示した。

これは同チームのステファーノ・ドメニカリ代表が明らかにしたもので、「WMSC(世界モータースポーツ評議会)に召喚されれば、正直に説明し事実を明確にする方針である。
抗議などするつもりはなく、FIAに強力するつもりだ」と、語っている。

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山本左近(ヒスパニア)、トラブルで完走できず

山本 左近 (C)Hispania Racing F1 Team
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「前回のシルバーストーンの時よりも、この週末は多くの経験を積むことでできたと思うな。
こうした機会を与えてくれたチームには深く感謝しているよ。
残念ながら決勝レースでは僕のマシンはまたギヤボックスにトラブルが出て、目標だった完走を果たすことができなかった。
でも次のレースでのセットアップに役立つものは得られたと思うよ」

また同チームのコリン・コレス代表は、「残念ながらサコンは19ラップをしたところで突然マシンがストップしてリタイヤを余儀なくされたし、セナもスローパンクチャーのために計画しなかった2度目のピットストップを強いられて成果を得ることができなかった。
しかし全体にいい仕事をしたウチのクルーには感謝しているよ」と、語っている。

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小林可夢偉(ザウバー)、ポイント逸し「不満足なレース」

小林 可夢偉 (C)BMW Sauber F1
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ドイツGP決勝レースでは最後まで奮闘したものの、結局11位フィニッシュで3戦連続ポイント獲得という快挙はならなかったザウバー・チームの小林可夢偉は、次のようにレースを振り返った。

「今日のレース結果には全然満足してないよ。
予選ではもっとマシンはいいパフォーマンスを示していたのに、今日のレースではタイヤが全然グリップしてくれなかったし、消耗も激しかったんだ。
スタートでは順位を上げることができたけど、ピットストップの後ではシューマッハと戦ったときも、ペトロフと戦ったときもオーバーテイクは到底無理なことだった」

また同チームのジェームズ・キー/テクニカル・ディレクターも、「二人共に良いレースをしたとは思うが、結果的にポイント獲得できなかったことを考えれば失望のレース。
われわれはなんとかカムイがペトロフをオーバーテイクしてポイントにつなげられると期待したが、タイヤはそれを許さなかった。
次のレースは1週間後に迫っていて、いまはもうそれに集中している」と、語っている。

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フォース・インディア、ピット作業ミスに意気消沈

Pitstop Scene (C)Force India F1
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いわゆる4強(マクラーレン、レッドブル、フェラーリ、メルセデスGP)を追い掛けるチームの中で、ワークスの流れを汲むルノーを除けば目下コンストラクターズ・ランキング6位と大健闘を続けるプライベート・チームのフォース・インディアだが、今回のドイツGPではとんだ失態を演じて雰囲気を悪化させている。

このレースではいきなりオープニングラップで接触が相次ぎ、同チームではスーティル&リウッツィ共に緊急ピットイン。
ところがその際クルーが混乱してしまい、双方のマシンの左リヤタイヤを付け違えるというF1チームらしからぬ間違いをしてしまったもの。
(プライムタイヤとオブションタイヤが入れ違った)

結果的に余分なピットインを余儀なくされたリウッツィは16位、スーティルも17位となり、今季スペインGPから続けていた連続入賞をフォース・インディアは7戦目にして逸することとなった。

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フェラーリ、チームオーダーでFIAから10万ドルの罰金

Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)は、ドイツGP決勝レース中に禁止されている『チームオーダー』が行われたとして、フェラーリ・チームに対し10万ドル(約880万円)の罰金を科したことを明らかにした。

同チームでは当時1位だったマッサが不自然な形でスローダウン、チームメイトであるアロンソが前に出ると結局そのままの順位をキープして1-2フィニッシュを遂げた。
しかしその際に行われたマッサと担当エンジニアとの無線交信が傍受されていて、このやりとりからチームオーダーであると判断されたもの。

ドイツGPのレーススチュワード(競技審査委員)はレース終了後同チームのチーム・マネージャーとチーム代表とを呼び、事情聴取を行った結果、上記の罰金を科した。
しかしFIAではさらに調査する必要があるとして、今後WMSC(世界モータースポーツ評議会)への召喚も明らかにした。

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ブリヂストン ドイツGP決勝レースの模様

German GP Image (C)Redbull Racing
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2010 FIA Formula One World Championship 第11戦 ドイツGP
2010年F1世界選手権 ドイツGP決勝
開催場所:ホッケンハイム 開催日:7月23日~7月25日

ホッケンハイムで開催されたドイツGP決勝は、スーパーソフト-ハードのタイヤ戦略で戦ったスクーデリア・フェラーリ・マルボロのフェルナンド・アロンソ選手が、駆け引きの多い高速ペースのレースに優勝した。

アロンソ選手はチームメイトのフィリペ・マッサ選手をリードしながらフィニッシュラインを越え、シーズン開幕戦バーレーン以来の今季2度目の優勝を成し遂げた。
レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル選手が3位に入った。

安川ひろし (株)ブリヂストン モータースポーツ推進室長
「今シーズン2度目の1-2を達成したフェラーリにお祝いを申し上げます。
ドイツはわれわれブリヂストンにとっては非常に重要な市場であり、今日のエキサイティングなレースに貢献できたことをうれしく思っています。
今シーズンはわれわれのF1最後の年ですが、ポジティブな姿勢でF1に取り組み続けていますし、レースのタイヤのアロケーションなどで見応えあるレースを提供できるよう、積極的にチャレンジを続けていることに誇りを感じています」

浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー
「どちらのコンパウンドも期待以上の性能を見せてくれました。
スーパーソフトは非常によくもちました。
スーパーソフトの第1スティントをトップグループの他のドライバーよりも長く取ることによってポジションを上げたジェンソン・バトン選手が良い例です。
ハードコンパウンドは、プライムタイヤとしては通常よりも温まるのに時間がかかりました。
その証拠に、正しい性能作動領域に温度が上がるまでは、レース中にブレーキがロックしたり、コーナーでのグリップが弱かったり、トラクションが低かったりしました。
今日は日本の開発エンジニアの力が良く表れたレースだったと思います。
これらのタイヤはシーズンがスタートする前に設計されたもので、フロントタイヤが細くなったり、燃料補給禁止によってクルマが重くなるなどの多くの変化がありましたが、それにも関わらず、われわれのエンジニアたちは、今シーズンのクルマでも、ここでわれわれが試したような極端なアロケーションでも高い性能を発揮するタイヤを作ってくれました」

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2010/07/25

ドイツGPはアロンソ(フェラーリ)が通算23勝目飾る

フェルナンド・アロンソ (C)Ferrari S.p.A
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事前の予想とは裏腹に、終始安定したドライコンディションで行われたドイツGP決勝レースは、予選2位からスタートしたフェラーリのフェルナンド・アロンソが今季開幕戦のバーレーンGPに次ぐ2勝目、自身通算23勝を記録した。

2位にも予選3位からスタートしたチームメイトのマッサが入り、フェラーリ・チームの1-2フィニッシュという快挙になったが、しかしレース途中に両車は不自然な順位の入替を行っていて、今後再び物議を醸すことになるかも知れない。

3位にはレッドブルのベッテル。
最後はマッサに0.9秒というところまで接近したものの、せっかくのポールポジション・スタートを結果に結びつけることは叶わなかった。
以下、4-5位にマクラーレンのハミルトン&バトン、6位ウェバー(レッドブル)、7位クビサ(ルノー)、8-9位にメルセデスGPのロズベルグ&シューマッハ、10位がルノーのペトロフでここまでがポイント獲得。

ザウバーの小林可夢偉は残念ながら1.2秒遅れの11位で、3戦連続のポイント獲得はならなかった。
12-13位ウィリアムズのバリチェッロ&ヒュルケンバーグ、14位はバトル中コバライネン(ロータス)と接触してピットインを余儀なくされ遅れたデ・ラ・ロサ(ザウバー)、15位アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、16-17位フォース・インディアのリウッツィ&スーティル、18位グロック(ヴァージン)、19位セナ(ヒスパニア)でここまでが完走となった。

リタイヤしたのはコバライネン(ロータス)、ディ・グラッシ(ヴァージン)、山本左近(ヒスパニア)、トゥルーリ(ロータス)、そしてブエミ(トロ・ロッソ)の5台。

ドイツGP決勝レースの結果はこちら
ドイツGP画像はこちら

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「シフトトラブルがあった」、山本左近(ヒスパニア)

山本 左近 (C)Hispania Racing F1 Team
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ヒスパニア2度目の公式予選を23位で終えた山本左近は、その模様を次のように説明した。

「公式予選を走るのはイギリスに続いて2度目のことになるけれど、前回の時よりもだいぶ進歩したと思うよ。
ただ、一番大事なクイックラップの時にシフトに問題があって、それで思うようなアタックをすることができなかったんだ。
もちろん結果は期待外れ。
これについては明日に向けて原因を調査する必要があるだろうね。
レースはどんなコンディションになるかわからないけど、また完走できるように期待している」

また同チームのコリン・コレス代表も「サコンは昨日から多くのことを学習してパフォーマンスを改善したし、セナも今シーズンでベストといえる予選結果だったので満足している。
われわれは他のチームに追いつきつつあると言えるのではないか。
明日のレースではさらに良い結果が得られるという確信があるよ」と、語っている。

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予選12位:小林可夢偉(ザウバー)、「Q3進出できた筈」

小林 可夢偉 (C)BMW Sauber F1
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予選Q2セッション、終盤まで7番手のポジションをキープしていながらも最後のアタックで12番手に落ちてしまったザウバー・チームの小林可夢偉は、次のように無念さを表した。

「もちろんQ3に進出できるポジションにいたのだから、この結果には満足していないよ。
マシンの状態は良かったし、それは予選で発揮されていたと思う。
最後のアタックの際、トラフィックに見舞われてしまったためスピードを落とさざるを得なかったんだ。
ところがそれが原因でタイヤ温度を下げてしまい、タイヤのグリップが低下してしまった。
それでも12番手というポジションからなら十分にポイント獲得(10位以内)のチャンスはある筈さ」

チームメイトであるデ・ラ・ロサのほうもQ2で力尽きていて、これについてペーター・ザウバー代表は「今日のポジティブな面としてはわれわれのマシンがまた一歩前進したという事実があることだ。
しかしながら、それにも関わらず2台ともQ3に進出できなかったというのは期待外れなことだがね」と、悔やんだ。

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スーティル、ペナルティでグリッド5番降格へ

Adrian Sutil (C)Force India F1
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ウェットのドイツGPフリー走行ではトップタイムを記録するなど気を吐いたフォース・インディアのエイドリアン・スーティルだったが、土曜日午前に行われたフリー走行3回目セッションでギヤボックスのトラブルに見舞われている。

この結果、スーティルのマシンはギヤボックス交換を余儀なくされ、これにより日曜日の決勝レースではグリッド5番降格のペナルティを科せられることになった。
(スーティルの予選順位は14番手だったので、19番手ということになる)

なお、マシントラブルに見舞われたヴァージンのディ・グラッシも同じくギヤボックス交換を強いられるとの情報もあるが、ディ・グラッシの予選順位は元々最下位だったのでこちらはグリッド順位に影響はない。

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FIA、レース中の無線交信すべて公開に取り組み

Image (C)BMW Sauber F1
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FIA(国際自動車連盟)は、現在のF1中継で限定的に行われているチームとドライバー(マシン)との無線交信について、これを全面的に公開すべく働き掛けていることを明らかにした。

現在の放送では、公開したくない秘密の交信や、万一放送上不適切な発言があってもこれらをチームの意思により非公開にすることができる。
しかしFIAは、そうした制限をなくしてすべての無線交信を公開しようというものだ。

ただし、実際の放送では交信と放送には(中国の『生中継』のように)いくばくかのタイムラグを設けていて、これについては今後も継続されるという。

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ザウバー女性首脳、F1公式会見で初の快挙

FIA Press Meeting (C)BMW Sauber F1
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小林可夢偉の活躍で日本のファンからも熱い視線が投じられるザウバー・チームだが、金曜日に行われたFIA(国際自動車連盟)の公式会見で、史上初の快挙を成し遂げ再び注目を集めた。
チームの小林可夢偉(23歳)と共にこの日の会見に姿を表したのはモニシャ・カルテンボーン(38歳)さん。
実は、女性がこのF1公式会見に出席するのは初のことなのだという。

カルテンボーンさんは、「F1では多くの女性が働いていて、別に私が特別とは思わない」と冷静。
元々弁護士である彼女は、これまで長くザウバー・チームで法務関連の仕事をしてきたが、今年はマネージング・ディレクターというチームの重職に就いた、堂々の大幹部なのだ。

ちなみにこの人の会見ではメルセデスGPがノルベルト・ハウグ氏とニコ・ロズベルグ。
ウィリアムズ・チームがアダム・パール代表とニコ・ヒュルケンバーグ、そしてザウバー・チームが上記カルテンボーンさんと小林可夢偉の出席だった。
先のヨーロッパGPのレース最後、小林可夢偉のパフォーマンスにガレージで大喜びしていた彼女の姿が印象的だ。
Europe GP Scene (C)BMW Sauber F1
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ブリヂストン ドイツGP公式予選の模様

German GP Image (C)Redbull Racing
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2010 FIA Formula One World Championship 第11戦 ドイツGP [予選]
2010年F1世界選手権 ドイツGP予選
開催場所:ホッケンハイム 開催日:7月23日~7月25日

ブリヂストンのスーパーソフト・コンパウンドのポテンザタイヤを装着したレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル選手が、ホームグランプリであるドイツGPのエキサイティングな予選で今季6度目のポールポジションを獲得した。

激しい戦いが展開されたセッションの終了直前に、ベッテル選手は1分13秒791を記録。2位のスクーデリア・フェラーリのフェルナンド・アロンソ選手とのタイム差はわずか0.002秒だった。
ベッテル選手は午前のプラクティスでも最速タイムを記録したが、予選Q1及びQ2ではアロンソ選手がトップだった。

浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェローとのQ&A

今日の走行のポイントを教えて下さい。
「今日は素晴らしい予選セッションでした。
トップのふたりのドライバーはスーパーソフトのブリヂストンのポテンシャルを最大限に発揮しました。
異なるクルマに乗った別々のドライバーが、わずか0.002秒差で予選通過したのは驚くべき事です。
もし、彼らが同時に最速ラップをスタートしたとしたら、4.574㎞の1周の終わりにはベッテル選手とアロンソ選手の差は15センチだけだったことになります。
見事です。
また、スーパーソフトで第1セクターをプッシュし過ぎたら、次の2つのセクターではドライバーの思ったタイムを記録できない難しさがありました。アロンソ選手が今シーズン初めてフロントローからスタートすることになりましたが、これは、明日のレースが非常にエキサイティングなレースになる可能性を示す、様々な要素のひとつにしか過ぎないと思います」

明日のレースではどのようなタイヤ戦略が考えられますか?
「ラバーがもっと乗ってきますので、コース路面はもっと向上していきます。
ですから、もし雨が降らなければ、興味深い戦略が見られると思います。
チームもラップタイムやポジションに従って戦略を変えてきますからね。
もしトップ10のドライバーがスタート時に装着しなければいけない予選タイムを記録したタイヤにグレーニングが出れば、グレーニングが出ない場合よりも早くピットインせざるを得ませんので、これも、タイヤに関しては注目のポイントとなります。
興味深いことに、どのタイヤを使うかを選択できるドライバーの中ではミハエル・シューマッハ選手が一番有利な立場にありますので、彼の第1スティントのタイヤ選択も注目です。
今週末は雨が多いですが、明日も雨になる可能性があります。
こういった全てを考えると、明日のレースがとても楽しみです」

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2010/07/24

ドイツGPポールポジションはベッテル(レッドブル)

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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ドイツGPの公式予選が終了。
ポールポジションを獲得したのはここホッケンハイムがホームグランプリとなるレッドブルのセバスチャン・ベッテル。
これでヨーロッパ、イギリスGPに続く3戦連続のポール獲得。
今季6回目、自身通算11回目の快挙ということになった。

2番手は最終アタックの最終コーナーまでほぼポールかと思われたフェラーリのアロンソ。
ベッテルとの差はわずかに0.002秒という僅差だった。
3番手もフェラーリのマッサだが、こちらはトップとはコンマ5秒ほどのタイム差があった。
4番手レッドブルのウェバー、5-6番手にマクラーレンのバトン&ハミルトン、7番手ルノーのクビサ、8番手ウィリアムズのバリチェッロ、9番手メルセデスGPのロズベルグ、そして10番手がウィリアムズのヒュルケンバーグというトップ10グリッドとなった。

ドイツGP公式予選の結果はこちら
ドイツGP画像はこちら

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予選Q2、ホームGPのシューマッハ脱落

予選Q2はフェラーリのアロンソがベストタイムを1'14.081まで短縮してトップに立った。
2-3番手レッドブル勢のベッテル&ウェバー、4番手マッサ(フェラーリ)、5番手ハミルトン(マクラーレン)、6番手バリチェッロ(ウィリアムズ)、7番手バトン(マクラーレン)、8番手クビサ(ルノー)、9番手ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)、そして10番手がロズベルグ(メルセデスGP)でここまでがQ3進出を果たした。

ここがホームグランプリとなるメルセデスGPのシューマッハは11番手で脱落。
中盤まで7番手に踏みとどまっていたザウバーの小林可夢偉も最後のアタックで失敗、Q3圏内から突き落とされた。
13番手ペトロフ(ルノー)、14番手スーティル(フォース・インディア)、15番手デ・ラ・ロサ(ザウバー)、16-17番手がトロ・ロッソのアルグエルスアリ&ブエミでこの7台がQ2で脱落となった。

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予選Q1はアロンソ(フェラーリ)が最速

ほとんどドライコンディションで始まったドイツGP公式予選。
しかし20分のセッションが残り14分半ほどになった時、フォース・インディアのリウッツィが最終コーナーでスピン、クラッシュして大破。
脱落したタイヤやパーツがストレート上に散乱、セッションは8分ほど赤旗中断となった。

再開後のタイム争いでトップとなったのはフェラーリのアロンソ。
ただ一人ベストタイムを1分14秒台に入れた。
2番手ベッテル(レッドブル)、3番手マッサ(フェラーリ)、4番手ウェバー(レッドブル)、5番手ハミルトン(マクラーレン)、6番手クビサ(ルノー)、7番手バトン(マクラーレン)、8番手小林可夢偉(ザウバー)、9番手ブエミ(トロ・ロッソ)、10番手がシューマッハ(メルセデスGP)だった。

ロズベルグ(メルセデスGP)は11番手、ザウバーのデ・ラ・ロサは15番手で通過。
ここで脱落となったのはトゥルーリ(ロータス)、グロック(ヴァージン)、コバライネン(ロータス)、セナ(ヒスパニア)、アクシデントのリウッツィ(フォース・インディア)、そしてギヤボックスとみられるトラブルのディ・グラッシ(ヴァージン)の7台となった。

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ベッテル(レッドブル)、フリー走行3回目最速タイム

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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公式予選を前に行われたドイツGPの最終プラクティスは、ウェットから最後にほぼドライになるという難しいコンディション。
そんな中レッドブルのセバスチャン・ベッテルが激しいタイム争いの末、これを制してみせた。

2番手はフェラーリのアロンソ、3番手にウェバー(レッドブル)、4番手マッサ(フェラーリ)、5番手ロズベルグ(メルセデスGP)、6番手ハミルトン(マクラーレン)、7番手シューマッハ(メルセデスGP)、8番手バリチェッロ(ウィリアムズ)、9番手クビサ(ルノー)、そして10番手にヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)。

一時3番手タイムをマークするなど気を吐いたザウバーの小林可夢偉は11番手。
僚友デ・ラ・ロサは15番手。
ヒスパニアの山本左近はヴァージン勢がタイムを伸ばせなかったため21番手になったが、それでも周回数の少なかったセナに比べて1秒以上の差があった。

1日目のフリー走行ではトップタイムを記録するスピードをみせたフォース・インディアのスーティルは、このセッション残念ながらドライブシャフトとみられるトラブルによりインストレーションラップのみでガレージに退いている。

ドイツGPフリー走行3回目の結果はこちら
ドイツGP画像はこちら

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小林可夢偉(ザウバー)、「今日はよく仕事をした」

小林 可夢偉 (C)BMW Sauber F1
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ドイツGPフリー走行初日を、午前の1回目セッション20番手、午後の2回目セッションでは11番手タイムを記録したザウバー・チームの小林可夢偉は次のように振り返った。

「今日は雨に見舞われただけでなく、いろいろと新しいパーツの投入があったのでそれらの確認のためとても忙しかったね。
タイヤだけでなく、実に多くの仕事をしたんだ。
ウェット路面では、6コーナー(ヘアピン)のブレーキングが一番難しかったね。
結論として、このトラックではあまりタイヤ(プライム&オブション)の差はないように感じた」

またチームのジェームズ・キー/テクニカル・ディレクターは、「しばらくウェットコンディションから離れていたので、セッション当初はタイヤの確認に時間が必要だった。
グリップが戻ってからは、特に問題もなく、ドライバーもマシンの状態に満足していたようだ。
マシンバランスも改善したし、全体にポジティブなフリー走行だったよ」と、語っている。

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山本左近(ヒスパニア)、「すべてのタイヤ経験できた」

山本 左近/ヒスパニア (C)Hispania Racing F1 Team
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先のイギリスGPに続き、連続出場を果たしたHRT(ヒスパニア・レーシング)の山本左近は、ドイツGP初日の走行を終え、次のように感想を語った。

「今日は2回のセッションを通じ、路面コンディションがえらく変化したね。
だから午前のセッションではウェットタイヤとインターミディエイトタイヤ。
路面が乾き始めた午後のセッションではオブションタイヤとプライムタイヤ。
すべてのタイヤを試すことができ、僕にとってはとてもいい準備になったよ。
今夜これらのデータを解析し、明日の公式予選に活かしたいね」

イギリスGP公式予選では僚友チャンドクに0.392秒遅れだった山本左近だが、ドイツGP初日はセナに1秒以上もの差を付けられている。

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ルノー・チーム、資金難の噂を否定

Eric Boullier (C)Renault F1 UK
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親会社であるルノーの手を離れながらも、今シーズン健闘しているルノー・チームだが、ここに来て再び資金難の噂が持ち上がっているようだ。
それによれば、同チームは通常シーズン終了前に支払われるテレビ放映権の分配金について、これを前倒しで入金されるよう依頼したというもの。

これについて同チームのエリック・ブイユ代表は、次のように英『オートスポーツ』誌でこれに反論している。

「われわれは新しいスポンサーの確保により年間を通じての資金手当の目途は立っている。
だから決して資金難にあるということはないんだ。
ただ、その支払いが遅れている企業がある上に、チームはすでに2011年のマシン開発に着手していることから、それをカバーするために依頼したもの。
要するに、われわれが戦闘力を増すことを望まない一部のチームがそれを妨害しているんだ」

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『LG』、レッドブル・レーシングと契約

LG/Redbull『RB6』(C)RedBull Racing
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現在F1のオフィシャル・テクニカル・パートナーを務める『LG』が、このほどレッドブル・レーシングとの間でパートナーシップ契約を締結、さっそく同チームのマシン『RB6』のフロントノーズに大きく同社のロゴが掲出された。

『LG』(Lucky-Goldstar)は韓国を代表する総合エレクトロニクス・メーカー、LG電子で知られる。
国内では『サムスン』に次ぐ大手だ。

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2010/07/23

ドライになったフリー走行2回目はアロンソが最速タイム

Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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ドイツGPのフリー走行2回目セッションは、午前とは変わってドライコンディションで開始。
午前のセッションでクラッシュしてマシンを痛めたマクラーレンのハミルトンは、修復に時間を取られ最初の約1時間ほどは走ることができなかった。

ここでトップタイムをマークしたのはフェラーリのアロンソ。
しかしレッドブルのベッテルがわずか0.029秒という僅差で2番手に続いた。
また3番手にマッサ、4番手にウェバーと、上位4台はフェラーリとレッドブル勢が仲良く分ける形となった。
5-6番手にはメルセデスGPのロズベルグ&シューマッハ、7番手マクラーレンのハミルトン、8番手ルノーのクビサ、9-10番手がウィリアムズのバリチェッロ&ヒュルケンバーグだった。

ザウバーの小林可夢偉は11番手だったが、最後のアタック終盤でアロンソのマシンに引っ掛かっていて、まだタイムは詰められた筈。
僚友のデ・ラ・ロサは13番手。
4強では唯一マクラーレンのバトンが15番手に甘んじた。
ヒスパニアの山本左近は残念ながらここでもチームメイト(セナ)に1秒以上遅れ、最下位に留まった。

ドイツGPフリー走行2回目の結果はこちら
ドイツGP画像はこちら

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雨のフリー走行1回目はスーティルがトップタイム

Adrian Sutil (C)Force India F1
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実にこれまで最多の6人という母国ドライバーを迎えたドイツGPのフリー走行は、いきなり生憎のウェットコンディションで行われた。
このセッション、ロータスではコバライネンに代わってリザーブ&テストドライバーのファイルーズ・ファウジーが、またヒスパニアでは山本左近が起用されている。
前戦はチャンドクの代役だった山本だが、今回はセナのシートということになる。

最後は一部のドライバーがドライタイヤで試みたものの、ほとんどはインターミディエイト・タイヤでの走行が行われた。
トップタイムをマークしたのはこうしたコンディションに強いフォース・インディアのスーティルで、2番手に1秒以上の差を付けてただ一人1分25秒台に入れる圧巻。
以下、2番手マッサ(フェラーリ)、3番手バトン(マクラーレン)、4番手バリチェッロ(ウィリアムズ)、5番手ペトロフ(ルノー)、6番手ロズベルグ(メルセデスGP)、7番手ブエミ(トロ・ロッソ)、8番手ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)、9番手リウッツィ(フォース・インディア)、そして10番手にデ・ラ・ロサ(ザウバー)というトップ10。

デ・ラ・ロサの僚友小林可夢偉は20番手。
またメルセデスGPのシューマッハは23番手、ヒスパニアの山本左近は24番手だった。
なお、ウェット路面に足を取られてスピンするクルマが相次ぎ、中でもマクラーレンのハミルトンはタイヤバリアにクラッシュして早々にこのセッションを終えている。

ドイツGPフリー走行1回目の結果はこちら
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ザウバー、ドイツGPでの大幅バージョンアップはなし

小林 可夢偉 (C)BMW Sauber F1
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レッドブル・レーシングが先鞭を付けた『ブロウン・ディフューザー』について、小林可夢偉の活躍で意気上がるザウバー・チームも今週のドイツGPで採用すると伝えられたが、同チームのジェームズ・キー/テクニカル・ディレクターはホッケンハイムでこれを否定した。

「もちろん毎戦、絶え間ない開発は続けているが、今回はまだディフューザーまで手が廻っていないんだ。
不安な部分を一つ一つ消し、手当てできるところで改良を進めているが、われわれのようなプライベート・チームではなかなか一気にバージョンアップというのは難しいことだよ」と、キー氏。

いまだに白い部分がほとんどの『C29』のカラーリングが、同氏の苦労を物語っているようだ。

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韓国GP主催者、「8月にはサーキット施設完成する」

 Image
これまで何回にも渡ってサーキット工事の遅れが指摘されてきた韓国GPの開催地であるヨンナム・サーキットだが、同グランプリの主催者であるKAVO(韓国オート・バレー・オペレーション)のチョン・ユンチョ会長は「8月には施設が完成する」と語っている。

「サーキット建設はもう最終段階に入っていて、韓国GP開催に向けわれわれはもう何の心配もしていない。
来月にはチャーリー・ホワイティングによるFIA(国際自動車連盟)の査察を受け、いよいよ初の韓国GP開催に邁進することになるんだ。
これまで心配してくれたメディアや世界の人々に、関心をありがとうと感謝するよ」と、皮肉な口調で笑わせた。

韓国GPは来たる10月24日(日)に決勝レースが予定されている。

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ホームグランプリのベッテル、出鼻くじかれる

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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今シーズン、ドイツ人ドライバーはF1で最大の人数を誇るが、中でもランキング最上位でホームグランプリを迎えるレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルは期待するものが大きいようだ。

「このところいろいろと騒がれたけれど、チームがタイトルを獲得することが第一のプライオリティで、どちらのドライバーが勝つかというのは最重要の問題ではないんだ。
大事なのは勝利に向かって邁進するというチームの雰囲気を壊さないことだよ」

しかしそのベッテルは事前に行われたチャリティ・サッカーで転倒、途中退場するシーンがあって周囲を慌てさせた。

「足は全然大丈夫だよ。
普通に自分で歩いているし、もちろんドライビングにも問題ないさ」と、ベッテル。
しかしせっかくのホームグランプリで、少々出鼻をくじかれてしまったのは事実のようだ。

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2010/07/22

中嶋一貴(前ウィリアムズ)、ピレリのタイヤテストに起用?

中嶋 一貴/Williams Moscow Demo (C)Williams F1
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2011年シーズンからのF1タイヤ独占供給メーカーに決まった『ピレリタイヤ』では早々に実車によるタイヤテストをスタートさせたい意向ということだが、そのドライバー候補に前ウィリアムズ・チームの中嶋一貴(25歳)の名前がささやかれている。

これは英『オートスポーツ』が報じたもので、それによれば中嶋一貴は直近まで実戦経験を持ちながらも現在のところいずれのチームともほぼ等分の距離を置いていることから浮上したということだ。
また使われるマシンには旧トヨタF1チームの2009年マシンである『TF109』が有力とのこと。

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ヒスパニア・レーシング、旧トヨタF1と技術提携か

Toyota Factory Image (C)Panasonic Toyota Racing
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今シーズンの新規参戦チームの中で、すでに最後尾グリッドが指定席となりつつあるHRT(ヒスパニア・レーシング)だが、近く旧トヨタF1チームとの間でテクニカル・パートナーシップ契約を結ぶ、との見方が報じられている。

これはイタリアの『422レース.com』が伝えたもので、それによれば過去数か月に渡って交渉が続けられたこの両者の関係が、近く最終合意に達する見通しになったというもの。

ヒスパニアではコンストラクターの名門であるダラーラ社にマシン製作を依頼したとされるが、ここまでの戦闘力は際だって低く、チーム関係者の不興を買っていた。
契約の詳細はまだ明確でないが、2010年用に開発を続けてきた『TF110』(仮称)に関するマシンデザインとスタッフが含まれるものとみられている。

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FIA、ドイツGPの競技審査委員にD.サリバン氏起用

Danny Sullivan
FIA(国際自動車連盟)は、今週ホッケンハイムで行われるドイツGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、F1では珍しいアメリカ人であるダニー・サリバン氏(60歳)を起用することを明らかにした。

サリバン氏は1983年に当時のティレル・チームからF1デビューを果たしたが、参戦はこの1年限り、最高位はモナコGPの5位というもの。
ただ、その後アメリカに戻ってからはCARTシリーズに参戦、1988年にはシリーズ・チャンピオンに輝いている。

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2010/07/21

レッドブル・オーナー、「タイトル逸しても二人は対等」

D.Mateschitz & S.Vettel (C)Redbull Racing
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ここに来て急速に持ち上がるマーク・ウェバー&セバスチャン・ベッテルらレッドブル・レーシング・デュオの確執だが、同グループを率いるディートリッヒ・マテシス/オーナーはあくまでも二人は対等であることを地元オーストリアの『クライネ・ツァイトゥング』紙で強調した。

「われわれのチームには元々チームオーダーなどなく、二人のドライバーは常に対等だ。
これはそもそもわれわれの哲学なんだから。
それは先のイギリスGPを見ても明らかなことだろう。
もちろん私は二人のドライバーのいずれかにタイトルを獲って欲しいと願っているが、そのために打ち負かすべきは他チームのドライバーであるべきなんだよ」

またウェバーがチームへの不満をメディアに語ったとされることについても、「自由に物が言える、というのがレッドブル・レーシングの長所なのさ」と、意に介していない様子だ。

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尻に火がついたペトロフ(ルノー)、「頑張るしかない」

Vitaly Petrov (C)Renault F1 UK
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トップチームのほとんどが来シーズンも今季と同じ体制でいくということで、いま注目が集まっているのが目下ランキング5位、ルノー・チームのセカンドシートだ。

これまで6ポイントを獲得してランキング15位。
新人としては健闘しているとはいえ、チームメイトであるロバート・クビサの83ポイント(7位)に比べれば両者に大差があるのは明らか。

これについてロシア人初のF1ドライバーであるペトロフは、「クビサとはもちろん、チームともとてもうまくいっているよ。
でもまだ彼とは結果において差があるのは認めざるを得ないところ。
これからはもっと勉強してチームに貢献し、来シーズンもお前が必要だ、と言われるようになりたい。頑張るしかないよ」と、語っている。

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ウィリアムズ首脳もバリチェッロ残留容認

Rubens Barrichello (C)Williams F1
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今年のF1でシューマッハに次ぐ「高齢ドライバー」であるウィリアムズ・チームのルーベンス・バリチェッロ(38歳:ブラジル)は、すでに来シーズンも同チーム残留の意向を明らかにしたが、これを受けフランク・ウィリアムズ前代表もこれを容認する姿勢を示している。

これはドイツの『アウトモーター・ウント・スポルト』誌が報じたもので、それによればサー・フランクは「バリチェッロとの契約更新は単に手続を残しているだけ。
われわれは彼の能力・意欲に十分満足していて、変更する理由がない。
彼の持つ豊富な経験は、われわれにとって重要なものだからね」と、語っているという。

1993年の南アフリカGPに、当時まだ20歳の若さでジョーダンからデビューしたバリチェッロは、今年実に18年目のシーズン。
ここまで通算11回の優勝を誇る。

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2010/07/20

F.ファウジー、ドイツGPでもフリー走行出走へ

Fairuz Fauzy (C)Lotus Racing
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ロータス・レーシングは、今週行われるドイツGPのフリー走行1回目セッションで、同チームのリザーブ&テストドライバーであるファイルーズ・ファウジー(27歳:マレーシア)を再度起用する方針を明らかにした。

ファウジーは4月に行われた地元のマレーシアGP、そして前戦のイギリスGPでも起用。
次回は当初8月のハンガリーGPとみられていたが、予定より1週間早まって今週末の起用となったもの。

同チームのトニー・フェルナンデス代表は、「彼はこれまでもチームに的確なフィードバックを与えていて、今回もマシンのセットアップに貢献してくれるものと期待している」と、語っている。

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来季ドライバー市場、ルノーが焦点に?

今シーズンは、上位チームのほとんどが来季も同じドライバー・ラインナップでいくことが確認されていて、いわゆるストーブリーグに大きな話題がないと言われている。

そんな中、いずれも残留が確実視されている4強(マクラーレン、レッドブル、フェラーリ、メルセデスGP)を除くと、目下ランキング5位に位置するルノーのセカンド・ドライバーが焦点になりそうだ。

Vitaly Petrov (C)Renault F1
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同チームではすでにエースであるロバート・クビサの残留は確定しているものの、もう一つのシートであるヴィタリー・ペトロフについてはいまだ不透明のままという。
独『アウトモーター・ウント・スポルト』誌によればその候補には多くのドライバーが名を連ねていて、その中には現BMWザウバーの小林可夢偉もリストに挙がっているということだ。

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ザウバーもブロウン・ディフューザー投入で飛躍図る

小林 可夢偉 (C)BMW Sauber F1
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レッドブル・レーシングが先鞭を付けたいわゆる『ブロウン・ディフューザー』は、その後マクラーレンやウィリアムズなども追随する動きをみせているが、小林可夢偉の連続ポイント獲得で意気上がるザウバー・チームも今週のドイツGPで採用する動きということだ。

多くのチームがすでに来季のドライバー・ラインナップが確定する中、同チームはまだ体制が定かでないが、現在コンストラクターズ・ランキング8位にまで上昇、今後の戦闘力アップが期待されている。

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2010/07/19

バトン(マクラーレン)、ロシアGP開催を後押し

Jenson Button (C)McLaren Group
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このほど初めてロシアを訪れたというマクラーレン・チームのジェンソン・バトン(30歳:イギリス)が、クレムリンでF1ロシアGP開催を後押しする発言をして注目されている。

ここモスクワでのロシアGP初開催を目指し目下準備中というBMCR(ババリア・モスクワ・シティ・レーシング)のデルク・ザウアー氏は、「正式契約はまだ結ばれていないが、エクレストン氏は好意的。
われわれは2012年の開催を確実視しているよ」と、すこぶる前向きな姿勢。

ロシアではいまペトロフ(ルノー)の活躍により急速にF1熱が高まっているとされるが、実際に現地を訪れたバトンも「ロシアではもうすっかりF1を開催する機が熟している」と、好印象を持ったようだ。

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エクレストン氏、「モナコGP消滅だってあり得る」

1980 Monaco GP (C)Williams F1
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現在全19戦で行われているF1グランプリだが、これを司るFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン代表はいまさらにロシアやインド、テキサスなど多くの国と開催交渉を繰り広げている。
しかし実際にマシンを走らせるFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)のほうは、「年間最大でも20戦以内」と、こうした一方的な拡大路線に釘を刺しているのが実情。

これについてエクレストン氏は、「グランプリ開催数に総枠を決めるならば、当然現在の開催地の中から脱落する所が出るということになる。
それが例えモナコであっても、何の不思議はないんだ」と、高姿勢。

伝えられるところでは、「伝統のグランプリ」として別格扱いとされているモナコGPは、唯一王国開催のためFOMの支配力が十分に行き渡っておらず、開催権料の支払いなどでエクレストン氏がかねがね不満を持っているのだという。

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マクラーレン、再びブロウン・ディフューザーをトライへ

Redbull『RB6』(C)RedBull Racing
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レッドブル・レーシングが先鞭を付け、他チームもその効果に高い関心を持っているとされる『ブロウン・ディフューザー』だが、これを先のイギリスGPでテストしたマクラーレン・チームはしかし公式予選と決勝レースでは従前のものに戻して走行した。

これについて同チームのマーティン・ウィットマーシュ代表は、「われわれはこれをすでに断念したという訳ではない。
実戦投入にはもっと比較テストが必要であり、このため来週のドイツGPにおいても再びプログラムに載せることになるだろう」と、語っている。

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2010/07/18

苦戦アロンソ、それでも「フェラーリがタイトル獲得」

Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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2005、そして2006年と2度のF1チャンピオンであるフェラーリ・チームのフェルナンド・アロンソは、今シーズンここまでランキング5位、またチームメイトのマッサもランキング8位に沈んでいるが、それでも「今シーズンのタイトルはフェラーリが獲得する」との信念を揺るがしていない。

これは同選手がチームの公式サイトで語ったもので、その中でこのスペインのヒーローは「みんなはもう跳ね馬にとってのシーズンが終わったように書いているけれど、トンでもない、まだシーズンは真っ只中なんだ。
これからリカバーする時間はいくらでもあるというものだよ。
確かにわれわれは今年とりわけ予選での一発のタイムに苦しんできたけれど、でもイギリスGPでレース中の最速タイムを出したのは誰?
そう、僕のフェラーリなんだ。
これはやっとわれわれのスピードが本物になってきたということ。
これからの後半でみごと巻き返してみせるさ」と、自信をみせている。

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山本左近(ヒスパニア)起用で、チーム内が不穏に?

山本 左近 (C)Hispania Racing F1 Team
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日本のファンには期待が盛り上がるヒスパニア・レーシングによる山本左近のドイツGP起用だが、チーム内は諸手を挙げてこれに賛成という雰囲気にはないようだ。

同チームのコリン・コレス代表は、前回のブルーノ・セナ欠席についてその明確な事情を明らかにしなかったが、今回のカルン・チャンドク欠席についても同様。
当のチャンドクは、「誰だってドライバーならレース出場については譲れないもの。
今回なぜ僕が外されたのかはわからないよ。
だけど、次のブダペスト(ハンガリーGP:8月1日決勝)では必ず僕が戻るということを確信しているね」と、主張している。

また、もう一人のリザーブ&テストドライバーであるクリスチャン・クリエンも、「このチームにはレースシートを争う4名のドライバーが存在していて、4名はすべて同等なポジションにいるんだ。
誰が出走するかを決めるのはチームだけどね」と、意味深な発言を行っている。

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ビルニューブ自らF1参戦の実態は『デュランゴ』

Jacques Villeneuve (C)Williams F1
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これまでドライバーとしてのF1復帰説が絶えなかったジャック・ビルニューブが自らのF1チームで参戦する意向をみせたことが注目されているが、、どうやらその実態は『GP2シリーズ』で実績のある『デュランゴ』であることがわかってきた。

ビルニューブは英『BBCスポーツ』の取材に対し、まだその詳細を明らかにする段階ではない、と説明は避けたが、しかし2011年に『ビルニューブ・レーシング』の名前でF1新規参戦の申請を行ったことは認めている。

一方のデュランゴは以前にもF1新規参戦の意思を示していたが、今回ビルニューブと組んだのには、ビッグネームを称することでバーニー・エクレストン氏のウケを良くしたいという狙いがあったようだ。

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2010/07/17

F1復帰説浮上のライコネン、本人の関心は来季もラリー?

Kimi Raikkonen (C)RedBull Racing
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レッドブルやルノーなどを候補に、再びF1復帰説が持ち上がっている2007年のF1チャンピオン、キミ・ライコネン(獲得当時フェラーリ)だが、いまのところ本人にそうした意向はなさそうだ。

これは英『オートスポーツ』が報じたもので、それによればライコネンは、「来シーズンのことについては早く決めないといけないとは考えているけれど、でもまだもう少し先。
できればフィンランドラリー(7月30日~8月1日)が終わった辺りでは結論を出したいと思っているんだけどね」と、まだ詳細は明らかにしていない。

ただ同誌はWRC(世界ラリー選手権)チャンピオン、セバスチャン・ロウブの「1年目は学習の年。
だから少なくとももう1年やらないことには話にならないし、もちろん本人はその気だろう」との言葉を紹介している。

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山本左近(ヒスパニア)、次戦ドイツGPにも出走が確定

山本 左近 (C)Hispania Racing F1 Team
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先週のイギリスGPでうれしいF1復帰を果たしたHRT(ヒスパニア・レーシング)の山本左近だったが、その時は1戦限りとみられていた。
しかし16日(金)、同チームは来週行われる次戦ドイツGPにも山本を起用することを明らかにした。

ただし今回はブルーノ・セナの代替ではなく、カルン・チャンドクのマシンになる見込みで、セナとのコンビでホッケンハイムのコースを戦うことになるようだ。

これを受け山本左近は、「ホッケンハイムは2006年、スーパー・アグリの一員だった当時にグランプリを戦ったことがある。
長いストレートのエンドやスタジアムセクションにオーバーテイクポイントがあり、とてもチャレンジングで、僕のお気に入りのコースレイアウト。
シルバーストーン(イギリスGP)よりもこちらのほうが僕らのマシンに向いていると思うよ」と、期待を露わにした。

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ブエミ(トロ・ロッソ)、チームの残留発表に異論

Sebastien Buemi (C)Scuderia Toro Rosso
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トロ・ロッソのフランツ・トスト代表が来シーズンも同じチーム体制でいく方針を示したが、これにいまや同チームのエース格となったセバスチャン・ブエミ(21歳:スイス)がさっそく異論を唱えている。

同選手は独『ビルト』紙の取材に対し、「まるでもう来季の契約が終わっているかのように報道されているけれど、それは正確じゃない。
だってまだ契約の詳細は詰められていないし、もちろん僕はまだ全然サインなんかしていないんだもの」と、主張。

伝えられるところでは、将来を嘱望されたこのまだ21歳の若者には、兄弟チームであるレッドブル・レーシングへの昇格やルノー・チームへの加入も噂されているという。

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2010/07/16

トロ・ロッソ、来季も同じラインナップ継続の方向

Toro Rosso (C)Scuderia Toro Rosso
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ほとんどのトップチームが現行のドライバー・ラインナップを継続する流れの中、健闘を続けるスクーデリア・トロ・ロッソもどうやら今年のチーム体制を来季も継続する方向のようだ。

これは同チームのフランツ・トスト代表が語ったもので、「われわれはとても若く経験の浅いドライバーを抱えているが、それは同時に将来に期待が持てるということだ。
私は彼らのここまでのパフォーマンスに満足しているし、これからの伸びしろを考えればいまドライバー・ラインナップを変更する必要はないだろう。
今後、必ずやもっとポイント獲得を果たしてくれる筈だよ」と、期待を示した。

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ビルニューブ、自身のF1復帰駄目ならチームオーナー?

Jacques Villeneuve (C)Williams F1
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2006年シーズンのF1引退以来(当時BMW)、その名前が再三ドライバー市場で話題になる1997年のチャンピオン(ウィリアムズ)、ジャック・ビルニューブだが、今度はなんとチームオーナーとしてF1復帰するというニュースが報じられて注目を集めている。

これを伝えたのはドイツの『アウトモーター・ウント・スポルト』誌で、それによればビルニューブはすでにFIA(国際自動車連盟)が募集した2011年13番目の枠に正式応募しているのだという。

いまのところその13番目の枠獲得は容易なものではないとみられるが、F1にビッグネームを求めるバーニー・エクレストン氏のこと、土壇場で大逆転というシナリオも容易に推察されそうだ。

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F1チーム、『疑惑テスト』の禁止で合意

Ferrari Promotion Image (C)Ferrari S.p.A
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F1各チームは、現行のテスト規制に関わる規則を見直し、プロモーション用の撮影のための走行の際には、これまで使ったことのない「新パーツ」について、その使用を禁止するというもの。

今シーズン、ここまでフェラーリにはブロウン・ディフューザー、メルセデスGPには新しいタイプのエンジンカウルなど、撮影に名を借りたパーツテストがあったと疑われていたもの。

F1チームの集まりであるFOTAのマーティン・ウィットマーシュ会長は、「正直、ルールに抜け道があったということだが、仮にそうであってもわれわれはスポーツマンとして紳士的な対応を取らねばならない」と、説明した。

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2010/07/15

ルノー・チーム代表、「ペトロフの将来は本人次第」

Vitaly Petrov (C)Renault F1
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親会社であるルノーが手を退いたにもかかわらず今季も健闘を続けるルノー・チームでは、すでにエースであるロバート・クビサ(25歳:ポーランド)が来季残留を決めているが、もう一人のドライバーである新鋭のヴィタリー・ペトロフ(25歳:ロシア)については不明のままだ。

これについて同チームのエリック・ブイユ代表は、「F1ドライバーとしての彼の運命は、われわれが握っているのではなく、まさしく彼自身の手にある。
全体として彼がみせてきたここまでのパフォーマンスに不満を持っているわけではないが、しかしドライバーとしての結果はポイントということになる。
そうした意味で彼が今後果たすべき役割は明らかだろう。
チームはいつだってWポイント獲得を期待しているんだ」と、語っている。

ここまでクビサ83ポイント(7位)に対し、ペトロフは6ポイント(15位)に留まっている。

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レッドブル・レーシングのお家騒動、ベッテルは不快感

Redbull Duo (C)Redbull Racing
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イギリスGPで、今季モナコGP以来となる3勝目、自身通算5勝目を飾ったレッドブル・レーシングのマーク・ウェバーが明かしたチーム内騒動が波紋を呼んでいる。
メディアはこれを『ウイングゲート』と名付け、新たなスキャンダルのテーマにしようと画策しているようだ。

しかしこれについて一方の当事者であるセバスチャン・ベッテルは、「彼はもうドイツ国歌(ベッテル)を流させたくない、と言っているらしいけれど、そんなチーム内の私憤を公けにするべきじゃない。
そりゃあ、僕にだって思うところはあるけれど、でも大人ならそれは胸の内に秘めておくべきことだろう」と、独『ビルト』紙に語っている。

またチームの先輩ドライバーであるデビッド・クルサード氏も、「こうしたことはチーム外に発せられるべきじゃない」と、苦言を呈した。

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レースディレクター、フェラーリに再三指示を出していた

Charlie Whiting (C)RedBull Racing
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先のイギリスGP決勝レースでは、ルノーのクビサと大バトルを演じていたフェラーリのフェルナンド・アロンソがコーナーをショートカット、結果的にこれにより順位を上げたことからドライブスルー・ペナルティーを受けたが、これについて新たな事情が判明した。

今回のケースでは一般に、FIA(国際自動車連盟)のレーススチュワード(競技審査委員)かせペナルティが出されるまでに時間が掛かったことが言われていたが、実はこの間レースディレクターであるチャーリー・ホワイティング氏から再三フェラーリに対して順位を戻すよう指示が出されていたことがわかったもの。

「私はフェラーリのピット・ギャントリーに無線で順位を戻すよう3回も指示したが、これに対し何の回答もないまま周回が続けられた。
止むを得ずわれわれは協議の結果オフィシャルにペナルティを通知したのだ」と、イタリア『アウトスプリント』誌の取材に語っている。

このレースでアロンソは14位に留まり、ノーポイントに終わっている。

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2010/07/14

ウィリアムズ新代表、「あくまでもプライベート・チームで」

チームの創始者でオーナーでもあるフランク・ウィリアムズ氏に代わり、新たなF1チーム代表に就いたウィリアムズ・チームのアダム・パール氏は、「われわれはあくまでもプライベート・チーム」と、その変わらぬポリシーを強調した。

これはドイツの『モータースポーツ・アクチュエル』誌に語ったもの。
「確かにわれわれは長いこと勝利から遠ざかっているが、さりとてどこかの大手自動車メーカーに身売りをするなど考えたこともない。
搭載エンジンなどの問題もあるから、いずれかのメーカーとパートナーシップを組むことはあるかも知れないが、われわれはあくまでもプライベート・チーム。
長期的に考えた場合の理想的としては、エンジンといくらかのスポンサーシップを提供してくれる自動車メーカーと提携し、われわれが主体となってレーシングをするというものだ」としている。

噂では、今後の提携先としてドイツのもう一つの雄、フォルクスワーゲンの名前が挙げられている。
1996 British GP (C)Williams F1
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通算9回のチャンピオンに輝くウィリアムズ・チームだが、最後の勝利(2004年ブラジルGP:J.モントーヤ)からは5年、1997年のタイトル獲得(J.ビルニューブ)からは12年が過ぎている。

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エクレストン氏、「これ以上、F1チームは不要」

Hispania Duo (C)Hispania Racing F1 Team
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興業成功の観点からこれまで強力にF1チーム数増加に尽力してきたFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン代表だが、ここに来て「もうこれ以上のチーム数増加は必要ない」との見方を示し、周囲をあわてさせている。

これはイタリアの有力紙である『ガゼッタ・デロ・スポルト』の取材に答えたもので、その中でこのF1実力者は、「確かに依然としてまだF1新規参戦を狙っているチームは多い。しかし私はもうこれで十分だと考えているんだ。
F1に参戦するには、それだけの資金やリソース(開発資源)を備えてなくてはならないよ。
だから来シーズン安易にまたもう1チーム増やす必要はない。
それどころか、今年よりさらに1チーム減らしたいくらいだ」と、思わぬ主張。

F1全体の参戦枠は13チーム26台とされているが、今年の12チーム中でエクレストン氏の標的にされているのがこれまで突出して遅いHRT(ヒスパニア・レーシング)であるだろうことは疑いない。

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メルセデス首脳、キミ・ライコネンにコンタクト

Kimi Raikkonen (C)Citroen Sport
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2009年のアブダビGPを最後にF1から離れ、現在はシトロエンのジュニアチームからWRC(世界ラリー選手権)に参戦中のキミ・ライコネン(30歳:フィンランド)に対し、メルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグ代表がコンタクトを取ったことがわかり話題を集めている。

これについて本人は、「ライコネンに連絡したのは間違いないことだ。
しかしそれは彼を直ちにメルセデスGPに招聘するとかいうことではなくて、友人の立場からライコネンにはF1にまた戻って来て欲しい、ということを伝えただけ。
今年のF1シーンにもしもライコネンがいたなら、とは誰でも想像したくなることじゃないかね」と、語った。

ライコネンの去就についてはルノー・チームやレッドブル・レーシングでも名前が挙がっているが、現在のところ具体的な動きはみられていない。

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2010/07/13

ウィリアムズ戦闘力アップでバリチェッロ「残留が最良」

Rubens Barrichello (C)Williams F1
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前戦ヨーロッパGPでの4位に続き、今回のイギリスGPでも5位入賞とベテランらしい持ち味を出しているルーベンス・バリチェッロは、確実にその戦闘力をアップさせている感のあるウィリアムズ・チームで「来季も残留したい」と、新たな意欲をみせている。

「僕とウィリアムズ・チームとの契約は今年1年だけのもの。
来年についてはまだどことも話をしていないけれど、来シーズンの契約状況を見ていると残留というのが最良の選択であるとわかってきたね。
ウィリアムズはプライベートだけれど、開発にはすごい力を入れていて、もう表彰台だって間近に見えてきているよ。
これからチームと話をすることになるだろう」

ただ名門ウィリアムズといえども最近の財政状況は楽でなく、ドライバー選択にもその影響があるのは必至のことだろう。

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ロータス、来季ルノー・エンジン搭載の可能性

Lotus 97T-Renault (C)Lotus Racing
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イギリスGPの会場で、ロータス・レーシングとルノー・チームとの間で来シーズンに向けて話し合いの場が持たれたことが確認されている。

現在他の新規参戦チーム同様、エクレストン氏の指示でコスワース・エンジンを搭載しているロータスだが、既存チームとのギャップを埋めるには強力で信頼性のあるエンジンにスイッチすることが不可欠、そのためルノー・エンジンに白羽の矢を立てた模様。
またルノーとの提携が成功した場合、両者にはただF1レーシングの部門だけに納まらず、よりシェアの大きな市販車の分野でも多大なメリットが見込めるというのが狙いのようだ。

ロータスはかつて1983年から1986年シーズンに掛けてルノー・エンジンを搭載、アイルトン・セナらにより通算5勝を記録した経緯がある。
(翌年ホンダ・エンジンにスイッチ、中嶋悟が起用された)

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ホーナー/レッドブル代表、混乱認めるも収束に自信

C.Horner & M.Webber (C)RedBull Racing
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グランプリレースの快進撃とは裏腹に、チーム内でドライバーの扱いを巡り『内紛』が勃発していると伝えられたレッドブル・レーシングだが、クリスチャン・ホーナー代表は混乱は認めつつもその収束に自信を示した。

「ウェバーはすでにわれわれと2011年の有効な契約を結んでいて、来年彼が走らないということはない。
ただ、限られたパーツの選択などで、チーム内に多少の混乱があったのは事実。
ウェバーは決してナンバー2ドライバーとしてサインした訳じゃないからね。
不満が出るのは止むを得ないこととはいえ、今後はより公平な扱い方をするよう配慮することになるだろう。
この問題がこれ以上大きくなることはないよ」と、平静を強調した。

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2010/07/12

最強レッドブル勢に『危険な緊張』

Mark Webber (C)Redbull Racing
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イギリスGP決勝レースはレッドブル・レーシングのマーク・ウェバーがみごとな走りで制覇したが、レース序盤に起きたチームメイトどうしの壮絶なバトルは観客の度肝を抜いた。

これについて同チームの関係者は、すでに2011年の契約延長に同意したとされるウェバーが、「チーム内でナンバー2扱いされている」との不満を露わにしていると、その背景を語っている。

今回のイギリスGPで僚友ベッテルはフリー走行時に新設計のフロントウィングが半脱落するという事件が起きたが、一つしかなかったスペアも再びベッテルに与えられたことにウェバーは反発していたということだ。
伝えられるところでは、ウェバーは「こんな扱いが続くなら、2011年の契約もキャンセルする」と息巻いているという。

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山本左近(ヒスパニア)、「エキサイティングな週末だった」

山本 左近 (C)Hispania Racing F1 Team
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HRT(ヒスパニア・レーシング)からの突然の起用に応え、チームの「2台揃っての完走」という目標達成に大きな尽力を果たした山本左近は、レース後次のように復帰レースを振り返った。

「2台揃っての完走というのはチームの大きな目標だったから、これが達成できてとてもうれしいね。
2007年以来となるF1レースは、とてもエキサイティングで楽しいものだった。
ここでレースをする機会を与えてくれたチームにあらためて感謝したい。
またこれまで代わらず僕を支えてくれたファンの人にも、ね。
またオファーがあったなら、いつだって受け入れる準備があるよ」

コリン・コレス代表は、「シーズン4回目となる2台完走を果たしたことを喜ばしく思っている。
難しいタイヤ戦略もうまくいき、今日のペースにはとても満足しているよ。
とりわけサコンは、何年も実戦から離れていたにもかかわらず実に良いパフォーマンスを示したね。
さあ、この後はW杯(スペイン)だ!!」と、語った。

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初入賞逃がしたデ・ラ・ロサ(ザウバー)は、「失望のみ」

Pedro de la Rosa (C)BMW Sauber F1
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連続入賞を果たした小林可夢偉とは対照的に9番グリッドからスタートし、決勝レースでも入賞圏内を走り続けながら他車との接触で戦列余儀なくされたザウバー・チームのペドロ・デ・ラ・ロサ(39歳:スペイン)は、レース後失意をあらわにした。

「この週末、マシンはとても調子が良くて確実にポイントが獲れると確信していたからね、この結果にはほんとうに失望させられている。
スタート直後の1コーナーでは、バリチェッロに追いやられてせっかくのポジションを失ってしまったんだ。
それでもいいペースで走っていたレース中盤、スーティル(フォース・インディア)に背後からヒットされ、マシンに大きなダメージを負ってしまった。
ピットインして再走しようと思ったけれど、レースを続けるにはあまりに大きな損害を被っていると言われて……」

これについて同チームのジェームズ・キー/テクニカル・ディレクターは、「リヤウィングのエンドプレートとディフューザーが損傷しているのは一目でわかったが、それ以上の構造的部分のダメージが予想されたので、残念ながらリタイヤさせることにした」と、説明している。

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連続入賞の小林可夢偉(ザウバー)、「話すことない」

小林 可夢偉 (C)BMW Sauber F1
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前戦のヨーロッパGP7位に続きイギリスGPでもみごと連続入賞となる6位でフィニッシュしたザウバー・チームの小林可夢偉(23歳)は、しかしレース後「話すことはない」と、そっけなかった。

「この結果はほんとうにハッピーだよ。
でも、あまり話すことはないんだ。
レースは楽しめたけれど、前戦とは違ってごく平凡なレースだったからね。
今回は最後まで別に難しいことなんてなかったんだもの」と、可夢偉。

それでもこの若者は次のように付け加えた。
「この週末、マシンはどんどん良くなっていったので手応えはあった。
だから、予選の順位以上に決勝レースではもっとやれる自信が持てたね。
ただレース中に他車をオーバーテイクするようなシーンはなかったから、正直汗を掻くような場面もなかったよ」

チームのペーター・ザウバー代表も、「これはカムイにとって再び訪れたストロングな、そして成功したレースだったと言える。
でもバレンシアの時と異なるのは、今日はレース距離のほとんどを前にも後ろにもバャップのない状態で走り続けなければならなかったことだ。
前がいなければもっと速いペースで走れたろうに、ね」と、分析している。

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ブリヂストン イギリスGP決勝レースの模様

Mark Webber (C)Redbull Racing
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2010 FIA Formula One World Championship 第10戦 イギリスGP
2010年F1世界選手権 イギリスGP 決勝
開催場所:シルバーストン 開催日:7月9日~7月11日

新しいコースレイアウトのシルバーストンで開催されたイギリスGP決勝は、レッドブル・レーシングのマーク・ウェバー選手が2番手グリッドから素晴らしいスタートを切り、ブリヂストンのソフトとハード・タイヤを巧みに用いて優勝を飾った。

暑いドライ・コンディションのレースをウェバー選手に続く2位でフィニッシュしたのは 、チャンピオンシップポイントをリードするルイス・ハミルトン選手。
メルセデスGPペトロナスF1チームのニコ・ロズベルグ選手が今季3度目の3位を達成した。

安川ひろし (株)ブリヂストン モータースポーツ推進室長
「まず、素晴らしいリザルトを達成したレッドブル・レーシングとマーク・ウェバー選手、そして、今週末、素晴らしいイベントを開催してくれた、イギリスのモータースポーツ発祥の地であるシルバーストンにお祝いを申し上げます。
われわれにとってはF1最後の年ですが、われわれはまだ多くのことを学んでいます。
このシルバーストンの新しいレイアウトは、われわれにとってはスリリングなものでした。
われわれの英国販売会社から数多くのゲストを迎えることができましたし、われわれスタッフの友人や家族も大勢来てくださいました。われわれにとっては素晴らしい1日でした」

浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー
「今日は、この過酷なシルバーストン・サーキットでも2種類のコンパウンドが素晴らしい性能を発揮しました。
新しいレイアウトは、われわれにとってもドライバーたちにとっても興味深く厳しい挑戦でした。
誰もがここでのベストアプローチを学んだ今週末は、興奮することばかりでした。
レイアウトの過酷さは、レース中に左のフロントタイヤのブリスターに表れていました。
接触でパンクが発生しましたが、これは自動車レースにはつきもののことです。
また、タイヤのフラットスポットや、その他の戦略上の理由からピットストップを追加したチームもありました。
この素晴らしい1日をシルバーストンとイギリスの皆さんに感謝したいと思います」

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2010/07/11

ウェバー(レッドブル)3勝目! 小林可夢偉(ザウバー)6位

マーク・ウェバー (C)Redbull Racing
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イギリスGP決勝レースは2番グリッドからスタートしたレッドブルのマーク・ウェバーがチームメイトのベッテルとの壮絶なチーム内バトルを演じた末、今季モナコGP以来となる3勝目、自身通算5勝目を飾った。

2位には終始ウェバーを追いながらも結局届かなかったマクラーレンのハミルトン。
3位メルセデスGPのロズベルグ、4位マクラーレンのバトン、5位ウィリアムズのバリチェッロ、そして6位にはザウバーの小林可夢偉が前戦の7位を上廻る6位の連続入賞を果たした。

7位にレース序盤の思わぬピットストップで大きく遅れながらも激しい追い上げで順位を挽回したレッドブルのベッテル、8位スーティル(フォース・インディア)、9位シューマッハ(メルセデスGP)、10位ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)でここまでがポイント獲得。
以下、11位リウッツィ(フォース・インディア)、12位ブエミ(トロ・ロッソ)、13位ペトロフ(ルノー)、14位はクビサをオーバーテイクした際のコーナーカットでドライブスルー・ペナルティーを受けたフェラーリのアロンソ、15位もフェラーリのマッサ、16-17位ロータスのトゥルーリ&コバライネン、18位グロック(ヴァージン)、そして19-20位にヒスパニアのチャンドクと山本左近がランデブーの末W完走を果たした。

リタイヤはコースアウトしたアルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、またスーティル(フォース・インディア)との接触でマシン後部を破損したザウバーのデ・ラ・ロサ。
このアクシデントでは破片回収のためセーフティカーが入っている。
クビサ(ルノー)とディ・グラッシ(ヴァージン)もマシントラブルで戦列を去っている。

イギリスGPのレース結果はこちら
イギリスGP画像はこちら

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山本左近(ヒスパニア)、「レースでチームに恩返しする」

山本 左近/ヒスパニア (C)Hispania Racing F1 Team
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2007年以来となるF1公式予選に復帰したヒスパニア・レーシングの山本左近は、結果こそ最後尾の24番手だったものの、ひさしぶりの感触に満足げな表情をみせた。

「F1復帰となった昨日は僕の誕生日(28歳)だったので、とてもメモリアルな日になった。
このサーキットはコースレイアウトもユニークだし、ドライバーにとってチャレンジングなのでとても面白かったよ。
まだマシンのバランスに小さな問題は残っているけれど、明日のレースはとても楽しみにしている。
こうした機会を与えてくれたチームに恩返しをするため、明日は精一杯最高のレースをしたいと思っている」

またコリン・コレス代表も、「2007年以来となった左近にとって、予選でのタイヤの使い方など難しい問題があったと思うが、周回を重ねるごとに向上していたね。
経験があるドライバーだし、明日はきっといい闘いをみせてくれると願っている」と、期待をみせた。

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今季予選最高位のデ・ラ・ロサ(ザウバー)、「大満足!!」

Sauber Duo (C)BMW Sauber F1
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今季初となる予選Q3進出、みごと9番手という最高グリッドを獲得したザウバー・チームのペドロ・デ・ラ・ロサは、この結果に「最高!!」と手離しで喜んだ。

「今日の予選結果には文句なしで満足だよ。
今日は午前のフリー走行でも好調(9番手)だったから、予選でも行ける気がしていたんだ。
ここでのマシンはとても安定しているので、安心して高速コーナーを攻めることができた。
明日はこの好調さをぜひとも結果に結びつけたいと思っているよ」

またジェームズ・キー/テクニカル・ディレクターも、「もともとこのサーキットはわれわれのクルマに合っていると思っていたので予選ではQ3進出が目標だった、。
だからデ・ラ・ロサが発揮したパフォーマンスにはとても満足している。
彼にとって今季最高の結果だからね。
僅差の闘いだったので惜しくもQ3には進めなかったが、小林のほうもタイムは決して悪いものではなかったし、決勝レースでは期待できると確信しているよ」と、語っている。

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小林可夢偉(ザウバー)、「ラップまとめられなかった」

小林 可夢偉 (C)BMW Sauber F1
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イギリスGP公式予選でQ2進出こそ果たしたものの、3戦連続でチームメイトの後塵を拝することとなったザウバー・チームの小林可夢偉は、次のように予選を振り返った。

「マイン全体のパフォーマンスは明らかに向上したと思うけれど、残念ながら今日の予選では3つのセクターすべてをまとめることができなかった。
一つのコーナーではうまくいっても、別なコーナーでミスをしたりね。
だから、セクター毎のベストをつなげばベストタイムは十分Q3に達するものだったけど、現実はそんなにうまくいかなかったということ。
それでも12番手という予選グリッド(7位入賞の前回は予選18位)はそんなに悪いものじゃない。
明日もポイント獲得を目指して頑張るよ」

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アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)には危険行為で罰金

Jaime Alguersuari (C)Scuderia Toro Rosso
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イギリスGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、スクーデリア・トロ・ロッソのハイメ・アルグエルスアリにもペナルティを科している。

こちらはピットアウトした際に、安全の確認を怠たったために危険なシーンを演出したため。
アルグエルスアリはこれにより5千ドル(約44万5千円)という高額の罰金を科せられている。

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走行妨害でリウッツィ(F・インディア)にペナルティ

Vitantonio Liuzzi (C)Force India F1
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イギリスGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、10日(土)行われた公式予選中、フォース・インディアのビタントニオ・リウッツィが他車の予選アタックを妨害したとしてグリッド5番降格のペナルティを科したことを明らかにした。

妨害されたのはウィリアムズのニコ・ヒュルケンバーグだったということで、「予選Q2でアタックラップに入った時、ピットアウトしてきたリウッツィは青旗が出されていたにもかかわらずラインを譲らず僕のクイックラップを駄目にした」と、語っている。

リウッツィはこれにより日曜日決勝レースのスターティンググリッドが15位から20位まで降格することになった。

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ブリヂストン イギリスGP公式予選の模様

セバスチャン・ベッテル (C)Redbull Racing
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2010 FIA Formula One World Championship 第10戦 イギリスGP [予選]
2010年F1世界選手権 イギリスGP予選
開催場所:シルバーストン 開催日:7月9日~7月11日

イギリスGP予選は、ブリヂストンのソフト・コンパウンドを装着して新しいレイアウトのコースで1分29秒615の輝かしいタイムを記録したセバスチャン・ベッテル選手が今季5度目のポールポジションを獲得した。

明日のレースでは、レッドブル・レーシングのチームメイトであるマーク・ウェバー選手が隣に並ぶ。
また、彼はブリヂストンのハード・コンパウンドで午前のセッションの最速タイムも記録した。

浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェローとのQ&A

今日の走行のポイントを教えて下さい。
「今日は、昨夜の清掃作業と、このイベントで行われている数多くのサポートレースのおかげで、路面がさらに向上しました。
新しいレイアウトのコースで、今日の1分29秒台のタイムは非常に素晴らしいと思います。
左フロント・タイヤの外側に小さなブリスターがいくらか見られましたが、これは、この新しいレイアウトがタイヤとクルマにどれほど過酷かを示しています」

明日のレースではどのような戦略が考えられますか?
「どちらのコンパウンドも高い性能を発揮していますが、路面コンディションが大きく向上し続けたため、2種類のタイヤの差は明確には出ませんでした。
ブリスターも最小限のものでしたので、これがレースを左右する要因にはならないと思います。
もし、明日がとても暑ければタイヤがオーバーヒートする可能性がありますし、もしそれが起きた場合にはタイヤのパフォーマンスにも影響が出るでしょう。
コース上でのポジションは明日の戦略を大きく左右すると思います。
新しいレイアウトのシルバーストンで開催される初めてのグランプリが楽しみです」

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2010/07/10

イギリスGPポールはベッテル(レッドブル)の手に

セバスチャン・ベッテル (C)Redbull Racing
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イギリスGP公式予選はレッドブルのチームメイトどうしのバトルの末、セバスチャン・ベッテルが記念すべき自身通算10度目となるポールポジションを決めて終了した。
ベッテルのポール獲得は今季10戦して5度目、前戦ヨーロッパGPに続く2戦連続となる快挙になった。

2番手は0.143秒差でウェバー(レッドブル)、3番手フェラーリのアロンソだが、ベッテルとは0.811秒の大きな差がついた。
以下、4番手ハミルトン(マクラーレン)、5番手ロズベルグ(メルセデスGP)、6番手クビサ(ルノー)、7番手マッサ(フェラーリ)、8番手バリチェッロ(ウィリアムズ)、デ・ラ・ロサ(ザウバー)が今季自身最高位となる9番手を獲得、メルセデスGPのシューマッハをも上回ってみせた。

イギリスGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2で地元期待のバトン(マクラーレン)が脱落

予選Q2もレッドブル勢の1-2で終了。
ただし今度はウェバーがトップ、ベッテルは2番手となった。
これにフェラーリのアロンソ&マッサが続き、5-6番手がシューマッハ&ロズベルグのメルセデスGP勢。
マクラーレンは7番手にハミルトンが入ったものの、地元ホームグランプリで最も人気の高いバトンは残念ながら14番手でQ2敗退となった。
8番手はウィリアムズのバリチェッロ、9番手ザウバーのデ・ラ・ロサだったが、チームメイトの小林可夢偉は12番手で涙を飲んだ。
10番手がルノーのクビサで、この10台がQ3進出を決めた。

ここで脱落したのはスーティル(フォース・インディア)、小林可夢偉(ザウバー)、ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)、バトン(マクラーレン)、リウッツィ(フォース・インディア)、ペトロフ(ルノー)、そしてブエミ(トロ・ロッソ)の7台。
ペトロフは異常な音を発しながらピットに戻っていて、エンジントラブルに見舞われた可能性があるようだ。

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予選Q1もベッテル(レッドブル)最速! 小林可夢偉も突破

イギリスGP公式予選Q1が終了。
ここでもトップタイムはベッテル(レッドブル)で、2番手にも僚友のウェバーが続いてレッドブル1-2。

3番手アロンソ(フェラーリ)、4番手スーティル(フォース・インディア)、5番手ハミルトン(マクラーレン)、6番手マッサ(フェラーリ)、7番手バリチェッロ(ウィリアムズ)、8番手バトン(マクラーレン)、9番手デ・ラ・ロサ(ザウバー)、そして10番手ロズベルグ(メルセデスGP)の順。

ペトロフ&クビサのルノー勢は11-12番手。
ザウバーの小林可夢偉は13番手で突破。
メルセデスGPのシューマッハはからくも15番手で通過。

ここで脱落したのはアルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、コバライネン(ロータス)、グロック(ヴァージン)、トゥルーリ(ロータス)、ディ・グラッシ(ヴァージン)、そしてチャンドク&山本左近のヒスパニア勢ということになった。

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ベッテル(レッドブル)フリー3回目最速もトラブル

セバスチャン・ベッテル (C)Redbull Racing
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公式予選を前に行われたイギリスGPのフリー走行3回目セッションは、レッドブル・レーシング勢が1-2タイムで終えた。
しかし1'30.958のタイムでトップとなったベッテルは、最後のアタック中に突然フロントウィング全体が半脱落という危険なトラブル。
危うくアクシデントになるのを避け難を逃れた。

2番手は僚友から0.034秒の差でウェバー。
3番手フェラーリのアロンソ、4番手メルセデスGPのロズベルグ、5番手フェラーリのマッサ、6番手ルノーのクビサ、7番手マクラーレンのハミルトン、8番手メルセデスGPのシューマッハ、9番手にザウバーのデ・ラ・ロサ、そして10番手がウィリアムズのバリチェッロだった。

ルノーのペトロフは11番手、マクラーレンのバトンは12番手、ザウバーの小林可夢偉は14番手。
ヒスパニアのチャンドクは22番手、再三のギヤボックス・トラブルに見舞われたヴァージンのグロックを挟み、ヒスパニアの山本左近が最下位だった。
ただチャンドクとのタイム差は昨日より縮まっている。

イギリスGPフリー走行3回目の結果はこちら
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クビサ(ルノー)、「新しいコースにマッチしてない」

Robert Kubica (C)Renault F1
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珍しく新人のチームメイトであるヴィタリー・ペトロフに後れを取ったルノー・チームのエース、ロバート・クビサ(25歳:ポーランド)は、改装なったシルバーストーンでの初日を終え、次のようにその印象を語った。

「まだ路面がダーティだったのはしかたないとしても、新しいコースなのにひどいバンプがあったのには驚いたね。
今日はマシンのセットアップに務めたけれど、新しいフロントウィングについてはその効果が確認できなかったよ。
このコースにマッチしてないんじゃないかな。
だからおそらく残りの週末はこれまでのものを使うようになるだろうね」

初日、ペロフが大健闘の7番手、クビサのほうは11番手だった。

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ブルーノ・セナ(ヒスパニア)、「次戦から復帰する」

Bruno Senna (C)Hispania Racing F1 Team
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日本のファンにはうれしいヒスパニア・レーシングによる山本左近の起用だが、チームからはその明快な背景の説明がないまま。

メディアからは、同チームの看板の一つであるブルーノ・セナにスポンサー関連のトラブルがあったためではないか、とも伝えられている。
そうした折り、山本左近がある程度のスポンサーを持ち込んだため、今回のドライバー交代劇につながったというものだ。

これを裏付けるように当のセナは、「次のドイツGP以降はまた自分がコクピットに納まる」と、主張している。

皮肉にも同じ日、タイミングよくもう一方のドライバーであるカルン・チャンドクにはまた新たにJPSI(ジャイピー・スポーツ・インターナショナル) というスポンサーが付いたと報じられている。

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山本左近(ヒスパニア)、不安はフィジカル?

山本 左近/ヒスパニア (C)Hispania Racing F1 Team
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突然の起用となったイギリスGPフリー走行で、ヒスパニア・レーシングの山本左近は初日午前・午後のセッション共にチームメイトでF1新人のカルン・チャンドクに大きな後れを取る結果となった。

それでもチームの公式リリースによれば「すべてチームが用意したプログラム通りだったのでここまでは順調。
今日は初めて体験したオブションタイヤの感触も掴んだし、明日(公式予選)の準備はできている」としている。

しかし伝えられるところでは山本左近はセッション終了後首の痛みを訴えたということで、チームの専属トレーナーによるケアを受けたという。
先のトルコGPで90分の経験はあるとはいえ、2007年以来となる突然のフルタイム・グランプリウィークは、身体の準備が間に合わなかったようだ。

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フリー走行2回目はウェバー(レッドブル)がトップに

Mark Webber (C)Redbull Racing
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イギリスGPフリー走行初日は、2回目セッションもレッドブルのマシンが最速、今度はマーク・ウェバーで、午前のベッテルのタイムをさらに丸1秒短縮するものだった。

2番手には午前後方に埋もれていたフェラーリが巻き返しアロンソ、3番手ベッテル、4番手もフェラーリのマッサ、5-6番手にメルセデスGPのロズベルグ&シューマッハ、7番手にはクビサを差し置いてルノーの新人ペトロフ、8番手マクラーレンのハミルトン、9番手フォース・インディアのスーティル、そして10番手がウィリアムズのバリチェッロだった。

ルノーのクビサは11番手。
ギヤボックスのオイル漏れに見舞われたウィリアムズのヒュルケンバーグは、それでも12番手タイムを記録、マクラーレンのバトンは13番手。
ザウバーは小林可夢偉14番手、デ・ラ・ロサ17番手。
注目の山本左近(ヒスパニア)は一つ順位を上げて23番手。
ただ僚友のチャンドクからは依然1秒近いタイム差があった。

イギリスGPフリー走行2回目の結果はこちら
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2010/07/09

イギリスGPフリー1回目はベッテル(レッドブル)トップタイム

セバスチャン・ベッテル (C)Redbull Racing
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新装なったシルバーストーン・サーキットを舞台にイギリスGPがスタート。
9日(金)午前に行われた1回目のフリー走行では、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルが1'32.280のタイムでまずトップに立った。

2番手には0.334秒の差でマクラーレンのハミルトンが続き、これにルノーのクビサ、ベッテルの僚友ウェバー、フォース・インディアのスーティルと続いた。
さらに6番手以下にはロズベルグ(メルセデスGP)、ヒュルケンバーグ(ウィリアムズ)、バトン(マクラーレン)、シューマッハ(メルセデスGP)、バリチェッロ(ウィリアムズ)の順。

新ロゴを発表したばかりのフェラーリ勢はアロンソが13番手、マッサ17番手。
ザウバー税は小林可夢偉15番手、デ・ラ・ロサ16番手。
今回ブルーノ・セナに代わって起用されたヒスパニアの山本左近は、しかし今回チームメイトのチャンドク(22番手)にも遅れる最下位の24番手に留まった。

イギリスGPフリー走行1回目の結果はこちら
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山本左近(ヒスパニア)、イギリスGP出走

山本 左近 (C)Hispania Racing F1 Team
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9日(金)スタートしたイギリスGPフリー走行で、HRT(ヒスパニア・レーシング)から山本左近の出走が確認された。
カーナンバーは21で、マシンはブルーノ・セナのものになる。

山本左近のF1参戦は2007年のブラジルGP(当時スパイカーF1)以来ということになる。
なお、次戦ドイツGP以降の参戦についてはまだ未定という。

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フランク・ウィリアムズ氏、第一線から引く

Frank Williams (C)Williams F1
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8日(木)ウィリアムズ・チームは同チームの代表で、創始者でもあるフランク・ウィリアムズ氏がその職から引くことを正式に明らかにした。

後任には2006年に加入し、チームのCOO(最高執行責任者)を務めたアダム・パール氏が就くということだが、すでに実務上は移譲が行われている上に、ウィリアムズ氏が引き続き大株主であることから実質的に大きな変更はないとみられる。

なおチームの技術部門はこれまで通りチーム創設以来の盟友であるパトリック・ヘッド氏がエンジニアリング・ディレクターの立場からコントロールすることになる。

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FIA、セーフティカー導入時ピットレーン閉鎖案も

Mercedes Safetycar (C)Mercedes Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)は、このところ相次ぐセーフティカー時の混乱を受け、今週行われるイギリスGPでは規則の変更を検討しているようだ。

先のヨーロッパGP決勝レースではマクラーレンのハミルトンがセーフティカーをオーバーテイクしたとしてペナルティを科せられたものの、あまりに時間を経過してからのドライブスルー・ペナルティーだったため対立するフェラーリのアロンソらが激しく反発した。

またセーフティカーに比べ規定速度をオーバーしたとして、レース終了後実に9人のドライバーに5秒加算のペナルティが科せられるなど大きく混乱した。

今後、場合によってはセーフティカー導入時にピットレーンを閉鎖する案も検討されているという。

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山本左近(ヒスパニア)、イギリスGP参戦の可能性

山本 左近 (C)Hispania Racing F1 Team
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今週イギリスGPが行われるシルバーストーンのパドックで、日本の山本左近が所属するHRT(ヒスパニア・レーシング)からブルーノ・セナの代役として出走するのではないか、との噂が流れて注目されている。

チームにスポンサーを持ち込むペイ・ドライバーとして採用されたとするブルーノ・セナ&カルン・チャンドクだが、当初期待されたほどの貢献はできていないとされ、ドライバー交代の噂はこれまでもささやかれていたもの。

かつて2006年にはスーパー・アグリから、また2007年にはスパイカーF1からF1参戦を果たした山本左近は、現在ヒスパニアのリザーブ&テストドライバーとして登録され先のトルコGPフリー走行でも出走、スペイン語をも話すという器用さでチーム代表であるコリン・コレス氏とも近いとされる。

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フェラーリ・チーム、2011年用新ロゴを発表

Ferrari 2011 Logo (C)Ferrari S.p.A
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8日(木)、フェラーリ・チームはイギリスGPが行われるシルバーストーンで来シーズンから使用するという新しいロゴを発表した。

来季もチームのスポンサー体制に変更は予定されてないものの、今シーズンこれまでマインに描かれていたマルボロのバーコードがサブリミナル広告であるとの指摘を受けるなど、変更を余儀なくされていたもの。

新しいロゴは来年の1月1日から正式に採用されるということだ。

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2010/07/08

ウィリアムズ、ブロウン・ディフューザー投入か

Williams Cosworth FW32 (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームが、前戦からのインターバルの間にいまトレンドとなっている『ブロウン・ディフューザー』をテストしていたことがわかった。
レッドブル・レーシングが先鞭を付けたこの下方排気のブロウン・ディフューザーは、先のヨーロッパGPではすでにフェラーリやルノーらが追随している。

伝えられるところによれば、ウィリアムズ・チームは去る7月6日(火)、イギリスのケンブル空港で同チームのテストドライバーであるバルテリ・ボタスの手によりエアロダイナミックス・テストが行われたという。

ただ、これを直ちに今週のイギリスGPで投入するかどうかはまだ不明とのこと。

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『ART』、2011年のF1参戦申請取り下げる

F1 Image (C)Williams F1
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FIA(国際自動車連盟)は2011年シーズンに向け、さらにもう一つのF1参戦枠を用意、すでに申請の受付を終了、この7月中にもその結果が発表されるとみられている。
これは本来、『チームUSF1』のためのものとされていたが、同チームにF1参戦するだけの能力がないとして拒否されていたものだ。

これに応募した中に、現在GP2シリーズを戦う有力チームの一つである『ARTグランプリ』があると伝えられていたが、今回これが取り下げられていたことが明らかとなった。
同チームではその主な理由に財政面での問題があることを示唆しているという。

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ルノー・チーム、クビサとの契約2012年まで延長

Robert Kubica (C)Renault F1
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予想通り、ルノー・チームがロバート・クビサ(25歳:ポーランド)との契約を延長したことが正式発表された。
ただ、契約は2011年の1年間ではなく2012年までの2年間。
すでにほとんどの上位チームで現状のままになることが見込まれていて、これにより今後2年間はほとんど注目される移籍がないという状況になってきた。

なお、現在のチームメイトであるヴィタリー・ペトロフ(25歳:ロシア)についてはまだ来年以降のシートが確定していない。

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2010/07/07

ロータス・レーシング、英GPフリーでF.ファウジー起用へ

Fairuz Fauzy (C)Lotus Racing
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ロータス・レーシングは、今週行われるイギリスGPのフリー走行1回目セッションで、同チームのリザーブ&テストドライバーであるファイルーズ・ファウジー(27歳:マレーシア)を起用する方針を明らかにした。

ファウジーは4月に行われた地元のマレーシアGPでも起用されたが、その後はマシン熟成優先の方針もありチャンスに恵まれていなかったもの。
チームによれば今シーズンさらに4戦で起用する予定という。

ファウジーは、「もちろんこうしたチャンスを与えてもらってエキサイティングしている。
チームのプログラムに貢献できるよう、全力を挙げて取り組みたい」と、語っている。

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改修なったシルバーストーン、タイヤ戦略がポイント

Image (C)BMW Sauber F1
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市街地特設コースで行われた前戦ヨーロッパGPとは異なり、今週のイギリスGPは伝統あるシルバーストーン・サーキットがその舞台。
サーキットの雄としてその専用路面はこれまでも高いグリップが特徴だったが、今回行われたサーキット改修により高速寄りになった路面はさらにタイヤに厳しくなったと推測されている。

これは、現在F1タイヤを独占供給するブリヂストン・モータースポーツの浜島裕英/開発本部長が明らかにしたもので、こうしたことにより決勝レースでのタイヤ戦略はレース結果を左右する重要なポイントになるだろうとのこと。

前回18番グリッドからスタートした小林可夢偉(ザウバー)が7位入賞を果たしたのについてもタイヤ戦略が大きく貢献したと言われていて、再びタイヤの使い方に注目が集まりそうだ。

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L.ハミルトン、ロレンツォ・バンディーニ賞受賞へ

Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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今年の『ロレンツォ・バンディーニ賞』をマクラーレン・チームのルイス・ハミルトン(25歳:イギリス)が受賞することがわかった。
言うまでもなく2008年のF1世界チャンピオンであるハミルトン(マクラーレン)だが、翌年この賞を受賞したのはセバスチャン・ベッテルだった。

遅れてきたこの名誉にハミルトン(マクラーレン)は、「F1ドライバーなら誰でも憧れる賞だから、この決定はほんとうにうれしい」と、語っている。

1961年クーパー・マセラティでF1デビューしたバンディーニは、その後フェラーリに移籍、1964年オーストリアGPで初優勝を果たし、フェラーリのエースとなったものの、1967年のモナコGPでクラッシュ・炎上、壮絶な死を遂げた。享年31。

昨年の受賞者は上記ベッテル(レッドブル)、その前はロバート・クビサ。
過去、マッサ、アロンソ、シューマッハ、ライコネン、バトンら多くのF1ドライバーが受賞している。

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2010/07/06

2011年、「標準マシン重量配分」の方向へ

重量測定 (C)RedBull Racing
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どうやら2011年シーズンから、F1マシンに「標準重量配分」が導入される方向だ。
これはドイツの『アウトモーター・ウント・スポルト』誌が報じたもので、それによれば2011年のF1マシンはすべて重量配分が前46に対して後ろが54に規定されるというもの。

というのも、2011年にはF1タイヤの供給者がブリヂストンからピレリに変更されることが決まっていて、当然タイヤのスペックも異なることが予想されている。
もしここで重量配分がタイヤの求めるものと合致しなかった場合、シーズン中の改修には大きな手間が掛かることから、あらかじめ特定のチームに不利が向かないようそうした不安を取り除いておこうというものだ。

今シーズンにおいてはメルセデスGPのマシンが同じ理由で苦戦を強いられたとみられている。

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ミシュラン首脳、「F1タイヤ独占供給は誤り」

Michelin Tyre (C)Renault F1 UK
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ブリヂストンタイヤ撤退のあと、2011年シーズンからのF1タイヤ供給者はイタリアのピレリということで結着したが、最後まで名前が挙げられていたフランスのミシュランは、「F1タイヤの独占供給は誤り」と、あらためて主張している。

これは同社のスポーツ部門責任者であるニック・ショロック氏が仏『オート・エブド』紙に語ったもので、その中で同氏は「FIA(国際自動車連盟)からは、F1復帰について関心があるかを尋ねられたよ。
もちろんわれわれはそれに肯いた。
ところが彼らが示したのは、今年のレギュレーションに沿った供給の形だったんだ。
しかし、われわれのモータースポーツに対するポリシーはいつだって正当な競争というところにある。
モータースポーツの最高峰がワンメイクというのは誤りだよ。
残念ながら、われわれがそうしたF1の状況はわれわれが望むところではなかったということだ」と、無念さを表した。

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ルノー・チーム、クビサに残留契約呈示

Robert Kubica (C)Renault F1
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一時は他のトップチームへの移籍がささやかれたロバート・クビサ(25歳:ポーランド)だが、結局ルノー・チーム残留の可能性がさらに強まってきたようだ。

クビサのパーソナル・マネージャーであるダニエーレ・モレッリ氏はによれば、ルノーとの契約は7月15日でオブションが切れるということだが、ここに来てルノー・チーム側から正式に2011年に契約について呈示が行われたと、フランスの『オート・エブド』紙が伝えたもの。

その実力から、他のトップチームへの移籍も伝えられていたクビサだったが、各チーム共に現有ドライバー・ラインナップの継続が相次ぎ、事実上シートが見つからない上にもう時間もないことから残留がに向け動き出しているのが現実。

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2010/07/05

レッドブル・オーナー、「A-1リンクF1復活の考えない」

A-1 Ring (C)Williams F1
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かつてオーストリアGPの開催地であったエステルライヒ・リンクは、その後A-1リンクとなり、現在レッドブル・グループのオーナーであるディートリッヒ・マテシス氏が所有している。
レッドブルによる資金投入により施設は近代的なものに改修され、一部にオーストリアGPが復活するのでは、と伝えられたが、これについて同氏は次のようにオーストリアの『ザルツブルガー・ナハリヒテン』紙で完全否定した。

「F1グランプリの復活?
ナンセンスな話でまったく馬鹿げているよ。
私がA-1リンクに資金を投入したのは別にグランプリのためでもなく、そんな考えは毛頭ない。
それはバーニー(エクレストン氏)に聞けばすぐにわかる話だろう」

言うまでもなくグランプリ開催地の選定はエクレストン氏の独壇場。
だ世界的富豪であるマテシス氏にとって、プライドも重要な要素であるに違いない。

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ジャン・トッドFIA会長、スタンスに気配り

Jean Todt (C)Ferrari S.p.A
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かつてFIA(国際自動車連盟)をも巻き込んで、壮絶なバトルを繰り返してきたフェラーリとマクラーレン両チームの対立だが、新たに就任したジャン・トッド氏はこの点にも気配りをしているようだ。

先のヨーロッパGP決勝レース中に起きたハミルトン(マクラーレン)によるセーフティカー追い越しという反則に対し、レーススチュワード(競技審査委員)が下したドライブスルーというペナルティーは、余りに小さく、またあまりに遅い決断だったため、実質には何のペナルティにもならなかったとして、ルールを守ったアロンソを擁するフェラーリ・チームからは激しい非難の声が聞かれた。

現FIA会長であり、またフェラーリ出身でもあるトッド氏は、しかし今回冷静に騒動に対処し、これまでのところ問題が拡大する様相はない。
これに対しマクラーレン・チームのウィットマーシュ代表は、「FIA会長は妥当な対応をしている」と、あくまでもFOTA会長としての立場から讃えている。

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ロズベルグ(メルセデスGP)、騒動の火消しに躍起

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスGPのニコ・ロズベルグがチーム批判をしたとして、思わぬ騒動が勃発していると伝えられている。

これは、地元ドイツの『エクスプレス』紙が報じたもので、それによればロズベルグは一向に向上しないチームのパフォーマンスに不満を訴えているというもの。
言うまでもなくメルセデスGPは昨年のチャンピオン・チームであるブラウンGPを踏襲、さらにメルセデスの完全買収により資金的にも恵まれているとみられるにも関わらず、昨年在籍したプライベートのウィリアムズからも追いたてられているからだ。

しかしチームはこうした噂に対し、「チームは団結して戦闘力アップに力を合わせているところ。
ロズベルグはその先頭に立って貢献している」と、混乱の収束に躍起になっている。

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2010/07/04

小林可夢偉(ザウバー)、「イギリスでもポイント獲る」

小林 可夢偉 (C)BMW Sauber F1
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前戦ヨーロッパGPで今季最高位となる7位入賞でチームにポイントをもたらせたザウバー・チームの小林可夢偉が、今週末行われるイギリスGPでもその再現を誓った。

「以前から僕はこのシルバーストーンのコースが大好きで、とても相性が良いんだ。
幸いマシンの調子も上向きだし、チームの士気は大いに高まっている。
ここの観客はF1というものをよく理解しているし、とても熱心。
今回コースレイアウトが一部変更されたけど、それを体験するのを楽しみにしているんだ。
いま現在、チャンピオンシップをリードしているのがイギリス人ドライバーだし、きっと盛り上がることだろうね」

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ウェバー(レッドブル)、ロンドン・デモで完調アピール

Mark Webber (C)Redbull Racing
先のヨーロッパGP決勝レースで壮絶な大クラッシュ劇を演じたレッドブル・レーシングのマーク・ウェバーだが、次戦イギリスGPが行われる英国で行われたプロモーションに出席、すでに身体にはまったく問題がないことをアピールした。

ロンドンにある国会議事堂の正門前で時ならぬF1のエクゾーストノートを轟かせたウェバーは、「もう、身体には何の問題もない。
こうしてF1マシンのコクピットからロンドンの景色を眺めるなんてそうそうできるものではないだろうね。
来週のイギリスGPに向け、国会議事堂前でピットストップの練習をするなんて実にいいプラクティスになった筈だよ」と、語っている。

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マクラーレン代表、「スチュワードの決定尊重されるべき」

Martin Whitmarsh (C)McLaren Group
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ヨーロッパGP決勝レース中、マクラーレン・チームのルイス・ハミルトンに対して下されたドライブスルーのペナルティーに対しフェラーリ・チームのフェルナンド・アロンソが異議を表したことが問題化しているが、F1チームの集まりであるFOTAの代表でもあるマクラーレン・チームのマーティン・ウィットマーシュ代表は、「スチュワード(FIA)の決定は尊重されるべき」との見解を示した。

同代表は「アロンソの気持ちはよく理解できるが、しかしこれはスポーツなのだからわれわれはスチュワード(FIA)の決定を尊重しなければならない。
でも今までならそうしたこと(異議)を口にすることすらできなかったことを思うなら、昔よりずいぶんと良くなったものだよ」と、AP通信に語っている。

マクラーレン・チームはかつてFIAから大きなペナルティを、またこの2チーム間には再三の因縁が存在したのが事実だ。

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2010/07/03

ウェバー(レッドブル)、「1年以上先なんてわからない」

Mark Webber (C)Redbull Racing
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先に2011年まで1年間の契約延長が明らかとなったレッドブル・レーシングのマーク・ウェバー(33歳:オーストラリア)だが、2012年以降についてはまだ意欲が湧かなかったから、とその心境を独『アウト・ビルト・モータースポルト』誌に語っている。

「実はチームはもっと長い契約を呈示したんだけど、僕自身が1年以上の延長に迷いがあったんだ。
ただ、僕がこうして1年刻みの契約にすることについて、自らプレッシャーを掛けるため、と話す人がいるけれど、そういう意味でもないんだな。
F1ドライバーとして僕はもういい歳だし、2011年よりさらな先に向け、それだけの意欲があるかどうか、自信が持てなかったんだよ。
僕らがチャンピオンシップをリードしていた時でさえマシンが図抜けていた訳でもないし、この世界の未来なんてほんとわからないものなんだよ」

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マニクール、F1グランプリ復活の目論見

2006 France GP (C)Ex.Honda Racing
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2008年のフランスGPを最後に、F1開催が途絶えているマニクール・サーキットだが、今年新たにサーキットの責任者に就いたセルジュ・ソルニエ氏は、「フランスGPの復活があるならば、それはマニクールしかあり得ない」と、独自の持論を展開している。

古くからモータースポーツの世界に身を置くソルニエ氏だが、2007年から就任したプジョー・チーム代表としての活躍は良く知られている。

マニクールがF1関係者から評判が良くなかった一番の理由は辺鄙な田舎に位置するそのロケーション。
パリからは時間が掛かる上に、現地にはホテルやお店もほとんどなく観客動員数も見込めなかったことにある。
しかしソルニエ氏は、「アクセスの問題は近い将来に解消される筈。
急ぎはしないが、フランスGPが復活される時は間違いないこのマニクールになる」と、強気だ。

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2011年『可変リヤウィング』はお好みで?

Image (C)RedBull Racing
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先にFIA(国際自動車連盟)が明らかにした2011年シーズン導入予定の『可変リヤウィング』だが、ここに来て言い出しっぺのFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)の代表であるマーティン・ウィットマーシュ氏(マクラーレン)が、「導入は各チームの裁量に任される」との見解を披露、関係者に波紋を呼んでいる。

これは、現在のフロントウィング&Fダクトを禁止するのと引き換えに、レース中リヤウィングを可変方式に変更し、レース中のオーバーテイクを容易にさせるというもの。

しかしウィットマーシュ氏は英『ロイター』の取材に対し、「導入は強制ではなく、各チームの裁量に任されることになるだろう。
場合によってはどこも導入しないことだってあり得る」とし、ショーが目的という現在のスタンスに疑問を投げ掛けた。

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シューマッハ(メルセデスGP)、「英国でもロズベルグが前」

Mercedes GP Duo (C)Mercedes Motorsports
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2006年以来となる今シーズンのF1復帰後、思わぬ苦戦が続いているメルセデスGPのミハエル・シューマッハだが、次戦イギリスGPを迎えるにあたり、ここでもチームメイトのほうが前にいるだろう、との悲観的な見通しを示した。

「われわれのマシンがシーズン当初からうまくタイヤにフィットせず、セットアップで困難な状況に陥っていたのは事実だよ。
サーキットによってはほんとうに苦労させられてきたんだ。
次のシルバーストーンは好きなコースだけれど、でも前回のバレンシア同様、われわれに競争力が高いサーキットだとは思えない。
レーススピードはともかく、予選での絶対スピードはとりわけね。
しかも、チームメイト(ロズベルグ)のほうが僕よりも問題解決の部分で前にいると思うから、おそらくイギリスの予選でも彼のほうが前のグリッドということになるだろうね」

ここまでの予選でシューマッハはチームメイトに対し2勝7敗と後れを取っている。

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2010/07/02

スペインに『第3のグランプリ候補地』が名乗り

Majorca Circuit Image
すでにバルセロナ(スペインGP)、そしてバレンシア(ヨーロッパGP)と二つのグランプリを開催するスペインだが、新たにマジョルカ島が開催に名乗りを挙げたということだ。
マジョルカは西地中海に浮かぶスペインバレアレス諸島自治州の中心となる島。

これは英『オートスポーツ』が報じたもので、それによれば当地の代表者がすでにFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏と会い、2013年には完成するという全長3.6マイル(5.793km)になる新設サーキットなどの具体案を示したという。

エクレストン氏はこの案に乗り気ということで、スペイン第2のグランプリは早くもその舞台を移すことになるかも知れない。

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2012年アメリカGP、挫折すればペナルティも

2005 USA GP Podium (C)Ferrari S.p.A
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先に2012年の復活が公式に発表されたアメリカGPの復活だが、またぞろ穏やかならぬ暗雲が立ちこめてきたようだ。

発表では、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏がオースティンに本拠を置くレース・プロモーターである『フルスロットル・プロダクションズLP』との間で2021年まで10年契約を締結、開催場所についてはヘルマン・ティルケ事務所の手により設計される新たな専用サーキットが建設されるというものだった。

しかしその後計画の進捗は伝えられず、サーキット建設などの工事を考えると時間的な猶予はまったくなく、早くもその実現に疑問符が投げ掛けられているもの。
これについてエクレストン氏は、「まだ成功か失敗かなんてわからない。
契約が守られなければペナルティ(罰金)が科せられるだけ」と、涼しい表情だ。

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ウェバー(レッドブル)のクラッシュは『自滅』だった?

Mark Webber (C)Redbull Racing
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ヨーロッパGP決勝レースで起きたマーク・ウェバー(レッドブル・レーシング)の壮絶なクラッシュは、実はウェバー自身による自滅だったとの噂が流れ始めている。

イタリアの『アウトスプリント』誌らの指摘によれば、追突直前、ウェバーがこのレースから投入されたとされる流行りの『Fダクト・システム』の操作に気を取られ、前を行くコバライネン(ロータス)のブレーキングに気付くのが遅れたというもの。

Fダクトについてはチームによってそのコントロール方法が異なるが、レッドブルのそれはドライバー自らがストレートの始めと終わりに手でダクト穴を操作して作動させるものとみられている。
またマシンのオンボードカメラには、ロータスに追突する瞬間ウェバーがデバイスを操作する場面が映し出されているという。

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2010/07/01

ピレリタイヤ、開発ドライバーにK.ライコネン指名か

Kimi Raikkonen (C)RedBull Racing
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ブリヂストンタイヤ撤退のあとを受け2011年シーズンからのF1タイヤ供給者に決まったピレリだが、その開発ドライバーに元フェラーリなどのキミ・ライコネン(30歳:フィンランド)を指名したと報じられている。

ライコネンは現在シトロエン『C4 WRC』を駆るラリー・ドライバーだが、言うまでもなく2007年のF1チャンピオン。
本人の否定にもかかわらず、常にF1復帰の噂が絶えない状況で、その実力・実績からピレリがライコネンに白羽の矢を立てたのも頷ける話だ。

ただこれについて同タイヤのコンペティション・ディレクターであるポール・ヘンベリー氏は、「まだ正式な話ではないし、そもそも彼が興味を持つかどうかもわからないよ」と、表向き平静さを保っている。

なおこの件では現メルセデスGPのリザーブ&テストドライバーであるニック・ハイドフェルドの名前も先に報じられたが、これには他チームから「情報面から不公平になる」と難色を示されたと伝えられている。

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FOTA、『F1グリーン化』推進の方針示す

F1チームの集まりであるFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)は、今後FIA(国際自動車連盟)と協力してF1の『グリーン化』を進める方針であることをあらためて強調した。

Mercedes V8 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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マクラーレン・チームの代表で、現在FOTAの代表も務めるマーティン・ウィットマーシュ氏は今後のF1について、「F1では、地球にとって最重要テーマである『CO2排出の削減』のもとに、2012年シーズンまでに排出量を12.4%削減することを目標とする。
そのためまずは燃料消費を改善したエンジンの導入と開発を推進し、2013年シーズンからの導入を目指す。
さらにターボチャージャーや「KERS」(運動エネルギー回収システム)、燃料注射や可変バルブタイミングなどの積極利用も目指す」と、その具体的な施策方針も明らかにした。

一部の環境団体からは、モータースポーツが人類の目指す方向から外れているとの指摘を受けているのも事実なのだ。

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ザウバー・チーム首脳、「好調さ維持したい」

James Key (C)BMW Sauber F1
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小林可夢偉が今季チームの最高位となる7位入賞したのを受け、ザウバー・チームのジェームズ・キー/テクニカル・ディレクターは「この好調さを維持したい」と、意欲をみせている。

「バレンシアでは、このトラックレイアウトにわれわれのマシンがうまくフィットした時に素晴らしいパフォーマンスを発揮できることを示した。
その意味で、次のシルバーストーン(イギリスGP)でもかなりやれるという手応えをいま感じ取っている。
われわれはさらにその次のホッケンハイム(ドイツGP)も含め、フロントウィングやディフューザーなどエアロダイナミックスの改善も考えていて風洞実験で確認しているところだ。
これらが功を奏せばしばらく好調さが維持できるのではないか」

それでもキー氏は「われわれはあくまでもプライベート・チームの一つ。
無制限のリソース(開発資源)がある訳ではなく、開発に掛ける金額も限られているよ」と、肩をすくめた。

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