ジャン・トッドFIA会長、スタンスに気配り
Jean Todt (C)Ferrari S.p.A
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かつてFIA(国際自動車連盟)をも巻き込んで、壮絶なバトルを繰り返してきたフェラーリとマクラーレン両チームの対立だが、新たに就任したジャン・トッド氏はこの点にも気配りをしているようだ。
先のヨーロッパGP決勝レース中に起きたハミルトン(マクラーレン)によるセーフティカー追い越しという反則に対し、レーススチュワード(競技審査委員)が下したドライブスルーというペナルティーは、余りに小さく、またあまりに遅い決断だったため、実質には何のペナルティにもならなかったとして、ルールを守ったアロンソを擁するフェラーリ・チームからは激しい非難の声が聞かれた。
現FIA会長であり、またフェラーリ出身でもあるトッド氏は、しかし今回冷静に騒動に対処し、これまでのところ問題が拡大する様相はない。
これに対しマクラーレン・チームのウィットマーシュ代表は、「FIA会長は妥当な対応をしている」と、あくまでもFOTA会長としての立場から讃えている。
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