『予選107%ルール』、2011年シーズンから復活へ
FIA(国際自動車連盟)は、2011年シーズンから予選タイムで足切りをする、いわゆる『107%ルール』を復活させることを決めた。
これは過去、決勝レース出走台数20台に対して22台の参加があった1996年シーズンから導入されたものだが、この年はフォルティ・チームが際だって遅く、予選最後尾はトップから10秒近くも遅れるものだった。(トップ比 110.5%)
この規則は参加台数の減少に伴い2002年シーズンを限りに廃止されたが、今年再び参加台数が増加したことにより、とりわけフェラーリのルカ・モンテツェモロ社長らが新規参戦チームとのタイム差に「危険過ぎる」として不満を吐露していた。
これにより、2011年シーズンは再び予選タイムの如何にかかわらず、トップのタイムから7%以上遅れると自動的にグリッドから脱落ということになる。
Damon Hill/Williams FW18 (C)Williams F1
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ちなみにこの年のF1チャンピオンは、ウィリアムズ・ルノーを駆ったデイモン・ヒル(イギリス)だった。
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