小林可夢偉(ザウバー)、「とにかく完走さえすれば……」
小林 可夢偉 (C)BMW Sauber F1
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苦闘が続いた遠征4戦を終え、心機一転巻き返しを図りたいザウバー・チームの小林可夢偉は、ヨーロッパ・ラウンドの幕開けとなるスペインGPの公式予選で、みごと今季2度目となる最終予選進出のパフォーマンスをみせた。
「このわずかなインターバルで、チームはとてもいい仕事をしてくれたね。
エアロダイナミックスも改善されたし、エンジン関連の不安もある程度取り除かれたと思う。
だから午前に行われたフリー走行でのペースで、今回はQ3まで行けるんじゃないかという手応えはあったんだ。
目標よりも、いまはとにかくレースを完走したい、ということだけ。
そうすれば結果は自ずと付いてくる筈だからね」と、可夢偉。
このパフォーマンスに、ペーター・ザウバー代表も、「これまで後れを取っていたわれわれがグリッドを前に進めるには、これまでの2倍のステップを前進しなければならなかったなぜなら他のチームだって一様に進化を続けているんだからね。
そうした意味で、今日の可夢偉やチーム全員が果たした仕事ぶりに私は最大限の賛辞を贈りたいよ」と、笑顔をみせた。
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