ブリヂストン オーストラリアGP公式予選の模様
Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
拡大します
2010 FIA Formula One World Championship 第2戦 オーストラリアGP [予選]
2010年F1世界選手権 オーストラリアGP 予選
開催場所:メルボルン 開催日:3月26日~3月28日
アルバートパークで開催されたオーストラリアGP予選は、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルがブリヂストンのソフト・コンパウンド・タイヤでコースレコードとなる1分23秒919を記録し、ポールポジションを獲得した。
明日の午後の決勝レースのスタートでは、ベッテルのチームメイトのマーク・ウェバーが彼の隣に並ぶ。
地元のヒーローであるウェバーは、午前中のプラクティス・セッションではソフト・コンパウンドを装着して1分24秒719の最速ラップタイムを記録した。
浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェローとのQ&A
今日の走行のポイントを教えて下さい。
「予選はタイムが非常に接近した良いバトルでした。
セバスチャン・ベッテルが見事なポールポジション獲得を果たしました。
トップ10は興味深いラインナップになりましたので、明日のレースは様々な可能性を秘めています。
今日は昨日よりも気温がかなり低く、特に予選はドライバーたちにとっては難しかったと思います。
予選は雨になる恐れがあったため、異なる戦略が用いられて興味深かったです」
明日のレースではどのような戦略が考えられますか?
「コースコンディションによって大きく変わると思います。
昨夜の雨で、今日のスタート時点ではコースがかなりグリーンな状態でした。
明日のレースの前に雨が降れば、かなり難しいコースコンディションになるでしょう。
ソフトタイヤでスタートするドライバーは、クルマやセットアップによっては、左側のフロントまたはリヤ、もしくは両方のタイヤのグレーニングに苦しむかも知れません。
ドライバーがタイヤをいたわることができれば1ストップ戦略も可能でしょう。
ここはピットレーンの制限速度が通常よりも低いことも1ストップの選択肢を可能にすると思います。
ソフトタイヤはハードよりもラップあたり約0.5秒ほど早いですが、まだ十分なデータがないため、ソフトタイヤがここでどれだけ持つかは分かりません。
これと、変わりやすいメルボルンの天気が、明日のレースの最大の未知数です」
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