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2010年1月

2010/01/31

フェラーリ首脳、ディフューザー問題再発を懸念

McLaren 『MP4-25』(C)McLaren Group
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2010年期待のマシン『F10』を発表したばかりのフェラーリ・チームだが、同チームのアルド・コスタ/テクニカル・ディレクターは「ディフューザー問題の再発を懸念している」と、伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙に語っている。

「昨シーズン当初、われわれはこの問題で大変不愉快な思いをしたが、私は今年もこれが再燃するのではないか、と懸念しているんだ。
これについてのレギュレーションは依然として明確ではなく、われわれはわれわれの解釈のもとで最大限許されるシステムを開発したつもりだが、ライバルはさらに解釈を推し進めた三重、四重のディフューザーを装着してくるかも知れないからね」

これまで正式発表されたフェラーリやマクラーレンらのものは、いずれも両側の高い位置にディフューザー出口が向けられている。

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マクラーレン代表、「トヨタ継承チームなしは不思議」

Toyota Factory Image (C)Panasonic Toyota Racing
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マクラーレン・チームのマーティン・ウィットマーシュ代表が、「新規参戦チームの中にトヨタF1の継承者がないことは不思議」と、英『オートスポーツ』に疑問を呈している。

「新規にF1へ参戦しようとするチームにとって、まったく新しくシャシーを開発し、エンジンやギヤボックスを用意するというのは途方もなく困難な仕事になる。
われわれのような過去の経験と蓄積があるチームでさえ、新しいシーズンに備えるというのは大変なことなのだから。
それを考えれば、どうして新規参戦チームがトヨタF1の技術と機材を継承しようとしなかったのか、不思議なこと。
伝えられるところでは、トヨタは本社がF1撤退を決めた時点ですでに2010年シーズン用のマシン開発はかなり進んでいた筈なんだからね」

旧ホンダは1はブラウンGPが、同じくBMWザウバーF1は新生ザウバー・チームが、それぞれチームを継承しているのに対しトヨタについては一応ステファンGPが名乗りを挙げているものの今のところ同チームに2010年の参戦権利はなく、継承される保証はない。

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ザウバー、日本の『アンファー社』とスポンサー契約

2009 Japanese GP Scene (C)Brawn GP F1
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30日(土)、BMWザウバーF1チームは、日本の化粧品会社である『アンファー社』と2010年シーズンのスポンサー契約を結んだことを発表した。

同社は『スカルプD』というブランドの薬用シャンプーを販売していて、昨年の日本GPではブラウンGPチームとスポット契約を結び、カウルにそのロゴが掲出されていた。
同製品は2005年3月から販売が開始され、これまで実に1000万本以上が販売されているということだ。

同チームは今シーズン日本の若武者・小林可夢偉(23歳:前トヨタ)の起用を決めているが、日本からのスポンサー契約はその大きな後押しになると推察される。

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いよいよ明日から今オフ初テストがスタート

Toyota Valencia Test (C)Panasonic Toyota Racing
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いよいよ明日1日(月)から、今オフ初となるバレンシア合同テストがスペインの同サーキットで始められる。
(ヨーロッパGP開催地のバレンシア市街地コースとは別)

期間は3日(水)までの3日間で、走行時間は午前9時から午後6時まで、午後1時から2時の間は昼休みが予定されている。
現在のところまで参加予定となっているチームはマクラーレン、メルセデスGP、フェラーリ、ウィリアムズ、ルノー、トロ・ロッソ、そしてザウバーの7チームとみられ、今季の新規参戦チームはいずれも不参加の予定。

ただこれについてサーキット側は、「参加チーム数の保証はしない」と予防線を張っている。

入場料は一般席が大人一人5ユーロ(約630円)。
グランドスタンドは最高25ユーロ(約3150円)
10歳以下の子供は無料となっている。

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2010/01/30

シンガポールGP、コースレイアウト変更を計画

Singapore Nightrace Image (C)Redbull Racing
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過去2回に渡り、F1唯一のナイトレースとして開催されたシンガポールGPだが、来年の開催に向け、コースレイアウトの変更を考えていることがわかった。

これは当地の『トゥデー』紙が伝えたもので、それによればこれまでの感想をまとめた結果、映像的な見地からは成功しているものの、全体にレースは低速でオーバーテイクのシーンが少なくエキサイティングに欠けるものということだ。

このため市街地コース特有の多過ぎるコーナーを整理しスピードアップを図り、オーバーテイクのチャンスを増やそうというもの。
ただし、地元のシンガポール観光局は「今年のレースは昨年と同じコースで、変更は2011年から」としている。

2010年のシンガポールGPはシーズン第15戦として9月26日日に決勝レースが行われる予定。

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ヴァージン・レーシングの新型車発表は2月3日に

Virgin Racing (C)Virgin Racing
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今シーズンの新規参戦チームのトップを切り、ヴァージン・レーシングの新型車発表の予定が明らかにされた。
それによれば同チームの新型車『VR-01』(仮称)は2月3日(水)の朝、オンラインでの発表になるという。

ヴァージン・レーシングは当初マノー・グランプリと称せられたが、昨シーズンブラウンGPを支えたヴァージン・グループが資本参加、名称を変更している。

なおレースドライバーにはティモ・グロック&ルーカス・ディ・グラッシが、またリザーブドライバーとしてアルバロ・パレンテ&ルイス・レイジァの両名がすでに決まっている。

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ステファンGP、トヨタF1からの支援正式に認める

中嶋 一貴 (C)Williams F1
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29日(金)、F1グランドスタンドへの新規参戦を目指す『ステファンGP』は、トヨタF1チームからの技術支援を受けることを正式に表明した。

セルビアに本拠を置くステファンGPは残念ながらまだFIA(国際自動車連盟)から2010年シーズンへの参戦を認められていないが、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏が今シーズン新規参戦を予定する4チームのうち『カンポス・メタF1』と『チームUSF1』両チームについて実際の参戦に不安をみせていることから、大逆転でステファンGPが参戦という可能性もあるとみられている。

その場合、トヨタとの深い関係から前ウィリアムズ・チームの中嶋一貴の起用も期待され、注目されている。

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ウィリアムズ、2010年新型車『FW32』隠密テスト

Nico Hulkenberg (C)Williams F1
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まだ2010年新型車を公開していないウィリアムズ・チームだが、29日(金)、ファクトリーに近いシルバーストーン・サーキットで極秘にプライベート・テストを行ったことが英紙によって伝えられた。

それによればコスワース・エンジン搭載搭載した(仮称)『FW32』は同チームの2010年ドライバーであるニコ・ヒュルケンバーグ(22歳:ドイツ)の手により数周のシェイクダウン・テストを行ったという。

同チームではまだ新型車発表のスケジュールを明らかにしていないが、1日(月)からのバレンシア合同テストに参加する予定で、その前には正式公開される筈だ。

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ライコネン、ラップランドラリーでクラッシュ

K.Raikkonen & S.Loeb (C)Citroen Motorsport
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今シーズン、ラリーに挑戦している前フェラーリのキミ・ライコネン(30歳:フィンランド)だが、現在行われている北極圏を舞台としたラップランドラリーで、残念ながらクラッシュ劇を演じたことがわかった。

ライコネンが操ったのはWRC(世界ラリー選手権)チャンピオン・マシンと同型のシトロエン『C4 WRC』で、コースアウトしたマシンは立木に衝突したということだが、レギュレーションにより修復の後翌日の再スタートが許されるとみられる。

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2010/01/29

マクラーレンMP4-25を発表

Mclaren MP4-25 (C)Mclaren Group
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ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスは、1月29日、ボーダフォン・イギリスの本社で、2010年マシンMP4-25を発表した。

発表会には、ジェンソン・バトン、ルイス・ハミルトンと過去2年間のチャンピオンが出席。2010年のマクラーレン・チームは、1989年のアイルトン・セナとアラン・プロスト以来となる最近の2人のチャンピオン擁してシリーズに望むことになる。

MP4-15はレース中の燃料補給が禁止される今年のレギュレーションに合わせて大きな燃料タンクを持ち、急進的な空力処理が施されている。搭載されるエンジンは、F1最強となったメルセデスF0 108X V8で、これも過去2年のドライバー・チャンピオンを支えてきた。

マクラーレンMP4-25は、週明けの2月1日にバレンシア・サーキットでテストを開始する。

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ウイリアムズ、バルテリ・ボタスをテストドライバーに起用

Valtteri Bottas (C)Williams F1
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1月29日、AT&Tウィリアムズはバルテリ・ボタス(フィンランド:20歳)とテストドライバー契約を結んだことを発表した。

6歳からゴーカートレースを始めたボタスは、昨シーズンはユーロF3シリーズにARTグランプリから参戦してランキング3位、ルーキーとしては最上位の成績を収めた。また6月にザンドフールトで行われたF3マスターズで優勝を飾っている。

フランク・ウイリアムズ:「ボタスのジュニア・フォーミュラでの長い間の成功の記録は印象的なものだ。チームでのテストドライバーの経験が、彼のさらなる発展のステップとなることを望んでいる。今シーズン、ユーロF3シリーズでベストを尽くすことを祈っている」

バルテリ・ボタス:「これは2010年の素晴らしいスタートとなった。AT&Tウイリアムズという名門チームに選ばれてとても光栄に思っている。チームと共に学ぶことを確信しているし、今シーズンわれわれが大きな結果を残すと考えている。わたしのゴールはF1チャンピオンになることだが、このチャンスは将来の目標達成のためにさらなるエネルギーを与えてくれる。サー・フランク・ウイリアムズとチームの経営陣、そしてマネージメント担当やスポンサーなどのしてくれたことのすべてに感謝したい」

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シューマッハ(メルセデスGP)、長期参戦に意欲

Michael Schumacher (C)Mercedes Motorsports
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今シーズン、3年間に渡るブランクを経てメルセデスGPからF1復帰を果たすミハエル・シューマッハ(41歳:ドイツ)だが、本人はさらなる長期参戦に強い意欲をみせているようだ。

これは独『ビルト』紙が伝えたもので、それによればメルセデスGPとの契約は2010年から2012年までの3年間であるものの、シューマッハはさらにその先にも継続参戦する強い意志をみせているということだ。

実現すれば2012年時点でシューマッハは43歳という「高齢ドライバー」になるが、歴史的にみれば1957年に故ファン・マニュエル・ファンジオ(アルゼンチン)が満46歳でF1チャンピオンに輝いたという記録もある。

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フェラーリ・チーム、2010年新型車『F10』を発表

Ferrari 『F10』(C)Ferrari S.p.A
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28日(木)、フェラーリ・チームはタイトル奪還を果たすべく2010年の新型車『F10』を本拠地マラネロで発表した。
発表にはフィアット/フェラーリ・グループの総帥ルカ・モンテツェモロ社長をはじめ、ステファーノ・ドメニカリ代表らチームの首脳、そして2010年のドライバーであるフェリッペ・マッサ&フェルナンド・アロンソ両名も顔を揃えた。

とりわけエアロダイナミックス面などの改善が図られているという新型車『F10』は、当初予定されていたフィオラノ・サーキットでのシェイクダウンを断念、2月1日(月)からのバレンシア合同テストに臨む。

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小林可夢偉(ザウバー)、シングル・カーナンバーも

2009 Scene (C)BMW Sauber F1
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今シーズン、日本期待の小林可夢偉(23歳)が所属する新生ザウバー・チームでは、いったんBMWのF1撤退によりF1参戦権が消滅、その後さらにトヨタ・チームが撤退表明をしたため、その分の新たな枠として余分に参戦が認められた形になっている。
このため同チームに与えられるカーナンバーは、これまで『26・27』になるものとみられていた。

ところがここに来てBMWザウバー・チームの昨年の成績による『9・10』が与えられるのでは、との見方が強まってきたようだ。
チーム側としても、「名称もBMWザウバーF1チームを継承する予定であり当然『9・10』が継承される筈」と、主張している。
実際のレース現場でのピット順などはカーナンバー(コンストラクター)順となることから、チームにとっては見逃せない重要なテーマになる。

注目される2010年シーズンのカーナンバーは、2月1日(月)にパリで行われるF1委員会で結着が付けられる見通しだ。

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フェラーリ『F10』、シェイクダウンは断念

Fellipe Massa/Fiolano (C)Ferrari S.p.A
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タイトル奪還を期すフェラーリ・チームは、28日(木)期待の新型車『F10』を本拠地マラネロで発表したが、一方その直後に予定されていたフィオラノ・サーキットでのフェリッペ・マッサによるシェイクダウン・テストは断念した。
同チームのスポークスマンによれば、このところの冷え込みでコースには凍結部分があり、新型車のテストにはふさわしくない路面コンディションであるためという。

このため『F10』の最初の走行は多くの他チームと同様に2月1日(月)のバレンシア合同テストということになるようだ。

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バレンシア、チケット売り上げの一部をハイチに寄付

Toyota Valencia Test (C)Panasonic Toyota Racing
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来月1日(月)から今オフ最初の合同テストが始められるスペインのバレンシア・サーキット(ヨーロッパGP開催地のバレンシア市街地コースとは別)では、チケット売り上げの一部を先に大地震に見舞われたハイチの救済に寄付することを明らかにした。

バレンシア合同テストは1日から3日(水)までの3日間。
走行時間は午前9時から午後6時まで、午後1時から2時の間は昼休みが予定されている。
入場料は一般席が大人一人5ユーロ(約630円)、グランドスタンドは最高25ユーロ(約3150円)。
なお10歳以下の子供は無料となっている。

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2010/01/28

オーリス、ウイリアムズとの契約を継続

ルーベンス・バリチェッロ (C)Williams F1
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1月28日、AT&TウイリアムズF1チームは、スイスの時計メーカー、オーリスとのスポンサー契約の継続を発表した。ウイリアムズへのオーリスのスポンサーは今年で7シーズン目となる。

今シーズンのオーリスのスポンサー契約はさらに強化され、ドライバーのヘルメットやレーシングスーツの胸やドライビィング・グローブ、さらにチームクルーのウェアの左袖にもつけられることになった。2010年マシンFW32のフロントウイング翼端板へも、これまで通りスポンサーロゴが入れられる。

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フォース・インディアの新型車も2月10日を目途に

Force India『VJM02』(C)Force India F1
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これまで明確にされなかった『フォース・インディア』の新型車『VJM03』(仮称)の発表予定だが、同チームのスポークスマンは今オフ2度目の合同テストとなる2月10日(水)を目途に準備を進めているということだ。

その場合、場所はスペインのヘレス・サーキット。
奇しくもレッドブル・レーシングとまったく時と場所を同じくすることになる。

なお2010年同チームのドライバーにはすでにエイドリアン・スーティル(27歳:ドイツ)&ビタントニオ・リウッツィ(28歳:イタリア)の残留が確定している。

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ザウバー・チーム、『ピラトゥス航空』と契約

PC-12NG (C)Pilatus Air Craft
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27日(水)、BMWザウバーF1チームはスイスのローカル航空会社である『ピラトゥス航空』とパートナーシップ契約を結んだことを発表した。

この契約により、同社はザウバー・チームにチームカラーにペイントされた9人乗りの『PC-12NG』機を提供、主にヨーロッパ域内の移動に利用されるということだ。

この契約合意を受け、同社のオスカー・シュベンク/CEOは、「言うまでもなくモーターレーシングの世界においてF1は最高のレベルにあって、最も高い精度と最も高い品質、技術が要求される分野。
まさにわれわれはその意味でスイス唯一のこのF1チームに対し、間違いなく貢献できるものと確信している」と、抱負を語った。

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カンポス・メタF1、参戦できてもぶっつけ本番

Bruno Senna (C)Redbull Racing
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資金難から依然として身売り説も絶えない『カンポス・メタF1』だが、同チームの戦術責任者であるダニエル・エイサン氏がマシンの準備が大幅に遅れていることを自ら認める発言を『AP通信』に行い注目されている。

「バーレーンGPは残念ながらわれわれにとって『最初のレース』ではないだろう。
われわれにとってバーレーンGPというのは実質的にテストの場になるだろうからね。
伝えられているように、われわれは今国際的見地で出資してくれるスポンサーを探している状況だ。
(すでに契約している)ブルーノ・セナは厳禁を持ち込んではいないからね。
ただシーズンは長いから、長期的な視野では決して心配していないよ」

そのカンポス・メタF1には、南アフリカの実業家であるトニー・テシェーラ氏が関心を示していると伝えられる。

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2010/01/27

F1チーム、タイヤ規則の一部変更に合意

2010年シーズンにおけるタイヤ規則の一部変更に、F1各チームが合意したことがわかった。
Pitstop Image (C)Scuderia Toro Rosso
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それによれば、今シーズンはこれまでとは異なり「予選で使用したタイヤで決勝レースをスタートする」というもの。
これにより、よりエキサイティングな決勝レースを演出したいという狙いがあるとみられるが、その一方ではチームのレース戦術によって予選でのタイヤ選択にこれまでとは変化が生じそうだ。
また今シーズンはすでにレース中の燃料補給が禁止されることが決まっていて、こうしたこともレース戦術に大きな変革をもたらすものとみられている。

F1チームの集まりであるFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)の新代表に就いたマクラーレンのマーティン・ウィットマーシュ代表は、「これにより予選では真の最速マシン&ドライバーが、またレースでは走行中のオーバーテイクが期待できる」と、意欲をみせている。

なおこの変更が確定するにはまだF1委員会とWMSC(世界モータースポーツ評議会)の承認が必要となる。

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ハートリー&リカルド、レッドブルのリザーブに

Daniel Ricciardo Brendon Hartley(C)Redbull Racing
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 傘下にレッドブル・レーシングとスクーデリア・トロ・ロッソを持つレッドブル・グループは、2010年シーズンにおける両チーム共通のリザーブ&テストドライバーとして、ブレンドン・ハートリー(20歳:ニュージーランド)&ダニエル・リカルド(20歳:オーストラリア)の二人を起用することを発表した。

ハートリーは昨年F3ユーロシリーズでシリーズ11位、リカルドのほうはイギリスF3選手権でシリーズ・チャンピオン、共にこれまでレッドブルのジュニア・チームに所属していたドライバーだ。

二人は今後チームのテストに参加するだけでなく、スケジュールが許す限りグランプリの現場やチームのミーティングにも参加し、万一レースドライバーに何かあった時にはこれに応えることになる。

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レッドブル・レーシングの新型車発表は2月10日(水)に

Redbull『RB3』 (C)RedBull Racing
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兄弟チームであるトロ・ロッソが2月1日の今オフ合同テスト初日から参加するのに対し、レッドブル・レーシングのほうは最初のオフテストには間に合わないことが確認された。

これは同チームのスポークスマンが明らかにしたもので、同チームの新型車発表は2月10日(水)、場所はスペインのヘレス・サーキットということで、その後直ちに同地で行われる今オフ2度目となる合同テストに参加する予定であるという。

エイドリアン・ニューイ氏の手になる新型車『RB6』(仮称)は、今年もルノー・エンジンを搭載して戦うことになる。

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トロ・ロッソ、2月1日に2010年新型車お披露目へ

STR Image (C)Scuderia Toro Rosso
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開発スケジュールが遅れていると伝えられるレッドブル・グループだが、スクーデリア・トロ・ロッソのほうは予定通り今オフ最初の合同テストに参加する見込みを明らかにした。

それによれば同チームは、テスト初日である2月1日(月)のバレンシア・サーキットへ、セバスチャン・ブエミ&ハイメ・アルグエルスアリ両ドライバーと共に赴くことをあらためて確認したもの。

新型車『STR5』は今年もフェラーリ・エンジンを搭載するが、今回のシャシーはこれまでとは異なりレッドブル・レーシングとは別開発の独自のものとなる。

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チームUSF1、ホセ・マリア・ロペスとの契約発表

Jose Maria Lopez (C)Team USF1
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今季F1への新規参戦を表明している『チームUSF1』は、2010年のドライバーとしてホセ・マリア・ロペス(26歳:アルゼンチン)と契約したことを正式発表した。
発表はアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで行われ、同国のクリスティーナ・フェルナンデス・ドゥ・カークナー大統領が同席するという異例なもの。

同チームのケン・アンダーソン代表は、「新規にF1チームを立ち上げるには様々なことが必要だが、ロペスの起用はこれに一つ応えたものだ。
彼の優れた能力は、必ずやわれわれのチームの発展に大きく貢献することだろう」と、語った。

マリア・ロペスは2004-2005年にF1の下位シリーズであるGP2で活躍(優勝1回)、またルノー・チームでテストドライバーを務めた経験を持つ。

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2010/01/26

メルセデスGP、テスト初日からステアリングは二人で

MercedesGP『MGP-W01』(C)Mercedes Motorsport
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両ドライバーに対し、「まったく対等」を標榜するメルセデスGPでは、最初のテストでのドライバー配分にも気を遣っているようだ。
それによれば同チームのロス・ブラウン代表は、最初の日から二人のドライバーにチャンスを互角に与えるとしている。

「おそらく『MGP-W01』最初のステアリングはロズベルグが握ることになるだろう。
しかしわれわれは、その日シューマッハにも同等に乗ってもらうつもりでいるよ。
二人の手でマシンのすべての部分をチェックしてもらい、細部に渡って問題点を洗い出してもらう必要があるからね。
その後は、2日目がロズベルグ、そして3日目がシューマッハということになる筈だがね」

なお今の時点ではまだマシンは走行できる状態ではないということで、これから1日(日)のテスト初日まで鋭意作業が続けられることだろう。

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中嶋一貴参戦に望み? 2チーム参戦に危惧

中嶋 一貴 (C)Williams F1
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FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏が、今シーズン新規参戦を予定する4チームのうち『カンポス・メタF1』と『チームUSF1』両チームについて不安をみせている。

エクレストン氏は「この2チームが果たして実際に開幕戦のグリッドに着けるのかどうか、たいへん疑問に思っている。
せっかくミハエル・シューマッハの復帰で期待が盛り上がろうとしているのに、どうか水を差すようなことにならないことを願っているよ」と、英『ミラー』紙に語っている。

もし2チームが参戦できなかった場合、代わりにゾラン・ステファノヴィッチ氏率いるステファンGP参戦の可能性もあり、その有力なドライバー候補には前ウィリアムズ・チームの中嶋一貴の名前がささやかれている。

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新ポイント・システム、さらなる変更の方向

Image (C)Ferrari S.p.A
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英『オートスポーツ』が伝えるところによれば、2010年シーズンからのポイント・システムについて、より優勝者の価値を高めるための修正案が各チームによるSWG(スポーツ・ワーキング・グループ)の了承を得て実現する運びという。

これは、1位-25ポイント、2位-20ポイントだった当初のものを、2位-18ポイントとして1-2位間の格差をより拡大しようというもの。
正式にはFIA(国際自動車連盟)のWMSC(世界モータースポーツ評議会)の承認を経て正式決定されることになる。

当初案:2010年新ポイント・システム

Pos. Point
1 25
2 20
3 15
4 10
5 8
6 6
7 5
8 3
9 2
10 1

改定案:2010年新ポイント・システム

Pos. Point
1 25
2 18
3 15
4 10
5 8
6 6
7 5
8 3
9 2
10 1

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バーレーン・サーキット、コースレイアウト変更へ

Bahrain Circuit Image (C)BIC
2010年シーズン、栄誉ある開幕戦に輝いたバーレーン国際サーキットだが、レースまで2か月を切ったこの時点でコースレイアウトが変更されることを明らかにした。

それによればコーナーを増やしたことにより1周の長さはこれまでの5.412キロから6.299キロまで延長されるということで、その場合ベルギーGPのスパフランコルシャンの7.004キロに次ぎ全体で2番目のロングコースということになる。

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メルセデスGP、「二人のドライバーは対等」

MercedesGP Duo (C)Mercedes Motorsport
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いち早く2010年の参戦体制発表会を開いたメルセデスGPでは、注目される両ドライバーの扱いについて「まったく対等である」と、シュツットガルトで語った。

これは同チームのロス・ブラウン代表が語ったもので、その中でこの闘将は、「確かにわれわれのドライバーの経歴には大きな差があることは事実だ。
しかしそれはこのチームでのポジションに何ら影響を及ぼすものではない。
二人のドライバーはまったく対等であり、同等の支援が与えられる。
もちろんナンバーワンなどという言葉はここでは存在しないのだ」と、強調した。

またここで発表かと期待されたニック・ハイドフェルドのリザーブ&テストドライバー就任の残念ながらなかった。
なおロズベルグのエンジニアにはジョック・クレア氏(以前、佐藤琢磨担当)が、またシューマッハにはアンドリュー・ショブリン氏がそれぞれ就くことが明らかにされている。

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2010/01/25

メルセデスGP、2010年新型車のカラーリング発表

MercedesGP Car (C)Mercedes Motorsport
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25日(月)、新生メルセデスGPはその2010年コンテンダーである新型車のカラーリングを発表した。

言うまでもなく、メルセデス伝統のシルバーを基調としたそのマシンは、これまでのマクラーレンのものを連想させるが、もちろん一新されたもの。

このマシンは来たる2月1日、スペインのバレンシア・サーキットで本格的にお披露目が果たされる予定だ。

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コバライネン、「落ちた評価を覆してみせる」

Heikki Kovalainen (C)Renault F1
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今シーズン、2年間在籍したマクラーレンから離れ、前トヨタのヤルノ・トゥルーリと共に新規参戦チームの一つである『ロータスF1レーシング』を支えることになったヘイキ・コバライネン(27歳:フィンランド)は、その意欲を次のように英『サン』紙で語っている。

「マクラーレンでのこの2年間でずいぶん悪評を書かれたよ。
良いレーサーではなく、ただの良い予選通過者に過ぎないとか、ね。
でも基本的に僕は自分に改善しなくてはならない部分があるとは考えていない。
ただマクラーレンでは、不運な目にあっただけなんだ。
僕自身はルノー時代よりもさらに頑張っていたんだけどね。
今シーズン、僕はロータスF1での活躍により、この2年間にマクラーレン・チームで落とした自分への評価を覆したいと思っているよ」

公式ではないもののコバライネンは、マクラーレンではハミルトンばかりが優先される戦術を強いられたと打ち明けているようだ。
当然ロータスF1ではトゥルーリと対等な扱いになることを主張している。

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ミルコ・ボルトロッティ、「F1昇格は来年でいい」

Ferrari Young Driver (C)Ferrari S.p.A
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スクーデリア・トロ・ロッソのドライバー候補にも目されていたイタリア期待の若手ドライバー、ミルコ・ボルトロッティ(20歳)だが、そのシートがアルグエルスアリに決定したことを受け、次のように語っている。

「正直言って僕はまだ若いし経験も浅い。
いま無理してF1に上がることよりも、もう1年F2でキャリアを重ねたほうがいいと考えているよ。
F1はあくまでも僕にとって最終目標で、そのためには万全の体制で上がれるほうがいい。
中途半端な状態じゃ、きっとチャンスを台無しにしてしまうだろうからね」

フェラーリ・チームのヤング・ドライバーとして知られたトレント生まれのボルトロッティは、昨シーズンF2シリーズに参戦して総合4位にランクされた。

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ロズベルグ、「同僚がシューマッハ、関係ない」

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsport
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2010年シーズン、初めて自身より強力なキャリアを持つドライバーをチームメイトに迎えて戦うことになるメルセデスGPのニコ・ロズベルグ(24歳:ドイツ)だが、これについて何ら動じていないことを強調した。

これはフランスの『レキップ』紙に語ったもので、その中でこのF1チャンピオンの子息は、「正直に言えば、僕はバトンがチームメイトになるんだろうと思っていた。
おそらく僕はすべてのF1ドライバーの中で、最高のチームメイトを与えられたんだろう。
でもそれはモータースポーツにおいてはそんなに重要なことじゃないんだ。
戦うのはあくまでも自分自身なんだからね。
カーナンバーだって何でもいい。
僕はそんなことに何もこだわってはいないんだし、彼(シューマッハ)が3番がいいと言うのならそれでいいじゃないか。
大事なのはレースに集中することで、僕のすべきはバーレーン(開幕戦)で勝つこと。
人々はクルマに掲げられた数字なんかではなく、中にいるドライバーのほうを気に掛けるだろうさ」と、強気な姿勢をみせた。

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ウィリアムズ、プロモーション写真を公開

Rubens Barrichello (C)Williams F1 Team
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ウィリアムズ・チームは、2010年の新型車発表に先駈け両ドライバーのレーシングスーツ姿の写真を公開した。
基本的にスポンサー体制も昨年のものを踏襲していることから、一見これまでと大差ないデザインの印象となっている。

なお同チームの2010年のドライバーはすでにルーベンス・バリチェッロ(36歳:ブラジル)&ニコ・ヒュルケンバーグ(22歳:ドイツ)に決まっているが、2010年マシンの発表時期についてはまだ明らかにされていない。

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2010/01/24

ロータスF1の新型車発表はロンドンで

Lotus Prototype Car (C)Lotus Racing
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『ロータスF1レーシング』のトニー・フェルナンデス代表が語ったところによれば、これまで明らかにされていなかった同チームの新型車発表の場所はイギリス・ロンドン市内になるようだ。
(期日は2月12日(金)になることがすでにわかっている)

それによれば、発表された新型車はその後シルバーストーン・サーキットに持ち込まれ、同チームのドライバーに決まっているヤルノ・トゥルーリ(35歳:イタリア)の手により最初のシェイクダウン・テストが行われる予定という。

なおちょうど同時期にF1は2度目となるシーズン前合同テストがスペインで行われているが、もちろんこれには間に合わず、同チームの本格的なテストは2月17日(日)からの3回目になる模様。

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ベテラン・ハイドフェルド、「白旗」

Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1 Team
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前BMWザウバーF1チームのベテランであるニック・ハイドフェルド(32歳:ドイツ)が、どうやらやはり今シーズンのレースシート獲得断念の止むなきに追い込まれたようだ。

これまでメルセデスGPや新生ザウバー・チームなどのドライバー候補に名前が挙げられながらも結局合意には至らずここまで来てしまったことで、同選手のパーソナル・マネージャーであるアンドレ・ソイヤーツァイト氏があらためて明らかにしたもの。

今後は以前にも噂になった通りメルセデスGPのリザーブ&テストドライバーのポジションを狙うということだが、依然としてチーム側からこれについてコメントはないままだ。
なお同チームの2010年新型車発表は25日(月)メルセデスの本拠地であるシュツットガルトで行われる。

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ヤマハ監督、「われわれのライバルはフェラーリ」

Valentino Rossi (C)Yamaha Racing
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今週、再び行われたフェラーリF1でのテストを終えた2輪モトGP王者のバレンティーノ・ロッシ(30歳:イタリア)について、現在の所属チームであるフィアット・ヤマハ・モトGPチームのダビデ・ブリビオ監督は「われわれのライバルは2輪チームよりもフェラーリ」とのユニークな見解を示した。

同監督は伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙に対し、「今回のF1テスト体験で、再びロッシの気持ちが4輪に移ってしまうのではないかと心配しているんだ。
それでなくても彼は以前からF1に並々ならぬ関心を示していたのだからね。
これまでは、もし彼がわれわれのチームを離れたならおそらくドゥカティに移ると言われてきたが、私は今むしろフェラーリがわれわれのライバルだと思っているんだよ」と、語っている。

ブリビオ監督が以前からリップサービスに長けていることを別にしても、もし1チーム3台体制が許されたならロッシがフェラーリの有力候補であるのは間違いないことのようだ。

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『チームUSF1』、25日(月)にもドライバー発表へ

Jose Maria Lopez (C)Renault F1 UK
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まだドライバーを一人も発表することなく、その参戦すら危ぶむ声が聞かれる『チームUSF1』だが、どうやら25日(月)には少なくとも一人の名前が発表されるようだ。

これは同チームのスポークスマンであるミケール・マットス氏が英『ロイター』で明らかにしたもの。
それによれば、かねて同チームのドライバーとして名前が挙げられていたホセ・マリア・ロペス(26歳:アルゼンチン)になるとみられる。
ロペスは、かつてルノー・チームの育成ドライバーで、F1テストに参加経験を持つ。

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2010/01/23

マクラーレン、新型車発表はボーダフォン本社で

2009 Image (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームは2010年の新型車『MP4-25』(仮称)の発表を来たる29日(金)に行うことをすでに明らかにしていたが、これまで未定だったその場所がチームの主要スポンサーである『ボーダフォン』になることが確実となった。
(去年はマクラーレン本社で行われた)

それによれば場所は2002年にオープンしたイギリスのニューベリーにある同社の本社で、2010年のドライバーであるルイス・ハミルトン&ジェンソン・バトンら主要スタッフが出席して行われる予定という。
またこの模様はインターネットを通じ、全世界に同時放映されるという。
時間は現地時間で1月29日(金)の午前11時(日本時間: 同日午後8時)になる。

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フジテレビ、「F1グランプリ放映権」を2年間更新

Fuji Television
22日(金)、フジテレビは2009年末で満了したF1グランプリの放映権をさらに2年間延長することでFOA(フォーミュラ・ワン・アドミニストレーション)と合意したことを発表した。

フジテレビは鈴鹿サーキットでのF1日本GPスタートと時期を同じくした1987年にF1放映権を獲得、以来20年以上に渡り更新を続けてきたが、ホンダ、トヨタらの相次ぐF1撤退という危機もあり、今回の契約更新には関係者が熱い視線を注いでいたもの。

今回の更新でフジテレビはさらに2010・2011年の2年間、これまでの地上波とCSの国内独占放映権と共に、新たに携帯コンテンツを使ったモバイル通信についても送信権を得たことになる。

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マッサ(フェラーリ)『F2008』でのテストに「満足」

Felipe Massa/F2008 (C)Ferrari S.p.A
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今シーズン開幕戦からの復帰に向け、22日(金)スペインのバルセロナ・サーキットでプライベート・テストを行ったフェラーリ・チームのフェリッペ・マッサ(28歳:ブラジル)は、「身体は万全の状態」と満足の意を表した。

この日の走行はタイムなどは非公開だったものの、2年落ちとなる『F2008』にレギュレーションの問題からデモンストレーション用のタイヤを装着して行われ、マッサはこの日トータルおよそ90ラップもの周回を重ねたという。

この日のテストに満足したマッサは、「1日からの正式なオフテストを楽しみにしているよ」と、2010年シーズンの完全復活に強い意欲をみせた。

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Wディフューザー、2010年限りで廃止で合意へ

Williams Toyota FW31 (C)Williams F1
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2009年シーズン当初、レギュレーション解釈の違いから各チームの間で大きな騒動になった『Wディフューザー問題』だが、これが許可されるのは2010年限り。
2011年以降は完全に禁止されることとなった。

これはFIA(国際自動車連盟)が各チームの技術部門代表者との検討会議で「安全面の見地から」禁止することで合意に達したもの。
近く合意文書の内容が公式発表される見込みという。

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トロ・ロッソ、アルグエルスアリとの契約を確認

Jaime Alguersuari (C)RedBull Racing
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『スクーデリア・トロ・ロッソ』は2010年のドライバーとして、すでに昨シーズンから起用されているハイメ・アルグエルスアリ(19歳:スペイン)との契約を正式に確認した。

アルグエルスアリは昨シーズン途中、セバスチャン・ボーデに代わり19歳の若さでF1デビュー。
本人は契約更新済みであることを主張していたものの、FIA(国際自動車連盟)の公式エントリーリストには掲載がなく、これまで両者の言い分には食い違いがあったもの。

同チームのフランツ・トスト代表は、「まだ19歳という若さでありながら、昨年後半の成長ぶりは満足すべきものだと評価している。
しかし今年の前半は再び初体験というコースが続くので、再び難しい学習カーブに直面することになるだろう」と、語っている。

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2010/01/22

マクラーレン、まだ14歳の逸材と契約

Nyck de Vries (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームは、同チームのYDP(ヤング・ドライバー・ブログラム)の一環としてオランダのまだ14歳の少年であるニック・デ・フリースと契約したことを発表した。

デ・フリースはレーシングカート界でプリンスと言われた逸材で、今後ルイス・ハミルトンの父親アンソニー・ハミルトン氏のマネージメントの元で育成されることになる。

同チームでは現在のルイス・ハミルトンも少年時代から契約を交わしていたいきさつがあり、デ・フリースについても「若い才能を育てるのがわがチームのポリシー」と、マーティン・ウィットマーシュ代表は語っている。

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マクラーレン、フェラーリの『空力頭脳』獲得

Ferrari Image (C)Ferrari S.p.A
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マクラーレン・チームは、元フェラーリでエアロダイナミックス部門の責任者を務めたジョン・アイリー氏を獲得したことを発表した。

アイリー氏は昨年、戦績不振の責任を取ってシーズン途中でその職を離れたが、ガーデニング休暇(すぐライバル・チームに移れない)を取ってこれまで沈黙を守っていたもの。

2007年、マクラーレン・チームはフェラーリの技術を不当に盗用したとしてFIA(国際自動車連盟)から処分を受けた経緯があり、今回の移籍にもフェラーリ・チーム川は神経を尖らせていたようだ。

なお同チームでの同職後任にはマルオ・デ・ルカ氏が就いている。

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トゥルーリ、「ロータスF1は想像以上」

Lotus F1 Factory (C)Lotus Racing
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2009年限りでF1撤退を決めたトヨタ・チームから今季は新規参戦組の一つである『ロータスF1レーシング』加入を明らかにしたヤルノ・トゥルーリ(35歳:イタリア)は、「ロータスの潜在力は想像以上」と、その秘めたるポテンシャルを強調した。

これはイタリアの『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙に語ったもので、その中でこのベテラン・イタリア人ドライバーは、「ファクトリーの設備に関しては言うことがない。
ここでルマン24時間レース用のマシンが作られていたということだけど、近代的で素晴らしいものだよ。
ウィンド・トンネルといい、カーボンファイバー用のオートクレーブといい、ね。
もちろんかつてのトヨタのものとは比べることはできないけれど、小さいチームならそれなりの効率の良さとかがあるからね」と、説明している。

同チームにはもう一人、同じくF1で優勝経験を持つヘイキ・コバライネン(27歳:フィンランド)がドライバー・ラインナップに名を連ねることになっているが、マシン開発は少々手間取っていて、2月半ばにまで遅れそうだ。

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アロンソ、2010年カラーリングの『F60』走らす

Fernando Alonso/Ferrari F60 (C)Santander
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念願の跳ね馬チーム移籍を果たしたフェルナンド・アロンソ(28歳:スペイン)が、その晴れ姿を初めて披露した。

といってもまだテスト禁止期間であり、アロンソが操ったのは昨年型の『F60』を使ったプロモーション撮影のためのドライブ。
場所はフランスのポールリカール・サーキットで、マシンには2010年仕様のカラーリングとみられる『サンタンデル銀行』のロゴが大きく描かれたものだ。

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2010/01/21

ニキ・ラウダ氏、ザウバーの陣容に高い評価

Niki Lauda (C)Ex.Jaguar Racing
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2010年のザウバー・チームのドライバーはデ・ラ・ロサ&小林可夢偉という陣容になることが確定したが、これについて元F1チャンピオンのニキ・ラウダ氏は高い評価を与えている。

「私はペーター(ザウバー代表)が今回、すこぶる賢明な判断を下したと評価しているよ。
デ・ラ・ロサはとても経験豊富で堅実なドライバーだし、彼の起用はおそらくスペインからのスポンサー獲得につながることだろう。
彼にはベッテルのようなスピードはないにしても、マシンの能力を十分に引き出す術を知っている。
なにしろあのマクラーレンで長い間マシンを開発してきたのだからね。
また一方には日本の若武者・小林可夢偉がいる。
この新旧の組み合わせはとてもいいものじゃないかな」

2010年、同チームのエンジン・サプライヤーとなるフェラーリからは、ジャンカルロ・フィジケーラの起用を勧められていたとみられるが、最終的にペーター・ザウバー代表は独自の判断でドライバーを決めたとみられる。

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マッサ(フェラーリ)、ロッシのテストに合流か

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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昨シーズンのハンガリーGPでのアクシデントにより、以来欠場を余儀なくされているフェラーリ・チームのフェリッペ・マッサが、今週再び『F2007』でテストを行うようだ。

これは英『オートスポーツ』が伝えたもので、それによれば現在バレンティーノ・ロッシが行っているバルセロナ・サーキットでのプライベート・テストの最終日、マッサが加わるというもの。
なおその場合、レギュレーションにより当然装着タイヤはGP2シリーズ用のものになる筈だ。

アクシデント後、マッサは複数回のテストを行っているが場所はいずれもフェラーリ所有のフィオラノとムジェロに限られていて、実現すれば実際にF1レースが開催されるグランプリ・コースでの初めてのものということになる。

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シューマッハ、「カーナンバー3でなきゃ嫌だ」

M.Schumacher & R.Brawn (C)Brawn GP F1 Team
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先に発表されたFIA(国際自動車連盟)による2010年暫定F1エントリーリストでは、カーナンバー3とされていたメルセデスGPのニコ・ロズベルグだが、どうやら新しい同僚であるミハエル・シューマッハの『ごり押し』によりカーナンバー4への変更を余儀なくされるようだ。

これは独『ビルト』紙が伝えたもので、それによればシューマッハはこれまで常に『奇数ゼッケン』で戦うことを好んできたことから、今回も4より3を要求した模様。

これについて同チームのロス・ブラウン代表も、「彼が昔から奇数のカーナンバーを好んでいたことは知っているよ。
ロズベルグもこれについては譲ってくれるんじゃないかな」と、好意的な見方をしているようだ。

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V.ロッシ、不良コンディションにも「テスト満足」

2008 Test Image (C)Ferrari S.p.A
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2輪モトGPで9度のチャンピオン獲得という実績を誇るバレンティーノ・ロッシが、スペインのバルセロナ・サーキットを舞台にプライベート・テストを開始させた。

マシンは3年落ちとなるフェラーリ『F2007』で、初日の20日(水)は残念ながらウェットコンディションでのスタートとなったが、午後にはなんとかドライタイヤにスイッチ。
「路面コンディションのせいでグリップがなく苦労したけれど、最後はなんとかまともな走行をすることができた。
いいテストになったよ」と、ロッシ。

伝えられるところでは、ロッシはこの日トータル68ラップを周回してベストタイムは1'25.200だったという。
(昨年のF1テストのベストはR.バリチェッロのブラウンGPによる1'18.926)
テストは翌日も続けられる。

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2010/01/20

FOTA、新代表にウィットマーシュ氏(マクラーレン)選出

FOTA (C) Formula One Teams Association
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F1チームの集まりであるFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)は、昨季限りで退任したルカ・モンテツェモロ代表(フェラーリ)の後任チェアマンとして、マクラーレン・チーム代表のマーティン・ウィットマーシュ氏を正式に選出したことを明らかにした。
トヨタ・チームのジョン・ハウェット氏が務めていた副代表の後任には、フェラーリ・チームのステファーノ・ドメニカリ代表が就くことになる。

FOTAのスポークスマンは、「FOTAというまったく新しい組織を、この困難な時期に確立させたモンテツェモロ氏の貢献に全員が感謝している」と、前任者の功績を最大限讃えた。

なお、当初10チームでスタートしたFOTAは、今季の新規参戦チームを加え現在全13チームで構成される。

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BMWザウバー落選のクリエン、「まだ諦めない」

Christian Klien (C)BMW Sauber F1
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注目されたザウバー・チームの2010年のドライバーはデ・ラ・ロサ&小林可夢偉というラインナップになることが確定したが、2008年から同チームのリザーブ&テストドライバーを務めていたクリスチャン・クリエン(26歳:オーストリア)はこの決定に落胆の色を隠せない様子だ。

「僕としてもザウバー・チームのレギュラーシート獲得は最大の目標だった。
最後まで諦めなかったし、チームの決断がここまで長引いたというのもそれだけ難しいことだったんだと思うけど、こうして最終決定が下されたのだからドライバーとしてはこれを受け入れなくてはならないね。
でもまだ僕は2010年のF1復帰を願っているし、そのためにこれからも活動を続けていく。
実際にいくつかのチームと交渉の場を持っているんだ」

現在まだ2010年のシートが残されているのはルノー、カンポス、USF1、そしてヴァージンの5つとみられている。

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2010年予想F1エントリーリスト(1/19)

現時点での2010年確定F1エントリーは以下の通り。
(データはチーム発表を含む予想でありFIA公式のものではありません)

Team Engine Driver Nat. Driver Nat.
Vodafone McLaren Mercedes Mercedes ジェンソン・バトン GBR ルイス・ハミルトン GBR
Mercedes GP Mercedes ミハエル・シューマッハ GER ニコ・ロズベルグ GER
Red Bull Racing Renault セバスチャン・ベッテル GER マーク・ウェバー AUS
Scuderia Ferrari Marlboro Ferrari フェリッペ・マッサ BRA フェルナンド・アロンソ ESP
AT&T Williams Cosworth ルーベンス・バリチェッロ BRA ニコ・ヒュルケンバーグ GER
Renault F1 Team Renault ロバート・クビサ POL TBA TBA
Force India F1 Mercedes エイドリアン・スーティル GER ビタントニオ・リウッツィ ITA
Scuderia Toro Rosso Ferrari セバスチャン・ブエミ SUI ハイメ・アルグエルスアリ ESP
Lotus Racing Cosworth ヤルノ・トゥルーリ ITA ヘイキ・コバライネン FIN
Campos Meta Team Cosworth ブルーノ・セナ BRA TBA TBA
Team US F1 Cosworth TBA TBA TBA TBA
Virgin Racing Cosworth ティモ・グロック GER ルーカス・ディ・グラッシ BRA
BMW Sauber F1 Ferrari ペドロ・デ・ラ・ロサ ESP 小林 可夢偉 JPN

   * TBAは未定

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小林可夢偉(ザウバー・チーム)の同僚はデ・ラ・ロサに

(C)McLaren Group
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19日(火)、BMWザウバーF1チームは同チーム2010年二人目のドライバーとしてベテランのペドロ・デ・ラ・ロサ(38歳:スペイン)を起用することを正式発表した。
同チームではすでに日本の小林可夢偉(23歳)の起用が決まっていて、これでベテランと新人という、ペーター・ザウバー代表が語っていた通りのドライバー・ラインナップとなった。

1999年に当時のアロウズ・チームからF1デビューを果たしたデ・ラ・ロサはジャガーやマクラーレンで2006年まで参戦経験があり、その後はマクラーレン・チームのテストドライバーとしてF1に関わってきた。
最高位は2006年ハンガリーGPの2位表彰台。

デ・ラ・ロサは、「F1でレースシートを失った後も、必ずもう一度復帰の機会はあると信じていた。
1993年の初挑戦以来、堅実な参戦を続けているザウバー・チームとペーター・ザウバー氏には敬意を持っている。
そのチームで僕が働けることを最高にうれしく思っているよ」と、語っている。

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2010/01/19

ザウバー・チーム『トーマン』とサプライヤー契約

Thomann Nutzfahrzeuge AP

18日(月)ザウバー・チームはスイスに本拠を置く輸送用車両会社である『トーマン輸送用車AP』とオフィシャル・サプライヤー契約を結んだことを発表した。

大型トラックなどの製造を行っている同社は、今後ルノー社の車両をベースとして独自に開発したセミトレーラーやトラックをカスタマイズしてザウバー・チームに供給、F1パーツの輸送などロジスティック部門での貢献が期待される。

なお同チームではすでに小林可夢偉の起用は決まっているが、もう一人のドライバーについてはフィジケーラらの名前が聞かれるものの未定のままだ。

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ブエミ(トロ・ロッソ)の「氷上F1」、企画倒れに

Sebastien Buemi (C)RedBull Racing
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『この週末、カナダ・モントリオールで予定されていたセバスチャン・ブエミ(21歳:トロ・ロッソ)による「氷上F1」だったが、結局実現しなかったことがわかった。

企画では、F1カナダGPが行われるジル・ビルニューブ・サーキット近くのジャン・ドラポー公園に設けられた1周約4キロの特設アイスリンクで特別仕様のタイヤを装着したレッドブルのF1マシンでブエミがデモンストレーション・ランを行うというものだった。

しかし主催者は「この時期としては異常に暖かい気候のため氷の状態が良くなく、イベントを予定通り行うことは不可能」として計画断念を明らかにしたもの。

それでもコンディションが良くなればもう一度実現に向けトライしたいと意欲をみせている。

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ブラウン代表(メルセデス)、「シューマッハ緒戦勝利ない」

M.Schumacher & R.Brawn (C)Brawn GP F1 Team
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7回の世界タイトル獲得という稀代のチャンピオンの復帰が大きな話題となる2010年のF1だが、そのミハエル・シューマッハについてメルセデスGPのロス・ブラウン代表は「復帰緒戦でいきなりの勝利はない」と、慎重な姿勢をみせた。

これはドイツ『ビルト』紙に語ったもので、その中でこの英国人は「いくらシューマッハとはいえ、F1への復帰にはある程度の時間が必要だ。
しかし、今のレギュレーションでは開幕までにテストの時間がそれにふさわしい十分なものとは言えないね。
3年間のブランクを埋めるには、用意された時間はあまりに少なすぎる。
開幕戦でいきなり彼の勝利を期待する向きには、応えられないだろうと思うよ。
それでもかつても彼には相当なプレッシャーがあったが、今は伸び伸びしていると感じるがね」と、語っている。

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クビサ、ルノー・ファクトリーを訪問

Robert Kubica (C)Renault F1 UK
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今シーズン、ルノー・チームへの移籍を果たしたロバート・クビサ(25歳:ポーランド)がイギリス・エンストンにある同チームのファクトリーを訪問し、いよいよ2月1日(月)から始まる今オフ最初のテストに備え、最終シート合わせ等を行った。

「実はこのファクトリーに来るのは今回が初めてじゃないんだ。
以前、ルノーのF1マシンをテストした時にも訪れているからね。
その頃よりファクトリーはずっと大きくなって、設備も充実しているので感銘を受けたね。
スタッフのモチベーションも高いし、きっと今シーズンいい活躍ができるものと確信しているよ」

同チームの2010年マシン『R30』(仮称)はまだ完成していないというが、1月31日(日)の新型車発表会に向け、いまフル回転で作業が進められている。
なお、同チームのもう一人のドライバーについてはまだ発表されてない。

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2010/01/18

メルセデス最高首脳、「シューマッハに優遇措置ない」

Dieter Zetsche/Daimler AG CEO (C)Mercedes Motorsport
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7回のチャンピオンという偉大なドライバーを迎え入れた新生メルセデスGPチームだが、そのミハエル・シューマッハに対し「優遇措置が与えられることはない」と、上層部は語っている。

これはメルセデスGPの母体である『ダイムラーAG』のディーター・ツェッチェ会長が明らかにしたもので、「彼はこれまでのキャリアにおいて、しばしばチームメイトよりも優遇措置が与えられていたのかも知れない。
しかし、それはわれわれのチームにおいて繰り返されることはないだろう。
もちろんチームの運営はロス・ブラウンに託されていて、具体的なことは彼が判断することだがね。
シューマッハは優れたドライバーで、そんなことがなくても素晴らしい復帰を遂げると私は確信しているよ」と、伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙に語っている。

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トゥルーリ(ロータス)、ザウバーとの交渉認める

Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
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今シーズン、新規参戦チームの一つである『ロータスF1レーシング』への加入を決めた前トヨタのヤルノ・トゥルーリ(35歳:イタリア)が、ザウバー・チームとも交渉の場を持っていたことを明かした。

これはスイスの『ブリック』紙が伝えたもので、それによればトゥルーリは米NASCARのテストを行ったあとザウバー・チームと接触、ペーター・ザウバー代表のモータースポーツに対する健全な精神に感銘を受けたということだ。

ただ、BMWの後ろ盾を失ったチームの今後が厳しいものになると評価。
一方、財政面に不安がなく、まったく新しい試みをゼロからスタートさせるロータスにより魅力を感じて移籍を決意したのだという。

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マクラーレン新型車、初走行は2月3日に?

Jenson Button (C)McLaren Group
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2010年新型車『MP4-25』(仮称)の発表を1月29日(金)に設定、全チームの中でも3番目という順調なスケジュールを明らかにしたマクラーレン・チームだが、その初走行は2月3日(水)にまでずれ込むということだ。

これは英『オートスポーツ・インターナショナル・ショー』に出席した同チームのジェンソン・バトン(29歳:イギリス)が同会場での会見で明らかにしたもの。

今オフ最初のテストは2月1日(月)からバレンシア・サーキットでスタートする予定で、これが事実であればせっかく新型車を発表しながらも「無為」に2日間テスト機会を見送ることになりそうだ。

なお2回目の合同テストは2月10日(水)からヘレス・サーキットに舞台を移して行われる。

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ディ・レスタ、照準は2011年のレギュラーシート

Paul di Resta (C)Mercedes Motorsport
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DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)で活躍するイギリスの若手ドライバー、ポール・ディ・レスタ(23歳)だが、本人は「2010年はテストドライバー、2011年のレギュラーシート獲得」に照準を合わせていることを明らかにした。

有力紙されているのはフォース・インディアのシートで、メルセデス・モータースポーツが後押しするディ・レスタにとって同チームがメルセデス・エンジンを搭載するという事情もこれを後押ししているとみられる。

2006年には、F3ユーロシリーズで今をときめくセバスチャン・ベッテルに打ち勝つなど将来を嘱望されたディ・レスタは、ルイス・ハミルトンの父親であるアンソニー・ハミルトン氏がマネージメントを行っていることでも知られる。

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小林可夢偉のチームメイト、フィジケーラ有力に

Giancarlo Fisichella (C)Force India F1
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すでに小林可夢偉起用が決まっているザウバー・チームでは依然としてまだもう一人のドライバーが明確にされていないが、ここに来てフェラーリのジャンカルロ・フィジケーラが有力になっているようだ。

これは同チームのルーツであるスイスの『ブリック』紙が報じたもので、それによればすでにフィジケーラはヒンヴィルにある同チームのファクトリーを訪れたことが確認されているという。

ペーター・ザウバー代表は新人である可夢偉の同僚として「経験あるベテラン・ドライバーの起用」という条件を示していて、すでに230戦にも及ぶ出走と都合3回の優勝経験を持つフィジケーラならば十分これに合致する。
また2004年に同チームに在籍したこともあり、チームとの信頼関係もあるとみられる。

昨季途中、フォース・インディアから念願の跳ね馬チームへの移籍を果たしたフィジケーラだが苦戦、今シーズンはレースシートを失っていた。

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2010/01/17

バトン、「F1引退したら、ダカールラリー出たい」

Carlos Sainz (C)Volks Wargen Motorsports
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2010年のダカールラリーはフォルクスワーゲンのマシンを駆った元WRC(世界ラリー選手権)チャンピオンであるカルロス・サインツがみごとな優勝を遂げたが、このニュースを聞いたF1チャンピオンのジェンソン・バトン(29歳:イギリス)も、「F1を引退したら自分もダカールラリーに出たい」と、180度異なる分野への進出に意欲をみせた。

「もしもF1以外のモータースポーツで何かやるとしたら、僕はぜひともダカールラリーに出たいと思っているんだ。
それはきっとこれまでのレースとはまるで異なる生活体験なんだと想像するよ。
でもどこかトップチームに入り、勝利を期待されるようなプレッシャーを受けながら出場したいとは思わない。
僕は純粋にモータースポーツを楽しむことを望むのだから、プライベート・チームで十分さ」

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フェラーリ移籍のアロンソ、『アライ』と訣別

Fernando Alonso (C)Ferrari S.p.A
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ルノー・チームへの加入以来、日本『アライ』製のヘルメットを愛用してきたフェルナンド・アロンソ(28歳:スペイン)だが、今シーズンのフェラーリ・チーム移籍を機にドイツ『シューベルト』製のヘルメットに変更、カラーリングも一部変更されることが明らかとなった。

ミハエル・シューマッハが使用したことで知られるシューベルトは、現在事実上フェラーリ・チームの『御用達』となっていて、昨年もマッサ、ライコネン共に同社のヘルメットを使用していて、今年のアロンソもこの例に倣ったようだ。

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ブルツ、「もうF1に興味なし」

A.Wurz/Peugeot (C)Peugeot Sport
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1997年に当時のベネトン・チームからF1デビュー、その後ウィリアムズ・チームで活躍した他、マクラーレやホンダでテストドライバーも務めたアレクサンドル・ブルツ(35歳:オーストリア)だが、新規参戦チームの増加でドライバー市場が活気づく中、「もうF1に関心はない」と、距離を置いた姿勢であることを英『オートスポーツ』に示した。

「いくつかのケースで、僕にもF1復帰のチャンスがあったのは事実だよ。
でも、今は正直もうF1に関心はないな。
F1も以前とは変わってしまったからね。
今の僕はほんとうのビジネスとしてスポーツカー・レースを愛しているんだ。
そして今年もまたルマン24時間レースに挑戦するつもりだよ」

F1デビュー前の1996年にポルシェでル・マン24時間レースに優勝した経験を持つブルツは、昨2009年にも現在所属するプジョー・チームのマシンで自身2度目となる総合優勝を果たしている。

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パフェット、2010年もマクラーレンのテストドライバーに

Gary Paffett (C)McLaren Group
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現マクラーレン・チームのテストドライバーであるゲイリー・パフェット(28歳:イギリス)が、2010年も引き続き同じポジションに留まることを明らかにした。

そもそもカート時代の1996年にマクラーレン・メルセデス杯を獲得、同グループとつながりができたパフェットは、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)にはメルセデスのマシンで参戦、マクラーレン・チームとは2006年からテストドライバーを続けるなど関係は安定している。

今回、メルセデスは自身のチームで戦うことになったが、パフェットはマクラーレン・チーム残留を決意、今シーズンも同チームを裏から支えていくことになる。

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ロッシ、F1テストに備え最新シミュレーター体験

Valentino Rossi (C)Ferrari S.p.A
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これまでも複数のF1テスト経験を持つ2輪モトGPの王者バレンティーノ・ロッシが、今オフにも再びテストをすべく、フェラーリ・チーム自慢の最新F1シミュレーターを体験した。

同チームの本拠であるマラネロのファクトリーを訪れたロッシは、「去年、9度目のタイトルを獲得したご褒美に、またフェラーリのF1をドライブするチャンスをもらったんだ。
F1を走らすのは久しぶりのことだから、まずはシミュレーターで身体を慣らしておかないとね」と、笑顔を見せた。

スポークスマンによれば、ロッシのテストは1月20日(水)・21日(木)の両日、昨年のマシンである『F2008』を使って行われるということで、この日はさらにフェラーリのテストトラックを『458イタリア』で周回するチャンスも与えられた。

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2010/01/16

マレーシアGPに『ロータスF1&ペトロナス効果』

2005 Malaysia GP (C)Panasonic Toyota Racing
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英『オートスポーツ』が報じるところによれば、今年のマレーシアGPはいつもと少々様相が異なるようだ。

それによれば今年は、マレーシア系チームである『ロータスF1レーシング』の参戦、それに有力チームであるメルセデスGPに地元の『ペトロナス』が主要スポンサーとしてついたことなどからF1グランプリの人気が高まっていて、チケット販売もすこぶる好調なのだと、同GPの開催地であるセパン・サーキットのラズラン・ラザリ/CEOが明らかにしたというだ。

マレーシアGPはここ数年、慢性的なチケット販売の低調に悩んでいて、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)からプレッシャーを受けていたのが実情だ。

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2010年新型車発表予定(1/16)

1月16日現在で確認された2010年F1新型車発表予定は以下の通り。
(非公式発表も含む)

【2010年F1新型車発表予定】(1/16)

日 程 チーム 場 所
1月25日(月) メルセデスGP シュツットガルト
1月28日(木) フェラーリ マラネロ
1月29日(金) マクラーレン バレンシア
1月31日(日) ザウバー バレンシア
1月31日(日) ルノー バレンシア
2月12日(金) ロータスF1 未 定

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フォース・インディアの新型車は予定より遅れ

2009 Image (C)Force India F1
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各チームの新型車発表予定が相次ぐ中、フォース・インディアでは逆に開発が予定より遅れていることがわかった。

これはすでに同チームの2010年残留が決まっているエイドリアン・スーティル(27歳:ドイツ)が公式サイトで明らかにしたもの。
それによれば2010年のマシンである『VJM03』(仮称)の開発は今年のレギュレーション変更に伴う対応に手間取っていて、少なくとも期待していた最初の合同テスト(2月1日-3日バレンシア)には間に合わず、初テストも2回目のヘレス合同テスト以降になるという。

同チームではすでに上記スーティルの他、2009年シーズン途中参戦したビタントニオ・リウッツィ(28歳:イタリア)の残留も確定している。

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トロ・ロッソ、本家レッドブル凌ぎ初テスト敢行へ

Toro RossoTest Image (C)Scuderia Toro Rosso
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これまで基本的に同一のマシンにより戦われていたレッドブル・グループの二つのチームだが、今シーズンは独自の開発となり、さっそくその明暗が分かれているようだ。

トロ・ロッソのスポークスウーマンは英『ITV』に対し、今オフ1回目の合同テストとなる2月1日からのバレンシア合同テストに独自マシン『STR5』により最初から参加することを明言した。

一方、本家レッドブル・レーシングのほうの新型車開発は遅れていて、すでにクリスチャン・ホーナー代表が最初のテスト(2月1日-3日)には間に合わない状況であることを明らかにしている。

なおトロ・ロッソは今季もフェラーリ・エンジンを、またレッドブル・レーシングのほうはルノー・エンジンを搭載して戦うことになる。

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メルセデスGP新型車、1月25日にドイツでお披露目

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsport
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今シーズン、ブラウンGPを買収して自らのチームとして参戦する姿勢を明らかにしたメルセデスGPでは、バレンシア合同テストの初日である2月1日(月)に新型車を正式発表。
またこれに先立ち、1月25日にメルセデス・ベンツの本拠地であるドイツ・シュツットガルトでカラーリングなど外観をお披露目することを明らかにした。

バレンシア・サーキットでの最初のテストはニコ・ロズベルグがステアリングを握る予定で、注目のミハエル・シューマッハのほうはその後のヘレス合同テストが最初のメルセデス体験になるものとみられる。

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2010/01/15

ロータスF1は2月12日(金)に新型車発表予定

Lotus F1 Factory (C)Lotus Racing
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今シーズン、すでにヤルノ・トゥルーリ&ヘイキ・コバライネンというドライバー・ラインナップを発表している『ロータスF1レーシング』では、2010年の新型車発表を2月12日(金)に行う予定を明らかにした。

同チームのトニー・フェルナンデス代表は、「5日(金)にはエンジンに火を入れる予定で、いまチームは最高な盛り上がりをみせている」と、説明した。

場所はまだ未定だが、このスケジュールだと最初のオフテストには間に合わず、早くても2回目のテストであるヘレス・サーキットへの途中参加ということになりそうだ。

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フェラーリの新型車発表は1月28日(木)

2009 Image (C)Ferrari S.p.A
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イタリアのスキー・リゾート地『マドンナ』で恒例のスキー・イベントを行ったフェラーリ・チームでは、注目される2010年新型車の発表を1月28日(木)に行う予定であることを明らかにした。

場所はチームの本拠地マラネロで、新型車のコード名は『281』であるということだ。
新型車はフェリッペ・マッサの手によりシェイクダウンされる可能性が高い。

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マクラーレンは1月29日(金)に2010年新型車発表

2009 Scene (C)McLaren Group
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ハミルトン&バトンという新旧チャンピオンを揃え新たなシーズンに挑むマクラーレン・チームは、来たる1月29日(金)に2010年の新型車『MP4-25』(仮称)の発表を行うことを明らかにした。

場所はこちらもスペインのバレンシア・サーキットで、他チーム同様その後1日から当地で行われる今オフ最初の合同テストに臨むことになる。

チームのスポークスマンによれば、2009年の失敗はシーズン序盤に出遅れたことが大きかったとして、新型車の戦闘力に大きな期待を掛けているということだ。
(昨シーズン、初表彰台獲得は第10戦目になってからだった)

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2011年以降のF1タイヤ、今月中にも方向決定へ

Tyre Image (C)Redbull Racing
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2007年シーズンからF1に全タイヤを供給してきたブリヂストンが2010年末の契約満了を持って撤退を表明したことで、2011年以降のタイヤ供給についてFIA(国際自動車連盟)は今月中にも方向を決定する方針だ。
それによれば、1月22日(金)に開かれる予定のF1委員会で何らかの結論が出されるだろうとのこと。

伝えられるところでは、関心を示しているのはいずれも韓国のタイヤメーカーということだが、すでにF3やGTシリーズで実績のある『クムホ』や、『ハンコック』『ネクセン』などの名前が挙げられている。

これについて独『アウトモーター・ウント・スポルト』誌は、大幅なコスト削減が図られればブリヂストンの撤退を翻意できるのでは、ということで各チームに提供されるタイヤ本数の削減計画をFIAが提案するのでは、とも報じている。

ワンメイクなのでタイヤのパフォーマンスが多少落ちることは問題にはならないが、FIAは安全性・信頼性の確保に重点を置いているとのことだ。

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ルノーの新型車発表は1月31日(日)に

2009 Scene (C)Renault F1 UK
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ルノー・チームでは、2010年の新型車発表会を1月31日(日)にスペインのバレンシア・サーキットで行うことを明らかにした。

同チームでは一人目のドライバーとして前BMWザウバー・チームのロバート・クビサの起用を発表しているが、もう一リラついてもこの席で発表されるものとみられる。

なおF1は今オフ初の合同テストを当地で翌2月1日(月)からスタートさせることになっている。

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2010/01/14

ハミルトン、「僕はナンバー2でいい」

Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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2010年シーズン、ルイス・ハミルトン&ジェンソン・バトンという新旧のF1チャンピオンをレースドライバーに擁するマクラーレン・チームでは、いずれのドライバーを優先させるのかメディアの関心を呼んでいるが、これについてハミルトンは次のように英『ITNテレビ』で語っている。

「現役チャンピオンとチームを組むというのは、僕のF1キャリアにおいても最もエキサイティングなことかも知れないね。
素晴らしいよ。
だってこれは、現状で最も良いチームに最も良いドライバーがいるということだもの。
シューマッハも復帰することだし、今年のF1は間違いなく面白いものになることだろう。
僕らは共に勝利のため条件は同じだと思っているけれど、でも現役のチャンピオンはバトンのほう。
だから僕はナンバー2ということになるんだろうね」と、苦笑する2008年のチャンピオン。

その二人は不思議なことに、まだ契約後一度も顔を合わせていないということだ。

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メルセデス首脳、「チーム運営はスポンサー資金」

Norbert Haug (C)Mercedes Motorsport
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ホンダやトヨタ、そしてBMWと自動車メーカーのF1撤退が相次ぐ中、逆にF1への傾注を深めたように感じられるメルセデスだが、同モータースポーツのF1活動を率いるノルベルト・ハウグ副社長は、次のようにドイツの『スポーツ・インフォメーション・サービス』で反論した。

「われわれのF1活動がメルセデス本体に過分な資金的負担を掛けているという指摘は誤りだ。
われわれは今これまでとはまったく異なるアプローチをF1に行っていて、これにより5年以内にF1に掛かる経費は半分にまでコストダウンされる筈なんだからね。
メルセデスGPにおいても、チームの運営はFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)からの運営費とスポンサーからの資金で賄われていて、もちろんドライバーの給料だって同様だ。
われわれメルセデスがシューマッハとの契約金を負担しているというのは間違いだよ」

トヨタやフェラーリらは年間最大300億円を超える資金を投じているとされたが、ハウグ氏はメルセデスGPの年間運営費についてせいぜい2桁のミリオン・ユーロ(最大130億円?)程度であると牽制した。

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ピケ・ジュニアF1復帰断念、NASCAR転身有力

Nelson Angelo Piquet (C)Renault F1 UK
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2009年シーズン半ばで、ルノー・チームのシートを失ったあと、F1復帰の道を求めて活動を続けてきたネルソン・アンジェロ・ピケ(24歳:ブラジル)だが、結局復帰は断念に追い込まれた模様だ。

これはピケ・ジュニア自身が明らかにしたもので、「F1復帰に向けてここ数か月懸命にその方策を探ってきたけれど、残念ながら現在のところ納得できるようなシートを見出すことはできていない。
まだ2010年について決まってはいないけれど、アメリカに渡る可能性は否定しない。
F1の閉鎖的な社会と違って、アメリカのレーシング界は極めてオープンで、仲間に入ろうとする人間を誰も部外者扱いしたりなんかしないよ。
誰にでも平等に勝つチャンスがあるところなんだ」と、語った。

おそらく2010年はNASCARに参戦するものとみられるが、同シリーズのレベルは極めて高く、これまで同様にF1から転身したファン・モントーヤ、ジャック・ビルニューブ等、いずれも成功していない。

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2010/01/13

M.シューマッハ、ヘレスでGP2マシンをテスト

Michael Schumacher/GP2 (C)GP2 Media Service

先に報じられた通り、今季メルセデスGPからF1復帰を果たすミハエル・シューマッハ(41歳:ドイツ)が、12日(火)スペインのヘレス・サーキットを舞台にGP2マシンでのテストを開始した。

テストはGP2シリーズ公式のものだが、テストの内容やデータ等については発表されていない。
テストは14日(木)までの3日間に渡って行われる。

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コスワース、F1エンジン発送準備完了を発表

Cosworth Engine (C)Cosworth Engineering
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今シーズン、新規参戦チームのすべてに加え、ウィリアムズ・チームにも2006年以来となるエンジン供給を行うことが決まっているコスワースが、2010年シーズンを戦う新型エンジン『CA2010』の準備が整ったことを正式発表した。

コスワースのマーク・ギャラハー/ゼネラル・マネージャーは、「来月からスタートするオフテストに向け、最初のエンジンの準備ができた。
これから各カスタマーに向け、逐次発送することになる。
もちろんまだ開幕までにはさまざまな改善が必要になると思うが、最初の一歩を踏み出したことへの感慨を禁じ得ない」と、語った。

2010年シーズン、コスワースのF1エンジンは上記ウィリアムズ・チームの他、カンポス、ヴァージン・レーシング(マノー)、USF1、そしてロータスら新規参戦の4チームすべてに搭載される予定になっている。

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レッドブル・レーシング、最初のオフテスト間に合わず?

英『オートスポーツ』が伝えるところによれば、今シーズン、初のタイトル獲得を狙うレッドブル・レーシングは2月1日(月)からスタートする今オフ最初のテストを欠席する模様だ。

Christian Horner (C)RedBull Racing
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これについて同チームのクリスチャン・ホーナー代表は「新型車『RB6』は現在エイドリアン・ニューイの手で十分な風洞実験が行われている。
ことさら時期を急いでいるということはなく、例え最初のテストを欠席したとしても、次のテストには参加できるだろう。
何も問題はないよ」と、語っている。

とはいえ、チーム体制そのものが間に合わないことの多い新規参戦チームならともかく、すでに継続参戦している有力チームがオフテストに間に合わないのは異例で、今回もおそらくこのレッドブル・レーシングだけになる見込み。

なお最初のオフテストは2月1日(月)-3日(水)にバレンシア・サーキットで。
2回目は10日(日)-13日(水)のヘレス・サーキットということになるので約9日間の開発猶予が生まれることになる。

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2010/01/12

チームUSF1、序盤の参戦免除を申請?

2009 Bahrain GP Scene (C)BMW Sauber F1
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チームの懸命な否定にもかかわらず、依然として資金難から参戦を危ぶむ声が絶えない『チームUSF1』だが、イタリアの『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙が同チームがシーズン序盤4戦の参戦免除を申し出たと報じ、注目を集めている。

それによれば同チームはバーレーン、オーストラリア、マレーシア、そして中国というシーズン序盤の遠征4戦について、参戦を回避、ヨーロッパ・ラウンドの幕開けとなる第5戦スペインGPからの参戦を願い出ているというもの。
しかし報道を受けた同チームのピーター・ウィンザー代表は、「われわれは間違いなくバーレーン(開幕戦)のグリッドにいる」と明確にこれを否定した。

なおF1のコンコルド協定では当然シーズン全戦への参加が義務付けられていて、過去多くの新規参戦チームがこのため膨大な苦労を強いられてきた経緯がある。

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マクラーレン、エンジニア一新で再出発

McLaren Team Pit Gantry (C)McLaren Group
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ルイス・ハミルトン&ジェンソン・バトンという新旧チャンピオンを擁して2010年シーズンを戦うマクラーレン・チームでは、レースを戦う最前戦の責任者であるレース・エンジニアを共に変更、体制を一新して迎えることを明らかにした。

ブラウンGPでバトンのタイトル獲得を支えたエンジニアであるアンドリュー・ショブリンはマクラーレンへの移籍を断りそのままメルセデスGPに残留して2010年は新加入のミハエル・シューマッハのエンジニアを担当することになったため、ヤコブ・アンドレアソンがバトンを担当することになった。
またハミルトンのエンジニアもこれまでのフィル・プリューから昨年コバライネンを担当したアンディ・ラサムに変更されるという。

これについてジョナサン・ニール/マネージング・ディレクターは、「エンジニアの変更に留まらず、われわれは新しいシーズンの戦いを始めるにあたってすべての分野を見直している」と語っているが、昨シーズンの思わぬ不振から止むなく体制変更を強いられたようだ。

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特別扱い? シューマッハのGP2マシンテスト許可

中嶋一貴/GP2 Test Image (C)GP2 Media Service
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今シーズン、2006年以来となるF1復帰を果たすミハエル・シューマッハ(41歳:ドイツ)が、今日12日(火)にもGP2マシンのテストを行う予定であることがわかった。
これは同選手のスポークスウーマンであるサビーネ・ケームさんが明らかにしたもので、場所はスペインのヘレス・サーキット、期間は14日(木)までの3日間を予定しているということだ。

現在F1ではシーズン中、オフを含めテストが厳しく制限されているが、今回のものはGP2マシン開発のため、ということでFIA(国際自動車連盟)からも許可を得ているということだ。

GP2シリーズの運営責任者であるブルーノ・ミシェル氏はこれについて、「言うまでもなく7回のチャンピオンに輝くミハエル・シューマッハのようなドライバーにわれわれのクルマを開発してもらうというのは光栄なこと。
そもそもGP2はF1を目標にする若いドライバーたちのためにあるものだから、その意味でも彼にドライブしてもらうというのはとても意味があることだ」と、語っている。

なお言うまでもなく、F1のテストは2月まですべてのドライバーに許されていない。

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FIA、クラッシュ・ゲート裁判上告を正式決定

FIA
11日(月)FIA(国際自動車連盟)は、今月5日(火)に出されたクラッシュ・ゲート事件に関するパリ大審院裁判所の判決を不服として、上告することを正式に決めた。

これにより、昨年9月21日に下したフラビオ・ブリアトーレ氏への「モータースポーツ界永久追放」という処分は、上告の結果が確定するまでまだ効力を持続することになる。

ただし、この裁定によってスーパーライセンスの発給に影響を受けることが考えられるドライバーについては、これを猶予して通常の基準で発給するとしている。

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2010/01/11

ブエミ(トロ・ロッソ)、カナダで「氷上F1」へ

Sebastien Buemi (C)RedBull Racing
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『スクーデリア・トロ・ロッソ』のドライバー、セバスチャン・ブエミ(22歳:スイス)が、来週カナダで「氷上F1」にトライすることがわかった。

それによれば、場所はF1カナダGPが行われるジル・ビルニューブ・サーキット近くのジャン・ドラポー公園に設けられた特設のアイスリンク。
イベントはカナダGPのF1カレンダー復活を祝うもので、1周約4キロのコースが用意されるとのことだ。

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『カンポス・メタF1』、早くも身売り話

かねてその資金力から2010年のF1参戦を危ぶむ声が聞かれる『カンポス・メタF1』だが、英『オートスポーツ』がシーズン前にもチームが売却される可能性を報じ注目されている。

同チームは一人目のドライバーにブラジルの『F1ブランド』であるブルーノ・セナ(26歳:ブラジル)の起用を発表、イタリアの名門コンストラクターであるダラーラ社がマシン製作にあたりすでにクラッシュ・テストにも合格と伝えられているが、一方で資金難も強調されていた。

Tony Teixeira (C)A1GP
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伝えられるところでは、A1GPでも活躍するポルトガル生まれ(南アフリカ国籍)の実業家トニー・ティシェイラ氏らの名前が買収先として浮上しているという。

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シューマッハ、「メルセデスのハングリー精神に感銘」

Michael Schumacher (C)Mercedes Motorsports
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今シーズン、3年間の沈黙を終え再びF1復帰することを決めたミハエル・シューマッハ(41歳:ドイツ)が、先週ブラックリーのブラウンGPとブリックスワースのメルセデス・ファクトリーとを訪問、チームのハングリー精神に感銘したことを英『オートスポーツ』で明らかにした。

「何より僕が感銘を受けたのは、スタッフ全員がすごいモチベーションを持っているということだ。
これだけやる気のあるチームが、去年チャンピオンを獲得したからといってそれで下り坂になるなんてとても考えられないよ。
それに、今年からさらにメルセデスの血が入るんだ。
僕は新人時代からメルセデスのことは良く知っているけれど、彼らの勝利に対する執念は素晴らしいもの。
どれだけ成功を収めても決して勝利へのハングリー精神を失うことはない
加えて、同じ母国語(ドイツ)を話すというのは、それは素晴らしいものだよ」

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アロンソ、11日(月)にフェラーリ公式デビュー

Fernando Alonso (C)Ferrari S.p.A
フェラーリ・チームは、11日(月)にフェルナンド・アロンソ(28歳:スペイン)がフェラーリの公式スキー・イベントに参加することを発表した。

これは毎年イタリアのマドンナ・スキー場を舞台に行われる恒例のイベントで、ここで初めてアロンソの跳ね馬ユニフォーム姿がお披露目されることになる。
(昨年末の『フィナーリ・モンディアーリ』の際はルノーとの契約上、私服での参加だった)

同チームの2010年マシンであるコード名『281』は、2月1日の初テストに向けて鋭意準備が行われているという。

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2010/01/10

シューマッハ、カートコース売却してF1に集中

M.シューマッハ通り/ケルペン (C)Ferrari S.p.A
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今シーズン、ひさびさにF1復帰することが決まっているミハエル・シューマッハ(40歳:ドイツ)が、自身が所有する故郷ケルペンのカートコースを売却したことがわかった。

これは地元ドイツの『スポーツ・ビルト』誌が伝えたもので、購入者は弟のラルフ。
ただコースの名称である『ミハエル・シューマッハ・カート&イベントセンター』はそのまま継承されるという。

同誌によれば今シーズン、シューマッハはF1に集中するため、カートに乗る時間はないだろうとのこと。

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バーレーン・サーキット、シーズン前テスト協議中

目下予定されているオフテストの場所は、いずれもバレンシアやヘレスなどスペイン国内のサーキットとなっているが、バーレーンGPの開催地であるバーレーン国際サーキットがテスト場所に立候補、現在実現に向け協議を行っていることがわかった。

Bahrain Circuit (C)Panasonic Toyota Racing
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実はバーレーンでのオフテストは昨年2月にも行われていて、フェラーリやトヨタ、そしてBMWザウバーらが参加している。
しかし、F1チームにもコスト削減が声高に叫ばれている現在、遠征費の掛かる中東でのテスト実現には二の足を踏むチームが多いようだ。

同サーキットのマーティン・ウィテカー/ゼネラル・マネージャーは、「今シーズン、経費削減の目的からヨーロッパ地域外でのテストは行われないことになっているが、希望するチームにあっては特別に許可されるべきものと考える。
そしてそれをわれわれは喜んで受け入れることだろう」と、地元の『ガルフ・デイリーニュース』に語っている。

今の時期低温で雨が降るケースが多いヨーロッパに比べ、気温は十分に高いバーレーンだが、昨年は思わぬ砂嵐に見舞われている。

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F1ポイント・システム、2位20Pから18P案浮上

Image (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)はエントリー数の増える2010年のF1ポイント・システムについて、すでに現行8位までを10位までに拡大する変更を決めているが、『チームUSF1』のピーター・ウィンザー代表からさらなる変更が提案されているということだ。

それによれば、改革案では1位25ポイント、2位20ポイントとなっているものを、2位18ポイントとして勝者と2位との差をより拡大しようというもの。
これにより、バーニー・エクレストン氏が主張するようにレース勝者のモチベーションをさらに高めようとするものだ。

さらにポールポジション獲得者や決勝レース中のファストラップ記録者にもそれぞれ1ポイントを授与するという案も検討されているとされるが、結論はまだ見えていない。

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『チームUSF1』、資金難から新人ドライバー二人?

USF1 Factory (C)Team USF1
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資金難の噂から、参戦自体も危ぶむ声の上がる『チームUSF1』だが、同チームのピーター・ウィンザー代表は近く2010年の体制発表を行う姿勢であることの強調に余念がない。

発表会についてはすでに2月中旬、アメリカ・アラバマ州で行うことを明らかにして、近くドライバー二人についても発表する構えをみせているが、どうやらそれが二人とも新人になる可能性が高いという。

これまで同チームではペドロ・デ・ラ・ロサやアレクサンドル・ブルツらの有能な開発ドライバーや、ジャック・ビルニューブのようなチャンピオン経験者の名前まで浮上したものの、その後進展はないまま。

関係者によれば、同チームのドライバーはいずれも資金持ち込みのペイ・ドライバーにならざるを得ないとされている。

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2010/01/09

J.ダンブロジオ、ルノーのドライバーに浮上も慎重

Jerome d'Ambrosio (C)Renault F1 UK
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ロバート・クビサのチームメイトとなるルノー・チームのドライバーには、これまで前テストドライバーであるロマン・グロージャンの昇格が有力とされていたが、新たにチーム代表となったエリック・ブイユ氏がフランス人にこだわらないことを示唆したことで、事実上白紙になっている。

こうしたことを受け急浮上しているのが、ブイユ代表が運営するグラビティ・スポーツ・マネジメントに所属するGP2ドライバーのジェローム・ダンブロジオ(24歳:ベルギー)だ。
ダンブロジオにはまたルノー・チームの育成ドライバーというつながりもある。

しかしこうした報道について当のダンブロジオは、「F1で走るのは確かに僕の夢ではあるけれど、今の時点で絶対のものという訳ではない。
今年はまずGP2で勝つことを目標としていて、それに向け全力で頑張っているところだからね。
僕としては今年のシーズン末にF1の話があればうれしいと思っている」と、慎重な姿勢をみせた。

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クビサ(ルノー)、モンテカルロラリー出場へ

Montecarlo Rally Image (C)Mitsubishi Motor
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かねてラリーにも関心を示し、すでに実際の参戦経験も持つ前BMWザウバー・チームのロバート・クビサ(24歳:ポーランド)が、今度は伝統のモンテカルロラリーに出場する予定を明らかにした。

今年も残念ながらWRC(世界ラリー選手権)の一戦ではない第78回目のモンテカルロラリーだが、IRC(国際ラリー・チャレンジ)の開幕戦として1月19日(火)から24日(日)に掛けてF1モナコGP同様、名門であるモナコ自動車クラブの主催により行われる。

なおクビサのマシンは今年の所属チームであるルノーの『クリオR3』になる。

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『チームUSF1』史上初! アメリカでF1新型車発表へ

USF1 Factory (C)Team USF1
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オール・アメリカンでの戦い目指すとされる『チームUSF1』が、その意気込みに合致させるべくF1チームでは史上初となるアメリカ本土での新型車発表を行う予定を明らかにした。

それによれば期日は2月の中旬、場所は2010年IRL(インディ・レーシング・リーグ)戦の開催地でもあるアラバマ州の『バーバー・モータースポーツ・パーク』ということで、発表後当地で直ちにシェイクダウン・テストが行われるというもの。
F1マシンのテストには制限があるが、同チームによればアメリカに本拠を置くチームとしてFIA(国際自動車連盟)から特別にアメリカ内で3回のテスト承認を得ているという。
その後マシンはヨーロッパへと運ばれ、他チーム同様スペインでの合同テスト(バルセロナを予定)が計画されている。

ただし同チームではまだ肝心のドライバー・ラインナップの発表がなく、メディアの関心はむしろこちらに集中しているようだ。

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ザウバー・チーム、2010年の新運営体制を発表

Peter Sauber (C)BMW Sauber F1
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まだ小林可夢偉に続くドライバーが確定していないザウバー・チームだが、ペーター・ザウバー代表は一足先に運営面での新体制を正式発表した。

それによれば再びチーム代表となったペーター氏がレースの現場でも自ら陣頭指揮にあたるが、経営面での運営にはすでに1998年からチームの法的部門で指揮を執っていたモニシャ・カルテンボーン氏が新たにマネージング・ディレクターのポジションに就いてあたるという。

またこれまでプロ・サッカー・チームで働いていたペーター氏の子息アレックス氏(36歳:スイス)がチームに加わり、チーム全体のマーケティング部門を司るという。
父親のペーター氏はすでに66歳ということもあり、将来の後継者含みという面があるのかも知れない。

なお技術部門ではこれまで数々の成功マシンを送り出し、ペーター氏の腹心とも言えるテクニカル・ディレクターのウィリー・ランプ氏が全体の責任者になる。
マシン製造面の全体的責任を負うオペレーション・ディレクターにはユルク・フラクが任命された。

ペーター・ザウバー代表は、「F1は常に変化していて、成功を収めるためにはわれわれも刻々変化に対応する必要がある。
われわれは今回任務を分割し、チームの雰囲気を一新することとした。
現場は現場の、また運営は運営面のエキスパートがそれぞれ力量を発揮することだろう」と、語った。

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2010/01/08

ロズベルグ(メルセデスGP)、「シューマッハ打ち破る」

Nico Rosberg (C)Williams F1
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いち早くメルセデスGPとの契約が確定していた前ウィリアムズのニコ・ロズベルグ(23歳:ドイツ)は、チームメイトとしてミハエル・シューマッハを受け入れることについて次のように独『アウト・ビルト・モータースポルト』誌で語っている。

「メルセデスというチームでは常にドライバーは対等であったし、それはこれからも変わらない。
チームメイトが例え7回のチャンピオンであってたとしても、キャリアは関係ない、まったく同じポジションなんだ。
僕らは今シーズン同じマシンで、同じ戦略で対等に戦うことになるし、そして僕はきっと彼を打ち破ってみせるよ」

さらにかつてシューマッハとミカ・ハッキネン(フィンランド)がライバルだった当時、ドイツ国籍ながら北欧の血を引くロズベルグはハッキネンのほうを応援していて、シューマッハを破った時には快哉を叫んでいたことも正直に吐露している。

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ロータス、シーズン最初のテストには間に合わず

Lotus F1 Factory (C)Lotus Racing
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すでにヤルノ・トゥルーリ&ヘイキ・コバライネンというドライバー・ラインナップが決まっている『ロータスF1レーシング』では、2010年シーズンに向けた最初のテストが2月中旬以降になる見込みになることを明らかにした。

今オフテストは、1回目が2月1-3日にスペインのバレンシア・サーキット、2回目が10-13日同じくスペインのヘレス・サーキットが予定されているが、これにも間に合わないとなると17-20日に掛けての同ヘレス合同テストが最初のシェイクダウンということになりそうだ。

なおマレーシア資本が入る同チームでは、テストドライバーに同国のファイルーズ・ファウジーを指名している。

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ザウバー、『ネッスル』とスポンサー契約?

Factory Image (C)Sauber Motorsports AG
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BMWザウバーからの改編に伴い、長いことタイトル・スポンサーを務めた『ペトロナス』を失った新生ザウバー・チームだが、世界的な食品会社の大手『ネッスル』とスポンサー交渉中であると『Motorsports.com』が報じた。

それによればネッスルは関連ブランドである『ネスプレッソ』を世界に衆知させることを目標に、2010年シーズン、同チームとの間で総額1千万ユーロ(約13億4千万円)の契約で交渉しているというもの。

前トヨタの小林可夢偉(23歳)が2010年のドライバー契約を結んだこともあり、日本のスポンサーとの契約にも期待が掛かるザウバー・チームだ。

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ルノー新代表、「フランス人ドライバーにこだわらない」

Eric Boullier (C)Renault F1 UK
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ルノー・チームの新代表に就いたエリック・ブイユ氏(36歳:フランス)は、まだ決まっていないもう一人の同チーム2010年のドライバーについて、「フランス人ドライバーにこだわらない」と、そのポリシーをフランスのラジオ局『RMC』で語った。

「われわれは運営面で前進を果たしたが、ドライバー決定にはまだ至っていない。
われわれのドライバー候補リストの中にはフランス人もいるがフランス人ばかりではない。
ルノーはもうフランス資本のチームではないし、そうした制約はまったくないのだ」

ルノーの一人目のドライバーにはすでにロバート・クビサの移籍が決まっているが、もう一人のドライバーとして最有力とされた前テストドライバーのロマン・グロージャン(23歳:フランス)にとっては厳しい展開と言えそうだ。

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2010/01/07

ブリアトーレ氏高姿勢、ピケ親子を提訴へ

F.Briatore & A.Piquet (C)Renault F1 UK
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フランスの法廷で勝訴した前ルノー・チーム代表のフラビオ・ブリアトーレ氏が、俄然高姿勢に転じている。

今回の判決でFIA(国際自動車連盟)を相手に処分の撤回と賠償金を手にした同氏は、さらにネルソン・ピケ親子を相手に法的措置を採る方針であることを伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙の取材に明らかにしたもの。

同氏は今回の事件が、同氏がルノー・チーム代表時代にネルソン・アンジェロ・ピケを解雇したことをピケ親子が逆恨みし、ねつ造した冤罪と主張しているようだ。

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FIA、クラッシュ・ゲート事件で控訴の構え

FIA
『クラッシュ・ゲート』事件において、フランスの裁判所がFIA(国際自動車連盟)が先に下したフラビオ・ブリアトーレ氏への処分を不当と裁定したことを受け、FIAのスポークスマンは控訴する方針であることを明らかにした。

それによればFIAは下記のようなステートメントを発表。

「FIA(国際自動車連盟)が、他人の生命を故意に危険にさらした人物に対し、これを排除する権限を持つことに疑問の余地はない。
したがって、今回の裁判所の判決に対し現在上訴を行うか慎重に検討している。
FIAが上訴を断念するまで今回の裁判所の判決に法的拘束力はなく、それまでは当然WMSC(世界モータースポーツ評議会)が下した判断(ブリアトーレ氏の永久追放)が適応されるものと考える」

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ザウバーの新型車発表は1月31日(日)に

2009 Scene (C)BMW Sauber F1
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新生ザウバー・チームは、2010年シーズンを戦う新型車(名称未定)を1月31日(日)にスペインのバレンシアで発表することを明らかにした。

マシンはその後2月1日(月)から3日(水)に掛けて同サーキットで行われる合同テストに参加、初期テストを行う予定。
シェイクダウンはすでに2010年のドライバーとして発表済みの小林可夢偉(23歳)が行うとみられる。

なお、同チームはすでに2010年のチーム名登録が済んでいることから、これまで通り『BMWザウバーF1チーム』として参戦する見込み。
ただしエンジンはこれまでのBMWからフェラーリに変更されることがわかっている。

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2010/01/06

ハイドフェルドはメルセデスのリザーブ&テスト?

Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1 Team
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いまだ去就の決まらない前BMWザウバー・チームのニック・ハイドフェルド(32歳:ドイツ)だが、独『ビルト』紙は新生メルセデスGPからオファーを受けたと伝えている。

2009年チャンピオン・チームの流れを汲む同チームではすでに2010年のレースドライバーとしてニコ・ロズベルグ&ミハエル・シューマッハという強力なラインナップが決まっているが、ハイドフェルドに対してはリザーブ&テストドライバーとしてのポジション。
もし実現すればメルセデスGPは『完全なるドイツ人ドライバー・チーム』ということになる。

ハイドフェルドについては当初ザウバー・チームへの「残留」が有力とみられていたが、最近のペーター・ザウバー代表のコメントからは否定的な状況。
なお、ルノー、またはカンポス、USF1などにもハイドフェルドの名前が候補として挙げられている。

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ライコネン、「2010年王者はベッテル」と予想

Kimi Raikkonen (C)McLaren Group
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今シーズン、F1からWRC(世界ラリー選手権)へと活躍の舞台を換える元F1王者キミ・ライコネン(30歳:フィンランド)だが、「2010年のF1チャンピオンには若手のセバスチャン・ベッテルが最有力」との予想を披露した。

「承知のようにF1はマシンによって左右される部分が大きいので、今の段階で予想を立てるのはとても難しい。
フェラーリが来るかも知れないし、マクラーレンやメルセデスになるかも知れない。
でもレッドブルが今年も戦闘力を持っているとすれば、僕はベッテルが最も有力だと言いたいね」

またライコネンは、「おそらくモナコGPには行くつもりだよ。
なぜなら、そこで(F1の)シートを得るかも知れないからね」と、本気とも冗談とも取れないコメントを語っている。

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ルノー・チーム新代表にエリック・ブイユ氏

Eric Boullier (C)Renault F1 UK
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5日(火)、ルノー・チームはボブ・ベル氏の後任として新チーム代表にエリック・ブイユ氏(36歳:フランス)が就くことを正式発表した。
ブイユ氏も技術畑の出身で、長くエンジニアとして活躍してきたが、F1の下位カテゴリーであるGP2などでマネージメントの経験もある。

ブイユ氏は、「ルノーは言うまでもなくモータースポーツで最も著名で名声を持つブランドの一つ。
その運営に自分が加われることになって、とても名誉に、そして楽しみにしている。
F1における過去の輝かしい実績を再現すべく、チーム一丸となって頑張りたい」と、意欲をみせた。

2010年シーズン、ルノー・チームにはベルギーのジェニイ・キャピタルが資本参加することから、こちらの意向が反映されたことは容易に推察される。

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クラッシュ・ゲート事件、ブリアトーレ氏逆転勝利

B.Ecclestone & F.Briatore (C)Renault F1 UK
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5日(火)、パリの大審院裁判所はいわゆる『クラッシュ・ゲート』事件を巡る処分について前ルノー・チーム代表のフラビオ・ブリアトーレ氏が提訴していた件で、この処分を不当とする判決を下した。

FIA(国際自動車連盟)はこの件でブリアトーレ氏にモータースポーツ界からの永久追放を言い渡していた。
これによりブリアトーレ氏は地位の復権を求めることになるとみられるが、しかし現実にモータースポーツ界への復帰は困難のようだ。

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2010/01/05

ハミルトン、「まだバトンとは会っていない」

Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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新旧の英国人チャンピオンがチームメイトとなるという、素晴らしいラインナップを揃えたマクラーレン・チームだが、注目される二人は契約確定後まだ顔を合わせていないということだ。

「2010年の新しいマシンは、すでにウォーキングのテクノロジー・センターで開発が進んでいるよ。
僕ももうシート合わせなんかのため何回も行っているからね。
でも11月に2010年の契約発表が行われてから、実は僕たちはまだ一度も顔を合わせていないんだ。
まあ、別に問題はないけれどね」と、ハミルトン。

伝統的にドライバーには対等に争わせる思想とされるマクラーレン・チーム、それでもコバライネンがチームメイトの時は明らかにポジションに差があったものの、今回のバトンは現役チャンピオン。
果たしてどのような戦いが演じられるのか注目だ。
なお、両ドライバーによる2010年マシン『MP4-25』(仮称)の初テストはバレンシア・サーキットが予定されている。

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クラッシュ・ゲート逆転裁定? 今日パリで再結論

M.Mosley & F.Briatore (C)Renault F1 UK
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ルノー・チームを巡って大騒動となったいわゆるクラッシュ・ゲート事件について、パリの法廷は今日5日(火)にもフラビオ・ブリアトーレ氏とパット・シモンズ両者に対し控訴審の裁定が下す予定だ。

とりわけブリアトーレ氏は一貫して強く無実を主張していて、今回の一連の『事件』はそもそもマックス・モズレー前FIA会長の個人的恣意によるねつ造と語っている。
もし今日の裁決で無実が証明されれば、ブリアトーレ氏は先に下された処分を乗り越え再びモータースポーツの世界に復帰したいとしているが、これについては関係者が揃って「ブリアトーレの戻る席はない」と反発。
フェラーリ・チームのステファーノ・ドメニカリ代表などは「冷めたスープはもう一度暖めてもおいしくはならない」と、突き放している。

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WRC転向のライコネン、2011年レッドブルで復帰密約?

Helmut Marko (C)RedBull Racing
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フェラーリ・チームのシートを喪失、2010年シーズンはシトロエン・ジュニア・チームからWRC(世界ラリー選手権)に参戦することが決まっているキミ・ライコネン(30歳:フィンランド)だが、ここに来て2011年F1復帰密約説がささやかれ注目されている。

これは、ライコネンの所属するチームがレッドブル・グループの支援によるものであることから憶測が生まれたもののようだ。
それによれば1年間のラリー競技生活が終了後、ライコネンがF1復帰を希望した場合にはレッドブル・レーシングがシートを用意する約束があるというもの。

その場合、ベッテルとは長期契約が結ばれていることからウェバーが放出されることになるとみられるが、これについて同チームでレーシング・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ氏は「そんな事実はない。2011年以降のことは何も話していない」と、言下に否定しているという。

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「クビサ、新ルノー・チーム残留」と、マネージャー

Robert Kubica (C)Renault F1 UK
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いち早くルノー・チームとの契約を結んだものの、その後チームの株式がベルギーのジェニイ・キャピタルに売却されるなど状況が大きく変化、去就が注目された前BMWザウバーのロバート・クビサ(24歳:ポーランド)だが、結局このまま新ルノー・チームに留まることが確実になった。

これは同選手のパーソナル・マネージャーであるダニエーレ・モレッリ氏が英『BBCスポーツ』に語ったもので、「われわれは最初からそれらのことをたいして問題視していなかった。
われわれが高額な報酬を要求したという報道も事実ではない。
きちんとした体制やパフォーマンスのあるクルマを用意するのはチームであって、資金が必要なのはチームの側だからね」と、説明している。

それでも変化する状況を慎重に見極めているとも付け加えた。

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2010/01/04

ペーター・ザウバー代表、「F1参戦は長期視野」

P.Sauber & M.Theissen (C)BMW Motorsports
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F1継続を断念したBMWザウバーから株式を買い戻し、再び自チームのオーナーとなったペーター・ザウバー氏が、地元スイスの『NZZ・サンタグ』で含蓄ある見解を語っている。

「BMWがF1から手を退くことを決めたのは残念なことだが、彼ら自動車メーカーにはそれなりの事情があるからね。
さらに長年われわれを支援し続けてきてくれたスポンサーの『ペトロナス』が去ったことも確かに痛いが、ペトロナスはかねて自動車メーカーとのタイアップを考えていた訳だからメルセデスに移ったのは仕方ないことなんだ。
私は、初めてモータースポーツに乗り出した時から長期に渡る視野でこれに取り組んできた。
だから今回も私は3年から5年のスパンでF1への対応を考えている。
とりあえず2010年の参戦については資金調達の目途は立っているし、大丈夫だよ」

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ルノー・チーム代表、「2010年は雌伏の年」

Bob Bell (C)Renault F1 UK
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ベルギーの投資会社『ジェニイ・キャピタル』に株式の過半数を売却、なんとかF1参戦継続は決まったルノー・チームだが、2010年は残念ながら雌伏の年ということになりそうだ。
これはいわゆるクラッシュ・ゲート事件のあと、新たにチーム代表のポジションに就いたボブ・ベル氏が英『オートスポーツ』で明らかにしたもの。

それによれば新生ルノー・チームの2010年はまず新しい構成になった体制固めをする年。
F1チームとして真の勝負は2011年シーズンに目標を置いているというものだ。

同チームではすでに一人目のドライバーとして前BMWザウバーの逸材・ロバート・クビサ(24歳:ポーランド)の起用を発表したものの、その後は沈黙を守ったままだ。

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N.ハイドフェルドにシート喪失の危機

2000年にプロスト・チームからF1デビュー、翌年から3シーズンに渡って当時のザウバー・チームに在籍、その後も後継のBMWザウバーに4年に渡って在籍するなどザウバーと関係の深いニック・ハイドフェルド(32歳:ドイツ)だが、どうやら2010年同チームのシート獲得は困難になっているようだ。

Pedro de la Rosa (C)McLaren Group
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これは、スイスの『ブリック』紙が報じたもので、それによれば近く発表されると期待される新生ザウバー・チームのもう一人のドライバーについてはほぼペドロ・デ・ラ・ロサ(38歳:スペイン)で決まったというもの。
(一人目についてはすでに小林可夢偉(23歳)の起用が決まっている)

デ・ラ・ロサは現在こそ実戦から遠ざかっているが、アロウズやジャガー、そしてマクラーレンで活躍、2位表彰台獲得という実績もあり現在はマクラーレン・チームの開発ドライバー。
ペーター・ザウバー代表が言う『経験豊富なベテラン』という条件にも合致する。

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2010/01/03

優勝候補筆頭メルセデスGP、「目標は3位以内」

Nick Fry (C)Ex.Brawn GP F1
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2009年のチャンピオン・チームであるブラウンGPを引き継いだ新生メルセデスGPだが、「2010年シーズンの目標は3位以内」と、控え目な見通しを明らかにした。

これは同チームのニック・フライ/CEOが語ったもので、「たとえわれわれが2009年のチャンピオン・チームだとしても、決してイージーにタイトルを獲得できた訳ではない。
レッドブルとは最後まで厳しい戦いを強いられたのだし、またフェラーリ&マクラーレンという2強に言及しない訳にはいかない。
そうしたことを考えると、2010年はトップ3以内を狙う、というのが現実的な目標になるのではないか。
ただ、いまの時点ではまだわれわれの競争は何も始まっていないので予想するというのは難しいことだけどね。
いずれにせよ、目標を達成するそのためにはもちろんまずレースに勝つ必要があるのは間違いのないことだ」

2010年の同チームは、ベテランのミハエル・シューマッハと、若きニコ・ロズベルグといういずれもドイツ人ドライバーのコンビになる。

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シューマッハ夫人、「理解するけど」プレッシャー

M.Schumacher's House/Switzerland (C)Ferrari S.p.A
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再びF1の舞台への復帰を決めた夫・ミハエル・シューマッハに対し、コリーナ夫人がこれまでの沈黙を破り、次のようなコメントを公式サイトで明らかにした。

「彼の再びF1に復帰するという決断は、明らかに私たちファミリーの安寧を脅かすものでしょう。
でも、彼には何か変革を必要としていたのでは。
これは彼が下した決断ですから、それを理解し尊重したいと思うし、正直言ってこれはグレートなものだと評価しています」

先の引退決断時には、コリーナ夫人の意見が大きく影響したと言われている。
現在の家族の暖かい応援は、しかしその一方でシューマッハにさらなるプレッシャーを与えるものになるだろう。

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マクラーレンのバトン、晴れて新年挨拶

Jenson Button (C)McLaren Group
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契約上、12月31日までは前のチームであるブラウンGPの人間だったジェンソン・バトン(29歳:イギリス)だが、年も変わり晴れてマクラーレン・チームのドライバーとして新年のメッセージを披露した。

『MBE(メンバー・オブ・ブリティッシュ・エンパイア)勲章』受賞者にもなったマクラーレンのバトンは、公式サイトで次のように挨拶している。

「ファンのみなさん、新年おめでとうございます。
2010年を迎え、晴れてボーダフォン・マクラーレン・メルセデス・チームの一員になれ、とてもうれしく思っています。
今年、素晴らしい仲間と一緒に働けることを楽しみにしています」

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2010/01/02

ザウバー・チームの「来週発表」は、ガセ情報!

Peter Sauber (C)BMW Sauber F1
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小林可夢偉に続くもう一人のドライバーを、来週明らかにするとしたザウバー・チームの発表は、同チームのペーター・ザウバー代表になりすました『ニセ・ツイッター』によるガセ情報であることがわかった。

巧妙に装われたこのニセ情報は、各メディアが欺かれ直ちに世界中に打電されることとなったが、最初に伝えたブラジルの情報源が否定、偽物であることが確認されたという。

結果、同チームのもう一人のドライバーについてはまだ発表時期は未定ということだ。

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新抗争勃発か? ロズベルグがシューマッハ批判

Nico Rosberg (C)Williams F1
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2009年のチャンピオン・チーム、ブラウンGPを買収し、オール・ドイツ・チームとして二人の有力ドイツ人ドライバーを揃えてスタートするメルセデスGPだが、早くも新たな『ドライバー抗争』が勃発しているようだ。

これは、先に同チーム入りが決まっていたニコ・ロズベルグ(23歳:ドイツ)が語ったもので、この父親もF1チャンピオンというサラブレッドは、「ミハエルは確かに素晴らしいチャンピオンだけれど、彼のドライビング戦術には疑わしいものがあると言わざるを得ない。
彼はライバルを倒すためであれば、どかな犠牲でも惜しまない、そういう立場の人間なんだよ。
それはこれまでの数々のレースを振り返ってみれば明らかなことだろう。
みんながそれを真似したらF1は大変なことになってしまう。
つまりミハエル・シューマッハの復帰、それはF1を再び危険なものにする、その可能性があるということなんだよ」と、指摘した。

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ベッテル、「シューマッハ騒動いまのうち」

S.Vettel & M.Schumacher (C)Race of Champions Org.
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元7回という稀代のチャンピオン復帰により、いまF1の話題はすっかりミハエル・シューマッハに集中しているようだが、これについてレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルはすこぶるクールな評価を行っている。

同じドイツの後輩にあたるこの若者は、「間違いなく彼の復帰というのはF1にとって良いニュースだと思う。
だからいま世界中の人たちが彼のことを話題にしているんだろう。
彼が偉大なドライバーであることは誰も認めるけれど、でも41歳という年齢は現実にはF1においては厳しいものになるだろう。
果たして実際にシーズンが始まれば、どうなるんだろうね。
彼のチームメイトは24歳のニコ・ロズベルグだよ。
おそらく話題の中心は焦点は彼ということじゃなくなってしまうんじゃないか」と、イタリアの『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙に語っている。

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2010/01/01

トロ・ロッソのシート確定は1月末に

S.Buemi & J.Alguersuari (C)Scuderia Toro Rosso
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2010年のトロ・ロッソのシートについては、FIA(国際自動車連盟)の公式発表でセバスチャン・ブエミ(21歳:スイス)の残留は確認されたものの、もう一つのシートについては発表がないままだ。

2009年シーズン、ブエミの同僚だったハイメ・アルグエルスアリ(19歳:スペイン)はこの発表を聞いて、「すでにチームとは契約を更新している」と疑問の姿勢をみせたが、その後スペインの『マルカ』紙らが報じるところによれば、スポンサーとの関連でまだ最終決定には至っていないということだ。

レッドブル・グループからの自立を目指す同チームにとって、独自のスポンサー獲得は重要な課題となっていて、その交渉のためドライバー決定が遅れているようだ。
それでもシーズン前テストの都合もあることから、チームでは1月末には決定したいとしている。

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フェラーリ代表、「PP獲得にもポイント与えるべき」

Stefano Domenicali (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)のWMSC(世界モータースポーツ評議会)は2010年シーズンのF1世界選手権について、すでにF1委員会から提唱されていた通り現行上位8位までとなっている入賞は上位10位までとするなどの新しいポイント・システム案を承認したが、これがさらに変更されることになるかも知れない。

これはフェラーリ・チームのステファーノ・ドメニカリ代表が地元イタリアの『ラ・スタンパ』紙に示したもので、それによれば公式予選でポールポジションを獲得したドライバーに1ポイント、また決勝レース中にファステストラップを記録したドライバーにもさらに1ポイントを与えようとするもので、他のカテゴリーではすでに導入しているレースも多いシステムだ。

ただシーズンの開幕まであまり時間はなく、同代表も2010年のレースに反映させるためには1月のSWG(スポーティング・ワーキング・グループ)のミーティングで承認する必要があると強調した。

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ザウバー、可夢偉のチームメイトは来週発表へ

Sauber Wind Tunnel (C)BMW Sauber F1
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ザウバー・チームのペーター・ザウバー代表は、同チームの2010年二人目のレースドライバーについて、新年早々来週にも発表できると語った。

同チームではすでに12月17日(木)に一人目のレースドライバーとして前トヨタの小林可夢偉(23歳)を発表したが、もう一人については空席のままになっていた。

候補には、ベテランのニック・ハイドフェルド(前BMWザウバー)やペドロ・デ・ラ・ロサ(前マクラーレン)、また新人のベルトラン・バゲット(23歳:ベルギー)らの名前が挙げられているが、ハイドフェルドが有力とみられている。

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