フェラーリ副社長、「シューマッハ、裏切りじゃない」
Ferrari Prancing Horse (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ社のピエロ・ラルディ副社長はこのほど袂を分かつこととなったミハエル・シューマッハについて、「失望させられたのは事実だが裏切りではない」と、イタリアの『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙でコメントした。
ピエロ・ラルディ氏はフェラーリの創始者であるエンツォ・フェラーリ氏の子息(私生児)。
父親の存命時には素性を隠しフェラーリで働いていたという逸話は有名だ。
同氏は、「ミハエル・シューマッハはまさしくわれわれフェラーリの象徴のような存在だったから、こうして分かれて戦うことになったのはとても残念に思う。
しかし彼はライバルチームでも堂々と素晴らしい戦いをすると思うし、それをわれわれも受け止めたい。
彼の現役復帰はF1にとっていいことだし、決して裏切りなんかではないよ」と、語っている。
同チームのテストドライバーであるマルク・ジェネによれば、フェラーリは2010年シューマッハのため3台目の出走が叶うよう、真剣に働き掛けていたということだ。
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