A.プロスト氏、ルノーの氷上マシン操る
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一時マクラーレン・チームのペドロ・デ・ラ・ロサと共に、2010年新規参戦予定チームである『チームUSF1』のドライバー候補に挙げられていたアレクサンドル・ブルツ(35歳:オーストリア)だが、本人は「もう、その話は完全になくなった」と、地元オーストリアの『モーターライン.cc』に語っている。
「USF1と話をしていたのは事実だよ。
ピーター・ウィンザー(チーム代表)も僕に高い関心を持ってくれていたからね。
でも、もうその話は終わったんだ。
僕はスポーツカーレース、それもまたルマン24時間レース制覇をしたいのでプジョーに行くことになると思う」と、ブルツ。
Alexander Wurz (C)Peugeot Media
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ただブルツは巷間伝えられるUSF1の体制不安については否定した。
ちなみにブルツはすでに1996年、2009年とルマンで2勝を挙げているが、この困難なレースでの最多勝はトム・クリステンセンが持つ8勝、これにジャッキー・イクスの6勝、デレック・ベルの5勝が続く。
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Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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2010年のF1残留が困難になったことから、来季は『シトロエンC4 WRC』を駆り、WRC(世界ラリー選手権)への参戦が噂されるキミ・ライコネン(30歳:フィンランド)だが、これにはさらなる『密約』があると報じられている。
それによれば、今回ライコネンのラリー参戦を支援するのがレッドブル・グループであるということで、2011年にはマーク・ウェバーに代わってレッドブル・レーシングのシートに収まることも決まっているのではないか、というもの。
その場合、セバスチャン・ベッテルとのコンビという、強力な顔ぶれのチームが実現することになりそうだが、もちろんまだチーム等からの正式発表はない。
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Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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今季でとりあえず現行のF1スーパー・アシスタントという立場の契約が満了、新たに2010年から3年間に渡る市販車開発を主体とした契約が結ばれたとされるフェラーリのミハエル・シューマッハ(40歳:ドイツ)氏だが、ここに来て異なる報道が伝えられて注目されている。
従前の報道を行ったのはスペイン紙だったが、今回異論を唱えているのはドイツのメディア。
それによればシューマッハ氏はまだフェラーリとの間で正式契約に至っていないというもの。
そうなるとメルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグ代表が示唆した「来季のメルセデスGPは驚く体制になる」という言葉が再び真実味を増すが、しかしパーソナル・スポンサーやスポークスウーマンなどシューマッハ氏に近い周辺は、これを「あり得ない」と一笑している。
果たして前例のないこの7回のF1チャンピオンが、再びグランプリの舞台に復活するのか注目だ。
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2008 Canada GP Scene (C)Ex.Honda Racing
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FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)との契約完了が条件として、暫定扱いになっていた2010年カナダGPの開催だが、このほどカナダ政府などの支援が確定、正式な開催契約が結ばれたことがわかった。
支援に当たるのはカナダ政府、地元のケベック州とモントリオール市、さらにはモントリオールの観光協会などで、今後5年間に渡り総額4,250万ポンド(約60億円)もの巨費を投じるということだ。
ただ資金援助の見返りとして、これらはチケット販売の収入から30%の分配を得るとも伝えられている。
2010年のカナダGPはすでに第8戦として6月13日がカレンダーに組み込まれている。
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Robert Kubica (C)BMW Sauber F1
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すでに来季はルノー・チームへの移籍が発表されているロバート・クビサ(前BMWザウバー)だが、ここに来てメルセデスGP入りがあり得るとの報道が伝えられ驚かせている。
これはスペインの『ディアリオAS』紙が報じたもので、それによればルノー・チームはまだ来季のF1参戦が最終確定しておらず、万一活動停止となった場合に備え、クビサが他チームと交渉できるよう解放へのタイムリミットを設けているというもの。
そしてその場合、最有力なのがメルセデス入りではないかというもの。
メルセデスGP(仮称:前ブラウンGP)では、一人目のドライバーとしてニコ・ロズベルグ(前ウィリアムズ)の加入が決まっているが、もう一つのシートについては確定していない。
ただメルセデスがチームの母体となったことから同チームは来季ドイツ人ドライバーによるラインナップになるのでは、とみられているがこれも定かではない。
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Jaime Alguersuari (C)RedBull Racing
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今シーズン、途中解雇されたセバスチャン・ボーデの代役としてわずか19歳の若さでトロ・ロッソからF1デビューを果たしたハイメ・アルグエルスアリ(19歳:スペイン)だが、地元スペイン紙の取材に対しすでに来季の契約が済んでいることを明かした。
ただ、いまのところチーム及び母体であるレッドブル・グループからはセバスチャン・ブエミ(21歳:スイス)の残留と共に正式発表はない。
2009年シーズン、トータル8戦に参加したアルグエルスアリは、ブラジルGPでの14位フィニッシュが最高位。
なお、レッドブル・レーシングのほうはすでにセバスチャン・ベッテル&マーク・ウェバーの残留が確定している。
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2010 Mercedes GP Image (C)Mercedes Motorsport
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12月1日(火)からスタートするオフテスト第1弾では、メルセデスGP(仮称:前ブラウンGP)も若手ドライバーを起用する考えであることがわかった。
それによれば、今回メルセデスGPが起用するのはマイク・コンウェイ(24歳:イギリス)、そしてマーカス・エリクソン(19歳:スウェーデン)の二人。
コンウェイはインディカー出身で、旧ホンダ・チーム時代にもF1テストの経験を持つ。
またエリクソンのほうは全日本F3出身で、先のマカオGPではみごとポールポジションを獲得したことが記憶に新しい。
テストは1日から3日までの3日間に渡り、スペインのヘレス・サーキットを舞台に行われる予定。
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2008 Canada GP Scene (C)Ex.Honda Racing
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先にFIA(国際自動車連盟)が発表した2010年のF1カレンダーでは『FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)との正式契約が必要』ということで暫定扱いになっていたカナダGPだが、どうやら近く契約合意に達する見通しになったようだ。
これはカナダの『ラ・プレッセ』紙が報じたもので、それによれば地元ケベック州当局及びモントリオールの市当局が支援について了解の見通しが立ったということで、これによりFOMとの契約も最終調印される見込みという。
今年は開催がなかったカナダGPだが、2010年についてはすでに第8戦として6月13日(日)決勝というスケジュールがカレンダーに組まれている。
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小林 可夢偉 (C)Panasonic Toyota Racing
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トヨタ・チームの突然のF1撤退により来季フル参戦の機会を逸した小林可夢偉(23歳)だが、ここに来てルノー・チームへの移籍もあり得るとのニュースが流れて注目を集めている。
これはフランスの有力紙『オート・エブド』が伝えたもので、それによればここまでトヨタ・チームを支援してきた『パナソニック』や『KDDI』などトヨタと近しいスポンサー企業が、小林可夢偉に対するパーソナル・スポンサーとして共にルノー・チームに移る可能性があるというもの。
タイトル・スポンサーだった『ING』が離脱して窮状にあるルノー・チームではすでに一人目のドライバーとしてロバート・クビサ(前BMWザウバー)の起用を発表しているがもう一人については未定。
ただ一方でこちらもチーム自体の存続を危ぶむ声もあるのが事実。
なおチームの発足時からタイトル・スポンサーとしてトヨタF1を支え続けたパナソニックは、すでに公式サイトを12月28日(月)限りで閉鎖することを発表している。
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Flavio Briatore (C)Renault F1 UK
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前ルノー・チーム代表で、いわゆるクラッシュ・ゲート事件によりモータースポーツ界から永久追放という重い処分を受けたフラビオ・ブリアトーレ前代表だが、24日(火)にパリで行われた大審裁判所での聴聞会を終え、さらに意気軒昂のようだ。
裁定の結果は来年1月の5日(火)に下される予定になっているが、ブリアトーレ氏は「裁判所は私の言い分を良く聞いてくれた。
裁決では必ずやわれわれの主張を理解し、正義を通してくれることだろう」と、事態の妥結に自信をみせている。
なおブリアトーレ氏側はこの件で、FIA(国際自動車連盟)による処分の撤回と総額100万ユーロ(約1億3千万円)の損害賠償を請求している。
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Mario Theissen (C)BMW Motorsports
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まだ2010年シーズンの参戦が受け入れられていない旧BMWザウバー・チームだが、12月にスタートする合同オフテストには若手ドライバーを擁して参加することがわかった。
今回ステアリングを握るのはアレクサンダー・ロッシ(18歳:アメリカ)&エステバン・グティエレス(18歳:メキシコ)といういずれも北米出身の若手ドライバー二人。
今回のテスト参加はBMWモータースポーツが毎年行っている、活躍した若手への『ご褒美』といった意味合いが強いとみられるが、一方であくまでも2010年シーズンへの強い参戦意欲を示す姿勢の表れとも言えそうだ。
前BMWザウバー代表で、BMWモータースポーツの責任者でもあるマリオ・タイセン氏は、「BMWが約束を違えることはない」と、誇らしげにドイツ人らしい姿勢をみせた。
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F.Briatore & P.Symonds (C)Renault F1 UK
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24日(火)パリの大審裁判所で、ルノー・チームを巡る先のクラッシュ・ゲート事件によりモータースポーツからの永久追放処分を受けたフラビオ・ブリアトーレ元代表に関し、この処分の撤回を求める申請についての聴聞会がスタートした。
この処分では事件を指示したブリアトーレ前代表に無期限の資格停止、同じくパット・シモンズ/前エクゼクティブ・エンジニアリング・ディレクターに対し5年間の資格停止処分、またルノー・チームに対しても資格停止が科せられたものの、こちらも執行猶予とされたのと比べ、実質永久追放とされたブリアトーレ前代表への処分は格段に重いと言える。
ブリアトーレ前代表側は処分の撤回と総額100万ユーロ(約1億3千万円)もの損害賠償を請求していると伝えられるが、しかしその行く末は定かでない。
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Force India Jerez Test (C)Force India F1
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フォース・インディア・チームは、12月からスタートする最初のオフテストにポール・ディ・レスタ(23歳:イギリス)&ジョン・R・ヒルデブランド(21歳:アメリカ)というフレッシュな顔ぶれを起用することを発表した。
F3ユーロシリーズ出身のレスタは今シーズンDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)で活躍、フォース・インディアにエンジンを供給するメルセデス・ベンツのドライバー。
また珍しいアメリカのインディ・ライツ出身のヒルデブランドは、フォーミュラカー一筋で、今シーズンはA1グランプリにアメリカ代表として参戦した。
同チームは今季スーティル、フィジケーラらを要して戦ったが、まだ2010年のドライバーし決まっていない。
テストは12月1-3日・3日間の予定で、スペインのヘレス・サーキットを舞台に行われる。
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2009 British GP (C)Williams F1
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当初開催予定だったドニントンパークが資金難から破談になったあと代替開催を目指していたシルバーストーン・サーキットだが、どうやら実現に向け目途が立ったと地元で報じられている。
これは英『BBCスポーツ』が伝えたもので、それによれば同サーキットのリチャード・フィリップス/マネージング・ディレクターの話として「まもなくFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)との間で契約が合意に達するだろう」との見通しを伝えたもの。
鍵を握るFOMのバーニー・エクレストン氏は、「12月11日のWMSC(世界モータースポーツ評議会)までに進展がなければイギリスGPを開催する必要はない」と強気のコメントをしているが、本音は開催にこぎ着けたいのは明らかだ。
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Mario Theissen (C)BMW Motorsports
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2009年限りでF1撤退を表明したBMWザウバー・チームだが、その後中東資本やカドバックグループによるチーム買収が噂になったものの、依然としてFIA(国際自動車連盟)から2010年シーズン参戦の確約が得られず、不安が高じているようだ。
これについてこれまで同チームを率いていたBMWモータースポーツのマリオ・タイセン代表は、「FIAによる参戦許可がここまで遅れるというのはまったく想定外のこと。
この遅れはすなわち、新チームのスポンサー獲得やドライバーなど体制の決定に悪影響を及ぼしている。
このままではほんとうに2010年の参戦が危うくなってしまうよ」と、苛立ちをみせた。
トヨタ・チームがF1撤退を発表した時点では、すぐにもBMWザウバー新チームの参戦が認められるとみられたが、いまだに何ら進展をみせていないのが実情だ。
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メルセデスGP(仮称:前ブラウンGP)一人目のドライバーにニコ・ロズベルグが指名されたことを受け、メディアの関心はもう一人のドライバーが誰になるのかに関心が集まっているが、これについてロス・ブラウン代表は依然として思わせぶりだ。
「二人目のドライバーについて、様々な憶測がされているようだけれど、私はそのいずれも否定したりはしないよ。
知っているように、この世界では何でもありなんだからね。
とはいえ、それを現実のものとするにはいろいろな困難があるというのも現実だよ」
L.Montezemolo & M.Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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噂はもちろんミハエル・シューマッハの現役復帰に焦点が集まっているのだが、しかしこれについては現在の契約を有するフェラーリのルカ・モンテツェモロ社長も懐疑的のようだ。
同氏は「もしも彼がF1に復帰するなら、それは紅いマシン。
そうじゃないかね?」と、語っている。
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現時点での2010年確定F1エントリーは以下の通り
Team | Engine | Driver | Nat. | Driver | Nat. |
Mercedes GP | Mercedes | ニコ・ロズベルグ | GER | TBA | TBA |
Red Bull Racing | Renault | セバスチャン・ベッテル | GER | マーク・ウェバー | AUS |
Vodafone McLaren Mercedes | Mercedes | ルイス・ハミルトン | GBR | ジェンソン・バトン | GBR |
Scuderia Ferrari Marlboro | Ferrari | フェリッペ・マッサ | BRA | フェルナンド・アロンソ | ESP |
AT&T Williams | Cosworth | ルーベンス・バリチェッロ | BRA | ニコ・ヒュルケンバーグ | GER |
Renault F1 Team | Renault | ロバート・クビサ | POL | TBA | TBA |
Force India F1 | Mercedes | TBA | TBA | TBA | TBA |
Scuderia Toro Rosso | Ferrari | TBA | TBA | TBA | TBA |
Campos Meta Team | Cosworth | ブルーノ・セナ | BRA | TBA | TBA |
Manor Grand Prix | Cosworth | ティモ・グロック | GER | TBA | TBA |
Team US F1 | Cosworth | TBA | TBA | TBA | TBA |
Lotus Racing | Cosworth | TBA | TBA | TBA | TBA |
BMW Sauber F1 | BMW | TBA | TBA | TBA | TBA |
* 2009年コンストラクターズ・ポイント順
* チーム名・エンジン等は予想
* TBAは未定
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Nico Rosberg (C)Williams F1
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23日(月)、メルセデスGP(仮称:前ブラウンGP)は、2010年の同チームドライバーとして前ウィリアムズ・チームのニコ・ロズベルグの加入起用することを発表した。
ロズベルグには元々ブラウンGP移籍の噂が絶えなかったが、これにより1955年シーズン以来となるメルセデスによるフル・ワークス第1号のドライバーに正式指名されたことになる。
ロズベルグは、「2010年に再スタートする『シルバーアロー』のドライバーになったことを光栄に思っている。
F1において、最も成功したブランドの一つだし、そのメルセデスのためにロス・ブラウンと一緒に働くことに誇りを持っている」と、語った。
なお言うまでもなく、ニコは1982年のF1チャンピオンであるケケ・ロズベルグ氏の子息。
同チームのもう一人のドライバーについてはまだアナウンスされていないが、これまで最も有力とされているのは前BMWザウバーのニック・ハイドフェルドのようだ。
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Jenson Button (C)Brawn GP F1 Team
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英『デイリー・テレグラフ』が伝えるところによれば、来シーズン、マクラーレン・チームへの移籍を決めたジェンソン・バトン(29歳:イギリス)が、ブラックリーにあるブラウンGPのファクトリーへ『最後の訪問』を行ったということだ。
メディアの取材に応えたバトンは今回の移籍について、「共に1年間ゼロから戦ったこのチームは、僕にとって居心地の良い所だった。
チームに不満があった訳じゃないし、来年もここにいたらおそらく快適なものだったろう。
でも、チャンピオンとなった今、自分にはさらなるモチベーションが必要だった。
そしてそれはお金なんかではなく、新しい環境というものだったんだよ」と、語っている。
来シーズン、2008年のチャンピオン、ルイス・ハミルトンと組むバトンだが、マシンに優しいドライビングに定評あるバトン有利との下馬評も高い。
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Lola Cars Fctory (C)Lola Cars
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当初、2009年からの新規参戦を表明しながらも、結局これを断念した名門コンストラクターズの一つである『ローラ』だが、2011年の参戦になお意欲をみせている。
これは同社のマーティン・ビラン会長が語ったもので、「われわれはなおF1復帰の可能性を断念した訳ではない。
それに必要なスタッフも設備も開発の土台となるジグすらもファクトリーにはまだ抱えているし、必要なのはそのチャンスだけだ。
もし機会が与えられるなら、2011年シーズンにも復帰したいと考えているよ」と、語っている。
同氏は一方で、FIA(国際自動車連盟)による2010年のF1参戦チームの選抜には明確でない部分があるとも指摘している。
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2010年Mercedes GP image (C)Daimler AG
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今季コンストラクターズ・チャンピオンに輝いたブラウンGPを買収、来シーズンはメルセデスのワークスチームになるとみられる『メルセデスGP』(仮称)だが、運営のキーマンになるとみられるメルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグ代表は、「驚きのドライバー・ラインナップになる」との思わせぶりな見解を独『ビルト・サンタグ』紙で語っている。
同チームについてはオール・ドイツということで、これまでのロズベルグ&ハイドフェルドから、さらにミハエル・シューマッハの現役復帰までささやかれて注目されているものの、これについてハウグ氏は「夢をみるというのは楽しいものだね。
ただ残念ながら、われわれは一度だってオール・ドイツになるなんて言ったことはないよ」と、煙に巻いた。
それでも現在多数を占めるドイツ人F1ドライバーのこと、ベッテルやグロックは動かないとみられるがスーティル(現フォース・インディア)の名前まで浮上しているのが事実。
もしドイツ人でないとすれば、大物としてはライコネンの加入か?
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Citroen C4 Image (C)Citroen Motorsport
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復帰が期待されていたマクラーレン・チームのシートも確定、いよいよ行き場がなくなってきた2007年のF1チャンピオン、キミ・ライコネン(30歳:フィンランド)だが、かねて関心を示してきたWRC(世界ラリー選手権)転向の可能性が高まってきたようだ。
これは、ライコネンの地元フィンランドの『ヘルシンギン・サノマット』紙が報じたもので、現在最強のシトロエンが、ライコネンにシートを提供する用意があるというもの。
ライコネンは過去数回WRC参戦経験があるが、これまでのマシンはフェラーリ系列のフィアットで、戦闘力が十分とは言えなかったのが実情だった。
いまのところチームまでは不明だが、このビッグネームにはすでに複数のチームからオファーがあると伝えられている。
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Toyota Motorsports Festival 2009 (C)Toyota Motorsports
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今季限りでF1撤退を表明したトヨタ・チームだが、22日(日)富士スピードウェイを舞台に『モータースポーツ・フェスティバル2009』を開催、ヤルノ・トゥルーリ、中嶋一貴、そして小林可夢偉らがF1ラストランを行った。
会見では中嶋・小林いずれもが来季のF1残留希望を表明したが、具体的な展開はまだ見えていないようだ。
ドライバー ヤルノ・トゥルーリ:
「非常に多くのファンが集まってくれて、本当にうれしい。
ずっと応援してくれた全ての人々に、本当に感謝している。
日本のチーム、トヨタに長期間にわたって加わっていたというのは非常に素晴らしい経験だった。
今回の走行は、トヨタF1カーでの思い出に残るラストランとなった」
TDPドライバー 中嶋一貴:
「寒い中で多くのファンが最後まで見てくれて、素晴らしいイベントだった。
初めてトヨタF1カーに乗ることになり、僕自身、非常に興味深い体験ができ、その他の競技も大変楽しめた。
来年のことは、まだはっきり言えることは何もないが、精一杯、前向きに頑張って、来年もF1でレースができるように頑張っていくので、応援して欲しい」
TDPドライバー 小林可夢偉:
「14歳でFTRS(フォーミュラトヨタ・レーシング・スクール)に入って以来、常にF1という目標を目指して来た僕が、ラストランを担当するというのは複雑な気持ちだが、光栄にも感じる。
ヤルノと僕との2人が、最後のアブダビGPでしっかりダブルポイントを取って終えることができたのは、本当に良かったと思う。
来季については、TMGの方々が一生懸命、他のF1チームと交渉してくれているので、ドライバーとしての準備を怠らずに待ちたい」
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ドライバーズ、コンストラクターズ・チャンピオンシップ双方をチームにもたらしながら、来季はマクラーレン・チーム移籍を決めたジェンソン・バトン(29歳:イギリス)に対し、ブラウンGPの首脳は「今年末までの契約満了までバトンをフリーにしない」との強硬姿勢を取っているが、その原因について英『ガーディアン』は次のように報じている。
McLaren Technology Center (C)McLaren Group
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それによれば、ドライバーがチームの了解なしに他チームを訪ねることは契約で禁止されていたにも関わらず、バトンはマネージャーと共に無断でイギリス・サリー州ワーキングにあるマクラーレン・チームのファクトリーを訪問していて、このことが首脳陣には気に入らなかったようだ。
同チームのニック・フライ/CEOは、「年内にバトンができることには契約上制約がある」と牽制するが、一方マクラーレン・チームのスポークスマンの方は、「われわれは別にバトンの早期解放を要請している訳でもなく、活動に何も支障はない」と、涼しい顔だ。
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Michael Schumacher (C)Mercedes Motorsport
今年のチャンピオン・チームであるブラウンGPが、来シーズンおそらくはメルセデスGPと名称を変えてメルセデスのワークスチームに衣替えすることを受け、ドイツ・メディアでささやかれているのが元7回のチャンピオンに輝くミハエル・シューマッハ(40歳:ドイツ)の復活話だ。
同チームでは来季ドライバーもドイツ人どうしのラインナップになることが期待されてて、これまでのところウィリアムズからニコ・ロズベルグの加入が確実視されているがもう一つのシートにはBMWザウバーのニック・ハイドフェルドが有力とされるものの、まだ流動的とみられている。
そこで名前が挙げられているのが上記シューマッハだが、これについて同選手のパーソナル・スポークスウーマンであるサビーネ・ケーム嬢は、「シューマッハは現在の生活を十分に楽しんでいて、これからF1に復帰というようなことは考えていないでしょう」と、噂を打ち消している。
現在もフェラーリとの契約があるシューマッハの復帰には、まずこちらの了承が必要になるとみられるが、ルカ・モンテツェモロ社長ならF1のためにこれを許可するのでは、との期待もあるようだ。
ジョーダンからF1デビュー、以来ベネトン、フェラーリで戦ったシューマッハだが、実は元々メルセデス子飼いのスポーツカー・ドライバーだった経緯がある。
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Jose Maria Lopez (C)Renault F1 UK
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アルゼンチンのGP2ドライバーであるホセ・マリア・ロペス(26歳)が、来季F1に新規参戦予定の『チームUSF1』に急接近している模様だ。
あまり実績のないロペスだが、今回はスポンサー持ち込みということで同チームと交渉中という。
すでにロペス親子は渡米してシャーロットにあるチームの本拠地を訪問したということだが、まだ正式発表には至っていない。
なおかつてルノー・チームの育成ドライバーだったロペスは、当時のレギュラードライバーだったヘイキ・コバライネンが欠場した際に代役として公式テストに参加、ひけを取らないスピードでスタッフから高い評価を受けたことがある。
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Frank Williams (C)Williams F1
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オーストリアの実業家トト・ウォルフ氏から資本参加を受けたことを発表したウィリアムズ・チームだが、フランク・ウィリアムズ代表はチームがこれまで通り同氏のコントロール下にあることを自ら強調した。
「確かにわれわれの会社はウォルフからの資本参加を受け入れたが、今回の契約は、これからさらに多くのスポンサーを獲得するためのスタートであると言える。
ビジネスはまだ完全に私のコントロール下にあるし、今後もそれは変わらない。
またパトリック・ヘッド(エンジニアリング・ディレクター)やアダム・パール(チームCEO)など、チームの運営に携わるスタッフもこれまだと同じく継続されるだろう」
ウォルフ氏も自らの株主としての立場は「10-49%の間」と語っていて、チームの運営権にまでは関わっていないことを会見で語っている。
2010年のウィリアムズは再びコスワース・エンジンを搭載、ドライバーもルーベンス・バリチェッロ&ニコ・ヒュルケンバーグの組み合わせに一新される。
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Toto Wolff (C)Williams F1
20日(金)、ウィリアムズ・チームはオーストリアの実業家であるトト・ウォルフ氏が同チームに資本参加したことを明らかにした。
双方とも細かい出資比率まで明確にしていないが、ウォルフ氏は「10-49%の間」と思わせぶりなコメントをしている。
自身FIA-GT選手権に参戦するなどモータースポーツ経験を持つウォルフ氏は、これまでもミカ・ハッキネン氏と共にドライバーのマネージメント会社を運営するなどこの世界に高い関心を持っていることが知られている。
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Toyota Team (C)Panasonic Toyota Racing
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F1コンコルド協定にサイン、2012年までの参戦を確約していながら突然今季限りでの撤退を表明したトヨタ・チームに対し、FIA(国際自動車連盟)からかなりの額のペナルティが科せられる模様だ。
スイスの有力紙『ブリック』が予想したところによれば、FIAは今後トヨタ・チームの『契約不履行』について違反の事実を確定させ次第、ペナルティの金額を決定するという。
トヨタは2010年から2012年まで3年間の参戦を確約していたことから、この3年間についておそらくそれぞれ2千万スイスフラン、総計6千万スイスフラン(約52億4千万円)ものペナルティが科せられるだろうと推定している。
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British GP Grid (C)Ferrari S.p.A
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ドニントンパークで開催予定だった2010年のイギリスGPだが、これが挫折した現在計画は宙に浮いたままの状態が続いている。
これまでの開催地であるシルバーストーン・サーキットの所有者であるBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)は代替開催に向けて努力中と言われるが、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏は「12月11日がタイムリミット」と言明、プレッシャーを掛けている。
「来月の11日にはWMSC(世界モータースポーツ評議会)が開かれて来年のスケジュールが確定される。
それまでにわれわれと契約が結ばれなければ、どこのグランプリであろうと話にならない。
いくら伝統のイギリスGPだと言われても、ね」と、エクレストン氏。
現代F1の初年度と言われる1950年の開催地でもあるシルバーストーンは、スパフランコルシャンと並ぶ伝統の地でもある。
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Paul di Resta (C)Mercedes Motorsport
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かねてメルセデス・モータースポーツが推す若手ドライバー、ポール・ディ・レスタ(23歳:イギリス)が、今オフ、フォース・インディアのテストに参加することが決まった。
これはドイツの『モータースポーツ・アクチュエル』誌が報じたもので、場所はスペインのヘレス・サーキット。
すでにシルバーストーンのファクトリーでシート済ませたとのことだ。
テスト結果によってはまだ来季のドライバーを決めていない同チームでレースシート獲得のチャンスもあるとしている。
なおDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)出身である同選手のマネージメントを管理するのはルイス・ハミルトンの父親・アンソニー・ハミルトン氏だ。
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Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
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前トヨタ・チームのドライバーで、来季はすでに『ロータスF1レーシング』と契約したのではないか、と伝えられたヤルノ・トゥルーリ(35歳:イタリア)だが、地元イタリア紙の取材に対し「まだどことも契約した事実はない」と、これを否定した。
これは、先に同チームのトニー・フェルナンデス代表がツイッター(インターネット上のコミュニケーション・サイト)でベテラン・ドライバーの一人と契約したことを明らかにしたことから、これがトゥルーリではないかと目されていたもの。
またトゥルーリについては今週トヨタ・カムリでNASCARのテストをしたとも伝えられていて、その意味からも去就が注目を集めている。
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Spa Francorchamps Image (C)Ex.Super Aguri F1
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イギリスGP開催を目指すドニントンパークと、ベルギーGPの開催地スパフランコルシャンとで明暗を分けているようだ。
かねて資金難が伝えられるドニントンパークでは、借地人のドニントン・ベンチャーズ・レジャー・リミテッド社が管財人によって管理されるという報道を認め、2010年イギリスGP開催が困難とみられている。
一方、地元住民に騒音問題で訴えられ、地方裁判所に運営の許可が取り消され窮地に陥っていたスパフランコルシャンのほうは、今週地元政府から新しいサーキット・ライセンスが発行されたことが報じられていて、とりあえず来年の開催に支障はなくなったとみられている。
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Brawn GP『BGP001』(C)Brawn GP F1 Team
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マクラーレン・チームへの移籍の道が途絶えたことで、おそらくはF1残留を断念、来季はかねて関心を持つラリーに転身するのでは、とみられた前フェラーリのキミ・ライコネンだが、まだF1残留を模策しているとのニュースが流れて注目されている。
これはブラジルの『グローボ・ニュース』が報じたもので、それによれば同選手のパーソナル・マネージャーであるスティーブ・ロバートソン氏が、バトンが離脱したブラウンGP(メルセデスGP)のシートを狙って目下交渉中という。
同チームでは来季ウィリアムズ・チームからニコ・ロズベルグの加入が有力視されているが、そのチームメイトを窺っているというものだ。
これはこれまで噂されていたドイツ人ドライバーによるラインナップ説(ニック・ハイドフェルドかティモ・グロック)を覆すものだが、このうちのグロックはすでにマノー・グランプリと契約したことが明らかとなっている。
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N.Fry & J.Button (C)Brawn GP F1
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チャンピオンを獲得したにも関わらず、ブラウンGPを離脱、マクラーレン・チームへの移籍となったジェンソン・バトン(29歳:イギリス)だが、その真相はブラウンGPとの契約交渉がこじれたためのいわば喧嘩別れにも等しい訣別であったようだ。
バトンが離脱したことについては、同チームのロス・ブラウン代表もニック・フライ/CEOも真相を語ろうとしないが不満を持っているのはありあり。
同チームとの契約が12月一杯であることを盾に、年内にも行われる予定のマクラーレン・チームのテストには一切参加させない意向をみせていて、円満移籍とはほど遠い状況だ。
なお来シーズン、栄光のナンバーワンはブラウンGP(メルセデスGP)ではなくマクラーレンのマシンがつけ、チームメイトであるルイス・ハミルトンがカーナンバー2を付けることになる。
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Ayrton Senna & Gerhard Bergar (C)Ex.Honda Racing
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かつてマクラーレン・ホンダの黄金時代、故アイルトン・セナとラインナップを組んだゲルハルト・ベルガー氏(50歳:オーストリア)が、甥っ子であるブルーノ・セナ(26歳:ブラジル)のF1デビューについて次のように語っている。
「僕は長い間彼を見てきているけれど、好調な時期とそうでない時期とが繰り返されているような気がする。
しかし来年はいよいよ念願のF1にデビューする訳だから、彼にとってはまさに正念場ということになるだろう。
とはいえF1初シーズンの新人にとって、チームもまた初参入の新チームであるというのは決して理想的なものではない。
いま予想するのは難しいことだが、彼にはセナという名前の重荷に負けることなく頑張って欲しいと願っているよ」と、地元オーストリアの『セアブス・テレビ』に語っている。
ブルーノ・セナは来季カンポス・メタF1からの参戦が決まっている。
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Erich Klemm (C)Daimler Chrysler Media
日本のホンダやトヨタ、そして同じドイツでもBMWらがF1撤退を決める中、逆にブラウンGP買収という積極的な手に出たメルセデス・モータースポーツの母体であるダイムラー社の決断に対し、メルセデスの労組からは批判の声が挙がっている。
これは、ダイムラー社の世界従業員委員会のエーリッヒ・クレム会長が主張しているもので、「世界の自動車メーカーが置かれた困難な状況を考えれば、今回のマクラーレン・チームとの関係解消は、F1から撤退するいいチャンスだった。
それなのになぜダイムラー社のトップがF1活動のさらなる拡大を決めたのか、まったく理解できない。
いまは会社のリソースを市販車(乗用車)にこそ集中すべき時なのに」と、独『DPA』通信に指摘している。
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Kimi Raikkonen (C)Ex.Sauber Motorsport AG
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一時は古巣マクラーレン・チームへの復帰が有力視されたキミ・ライコネン(30歳:フィンランド)だったが、結局来季のラインナップがハミルトン&バトンになることが確定、実現しないことになった。
もう一つの移籍先候補だったトヨタはすでにチーム自体が消滅していて、他にライコネンと契約できるだけの資力と関心を持ったチームは見あたらず、事実上来季のF1に居場所はなくなった形だ。
とはいえ独『アウトモーター・ウント・スポルト』誌が報じるところによれば、フェラーリから契約を解除されたライコネンには他チームでF1を戦う場合には1,000万ユーロ(約13億4千万円)、F1を戦わない場合には1,700万ユーロ(約22億8千万円)の『補償』を受け取ることになっているということで、F1を休んでも超リッチな生活は約束されている。
ただ、ライコネンがかねて関心を示しているラリー出場でいえば、レッドブル・グループとの関係が重要なものになるかも知れない。
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McLaren Trophies Display (C)McLaren Group
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晴れてマクラーレン・チームへの移籍が決まった2009年チャンピオン、ジェンソン・バトン(29歳:イギリス)は、この決定について次のように語っている。
「(B.A.R・ホンダ時代の2003年から)通算7年という長い時間を過ごしたチームを後にするのだから、それが容易な決断だった筈がない。
けれども自分自身のモーターレーシング人生において、正しい挑戦をすることは最も重要なことだと思ったんだ。
僕はこのブラウンGPでタイトル獲得したことを決して忘れないけれど、それでも新たなチャレンジに向かうことを望んだということ」
「このマクラーレンというチームは、この世界で誰もが認める目を見張るような実績を残している。
このチームでチャンピオンになったドライバーのリストを見れば、まるでF1紳士録のようじゃないか。
エマーソン・フィティパルディ、ジェームス・ハント、ニキ・ラウダ、アラン・プロスト、アイルトン・セナ、ミカ・ハッキネン、そして僕の新しいチームメイトとなるルイス・ハミルトンらだからね。
このチームは小さい頃からの僕の憧れだったし、いま現実にその一員となったことにはほんとうに感慨を感じているよ」
バトンの加入によりチームを去ることになったヘイキ・コバライネン(27歳:フィンランド)のほうは、しかしまだその行き先が決まっていない。
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McLaren Technology Center (C)McLaren Group
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18日(水)マクラーレン・チームは2010年シーズン、ヘイキ・コバライネンの後任としてブラウンGPから今年のチャンピオン、ジェンソン・バトン(29歳:イギリス)の加入を正式発表した。
契約は複数年ということで具体的な契約内容については明確にされていない。
なおこれにより、イギリス人チャンピオンどうしのラインナップが実現、チームはより英国色を強める方向となった。
ブラウンGPとの残留交渉が難航していたバトンだが、すでにマネージャーと共にマクラーレン・チームのファクトリーを訪問したことが伝えられていて、契約は時間の問題とみられていた。
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Mercedes 100year Win (C)Mercedes Motorsport
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マクラーレン・チームはこれまでメルセデスからの資本参加も受け入れるなど強力なパートナーシップを築いていたが、今回メルセデスがブラウンGPを買収して独自チームを持ったことから、今後段階的にその資本関係を解消していく方向だ。
現在メルセデスはマクラーレンの株式のうち40%を、バーレーンのキャピタルが30%、ロン・デニス氏とサウジアラビアのマンスール・オジェ氏がそれぞれ15%ずつを保有しているが、今後マクラーレン側がメルセデスの保有する株を2011年までに漸次買い戻していくという。
ただ、両者の関係は今後も密接なもので、事実上今後のメルセデスGPで代表に就くとみられるメルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグ氏も、「われわれはお互いにウィン・ウィンの関係。
コース上ではライバルだが、共にこのスポーツの発展のために手を携えて協力していく」と、語っている。
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Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームではルカ・モンテツェモロ社長がFOTA会長職を辞する噂が伝えられているが、今度は同チームでスーパー・アシスタントを務めるミハエル・シューマッハ(40歳:ドイツ)もF1現場から距離を置く方向になる見込みだ。
スペインの『ディアリオAS』紙が報じるところによれば、今回新たに2012年まで3年の契約をフェラーリと交わしたシューマッハだが、その内容はこれまでのようなF1主体のものではなく、市販車部門のものが主要になるという。
一方、シューマッハにはかつての上司で次期FIA(国際自動車連盟)会長に決まっているジャン・トッド氏から、FIAでの仕事を手伝うよう勧誘があったとも伝えられている。
もしも将来トッド氏の後任に就くことがあれば、もちろんFIA史上初のチャンピオン会長ということになる。
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Luca di Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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フィアット/フェラーリ・グループの総帥で、現在F1チームの集まりであるFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)の会長も務めているルカ・モンテツェモロ氏だが、今年一杯でその職から辞する意向を示した。
これはイタリアの専門誌『アウトスプリント』に語ったもので、その中でこのイタリア人は、「私はトラックで戦うチームを持っているので、スポーツのプロフェッショナルとして話し合うのは良いことだと感じたので、FOTA会長職を引き受けた。
しかし私には別の重要な仕事があり、すべてをこなすことはできない。
したがってこの年末には会長職から退任することを考えているんだ」と、退任の意志を示した。
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Jenson Button (C)Brawn GP F1 Team
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これまで所属したブラウンGPがメルセデスによる買収でドイツ色が強くなることで一層移籍の可能性が高まった形の今季チャンピオン、ジェンソン・バトン(29歳:イギリス)だが、噂に高いマクラーレン・チームへの移籍が決まったとの報道がイギリス国内で伝えられ、注目を集めている。
これを報じたのは英『ガーディアン』紙で、それによればマクラーレン・チームはメルセデスGPとは逆にイギリス色を強め、来季ルイス・ハミルトンとバトンとのイギリス人新旧チャンピオン・コンビにするというもの。
契約は2012年までの3年間で、契約金は3年間で総額1,800万ポンド(約27億円)になるという詳細なもの。
しかし年間600万ポンド(約9億円)というのはバトンがこれまでブラウンGPに対し示していたものよりさらに低額とみられる上に、チームメイトとなるハミルトンが2012年までの5年契約を結んだ際に伝えられた年間2,760万ドル(当時約32億8千万円)と比べても話にならないほど低額となる。
同紙によれば発表は近日中に行われるということで、注目される。
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Timo Glock (C)Panasonic Toyota Racing
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前トヨタのティモ・グロック(27歳:ドイツ)が、2010年は新規参戦するチームの一つ『マノー・グランプリ』のドライバーとして参戦することが発表された。
グロックについては当初ルノーに、また最近はメルセデスGPへの移籍が取り沙汰されていただけに、今回のマノーGP加入発表は意表を突いた感じもある。
これについてグロックは、「2010年シーズンについてはいくつもの選択肢があったが、僕はその中からマノーを選んだ。
それは、テクニカル・ディレクターのニック・ワースやチーム代表のジョン・ブースらと話した中で、このチームに大きな潜在力を感じ取ったからだ。
チームはできたばかりだし、小さいかも知れないけれど、ここでは全員が大きな野心と素晴らしい開発プログラムを持っている。
僕はもう早く来年テストを始めるのを待ちきれない気持ちだよ」と、語っている。
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Norbert Haug (C)Mercedes Motorsport
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今年のチャンピオン・チームであるブラウンGPだが、来季メルセデス傘下の『メルセデスGP』となることにより、チームは急速にドイツ色を濃厚にする模様だ。
同チームではすでにブラジル人のルーベンス・バリチェッロがウィリアムズ・チームへの移籍を決めているが、これと入れ替わりにウィリアムズからドイツ国籍であるニコ・ロズベルグの加入が予想されている。
またここに来てさらにエースのジェンソン・バトン(イギリス)がマクラーレン・チームに移籍して同じ英国のルイス・ハミルトンと組む一方で、後任にドイツのニック・ハイドフェルドかティモ・グロックの起用が有力になると予想するものだ。
来季から新チームの運営にも携わることになるメルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグ代表は今後数週間以内にドライバー・ラインナップが発表になるとしているが、その際「サプライズがあるかも知れない」と、思わせぶりな発言をしている。
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Robert Kubica (C)BMW Sauber F1
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来シーズン、ルノー・チームへの移籍が決まっているロバート・クビサ(BMWザウバー)が、予定より早くこの週末に行われた『シシリア・タオルミーナ・メッシーナラリー』で念願のラリー・デビューを果たした。
マシンはルノー・クリオR3で、一時クラス首位に立つパフォーマンスをみせたクビサだったが、最終的にウオールにクラッシュ、残念ながらリタイアに終わった。
マシンを降りたクビサの感想は、「サーキット・ドライブと違って、ナビゲータからペースノートで指示されるというがまだ馴染めない」というものだった。
クビサはこの後予定通り11月26日-29日に、フランス・ラリー選手権の一戦『ラリー・ドュ・ヴァー』に同じルノー・クリオR3で参戦の見込み。
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Ex.Honda Brackley Factory (C)Honda Racing
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ブラウンGPを買収、来季からは『メルセデスGP』の名称になるとみられる新チームだが、現在チームの指揮を執るロス・ブラウン代表は当面このままのポジションに留まる模様だ。
メルセデスとの契約を終えた同代表は、「この12か月間、われわれはメルセデスと共に信じられないような戦いの旅を続けてきた。
今回、メルセデスからのさらなるオファーを受け入れ、さらなる飛躍を期すことにした」と、意欲を語っている。
同チームには今後ノルベルト・ハウグ代表がメルセデス・モータースポーツから新チームの運営に携わることになるとみられるが、すでに現在チームの本拠地があるブラックリーからの移転も噂されていて、旧ホンダ色からの一掃が見込まれる。
なおメルセデスがフル・ワークスとしての参戦となれば、実に1955年シーズン以来ということになる。
(ファン・マニュエル・ファンジオによりチャンピオン)
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Mercedes V8 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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ブラウンGPチームを買収・傘下に収めるというマクラーレン・チームにとっては衝撃のニュースが流れたが、同時にメルセデスは2010年で満了となる同チームとのパートナーシップ契約をさらに2015年まで延長・継続させることを正式発表した。
マクラーレン・チームは1995年シーズンからメルセデス製のF1エンジンを搭載していて、これにより20年というF1では珍しい長期に渡る関係が続くことになった。
同チームではエース、ルイス・ハミルトンの残留は決まっているものの、ヘイキ・コバライネンの放出は確定的で、後任にはキミ・ライコネン(フェラーリ)やジェンソン・バトン(ブラウンGP)、ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)、そしてニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)ら多くのトップドライバーの名前が取り沙汰されている。
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2010年Mercedes GP image (C)Daimler AG 拡大します
11月15日、ダイムラー・ベンツ社は、Aabar Investments PJSCとともに、ブラウンGPの株式の75.1%を取得、2010年からメルセデス・グランプリとして参戦することを発表した。同時に、マクラーレンへの2015年までのエンジン供給継続も合わせて発表された。
Aabar Investments PJSCは、ダイムラー・ベンツ社の独立した最大の株主で、ブラウンGPの株式のうちダイムラーが40.1%、Aabar Investments PJSCが30%を取得する。現在ダイムラーが所有するマクラーレンの40%の株式は、2011年までにマクラーレン・グループが買い戻すことも合意された。
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2009 Ferrari World Finals (C)Ferrari S.p.A
2010年の跳ね馬ドライバーに決まったとはいえ、まだ今年一杯はルノー・チームのドライバーであるフェルナンド・アロンソ(28歳:スペイン)だが、15日(日)異例のフェラーリ・イベント参加を果たした。
これは、スペインのバレンシア・サーキットで行われた『フェラーリ・ワールド・ファイナルズ』で、アロンソはフェラーリのルカ・モンテツェモロ社長をはじめフェリッペ・マッサ&ジャンカルロ・フィジケーラの両ドライバー、そしてテストドライバーであるルカ・バドエルらと共に終始にこやかに一日を過ごした。
また同チームのステファーノ・ドメニカリ代表は、「ルノーが寛大な見地からこのイベントへのアロンソの参加を認めてくれ、感謝している」とライバル・チームに謝意を表した。
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Jenson Button (C)Honda Racing
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まだルイス・ハミルトンのチームメイトが定かでないマクラーレン・チームだが、先週渦中のジェンソン・バトン(29歳:イギリス)がウォーキングにある同社ファクトリーを訪問したことが判明、話題を集めた。
本人は「ただ、表敬訪問しただけ」と語っているが、注目されるのはパーソナル・マネージャーであるリチャード・ゴダード氏が同行していたということで、来季の契約に向けた話し合いが行われたのではないかと憶測を呼んでいるもの。
同チームの来季ドライバーにはキミ・ライコネン(フェラーリ)の名前も上がってたが、ここにきて立場が変わったとの見方をする向きも多い。
いずれにしろ、実現すれば新旧チャンピオンどうしの組み合わせとなり、かつてのセナ・プロ黄金時代の復活を彷彿とさせそうだ。
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Lotus Prototype Car (C)Lotus Racing
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2010年シーズン、新規参戦を予定しているロータスF1レーシングのドライバーが、一人決まったと伝えられている。
これは、同チームのトニー・フェルナンデス代表がツイッター(インターネット上のコミュニケーション・サイト)で2010年のドライバーの人のと契約したことを明らかにしたもの。
マレーシアからの支援を受ける同チームでは、同国のホープ、ファイルーズ・ファウジー(27歳:マレーシア)の起用が期待されているが、まだ経験不足と言うことでテストドライバーになる模様。
同代表が「もう一人は若手がいい」と語っていることから、今回契約したのは噂になっていたヤルノ・トゥルーリ(前トヨタ)ではないかとみられている。
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Bruno Senna/Dallara F3 (C)Dallara Racing
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2010年シーズン『カンポス・メタF1』から念願のF1デビューを果たすブルーノ・セナ(25歳:ブラジル)は、すでにダラーラのファクトリーで新しいマシンと対面、いち早くシート合わせも済ませたことを明らかにした。
「幸いマシンの準備は予定通り順調に進んでいるみたい。
僕は実際にコクピットの中に座って、そして各部を計測したり実際のシート合わせをしたりしたんだ。
それはまるで恋人に逢ったような心地良いものだったね。
最初の走行は来年の2月になると思うけれど、今からもう待ちきれない気分だよ」
カンポスのマシンはかつてホンダF1用のマシン製作にも携わったことのある著名なコンストラクター『ダラーラ』社製。
F3やインディカーでもほぼシャシー製造を独占するなど実績には事欠かない名門と言える。
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Czech GP Image (C)Yamaha Racing
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旧東欧国では、ブルガリアが2輪・4輪共にグランプリ開催を断念したのに対し、すでに2輪で確固たる開催実績を持つチェコのほうは、さらに4輪のF1グランプリ開催を目論んでいるようだ。
その計画によれば、同国の有力なプロモーターであるトニ・チャロウズ氏を中心にプラハ郊外にF1サーキット建設で著名なヘルマン・ティルケ氏の手による『プラハスポーツ&カーセントラム・サーキット』を建設、まずはDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)レースを誘致し、その後F1チェコGPの開催まで漕ぎ着けようというもの。
早ければ2012年にも、というが2輪とは異なりその道程はまだ遠そうだ。
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ブルガリアの自動車連盟は、すでに発表していた2012年シーズンからの2輪モトGPの開催を、当分延期されたことを明らかにした。
同連盟のボグダン・ニコロフ会長によれば、理由は財政上の問題ということで、エクレストン氏が開催料の減額を認めるか、または政府からの大規模な支援がない場合にはグランプリ開催は断念に追い込まれるという。
一方、モト・グランプリと同時に4輪F1グランプリの開催も計画していたが、こちらも当然実現の見通しが立たないことになった。
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Timo Glock (C)Panasonic Toyota Racing
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トヨタ・チームからの離脱が確定後、ルノー・チーム入りを目指しているものと目されたティモ・グロック(27歳:ドイツ)だったが、ここに来て狙いは『マノーGP』であると独『アウトモーター・ウント・スポルト』誌が報じて注目されている。
これについて同選手のパーソナル・マネージャーであるハンス・カンプス氏は、「候補にあるのは3チーム。
それがどこかは明かせないが、マノーという噂は外れてはいないだろう。
近いうちに結論を出し、正式発表したいと考えているよ」と、交渉が順調であることを窺わせた。
一部には、今シーズンブラウンGPのスポンサーを務めた『ヴァージン・グループ』が来季はマノーGPのタイトル・スポンサーになるのでは、との見方もあるようだ。
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Campos Meta F1 (C)Campos GP
2010年シーズン、新規参戦する『カンポス・メタF1』から念願のF1デビューを果たすことが決まったブルーノ・セナ(25歳:ブラジル)が、エイドリアン・カンポス代表と共に公式会見を行なった。
言うまでもなくF1レジェンドの象徴である故アイルトン・セナを叔父に持つサラブレッド、ブルーノ・セナだが、会見では「僕は僕自身であって、叔父とは別の人間。
注目されるのはうれしいけれど、早く『セナ』ではなく『ブルーノ』と呼ばれるようになりたい」と語り、自身の存在感を主張した。
セナは2009年にホンダ・チームからのデビューが内定していたものの、その後ホンダの撤退、ブラウンGPへの移行によりルーベンス・バリチェッロにシートを奪われていた。
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Kimi Raikkonen (C)McLaren Group
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今季限りでフェラーリ・チーム離脱は決まったものの、その後の去就についてまだ定かでないキミ・ライコネン(30歳:フィンランド)だが、ここに来てマクラーレン復帰の可能性が伝えられている。
それによれば、ライコネンのパーソナル・マネージャーであるスティーブ・ロバートソン氏がマクラーレン・チームのファクトリーを訪問したことが確認されたということで、両者の話し合いが大詰めに近づいているのでは、というもの。
ライコネンについては以前トヨタとの交渉が報じられていたが、巨額な契約金交渉、そしてトヨタのF1撤退により消滅していた。
ただし依然としてライコネン側の要求額は高いと言われ、マクラーレンとの交渉は簡単ではないようだ。
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TOYOTA MOTORSPORTS FESTIVAL 2009にヤルノ・トゥルーリが参加決定
11月22日(日)に富士スピードウェイで開催されるファン感謝イベント、“TOYOTA MOTORSPORTS FESTIVAL 2009”に、パナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリが参加することが決定した。ヤルノ・トゥルーリは、2004年終盤以来、5年余にわたってチームに在籍。チームの初表彰台、初ポールポジションを記録するなど、目覚ましい活躍を見せた。今回は、“トヨタF1カー・ファイナルラン”として、ヤルノ・トゥルーリがトヨタF1カーでの最後の勇姿をファンに披露する。
また、TDPドライバーの小林可夢偉もトヨタF1カーで走行。このほか、ニュルブルクリンク24時間レースを戦ったレクサスLF-A、国内SUPER GTやフォーミュラ・ニッポンのレーシングカーによるデモランも実施される。
今年のテーマは“トヨタモータースポーツ大運動会”とし、クラス対抗スペシャルリレーやピットインチャレンジ、障害物競走、ドリフトパーキング選手権など、普段は見られない競技でトップドライバーやチームが競い合う。また、来場者参加型のイベント、子供向けのイベントなども数多く用意されており、モータースポーツの魅力を満喫できるイベントとなっている。
【イベント概要】
■名称 トヨタ モータースポーツ フェスティバル2009 <TMSF2009>
■開催場所 富士スピードウェイ
〒410-1307 静岡県駿東郡小山町中日向694
http://www.fujispeedway.co.jp/ TEL:0550-78-1234(代)
■開催日 2009年11月22日(日) ※雨天決行
■入場料 ・当日券 2,500円 《中学生以下 無料(保護者同伴の場合)》
・先行前売り券 2,000円
※(電子チケットぴあのみ 9月17日まで)
・一般前売り券 2,000円
※(公式ホームページ、電子チケットぴあ、コンビニエンスストアで9月18日より販売)
■駐車料金 4輪 1,500円/2輪 750円
■トヨタモータースポーツ
公式ホームページ http://www.toyota.co.jp/ms/
■TMSF公式ホームページ http://www.tmsf.jp/
■主催 トヨタ自動車株式会社
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Jenson Button (C)Honda Racing
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2009年シーズン、みごとに世界チャンピオンシップを獲得しながらも、いまだに2010年の契約が定かでないジェンソン・バトン(29歳:イギリス)だが、これについて同選手のパーソナル・マネージャーであるリチャード・ゴダード氏は次のように語っている。
「F1世界チャンピオンに対し、チームが『ゼロ回答』で臨むということには衝撃を受けた。
バトンは2009年が始まるについて、ホンダ時代よりも大幅なる契約金削減を受け入れたにも関わらず、だよ。
現在のわれわれの要求は決して不当なものではなく真っ当なもので、この回答にはまったく納得がいかない」と、ゴタード氏。
同氏によれば、現在バトン側が示している金額は、ホンダ時代に契約していたものよりも低額(推定、800万ポンド:約12億円?)とのことで、チャンピオンとして到底譲れないレベルとしている。
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Toyota TF109 (C)Panasonic Toyota Racing
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今季限りでのF1撤退を決めたトヨタ・チームだが、すでに開発を進めていた2010年マシンのデザイン権(知的財産所有権)について、これを他チームに売却するのでは、との見方が流れている。
これはフランスの『ル・パリジャン』紙らが報じるもので、それによればトヨタの2010年マシン『TF110』(仮称)はすでに基本的なデザインを終えていて、この入手はとりわけ来シーズン新規参戦が予定されるチームにとって大きな魅力になる筈というもの。
2009年シーズン開幕直前にF1から撤退したホンダでは、1年以上も掛けて開発したマシンがブラウンに名前を変えて参戦、みごとタイトル獲得まで果たしたという皮肉な経緯がある。
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Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
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2005年から2009年までトヨタ・チームでF1ドライバーを務めたヤルノ・トゥルーリ(35歳:イタリア)が、近く米NASCAR車のテストに参加することがわかった。
これは英『オートスポーツ』が報じたもので、それによれば期日は11月16(月)-17日(火)の2日間、場所はフロリダ州のニュー・スマーナ・スピードウェイでトゥルーリがドライブするのはマイケル・ウォルトリップ・レーシングのトヨタ・カムリになるということだ。
トゥルーリについては以前にもNASCAR転向の噂が流れたが、本人はあくまでも「楽しむため」と語っているという。
ただ、優れたF1ドライバーにとってもオーバルコースで行われるストックカーというのは困難な体験になる筈だ。
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Pedro de la Rosa (C)McLaren Group
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2010年からF1に新規参戦する『カンポス・メタF1』は、スペインに本拠を置くことにより当初からスペイン人ドライバーの起用、とりわけベテランのペドロ・デ・ラ・ロサ(38歳:現マクラーレン)の名前が挙げられていたが、ここに来て同チームのエイドリアン・カンポス氏はスペイン人にこだわらないことを強調し始めている。
同代表は地元スペインの『マルカ』紙のインタビューに答え、「私は最初からスペイン人ドライバーになるなんて言ったことはないよ。
門戸はすべての国のドライバーに開けられているんだ。
われわれの希望に叶うドライバーであれば、それがロシア人だってベネズエラ人だってわれわれは構わない」と、語っている。
同チームではすでにブラジル人であるブルーノ・セナの起用が決まっていて、もう一人も他国人となると逆にスペインからのスポンサー獲得に障害となるかも知れない。
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ロス・ブラウン代表は否定するものの、ドイツ国内ではメルセデスがブラウンGPチームに資本参加、ないしはチームを丸ごと買収するのでは、との噂が止まらない。
Mercedes 100year Win (C)Mercedes Motorsport
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言うまでもなくメルセデスにとってはすでに資本参加もしているマクラーレン・チームが筆頭のF1チームということになるが、今シーズンみごとにタイトルを獲得したブラウンGPの存在が軽んじられないところに来ているのは明らかだ。
今季の目覚ましい成績とは裏腹に、ブラウンGPはスポンサー獲得に喘いでいて、エース・バトンとの契約交渉も難航していると伝えられている。
こうした状況から、上記のような噂が報じられているのだが、真偽のほどはまだ明確でない。
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Jenson Button (C)Brawn GP F1 Team
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みごと2009年のチャンピオンに輝いたブラウンGPのジェンソン・バトン(29歳:イギリス)だが、いまのところまだ来シーズンどこのマシンに乗っているのか、明確ではない。
独『アウトモーター・ウント・スポルト』誌の取材に対し、同チームのロス・ブラウン代表は、「われわれは来シーズン99%の確率で彼がウチで走っているものと信じているよ。
ただ、まだ残念ながら最終的に結論に達した訳ではないがね」と、語っている。
ドイツ・メディアが英国人であるバトンの去就に関心を示すのは、メルセデス・モータースポーツがバトンに高い関心を示していることから来季マクラーレン・チームに移籍するのでは、との見方があるからだ。
もしそうなれば、ハミルトン&バトンという新旧英国人チャンピオンどうしのゴールデン・デュオ実現ということになる。
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Brawn GP『BGP001』(C)Brawn GP F1 Team
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今シーズン、あわただしく決まったブラウンGPのF1参戦を開幕直前から支えた『ヴァージン・グループ』だが、来季に向けての契約更新は難航、すでに両者共に継続を断念している模様だ。
同グループのリチャード・ブランソン会長はブラウンGPとの関係について、「2009年シーズン、われわれとブラウンGPとは素晴らしい関係を築くことができた。
来季はさらなる飛翔に向け、お互いに新しいステップに進むことになるだろう」と語り、暗にパートナーシップ契約の終了を示唆した。
噂では、来季ヴァージンは新規参戦『マノー・グランプリ』の支援に廻るとの見方が強いが、その一方で参戦初年度にしてみごとタイトルを獲得したブラウンGPの資金的な苦悩があらためて露呈することになりそうだ。
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2009 Bahrain GP Scene (C)Panasonic Toyota Racing
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いち早く2010年のF1参戦に意思表示しながらも、その後これに懐疑的な報道が続いた『チームUSF1』では、いまこれを否定するのに躍起のようだ。
メディアに対し参戦を主張するのは同チームのピーター・ウィンザー代表で、「そうした噂は特定の思惑を持った者が、意図して流しているとしか思えない。
われわれはこれまで参戦のため必要な準備を続けているし、予定通り来年の春にはバーレーンのグリッドに並ぶことは間違いない」と、強調した。
ウィンザー氏の指摘は『14番目の参戦枠』だったBMWザウバーに関わる人たちを指しているとみられるが、トヨタがすでに撤退を表明したいま、その必然性はなくなっているのが現状だ。
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Bruno Senna (C)Scuderia Toro Rosso
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2010年、『カンポス・メタF1』のドライバーに決まっているブルーノ・セナ(25歳:ブラジル)によれば、同チームのマシンがすでにFIA(国際自動車連盟)によるクラッシュ・テストに合格したということだ。
これは母国ブラジルのラジオ局『バンデイランテス』で明らかにしたもので、それによればセナは先週イタリアに渡っていたということで、現地でカンポスのマシンが規定の正面&側面のクラッシュ・テストに合格したのを確認したとのこと。
ちなみに同チームのマシンはイタリアの名門コンストラクターであるダラーラ社が製作にあたっているということだ。
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Jenson Button (C)Brawn GP F1
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イギリス国内で報じられるところによれば、いま男の子の名前に『ジェンソン』と名付ける例が急速に増えているということだ。
言うまでもなく、ジェンソンは今年F1チャンピオンに輝いたブラウンGPのジェンソン・バトン(29歳)から取ったもの。
なお昨年はマクラーレン・チームのルイス・ハミルトン(24歳)がイギリス人ドライバーとして1996年のデイモン・ヒル氏以来12年ぷりの王座に輝いていて、その時はルイスの名前をつけるのが流行ったということだ。
ちなみに日本ではまだチャンピオンになった例はないものの、1990年代に超人気だった故アイルトン・セナ(ブラジル)から『瀬名』などの名前が多く付けられた例がある。
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S.Buemi & J.Alguersuari (C)Scuderia Toro Rosso
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2009年の開幕戦、まだ二十歳の若さでトロ・ロッソからF1デビューしたセバスチャン・ブエミ(21歳:スイス)だが、どうやら来シーズンも同チームへの残留を固めたようだ。
開幕戦でいきなり7位入賞を果たしたこの若者は、デビュー・シーズンでトータル4回のポイント獲得をするなど存在感をみせ、ドライバーズ・チャンピオンシップでは16位にランクした。
ブエミは地元スイスのテレビ番組『スポール・ディマンシュ』に出演、トヨタやレッドブルなどと交渉したことを認めて上で、最終的にトロ・ロッソに留まることを決めたことを明らかにしたもの。
チームからまだ来季のドライバー・ラインナップについて発表はないが、どうやらブエミ&アルグエルスアリ(19歳)という若者コンビを引き続き踏襲する姿勢のようだ。
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2010年シーズンはいくつものチームが新規参戦を予定しているが、その中でも人気を呼んでいるようなのが『ロータスF1レーシング』と言えそうだ。
同チームはマレーシア資本による経済的支援、またスタッフの中枢にかつてルノーやトヨタなどで腕を振るったマイク・ガスコイン氏が座るなど、その戦闘力に高い期待が見込まれている上、すでに風洞実験用のプロトタイプカーを発表するなど、プログラムの進捗にも期待が掛かっているからだ。
Jacques Villeneuve (C)Williams F1
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日本ではトヨタでの参戦が期待された小林可夢偉(23歳)の名前も同チームの候補として挙げられ話題になっているが、今度は元F1チャンピオンであるジャック・ビルニューブも同チームとコンタクトを取っていると地元マレーシアの『ニュー・ストレーツ・サンデー』紙が伝え、さらに注目を集めているもの。
今後、同チームが新規参戦チームの中での台風の目になるかも知れない。
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Ari Vatanen (C)Redbull Racing
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昨年のホンダに続きBMW、そしてトヨタらによるF1撤退は関係者に大きな衝撃をもたらせたが、これについて元WRC(世界ラリー選手権)チャンピオンであるアリ・バタネン氏は次のようにコメントした。
「もしもこのF1というスポーツがマーケティングとプロモーションのために正しい方向の道だったなら、またそれがポジティブなニュースとして報じられていたなら、自動車メーカーが離脱するなどということはなく、彼らもチャンピオンシップに留まったことだろう。
しかしいまのF1はスキャンダラスでただ対立と、危機と、そして裁判のニュースで知られるだけ。
そもそもFIAの方針が間違っている。
こんなことでは決して大会社が参入するようなことにはならないよ」
バタネン氏は先月末に行われたFIAの会長選挙に立候補、対立候補である元フェラーリ・チーム監督のジャン・トッド氏に135-49の大差で敗れている。
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Bruno Senna (C)Ex.Honda Racing
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F1レジェンドの象徴である故アイルトン・セナの甥、ブルーノ・セナ(24歳:ブラジル)が来シーズンいよいよカンポス・メタF1からF1デビューを果たすことが決まったが、これについてブラウンGPのロス・ブラウン代表が熱いエールを贈っている。
「ホンダでのテストで、セナはとてもいい印象をわれわれに与えていたよ。
あのままホンダの参戦が続いていたら、おそらく彼の姿は2009年のF1で見られていただろうと思う。
結果的にホンダが消滅し、われわれはまったく新しいチームとしてバトン&バリチェッロというベテランの組み合わせを選択せざるを得なくなり、セナを起用することはできなかったんだ。
だから彼には来シーズン、その能力を最大限に発揮して走って欲しいと思っている」
2009年シーズン開幕前、ホンダ・チームはバトン&セナという組み合わせになるとの見方が有力だった。
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L.Montezemolo & M.Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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土壇場でトヨタ・チームの撤退という出来事はあったものの、今のところ2010年シーズンは13チーム26台の参戦が見込まれ、近年にない出走台数になると期待されている。
しかと独『ビルト』紙が報じるところによれば、フェラーリ・チームの総帥ルカ・モンテツェモロ社長は依然として3台目の出走を認めるいわゆる『サードカー案』の実現をあきらめていないようだ。
モンテツェモロ氏は、「台数が増えることは良いことだが、それが新規参入チームばかりではいかがなものか。
個人的には、もしもまたミハエル・シューマッハの跳ね馬ドライブというシーンが見られたら、それは世界中のファンが喜ぶことと思うがね」と、語っている。
とはいえ、いったん復帰を断念したシューマッハに、どこまでモチベーションがあるかは疑問の声も多い。
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Lotus Prototype Car (C)Lotus Racing
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今季著しい戦力アップを遂げたフォース・インディアの躍進には、優れたエアロダイナミックスも貢献しているとされるが、同チームが風洞実験を行っているイタリアのエンジニアリング企業である『エアロラブ』社が、同チームに対し契約不履行を盾に契約を解除したと報じられている。
フォース・インディアは先に、新しいロータスF1レーシングの風洞モデルが同チームのデザインに酷似していると暴露したが、これが逆にヤブヘビになったのかも知れない。
F1はいま来シーズンのマシン開発に重要な時期を迎えているが、万一風洞実験が行えないとなると大変な痛手になりかねない。
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トヨタ・チーム移籍の線も消え、マクラーレン・チーム移籍が唯一の選択とみられるフェラーリのキミ・ライコネン(30歳:フィンランド)だが、どうやらこちらも実現は困難になっているようだ。
独『アウトモーター・ウント・スポルト』誌が報じるところによれば、フェラーリから契約を解除されたライコネンには他チームでF1を戦う場合には1,000万ユーロ(約13億4千万円)、F1を戦わない場合には1,700万ユーロ(約22億8千万円)の『補償』を受け取ることで合意したという。
しかしマクラーレン・チームから示された契約金は500万ユーロ(約6億7千万円)ということで、これだと合算しても1,500万ユーロにしかならず、1年間休んだ方が高収入という皮肉なことになってしまうことになる。
Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1 Team
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こうしたことからライコネンのマネージャーは調印に難を示しているとされ、マクラーレン・チームではすでにライコネン獲得を断念、ベテランのニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)に関心を示しているというもの。
マクラーレン・チームのマーティン・ウィットマーシュ代表が、「ハイドフェルドはF1でもっとも過小評価されてきたドライバー」と語ったということもこの噂を後押ししているようだ。
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Ferrari Factory Image (C)Ferrari S.p.A
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かねて跳ね馬チーム入りを望んでいたフェルナンド・アロンソの正式加入が決定、今週晴れてこのスペインの英雄がマラネロのフェラーリ本拠地を訪問した。
まだ年内はルノー・チームとの契約が有効なため、フェラーリのF1マシンを走らせることはなかったが、市販車である『フェラーリ458』をドライブ、イタリア・マシンの感触の一端を感じ取ったようだ。
またアロンソはルカ・モンテツェモロ社長をはじめ、ステファーノ・ドメニカリ代表などチームの主要メンバーともあらためて顔合わせ、ファクトリーの設備を見学するなど、早くも来季に向けてモチベーションを高めたようだ。
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トヨタ自動車は、F1チームの撤退発表に伴い、ケルンにあるファクトリーをヨーロッパにおけるモータースポーツ拠点への転換を示唆したが、従業員のほとんどが解雇を余儀なくされる見通しという。
これは同チームのファクトリーがあるドイツ『アウトモーター・ウント・スポルト』誌が報じたもので、現在トヨタのF1プログラムに携わっているのはエンジン、シャシー両部門を併せて総勢700人とされるものの、継続雇用されるのはわずか150人程度に留まるとのことで550人ものスタッフが離職となる。
Toyota TS010 (C)Toyota Motorsports
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一部にトヨタはより市販車に近いスポーツカーレースに転向、再びルマン24時間レースへ挑戦することが伝えられるが、1990年代にルマン参戦していた時には逆にF1転向のためとして挑戦を打ち切った経緯がある。
(F1と同じく最高位は2位)
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Williams Duo (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームはすでに来季のドライバーとして契約したルーベンス・バリチェッロをファクトリーに迎え入れるなどしているが、その一方で現ドライバーについて期日まで契約厳守の姿勢を強調した。
チームのスポークスマンは、「われわれチームの2009年ドライバーであるニコ・ロズベルグ&中嶋一貴は、2009年末までチームとの有効な契約を有している。
したがって、彼らが新しいチームで活動できるのは当然来年の1月1日から、ということになる」と、強調した。
ウィリアムズ・チームは伝統的にこうした契約遵守の姿勢を守っていて、移籍の際にはしばしば問題が表面化して話題になってきた経緯がある。
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1998 Williams Factory (C)Williams F1
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2010年シーズン、ブラウンGPからウィリアムズ・チームへの移籍を発表しているルーベンス・バリチェッロ(36歳:ブラジル)が、初めて同チームのファクトリーを訪れた。
バリチェッロの母国ブラジルの『グローボ・ニュース』によれば、その際バリチェッロはフランク・ウィリアムズ代表自慢の『ウィリアムズ・ミュージアム』を見学、深い感銘を受けたということだ。
バリチェッロは、「子供の時、サーキットでウィリアムズのマシンを見た時から憧れていた。
やっとその夢が叶うのかと思うと感慨深いね」と、語ったという。
同ミュージアムはウィリアムズ・チーム25周年を記念して2002年に工場敷地内にオープンさせたもので、1978年の『FW06』から現在に至る同チームの輝かしい歴史を窺うことができる壮大な展示が自慢だ。
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Carlos Ghosn (C)Renault F1 UK
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ルノー社のカルロス・ゴーン/CEOがルノー・チームのF1参戦について今年末に決定するとしたことについて、すなわち2010年についてはこれまでとおり参戦するものだ、との楽観的な見方が行われている。
これはフランスの有力紙『レキップ』らが報じたもので、年末になってからの撤退決定はすでに2010年ドライバー(ロバート・クビサ)との契約も完了している中で時期的に困難であり、事実上2010年は参戦継続になるだろうとの見方をしているためだ。
また早期に撤退表明して結果的にチーム存続の道を得たBMWザウバーに対し、日本のホンダやトヨタらによる突発的な撤退の仕方がFIAから厳しい糾弾を受けているという事情もあるとみられる。
また同チームは先のいわゆるクラッシュ・ゲート事件により主要スポンサーの『ING』を失うなど資金的に苦境に陥っていることから、今から年末までにスポンサーを探せ、というゴーン氏独特の督励であるとも受け止められているようだ。
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Bernie Ecclestone (C)Renault F1 UK
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今シーズン、全17戦で戦われたF1は2010年シーズンには19戦まで拡大が予定されているが、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)の代表としてF1開催を仕切るバーニー・エクレストン氏は、2012年にはさらに全20戦まで拡大すると豪語している。
「私は以前からF1については年間20戦は可能だと考えている。
なにしろこれからさらにやりたいという国はいくらでもあるんだ。
とりわけ今はシーズン中のテストが禁止されているのだし、過密だというならもっとシーズン時期を拡大したっていいではないか」
また、チーム側がコストの増大を懸念していることについては、「考えてみるがいい。
テストをやれば金が掛かるだけだが、レースをやればお金が入って来るんだ」と、煙に巻いた。
ただレース数が増えて確実に儲かるのはエクレストン氏自身というのが紛れもない事実だ。
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今週、トヨタと同じく緊急取締役会議が行われ、F1参戦について検討したとされるルノー社だが、この時点での撤退発表などは行われないことがわかった。
これについてルノー・チームのジャン・フランソワ・コーベ/マネージング・ディレクターは「われわれは(トヨタとは違い)すでに2010年のドライバーと契約しているし、予算の承認も受けている。
来季の参戦は間違いない」と、主張。
Carlos Ghosn (C)Renault F1 UK
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ただし同社のカルロス・ゴーン/CEOは、「われわれのF1活動についての最終決定は、今年の年末まで先送りする」と語り、まだ確定でないことを示唆した。
ルノーにとって考えられる今後の方策は、「これまで通りフル参戦する」か、「エンジン・サプライヤーとして残留する」か、「完全に撤退する」かの3通り。
移籍したアロンソの後任として、すでにロバート・クビサと契約。
またエンジン供給先としてはレッドブル・レーシングが継続の方向とみられている。
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Sebastian Vettel (C)Scuderia Toro Rosso
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今シーズン惜しくもランキング2位となりタイトルをブラウンGPのバトンに譲ったセバスチャン・ベッテル(レッドブル)だったが、『年間最多ファステストラップ賞』という栄誉をみごと手にすることとなった。
これはF1の公認ロジスティクス・パートナーで、ドイツに本拠を置く国際宅配会社『DHL』が選定したもので、今シーズン、ベッテルはチームメイトであるマーク・ウェバーと並ぶファステストラップ3回というものだったが、おなじドイツのためかベッテルが受賞することになったもの。
ベッテルは「最多最速ラップというのは、僕にとって大いに励みになるもの」と、歓迎するコメントを伝えた。
なお、今シーズンのファステストラップ回数は以下の通り。
Rank. | Driver | Nation | Team | Fastest |
1 | S.ベッテル | GER | Redbull Renault | 3 |
1 | M.ウェバー | AUS | Redbull Renault | 3 |
3 | J.バトン | GBR | Brawn Mercedes | 2 |
3 | R.バリチェッロ | BRA | Brawn Mercedes | 2 |
3 | F.アロンソ | ESP | Renault | 2 |
6 | N.ロズベルグ | GER | Williams Toyota | 1 |
6 | J.トゥルーリ | ITA | Toyota | 1 |
6 | T.グロック | GER | Toyota | 1 |
6 | F.マッサ | BRA | Ferrari | 1 |
6 | A.スーティル | GER | Force India Mercedes | 1 |
*同回数はチャンピオンシップ・ポイント順
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D.Hill & J.Stewart (C)Williams F1
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当初ドニントンパーク・サーキットでの開催が発表されていた2010年のイギリスGPだが、その計画が挫折した今もなおその後の展開は明確でない。
代替開催を目指すこれまでの開催地シルバーストーン・サーキットでは、サーキットを所有するBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)のデイモン・ヒル代表がバーニー・エクレストン氏らとの交渉に奔走しているとされるが、現段階でまだ道は拓けていないようだ。
最終戦・アブダビGPの現地にも足を運んだというこの元F1チャンピオンは、「ヤス・マリーナにはリチャード(フィリップス:シルバーストーン/マネージング・ディレクター)と一緒に行った。
残念ながらまだ機は熟していないようで、われわれが期待したような進展を果たすことはできなかった。
しかしこれからも開催に向けて全力で頑張るつもりだよ」と、語っている。
1950年からスタートしたイギリスGPは、イタリアGPと並びこれまで開催が途絶えたことのない伝統のグランプリだ。
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Kumho Tyre (C)Kumho Racing
ブリヂストンによる2010年限りでのF1撤退表明を受け、FIA(国際自動車連盟)はいち早く後継タイヤメーカーを探し始めたということだ。
しかし伝えられるところではこれまでF1に参戦実績を持つミシュランやグッドイヤー、そしてピレリなどの有力メーカーはいずれもいまのところ復帰の意志はないと伝えられる。
ブリヂストンがいまの独占供給に選定された時点では、韓国の大手タイヤメーカーである『クムホ』が高い関心を示していたということだが、2010年からはいよいよ韓国でもF1グランプリが開催されることもあり、F1の流れは今後韓国に向かうことになるかも知れない。
クムホはすでにF3やGTレースなどで確固たる実績を挙げつつある。
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FIA
4日(水)、突然今季限りでのF1撤退を一方的に宣言したトヨタに対し、FIA(国際自動車連盟)は強い調子でこれを非難する声明を発表、公式に不快感を示した。
それによればFIAは同じくF1撤退を表明した日本のタイヤメーカーであるブリヂストンとを比較、同社が2011年の開幕までほぼ18か月という猶予期間を設けたうえで撤退表明したのに対し、トヨタのそれは新たなコンコルド協定に調印した直後というもので、誠意がないと名指しで非難。
資金が掛かりすぎるという撤退理由についても、FIAはかねて自動車メーカーに対し警告してきたことであるとして、コスト削減に応じなかったメーカーの姿勢を非難している。
FIAのこうした強い姿勢から、すでにコンコルド協定に調印し2012年までの参戦を確約していたトヨタに対し、今後かなりのペナルティが科せられるのは避けられない状況だ。
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トヨタ、F1からの撤退を発表
トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、2009年をもってフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)から撤退することを発表した。
トヨタは、昨年来の急激な経済情勢の変化の中でも、豊かなクルマ文化の創造に向けた重点施策として、モータースポーツの最高峰であるF1への参戦を継続してきた。
しかしながら、昨今の厳しい経営環境を踏まえつつ、来年以降のモータースポーツ活動についても、あらためて中長期的な観点から総合的に検討した結果、本年限りでのF1からの撤退を決定した。
今後、F1に参戦していたトヨタのモータースポーツ子会社Toyota Motorsport GmbH(トヨタ モータースポーツ 有限会社)は、欧州におけるモータースポーツ活動拠点へと事業内容を転換していく予定である。
トヨタはモータースポーツ活動を、クルマの持つ「夢」や「感動」をお客様にもたらす大切なものと位置づけており、F1には2002年以降8年にわたって参戦してきた。
多くのチームがしのぎを削る、最高峰のレースへの挑戦は、トヨタのブランド認知度・信頼度の向上や、技術開発、人材育成など、様々な面でトヨタに多くのメリットをもたらしてくれた、かけがえの無い貴重な経験であった。
単独チームとしての参戦には多くの困難もあったが、ファンの皆様や、関係者の皆様の温かいご支援に支えられ、8年間で表彰台13回、入賞87回という成績を修めることができた。
トヨタは今後、F1をはじめとするモータースポーツで得た経験を生かしながら、スーパースポーツ「LEXUS LFA」や小型FRスポーツなど、お客様をワクワクさせることのできる市販車の開発に邁進していく。
また、モータースポーツ活動についても、様々なカテゴリーのレースへの参戦のみならず、お客様に身近に感じていただけるグラスルーツレベルのレースの支援や、気軽に楽しんでいただけるようなイベントの企画、モータースポーツの一層の発展に貢献すべく、積極的に取り組んでいく。
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すでに各メディアが報じているように、トヨタ自動車はF1から今季限りでの撤退を決断、4日夕方正式発表した。
ただトヨタはすでに2012年までの参戦を約束した新コンコルド協定に調印したと伝えられていて、参戦契約を破棄の場合、相当額のペナルティが科せられるのは必至だ。
(トヨタは2001年の初参戦の際にもこれをキャンセルしていて、当時4800万ドル:約57億円ともいわれる保証金をFIAに没収されたと伝えられている)
2002年から8年間の長きに渡ってF1参戦したトヨタ・チームは、しかし結局最高は2位5回というもので、悲願の一勝すらついに果たすことなく舞台から消えることとなった。
なお日本はホンダがすでに昨季で撤退、ブリヂストンも2010年限りでの撤退を表明していて、F1から完全に消え去ることになる。
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小林 可夢偉 (C)Panasonic Toyota Racing
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ここに来てトヨタ・チームのF1撤退話が急速に現実味を帯びてきているが、そうなれば一番ショックを受けるのは来季レースドライバー昇格が取り沙汰されていた小林可夢偉(23歳)ということになるだろう。
この噂について可夢偉は、「せっかくの機会だからなんとか走りたいと願ってはいるけれど、僕自身にはどうすることもできないこと。
でもそうなったら、僕にはもう活動資金がないので再びGP2シリーズを戦うこともできないし、レースが続けられないなら日本に戻るしかない。
おそらく寿司屋の修行をすることになるよ」と、自嘲気味に語っている。
ちなみに可夢偉の実家は、大阪で父親が営むお寿司屋さんだ。
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Toyota Factory Image (C)Panasonic Toyota Racing
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当初8日(日)ともいわれたトヨタ・チームの『重大発表』だが、日本の報道各社はすでに一斉にF1撤退を報道、今日4日(水)午後にも緊急取締役会でこれを決定と伝えている。
しかし現地ドイツのトヨタ・チームでは、「まだ決まったことは何もない」として撤退の噂を依然否定している。
トヨタはつい先日までもライコネン(フェラーリ)の獲得に乗り出していたことや、アブダビGP後は小林可夢偉の起用をほのめかすなど、少なくとも現地チームは継続参戦を疑っていなかった模様だが。
果たしてほんとうに今日トヨタから撤退発表が行われるのか、世界から注目が集まっている。
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フジテレビは、11月4日午前11時30分からの『FNNスピーク』で、トヨタが今シーズン限りでF1から撤退する意向であると報道した。撤退の理由は業績不振と、F1にかかる費用負担の大きさとされている。
今回の報道は、トヨタからの正式な発表ではないものの、日本でのF1テレビ中継権を持ち、F1日本GPの主催者のニュースとしてその信憑性は高いものと思われる。
トヨタからの来シーズンのF1に関する発表は、8日になされる予定となっている。
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Toyota Factory Image (C)Panasonic Toyota Racing
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トヨタ・チームの運営母体であるTMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)が、8日(日)に本拠地ケルンで記者会見を開き何らかの発表を行うことがわかった。
従来、来たる15日(日)の東京本社での取締役会で来季のF1活動の承認が得られるとしていたが、前倒しでの記者会見にメディアからは今季限りでのF1撤退になるのでは、と危惧されている。
もし撤退となれば14番目のチームとして認められていた旧BMWザウバーには道が拓けるが、来季レースドライバーへの昇格を目指していた小林可夢偉の夢は潰えることになり、最悪2010年シーズンは日本人ドライバー不在ということにもなりかねない。
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Adrian Sutil (C)Force India F1
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2010年シーズンは多くのチームでドライバーの変更が見込まれているが、その中でフォース・インディアではエイドリアン・スーティル(26歳:ドイツ)残留の可能性が高いようだ。
これは母国ドイツの『DPA』通信が報じたもので、それによればスーティルはマクラーレンやルノーなど他チームへの移籍も探ったものの結局のところ来季も同チームに留まる方向で落ち着いたということだ。
今シーズン、スーティルは予選でフロントロウ獲得した他レースでの入賞は結果的にイタリアGPでの4位1回に留まったが、ウェットでの好走やしばしば好位置にいながらアクシデントで失うなどがありその存在感を大きく示した。
なお日本のファンには、2006年シーズン全日本F3選手権での圧倒的な活躍が印象深い。
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Renault F1 Engine (C)Renault F1 UK
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一時、現在のF1で最強と言われるメルセデス・エンジンへのスイッチを希望していたとされるレッドブル・レーシングだが、結局来シーズンも今季と同様、ルノー・エンジンで戦うことを決めたようだ。
これはレッドブルのマシンがみごとな1-2勝利で終えた今季・最終戦のアブダビGP終了後に同チームのクリスチャン・ホーナーが語ったもので、「今シーズン、われわれレッドブルとルノーとのパートナーシップは最高のものだったと言えるだろう。
これだけ成功した関係を、あえて変更する必要があるのかい?」と、取材陣を煙に巻いた。
しかし正直なところ、すでに本家マクラーレンの他にブラウンGP、フォース・インディアと3チームに供給しているメルセデス・エンジンでは、既存チームから新たなる供給の同意が得られなかったものとみられる。
一時来季から参戦するコスワース・エンジンの搭載も検討されたようだが、結局実績のあるルノーということで落ち着いた模様だ。
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Williams Duo (C)Williams F1
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共に今季限りでウィリアムズ・チーム離脱が確定したニコ・ロズベルグ(23歳:ドイツ)と中嶋一貴(24歳)だが、いまのところいずれも来季の移籍先については明確でない。
ロズベルグはドイツ人ということもありメルセデスが高い関心を示しているとされていて、同社がエンジンを供給するマクラーレン、あるいはブラウンGPといったチャンピオンシップを戦うトップチームへの移籍の可能性が伝えられている。
日本の中嶋一貴については、もともとトヨタからのエンジン供給の絡みがあって起用された経緯もあり、同チームが来季まで残っていたエンジン供給契約を解消した上に、他にトヨタ・エンジン搭載チームの話はなく完全に白紙の状態。
一方、本家トヨタ・チームではラスト2戦でみせた小林可夢偉のアグレッシブな戦いぶりが高く評価されていて、こちらでのさらなる日本人ドライバー起用は困難な状況とみられている。
中嶋本人は新規参戦チームにまで門戸を拡げて交渉していると語るが、今季17戦フル参戦してノーポイントという結果は重い足枷となりそうだ。
(ロズベルグは17戦中11戦で入賞、トータル34.5のチーム全ポイントを獲得)
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Nico Hulkenberg (C)DTM Media
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2009年のF1シーズンが終了した直後の2日(月)、ウィリアムズ・チームは2010年のドライバー・ラインナップについて発表、かねて噂になっていた通り現ブラウンGPのルーベンス・バリチェッロ(36歳:ブラジル)&同チームのリザーブドライバーだったニコ・ヒュルケンバーグ(22歳:ドイツ)の組み合わせでいくことを明らかにした。
同チームはまた搭載エンジンについてもこれまでのトヨタとの契約を解除、復活参入するコスワースのエンジンを使用することを明らかにしていて、チームの戦力は大幅に変更されることになる。
ホンダ時代は無勝利だったバリチェッロは今季ブラウンGPで2勝。
フェラーリ時代を含め通算11勝を記録したベテラン。
一方2008年からウィリアムズ・チームでテストドライバーを務めていたヒュルケンバーグは今季F1の登竜門とされるGP2シリーズで最終戦を待たずに王座を確定させた初のチャンピオン。
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2010年、F1伝統のイギリスGPはドニントンパークで行われることになっているが、その実現を見ずに同サーキットのオーナーであるトム・ウィートクロフト氏が死去したことがわかった。
享年87。
ドニントンパークのストレートには、1971年に同サーキットを手に入れたウィートクロフト氏を讃え同氏の名前がつけられているが、高齢となった最近は現場から退いていたということだ。
Alain Prost (C)Williams F1
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ドニントンパークでは1993年に一度だけヨーロッパGPとしてF1グランプリを開催。
ポールポジションはアラン・プロスト(ウィリアムズ・ルノー)が、また決勝では故アイルトン・セナ(マクラーレン・フォード)が勝利を記録している。
なおこの年、プロストは自身通算4度目の世界チャンピオンを獲得している。
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2009年11月2日
トヨタ自動車(株)
モータースポーツ推進室
TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)レポート 【11月2日号】
F1最終戦アブダビGPで小林可夢偉が6位入賞、初ポイント獲得!
F1世界選手権
2009年のF1シーズン最終戦となる第17戦アブダビGPが10月30日(金)から11月1日(日)にかけて、アラブ首長国連邦アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催された。
今季のF1にはTDPドライバーの中嶋一貴(AT&Tウィリアムズ)がフル参戦中。また、パナソニック・トヨタ・レーシングのサードドライバーである小林可夢偉が、ブラジルGPに続き、日本GPで負傷したティモ・グロックに代わって2度目のF1に参戦することとなった。
30日(金)全ドライバーにとって同サーキット初走行となるフリー走行セッション1回目は、中嶋が14番手、小林は19番手。予選、決勝レースと同じ午後5時から行われたフリー走行2回目では、小林が序盤から好タイムをマーク。5番手でこのセッションを終えた。中嶋も12番手で、予選、決勝へ向け期待が高まった。
31日(土)午後2時からのフリー走行3回目は、小林はトップから1秒以内の13番手。中嶋は17番手。続いて午後5時からノックアウト方式での予選が開始された。
小林にとってドライコンディションでの予選は初めてとなるが、着実にタイムを刻んだ小林は、Q1最後のアタックで12番手、中嶋も13番手で続き、2台揃ってQ2進出を決めた。
夕闇が迫る中、非常に僅差の戦いとなったQ2で、小林はQ3進出ラインに僅かコンマ1秒届かず、12番手。中嶋も14番手となり、共にQ3進出は叶わなかった。
11月1日(日)午後5時に55周の決勝レースがスタート。12番手グリッドの小林は、好スタートで11番手グリッドのキミ・ライコネン(フェラーリ)をパス。その直後、ライコネンの猛攻を受けたが、これを振り切り、前を行くトップ10勢を追った。
燃料を多く積み、1回ピットストップ作戦を採った小林は、それでも上位にひけを取らないペースで走行。2回ピットストップ作戦の予選上位10台全車が1度目のピットを終えた時点で、小林は4位に浮上。前戦シリーズチャンピオンを決めたばかりのジェンソン・バトン(ブラウンGP)が小林の直前にピットアウトしてきた時には、バトンと競り合い、これをパスする好走も見せた。その直後にルイス・ハミルトン(マクラーレン)がリタイアしたため、小林はピットインまで10周にわたって3位を走行することとなった。
30周目に小林もピットイン。その後、各車が最後のピットインを終えた時点で、小林は6位に浮上。終盤は自身のベストラップを書き換えながら前走車を追ったが、そのままの順位でチェッカー。F1参戦2戦目にして、6位入賞、初のポイント獲得を果たした。
一方、他車のグリッド降格により、13番手からスタートを切った中嶋は、ひとつポジションを落とし、14位で序盤戦に突入。1回ピットストップ作戦で追い上げを狙ったが果たせず、13位でレースを終えた。
車番 予選 決勝 シリーズ最終ポイント
小林可夢偉(パナソニック・トヨタ・レーシング) 10 12番手 6位 18位(3ポイント)
中嶋一貴(AT&Tウィリアムズ) 17 14番手 13位 20位(0ポイント)
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現在F1タイヤを独占供給しているブリヂストンは、2010年の契約満了をもって継続更新を行わないことを正式発表した。
以下リリース
F1タイヤの供給について
株式会社ブリヂストン(社長 荒川詔四)は現在のフォーミュラーワン世界選手権(以下F1)公式タイヤサプライヤー契約が2010年に満了することをもって一つの区切りとし、新規契約を結ばないことを決定致しました。
当社は、大きく変化しつつある事業環境の中で、経営の最終目標を実現するには、経営資源を再配分し、革新的技術や戦略分野へ技術開発資源を重点的に集中させることが必要であると判断し、今回の決定に至ったものです。
F1を足元から支えることにより、当社の技術は格段の進歩を遂げました。
それに加え、世界中の皆様にブリヂストンをグローバルプレーヤーとしてご認識いただくようになったことは、当社にとって非常に大きな意味を持ちます。
F1から得た多くのことを財産とし、今回の契約満了を一つの区切りとして、更に取り組むべき大きな課題に向け邁進してまいります。
ブリヂストンは2010年シーズン終了まで従来と同様にF1を支えてまいります。
F1チームならびに関係者の皆様、世界中のF1ファンの皆様に心より感謝申し上げます。
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小林 可夢偉 (C)Panasonic Toyota Racing
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トヨタ・チームを運営するTMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)のジョン・ハウェット社長は、今季最終戦アブダビGPの結果を受け、「小林可夢偉の走りに感銘を受けた」と日本の若武者に高い評価を与えた。
「わずか2戦だけの参戦であるにも関わらず、可夢偉の走りがわれわれに大きな感銘を与えたことは間違いない。
われわれが好むのは闘志であって、その意味で彼は素晴らしいファイトをこの2戦で証明したと言えるだろう。
メディアによる噂では彼が来季のトヨタ・ドライバーの一人に挙げられているようだが、その可能性をわれわれは否定しないよ」と、好意的。
来季ドライバー・ラインナップを一新すると言われるトヨタ・チームでは、すでに名前が上がっているライコネン(フェラーリ)の他に、コバライネン(マクラーレン)やスーティル(フォース・インディア)らが候補になっているとされるが、ここに来て急速に小林可夢偉の評価が高まっているのは間違いないようだ。
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Abu Dhabi GP Podium (C)Redbull Racing
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初開催となった2009年アブダビGPはレッドブル・レーシングの新鋭セバスチャン・ベッテルがみごと初代のウィナーに輝いたが、その表彰台に恒例のシャンパン・ファイトはみられなかった。
というのも、アブダビGPが行われたUAE(アラブ首長国連邦)はイスラム教国家のため、戒律でアルコールが禁止されているからだ。
そのためアブダビGPでは各チームのホスピタリティでもアルコールが制限されていたという。
なお、これは同じくイスラム教であるバーレーンGPも同様で、こちらも表彰式ではノンアルコールの『ローズウォーター』が用いられている。
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Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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2009 FIA Formula One World Championship 第17戦 アブダビGP
2009年F1世界選手権 アブダビGP 決勝
開催場所 : アブダビ 開催日 : 10月30日 ~ 11月1日
ヤス・マリーナ・サーキットで開催された2009年FIA F1世界選手権最終戦アブダビGP決勝は、ミディアム・ミディアム・ソフトの戦略で戦ったセバスチャン・ベッテル(レッドブル・レーシング)がスリリングな初開催のレースを素晴らしい走りで優勝を飾った。
ベッテルに続いてフィニッシュラインを越えたのはマーク・ウェバー。ウェバーとの激しいバトルを見せた本年度チャンピオンのジェンソン・バトンが3位。
表彰台フィニッシュの選手全員が同じタイヤ戦略だった。
安川ひろし (株)ブリヂストン モータースポーツ推進室長
「この素晴らしい新サーキットで戦われた今回の決勝は、チェッカーフラッグまで最高のバトルが続いた、スリリングなF1シーズンの最後を締めくくるにふさわしいレースでした。
今日、優勝したセバスチャン・ベッテルとレッドブル・レーシングにお祝いを申し上げます。
スリックタイヤのカムバックなど、様々な変化があったこのエキサイティングなシーズンを共に分かち合うことができたことをうれしく思っています。
世界中の多くの人々が愛するこの素晴らしいスポーツを作り上げてくれた全チームに心から感謝したいと思います。
また、1年を通して頑張ってくれた、われわれブリヂストンのスタッフ全員に感謝します。
今年はブリヂストンのF1 参戦13年目にあたり、ブリヂストン・タイヤによる150回目のグランプリ優勝を見届けることができました。
2010年が再びエキサイティングでドラマチックな年となることを心より楽しみにしています」
浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長
「今日も路面コンディションが向上し、レースの最後までラップタイムが伸び続けました。
ミディアムはとても良いパフォーマンスを見せましたし、1ストップ戦略の選手がいたことでも分かるように、ソフトは高い耐久性を発揮しました。
全体的に今日のパフォーマンスには満足しています。
ヤス・マリーナ・サーキットは素晴らしい新しいコースで、今回、われわれも初めてここを訪れたわけですが、様々なことを学ぶことができました。
今年は最高の1年でした。
誰もが、スリックタイヤやシーズン中のテスト禁止などの多くの変化に良く対応したと思います。
今後は、燃料補給の禁止やフロントタイヤの幅が狭くなるなどの新ルールが導入される2010年へ向けての準備を行っていきます」
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第17戦アブダビGP決勝
小林可夢偉6位、J.トゥルーリ7位でダブルポイント
1日の夕刻、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行なわれたアブダビGPで、パナソニック・トヨタ・レーシングは、ダブルポイントで、2009年シーズンを締めくくった。
まだ参戦2戦目の小林可夢偉が、素晴らしいパフォーマンスで、ポイントを獲得、一方、ヤルノ・トゥルーリは今季8度目となるトップ8入りを果たした。
両ドライバーはブリヂストンのミディアムタイヤを履きスタート。
トゥルーリは最初のラップで、6番手を争って激しく戦い、小林はターン1でキミ・ライコネンを追い抜き、11位にポジションを上げた。
トゥルーリは、2周目で、1つ順位を落としたものの、引き続きミディアムに履き替えた1回目のピットストップまで、速いラップをきっちりと揃えた。
重い燃料を積み、ワンストップ作戦をとり、果敢に攻めた小林は、ヤルノがピットストップした周回で、新ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンを抜き、9位に躍り出た。
ピットストップを迎えるまでに、小林は3番手で走行し、トゥルーリはトップ6でバトルを繰り広げた。
ピットストップでソフトタイヤを装着した小林は、攻撃の手を緩めず、力強いペースでトップ6争いを繰り広げた。
トゥルーリは、遅めにとった2度目のピットインでソフトタイヤを履き、コースに戻ったときには小林の背後につき、2台のTF109はわずか数秒差でフィニッシュした。
トヨタは今季59.5ポイントを獲得し、コンストラクターズ選手権で5位。
ドライバーズ選手権の最終成績は、トゥルーリは8位(32.5ポイント)、 怪我のために最後の2戦を欠場したティモ・グロックは10位(24ポイント)、小林は18位(3ポイント)だった。
Toyota Duo (C)Panasonic Toyota Racing
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小林可夢偉:カー・ナンバー10 シャシー:TF109/04
グリッド:12番手
決勝:6位(トップと28.343秒差)
ピットストップ:30周目
「本当に良いレースだった。
スタートで、(キミ)ライコネンを抜いたが、最初のスティントで彼の後ろを走っていたらトップ6入りは難しかったので、この追い抜きが結局、重要だった。
抜いたとき、ポイント争いに食い込むペースを刻める自信を持つことができ、目標はコンスタントに速く走行することだった。
チームは私がポイント圏内に入れた大きな要因となった戦略とピットストップで大変良い仕事をしてくれた。
今季F1でレースをすると思っておらず、機会を与えてくれたトヨタに感謝したい。
今日はポイント獲得が目標だったが、6位入賞には少し驚いている。
素晴らしい結果であり、たいへん満足している」
ヤルノ・トゥルーリ:カー・ナンバー9 シャシー:TF109/06
グリッド:6番手
決勝:7位 (トップと34.366秒差)
ピットストップ:18周目、42周目
「簡単なレースではなかった。
素晴らしいスタートを切り、最初の周でBMWの2台と争ったのは面白かったが、少しトラクションに苦しんだ。
最初のスティントでリアタイヤがタレて、その後ブレーキの安定性の問題が出た。
一生懸命に攻めて、いくつか良いラップを刻みトップ6を争った。
7位という結果は悪くなく、チームにとってはかなり良い成績だ。
可夢偉の走行は素晴らしく、私も大変うれしい。
彼はこの結果に値するドライバーだ」
新居章年:シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
「2台揃ってポイント獲得、特に可夢偉の参戦2レース目での6位入賞と表彰台には届かなかったが本当に良いレースができた。
スタートもよかったし、ポイントになるところで追い越しを見せた可夢偉のドライビング等、良いところがたくさん出せたと思う。
たチーム全員が全力で2人のドライバーを支えた結果であり、みんなに感謝したい。
表彰台の真ん中は次に取っておくことになりましたが、トヨタチームを応援して下さった皆さん、ありがとうございました」
山科忠:TMG会長 兼 チーム代表
「2009年の最終戦で2人のドライバーが揃ってポイントを獲り、たいへん良い結果となった。
可夢偉が素晴らしい仕事をしてくれ、われわれは彼を大変誇りに思う。
また、ヤルノも懸命に攻めて結果を出してくれた。
今年は、ケルンのファクトリーのスタッフを含めたチーム全員がとても頑張ってくれた。
厳しいシーズンだったが、良い形で締めることができた。
スポンサーやファンのみなさん同様チーム全員に感謝したい。
信じられないくらい素晴らしい、この施設を造ったレースの主催者、そしてまた、今季多くの事を成し遂げた新ワールドチャンピオンのブラウンGPとジェンソン・バトンを祝福したい」
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Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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1日(日)行われたアブダビGP決勝レースで、途中リタイヤを余儀なくされたマクラーレン・チームのルイス・ハミルトン(24歳:イギリス)だったが、チームはその後トラブルの原因をブレーキパッドだったと発表した。
ポールポジションからスタートしたハミルトンは、レース序盤をリードしながらも20周目あたりからコースをオーバーするなど挙動を乱す場面がみられ、チームとの交信でも「右後部に異常がある」ことが明らかにされていた。
レース後ハミルトンは、「スタートもうまくいって期待していたんだけれど、3-4ラップしてからすでにブレーキングで右後部に異常があることがわかった。
それで後続とのリードを拡大することができなかったんだ。
だんだん状況が悪化してきたので、チームと無線で話した結果安全のためにガレージに戻ることを決めた。
せっかく良いパフォーマンスを持っていたのに、レースでそれを発揮することができなかったのは頑張ってくれたチームのみんなのためにとても残念」と、語っている。
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Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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今季初開催となった中東アブダビGPは、予選2番手からスタートしたレッドブルのセバスチャン・ベッテルがトラブルに見舞われたポールシッターのハミルトン(マクラーレン)をかわして優勝、みごと初代ウィナーに輝いた。
ベッテルの優勝は今季4回目、自身通算5回目。
また、これで今季ラスト3戦はいずれもレッドブル勢が勝利を手にしたことになった。
2位はレッドブルのウェバーが、3位となった今季チャンピオンのバトン(ブラウンGP)と終盤熾烈なバトルを演じた上で獲得、ゴール後はウィナーばりに歓喜のドーナツターンを演じてみせた。
4位はブラウンGPのバリチェッロ、5位にBMWザウバーのハイドフェルド、そして6位には12番手からのスタートながら巧みなワンストップ作戦で順位を上げたトヨタの小林可夢偉が入ってみせた。
F1デビュー2戦目の入賞・ポイント獲得は、日本人F1ドライバーとして中嶋親子に続くもの。
7位は可夢偉のチームメイトであるトゥルーリで、こちらは2ストップ作戦だった。
8位トロ・ロッソのブエミで、ここまでが入賞となった。
以下、9位ウィリアムズのロズベルグ、10位BMWザウバーのクビサ、11位マクラーレンのコバライネン、12位フェラーリのライコネン、13位ウィリアムズの中嶋一貴、14位ルノーのアロンソ、15位フォース・インディアのリウッツィ、16位フェラーリのフィジケーラ、17位フォース・インディアのスーティル、そして18位にルノーのグロージャンで、ここまでが完走扱い。
トロ・ロッソのアルグエルスアリとマクラーレンのハミルトンはいずれもマシントラブルでレース序盤にリタイヤ。
フェラーリのフィジケーラはピットストップの際のピットレーン速度違反違反でドライブスルー・ペナルティーを受けていた。
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31日(土)、FIAが発表したアブダビGP公式予選終了後の各マシンの車両重量は下記の通り。
(重量はドライバー&ヘルメットを含むもの:11位以下は自己申告)
アブダビGPスタート時車両重量一覧表
No. | Driver | Car | Weight |
1 | ルイス・ハミルトン | McLaren Mercedes | 658.5kg |
2 | ヘイキ・コバライネン | McLaren Mercedes | 697.0kg |
3 | ジャンカルロ・フィジケーラ | Ferrari | 692.5kg |
4 | キミ・ライコネン | Ferrari | 692.0kg |
5 | ロバート・クビサ | BMW Sauber | 654.5kg |
6 | ニック・ハイドフェルド | BMW Sauber | 664.0kg |
7 | フェルナンド・アロンソ | Renault | 708.3kg |
8 | ロマン・グロージャン | Renault | 710.8kg |
9 | ヤルノ・トゥルーリ | Toyota | 661.0kg |
10 | 小林 可夢偉 | Toyota | 694.3kg |
11 | ハイメ・アルグエルスアリ | Toro Rosso Ferrari | 696.5kg |
12 | セバスチャン・ブエミ | Toro Rosso Ferrari | 661.5kg |
14 | マーク・ウェバー | Red Bull Renault | 660.0kg |
15 | セバスチャン・ベッテル | Red Bull Renault | 663.0kg |
16 | ニコ・ロズベルグ | Williams Toyota | 665.0kg |
17 | 中嶋 一貴 | Williams Toyota | 704.0kg |
20 | エイドリアン・スーティル | Force India Mercedes | 696.0kg |
21 | ビタントニオ・リウッツィ | Force India Mercedes | 695.0kg |
22 | ジェンソン・バトン | Brawn GP Mercedes | 657.0kg |
23 | ルーベンス・バリチェッロ | Brawn GP Mercedes | 655.0kg |
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中嶋 一貴 (C)Williams F1
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残念ながら今シーズン最後の予選でQ3進出がならなかったウィリアムズ・チームの中嶋一貴は、次のように予選を振り返った。
「Q2ではうまくラップをまとめることができず、最終予選進出を果たせず残念だった。
でも、トップ10とはちょっとタイム差があったのでしかたないけれどね。
このコースでは、わずかなミスもタイムに大きく表れるのでうまくまとめるのは難しいんだ。
ただ明日の決勝レースでは、オープニングラップでオーバーテイクするチャンスがあるかも知れないので頑張りたい。
可能性はあると思うよ」
なお、これで今年の予選でQ3まで進出したのは全17戦中4回。
チームメイトであるロズベルグとの予選勝負は3勝14敗という結果になった。
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Bruno Senna (C)Scuderia Toro Rosso
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31日(土)、2010年シーズンからF1参戦を予定している『カンポス・メタF1』が、そのドライバーとしてブルーノ・セナ(24歳:ブラジル)を起用することを正式発表した。
F1レジェンド・故アイルトン・セナ選手の甥っ子であるブルーノは、これまで複数のF1テスト経験を持ち、本来なら今シーズン旧ホンダ・チームからデビューすると言われたものの、チーム消滅により白紙に、ブラウンGPのシートも逸していた。
セナは「F1ドライバーになるという僕の人生の夢が叶えられたほんとうにうれしく思っている。
カンポス・メタF1という若い力と共に、F1での成功に尽力したい」と、意欲をみせた。
地元ブラジルのメディアはこれについて、「2014年のサッカーW杯、2016年のリオ五輪に続き、F1でもブラジルが世界の顔になる」と、大歓迎する意向を示している。
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Abu Dhabi GP Image (C)Redbull Racing
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2009 FIA Formula One World Championship 第17戦 アブダビGP [予選]
2009年F1世界選手権 アブダビGP 予選
開催場所:アブダビ 開催日:10月30日~11月1日
ブリヂストンのミディアム・コンパウンド・ポテンザタイヤを使ったルイス・ハミルトン(ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス)が、ヤス・マリーナ・サーキットで開催された初のアブダビGP予選でポールポジションを獲得した。
1分40秒948を記録したハミルトンの隣から明日のレースをスタートするのは、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル。
午前中のプラクティス・セッションではブラウンGPフォーミュラ1チームのジェンソン・バトンが同じくミディアム・コンパウンドを使用して最速ラップタイムを記録した。
浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長
今日の走行のポイントを教えて下さい。
「今日もコースを学ぶことがメインでしたが、まだ確認すべき点がいくつか残っています。
エキサイティングな予選セッションを見ることができましたが、予選ではハード寄りのミディアム・コンパウンドで、ポールポジションが獲得されました。
ルイス・ハミルトンは素晴らしい仕事をしました。
特にミディアムタイヤを装着してQ2で記録した1分39秒695は素晴らしかったと思います。
コースコンディションはどんどん向上していますので、明日は色々な意味で魅力的なレースになるでしょう」
明日のレースではどのようなタイヤ戦略が考えられますか?
「われわれの情報では、両スペック共、特に問題となるような性能の落ちも摩耗も見られません。
このコースにはミディアムタイヤがとても良く合っているようです。
グリップも良く、パフォーマンスも安定していますのので、クルマが軽くなるに従ってラップタイムも伸びていくでしょう。
今のところの情報で考える限り、ソフトの使用を最小限に抑えるタイヤ戦略が多く用いられると思います。
しかし、まだ路面コンディションが向上していますので、明日は今日よりもソフトのパフォーマンスが良くなる可能性があります」
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第17戦アブダビGP予選
J.トゥルーリは6番手、小林可夢偉は12番手からスタート
パナソニック・トヨタ・レーシング31日、新設のヤス・マリーナ・サーキットでのアブダビGPに向け、F1史上初めての夕暮れ時の予選を行った。
ヤルノ・トゥルーリは今季9回目となるトップ6からの決勝スタートをもぎとり、GP参戦2度目の小林可夢偉はブラジルGPに続き今回も見事な走りを見せた。
日光の下で始まった予選第1セッションで両ドライバーは、ブリヂストンのソフトタイヤで走り出し、第2スティントでミディアムに履き替え、トゥルーリが3番手になるなど、第2セッションに進んだ。
照明が必要なほど暗くなった第2セッションでは、両ドライバーとも、再びミディアムタイヤを選択し、5ラップを走行した。
トゥルーリは最終セッションに進出したが、小林はわずか10分の1秒差で、それを逃した。
ドライコンディションでのF1の予選を初めて体験した小林は、6列目からの決勝スタート。
第3セッションでも、ミディアムタイヤを装着したトゥルーリは、トップ3争いを繰り広げたが、最後の数秒でポジションを落とし、今季最終戦は3列目からスタートする。
Toyota Duo (C)Panasonic Toyota Racing
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ヤルノ・トゥルーリ:カー・ナンバー9 シャシー:TF109/06
フリー走行3回目:7番手 1分41秒310(トップと0.685秒差) 23周
予選第1セッション:3番手 1分40秒517(トップと0.644秒差) 11周
予選第2セッション:5番手 1分40秒373(トップと0.678秒差) 7周
予選第3セッション:6番手 1分41秒897(トップと0.949秒差) 6周
グリッド:6番手(暫定)
「暑いコンディションの中での非常に激しいバトルで、難しいセッションだった。
長距離のサーキットにも関わらず、ラップタイムはとても拮抗していた。
どのセッションも上手く行ったので、6番手グリッドには満足している。
上位集団で戦うのは楽しく、今日も良い体験だった。
もちろんより上位にいたいが、今週末はこれまで私たちは良い仕事をしたし、トップ6は妥当だろう。
クルマは力強く、決勝に向けてとても良い手ごたえを感じているので、レースが楽しみだ」
小林可夢偉:カー・ナンバー10 シャシー:TF109/04
フリー走行3回目:13番手 1分41秒499(トップと0.874秒差) 24周
予選第1セッション:12番手 1分41秒035(トップと1.162秒差) 10周
予選第2セッション:12番手 1分40秒777(トップと1.082秒差) 7周
グリッド:12番手(暫定)
「ここでトップ10に入りたいと思っていたが、ドライコンディションでのF1の予選は初めてなので、まずそれに慣れる必要があった。
フリー走行は3回とも順調に行ったし、クルマも好調だった。
簡単な予選ではなかったが、結局トップ10からわずか10分の1秒ほどの差でドライの中での初予選としては悪くないと思う。
今週は決勝でのペースに力点をおいてきたので、明日は大丈夫。
ベストを尽くすし、ポイントを目指して頑張りたい。
決勝が楽しみだ」
パスカル・バセロン:シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
「今回の予選は、渋滞回避に加え、タイヤの選択と温め方がカギだった。
もちろんクルマは2台とも、もう少し上のグリッド獲得を目指したが、概してタイヤに関しては上手くこなせた。
3度のセッションを通じヤルノはトップ3を競い続け、可夢偉はF1での2回目の予選かつドライコンディションは初めてなのに、非常によくやった。
全体的に予選の結果には満足しており、燃料搭載量は競争力があるので、明日は面白いレースになるだろう。
今季の最終戦は絶対に上位で終わりたい。
準備は万端だ」
新居章年:シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
「2台揃っての予選最終セッション進出を果たせなかったことは、普通なら残念と言わざるをえない。
しかし、普段の予選とは違い、タイヤが温まるまでに2ラップ以上かかり、ルーキーには難しいコンディションだったことを考えると可夢偉の予選第2セッション進出は評価したい。
ヤルノは順調に最終セッションに進み上位グリッド獲得と思ったが、クルマ同士のタイム差が非常に詰まっており、最後の最後でかわされてしまった。
明日は天候も安定しており、シーズン最終戦を満足行く結果で終われるように全員で頑張る」
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Heikki Kovalainen (C)McLaren Group
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31日(土)行われたアブダビGPの公式予選『Q2』でストップしたマクラーレン・チームのヘイキ・コバライネン(27歳:フィンランド)は、トラブルの原因がギヤボックスにあったとしてこれを決勝レースに向けて交換することを決断。
現在のレギュレーションではギヤボックスは1基で4つのグランプリを戦うことが決められていることから、コバライネンはグリッド5番降格のペナルティを受けることになる。
このため同選手のグリッドは13番から18番に降格されることとなった。
これにより14番手だったウィリアムズの中嶋一貴は奇数の13番手に上がり、グリップコンディションからスタートで有利になるとみられるが、一方12番手だったトヨタの小林可夢偉に変更はない。
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