バトン鈴鹿でタイトル決定の可能性もホンダ複雑
Jenson Button (C)Honda Racing
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シンガポールGP予選では12番手と苦戦しながらも、決勝レースでは5位入賞と確実にポイントを追加したブラウンGPのジェンソン・バトン。
今週の日本GPでもしバトンが優勝してバリチェッロが4位以下なら、ホンダの地元でタイトルが決定する可能性もみえてきた。
だが2003年のB.A.R・ホンダ時代から実に6年の長きに渡って起用してきたバトンのタイトル獲得に、ホンダは複雑な心境のようだ。
実質ホンダの開発で造り上げられた2009年マシンは、しかしホンダの撤退を受けてメルセデス・エンジンを搭載。
巨額の資金はつぎ込んだものの、残念ながら名誉はロス・ブラウンとメルセデスに持って行かれた形になっている。
親会社である本田技研工業の伊東孝紳社長は、「ブラウンGPの活躍には感銘を受けた」とするものの、F1復帰については「いままだ会社自体が存続できるかの危機状態」として、その意志がないことをあらためて表明した。
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