F・インディア躍進はFIAによる壮大な『陰謀』だった?
Giancarlo Fisichella (C)Force India F1
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今季ここまでノーポイントだったフォース・インディアが、先週行われたベルギーGPでは突然の大躍進!
予選での驚きのポールポジション獲得に加え、決勝レースでも惜しくもフェラーリに優勝こそ奪われたものの、こちらも2位表彰台というチーム始まって以来の好成績を収めた。
ところがこれを受け、口さがないパドック雀の間ではとんでもない噂話が広がっている。
それによれば、今回のフォース・インディアはFIA(国際自動車連盟)からの『特別支援』を受け、数々の分野で優遇されていたというものだ。
まず、フォース・インディアのマシンだけは620kgとされている最低重量を下回っても黙認。
また現在18,000rpmまでに制限されているエンジン回転数の上限を、フォース・インディアのマシンだけは特別に撤廃、さらなる高回転を許した。
次に、FIAはF1タイヤ供給者であるブリヂストン・モータースポーツに命じ、このチームだけによりラップタイムが向上するウルトラソフト仕様の特別タイヤを準備させたというものだ。
そのどれを考えても荒唐無稽で到底信じるに足りないものだが、そんな与太話がささやかれるほど他チームは今回のフィジケーラ/フォース・インディアの活躍に驚かされたということだろう。
ちなみにフォース・インディアはFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)が2010年の参戦手続きを渋っていた当時、ウィリアムズと共にFIAに同調していち早く手続きを済ませた、いわば『可愛いチーム』。
今回の入賞で、フォース・インディアはこれまでの無得点から一躍コンストラクターズ・ランキング9位に躍進、来季参戦を予定する新規チームに対し、大きなアドバンテージを得たことになる。
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