不調バドエル、「最悪タイミングも自分の人生」
誰もが憧れる伝統の跳ね馬マシンに乗りながらも、前週のヨーロッパGPに続き今回のベルギーGP予選でも最下位と、ペース奪還に苦しむフェラーリのルカ・バドエルだが、本人は次のように説明している。
Luca Badoer (C)Ferrari S.p.A
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「言っても仕方ないことだけど、せめて2年前にこのチャンスが訪れていたなら、とは思うよ。
あの頃なら僕らテストドライバーはレースドライバーに負けないくらいの距離を走り込んでいて、そのペースは決して彼らに劣らない自信があったんだ。
でもいまは違う。
僕が本格的にF1カーに乗ったのはもう10か月も前のことなんだもの。
マシンに全然馴染んでいないうえ、(復帰した)バレンシアは僕にとってまったく未知のコースだったんだ、それは難しかった。
この時期に、なんてまさに最悪のタイミングだよ。
でも、それもまた僕の人生なんだけどね」
それでも「次のモンツァならホームコースとも言えるほど良く知ったサーキットだからきっといい走りができると思う」と語るバドエルだが、問題はマラネロの首脳陣がモンツァ(イタリアGP)まで辛抱できるかどうかだ。
今日・日曜日、バドエルにとって最後になるかも知れない戦いが待っている。
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