ウィリアムズ、2010年シーズンのKERS導入を示唆
Williams Toyota FW31 (C)Williams F1
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今シーズン、鳴り物入りで導入が始められた「KERS」(運動エネルギー回収システム)だが、ルノーやBMWザウバーは使用を中止、現在はほぼマクラーレンとフェラーリ2チームのみになってしまい、F1チームの集まりであるFOTAは結局2010年シーズンの本格導入を断念することを明らかにしている。
しかしその一方で別なシステムでの開発を行っているとされるウィリアムズ・チームでは、来シーズンこれを実車に搭載する構えをみせ関係者を驚かせている。
これについて同チームのスポークスマンは、「われわれはすでにFOTAのメンバーではないから、そうした申し合わせ(導入中止)に捕らわれる義務はない。
また、もしも(2010年に本格導入という)レギュレーションが変更されるなら、それには全チームの合意が必要になるのは明らかだ」と、強気の発言。
2010年のエントリーを巡ってウィリアムズ・チームを除名処分にしたFOTAの一方的判断が、他方面で思わぬ悪影響を及ぼし始めていると言えそうだ。
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