ルカ・バドエル、10年ぶりのF1レースに意欲
Luca Badoer (C)Ferrari S.p.A
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ミハエル・シューマッハのF1復帰断念を受け、フェラーリ・チームは次戦ヨーロッパGPでのフェリッペ・マッサの代役に同チームのテストドライバーとして長年活躍するルカ・バドエル(38歳:イタリア)を起用することを発表した。
当時22歳だった1993年、開幕戦南アフリカGPにローラ・フェラーリでF1デビューを果たしたバドエルは1995年(1999年も)はミナルディ・フォード、1996年にはフォルティ・フォードから出走したが、いずれも非力なマシンで入賞を果たすことはできなかった。
しかしその高い開発力から1997年にフェラーリ・チームのテストドライバーに起用され、以来10年以上に渡り同チームの新型車開発の重役を担ってきた。
また筆頭リザーブドライバーに登録されているため、これまで全レースにチームと帯同していて、今回の起用は本来の姿に沿ったものになったとも言える。
バドエルは「シューマッハが復帰できなくなったことは友人として残念に思うけれど、一方で自分自身について言えば、これまでずっと実戦参加を心から願っていたから今回の決定はほんとうにうれしく思っている」と、心情を語っている。
またバドエルは、ドメニカリ代表から通知を受けた前の晩、2分も経たずにシューマッハから電話をもらったとも明かしている。
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