健闘・新人アルグエルスアリ、周囲からは疑問符も
Jaime Alguersuari (C)Scuderia Toro Rosso
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米チャンプカーで4回のチャンピオンに輝いたベテランのセバスチャン・ボーデを更迭、シーズン途中にもかかわらず新人のハイメ・アルグエルスアリ(19歳:スペイン)をF1デビューさせたトロ・ロッソだが、周囲からはこの交代に疑問の声も上がっている。
これについて、同じく10代でF1デビュー(ウィリアムズ)、当時若すぎると非難を受けたブラウンGPのジェンソン・バトンは、「若いから駄目とはいわないけれど、彼には経験がなさ過ぎる。
だってこれまで直線コースだけで、一度もF1でコーナーを廻ったことがないんだろ。
それじゃ自分自身だけでなく、他のドライバーをも危険に巻き込む可能性だってあるし、そもそもマシンの開発やセットアップなんかできるのかい?」と、いささか呆れた様子。
今回注目のアルグエルスアリは、初日の両セッション共にアクシデントもなく無事に走行を続けたが、タイム的にはいずれも最下位に留まっている。
なお一般的にスーパーライセンスを獲得するにはF1マシンでトータル300キロ以上のテスト経験が必要だが、アルグエルスアリの場合には2008年のイギリスF3チャンピオンであることから発給されたとみられる。
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