ウィリアムズ首脳、「強硬論者はフェラーリ&トヨタだけ」
P.Head & F.Williams (C)Williams F1
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F1チームの集まりであるFOTAでは、22日(金)に行われたFIA(国際自動車連盟)との協議が物別れに終わったあと「FIA案強行なら、FOTAに属するすべてのチームが2010年シーズンエントリーしない」と、足並みが一致していることを強調しているが、内実はどうもそうではないことをウィリアムズ・チーム首脳が示唆している。
これは同チームのパトリック・ヘッド/エンジニアリング・ディレクターが明らかにしたもので、「2010年からのコスト削減をほんとうに認めようとしていないのはフェラーリとトヨタの2チームだけだよ。
マクラーレンやBMWは予算制限に理解を示しているし、ルノーも表向き反対の姿勢をみせてはいるものの、フラビオ(ブリアトーレ代表)なんかは元々コスト削減推進論者の筆頭だったんだからね。
強硬派のフェラーリだって、裁判所から門前払いを喰らった今、もうそう長くは道に迷ってはいられないことだろうだ」と、ドイツの『アウトモーター・ウント・スポルト』の取材に答えたもの。
なおFOTAに加盟しているチームの中で、ウィリアムズとフォース・インディアの2チームは当初からFIA案に基本的に理解を示しているとされる。
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