トヨタ スペインGP決勝レースの模様
F1世界選手権第5戦スペインGP決勝
グロックは完走するも、今季初めてポイント獲得を逃す
パナソニック・トヨタ・レーシングは10日、カタルニア・サーキットでのスペイングランプリ決勝を、とても残念な結果で終えることとなった。
さらなるポイントの獲得を目指し、ヤルノ・トゥルーリ、ティモ・グロックの両ドライバーは、上位8番手以内からスタートしたが、1周目で早くも苦しい展開となった。
レース開始直後のアクシデントにより、ヤルノ・トゥルーリは、短時間でリタイヤ。
スタートしたクルマが激しく好位置を争い合う中、トゥルーリのクルマは大きく膨らみ、第2コーナーの草の上に乗り、スピンしながらサーキットに戻ってきた。
そこに、エイドリアン・スーティルと交錯し、トゥルーリのクルマは大きなダメージを負い、その場でリタイヤせざるを得なかった。
ティモ・グロックはスタート直後の第1コーナー前でポジションを落とし、1周目を8番手で終えた。
グロックの最初のピットストップは17周目で、擦り減ったブリヂストンのソフトタイヤを新しいセットに交換。
ポイント圏内の上位8位に再び入ろうと激しく攻め、47周目で最後のピットストップを行い、ハードタイヤに履き替えた。
上位ポジションを狙い、バトルを最後まで繰り広げたが、オーバーテイクが難しいサーキットの特徴もあり、グロックは今シーズン初めて、ポイントを獲得することなく、レースを終えた。
Timo Glock (C)Panasonic Toyota Racing
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ティモ・グロック:カー・ナンバー10 シャシー:TF109/05
グリッド:6番手
決勝:10位(トップと1周差)
ピットストップ:17周目、47周目
「タフなレースだった。
うまくスタートができなかった。
ヤルノも同様だったが、うまくスタートできなかった理由を分析しなければならない。
ヤルノの後ろにつき、第1コーナーを迎えたが、彼がスピンするのが見えた。
この事故を通り抜けると(ニコ・)ロズベルグが前にいたが、スリップストリームに入れるほど、彼に充分近づくことができなかった。
近づいた際には、タイヤの性能が落ち、追いつくことができなかった。
前を誰も走っていないときでも、クルマがシックリこない部分も感じたので、何が原因かチェックし、次のレースは、もっと強くなって戻ってきたい」
ヤルノ・トゥルーリ:カー・ナンバー9 シャシー:TF109/06
グリッド:7番手
決勝:リタイヤ 0周/66周
「戦略がうまく行き、高ポイントが挙げられると思っていたので、すごくがっかりしている。
あいにく、レースはあまり長い時間、続かなかった。
エンジンの力をうまく引き出すことができず良いスタートが切れなくて、少し後退してしまった。
(フェルナンド・)アロンソと(ニコ・)ロズベルグのすぐ後ろについて第1コーナーに入った。
コースを外れたロズベルグが、次のコーナーで、自分のすぐ横につく格好で、サーキットに戻ってきた。
あっという間に戻ってきた彼を、自分は避けなければならなかった。
ハンドルを切ってサーキットから外れたが、草の上でクルマがコントロールできなかったので、スピンし、誰かが自分にぶつかった。
でも、過ぎたことを言っても仕方がなく、いい結果を期待し、次のレースに集中したい」
新居章年:シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
「今年初めてポイントを獲得できずに非常に残念だ。
ヤルノはアクシデントで戦列を離れざるを得なかったし、ティモもいいスタートを切れず、後方集団に巻き込まれてしまった。
バーレーンに比べて車のスピードも充分とは言えなかった。
原因ははっきりしているので、次のモナコグランプリにはしっかり修正し、更に競合力を上げて、表彰台を争うレースを復活させる」
山科忠:TMG会長 兼 チーム代表
「ポイントを積み上げることができず、残念なレースだった。
今週末に向け、良い性能が出せると期待したが、思ったほど効果をあげられなかった。
今回のレースに向けた新しい空力パッケージのために、チーム全員が一生懸命努力してくれたが、期待に沿うような結果にならなかった。
ケルンのファクトリーでデータを見直し、どう改良できるか考えたい。
また、ヤルノもティモも、スタートで苦労したようなので、これも分析しなければならない。
しかし、落胆してられないので、これから次のレースまで、皆で頑張り、モナコではいい結果を見せられる戦いをしたい」
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