中嶋一貴、すでに2010年のウィリアムズ残留は確実?
今シーズン、開幕からここまでノーポイントと苦戦を続けるウィリアムズ・チームの中嶋一貴だが、それでもすでに2010年のシートは安泰のようだ。
これは、同チームのフランク・ウィリアムズ代表が第3ドライバーであるニコ・ヒュルケンバーグ(21歳:ドイツ)の処遇について語ったところから推測されるもの。
Nico Hulkenberg (C)Williams F1
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ヒュルケンバーグのレースシート獲得の可能性について聞かれた同代表は、「いまわれわれがその質問に回答することは難しい。
なぜなら、もう一人のニコ(ロズベルグ)が果たしてどうなっているかがまだわからないからだ。
ヒュルケンバーグがわれわれのドライバー候補として最有力であることは認めるが、それはロズベルグ次第だね」と、語っている。
ヒュルケンベルグは、ドイツのカート界で出世の階段を歩み、2005年にフォーミュラBMWでシングルシーターデビューを果たすと、そのまま駆け足でタイトルを獲得。
2006年はドイツF3で戦う一方で、A1GPシリーズにも参戦し2006-2007年シーズンで優勝を果たし、さらには2007年のF3ユーロシリーズでランキング3位に。
2008年シーズン、中嶋一貴のあとを継いで同チームのテストドライバーに抜擢されると、この年のF3ユーロシリーズでチャンピオンを獲得、2009年はGP2シリーズにステップアップしている。
ウィリアムズ・チームではロズベルグ、中嶋一貴いずれも契約は今年一杯で2010年はオブションとなっているが、ロズベルグにはマクラーレンやBMWザウバーから食指が伸ばされていると伝えられる。
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