マッサの予選Q1敗退はチームの戦略ミス
優勝候補の常連であるフェラーリ・チームの一角が、なんと予選Q1で敗退するという『アクシデント』がマレーシアGP公式予選で起きた。
このQ1で、同チームのライコネンとマッサは積極的にセッション序盤からタイムアタック。
いずれも好タイムを記録し、このまま問題なくQ2への進出を果たすとみられたが、セパンの路面は各車のアタックと共に急速にコンディションが良化。
ライコネンのほうはかろうじて踏みとどまったものの、マッサはなんとここで16番手となりQ1での敗退が決まってしまったのだ。
Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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なす術なくコクピットから降りたマッサは、「マシンのパフォーマンスが足りなくて16番手というのならなんとでも諦めがつく。
ところがこんな作戦ミスで脱落なんていうのは到底受け入れられないものだ。
今年のF1は互いに戦力が接近しているのだから、どんなチームだってQ1から全力で臨まなければならないということだよ。
こうなったらしかたない、明日の決勝レースで頑張るだけだね」と、悔しさをにじませた。
これについてピット・ギャントリーで指揮を執った同チームのルカ・バルディセッリ氏は、「ソフトタイヤを温存したかったのでアタックは1回だけに留める方針だった。
他社のタイムが急速に縮まったことに気付いた時にはもう時間がなかった」と、悔やんだ。
かつてこのチームで同じ仕事をしてきたロス・ブラウン氏は、この予選でブラウンGPの指揮を執り、みごとバトンにポールポジションを獲らせている。
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