『雨のスーティル』面目躍如も、結果に落胆
スタートから強い雨に見舞われた今回の中国GPでは『雨のスーティル』の評判通り、フォース・インディアのエイドリアン・スーティル(26歳:ドイツ)が非力なマシンを駆りウェット路面で素晴らしい走りをみせた。
Adrian Sutil (C)Force India F1
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スーティルはこれまで入賞するしたことがないこのチームのマシンで、マクラーレンからデザイナーかわすなど一時6位まで順位を上げるパフォーマンスをみせたものの、突然のコースアウトでクラッシュ、チーム初ポイント獲得の夢が潰えたもの。
「僕らのマシンではこんな条件の時にしかパフォーマンスを発揮できないけれど、でも今日はまさにその舞台だったんだ。
頑張ってくれたチームのみんなのためにも絶対ポイントを獲りたいと頑張ったんだけど、マシンは突然コントロールを失ってすべてが終わってしまった。
ほんとうに申し訳ないと思っているよ」
2006年シーズン、圧倒的な強さで全日本F3選手権を制したスーティルは、やはりウェットレースとなった去年のF1モナコGPでも一時4位を走行するシーンを演じたが、この時はライコネンに追突されてレースを終えている。
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