グロック(トヨタ)、「オーバーテイクむしろ困難に」
2009年のF1は大幅にマシンのレギュレーションが変更されたが、これは「よりオーバーテイクを容易にする」との触書でFIA(国際自動車連盟)のテクニカル部門が自信を持って導入したもの。
ところが開幕戦オーストラリアGPを終え、トヨタ・チームのティモ・グロックは「オーバーテイクはむしろ難しくなった」との見解を明らかにした。
Timo Glock (C)Panasonic Toyota Racing
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「前車に続いて走った時、これまでよりエアロダイナミックスが安定するようになると聞いたけど、たとうばアロンソのルノーの後ろに付いた時なんか、ダウンフォースが全然なくなってものすごく不安定な状態になったんだ。
それに比べるとフェラーリの2台に付いた時にはそれほどではなかったけれど、僕らが追いつくと彼らはそこで「KERS」(運動エネルギー回収システム)のボタンを押すから、とてもじゃないけどオーバーテイクなんか無理さ」
今年は上記KERSについては搭載車と未搭載車とが混走している状態。
中でもBMWザウバーなどはチーム内で搭載車(ハイドフェルド)と未搭載車(クビサ)になっていて、今回のレースでは明暗を分けた感になっている。
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