不振? 一転表彰台の快挙でハイドフェルドに称賛
昨年、ついに念願の初優勝を遂げ、今シーズンの活躍に期待が掛かったBMWザウバー・チームだったが、とりわけハイドフェルドはオーストラリアで予選11位(クビサは予選4位)、マレーシアでも11番グリッド(同8位)と苦戦が続き、そのパフォーマンスに疑問の声も聞かれていた。
Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1
拡大します
しかし混乱した今回のレースでハイドフェルドは確実にその順位を上げると、レースが中断となる前のラップでは一気に2位にまでアップ、そのまま打ち切りとなったレースでみごと今シーズン初の表彰台をチームにもたらせた。
この活躍に同チムのマリオ・タイセン代表は、「彼にはスタートで長く走れるよう多くの燃料を搭載したりしたことも功を奏したと思うが、この快挙の一番の貢献者は何よりハイドフェルド自身だよ。
この困難なコレースで彼はほんとうに信じられないほど素晴らしい仕事をした」と、讃えた。
BMWザウバーはメーカ・チームの誇りとして「KERS」(Kinetic Energy Recovery System:運動エネルギー回収システム)導入を推進してきた立場から、ハイドフェルドのマシンには当初からこれを搭載・開発を続けていたが、今回のレースではこれを取り外していたとの報道もある。
| 固定リンク