フェラーリ『KERS』、水にも弱かった
「KERS」(運動エネルギー回収システム)をシーズン当初から導入しているフェラーリ・チームだが、そのトラブルの種はなかなか尽きないようだ。
Malaysia GP Image (C)Ferrari S.p.A
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マレーシアGPフリー走行1回目では、キミ・ライコネンのマシンが突然コクピット内から白煙を上げ、自動的に消火装置が働いたとみられている。
トラブルの詳細は明らかにされていないが、高電圧が掛かるKERSゆえに、その安全性に不安を感じさせた。
さらに豪雨で中断となった決勝レースでは、全車がコース上で待機する中、ライコネンのマシンはクルーに押されてピットへと戻り、結局そのまま戦列に復帰することはなかった。
これについてもチームでは、原因を「KERS装置の不具合」と説明している。
結果的にレースはそのまま打ち切りとなったためにライコネンは14位で完走の扱いとなったものの、再び信頼性の欠如を暗示させるものになった。
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