J.スチュワート氏、マクラーレン問題混迷を憂慮
3回のF1チャンピオンに輝くと共に英国ではサーの称号で讃えられるジャッキー・スチュワート氏が、マクラーレン・チームを巡る現在の混迷を憂慮、次のような見解を『ヘラルド』紙に語っている。
D.Hill & J.Stewart (C)Williams F1
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「マクラーレンの説明によれば、あの時ハミルトンがトゥルーリに再びポジションを譲るべきか、チームかコンクリートタワーに無線で問い合わせたということだ。
もしその時にスチュワードが正しい指示をしていれば、こんな問題は起きなかった筈。
ところがちょうどその時、チャーリー・ホワイティング(FIAから派遣のレースディレクター)はベッテルとクビサのアクシデントに手を取られていた対応が出来なかったらしい。
これだけ世界に影響力があるビッグなスポーツなのに、その結果を左右する判断を下せるような人間がたった一人しかいないというのは解せないことだ。
つまり、こうした問題が起きる本質は、FIA自身にあるということなんだよ。
こんなことをいつまでも引きずることは、F1にとって大きなダメージになりかねない」
F1通算27勝を記録、かつてフライング・スコットと呼ばれたスチュワート氏は現役引退後もF1のフィールドで啓蒙活動を続けている。
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