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2009年4月

2009/04/30

モズレー会長、「マクラーレン、寛大ではなく妥当な処分」

FIA(国際自動車連盟)がマクラーレン・チームに対して下した執行猶予付きの処分は関係者から概ね「寛大なもの」として受け取られているが、FIAのマックス・モズレー会長は「寛大なのではなく、妥当なもの」と英『BBC』に説明している。
Max Mosley (C)RedBull Racing
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「私は別にこれが寛大なものとは考えていない。
すこぶる妥当なものだよ。
マクラーレン・チームは、当初からこの件について反省し真摯な姿勢をみせていた。
この件について、彼らがリチャード・ライアン(スポーティング・ディレクター)を解雇した時点で私自身はすでに罰する必要がないと受け止めていたのだ。
彼らがまた同様のことを繰り返さない限り、これでこの件はもう終わりさ」

モズレー会長は問題発覚後に同チームのマーティン・ウィットマーシュ代表が示した態度に感銘を受けたとも付け加えた。

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FIAの寛大処分にマクラーレン安堵

マクラーレン・チームのマーティン・ウィットマーシュ代表は、今回FIAが下した『執行猶予付き出場停止処分』について、安堵の表情をみせている。
Martin Whitmarsh (C)McLaren Group
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「私は世界モータースポーツ評議会のメンバーからの質問に答える機会を与えられてことを感謝している。
われわれはオーストラリアGPで犯した誤りについて、深く反省しているし再びこれを謝罪することができて喜んでいる。
また与えられた寛大な処分をわれわれは心から歓迎している」

メディアからは最悪チャンピオンシップから除外という厳しい処分も書き立てられていたが、一方でFIAの側もここでマクラーレン・チームやメルセデスがF1から離脱した場合のダメージを怖れたとも解釈されている。

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ニック・フライ/CEO、強気のスポンサー交渉

今季その参戦すら危ぶまれながら、始まってみればここまで4戦中3勝と破竹の快進撃を続ける『ブラウン・グランプリF1チーム』だが、それを裏付けるようにスポンサー契約料が大幅値上がりしているということだ。
N.Fry & J.Button (C)Brawn GP F1
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同チームでこうしたスポンサー交渉に当たっているのはニック・フライ/CEOということで、同氏は「今回(バーレーン)優勝で『また値上がりしたな』といくつものスポンサーから電話があったよ」と、超ご機嫌モード。

ただし、そうした強気の姿勢がタイトル・スポンサーを目指すヴァージン・グループとの交渉を難航させているとも伝えられていて、これを憂慮する向きもあるようだ。
そのヴァージン・グループとの交渉結果は次戦スペインGPの会場バルセロナで発表される見通しとなっている。

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マクラーレン、3戦出場停止も執行猶予付き

29日(水)、FIA(国際自動車連盟)は世界モータースポーツ評議会で審議した結果、今季開幕戦オーストラリアGP決勝レースでのオーバーテイク問題についてマクラーレン・チームに対し『3戦出場停止』の処分を決定した。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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ただし、これには『今後12か月において、この件に関して新たな証拠が発見された場合、もしくはチームによってさらなるインターナショナル・スポーティングコードの151c項違反が行われた場合のみに適応する』ということで、事実上の執行猶予付き。
実害は極めて小さいものになったと言えそうだ。

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2009/04/29

スペインGP主催者、『豚インフルエンザ』憂慮

メキシコに端を発したいわゆる『豚インフルエンザ』問題が、F1グランプリをも襲うことになるかも知れない。
Spain GP Scene (C)Renault F1 UK
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というのも、来週いよいよヨーロッパ・ラウンドの幕開けとして開催されるスペインで、イギリスなどと並んで早くもインフルエンザ感染者が確認されているからだ。
しかもその場所はスペインGPが行われるカタロニア地方であると伝えられている。

折りからWHO(世界保健機関)はその警戒レベルをフェーズ4に引き上げていることから、スペインGPの主催者は「もし海外旅行が大幅に制限された場合、グランプリの観客にも多大な影響が出かねない」と、憂慮している。

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ヴァージン・グループ、「結論はスペインGPで」

『ブラウン・グランプリF1チーム』とのスポンサー交渉のためバーレーンGPの現地を訪れていたヴァージン・グループのリチャード・ブランソン会長だが、その結論は「次戦スペインGPで」、いったん先送りにすることを明らかにした。

同グループは、すでにブラウンGPとの間に一定のスポンサー契約を結んでいるが、両者がいま話し合っているのはより高額の支援を伴うタイトル・スポンサーについてとみられる。

そうした意味で、バーレーンGPの結果はチームにとって重要なものとなったが、ここでみごとジェンソン・バトンが今季3勝目となる勝利を記録、交渉に花を添えた形となった。

Brawn GP『BGP001』(C)Brawn GP F1
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「みなさん、ブラウンのここ今空いています」

首尾よくタイトル・スポンサーに決まれば、現在空白のリヤウィングに大きくそのロゴが表示される筈だ。

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トヨタ首脳、「大魚逃がしたのはチームの戦略ミス」

先週行われたバーレーンGP決勝レースでは、2台がフロントロウからスタートするという絶好の初優勝チャンスにもかかわらず大魚を逸したトヨタ・チームについて、一部首脳から「優勝できなかったのはチームの戦略ミス」と、厳しい指摘がされている。

スタート前、ポールポジションを獲得したヤルノ・トゥルーリのグリッドに歩み寄って直接激励したTMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)の木下美明/副社長は、「予選はアグレッシブだったのに、肝心の決勝レースでは第2スティントでハードタイヤを選択するという決定的な戦略ミスをしてしまった。私はこれが初勝利を逃がした原因だと思っているよ」と、きつい区長で語った。

事実レース後行われたトゥルーリ3位表彰台獲得の記念撮影では、山科忠社長こそ同席したものの、上記・木下副社長の姿は最後まで見られなかった。
Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
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ハミルトン、FIA評議会の聴取に参加せず

今日29日(水)はF1関係者にとって重要な一日になるとみられるFIAのWMSC(世界モータースポーツ評議会)の聴取が行われる日だが、どうやら焦点になっているルイス・ハミルトンは参加しないことが関係者の話でわかった。
L.Hamilton & R.Dennis (C)McLaren Group
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それによれば参加するのは同チームの新しい最高責任者に就いたマーティン・ウィットマーシュ代表ただ一人という。

こうしたことからオーストラリアGP決勝レース後に行われたレーススチュワードへの聴取で虚偽の証言をしたとされるハミルトン個人への制裁はなく、またチームに対しても当初噂されたチャンピオンシップからの除外やポイント剥奪等の厳しいものはなく、罰金程度に収まるのではないかとみられている。

ただ、2007年に行われたいわゆる『スパイ疑惑事件』では、マクラーレン・チームに対し1億ドル(当時約115億円!)という高額の罰金が科せられた例がある。

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メーカー系チーム、KERSの扱いで足並みに乱れ

2009年の採用は自由、2010年シーズンからは全チーム義務になることになっている「KERS」(Kinetic Energy Recovery System:運動エネルギー回収システム)の搭載だが、メーカー系チームの間にもこの扱いで足並みに乱れが出てきているようだ。
FOTA (C) Formula One Teams Association
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すでにこれを活用しているマクラーレン(メルセデス)やBMWザウバーなどはこれをさらに推進する立場となられるが、ルノーではフラビオ・ブリアトーレ代表が「来年はこれを禁止すべき」と、離脱する方針を示している。

フェラーリの判断は不明だが、まだトライしていないトヨタは当分投入する予定がないものとみられている。
同じく、トヨタ・エンジンを使うウィリアムズや、ルノー・エンジンを搭載するレッドブル・レーシングにも投入する予定はまったく聞かれていない。

今後、F1チームの集まりであるFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)がどのように考えを収れんするのか注目されるが、その一方でFIAのマックス・モズレー会長には方針変更の意志はまったくないようだ。

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マクラーレン、早くもスポンサーに動き?

FIA世界モータースポーツ評議会からの召喚を29日に控え徐々に緊張が高まるマクラーレン・チームだが、早くもスポンサーに動きがみられ始めたようだ。
Santander (C)McLaren Group
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最新の噂によれば、同チームの主要スポンサーの一つである『サンタンデル』が、フェラーリ・チームと密かに交渉に入ったというもの。
サンタンデルはスペインを本拠とする銀行グループで、もともとスペイン出身のフェルナンド・アロンソとの契約と共にマクラーレンについて経緯があ、もし同社がフェラーリに移行した場合、かねて噂されるアロンソの跳ね馬加入話にさらに加速がつくことになりそうだ。

また、上記世界モータースポーツ評議会の裁定如何では、マクラーレン・チームからのスポンサー離脱が相次ぐ可能性も考えられる。

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2009/04/28

ルノー・チーム代表、バーレーンのピケに高評価

自チームのドライバーに対し、常に厳しい見方を崩さないルノー・チームのフラビオ・ブリアトーレ代表だが、先週行われたバーレーンGPでのピケについては珍しく高い評価を与えている。
Nelson Angelo Piquet (C)Renault F1 UK
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「今回、ピケは素晴らしいレースをしたね。
彼は常にアグレッシブで、そして安定したドライビングで走り切ったよ」と、讃えるブリアトーレ氏。

今回、アロンソと同じスペックのエアロダイナミックスを与えられたというピケは、グリッド15番手からスタートして積極的に攻め続け、結果10位でフィニッシュ。
これはエース・アロンソ(予選7位)の8位フィニッシュと比べ、ポイント獲得こそならなかったものの十分首脳陣を納得させられるものだったようだ。

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モンテツェモロ社長、「危機だと思ってはいない」

先週のバーレーンGPで、今シーズン初めてグランプリの現場に姿を現したフェラーリのルカ・モンテツェモロ社長は、ライコネンが今季初となるポイント獲得を果たしたレース後、「危機だとは思っていない」と平静であるところを強調した。
Luca di Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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これは英『ロイター』に語ったもので、その中でこの跳ね馬のリーダーは「ちょっと流れを変えようと思って現場に顔を出したんだ。
私がギャントリーにいたところで、別に何ができるという訳ではないんだがね。
それでも私の視線があるだけでチームの雰囲気は変わるというものだろう。
メディアからは『不振』『不振』と書き立てられているが、こんなもの長い戦いの中ではよくあること。
理由もわかっているし、私は別にいまが危機だとは考えていないよ」と、述べている。

さすが、世界的経済危機にあっても業績を伸ばしているフィアット/フェラーリ・グループの総帥、『大将』の役割は十分心得ているようだ。

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レッドブル急迫で、快進撃続バトンお尻に火がつく!

今季ここまで4戦して3勝、唯一優勝できなかった中国GPでも3位表彰台獲得と破竹の快進撃を続けるブラウンGPのジェンソン・バトン(29歳:イギリス)だが、それでも『お尻に火がついた』ことを自ら証明してみせた。
Jenson Button (C)Brawn GP F1 Team
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これはバーレーンGP決勝レース終了後、ガレージにあった発電機の上にうっかり腰を下ろしてしまったというこで、お尻に軽い火傷を負ったと伝えられているもの。

「優勝はしたけれど、レッドブルが確実に追いついてきているのが不気味だね。
われわれのクルマに開幕からさして進歩が見られないのに対し、彼らは確実に進化を続けているからね。
いつまでも僕らに貯金があるわけでもない。
いよいよ始まるヨーロッパ・ラウンドに向けウチだって進歩しなければ、冗談でなくお尻に火がついちゃうよ」

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セナに再びF1への道、今度は『iスポーツ』が名乗り

2010年シーズンからF1チーム予算に大幅制限が課せられることから、新規チームの参戦表明が相次いでいるが、今度はGP2チームである『iスポーツ・インターナショナル』から名乗りが上がった。

同チームのポール・ジャクソン代表は、「現在の一部F1チームのような存在は馬鹿げている。
グリッドの後方に居座り、タダで金を手にしているような連中の尻を蹴ってやり、F1チームとはこうあるべきという姿を見せてやる」と、意気軒昂なところをみせている。

またドライバーについて、昨年在籍したブルーノ・セナ(24歳:ブラジル)の起用を明言。
「セナにF1ドライバーの素質があるところを私が証明したい。
彼がわれわれと行動を共にしてくれることを確信しているよ」とも語っている。

セナについては一時ホンダ・チーム(現ブラウンGP)の候補に挙げられたが、今シーズンの実現はならなかった。
なお同代表は、現在トヨタ・チームで活躍するティモ・グロックを育てた名伯楽でもある

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F1長者エクレストン氏にも世界経済不況の波?

このほど明らかとなったイギリス国内の長者番付によれば、F1関連で常に最上位にランクされるバーニー・エクレストン氏が大きくその資産を減じていることがわかった。
B.Ecclestone & F.Briatore (C)Renault F1 UK
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英『タイムズ』紙が報じるところによれば、今年のエクレストン氏の資産は14億6千万ポンド(約2,073億円)ということで、第24位らランクされているが昨年と比べれば約1,300億円もの減少となっている。

ちなみに他の顔ぶれでは、ルノー・チームのフラビオ・ブリアトーレ代表のわずか(?)1億1千万ポンド(約156億円)が最も上位であるに過ぎない。
エクレストン夫人であるスラビカさんも7億3千万ポンド(約1,036億円)ということで、この夫婦の資産が他のF1関連の面々を圧倒している。

なお英国人F1ドライバーの最高はバトンの4千万ポンド(約57億円)で、ハミルトンの2,500万ポンド(約36億円)がこれに続いている。

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2009/04/27

不振続いたマクラーレン、完全復調の兆し

今季開幕から思わぬ不振が続いたマクラーレン・チームだったがバーレーンGPでは4位フィニッシュと、昨年まで指定席だった表彰台にあと一歩まで回復、復活の兆しをみせた。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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同チームで今シーズンから指揮を執るマーティン・ウィットマーシュ代表は、「今のわれわれにブラウンGPやトヨタ、レッドブルらに対抗するだけの戦闘力がないことを考えれば、今日のハミルトンは素晴らしいレースをしたと言える。
もちろん表彰台に上がれれば良かったが、しかし着実にペースを持ち直していることが証明され上々の一日だったよ。
ヨーロッパ・ラウンドが始まる次のスペインGPまでにはさらに熟成を図るつもりだ。
もちろん、ライバルも進化していくことを考えなければいけないがね」と、語っている。

5番グリッドから発進したハミルトンはスタートで一気に躍進、今回のレースで最も「KERS」の力を発揮したのがマクラーレン・チームだったと言えそうだ。

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バトン、「何もないレースで勝ててうれしい」

今季ここまで4戦して3勝と破竹の勢いで進撃を続けるブラウンGPのジェンソン・バトン(29歳:イギリス)は、バーレーンGPのレース後次のように語っている。
Jenson Button (C)Brawn GP F1
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「今日のレースは素晴らしいものだった。
だって僕の前にはセーフティカーもいないし、レッドシグナルもなしでチェッカーフラッグを受けられたんだもの。
これで今季3勝、チャンピオンシップをリードしてヨーロッパ・ラウンドを迎えられるというのは間違いなく最高の気分だよ。
今日の勝利のポイントは、オープニングラップでハミルトンの前に出られたことだと思う。
もしも彼に後れを取っていたなら、きっと厳しいレースになっていた筈だからね。
ここはエンジンにも厳しいサーキットだったんだけど、チームと一緒になって働いてパワフルなエンジンを供給してくれたメルセデスに感謝している。
F1で成功するためにはこうした強いパートナーシップが不可欠なんだけど、いまのわれわれにはそれがあるということさ」

またロス・ブラウン代表も、「われわれはシーズン前にこうした高い気温でのテストができなかったから、今日のレースはとてもチャレンジングなものだった。
幸い、それを克服できてとてもうれしく思っている。
2週間後にはヨーロッパ・ラウンドの幕開けスペインGPが待ち受けているが、その前にみんなで喜びを分かち合うのを楽しみにしている」と、語っている。

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中嶋一貴(ウィリアムズ)、「期待外れのレースだった」

高温で過酷な展開が予想されたバーレーンGP決勝レースだったが、終わってみれば出走20台中なんと19台が完走。
唯一リタイヤに追い込まれたのが日本のファン期待の中嶋一貴という皮肉な結果に終わった。
中嶋 一貴 (C)Williams F1
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「僕にとってまったく期待外れのレースだった。
スタートは悪くなかったと思うけれど、KERS搭載車と争ってポジションをキープするというのはとても難しいものだったね。
その後2周目の1コーナーでフロントウィングにダメージを負ったため、予定より早くピットインしなければならなくなってしまったんだ。
最後尾で戦列に復帰したけれど、そこから順位を上げることができなかった。
最後はエンジンの油圧低下がみられたため、リタイヤせざるを得なくなった。
今日のレースで唯一ポジティブなことといえば、マシンの感触は悪くなかったので次のレースに期待しているよ」

またサム・マイケル/テクニカル・ディレクターは、「カズキのレースは2周目でアクシデントに遭った。それが今日のレースのすべてだったということ。
次のバルセロナではもっと良いパフォーマンスを期待している」とだけ、語っている。

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ブリヂストン バーレーンGP決勝レースの模様

Bahrain GP Scene (C)McLaren Group
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2009 2009 FIA Formula One World Championship 第4戦 バーレーンGP
開催場所: バーレーン 開催日: 4月24日 ~ 4月26日

2009年F1世界選手権 バーレーンGP 決勝

猛暑のコンディションの中バーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されたバーレーンGPは、スーパーソフト・スーパーソフト・ミディアムのタイヤ戦略で戦ったブラウンGPのジェンソン・バトンが優勝した。

バトンは、同じ戦略を使ったレッドブルのセバスチャン・ベッテルを7.1秒引き離してのフィニッシュだった。
ポールポジションからスタートしたパナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリはスーパーソフト・ミディアム・スーパーソフトの戦略で3位。
今日は路面温度が50度を超える暑さだったが、ブリヂストンのスーパーソフト・タイヤが特に良いパフォーマンスを見せ、高いグリップと安定性を発揮した。

浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長とのQ&A

ブリヂストンの立場から見たレースの感想を聞かせて下さい。
「今日は、特にタイヤという観点から見ると非常にエキサイティングなレースでした。
かなりの戦略の幅が見られました。
ミディアム・コンパウンドはスーパーソフトよりも一貫してラップタイムが遅かったので、チームにとってはミディアムの使い方が難しかったと思います。
スーパーソフトは高い性能を発揮し、バーレーンの極端な暑さの中でも熱によるタイヤの性能の落ちは大きな問題になりませんでした。
ドライバーの中には非常に良くタイヤをマネージした人もいましたし、ミディアム・タイヤで力強い走りを見せた選手もいました。
今日は、2009年度のアロケーションによる、異なる2種類の特徴を持ったブリヂストン・タイヤで戦うレースが、どれほどエキサイティングになるかというのが分かったレースだったと思います」

今シーズン2度目のドライレースとなりましたが、これは2009年スペックのタイヤを理解するのに役立ちますか?
「開幕4戦の有益なデータをわれわれはたくさん蓄積しており、これは非常に役に立っています。
オーストラリアも週を通じてのドライレースでしたが、このレースは事前予測とは違って前年度と同じようにコース路面が変化しなかったため、タイヤのパフォーマンスも予想通りには向上しませんでした。
ここバーレーンで興味深かったのは非常に気温が高かったにもかかわらず、タイヤはとても良いパフォーマンスを発揮し、レースを通して、どのようにタイヤを使うのがベストなのかという問題を選手たちに提示できたことです」

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トヨタ バーレーンGP決勝レースの模様

F1世界選手権第4戦バーレーンGP決勝
J.トゥルーリ、今季2度目の3位獲得

パナソニック・トヨタ・レーシングは26日、バーレーンGP決勝を戦い、ヤルノ・トゥルーリが3位でゴールし表彰台に再び上った。
蒸し暑くなったこの日、トゥルーリはポールポジションから、グロックは2番手グリッドから、スーパーソフトタイヤでスタート。
両車は良いスタートを切り、特にグロックは第1コーナーで、際どく前に出た。
レース開始直後は、トゥルーリが当レースの最速ラップタイムを出すなど、両者揃って、3位以下に差をつけて走行。
グロックは11周目でピットに入り、トゥルーリはグロックに比べ1周余分の燃料を搭載していた為、1回目のピットストップでグロックの前に出た。
両ドライバーはミディアムタイヤに履き替え、トゥルーリは各車1回目のピットストップを終えた段階で2位を走行。
グロックは多く燃料を積んでグリップに苦労し、2回目のピットストップは予定より早い33周目、スーパーソフトに履き替えゴールまでの燃料を搭載。
トゥルーリも37周目の2度目のピットストップで、スーパーソフトタイヤに履き替え、激しいバトルの末、表彰台を獲得した。
グロックは7位に入賞し、前回に続き、2ポイントを得た。
また、昨日、サードドライバーの小林可夢偉(かむい)が、めでたくGP2アジアシリーズのタイトルを獲得した。

Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
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ヤルノ・トゥルーリ:カー・ナンバー9 シャシー:TF109/06
グリッド:1番手
決勝:3位(トップと9.170秒差)
ピットストップ:12周目、37周目
「今週はトヨタ初優勝のチャンスだと考えていたので、正直、少し残念だ。
厳しいレースだった。
第1コーナー進入で少しティモより遅くなり、1回目のピットストップまではティモの後方を走った。
彼より1回目のピットストップが遅いことは、知っていた。
次のピットストップまでは、長距離をミディアムタイヤで走り、他のクルマと激しく競い合ったが、ピットストップの後はセバスチャンに前に出られた。
その後、彼はミディアムタイヤ、自分はスーパーソフトタイヤを使った。
自分のほうが速かったので、頑張ったけど、結局追い抜くことはできなかった。
エンジニアやメカニックは良い仕事をしてくれたので感謝したいし、再び表彰台に上がれ良かった」

ティモ・グロック:カー・ナンバー10 シャシー:TF109/05
グリッド:2番手
決勝:7位(トップと42.880秒差)
ピットストップ:11周目、33周目
「難しいレースだった。
スタートは良かったが、路面が汚れているサイドからスタートした自分が、ヤルノの前に出られて驚いた。
ピットに最初に入ったが、良かったのかどうか分からない。
ミディアムタイヤで走ったとき、グリップを得られず、初めの2周で、何秒失ったか分からない。
タイヤが温まらず、2度目のピットインまではいい走りができなかった。
滑りやすく、スピードはスーパーソフトの方が良かったのは明らかだ。
結局、キミを追いかけたが、オーバーテイクはできなかった。
2ポイント稼いたが、次のスペインではもっと上位を狙いたい」

新居章年:シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
「ヤルノが表彰台を獲得でき、うれしさはあるが、優勝のチャンスを逃した悔しさの方が大きい。
予想より気温も路面温度も高く、タイヤの選択が非常に難しかったが、予選までの積極的な作戦とは逆に、少しリスクを避けすぎたかもしれない。
またシーズン中一番ブレーキの厳しいサーキットであり、消耗が激しかったが、ヤルノもティモも本当にいい走りだった。
これで開幕4戦を終わり、表彰台3回と順調とも言えるが、舞台をヨーロッパに移した後も、常にトップ争いを続けて、初優勝に向かって頑張りたい」

山科忠:TMG会長 兼 チーム代表
「もっと上位を期待していたが、3位を獲得し喜んでいるし、ヤルノの頑張りに感謝している。
ティモはミディアムタイヤでのグリップに苦労し、安定性を確保できなかったが、それでも2ポイントを獲得した。
今季3度目の表彰台は、バーレーンに来ているスタッフだけでなく、ケルンのファクトリーにいるスタッフ全員に、そしてスポンサーの皆様に感謝したい。
今回のようなコンディションの時、表彰台の真ん中を狙わなければいけない。
次のバルセロナから、また頑張りたい」

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2009/04/26

バトン(ブラウンGP)、バーレーンも制覇で今季3勝目

Jenson Button (C)Brawn GP F1
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2009年第4戦バーレーンGPは、予選4位からスタートしたブラウンGPのジェンソン・バトンが優勝。
これで今季4戦中3勝、唯一優勝できなかった中国GPも3位表彰台に上がる鮮烈のパフォーマンスをみせつけた。
バトンはこれで通算4勝目、ブラウンGPは3勝目。

2位は前戦優勝のセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が入り、連続表彰台獲得。
3位はポールポジションからスタートしたトヨタのヤルノ・トゥルーリ。
決勝レースではハードタイヤでのペースが上がらず、残念ながらトヨタ悲願の初勝利はまたお預けとなった。

4位マクラーレンのハミルトン、5位ブラウンGPのバリチェッロ、6位フェラーリのライコネン、モンテツェモロ社長が訪れたフェラーリは今季4戦目にしてやっと初のポイント獲得を果たした。
7位トヨタのグロック、8位ルノーのアロンソでここまでが入賞。

ウィリアムズはロズベルグが9位フィニッシュしたものの、僚友の中嶋一貴はエンジンとみられるトラブルでリタイヤ。
この高温で過酷なバーレーンGPだったが、大きな波乱はなくリタイヤしたのは唯一中嶋一貴のみというレースだった。
またBMWザウバー勢は今回大苦戦。
終始ペースが上がらず、結果はクビサ18位ハイドフェルド19位という散々なものとなった。

バーレーンGP決勝レースの結果はこちら
バーレーンGP画像はこちら

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ブラウンGP、ヴァージン・グループ首脳来訪で正念場

すでに『ブラウン・グランプリF1チーム』のスポンサーになっている英国『ヴァージン・グループ』だが、今回さらにチームのタイトル・スポンサーへの契約拡大も踏まえ、交渉が行われる見通しだ。
Brawn GP『BGP001』(C)Brawn GP F1 Team
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ヴァージンからはこのためリチャード・ブランソン会長がバーレーンGPの会場まで訪れているということで、より良い契約を導くためにも今回のブラウンGP勢2台の成績がキーになりそうだ。

チームのロス・ブラウン代表は「(ヨーロッパ・ラウンドが始まる)スペインGP辺りまでには目途を付けたい」としているが、交渉の行方はまだ予断を許さない状況。

一方、このバーレーンGP明けにFIAの世界モータースポーツ評議会の査問が予定されているマクラーレン・チームでは、「結果次第ではスポンサーとの契約に大きな影響も」と、こちらもスポンサー契約の行方に頭を悩ませている。

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バーレーンGP:スタート時車両重量一覧

25日(土)、FIAが発表したバーレーンGP公式予選終了後の各マシンの車両重量は下記の通り。
(重量はドライバー&ヘルメットを含むもの)

バーレーンGPスタート時車両重量一覧表

No. Driver Car Weight
1 ルイス・ハミルトン McLaren Mercedes 652.5kg
2 ヘイキ・コバライネン McLaren Mercedes 678.5kg
3 フェリッペ・マッサ Ferrari 664.5kg
4 キミ・ライコネン Ferrari 671.5kg
5 ロバート・クビサ BMW Sauber 698.6kg
6 ニック・ハイドフェルド BMW Sauber 696.3kg
7 フェルナンド・アロンソ Renault 650.5kg
8 ネルソン・アンジェロ・ピケ Renault 677.6kg
9 ヤルノ・トゥルーリ Toyota 648.5kg
10 ティモ・グロック Toyota 643.0kg
11 セバスチャン・ボーデ Toro Rosso Ferrari 667.5kg
12 セバスチャン・ブエミ Toro Rosso Ferrari 678.5kg
14 マーク・ウェバー Red Bull Renault 656.0kg
15 セバスチャン・ベッテル Red Bull Renault 659.0kg
16 ニコ・ロズベルグ Williams Toyota 670.0kg
17 中嶋 一貴 Williams Toyota 680.9kg
20 エイドリアン・スーティル Force India Mercedes 689.0kg
21 ジャンカルロ・フィジケーラ Force India Mercedes 652.0kg
22 ジェンソン・バトン Brawn GP Mercedes 652.5kg
23 ルーベンス・バリチェッロ Brawn GP Mercedes 649.0kg

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中嶋一貴(ウィリアムズ)、「どこでタイムロス、わからない」

今回も予選Q2で涙を飲んだウィリアムズ・チームの中嶋一貴は、次のように予選を振り返った。
中嶋 一貴 (C)Williams F1
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「どこでタイムを失っているのか言うのは難しい。
ドライビング・ミスはしていないし、マシンのパフォーマンスだって問題はない。
ニコ(ロズベルグ)とのタイム差だけを考えるなら、午後の結果には満足しているよ。
ただ結果的に僕だけQ3に進めていないことについては、正直複雑な気持ち」

またサム・マイケル/テクニカル・ディレクターは、「この予選結果はまあ予想した通りのところ。
9番手になったロズベルグには明日、ポイント獲得を期待するというところだし、彼と同じ新パッケージを持っていないことを考えればカズキはいい仕事をしたのではないか。
それはそれとして、トヨタが明日のレースでいずれもフロントロウからスタートすることについてはおめでとうを言いたい」と、語っている。

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スーティル(F・インディア)にグリッド3番降格ペナルティ

25日(土)行われたバーレーンGP公式予選で惜しくも16番手となりQ2進出を逃がしたフォース・インディアのエイドリアン・スーティル(26歳:ドイツ)だったが、その16番手のポジションをも奪われることとなった。
Adrian Sutil (C)Force India F1
拡大します
これはスーティルに対し同グランプリのレーススチュワードが「予選Q1セッション中、マーク・ウェバー(レッドブル)のアタックを妨害した」として『3グリッド番降格のペナルティ』を科したもの。

これについてセッション終了後ウェバーには謝りに行ったというスーティルは、「あの時自分はクリアラップに備えペースを落としていた。
結果的にウェバーのアタックを邪魔することになってしまい、すまなかった」と、釈明している。

最後のアタックを妨害されたウェバーは、チームメイトが今回もQ3まで進出したのに対し、結果的にQ1での敗退を余儀なくされた。
なおウェバーがQ3まで進出できなかったのは今シーズンこれが初めてのこととなる。

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小林可夢偉、GP2アジア・シリーズでチャンピオンに

小林 可夢偉 (C)GP2 Series Media Service

バーレーンGP公式予選でトヨタ・チームが初のフロントロウ独占を果たした同じ土曜日、こちらも初のGP2アジア・シリーズ・タイトル獲得に向け第1レースに出走したトヨタF1チームの第3ドライバー小林可夢偉は、難しいレースを4位でフィニッシュ。
これによりみごと日本人初となるチャンピオン獲得を果たした。

GP2アジア・シリーズ・バーレーン戦の結果はこちら
トヨタ・チームの公式リリースはこちら

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ブリヂストン バーレーンGP公式予選の模様

Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
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2009 FIA Formula One World Championship 第4戦 バーレーンGP [予選]
開催場所: バーレーン 開催日: 4月24日 ~ 4月26日
2009年F1世界選手権 バーレーンGP 予選

ブリヂストンのスーパーソフト・タイヤでパナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリがポールポジションを獲得、明日のバーレーンGP決勝は初めてトヨタの2台がフロントローに並ぶ。

1分33秒431を記録したトゥルーリと、2位で予選通過したチームメイトのティモ・グロックとのタイム差は約0.3秒。3位はセバスチャン・ベッテル(レッドブル・レーシング)だった。
今日は金曜日と比べるとラバーが乗って路面コンディションは向上し、気温はさらに上昇した。
午前中のプラクティス・セッションではスーパーソフト・タイヤを装着したグロックが1分32秒605の最速ラップタイムを記録した。

浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長とのQ&A

今日の走行のポイントを教えて下さい。
「今日はトヨタにとって2台がフロントローを獲得する素晴らしい日になりました。
トヨタと4回目のポールポジションを達成したヤルノ・トゥルーリにお祝いを申し上げます。
金曜日の走行と比較すると、グリップレベルが上がり、ラップタイムが向上しました。
特にプラクティス・セッションは、砂も清掃され、ラバーが乗ったためコンディションは良かったようです。
予選はどのセッションも非常にタイム差が接近し、エキサイティングでした。
第1予選セッションでもタイム差が接近していた為、上位陣の速いクルマもタイムの出るソフト側のスーパーソフト・タイヤを装着していました」

ここバーレーンでの2種類のコンパウンドのパフォーマンスについて教えて下さい。
「タイヤのパフォーマンスという意味では興味深い週末です。
今週末はスーパーソフト・タイヤがとても良いパフォーマンスを見せており、ミディアム・タイヤよりも平均0.7秒速い好調なラップタイムを記録しています。
性能の落ちという点では、スーパーソフトはおもしろいチャレンジになるでしょう。
スーパーソフトで長いスティントを走るチームもあるかもしれませんが、性能の落ちをコントロールするための対策も必要です。
スーパーソフトをいかに用いるかというのが、今回のレースのキーポイントになると思います。
今週のような気温が高いコンディションでも、ミディアムはスーパーソフトよりもワームアップに時間がかかります。
レースではミディアム・タイヤが高い耐久性を発揮すると思いますが、スーパーソフトよりもラップタイムは遅くなるでしょう」

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トヨタ バーレーンGP公式予選の模様

F1世界選手権第4戦バーレーンGP予選
J.トゥルーリ、T.グロックがフロントロー独占

パナソニック・トヨタ・レーシングは25日、これまでで最高の成績でバーレーンGPの予選を終えた。
26日の決勝で、トゥルーリとグロックは最前列からスタートをする。

晴れ渡ったバーレーン・インターナショナル・サーキットは、気温35~38℃、路面温度47~51℃と猛烈に暑くなった。
グロックは午前のフリー走行3回目で、電気系統のトラブルを抱えたものの、トップタイムを記録。
トゥルーリとグロックとも、午後の予選第1セッションの初めはミディアムタイヤを履き、その後はスーパーソフトを使用した。
第3セッションまで進んだ両ドライバーとも、素晴らしいラップを刻み、トゥルーリがポールポジション、グロックが2位を獲得。
トヨタは明日の決勝で、好スタートが切れるように最善を尽くす。

Toyota Duo (C)Panasonic Toyota Racing
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ヤルノ・トゥルーリ:カー・ナンバー9 シャシー:TF109/06
フリー走行3回目 :9番手 1分33秒397(トップと0.792秒差)  19周
予選第1セッション:2番手 1分32秒779(トップと0.099秒差)  7周
予選第2セッション:3番手 1分32秒671(トップと0.197秒差)  6周
予選第3セッション:1番手 1分33秒431(トップタイム)  7周
グリッド:1番手 (暫定)
「再びポールポジションに戻ることができ、興奮している。
今週は上手く行っており、明日の最前列からのスタートをうれしく思う。
セッション中、ブレーキングに問題があったので、実は、昨日ほどスムーズなわけではなかった。
これは決勝への不安要素なので、今夜中に、確認したい。
レースのペースもタイヤの調子も良いので、決勝も行けると信じている。
開幕から第3戦まで、順調ではなかったので、そろそろ風向きを変えたい。
冬のテストをここバーレーンで実施し、良いタイムを出していた。
それが、今日1、2位をトヨタが独占したことにも、つながったのだろう。
ポールポジションは、一生懸命働いてくれたチームのみんな、そして、地震にあわれた故郷のアブルッツォ地域の方たちに捧げたい」

ティモ・グロック:カー・ナンバー10 シャシー:TF109/05
フリー走行3回目 :1番手 1分32秒605(トップタイム)  16周
予選第1セッション:7番手 1分33秒165(トップと0.485秒差)  7周
予選第2セッション:2番手 1分32秒613(トップと0.139秒差)  6周
予選第3セッション:2番手 1分33秒712(トップと0.281秒差)  7周
グリッド: 2番手 (暫定)
「最前列グリッドを独占できて最高。
昨日、自分のクルマにトラブルが発生したが、セットアップを変えるなど、今日のためにチームが一生懸命やってくれた。
午前のフリー走行では、電気系統の故障で、時間いっぱい走ることができなかったが、最速タイムを刻むことができた。
予選はとてもスムーズに行った。
風が少し変わったが、初めに使ったミディアムタイヤに慣れるのに苦労した。
予選第2セッションでは、少し良くなったが、第3セッションの8週目の後、小さなミスをして、ヤルノに追いつけなかった。
今季はチームにとって厳しいスタートとなったので、エンジニアとメカニックのみんなに心から感謝したい。
今日は素晴らしい結果となった」

パスカル・バセロン:シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー
「予選の結果には大喜びしている。
競争力を高く保てていたので、1位を目指していたし、結果、そうなった。私たちに続くほかのクルマとの差はもう少し小さいと思っていた。
ドライバーは2人とも、よくやってくれ、予選第1セッションから良いペースが刻めていたので、その調子のまま、残りの予選を戦うだけだった。
タイヤについては、ミディアムとスーパーソフトの両者に大きな違いが出るので、明日の決勝は面白く、様々な戦略が考えられる。
昨日のフリー走行で、短距離と長距離の走行ペースも確認できている。
本日午前のフリー走行も、ティモが電気系統の小さなトラブルを抱えた以外、うまく行った。
時間内に直したエンジニアとメカニックに、感謝したい。
今日の結果を明日につなげたい」

新居章年:シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
「フロントローをヤルノとティモで独占できたことは、ドライバー、チーム全員のおかげで素直に感謝して喜びたい。
今朝のフリー走行で昨日の悪かった点を修正することができた。
フリー走行の最後にティモのエンジンが止ってしまう不具合もあったが、チームの懸命な作業で原因を突き止め、無事に予選までに修復する事ができた。
また予選に入ってからは本当に上手くタイヤマネージメントができ、これが今日の結果につながったと考える。
しかし本当の勝負は明日のレースなので、車のチェックなどしっかり進めて、表彰台の真ん中を目指してチーム一丸のレースする」

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2009/04/25

バーレーンGPポールはトゥルーリ、トヨタの1-2!

Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
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バーレーンGPの公式予選Q3はトヨタのヤルノ・トゥルーリがポールポジションを獲得して終えた。
トゥルーリのポール獲得は2005年のアメリカGP以来、自身通算4回目となる。
またトヨタのポールは2005年の上記アメリカと鈴鹿(ラルフ)以来、通算3回目となる。
また2番手にも同じトヨタのグロックが入り、トヨタは初のフロントロウ独占の快挙。
グロックにとっても予選2位はこれまでの最高グリッドということになる。

3番手は前戦中国GPのポールシッター、レッドブルのベッテル、4番手ブラウンGPのバトン、5番手マクラーレンのハミルトン、6番手ブラウンGPのバリチェッロ、7番手ルノーのアロンソ、8番手フェラーリのマッサ、9番手ウィリアムズのロズベルグ、そして10番手がフェラーリのライコネンというトップ10グリッドになった。

バーレーンGP公式予選の結果はこちら
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中嶋一貴、またも予選Q2突破ならず

予選Q2が終了。
ここでもトップタイムはレッドブルのベッテルが記録。
2-3番手にトヨタのグロック&トゥルーリ。
4番手フェラーリのライコネン、5-6番手にはブラウンGPのバリチェッロとバトンが1000分の1秒までまったくの同タイムでつけた。
7番手ルノーのアロンソ、8番手マクラーレンのハミルトン、9番手フェラーリのマッサ、そして10番手ウィリアムズのロズベルグとここまでがQ3進出を果たした。

脱落したのはマクラーレンのコバライネン、ウィリアムズの中嶋一貴、BMWザウバーのクビサ&ハイドフェルド、そしてルノーのピケという5台となった。

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予選Q1はベッテルが最速タイムで通過

バーレーンGPの公式予選Q1が気温40度、路面温度51度にも達するコンディションの中始まった。
このセッションでトップタイムを記録したのはレッドブルのベッテル。
これにトヨタのトゥルーリ、マクラーレンのハミルトン、ブラウンGPのバトン&バリチェッロ、フェラーリのライコネン、トヨタのグロック、ウィリアムズの中嶋一貴、フェラーリのマッサ、BMWザウバーのハイドフェルドまでがトップ10。
以下、マクラーレンのコバライネン、BMWザウバーのクビサ、ルノーのピケ&アロンソ、そしてウィリアムズのロズベルグがギリギリ通過を果たした。

ここで脱落したのはフォース・インディアのスーティル、トロ・ロッソのブエミ、フォース・インディアのフィジケーラ、レッドブルのウェバー、そしてトロ・ロッソのボーデの5台。
アタック中のスーティルと交錯しそうになったウェバーは、チームメイトがトップタイムなのとは対照的な結果となった。

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グロック(トヨタ)、フリー3回目最速もストップ

Timo Glock (C)Panasonic Toyota Racing
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バーレーンGPのフリー走行3回目セッションは、トヨタのグロックが1'32.605という最速タイムを記録した。
しかしその直後にマシンはコース上で突然ストップ、トラブルが起きたようだ。

2番手にはフェラーリのマッサがグロックから0.123秒差で続いた。
3番手ウィリアムズのロズベルグ、4番手マクラーレンのハミルトン、5番手フェラーリのライコネン、6番手ルノーのピケ、7番手BMWザウバーのクビサ、8番手ウィリアムズの中嶋一貴、9番手トヨタのトゥルーリ、そして10番手がBMWザウバーのハイドフェルドだった。
これらのうち、フェラーリの2台、BMWザウバーの2台、そしてマクラーレンとルノーらがKERS搭載車だったとみられる。

ブラウンGPはバトン&バリチェッロが15-16番手に留まったが、こちらは予選に向けて余裕があるものとみられる。
また最下位に留まったトロ・ロッソのボーデはわずか7ラップの周回で、やはりマシントラブルに見舞われた模様。

バーレーンGPフリー走行3回目の結果はこちら
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小林可夢偉、タイトル獲得に向けポール獲得!

小林 可夢偉 (C)GP2 Series Media Service  
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トヨタ・チームの第3ドライバーでもある日本の小林可夢偉(22歳)が、F1バーレーンGPのサポートレースとして行われているGP2アジア・シリーズ最終戦の公式予選でみごとポールポジションを奪取、念願のシリーズ・チャンピオン獲得に向け幸先の良いスタートを切った。

GP2アジア・シリーズ・バーレーン戦公式予選の結果はこちら

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ライコネン、罰金50万円科せられる

ここバーレーンでも苦しい戦いが続くフェラーリ・チームだが、そんなキミ・ライコネンにさらなる追い打ちが浴びせられた。
Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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これは、この日行われたフリー走行1回目セッションで、ライコネンがピット犯したとして罰金が科せられたもの。
ライコネンは定められたピットレーンの制限時速60キロのところ、79.5キロで走行したとして罰金4千ユーロ(約51万4千円)を審査委員会から言い渡された。

なお今シーズン、フリー走行では制限速度60キロ、決勝レース時には80キロと定められている。
また速度超過した場合には1キロあたり200ユーロ(約25,700円)の罰金が科せられることになっている。

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中嶋一貴(ウィリアムズ)、「悪くはないけど……」

バーレーンGPフリー走行初日に行われたセッションで、それぞれ11番手・10番手とまずまずのスタートを切ったウィリアムズ・チームの中嶋一貴だが、本人の感触としてはまだ物足りないもののようだ。
中嶋 一貴 (C)Williams F1
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「悪くはない滑り出しだとは思うけれど、ニコ(ロズベルグ)と比べるとまだちょっとペースが足りないね。
これからエンジニアとデータを分析して、どこで後れを取っているのか分析をするつもりだよ。
明日の予選でタイム差を詰めなければならないからね。
路面の方はセッションを重ねるごとに良くなっていくようだ。
ここバーレーンはこれまでのグランプリと比べとても暑いけれど、まだ体力的には大丈夫だよ」

なおチームのリリースで、今回ロズベルグのマシンだけに新機軸のエアロ・パーツが装着されていることが発表されている。

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フェラーリ総帥、バーレーンまで遠征して檄

フェラーリ・チームのスポークスマンは、今週末のバーレーンGPにフィアット/フェラーリ・グループの総帥ルカ・モンテツェモロ社長が出席する意向であることを明らかにした。
Luca di Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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モンテツェモロ氏がF1グランプリの現場に姿を表すのは今シーズンこれが初めてのこと。

スポークスマンは「この困難な瞬間に、彼はチームと共にあるべきと判断した」と説明するが、開幕から3戦を終えていまだノーポイントと極端な不振にあえぐF1チームに、大将自らが檄を飛ばすため現場に乗り込むというのは明白なことだろう。

バーレーンGPフリー走行初日、その跳ね馬戦士たちの順位はそれぞれ16位と18位というものだった。

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トヨタ バーレーンGPフリー走行の模様

F1世界選手権第4戦バーレーンGP フリー走行初日

バーレーンGP決勝を2日後に控えたパナソニック・トヨタ・レーシングは24日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで2回のフリー走行を実施した。
2009年は第2、3戦と荒れた天候が続いたが、ここバーレーンでは日が差し、気温は32~37℃、路面温度は43~57℃を計測。
ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックは週末に向け、データを収集し、充実した走行を行った。
両ドライバーとも、午前はブリヂストンのミディアムタイヤ、午後はミディアムとスーパーソフトの両タイヤを使用。
チームは集めた情報を分析し、予選と決勝のセットアップを決定する予定だ。

ヤルノ・トゥルーリ:カー・ナンバー9  シャシー : TF109/06
フリー走行1回目:15番手 1分35秒036(トップと1.389秒差) 22周
フリー走行2回目:3番手 1分33秒616(トップと0.277秒差) 37周

「このサーキットでは冬のテストでたくさんの情報を収集したが、今日のコンディションはテストの時とは全く異なっていた。
ずっと高い気温に合わせ、いくつかセットアップを変えなければならなかった。
また、テストの時より、クルマが滑ったが、たぶん、他のチームのドライバーも同じように感じていると思う。
今日はいつものように、タイヤのテストとセットアップのプログラムをこなした。
ドライバビリティがもう少し必要だけど、決勝に向けて悪くないスタートができたと思う」

ティモ・グロック:カー・ナンバー10  シャシー : TF109/05
フリー走行1回目:17番手 1分35秒333(トップと1.686秒差) 20周
フリー走行2回目:8番手 1分33秒764(トップと0.425秒差) 37周

「ここでの冬季テストでは安定的したペースを刻め、良かったが、今日は運転が難しかった。
ラップタイムは悪くないけど、特に周回を重ねた時の車のバランスが、あまり良くないように感じた。
ブレーキングの感触も、もう少し良くしたい。
明日からの方向性を整理し、クルマを有るべき状態に戻す為に、われわれは今晩も遅くまで頑張らなければならない」

Dieter Gass (C)Panasonic Toyota Racing
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ディーター・ガス:レース&テスト・チーフ・エンジニア
「全体的に、今日はとても上手く行った。
ここでの冬季テストでは、概ね良いコンディションだったが、その時とは気温がかなり違うので、テスト済みの事項をいくつか再確認した。
空力とブレーキの冷却に関しては最新のものにし、問題なくフリー走行を行った。
タイヤの調子は最近の数レースほど、厳しくないようなので、日曜の決勝では、良い結果を期待できると思う」

新居章年:シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
「このサーキットでは2週間の冬季テストを行っているので、いつもよりは余裕を持って臨めた。
バーレーンGP初日は、40℃近い気温の中でのフリー走行となったが、まずは順調にプログラムをこなす事ができた。
2月テストより20℃も高い路面温度の中で、スーパーソフトとミディアムコンパウンドをどう使いこなすかが、大きな課題と考えてきたので、午後のフリー走行は、その為に多くの時間を割くことになった。
結果として、予選、決勝レースの作戦を立てる上で、有効なデータを得る事ができた。
明日の予選では2台揃って上位グリッドを目指す」

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2009/04/24

フリー走行2回目はロズベルグ(ウィリアムズ)

バーレーンGPのフリー走行2回目セッションは1位から13位までが1秒以内にひしめくという大混戦となった。
Nico Rosberg (C)Williams F1
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そんな中、トップタイムを記録したのはウィリアムズのロズベルグ。
今シーズンここまで通算11回に渡ったフリー走行セッションで、実にこれが7回目のトップタイムという快挙になった。

2番手はルノーのアロンソ。
ロズベルグとのタイム差は0.191秒というものだった。
3番手はトヨタのトゥルーリ、4-5番手にレッドブルのベッテルとウェバーの二人。
6番手ブラウンGPのバトン、7番手にはパフォーマンスを上げたフォース・インディアのスーティル(フィジケーラも12番手)。
8番手トワタのグロック、9番手ブラウンGPのバリチェッロ、そして10番手はウィリアムズの中嶋一貴となった。

午前のセッションで最速だったマクラーレンのハミルトンは11番手、コバライネンは19番手に留まった。
またフェラーリ勢もマッサが16番手、ライコネンは18番手と苦戦。
BMWザウバー勢もクビサ17番手、ハイドフェルドに至っては20番手に留まった。

明日は注目の公式予選が行われるが、砂嵐が襲来するとの予報もあり心配される。

バーレーンGPフリー走行2回目の結果はこちら
バーレーンGP画像はこちら

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フリー走行1回目は復活ハミルトンが最速タイム

Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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好天のもと行われたバーレーンGPのフリー走行1回目セッションは、復活をうかがわせるマクラーレンのハミルトンがトップタイムを記録して終えた。
2番手にはBMWザウバーのハイドフェルド、さらに3番手も僚友のクビサと、いずれもKERS搭載とみられるマシンが上位を占め、このサーキットとの相性の良さを窺わせた。

4番手にウィリアムズのロズベルグ、5番手ブラウンGPのバトン、6番手マクラーレンのコバライネン、7番手ブラウンGPのバリチェッロ、8番手フェラーリのマッサ、9番手レッドブルのウェバー、そして10番手にフェラーリのライコネンがつけた。

ウィリアムズの中嶋一貴は11番手。
シーズン前にここで集中テストを行ったトヨタ勢はトゥルーリが15番手、グロックは17番手だった。
またルノーはピケが13番手、アロンソ18番手。
今回バージョンアップされたとされるフォース・インディアはスーティルが14番手、フィニッシュが16番手だった。
なおトロ・ロッソのセバスチャン・ブエミは途中電気系とみられるトラブルでストップしている。

バーレーンGPフリー走行1回目の結果はこちら
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レッドブル関係者、「うちのドライバーはライバル同士」

中国GPでのW表彰台獲得で、一躍今シーズンのタイトル候補に名乗りを挙げることになったレッドブル・レーシングのマーク・ウェバーとセバスチャン・ベッテルのコンビだが、二人の仲はあまりいいものではないようだ。
RedBull Duo (C)Redbull Racing
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これは同チームでアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ氏がオーストリアの『スポーツネット』で明らかにしたもので、「正直言って、二人が親友の仲ということはない。
協調と言うよりは、むしろ正々堂々としたライバル関係と言うほうがふさわしいだろう。
ウェバーは確かな実力を持つドライバーだが、しかし自分より11歳も若く、F1で97戦も経験が少ないドライバーの後塵を拝すというのが面白い筈はない。
ましてや今シーズンは自分自身が怪我のために出遅れて、ベッテルが熟成したセットアップでスタートしたのだから。
でもわれわれはそれでいいと考えているよ。
要は、二人が互いに良いライバル関係を持って切磋琢磨してくれれば、それが結局チームのためになることなのだから」と、語っている。

2007年にレッドブルに加入したウェバーはこれまで3位表彰台が最高で、今回の2位は自身最高位となるものだが、チーム初勝利は同チームでわずか3戦目のベッテルに奪われたことになる。

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KERS、バーレーンGPでは4チームが搭載へ

先週の中国GPではわずか2チーム3台だけの使用に留まった「KERS」(Kinetic Energy Recovery System:運動エネルギー回収システム)搭載車だが、今週行われるバーレーンGPではコースの特性もあり再び4チームがトライすることになるようだ。
McLaren Duo (C)McLaren Group
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搭載する意向をみせているのは開幕から全てのレースで完全実施しているマクラーレンの2台に加え、ルノーも2台、BMWザウバーも2台、前戦は信頼性不足という理由で見送ったフェラーリは今回マッサだけが搭載ということで4チーム7台が採用となる見通し。
フェラーリではマッサがKERSに意欲的なのに対し、BMWザウバーではクビサが否定的であるなど、個々のドライバーによる意向の影響も強いようだ。

ただ中国GPでも結局予選以降も搭載したのはマクラーレン2台とBMWザウバーのハイドフェルドになるなどしていて、まだ全員がそのまま決勝レースまで使用するかは不明だ。

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プロドライブ社も2010年F1参戦意思表示

デビッド・リチャーズ代表率いるイギリスのプロドライブ社が、こちらもコスト削減が実施される2010年シーズンからのF1新規参戦実現に向けて意思表示を行った。
Prodrive Factory (C)Prodrive
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同社はFIA(国際自動車連盟)による公募に応じ本来なら2008年シーズンにも参戦となる筈だったものの、カスタマーシャシー問題の解釈を巡りチーム間の行き違いが表面化し、結局参戦を断念した経緯がある。

今回リチャーズ氏は、FIA(国際自動車連盟)によるコスト削減の方針とFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)からの商業権が保証されるなら参戦する意志があるとしているようだ。
ただ2008年の時はマクラーレン&メルセデスとの関係が深かったが、今回は独立系のコスワース・エンジンを搭載する意向とみられ、すでに同じく参戦の意志を示しているUSF1、ローラと並んで3チームが同じエンジンということになる。

またチーム数としても現在の10チームと合わせるとFIAが想定する12チームを超える13ということになり、また新たな問題も出てきそうだ。

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2009/04/23

フォース・インディアもやっと新機軸投入へ

マシンのレギュレーションが大きく変更された中、やや出遅れた感のあった『フォース・インディア』だが、今週のバーレーンGPに向けやっとある程度の戦闘力を備えることになるようだ。
Adrian Sutil (C)Force India F1
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同チームのヴィジャイ・マルヤ代表によれば、開発を続けてきた新しいフロアパネル、そしてディフューザー・システムを今週末『VJM02』に実践投入することになったというもの。

先週行われた中国GPでは同チームのエイドリアン・スーティルが一時マクラーレン勢を抜いて4位を走るなど素晴らしい活躍をみせたが、これは多分にスーティル個人の能力に頼った部分があるが、今後はマシン自体のパフォーマンスもさらに向上する筈だ。

昨シーズン、唯一ポイント獲得のならなかったフォース・インディアだが、今シーズンは躍進を狙っている。

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レッドブル・オーナー、「ベッテルは手放さない」

昨年はトロ・ロッソに、そして今年はまたレッドブル・レーシングに初勝利をもたらせたセバスチャン・ベッテル(21歳:ドイツ)については、他チームの首脳からも高い評価が与えられているが、レッドブル・グループのディートリッヒ・マテシス/オーナーは「ベッテルを手放すつもりはない」と、他チームからの勧誘に防戦を張っている。
Sebastian Vettel (C)BMW Sauber F1
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同氏は独『ビルド』紙の取材に対し、「彼は今の時点でおそらくF1最高レベルのドライバーじゃないか。
だからウェバーとベッテルというドライバー・ラインナップは、フェラーリ以外では最も強力なものだと自負しているんだ。
残念ながら、私にはベッテルを手放すつもりはないね」と、語っている。

ベッテルとレッドブルとの契約は2010年までと言われるが、その後もチーム側にオブション権があるとみられ、当分ベッテルが他チームのスーツを着ることはなさそうだ。

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ローラ、2010年からにもF1復帰の可能性

英国コンストラクターの名門『ローラ』社に、再びF1に復帰する可能性が出てきたようだ。

鈴木 亜久里/ローラ (C)Super Aguri F1
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同社が最初にF1フィールドに現れたのは1963年のことで、当時はクライマックス・エンジンを搭載、以来数次に渡る参戦を繰り返し、最後はフォード・エンジンを搭載した1997年のオーストリアGPを舞台にF1からは撤退していた。
最高位はいずれもジョン・サーティーズを擁した1962年の予選1位、決勝2位で、このマシンは後にホンダF1の母体になったと言われている。
またランボルギーニ・エンジンを搭載した1990年の日本GPでは鈴木亜久里氏が3位入賞を果たした。

復帰は2010年シーズンとみられていて、これについて現在のローラ社を率いるマーティン・ビラン会長は、「われわれはF3からA1GP、チャンプカー、F3000やフォーミュラ・ニッポンに至るまで、シングル・シーターのレーシングカーでことごとく成功を収めてきた。
当然今度はF1だろう。
なにしろわれわれには昔からF1のDNAがあるのだから。
また今回FIAが示した2010年シーズンからのF1コスト削減案が後押しになったのは事実。
財政はF1参戦にあたり大きな要素だからね」と、語っている。

エンジンはコスワースが予定されているということで、正式なF1復帰の表明は今後数週間以内にも行われる見通しと期待されている。

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2009/04/22

ピケ(ルノー)、バーレーンGPではバージョンアップ

中国GP公式予選では、自身が17番手に留まる中、チームメイトであるアロンソがフロントロウを獲得するなど大きなスピードの差を見せつけられたルノー・チームのネルソン・アンジェロ・ピケだが、そこにはマシンの違いがあったのも事実だ。
Nelson Angelo Piquet (C)Renault F1 UK
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同チームでは、ブラウンGPなどが採用しているとされるWデッカータイプのディフューザーを開発、上海サーキットまで緊急に空輸を行ったという。
関係者によれば、フラビオ・ブリアトーレ代表のプライベート・ジェット機の座席を取り外して持ち込んだということだ。

新コンポーネンツは金曜日の夜に徹夜の作業で取り付けられ、土曜日のセッションから実践に移され、早速その効果を上げたことになる。

幸い今週行われるバーレーンGPにはヒケのマシンもグレードアップが行われることになっているのだが、それでもパフォーマンスが改善されなければシーズン途中での更迭もあり得るとスペイン紙は書き立てている。

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BMWザウバー代表、「たった3戦であきらめない」

フェラーリ、ルノー、レッドブルらに続き、BMWザウバーもブラウンGPらのディフューザーを違法として国際控訴審に控訴した一員だが、同チームのマリオ・タイセン代表は合法との判断にも「われわれはまだ2009年シーズンをあきらめない」と、強調している。
Mario Theissen (C)BMW Motorsports
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これはドイツの通信社『スポーツ・インフォメーション・サービス』に答えたもので、その中で同博士は、「もちろんわれわれはこんなプアーなシーズン・スタートを期待していた訳ではない。
もしマシンに弱い部分があるのなら、われわれはそれにすぐさま手当をするだろう。
それに言われているようなWデッカー(ディフューザー)だけが問題であるとも考えていない。
なにより、まだチャンピオンシップは17戦のうちわずか3戦を終えただけなのだから、ここであきらめる訳にはいかないよ」と、語っている。

同じ仲間(?)のフェラーリ・チームでは、すでに今シーズンをあきらめる気運があると報じられている。

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レッドブル、モナコGPまで改良ディフューザー投入なし

大型ディフューザー(Wデッカー)なしのマシンで、唯一ブラウンGPの連勝を食い止めたレッドブル・レーシングの『RB5』だが、こちらの改良ディフューザー投入はまだ先のことになるようだ。
Redbull Racing『RB5』(C)Redbull Racing
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これは同マシンの開発を指揮したエイドリアン・ニューイ氏が明らかにしたもので、それによれば同チームの改良ディフューザー投入は早くても第6戦モナコGP(5月24日決勝)以降になるだろうとのこと。

中国GPでの1-2勝利を受け、同チームではクリスチャン・ホーナー代表が「改良ディフューザーなしでもブラウンGPより速かったのだから、投入されればすごいことになる」との楽観的な見通しを語っているが、実際には『RB5』のリヤ・サスペンションが他チームとは異なりプルロッド・システムを採用していることから、ディフューザーへの対応が困難という裏事情があるようだ。

ただし、ニューイ氏はディフューザーに留まらないさらなる大規模な改善計画が『RB5』にはあると意欲をみせている。

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メルセデス首脳、「ベッテルが欲しい」

昨年はトロ・ロッソに、そして今年はまた移籍したレッドブル・レーシングに初勝利をもたらせたドイツの新鋭セバスチャン・ベッテル(21歳)について、メルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグ代表が早くも食指を伸ばしているようだ。
Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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「もちろん彼はいまレッドブル・レーシングと契約を結んでいるのだから移籍があるとしてもそれが満了したからということになるだろうが、私は彼がシルバーアロー(シルバーはドイツのショナルカラー)のマシンをドライブするのを夢見ているんだ」と、ハウグ氏はドイツの『ビルド』紙に語っている。

かつてF1の表彰式で繰り返し流されたドイツ国歌(ミハエル・シューマッハ)が、日曜日上海のステージではベッテルのために流された。
なおベッテルのレッドブルとの契約は2010年末までと伝えられている。

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2009/04/21

レッドブル代表、「選手権語るには早過ぎるが」

チーム設立以来、念願の初勝利、それもみごとな1-2フィニッシュで飾ったレッドブル・レーシングでは、クリスチャン・ホーナー代表が次のように語っている。
Christian Horner (C)RedBull Racing
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「もちろんシーズンはまだ始まったばかりで、今の段階でチャンピオンシップについて語るのは早過ぎるよ。
でも、今回のレースでわれわれはブラウンGPに追いついたと自負しているんだ。
なぜなら、われわれのマシンにはまだ彼らのような優れたディフューザーはついていないんだからね。
それにディフューザーだけでなく、われわれのマシンにはこれからさらに新開発のエアロダイナミックスを投入することになっている。
だからこのマシンを造り上げた張本人は、グランプリの週でも金曜日の深夜までファクトリーに閉じこもっているのさ」

言うまでもなく同チームで新型車開発の指揮を執ったのはチーフ・テクニカル・オフィサーを務めるエイドリアン・ニューイ氏。
かつてウィリアムズやマクラーレンで成功を収めたデザイナー界の鬼才だ。

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フェラーリ、不振続けば今季の開発断念も

不振が続くフェラーリ・チームだが、同チームのステファーノ・ドメニカリ代表が早くも今シーズンを断念する可能性を英誌に示唆して注目されている。
Stefano Domenicali (C)Ferrari S.p.A
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それによれば、開幕からここまで3戦を終えてまったくノーポイントのこのイタリア名門チームは、出遅れた形のディフューザーについて緊急開発を行い、遅くともヨーロッパ・ラウンドの幕開けとなる第5戦スペインGP(5月10日決勝)には投入したいというもの。

ただし、ただいちディフューザーの改善だけで劣勢が一気に挽回できるとはドメニカリ代表も考えていないということで、改良はさらに多岐に渡るだろうとしている。

しかしながら、もしそうした改善でも目立った効果がみられない場合、早くもここで今シーズンの開発を断念し、来たるべき2010年シーズンに向けての新型車開発に精力を投入することもあり得ると語っている。

今季マシン『F60』については、ドライバーのマッサからも当初から「遅いし、ドライビングし難い」と、不評を買っている。

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ブラウンGP、FOTAから離脱の可能性も

開幕2連勝と最高のスタートを切った『ブラウン・グランプリF1チーム』だが、ここに来て厄介な騒動が持ち上がり始めてきたようだ。
Brawn GP『BRG001』(C)Brawn GP F1 Team
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というのも、旧ホンダ・チームを買収して生まれた形の同チームがホンダ時代のテレビ放映権の分配金を継承して受け取ることについて、反対する意見が出てきたからだ。

その急先鋒がルノーのフラビオ・ブリアトーレ代表で、同氏は「ブラウンGPは新しいチーム」として上記分配金や機材輸送のFOM便使用の権利について資格がないと主張している。
しかしその裏には、ブラウンGP躍進の有力要素とされたディフューザーが合法と判断されたため、反対してきたルノーらはこの開発に新たな資金が必要になるなどで業を煮やしてことがあるようだ。
同氏はまたロス・ブラウン氏がFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)の技術委員長を務めていることにまで反発の姿勢をみせている。

分配金の額は3千万ユーロ(約38億円)にも達するとみられ、資金難でスタートしたブラウンGPにとっては喉から手が出るほど欲しいだけでなく、当然これまでは想定していたもの。

注目されるFOTAの会議はスペインGP直前の5月6日(水)に行われる予定だが、最悪ブラウンGPのFOTA離脱という事態も考えられなくはない。

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ベッテル、優勝カップで指を切る

中国GPの表彰式では優勝したコンストラクター、レッドブル・レーシングを讃える国歌を流す際に、本来はオーストリアである筈のものを誤ってイギリス国歌を流すミスが発覚した。
Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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しかし不手際はさらに続き、優勝したセバスチャン・ベッテルに授与されたカップの一部に鋭い部分があったため、ベッテルは右手の親指を切る怪我を負ったことがわかった。

幸い傷は深刻なものではなく、ベッテルは指にテープを巻く応急措置をとりその後のセレモニーをこなしたが、今週は続いてバーレーンGPが行われるタイトな日程でもあり、もし傷が深ければ大変な問題になるところだった。

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2009/04/20

エクレストン氏も絶賛、「これからはベッテルの時代」

難しいコンディションの中、みごとレッドブル・レーシングに初勝利をもたらすF1通算2勝目を飾ったセバスチャン・ベッテル(21歳:ドイツ)について、バーニー・エクレストン氏がその快挙を絶賛した。
Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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これは英『デイリー・テレグラフ』紙に語ったもので、その中でこのF1のボスは、「ベッテルはほんとうに素晴らしいドライバーだ。
この困難な状況の中、みごとなレースを演じてみせたね。
それは、彼と比較すべき元チャンピオン(マクラーレンのハミルトンやフェラーリのライコネンら)が苦戦したことでよく表されているよ。
彼らももちろん素晴らしいドライバーだが、しかしこれからしばらくはベッテルの時代になるのではないか」と、讃えている。

稀代のチャンピオン、ミハエル・シューマッハが初勝利を上げたのは23歳の時。
ベッテルはまだ21歳だ。
(ベッテルはアロンソが持つ史上最年少優勝記録も昨年塗り替えている)

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『雨のスーティル』面目躍如も、結果に落胆

スタートから強い雨に見舞われた今回の中国GPでは『雨のスーティル』の評判通り、フォース・インディアのエイドリアン・スーティル(26歳:ドイツ)が非力なマシンを駆りウェット路面で素晴らしい走りをみせた。
Adrian Sutil (C)Force India F1
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スーティルはこれまで入賞するしたことがないこのチームのマシンで、マクラーレンからデザイナーかわすなど一時6位まで順位を上げるパフォーマンスをみせたものの、突然のコースアウトでクラッシュ、チーム初ポイント獲得の夢が潰えたもの。

「僕らのマシンではこんな条件の時にしかパフォーマンスを発揮できないけれど、でも今日はまさにその舞台だったんだ。
頑張ってくれたチームのみんなのためにも絶対ポイントを獲りたいと頑張ったんだけど、マシンは突然コントロールを失ってすべてが終わってしまった。
ほんとうに申し訳ないと思っているよ」

2006年シーズン、圧倒的な強さで全日本F3選手権を制したスーティルは、やはりウェットレースとなった去年のF1モナコGPでも一時4位を走行するシーンを演じたが、この時はライコネンに追突されてレースを終えている。

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初勝利もたらせたベッテル、「めちゃくちゃハッピー!」

まだ21歳ながら、自身通算2勝目を記録、昨年の初優勝ではトロ・ロッソに、また今回の2勝目ではレッドブル・レーシングにそれぞれチーム初勝利というプレゼントをもたらせたセバスチャン・ベッテル(ドイツ)は、「めちゃくちゃハッピー!」と若者らしくその喜びを爆発させた。
Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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「もう信じられないほどハッピーだね。
レースではとにかくポイントを獲ろうと思って頑張ったんだ。
とても難しいレースだったけれど、それでも(先頭が多かったので)他のドライバーよりは視界は恵まれていたんだと思う。
ただマシンの信頼性に不安もあったから、終盤は後続とのギャップをコントロールしながら慎重に走り続けた。
レッドブルのみんなのために、この勝利はほんとうにうれしい。
これはまさにレッドブルで働くすべての人が成し遂げた仕事のお陰だね。
これをオーストリア(レッドブルの本拠地)へのグリーティングにするよ!」

今年がF1参戦5年目のシーズンとなるレッドブル・レーシングにとって、これは実に通算74戦目の初勝利となった。

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ブリヂストン 中国GP決勝レースの模様

China GP Scene (C)Williams F1
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2009 FIA Formula One World Championship 第3戦 中国GP
開催場所: 上海 開催日: 4月17日 ~ 4月19日

上海国際サーキットで開催された中国GPは、難しいコンディションの中、ブリヂストンのウェット・タイヤが選択されるレースとなり、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルが自己2回目、チームにとっては初のレース優勝を飾った。

ベッテルに10.9秒遅れてフィニッシュしたのは、自己最高の2位完走を達成したチームメイトのマーク・ウェバー。
2台のルノーエンジン搭載車が表彰台に上がることになった。
ドライバーズ・チャンピオンシップをリードするジェンソン・バトン(ブラウンGP)が3位。
今回のレースは、全車両がウェット・タイヤを装着してセーフティーカーの先導でスタートを切った。
雨が降り続けたため、ほぼ全選手がレースの最後までウェット・タイヤで走り続けた。

浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長とのQ&A

ブリヂストンの立場から見たレースはいかがでしたか?
「2009年もエキサイティングなレースになりました。
初優勝のレッドブル・レーシングと、2回目の優勝を達成したセバスチャン・ベッテルにお祝いを申し上げます。
今週末持ち込んだドライタイヤのスペックは、スーパーソフトとミディアムで、予選もエキサイティングでした。
またウェット・タイヤが適したコンディションで高い性能を発揮することが分かるレースでした。
トップグループの中で興味深かったのは、ルーベンス・バリチェロが最後のピットストップで新しいタイヤに交換せずにそのままのウェット・タイヤで走り続けたことです。
また、ニコ・ロズベルグがインターミディエイトを使っていましたが、適したコンディションまで路面が乾くことはありませんでした」

今回もウェット・タイヤが使われるレースになりましたが、ウェット・タイヤのパフォーマンスには満足されていますか?
「これまでも、ここではウェット・タイヤが高い性能を発揮しています。
2009年度仕様のクルマは以前のものよりもダウンフォースが少ないのは明らかです。
ドライならば空力グリップの不足を補うメカニカル・グリップが発生しますが、ウェットではそれが起こりません。
それにも関わらず、われわれブリヂストンのウェット・タイヤは非常に難しいコンディションの中で高い性能を発揮しました。
もちろん、コースには部分的にとても深い水たまりができていたため、ドライバーはアクアプレーニング現象に苦しんでいましたが、総合的には満足できる結果でした。
今日はどの選手も非常に良いドライビングを見せてくれました」

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中嶋一貴(ウィリアムズ)、「難しいレースだった」

困難な状況のレースで思うように順位を上げられず、結局はマシントラブルで戦列を去ることとなったウィリアムズ・チームの中嶋一貴は、次のように今回のレースを振り返った。
中嶋 一貴 (C)Williams F1
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「トランスミッションに不具合が起き、レースを最後まで続けることができなかったのはとても残念。
レースはとにかく視界が効かずに難しいものだった。
コースには多くの水溜まりがあって、とりわけ最終コーナーではマシンをコースに留めるのが難しく、何回かオフする場面もあったけれど、それはみんなが同じことだった」と、中嶋。

一方パトリック・ヘッド/エンジニアリング・ディレクターは、「今日のレースではわれわれも戦略を誤った部分があるが、いずれのマシンのパフォーマンスも満足いくものではなかった。
これは今後必ず改善されなければならないことだ。
カズキのトラブルはおそらくギヤボックスだろう。
ウチのマシンがメカニカルトラブルに見舞われたのは久しいことで残念。
次のバーレーンではもっと良いパフォーマンスが見せられるよう希望している」

また同氏は同チームで28年間に渡りメカニックを務めたジム・ダグラス氏の突然の死去について、その冥福を祈る言葉を加えた。

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2009/04/19

トヨタ 中国GP決勝レースの模様

F1第3戦中国GP決勝
ティモ・グロックが7位入賞

パナソニック・トヨタ・レーシングは、マレーシアに続き雨のレースになったF1第3戦中国GPで2ポイントを獲得した。
レースの数時間前に突然ひどい雨が降り始め、セーフティカーに先導され、ウェットコンディションでレース開始。
燃料を多く積み、ウェットタイヤを履いたティモ・グロックはピットレーンからのスタート。
前半、何度もオーバーテイクをし、2度目のセーフティカー導入の際には11位まで順位を上げた。
残念なことに、フロントウィングにダメージを受け、その交換のために、予定より早い24週目でピットストップを行った。
ピットクルーは素早く作業を終了。残りのレース分の燃料を積んだグロックは、果敢に攻め、さらに数台をオーバーテイクし、7位でフィニッシュし、チームは2ポイントを得た。
6番手グリッドでスタートしたヤルノ・トゥルーリは、ウェットコンディションでグリップを得るのに苦しみ、17周目では、BMWザウバーのロベルト・クビサに後方から追突された。
トゥルーリはピットに入ったものの、ダメージが大きく、リタイアした。

China GP Scene (C)Panasonic Toyota Racing
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ヤルノ・トゥルーリ:カー・ナンバー9 シャシー:TF109/04
グリッド:6番手
決勝:リタイア
ピットストップ:18周目
「ついていない日だった。
水たまりがたくさんでき、タイヤが浮いてクルマの操作がきかず、難しいコンディションのレースだった。
セーフティカーに先導されたスタートはうまく行き、初めの数周はペースも良かった。
だんだんグリップを得るのに苦労するようになり、ペースがつかめず、走れば走るほど、路面をつかめなくなった。
17周目で後ろから衝撃を感じ、リアウィングがなくなってしまった。
ピットに戻ったが、レースを続けるにはダメージが大きすぎた。
昨日までの状況から分かるとおり、われわれのクルマは先頭集団の中にいるので、次のバーレーンに期待したい」

ティモ・グロック:カー・ナンバー10 シャシー:TF109/05
グリッド:19番手
決勝:7位(トップと1分14.476秒差)
ピットストップ:24周目
「ピットレーンからのスタートになったが、最後にはポイントを稼ぐことができてうれしい。
特にスタート直後が厳しいレースだった。
後方で走っていると、何も見えず、まるで目隠しして運転しているようだった。
数台を追い越したが、ニック・ハイドフェルトと接触したとき、フロントウィングにダメージを負ってしまった。
視界が悪く、ブレーキングポイントをミスして、彼のクルマの後ろにぶつかってしまった。
フロントウィングの修理のため、数周早くピットに入った。
その後、前方にクルマがいない状態での5、6周は、とても早く走ったが、キミ・ライコネンの後方につけたときには、追い抜けずにペースダウンした。
また、オ-バーテイクポイントの水たまりが見えず、苦労した。
最終的には7位まで追い上げることができた」

新居章年:シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
「レース直前に、天候を見て作戦を変更したティモが、ピットスタートから力強い
走りで、7位に入賞してくれ、何とかポイント獲得ができた。
しかしヤルノは追突され、リアウィングが壊れて、ピットで修復を試みたがリタイアせざるを得なかった。
来週のバーレーンでは、フリー走行、予選を完璧にこなして、レースで表彰台を獲得し、ぜひ今回の悔しさを晴らしたい」

山科忠:TMG会長 兼 チーム代表
「昨日の予選はあまり上手くまとめられなかったが、ティモはあきらめず戦った。
スタートの時と、ピットストップから戻ったとき、後方からのスタートになったにも関わらず、何台をも追い抜き、チームは2ポイントを得ることができた。
ヤルノは6番手グリッドの順位を生かすことがあまりできなかったので、何が問題なのかデータを分析しなければならない。
ヤルノの予選は良かったので、次のレースでも表彰台を狙ってくれると信じている。
勝利を目指し、チーム全員、バーレーンでも頑張りたい」


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ベッテル、ポールTOウィンでレッドブルに初勝利もたらす

日曜日の上海サーキットは雨、ウェットコンディション。
スタート前、スチュワードからウェットレースが宣言された。
トヨタのグロック、BMWザウバーのクビサの2台はピットレーンからのスタートを選んだ。

レースはセーフティカーの先導でスタート。
セーフティカーが戻る前にロズベルグ、アロンソらがピットインした最後尾につく。
20周目、ペースの上がらなかったトヨタのトゥルーリが追突されて大破、ベッテルとブエミの接触もあり再びセーフティカーの導入に。
21周目にはフェラーリのマッサがコース上でマシントラブルかストップ。
23周目、レース再開。
この時点で1位ベッテル、2位バトン、3位ウェバー、4位ライコネン、5位ハミルトンの順。
51周目、ここまで雨で大健闘、6位まで順位を上げていたフォース・インディアのスーティルがコースアウト、クラッシュ。
初ポイント獲得の夢が潰えた。
Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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再三のセーフティカー導入でほぼ2時間に迫るレースの結果、ポールポジションからスタートしたセバスチャン・ベッテルが優勝。
自身昨年のイタリアGP以来の2勝目、前回のトロ・ロッソ同様、今回もレッドブル・レーシングにチーム初勝利をもたらせた。
レッドブルはF1参戦5年目、通算74戦目の初勝利となった。

2位にもチームメイトのウェバーが入り、みごとな1-2勝利に花を添えた。
3-4位はブラウンGPのバトン&バリチェッロ。
上位はいずれもウェットを得意とする面々になったが、中でもロータス・ユーロシリーズ時代から雨を得意としたバリチェッロがレース中のファステストラップを記録している。

5-6位はマクラーレン・チームのコバライネン&ハミルトン。
7位トヨタのグロック、8位トロ・ロッソのブエミとここまでが入賞。
新人のブエミは今季3戦で2回の入賞を果たした。

インターミディエイト・タイヤをチョイスするなど戦略に賭けたウィリアムズは失敗、ロズベルグが15位、ペースの上がらなかった中嶋一貴は44周目のマシントラブルかガレージに戻ってリタイヤとなった。

中国GP決勝レースの結果はこちら
中国GP画像はこちら

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KERS使用は3台だけも、マッサは「KERS装着して欲しい」

まだ開発段階にある「KERS」(Kinetic Energy Recovery System:運動エネルギー回収システム)の扱いにはすでに搭載した各チーム共に手を焼いているようで、結局今回の中国GP決勝レースで使用するのはマクラーレン・チームのハミルトン&コバライネン、そしてBMWザウバーのハイドフェルドという3台だけに留まる見込みだ。

今回初めてKERSを試したBMWザウバーのクビサも、結局公式予選前にこれを取り外している。
またフェラーリやルノーなどもすでに今回のレースでは使わない意向を明確にしている。
Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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そんな中、フェラーリのマッサは、「KERSを使わないというのは僕にとってハンディキャップになるもの。
ましてや予選ではそれが顕著になる」と語る、珍しい(?)KERS擁護派。
チームの方針に納得できない表情をみせている。

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中嶋一貴(ウィリアムズ)、「この予選結果は残念」

チームメイト(ロズベルグ)が予選最終ピリオドに進出する一方で、今回もまたQ2での敗退を余儀なくされたウィリアムズ・チームの中嶋一貴は、次のように予選を振り返った。
中嶋 一貴 (C)Williams F1
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「僕らのマシンはマレーシアの時と同じくコンペティティブだったし、さらに進化を続けているのに、この15番手という予選結果は残念だ。
もちろん明日の決勝レースではいい結果を出したいと考えているけれど、そのためにはこれからデータを分析し、クルマに起きている問題を解決しなければならない。
それでもレースは何が起こるかわからないものだし、有効な戦略を立ててベストを尽くしたいと考えているよ」

また同チームのサム・マイケル/テクニカル・ディレクターは、「カズキがロズベルグと一緒にQ3まで行けなかったことには失望しているし、Q3でロズベルグがもっと上まで行けなかったことにも、ね。
でも予選のためにやっているのではないし、あくまでも目標は明日にある。
レースでのわれわれのペースは決して悪くないと思っているので、明日はより良い結果を期待している」と、語っている。

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今季初ポール獲得のベッテル、「マシンの信頼性がカギ」

昨シーズン、イタリアGPで自身初となるポールポジションを獲得すると共にトロ・ロッソ(前身はミナルディ)に初のPPをもたらせたセバスチャン・ベッテル(21歳:ドイツ)が、今シーズンは同様にレッドブル・レーシングにもみごと初ポールをもたらせた。
しかしながら、当人はマシン『RB5』の信頼性に不安を感じているようだ。
Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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「みんなは僕が予選を一発で決めたことに感心してくれるけれど、実情はいつ壊れるかも知れないというのでチームからあまり走らないよう指示されていたんだ。
トラブルはウェバーのマシンにもみられていたので、余計に心配だったね。
チームがうまく対処してくれて、明日のレースが走りきれるといいんだけど、それがいま一番不安の種だよ」と、ベッテル。

予選のアタックすら控える状況で、56周という長丁場のレースを走り切るのは容易でないかも知れない。
かつてウィリアムズとマクラーレンにタイトルをもたらせたエイドリアン・ニューイの作品は、常に『速いがもろい』という定冠詞がついて回るようだ。

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中国GP:スタート時車両重量一覧

18日(土)、FIAが発表したマレーシアGP公式予選終了後の各マシンの車両重量は下記の通り。
(重量はドライバー&ヘルメットを含むもの)

中国GPスタート時車両重量一覧表

No. Driver Car Weight
1 ルイス・ハミルトン McLaren Mercedes 679.0kg
2 ヘイキ・コバライネン McLaren Mercedes 697.0kg
3 フェリッペ・マッサ Ferrari 690.0kg
4 キミ・ライコネン Ferrari 673.5kg
5 ロバート・クビサ BMW Sauber 659.0kg
6 ニック・ハイドフェルド BMW Sauber 679.0kg
7 フェルナンド・アロンソ Renault 637.0kg
8 ネルソン・アンジェロ・ピケ Renault 697.9kg
9 ヤルノ・トゥルーリ Toyota 664.5kg
10 ティモ・グロック Toyota 652.0kg
11 セバスチャン・ボーデ Toro Rosso Ferrari 690.0kg
12 セバスチャン・ブエミ Toro Rosso Ferrari 673.0kg
14 マーク・ウェバー Red Bull Renault 646.5kg
15 セバスチャン・ベッテル Red Bull Renault 644.0kg
16 ニコ・ロズベルグ Williams Toyota 650.5kg
17 中嶋 一貴 Williams Toyota 682.7kg
20 エイドリアン・スーティル Force India Mercedes 648.0kg
21 ジャンカルロ・フィジケーラ Force India Mercedes 679.5kg
22 ジェンソン・バトン Brawn GP Mercedes 659.0kg
23 ルーベンス・バリチェッロ Brawn GP Mercedes 661.0kg

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トヨタ 中国GP公式予選の模様

F1第3戦中国GP予選
J.トゥルーリが6番手グリッド

パナソニック・トヨタ・レーシングは18日、上海国際サーキットで、中国GPの予選を終えた。
19日の決勝では、ヤルノ・トゥルーリが3列目のグリッドからスタートする。
快晴になったこの日、気温は22-25℃、路面温度は33-38℃。
午後のQ1で、両ドライバーは初めにミディアムタイヤを、その後、スーパーソフトを使用した。
トゥルーリはQ3に進み、6番手につけた。
ティモ・グロックは、Q2ではグリップを得るのに苦しみ14番手で走行を終えた。
午前中のフリー走行で、問題が発生したギアボックスを交換したグロックは、5グリッド降格のペナルティを受け、決勝では19番手からのスタートとなる。

China GP Scene (C)Panasonic Toyota Racing
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ヤルノ・トゥルーリ:カー・ナンバー9 シャシー:TF109/04
フリー走行3回目:2番手  1分36秒272(トップと0.139秒差) 22周
予選第1セッション:9番手  1分36秒308(トップと0.775秒差) 8周
予選第2セッション:5番手  1分35秒645(トップと0.515秒差) 6周
予選第3セッション:6番手  1分36秒835(トップと0.651秒差) 7周
グリッド:6番手 (暫定)
「厳しい予選セッションだった。
午前のフリー走行後、上位につけると信じていたので、予選の結果は少し残念だ。
オーストラリアGPの時のように、午前と午後で、グリップの感じが変わってしまった。
その後は、調子が戻らず、Q3に進むために、必死にプッシュしなければならなかった。
ただ、最終ラップには満足しており、6番手は妥当だと思う。
明日は、雨が降るかもしれず、総合力が問われるので良いレースにしたい」

ティモ・グロック:カー・ナンバー10 シャシー:TF109/05
フリー走行3回目:20番手  1分39秒110(トップと2.977秒差) 6周
予選第1セッション:10番手  1分36秒364(トップと0.831秒差) 8周
予選第2セッション:14番手  1分36秒066(トップと0.936秒差) 6周
グリッド:9番手 (暫定)
「午前中のフリー走行の3、4周を走り終えたころ、ギアボックスのトラブルが出て、予選に向け、あまり走り込めなかった。
昨日のクルマの調子と違い、Q1ですでに手こずり、コーナーに上手く対処できず、Q3に進むのは難しいと思った。
クルマが不安定で、最後の周回では自分がミスを起こした。
ギアボックス交換のペナルティを受け、後ろの列からのスタート。
雨の予想もあるので、前方を狙いたい」

パスカル・バセロン:シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー
「今年のいつもの結果からほど遠く、期待が外れた。
午前中にティモのクルマに出たギアボックスのトラブルを修復できず、予選の前に交換せざるをなかった。
ティモにとっては、ペナルティで後列スタートになるし、大変な一日、厳しい予選になってしまった。
19番手スタートになる明日に向け、戦略を練り直す。
ヤルノは比較的、上手くいった。
スーパーソフトは特に思っていたほど悪くなかったが、それでもやはり難しいので、決勝ではタイヤが重要になってくる。
明日は、スリーストップの戦略を試みるチームもあると考えられ、レースがどう展開するか興味深い」

新居章年:シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
「予想外に苦戦したというのが正直な気持ちだ。
まず午前のフリー走行でティモのギアボックスにトラブルが発生、ギアボックスを交換。
ヤルノは午前中こそ順調だったが、予選に入ると路面温度が高くなったためか、思うようにグリップを得る事ができず、最終予選で6番手に留まってしまった。
ティモはギアボックス交換によるペナルティもあり、後方からのレーススタートなる。
しかし明日は雨の予想もあり、最後の最後まで諦めることなく、積極的なレースを展開したい」

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2009/04/18

ブリヂストン 中国GP公式予選の模様

China GP Scene (C)Williams F1
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2009 FIA Formula One World Championship 第3戦 中国GP [予選]
開催場所: 上海 開催日: 4月17日 ~ 4月19日

2009年F1世界選手権 中国GP 予選

上海で開催されている中国GP予選は、ブリヂストンのスーパーソフト・タイヤで1分36秒184を記録したセバスチャン・ベッテルが自己2回目、レッドブル・レーシング初のポールポジションを獲得した。
ベッテルに0.2秒を下回るタイム差で2位につけたのはINGルノーのフェルナンド・アロンソ、マーク・ウェバー(レッドブル・レーシング)が3位。
今回の予選は上位3台全てがルノー・エンジン搭載車という結果になった。

路面にラバーが乗り、路面コンディションは金曜日よりも良くなった。
AT&Tウィリアムズのニコ・ロズベルグがスーパーソフト・タイヤで午前中のフリー走行の最速ラップタイム1分36秒133を記録した。

浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長とのQ&A

今日の走行のポイントを教えて下さい。
「今日は、初ポールポジションを獲得したレッドブル・レーシングにとって非常に意義ある日でした。
チームとセバスチャン・ベッテルにお祝いを申し上げます。
今日はどちらのタイヤも良いパフォーマンスを発揮しました。
2種類のタイヤのベストタイムの差はわずかで、約0.5秒です。
スーパーソフトは1周目か2周目のフライングラップでベストタイムを記録していますが、ミディアムは最適温度に届くまでにスーパーソフトよりも時間がかかり、3周目か4周目にベストタイムを記録しています。
スーパーソフトにはまだグレーニングが見られますが、オーストラリアで見られたほどの性能の落ちはありませんので、明日のレースでは数多くのタイヤ戦略の選択肢があると思います」

天候の変化が激しいようですが、これはどのようにレースに影響を与える可能性がありますか?
「もちろん、今回のレースは昨年度とは時期が異なるので、天候も異なることを予想していました。
また、今回は上海国際サーキットで今シーズン開催される初めてのレースですので、コースコンディションも昨年度とは異なります。
われわれが上海に来てからも寒かったり暖かかったりという天気ですから、日曜日は何が起きるか興味深いところです。
気温が低ければタイヤ温度が早く上昇するスーパーソフト・タイヤが使いやすいと思いますが、気温が低いほどグレーニングも大きくなります。
気温が高ければ、ミディアム・タイヤの温度の上昇も早いでしょう。
もちろん、これまでにも上海では雨のレースを経験していますので、雨が降れば非常に興味深いレースになることは皆さんもご承知のことと思います。
明日は戦略と空模様に注目しながらの戦いになります」

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中国GPポールポジションはベッテルの手に

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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2009年中国GPのポールポジションはレッドブルの新鋭セバスチャン・ベッテルが獲得した。
ベッテルのアタックはこのQ3でも満を持したただ一度だけのもの。
自身通算2回目のポールポジションで、1回目は2008年のイタリアGP。
この時はみごとポールTOウィンでトロ・ロッソに初勝利をもたらせている。
(イタリアGP予選の時は雨絡みだった)

予選2番手はルノーのアロンソ。
3番手にベッテルのチームメイト、ウェバー。
予選上位3台はすべてルノー・エンジンが獲得したことになる。
4-5番手はブラウンGPのバリチェッロとバトン。
今季ここまで連続ポールだったバトンは初めてこれを逸したことになる。
6番手トヨタのトゥルーリ、7番手ウィリアムズのロズベルグ、8番手フェラーリのライコネン、9番手マクラーレンのハミルトン、10番手にトロ・ロッソのブエミ。
ブエミはQ2までですでにソフトタイヤを使い果たした模様で、ハードタイヤでの走行を余儀なくされていた。

中国GP公式予選の結果はこちら
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予選Q2はベッテルがただ1周で仕留める!

中国GP予選Q2は、レッドブルのベッテルとウェバーが1-2で制した。
中でもベッテルは前半他車がアタックする中じっとピット内に留まり、最後のただ1周だけのアタックでベストタイムを記録してみせた。

3-4番手はブラウンGPのバリチェッロとバトン。
5番手にトヨタのトゥルーリ、6番手マクラーレンのハミルトン、7番手ルノーのアロンソ、8番手ウィリアムズのロズベルグ、9番手フォース・インディアのライコネン、そして10番手にトロ・ロッソの新人ブエミがQ3進出する快挙を遂げた。

ここで脱落したのはBMWザウバーのハイドフェルド、マクラーレンのコバライネン、フェラーリのマッサ、トヨタのグロック、そしてウィリアムズの中嶋一貴という5台となった。

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予選Q1はバトンがトップタイム

中国GP予選Q1は、ブラウンGP勢が予想通りのスピードを発揮、バトンがトツプ、僚友バリチェッロが2番手で通過した。

3番手はレッドブルのウェバー、4番手マクラーレンのハミルトン、5番手ウィリアムズのロズベルグ、6-7番手にフェラーリのライコネンとマッサ、8番手トロ・ロッソのブエミ、9-10番手にトヨタのトゥルーリとグロックがつけた。

しかしグロックは結局公式予選前にギヤボックスを交換したため、予選グリッド5番降格のペナルティを科せられる。

ウィリアムズの中嶋一貴は最後タイムアップがならず、かろうじて15番手でQ2への進出を果たしている。
ここで脱落したのはトロ・ロッソのボーデ、ルノーのピケ、BMWザウバーのクビサ、そしてフォース・インディアのスーティルとフィジケーラの5台となった。

なお今回、「KERS」(Kinetic Energy Recovery System:運動エネルギー回収システム)を使用しているのはマクラーレンの2台とBMWザウバーのハイドフェルドの3台のみ。

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フリー走行3回目、ロズベルグがトラブル超え最速記録

Nico Rosberg (C)Williams F1
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18日(土)行われた中国GPの最終プラクティスは、ウィリアムズ・チームのニコ・ロズベルグが再び最速タイムを記録した。

ロズベルグはセッション開始早々、インストレーションラップを終えてピットに戻る際にいきなりコースアウト。
幸いフリー走行セッションだったためマーシャルの手を借りて復帰、事なきを得た。
なおロズベルグは、これで今シーズン通算9回行われたフリー走行セッションで、実に6回ものトップタイムを記録したことになる。

2番手はトヨタのトゥルーリがつけたが、3番手には今回1回目のフリー走行でトップだったマクラーレンのハミルトンが再び好走をみせて食い込んだ。
4番手はブラウンGPのバトン、5番手にはここまで不振に悩んでいたルノーのピケが入り、パフォーマンス改善の兆しを感じさせた。
ただチームメイトのアロンソのほうはマシントラブルで19番手タイムのまま。

以下、6番手フェラーリのマッサ、7番手マクラーレンのコバライネン、8番手ウィリアムズの中嶋一貴、9番手フェラーリのライコネン、そして10番手に入ったのはブラウンGPのバリチェッロだった。

トヨタのグロックはギヤボックスの問題とみられるトラブルでセッションのほとんどをピットに留まり最下位に。
もしギヤボックス交換となれば、予選グリッド5番降格のペナルティを科せられることになる。

またレッドブルのウェバーとベッテルにはいずれもドライブシャフトにトラブルが発生した模様。
ほとんど走行できずにウェバーが15番手、ベッテルが16番手に留まった。

フリー走行3回目の結果はこちら
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『MIG』ブラウンGPの新スポンサーに

Brawn GP『BRG001』(C)Brawn GP F1 Team
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開幕から快進撃を続ける『ブラウン・グランプリF1チーム』に、また新しいスポンサーがついたことがわかった。

今回スポンサーに名乗りを上げたのは『MIGインベストメンツ』という会社で、スイスを登録地とする代表的なオンライン外国為替ブローカーという。

同チームにとって『MIG』は『ヘンリ・ロイド』『ヴァージン・グループ』に続く3番手目のスポンサー。
同社のロゴはフロントウィングの翼端板という目立つ所に今回の中国GPから掲出されている。

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マクラーレン新型ディフューザー投入 効果は?

さすがチャンピオン、昨年の覇者マクラーレン・チームはFIA(国際自動車連盟)が判定したディフューザー合法の判断に、すかさず『MP4-24』への新しい大型ディフューザーの投入で対応をしてみせた。
McLaren『MP4-24』(C)McLaren Group
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そのフリー走行1回目はハミルトンがひさびさセッション最速タイムを記録して気を吐いたものの、午後になるとズルズルと後退。
他車が路面コンディションの変化と共にタイムを上げたのに対し、マクラーレン勢は結局2回目セッションではコバライネンが9番手になるのがやっとでハミルトンのほうは13番手に留まった。

チームでは「今回もマシンにはいろいろな改良を施しているが、昨シーズンとは異なり事前のテストもしていないので効果を確認するまでにはまだ時間が掛かる。
そもそも単にディフューザーを変えただけでタイムアップするなんていうものではない」と、控え目だ。

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トヨタ 中国GPフリー走行初日の模様

F1第3戦中国GP フリー走行初日

パナソニック・トヨタ・レーシングは17日、中国GP決勝に向け、上海国際サーキットでフリー走行を行った。
例年、シーズン後半に上海に来ていたため、今年は少し涼しめの気候で、日が差したにも関わらず、気温は16~20℃、路面温度は26~34℃。
ヤルノ・トゥルーリ、ティモ・グロックとも、フリー走行1、2回目を実施し、セッション中、TF109の空力の最終チェックと有意義なデータ収集を行った。
1回目でトゥルーリは、電気系統のトラブルもあったが、大きな問題にならなかった。
2回目では、予選と決勝に備え、両ドライバーとも、スーパーソフトタイヤを試した。

ヤルノ・トゥルーリ:カー・ナンバー9  シャシー : TF109/04
フリー走行1回目:6番手 1分37秒764(トップと0.430秒差) 19周
フリー走行2回目:6番手 1分36秒217(トップと0.538秒差) 42周

「忙しい金曜日になった。
午前中は電気系統に問題が出て、時間を要したが、最終的には、セットアップとタイヤのプログラムをこなすことができた。
1回目の走行のときは、あまり良い路面状態ではなかったが、午後には良くなった。
全体的には、クルマのバランスと速さは更に、良くなると期待している。
今夜、データを分析し、明日には改善できればと思う。
決勝では再び上位を目指したい」

ティモ・グロック:カー・ナンバー10  シャシー : TF109/05
フリー走行1回目:8番手 1分37秒894(トップと0.560秒差) 21周
フリー走行2回目:8番手 1分36秒548(トップと0.869秒差) 40周

「今日はうまく行った。
午前のセッションでは、ラバーが乗っていない状態だったのでグリップがきかず、うまく乗りこさなければならなかった。
しかし、セットアップの点では、多くのことを確認することができた。
2回目の走行では、1回目より、クルマのバランスが落ち着いたように感じた。
明日のために、適切な方向に調整しなければならないが、週末に向けて悪くないスタートだ」

Dieter Gass (C)Panasonic Toyota Racing
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ディーター・ガス:レース&テスト・チーフ・エンジニア
「しっかりしたスタートが切れた。
大きな問題もなく、プログラムをこなすことができた。
トゥルーリは午前中、電気系統トラブルで少し遅れたが、プログラムへの過度な影響はなかった。
プログラムには、新しい空力のテストと、サスペンションの開発も含まれ、順調に終わらせることができた。
タイヤの持続性は思ったほど悪くなく、決勝に期待が持てる。
1、2戦でのラップタイムは、チームの状態が良い事を示しており、今週末も自信を持って臨む」

新居章年:シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
「初めての4月開催の中国GPは、春らしい日差しの中でのグランプリ初日となった。
オーストラリア、マレーシアのレースで我々の強いところ、弱いところが見えてきたので、今回の中国グランプリには、より競争力を上げるために、新しい空力パーツとともに、足回りにも新しい部品を持ち込んだ。
午前、午後のフリー走行で、新しい部品の効果も確認する事ができたし、2種類のタイヤの特性も見ることができた。
今日は、完璧にセットアップを決めることができなかったが、十分なデータが取れたので明日の予選に対しての不安は無い。二人のドライバー揃って上位グリッドの獲得をめざす」

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2009/04/17

中国GPフリー走行2回目はバトン(ブラウンGP)が最速!

Jenson Button (C)Brawn GP F1
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中国GPフリー走行2回目セッションは、ブラウンGPのジェンソン・バトンがトップタイムを記録して終えた。
そのタイムは1分35秒台に入り、すでに昨年のポールタイムを凌駕するものとなった。

その俊足ブラウンGP勢に割って入ったのがウィリアムズのロズベルグで、バトンからはわずかに0.025秒差。
これまで7回のフリー走行セッションで実に5回トップタイムを記録したロズベルグだが、ここでは涙を飲む結果となっている。

3番手にブラウンGPのバリチェッロ。
4-5番手にはレッドブルのウェバーとベッテル、6番手トヨタのトゥルーリ、そして7番手にウィリアムズの中嶋一貴、8番手トヨタのグロック、9番手マクラーレンのコバライネン、そしてトロ・ロッソのボーデがトップ10を締めくくった。

フェラーリ勢はマッサが12番手、ライコネンも14番手と低迷。
マクラーレンのハミルトンも13番手。
またルノーもピケが16番手、アロンソ19番手と苦戦した。

フリー走行2回目の結果はこちら
中国GP画像はこちら

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中国GPフリー1回目はハミルトンがトップタイム

Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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中国GPのフリー走行が開始。
17日(金)午前の行われたフリー走行1回目セッションでは、渦中の人ルイス・ハミルトンがトップタイムをマーク、降り掛かる火の粉を振り払うかのような快走をみせた。
昨年の王者であるハミルトンがセッションで最速となったのは、今年これが初めてのこと。

マクラーレン・チームでは開幕から好調を続けるブラウンGPの2台、バトンとバリチェッロを挟み、コバライネンも4番手タイムをマークした。
5番手にはレッドブルのウェバー、トヨタはトゥルーリ6番手、グロック8番手。
ウィリアムズはロズベルグが7番手になったものの中嶋一貴のほうは19番手に留まった。

またフェラーリはライコネンが11番手、マッサが15番手。
まだ新しいディフューザー・システムを採用した形跡はないようだ。
ルノーもアロンソが9番手タイムを記録したものの、ピケ・ジュニアのほうは20番手と低迷した。

フリー走行1回目の結果はこちら
フリー走行2回目はこの後午後2時(日本時間:午後3時)から行われる。

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トゥルーリ、公式会見でイタリア地震への支援要請

中国GPでも恒例のFIA公式記者会見が16日(木)行われたが、その席上トヨタ・チームのヤルノ・トゥルーリが先にイタリア中部アブルッツォで起きた大規模地震について憂慮を深めていると語った。
Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
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「アブルッツォで起きた地震の被害についてはほんとうに心を痛めている。
この地震では300人近い人が亡くなっているし、10万人以上の人々が仕事を失ってしまっているんだ。
僕もこの2連戦が終わったら直ちにイタリアに戻り、支援のための行動を起こしたいと思っている。
世界の人にもこの惨状を理解してもらい、暖かい救いの手を差し伸べて欲しいと願っているよ」と、トゥルーリ。

イタリア内務省によれば、6日(月)に発生したこの地震では少なくとも294人が死亡、4万人以上が家を失い、同国が誇る歴史的建造物も数多く被害を受けたということで、アブルッツォ州の復興には総額120億ユーロ(約1兆6千億円)もの費用が掛かると試算している。

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BMWザウバー、中国GPではクビサもKERSを導入へ

BMWザウバー・チームによれば、今週行われる中国GPで同チームのロバート・クビサ(25歳:ポーランド)が初めて「KERS」(Kinetic Energy Recovery System:運動エネルギー回収システム)装置を使用する方針であることがわかった。
Robert Kubica (C)BMW Sauber F1
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同チームではニック・ハイドフェルドのマシンには当初から「KERS」(Kinetic Energy Recovery System:運動エネルギー回収システム)装置搭載して臨んだものの、クビサについては体重が重いこともありこれまで見送られていたもの。

しかし自動車メーカー主導の同チームでは、これら新機軸の導入を早期から推進してきた経緯もあり、いよいよ上海のコースで試されることになったものだが、本番の決勝レースでも使用するかについてはまだ不明という。

一時78キロあったクビサはその後69キロまで落としたとも伝えられるが、それでも現在のF1ドライバーの中では『重量級』にランクされる。

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ロン・デニス氏、F1関連の職務から完全離脱明確に

16日(木)、マクラーレン・グループは声明を発表、ロン・デニス代表が同グループのスポーツカー事業部門である『マクラーレン・オートモーティブ』の指揮に専念し、F1活動についてはすでに明らかにしたようにマーティン・ウィットマーシュ/CEOに移譲、F1から一切関係を断つことを発表した。
Mercedes Benz SLR (C)McLaren Group
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デニス氏は今季開幕戦のオーストラリアGPにこそ姿を現したものの、続くマレーシアGPには欠場、およそ数十年間にないグランプリを『体験』している。

なお同氏はこの発表がバーレーンGP後の4月29日(水)に予定されるFIA(国際自動車連盟)WMSC(世界モータースポーツ評議会)からの召喚に関係したものではないことを強調した。

マクラーレン・グループは長い間パートナー関係にあるメルセデス・ベンツと共に、これまでも独自のスポーツカー開発を行ってきている。

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2009/04/16

マクラーレン・チーム、何らかの体制変更も?

今季からF1チーム代表から離れマクラーレン・グループCEO職に就いたロン・デニス氏が、今日(16日)にもグループの新たな計画について発表するということだ。
Ron Dennis (C)McLaren Group
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同グループのF1チームは現在開幕戦オーストラリアGPでのオーバーテイク問題によりFIA(国際自動車連盟)からの事情聴取を待っている状態だが、今回の発表はおそらくこれとは直接関係ないものとみられる。

これについてデニス氏は、「私はいまグループ全体に対しての大きな責任を負っているが、F1に対する情熱は以前と何ら変わりなく熱いモノを持ち続けている。
だからこれからもできる限りF1の現場には行きたいと思っているんだ」と、語っている。

しかしながら、WMSC(世界モータースポーツ評議会)の結論次第では、その希望すらも叶えられなくなる可能性も?

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インドGP、やはり2011年初開催に繰り延べ

2010年の初開催を目指していたインドGPだが、これを2011年に繰り延べすることをサーキット建設の担当者が明らかにした。
India Image
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インドGPについては、すでにFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏が「2011年になること」を英『BBCスポーツ』に示唆していたが、今回主催者側もあらためてこれを追認した形。

昨年後半から始まった世界的経済不況はインドもその例外ではなく、総額28億ドル(約2千7百億円)にも達するとみられるニューデリー郊外のサーキット建設資金の手当てについて、一部に不安の声も上がっている。

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トヨタ ディフューザー問題に関するリリース

ディフューザーに関するFIA国際控訴裁判所判決に関して

トヨタモータースポーツ有限会社(TMG)は、われわれの車のリアディフューザーに関するオーストラリアグランプリ大会審査委員会の決定が、FIA国際控訴裁判所から支持され喜んでいる。

一貫して主張してきたように、わがチームは2009年の新レギュレーションを正しく解釈するために、一言一句、正確に詳細に検討した。

また、われわれの技術レギュレーションの解釈が正しいことを確認する為に、FIAへの相談も充分に行なってきた。

それ故、われわれの車のデザインが、最初にオーストラリアとマレーシアの大会審査委員会によって、後にFIA国際控訴裁判所によって合法と確認されるだろうと確信していた。

TMG会長 兼 チーム代表 山科忠のコメント:
「私はFIA国際控訴裁判所がこの判決を下すと確信していたし、満足している。
開発途中でFIAに相談しながら、正確に詳細に技術レギュレーションを検討してきたので、われわれの車が合法であることに全く疑う余地がなかったことを強調しておきたい。
今回はF1にとって試練の期間であったが、この問題が終結してうれしい。
これでエキサイティングなレース活動に集中できる」

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FIA国際控訴審、「問題のディフューザーは合法」

FIA(国際自動車連盟)の国際控訴審は、オーストラリアGPの結果に対して出されていたいわゆる『ディフューザー問題』について、これを却下する決定を15日(水)正式発表した。
Williams Toyota FW31 (C)Williams F1
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この件で訴えられていたのはブラウンGP、トヨタ、そしてウィリアムズの3チームで、今回晴れてFIAからお墨付きを与えられたことにより、これまで獲得したポイントは安泰ということになった。

一方、訴えていたフェラーリ、ルノー、レッドブル、そして新たに加わったBMWザウバーらは、いずれも緊急に同様のディフューザー・システムを開発、導入することになりそうだ。

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2009/04/15

渦中の『ディフューザー問題』、結論は15日に

FIA(国際自動車連盟)の国際控訴審は、フェラーリ、ルノー、レッドブル、そして新たに加わったBMWザウバーの4チームが控訴していた『ディフューザー問題』について事情を聴取、審理を行った。
しかし結局この問題に対する結論の発表は、翌15日(水)の午後に持ち越されることとなった。
Williams Toyota FW31 (C)Williams F1
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訴えられているのは、今シーズンここまでいずれも好スピードを示しているブラウンGP、トヨタ、そしてウィリアムズら3チームのマシンについて。
いずれもディフューザー(エンジン排気管の開口部)の処理が一見二重に見えていて、これがエアロダイナミックスに影響を及ぼした場合、レギュレーションに反しているのではないかというもの。

しかし例えばトヨタ・チームの言い分によれば、この個所についてシーズン前にFIAのチャーリー・ホワイティング/レースディレクターに確認し、合法であるとの回答を得ているとしており、ブラウンGPでも同様のことを主張している。

万一これが違法であるとされた場合、今シーズンのチャンピオンシップ・ポイントが変更される可能性があるばかりか、バトンによる2連勝という記録が幻になることも考えられなくはない状況だ。

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ロズベルグ(ウィリアムズ)、「戦略再考が必要」

ウィリアムズ・チームのエース、ニコ・ロズベルグ(23歳:ドイツ)が、公式予選に向けた準備について「戦略の再考が必要」と、母国ドイツの『アウトモーター・ウント・スポルト』誌に語っている。
Nico Rosberg (C)Williams F1
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それによれば今シーズンの激しいタイム争いを見据え、フリー走行では軽い燃料でのクイックラップが模策されているということで、それを裏付けるようにロズベルグは再三フリー走行セッションで最速タイムを記録してきた。

しかし、これが活かされるのは予選Q2までで、Q3に進出するとレーススタート時の燃料を搭載しなければならないことから、これまではここで失速しているということで、今後、燃料を多く搭載した状態でのタイムアタックの必要性をロズベルグは訴えているもの。

今シーズンの2戦、トータル6回に渡って行われたフリー走行で、ロズベルグは実に5回もトップタイムを記録しているが、最終予選では5-6位に留まっている。

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不振のフェラーリ、スタッフの配置転換敢行

開幕2戦を終え、まだいずれのドライバーもノーポイントと例のない不振を続けるフェラーリ・チームが、シーズン真っ只中のいま、突然のスタッフ配置転換を敢行することがわかった。
Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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とりわけその象徴となったのはテクニカル・マネージャーであるルカ・バルディセッリ氏がレースの現場から離れ、工場の開発部門に異動となったこと。
『F60』の戦闘力を短期間で回復させるため、新たな開発チームを立ち上げたとされるが、その主要な任務はブラウンGPらのマシンに後れを取ったとされるディフューザーの緊急な開発にあるようだ。

こちらのチームはテクニカル・ディレクターであるアルド・コスタ氏が率いる一方で、バルディセッリ氏のポジションはチーフ・トラック・エンジニアであるクリス・ダイヤー氏が引き継ぐとみられる。

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2009/04/14

バトン、「ブラウンGPのマシンは合法」主張

参戦すら危ぶまれた2009年シーズン、蓋を開けてみれば開幕から2戦連続のポールTOウィンとこれ以上ないスタートを切ったブラウンGPのジェンソン・バトン(29歳:イギリス)だが、その当面の心配事はチームのマシン『BGP001』が他チームからレギュレーション違反に問われていることだ。
Image (C)Brawn GP F1 Team
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万一これが違法であると判定された場合、獲得したポイントがすべて無為になるばかりか、マシンの改修に掛かる費用はおそらくこの弱小チームの命取りにもなりかねないからだ。

これについてバトンは、「僕はロス・ブラウンを信じているし、チームの仕事を信頼している。
万に一つも、僕らのマシンがレギュレーションに反しているとは考えていないよ」と、前向きな姿勢を変えていない。

FIA(国際自動車連盟)の国際控訴審による注目すべきその判定は、今日4月14日(火)行われることになっている。

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スーティル、「ハミルトンは差別されている」

かつてF3時代にルイス・ハミルトンのチームメイトだったことがあり、今も親しい関係だというフォース・インディアのエイドリアン・スーティルは、ハミルトンを巡る騒動が続くことについて、「彼は差別されているのではないか」と、自身のコラムで憂慮の念を示した。
Adrian Sutil (C)Spyker F1
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「なぜ彼を巡ってはこうしたFIAからの騒動が続くのか、まったくうんざりするほどだ。
今まで彼はどれだけペナルティを受けた?
考えたくはないことだけど、僕は彼が差別を受けているのではないかと心配してる。
それが(以前も起きた)人種差別なんかでなければいいけどね」

かつてF1は「白人のスポーツ」という暗黙の了解があり、昔は日本人すらも差別を受けたこともあると伝えられる。
F1で黒人のゲストやスタッフがピット内で見掛けることなど、ごくごく最近になってからに過ぎないのが現実だ。

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FIA、『BBCスポーツ』に取材テープ提供要請

オーストラリアGP決勝レース中に起きたイエローコーション下でのオーバーテイクについて、FIA(国際自動車連盟)は英『BBCスポーツ』に対し、レース直後にマクラーレン・チームのマーティン・ウィットマーシュ代表に行われたインタビューの取材テープを提供するよう求めていることがわかった。
Martin Whitmarsh (C)McLaren Group
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これは、FIAがこの出来事での真相を解明するためにはインタビュー内容を把握することが不可欠とみているためだが、英国報道機関の雄であるBBC(イギリス放送協会)がどのように対応するかは不明だ。

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2009/04/13

盟友ロリー・バーン、「R.ブラウンは誤っている」

かつてフェラーリ・チーム時代、共に黄金時代を築いた仲であるロス・ブラウン(ブラウンGP)氏について、現在もフェラーリでデザイン・コンサルタントを務めるロリー・バーン氏は「ブラウンの解釈は誤っている」と指摘、渦中のディフューザーがレギュレーションに反しているとの立場をイタリアの『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙で強調した。
Image (C)Brawn GP F1 Team
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「ブラウンをはじめ、トヨタやウィリアムズなどが採用したディフューザー処理の手法は、レギュレーションの理解を誤ったものだ。
個人的には、彼とは長い間一緒に仕事をした仲で、いまもいい友人であることに変わりはないが、しかしこの件は別だ。
私はフェラーリにいる人間であって、FIA(国際自動車連盟)の会議ではブラウンの誤りに対しては強く主張するつもりだよ。
なぜなら、われわれはプロフェッショナルなんだからね」

上記3チームのディフューザーに対しては、フェラーリやルノー、レッドブル、そしてBMWザウバーなどが揃って反発・抗議しているとされるが、しかしその一方でトヨタらの事前の打診に対しFIAはこれを合法と認めたとも伝えられていて、先行きは不透明だ。

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韓国、F1開催に向けサーキット建設に着手

2010年のF1初開催を目指す韓国で、いよいよサーキット建設がスタートした。

これは、韓国GPを主催することになっているKAVO(韓国オート・バレー・オペレーション)が明らかにしたもので、場所は首都・ソウルの南西約350キロ全羅南道に位置する。

設計はF1サーキット建設に実績を持つヘルマン・ティルケ氏の事務所で、コースは全長5.6キロの反時計回りで、富士スピードウェイが短縮されたいま、アジアで最長のストレートを活かしたロングコースになるという。

2010年4月(韓国GPは10月を予定)の完成を目指している。

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ライコネン、いまだ『わが道を往く』

2009 F1 Drivers (C)Force India F1
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ついに全員参加が実現か、とみられたF1ドライバーの集まりであるGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)だが、実はまだフェラーリ・チームのキミ・ライコネン(29歳:フィンランド)だけが参加していないということがわかった。

とりわけF1レースの安全性向上のために尽力を続けるGPDAだが、2007年チャンピオンであるライコネンが欠けるというのは、今後の交渉現場においても痛いことになりそうだ。

なおライコネンはこの件についてコメントしていない。

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2009/04/12

マクラーレン、ライアン氏解雇でさらなる窮地へ?

開幕戦オーストラリアGPでの虚偽証言問題で、バーレーンGP後の4月29日(水)にFIA(国際自動車連盟)のWMSC(世界モータースポーツ評議会)に召喚が決まっているマクラーレン・チームだが、ここに来てさらに状況が深刻化(?)しているようだ。
McLaren Technology Center (C)McLaren Group
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というのも、同チームではFIAに対し恭順の意を表すため、この問題の最大の当事者とみられるスポーティング・ディレクターリチャード・ライアン氏をすでに解雇している。
しかし英『ガーディアン』紙によれば、このことによりすでにマクラーレン・チームの従業員でなくなったライアン氏にはFIAの査問に出席する義務がなくなってしまったのだという。

おそらくは代わりの人間が出席することになるとみられるが、最悪ルイス・ハミルトンが一人だけで査問に応じるケースも考えられるということで、マクラーレンにはさらなる窮地になりそうだ。

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GPDA、さっそくスタート時刻でFIAに申し入れ

新規加入メンバーを加え、一層その発言力を増した形のGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)が、さっそくFIA(国際自動車連盟)にグランプリレースのスタート時刻の申し入れを行うことがわかった。
Malaysia GP Scene (C)Renault F1 UK
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それによれば、今年のオーストラリアGPとマレーシアGPはいずれもヨーロッパ地域でのテレビ放映時間を考慮したFOA(フォーミュラ・ワン・アドミニストレーション)バーニー・エクレストン代表の強い意向により、オーストラリアGPは昨年の午後3時半から午後5時へ、またマレーシアGPも昨年の午後3時から午後5時へとそれぞれ繰り下げられたが、この結果、レース中夕方の低い陽差しがドライバーの視認性を妨げただけでなく、マレーシアGPではさらにレースが一時中断されたことにより、結局日没で再スタートが行えない事態に陥る羽目となった。

GPDAでは実際にレースをするドライバーの立場から、安全生保確保する目的で来年は両レースのスタート時刻を繰り上げるようFIAのレースディレクターであるチャーリー・ホワイティング氏とエクレストン氏に申し入れるという。

GPDAは「商業性より安全性が優先されるべき」と主張しているが、現実にエクレストン氏を動かすのは用意ではなさそうだ。

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GPDA、ついにF1ドライバー全員参加か

F1ドライバーの集まりであるGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)が、ついに全員参加を果たした模様だ。
2009 F1 Drivers (C)Force India F1
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英『オートスポーツ』が報じたところによれば、先に加入を表明したマクラーレンのハミルトンに続き、まだ未加入だったフェラーリのライコネン&フォース・インディアのスーティルも加入に同意したということだ。

モナコに本部を置くGPDAの会長は現在マクラーレンのデ・ラ・ロサ、そしてルノーのアロンソとレッドブルのウェバーが役員を務めているが、デ・ラ・ロサは「GPDAにはクリエンのようなテストドライバーも加わっているし、今年の新人ブエミもすでに加入の手続きを済ませている。
その上でハミルトンやライコネンのようなチャンピオン経験者がしっかりメンバーになっていることは組織として重要なこと」と語っている。

F1における『選手会』とも言えるGPDAが成立したのは1961年のことで、スターリング・モスが初代会長に就任したが、その後活動は低下、大きな注目を集めたのは1994年、サンマリノグランプリにおいてローランド・ラッツェンバーガー、さらにアイルトン・セナが事故死したことを受け、とりわけ安全面について独自の活動をしたことから。

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2009/04/11

N.ラウダ氏は『シューマッハ擁護派』に

これまで名声を欲しいままにしてきた7回のF1チャンピオン、ミハエル・シューマッハだが、マレーシアGPでのタイヤ作戦ミスの当事者として槍玉に挙げられ、すっかり非難の矢面に立たされている。

こうした状況の中、こちら3回のF1チャンピオンであるニキ・ラウダ氏が『シューマッハ擁護派』筆頭に名乗りを上げている。
M.Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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「もしもほんとうにシューマッハがそんな指示を出したのだとしたら、彼のあのギャントリーでのポジションはおかしいだろう。
私がフェラーリの一員だったなら、彼をあんな中途半端な所に置かないで、ちゃんと椅子に座らせるさ。
そんなこともしないで非難だけ浴びせるのは正しいことじゃない。
シューマッハなら、ほんとうにチームのために働けるのに、ね」

シューマッハは元々中国・バーレーンの両GPに行く予定はなかったが、今はそれすらも責任追及の表れと報道される有り様になっている。

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J.スチュワート氏、マクラーレン問題混迷を憂慮

3回のF1チャンピオンに輝くと共に英国ではサーの称号で讃えられるジャッキー・スチュワート氏が、マクラーレン・チームを巡る現在の混迷を憂慮、次のような見解を『ヘラルド』紙に語っている。
D.Hill & J.Stewart (C)Williams F1
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「マクラーレンの説明によれば、あの時ハミルトンがトゥルーリに再びポジションを譲るべきか、チームかコンクリートタワーに無線で問い合わせたということだ。
もしその時にスチュワードが正しい指示をしていれば、こんな問題は起きなかった筈。
ところがちょうどその時、チャーリー・ホワイティング(FIAから派遣のレースディレクター)はベッテルとクビサのアクシデントに手を取られていた対応が出来なかったらしい。
これだけ世界に影響力があるビッグなスポーツなのに、その結果を左右する判断を下せるような人間がたった一人しかいないというのは解せないことだ。
つまり、こうした問題が起きる本質は、FIA自身にあるということなんだよ。
こんなことをいつまでも引きずることは、F1にとって大きなダメージになりかねない」

F1通算27勝を記録、かつてフライング・スコットと呼ばれたスチュワート氏は現役引退後もF1のフィールドで啓蒙活動を続けている。

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『USF1』、コスワース・エンジン使用の意向

2010年シーズンからオール・アメリカンで新規F1参戦を目指す『USF1』チームが、そのエンドンについてコスワース・エンジンを使用する意向を初めて示した。
Cosworth DFV Engine
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これは、同チームでスポーティング・ディレクターを務めるピーター・ウィンザー氏が英『オートスポーツ』の取材に答えたもの。
その中で同氏は、「エンジンの決定はF1参戦計画においてたいへん重要なものの一つだが、それがあのコスワースだと言うのなら素晴らしいアピールボイントではないか。
現在の彼らはわれわれ同様小さなレース集団だが、再び大きな仕事をする可能性を持っているよ」と、語っている。

フォードから生まれたコスワースのF1エンジンは、かつてすべてのF1マシンに搭載されるなど時代を席巻、フェラーリに次ぐ通算176勝を記録したが、2006年のウィリアムズ&トロ・ロッソを最後にF1フィールドから姿を消している。

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2009/04/10

ルノー『R28』、ドバイでクラッシュ!!

ルノー・チームのF1マシン『R28』が、ドバイで壮絶なクラッシュ劇を演じたことがわかった。
これは、同チームが世界中で繰り広げている『F1ロードショー』の一環で、今週中東のドバイで行われたイベントで起きたもの。
Renault Warsaw Demo (C)Renault F1 UK
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ただし、ドライビングをミスしたのはもちろん同チームの誇るF1ドライバーではなく、ゲストとして招待されたUAE(アラブ首長国連邦)ドバイの自動車クラブ会長であるモハメド・ビン・スライエム氏。

ルノー『R28』に乗り込んだスライエム氏は、ルノー・チームのテストドライバーであるロマン・グロージャン(22歳:フランス)がドライブするフォードGTとバトルを演じる傷だったが、スタート時に激しいホイールスピンを起こしてコントロール不能となり、コンクリートウォールにクラッシュしたという。
FIA(国際自動車連盟)の副会長という要職に就く大物でもある同氏は、ラリーなどモータースポーツ経験はあるとのこと。

幸いデモ用のマシンには予備があったため翌日もデモランは行われたが、今度は信頼できるピケ・ジュニアの手に委ねられたということだ。

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エクレストン氏、「マクラーレンには厳罰の可能性」

スチュワードに虚偽の証言を行って欺いたとされるマクラーレン・チームへのWMSC(世界モータースポーツ評議会)の聴取は、第4戦バーレーンGP後の4月29日(水)に行われるが、これについての状況は日に日に悪化しつつあるようだ。
McLaren MP4-22 Nose (C)McLaren Group
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F1に大きな影響力を持つバーニー・エクレストン氏は、この件について次のような見解をドイツの『エキスプレス』紙に語っている。

「処分については相当重いものが科せられる可能性がある。
最悪、F1からの追放だってあると思っているよ。
今回の問題が深刻なのは、故意にスチュワードを欺こうとしてドライバーにウソの証言までさせていることだ。
つまり、これは詐欺にも値する行為なんだからね。
加えて、このチームはついこの間もスパイ問題で厳罰を加えられたばかりじゃないか。
同じ顔ぶれがまた同じ法廷に戻ってくるなんて、決して褒められたものじゃない。
F1にとっても恥さらしというものさ」

2007年、マクラーレン・チームは全てのコンストラクターズ・ポイント剥奪に加え、1億ドル(当時約115億円)という巨額の罰金という処分を科せられている。

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M.シューマッハ、中国とバーレーンには帯同せず

マレーシアGP決勝レースでのフェラーリ・チームの作戦ミスに、同チームのスーパー・アシスタントであるミハエル・シューマッハ氏が深く関与したとの報道が流布しているが、それを裏付けるかのように次の中国GPとバーレーンGPにはチームに帯同しないことが独『スポーツ・ビルド』誌により明らかとなった。
M.Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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これについて同選手のパーソナル・マネージャーであるウィリ・ウェバー氏は「当初から帯同するのはとりあえず最初の2戦に決まっていたこと」とし、マレーシアGPの件とは無関係との立場を強調している。

ただ元F1ドライバーで、現在はTV解説者となっているマルク・スレール氏は、「逆にパートタイムのアシスタントであるというならチームの役になりもしない」と、批判的コメントを語っている。

スイス出身のスレールは主に1980年代にF1に参戦。
エンサイン、ATS、アロウズやブラバムなど非力なマシンだったため目立つ戦績は残していないが、ウェットとなった1981年ブラジルGPではレース中のファステストラップを記録している。(エンサイン:4位)

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2009/04/09

マクラーレン選手権除外なら、ハミルトン引退も?

FIA(国際自動車連盟)のWMSC(世界モータースポーツ評議会)から召喚を受けたことで、マクラーレン・チームは厳しい状況に置かれているとみられるが、こうしたことを受けた英国メディアはさらにヒートアップ、ルイス・ハミルトン(23歳:イギリス)の引退にまで話が及んできた。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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それによれば、最悪チームのチャンピオンシップからの除外も噂される状況に、ハミルトンは「F1世界のゴタゴタに嫌気が差している」ということで、今シーズン限りでF1から引退することもあるというもの。

ただし、これについてマクラーレン・チームはもちろん否定。
マーティン・ウィットマーシュ代表は「そうした噂が流れているのは承知しているが、アンソニー(ハミルトンの父親でマネージャー)はそれを完全に否定している」と、打ち消しに躍起だ。

マクラーレン・チームは2007年にもフェラーリ・チームに対するスパイ疑惑でチャンピオンシップから除外された経緯を持つ。

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フェラーリ『KERS』、水にも弱かった

「KERS」(運動エネルギー回収システム)をシーズン当初から導入しているフェラーリ・チームだが、そのトラブルの種はなかなか尽きないようだ。
Malaysia GP Image (C)Ferrari S.p.A
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マレーシアGPフリー走行1回目では、キミ・ライコネンのマシンが突然コクピット内から白煙を上げ、自動的に消火装置が働いたとみられている。
トラブルの詳細は明らかにされていないが、高電圧が掛かるKERSゆえに、その安全性に不安を感じさせた。

さらに豪雨で中断となった決勝レースでは、全車がコース上で待機する中、ライコネンのマシンはクルーに押されてピットへと戻り、結局そのまま戦列に復帰することはなかった。
これについてもチームでは、原因を「KERS装置の不具合」と説明している。

結果的にレースはそのまま打ち切りとなったためにライコネンは14位で完走の扱いとなったものの、再び信頼性の欠如を暗示させるものになった。

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不調フェラーリ、緊急会議開催もシュー追求はなし

実に17年ぶりとなる開幕2戦ノーポイントの不振が続くフェラーリ・チームが、今週本拠地マラネロで緊急会議を開催、ルカ・モンテツェモロ社長が檄を飛ばしたことがわかった。
M.Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリは他チームがレギュレーションを拡大解釈して不法なマシンを走らせていると抗議している一方、チームの作戦ミスで自ら窮地に追い込まれているとの指摘もあって、とりわけ今回のライコネンのタイヤ選択ミスについてはミハエル・シューマッハ氏が関与したとメディアが書き立てている。

フェラーリは今回の会議について「個人の責任を追及するものではない」としているが、すでに今季限りでシューマッハのフェラーリ離脱は確定的になったと伝える向きもある。
ただしこれについて同氏のパーソナル・マネージャーであるウィリ・ウェバー氏は、これを認めるものの「そうなったとしてもこれは当初からの予定であって今回の件は無関係」と主張している。

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マクラーレン、ライアンS/D解任して恭順の意

先の開幕戦オーストラリアGPでの騒動により4月29日(水)FIA(国際自動車連盟)のWMSC(世界モータースポーツ評議会)に召喚が決まっているマクラーレン・チームだが、その最大の当事者とされるスポーティング・ディレクターリチャード・ライアン氏が、すでにマクラーレンから退社したことが英『ロイター』等の報道で明らかとなった。
Mercedes Image (C)Mercedes Motorsport
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1974年にマクラーレン・チーム入りしたライアン氏は、これまでチームの重要なポジションにあってF1活動を支えてきたが、今回の騒動ではハミルトンに対し虚偽の証言をさせた当事者として当初から槍玉に挙げられていたもの。

召喚が決まったことでFIAから厳しい処分が下される可能性が出てきたため、チームはライアン氏を解任することでFIAに対して恭順の姿勢を示した形とみられる。

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2009/04/08

ロス・ブラウン代表、「ホンダは落胆している」

2008年シーズン終了後、突然F1からの撤退を発表したホンダが、現在のブラウンGPの快進撃を受け落胆しているこをロス・ブラウン代表が明らかにした。
Ross Brawn (C)Brawn GP F1
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これは同氏がアメリカの総合情報サービス会社である『ブルームバーグ』で語ったもの。
その中でこのイギリス人は、「私はこれまでホンダの多くの主要メンバーから連絡をもらっているが、彼らはこうしてわれわれが活躍していることについていずれも非常に残念がっていた。
なにしろホンダはこの2年間に渡る失望させられるシーズンを送ったあと、2009年シーズンに賭けていまの『BGP001』を開発、実に数百万ドル(数億円)もの資金を投じて来たんだからね。
それが手放したあとこうして開幕から勝ち続けているのだから、彼らの無念はわかる。
しかし、ホンダは純粋にビジネスの問題としてこの決断をしたんだから」と、冷静に語っている。

ホンダは1992年にもF1から離れているが、この時は『休止』という表現だったのに対し、今回ホンダ技研の福井威夫社長は『撤退』と説明、F1からの完全な訣別を表明している。

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モズレーFIA会長『ワールド・エンジン』構想呈示

FIA(国際自動車連盟)のマックス・モズレー会長が、今度は『ワールド・エンジン』構想を明らかにした。
BMW V8 F1 Engine/Bench Test (C)BMW Motorsports
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それによれば、「F1ではターボチャージャー付のエンジン」を搭載、一方下位カテゴリーでは「NA(自然吸気)エンジン」を搭載。
WRC(世界ラリー選手権)ではそのいずれかを搭載すること。
また現在F1で導入開発が進められている「KERS」(運動エネルギー回収システム)や、今後導入されるさらなるエネルギー回生システムなどを含むエンジンの『周辺領域』の開発についてもその可能性を示した。

導入は一応2013年からとされているが、現段階ではまだあくまでも『私案』であるということで、今後さらに関係機関と検討を進めるとしている。

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ダイムラー社株主会でマクラーレン問題俎上も

マクラーレン・チームがFIA(国際自動車連盟)から処分を受ける可能性が出てきたが、この問題がパートナーであるメルセデス・モータースポーツの親会社であるダイムラー社の株主会議でもこの問題が議題に上りそうだ。
Norbert Haug (C)Mercedes Motorsport
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これはドイツ国内のメディアが伝えるもので、それによればダイムラー社は今日8日(水)に株主会議を予定していて、他の自動車メーカー同様経営が圧迫している状況から、巨額資金を投入するメルセデス・モータースポーツによるF1参戦に関しても株主から声が上がる可能性があるというもの。

FIAによる処分はまだ決まっていないが、万一不名誉な処分が下された場合、ブランドイメージを優先させる立場から最悪のケースも考えられていて、同モータースポーツのノルベルト・ハウグ代表も「われわれはどんなケースに対しても覚悟していなければならない」と、沈痛な表情をみせている。

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マクラーレン、世界モータースポーツ評議会に召喚

FIA(国際自動車連盟)は、4月29日(水)パリで行われるWMSC(世界モータースポーツ評議会)に、マクラーレン・チームを召喚する意向を明らかにした。
Mercedes Image (C)Mercedes Motorsport
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これは、先の開幕戦オーストラリアGPのレース後行われたレーススチュワードによる査問の席で、同チームと同チームのドライバー、ルイス・ハミルトンが虚偽の証言を行ってスチュワードに誤った判定を導いたことに対するもの。

マクラーレンはさらにこの査問によって他チームやそのドライバーが明らかに不利な状況に追い込まれたにもかかわらず、これについて何の行動も取らなかったことも不当と指摘されている。

過去の例からみて、マクラーレン・チームにはチャンピオンシップ参戦に関して相当強い処分が下される可能性もあり、場合によっては同チームのパートナーであるメルセデスの参戦の行方にも影響を及ぼすこともあり得そうだ。

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2009/04/07

エクレストン氏、「夕方レース、大成功」

赤旗中断の結果、結局日没が迫ったこともありレース打ち切りに追い込まれた夕方開催のマレーシアGPだったが、これを推進したFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏は、「大成功」とすこぶる意気軒昂だ。
Malaysia GP Scene (C)Redbull Racing
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マレーシア現地時刻で午後5時スタートとなった2009年のマレーシアGPは、ヨーロッパの主要国では朝の午前9時に開始。
これまでのような深夜から比べれば、格段に視聴者が増えたということだ。

例えば現在段トツとなる5人ものF1ドライバーを輩出するドイツの『RTLテレビ』では、実にこの時間帯の40%を占める約537万人もの視聴者がマレーシアGPを観た計算になるという。

夕方レースに反発する現地の声を他所に、テレビ放映権料の計算に余念がないエクレストン氏に来年も夕方開催する意向を変えるつもりはないようだ。

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不振? 一転表彰台の快挙でハイドフェルドに称賛

昨年、ついに念願の初優勝を遂げ、今シーズンの活躍に期待が掛かったBMWザウバー・チームだったが、とりわけハイドフェルドはオーストラリアで予選11位(クビサは予選4位)、マレーシアでも11番グリッド(同8位)と苦戦が続き、そのパフォーマンスに疑問の声も聞かれていた。
Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1
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しかし混乱した今回のレースでハイドフェルドは確実にその順位を上げると、レースが中断となる前のラップでは一気に2位にまでアップ、そのまま打ち切りとなったレースでみごと今シーズン初の表彰台をチームにもたらせた。

この活躍に同チムのマリオ・タイセン代表は、「彼にはスタートで長く走れるよう多くの燃料を搭載したりしたことも功を奏したと思うが、この快挙の一番の貢献者は何よりハイドフェルド自身だよ。
この困難なコレースで彼はほんとうに信じられないほど素晴らしい仕事をした」と、讃えた。

BMWザウバーはメーカ・チームの誇りとして「KERS」(Kinetic Energy Recovery System:運動エネルギー回収システム)導入を推進してきた立場から、ハイドフェルドのマシンには当初からこれを搭載・開発を続けていたが、今回のレースではこれを取り外していたとの報道もある。

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ライコネン失態の『戦犯』は、M.シューマッハ?

かつての常勝チーム・フェラーリが、公式予選でのマッサに続き決勝レースでもライコネンのタイヤ選択を巡って作戦ミスが指摘されているが、ドイツの『ビルド』紙らはこの決定に元7回のチャンピオン、ミハエル・シューマッハ氏が関わったのでは、伝えている。
M.Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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ただしシューマッハ本人はこの件についてのコメントを拒否、また全体の指揮を執ったステファーノ・ドメニカリ代表も、「チームの戦略は自分に最終責任があるが、このところの『ミス』と指摘されるものについて、われわれには意識改革が必要ということ」と、抽象的スタンスに留めている。

今回のレースで、ライコネンはまだコースのほとんどがドライである時点でヘビーウェットタイヤに交換、5位だったポジションを一気に14位辺りまで落としていた。
ただ、これまでのマレーシアGPでは雨は一気に豪雨となるケースが多かったのは事実。

またロス・ブラウン氏との深い関わりからシューマッハ氏には新生ブラウンGPに加わるのではないか、との噂も流れたが、同チームのバトンは「ウチにドライバーの意見など必要ない」と、にべもない姿勢だ。

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マレーシアGP、20台中18台がエンジン交換していた

今シーズン、F1のエンジンは年間8基までとされていて、昨年とは異なりこの範囲内であればいつ交換してもペナルティを受けないが、今回のマレーシアGPでは実に全20台中18台のマシンがエンジン交換していたことがわかった。
Mercedes Engine (C)McLaren Group
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開幕戦のメルボルンと異なり、マレーシアGPが行われたセパンは高温でエンジンに負担が掛かるコースであるため、各チーム共に慎重を期した模様で、いずれも2日目の公式予選前に交換されている。

今回エンジンを交換せず、オーストラリアGPの時のエンジンをそのまま使ったのはマクラーレン・チームの2台だけ。
このうち開幕戦で序盤にリタイヤを喫したコバライネンのほうはともかく、レースを完走したハミルトンのエンジンもそのまま使ったというのは驚きだ。

なお、今シーズンはいったん下ろしたエンジンをシーズン中に再び使うことも可能。
ただし9基目のエンジンを投入下時点でグリッド10番降格のペナルティが科せられることになる。

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2009/04/06

フェラーリ首脳、「今回も手ぶらで帰る……」

公式予選に続き、決勝レースでも明らかに作戦ミスと思われる判断の誤りでレースを失ったフェラーリ・チームでは、レースを指揮したステファーノ・ドメニカリ代表が「今回も手ぶらでサーキットから帰るよ」と、力ない軽口で肩を落とした。
Malaysia GP Image (C)Ferrari S.p.A
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「ライコネンの最初のピットインの際の判断ミスがすべてだった。
われわれはあの時、すぐに豪雨が襲ってくるものと確信したのだが、現実はそうではなかったということ。
2戦連続でノーポイントというのはもちろん事前に予想していたものではない。
しかし、これでパニックになる必要はないし、また次のレースに向け冷静に反省すべきところは反省して臨みたい」と、ドメニカリ氏。

ライコネンは「開幕のメルボルンでは僕が判断ミスをしたけれど、今回はチームがミスをしたということさ。
そりゃあこの結果は非常に残念なものだけど、でもまだシーズンは始まったばかり」と、控え目に語っている。

一方、予選で作戦ミスからQ1で敗退となったマッサは、「これで周囲はいろいろと賑やかになるんだろうけれど、でも僕たちが突然愚かになった訳じゃない。
たまたま不運がつながっただけさ」と、語っている。

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マレーシアの夕方レースに反発高まる

お隣のシンガポールGPがF1史上初のナイトレースとして成功を収めた一方で、今回夕方レースとして行われたマレーシアGPについては不評の声が高まってきている。
Malaysia GP Image (C)Renault F1 UK
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もともと東南アジアに位置するこの地域では夕方にスコールが多いことが予想されていた上に、今回のようにレースがいったん中断されてスケジュールの進行が遅れた場合、夕方からのレース開始では日没による障害が必至だからだ。

今回、現実にその通りになってしまったことで、地元マレーシアのナジブ・ラザク首相は「来年のレースはもっと早い時間のスタートになるだろう」と、早くも来季タイムスケジュールの変更を示唆している。

しかしこの時間帯のスタートを指示したとされるバーニー・エクレストン氏は、「いまのところ開催時間を変更するつもりはない」と、相変わらずにべもない状態だ。

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ブリヂストン マレーシアGP決勝レースの模様

Malaysia GP Image (C)Panasonic Toyota Racing
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2009 FIA Formula One World Championship 第2戦 マレーシアGP
開催場所: セパン 開催日: 4月3日~4月5日

ブリヂストン・ポテンザのドライ用ソフトコンパウンドで全員がスタートを切ったマレーシアGPは、途中大雨となり、ブリヂストン・ポテンザのインターミディエイト及びウェット・タイヤが2009年度のレースに始めて登場した。
この豪雨でマレーシアGPは32周でレース成立となり、ジェンソン・バトンがレース優勝者となった。

レースのスタートの背景には黒い雲がたちこめていたが、今日のレースパフォーマンスに重要な影響を与えたのはブリヂストンの黒いラバーだった。
雨が降り始めると路面の水位が周回毎に変化し、ドライのスリックタイヤかインターミディエイトかウェット・タイヤかを決めるのが非常に難しい状況となり、コンディションに適したタイヤも頻繁に変わった。

レースは4分の3の距離に届かずに中止となったため、入賞者の獲得ポイントは通常の半分となった。
ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)が2位、ティモ・グロック(パナソニック・トヨタ・レーシング)が3位でフィニッシュした。

浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長とのQ&A

ブリヂストンの立場から見たレースはいかがでしたか?
「雨が降る前から非常に興味深いレースでした。
全員がソフト・タイヤを装着してスタートを切りました。
今日のコンディションではソフトがとても良い安定したパフォーマンスを発揮し、天気がドライのままならば幾つかの良い戦略の選択肢があったと思います。
ソフトでスタートしたのは正解でした。
ハードコンパウンドよりもソフトコンパウンドは低温から作動するため、雨が降り始めてからウェット・タイヤが必用になるまでの間のパフォーマンスはハードよりもソフトの方が優れていたと思います」

タイヤ戦略の重要性は?
「正しいタイヤを正しいタイミングで選択することは非常に重要です。
正しい選択にどれだけのメリットがあるのかが表れたケースが数多く見られました。
雨が降り始めてからは、インターミディエイトが最適な時間枠があり、それは他より10秒も速かったティモ・グロックに表れていました。
ウェット・タイヤを使うタイミングが早すぎたために、ドライすぎる路面コンディションに苦しんだドライバーもいました。
雨が強くなってからはウェット・タイヤが正解でした。残念ながらその後は豪雨になり、F1カーが走れるコンディションではなくなってしまいました」

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メルセデス、スキャンダルでのイメージダウン憂慮

開幕戦オーストラリアGPでの査問において、虚偽の証言をしてレーススチュワードを欺いたということでFIA(国際自動車連盟)から非難を受けているマクラーレン・チームだが、この事態を同チームの密接なパートナーであるメルセデス・ベンツ社も深く憂慮しているようだ。
Norbert Haug (C)Mercedes Motorsport
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幸い、ルイス・ハミルトン個人に対するこれ以上のペナルティはない模様だが、チームに対してはまださらなる処分も予想されていて、英紙の中には「最悪、今シーズンのチャンピオンシップから除外される」という見方まで出ている始末。

これについてメルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグ代表は、「われわれは大きな自動車メーカーを背景としていて、その意向を無視して行動することはできない。
今回のスキャンダルは実に大きな問題だ」と、暗にメルセデス側から圧力が生じる可能性も否定しなかった。

自動車メーカーにとって企業イメージは最重要課題であり、今回の騒動がメルセデスというブランドのイメージダウンにつながるのは到底受け入れ難いもの。
そうなれば、まだ今シーズン就任直後とはいえ、早くもマクラーレン・チームのマーティン・ウィットマーシュ代表が更迭されるというのもあり得ないではないようだ。

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トヨタ マレーシアGP決勝レースの模様

F1第2戦マレーシアGP決勝
ティモ3位・ヤルノ4位獲得

パナソニック・トヨタ・レーシングは、セパン・インターナショナル・サーキットで開催されたマレーシアGPで、激しい雨が降る中、前回に続き表彰台を獲得した。
ティモ・グロックにとって、F1キャリア上2度目の表彰台獲得となった。ヤルノも1位を目指して戦い、難しいコンディションの中で高いポイントを獲得した。

波乱のスタートが切られ、闘志を燃やすヤルノは2番手を守ったが、ティモは第1コーナーでアウトに膨らんでしまい8番手に順位を落とした。
ヤルノが1位を獲得するために激しくプッシュする一方で、ティモはトップ6の接近戦に巻き込まれていた。
両ドライバーは、スタート時にオプションのソフト・タイヤを選択し、最初のピットストップもコンパウンドを変更することなくレースを続け、ヤルノはリードを保った。
しかしその後、20周目で雨が降り始め、両ドライバーは22周目で再度のピットストップを余儀なくされ、ヤルノはウエットタイヤ、ティモはインターミディエートタイヤを選択した。
ティモは最速タイムを出しながら順調に順位をあげていき、ヤルノも表彰台獲得のために果敢にレースを進めた。激しい雨と刻々と悪化していく路面状態により、戦略は難しさを増していった。
ヤルノは、タイヤ交換のため更に2度のピットストップを行った。
1度目ではインターミディエートタイヤに履き替え、2度目はウエットタイヤに履き替えた。
一方でティモは、雨が激しさを増した時にウエットタイヤに履き替えた。
その後、コンディションは更に悪化していき、赤旗中断となったが、最終的にコンディションが改善することはなく、そのままレースは終了となった。
その結果、レギュレーションにより、チームは通常のポイントの半分を獲得し、通算16.5ポイントとなり、第2位につけている。

Malaysia GP Image (C)Panasonic Toyota Racing
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ヤルノ・トゥルーリ:カー・ナンバー9 シャシー:TF109/04
グリッド:2番手
決勝:4位 (トップと46.173秒差)
ピットストップ:17周目、22周目、28周目、31周目
「決勝ではポイントを獲得でき、チームにとって喜ばしい結果となった。
予選の結果、少しの差でポール・ポジションを逃してしまい、私にとっては少しアンラッキーな週末だった。
もしポール・ポジションが取れていれば、もっと良い結果を獲得できたかもしれなかった。
今日の決勝は、とても良いレースとなったが、非常に波乱に富んでいた。
先頭集団でプッシュし続け、1位を取るためにロズベルグと戦った。
実を言うと、トラクションに少々手こずっていた。
その後、雨が降り始めたときに、チームは安全策をとり、ヘビーウェットタイヤでレースをする事を選択した。
ヘビーウェットタイヤを履いた私は最速タイムを出していたのだけれど、2周でタイヤが劣化し交換が必要になってしまった。
一方、その時ティモはインターミディエートを履いていたのだけれど、彼にはそれが功を奏していた。
私は少々アンラッキーだったけれど、戦略の効果はいつも後から分かるものだし、誰も責めるつもりはない。
表彰台を逃してしまったのは残念だけれど、チーム全体にとっては前回に続く素晴らしい結果となった」

ティモ・グロック:カー・ナンバー10 シャシー:TF109/05
グリッド:3番手
決勝:3位 (トップと23.513秒差)
ピットストップ:15周目、22周目、30周目
「再び表彰台を獲得できて大変うれしいし、チーム全体にとっても喜ばしい結果となった。
3番手でスタートしながら、1周目の終わりで8番手に順位を落としてしまった。
ドライコンディションの中、前を走るクルマの後ろで少々手こずってしまったけれど、インターミディエートに履き替えたのが功を奏した。
私は“リスクはあるが、インターミディエートで行ってみよう”と言ったんだ。
雨が本格的に降り出すまでには時間があり、他のドライバー達は悪化する路面に苦闘していたが、私は非常に速く、かなり順位を上げることができた。
雨が本格的に降り始めたとき、私のタイヤは劣化して使用できなかったため、ヘビー・ウェットに履き替えた。
タイヤを履き替えた後も非常に良い走行ができており、2番手を走っていたのだけれど、赤旗中断により最終ラップから1周前の順位が適用され3位となり、少し残念だ」

新居章年:シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
「降雨中断、そのままレース終了と、普段と違うフィニッシュとなったが、ティモが
3位となり、チームに2戦連続の表彰台をもたらしてくれた。
ヤルノは逆に赤旗のタイミングで4位となったが、スタートからトップを争う走りを見せてくれた。
いずれにしても雨の予想が非常に難しいなか、インターミディエート、ウエットタイヤとタイヤを使い分けながら、こうした良い戦いが出来たことは、チームの力も確実に成長している事を示せた。今後も今回のような戦いを続けていきたい」

山科忠:TMG会長 兼 チーム代表
「我々のチームを誇らしく思う。
全員の努力のおかげで、前回に続いて表彰台を獲得できたのは素晴らしく、今シーズン我々がどれだけ競争力があるかを示すことができた。
チームにとって非常にチャレンジングなレースだったが、この難しいコンディションの中で全員がベストを尽くし、プロフェッショナルに徹してくれた。
ファンには残念な終わり方となってしまったが、天候により予定通りにレースを続行するのは不可能だったし、それに関してできることは何もなかった。
今日のレースにより、今シーズンの我々は先頭集団で戦う力があることを再び示すことができた。
次回の中国GPでも、この素晴らしいパフォーマンスを保ち続けられることを願っている」

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2009/04/05

マレーシアGP結果、2位はハイドフェルドに

レースの再開が遅れた原因に、天候ばかりでなくタイミングモニターの混乱があったのではないかとみられていたが、これを裏付けるように2位表彰台に上がったのはトヨタのグロックではなく、BMWザウバーのハイドフェルドだった。
他にも順位の変動がみられたが、現時点で発表されているマレーシアGP決勝レースの順位は以下の通り。

1.バトン
2.ハイドフェルド
3.グロック
4.トゥルーリ
5.バリチェッロ
6.ウェバー
7.ハミルトン
8.ロズベルグ
9.マッサ
10.ボーデ
11.アロンソ
12.中嶋一貴
13.ピケ
14.ライコネン
15.ベッテル
16.ブエミ
17.スーティル
18.フィジケーラ

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雨のレースは打ち切りでバトンが連続優勝飾る

スタートでロズベルグがトップに立ちレースをリード。
BMWザウバーのクビサがスタートで出遅れ。
コバライネンはオープニングラップで他車と接触か2戦連続のリタイヤ。
クビサも最初からエンジンとみられるトラブルで結局マシンをストップさせる。

最初のピットインが始まった20周を過ぎた辺りからコースの一部でついに雨が降り出す。
ライコネンは一気にウェットタイヤに交換というギャンブルに出るが、雨はひどくはならず。
30周を過ぎて強烈な雨となり、セーフティカーが導入されたが、33周目にはついに赤旗が呈示され、レースは中断に。
この時点での順位は1位バトン(ブラウンGP)、2位グロック(トヨタ)、3位BMWザウバーのハイドフェルド、4位トヨタのトゥルーリ、5位ブラウンGPのバリチェッロ、6位マクラーレンのハミルトン、7位ウィリアムズのロズベルグ、8位レッドブルのウェバー、9位フェラーリのマッサ、10位トロ・ロッソのボーデ、11位ルノーのピケ、12位ルノーのアロンソ、13位ウィリアムズの中嶋一貴、14位フェラーリのライコネン、15位フォース・インディアのスーティル、16位レッドブルのベッテル、17位トロ・ロッソのブエミ、そしてフォース・インディアのフィジケーラとこの18台が認められた順位。
BMWザウバーのクビサとマクラーレンのコバライネンはすでにリタイヤとなっている。

散々待たされた挙げ句、結局レースは再開されることなくそのまま終了となった。
ただし周回が75%に達していないため、獲得ポイントは2分の一ということになる。
これでバトンは通算3回目、2戦連続優勝となった。

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FIA、ハミルトン個人には追加処罰なし

FIA(国際自動車連盟)は、オーストラリアGP決勝レース後に行われたレーススチュワードによる査問の際、ルイス・ハミルトンとマクラーレン・チーム関係者が虚偽の証言をして欺き、結果的にトゥルーリ(トヨタ)に対し誤ったペナルティを与えたことを悪質なケースとして重要視している。
McLaren Team Pit Gantry (C)McLaren Group
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しかしながら、その後謝罪の会見を行ったハミルトンに対しては、チームからの指示にドライバーとして反対することは困難だったとみられることや、すでにレース結果から除外という思い処分を受けていることを考慮し、これ以上のペナルティは科さない方針の模様だ。

イギリス国内のメディアの中には、最悪ハミルトンの今シーズンの参戦が禁止されるのではなど極端な見方も報じられていたが、そういうことはなさそうだ。

しかし別途、すでに査問の際の当事者とされるチャード・ライアン/スポーティング・ディレクターを停職処分にするなど恭順の姿勢をみせているマクラーレン・チームに対しては、さらなる処分が行われる可能性がある。

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マッサの予選Q1敗退はチームの戦略ミス

優勝候補の常連であるフェラーリ・チームの一角が、なんと予選Q1で敗退するという『アクシデント』がマレーシアGP公式予選で起きた。

このQ1で、同チームのライコネンとマッサは積極的にセッション序盤からタイムアタック。
いずれも好タイムを記録し、このまま問題なくQ2への進出を果たすとみられたが、セパンの路面は各車のアタックと共に急速にコンディションが良化。
ライコネンのほうはかろうじて踏みとどまったものの、マッサはなんとここで16番手となりQ1での敗退が決まってしまったのだ。
Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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なす術なくコクピットから降りたマッサは、「マシンのパフォーマンスが足りなくて16番手というのならなんとでも諦めがつく。
ところがこんな作戦ミスで脱落なんていうのは到底受け入れられないものだ。
今年のF1は互いに戦力が接近しているのだから、どんなチームだってQ1から全力で臨まなければならないということだよ。
こうなったらしかたない、明日の決勝レースで頑張るだけだね」と、悔しさをにじませた。

これについてピット・ギャントリーで指揮を執った同チームのルカ・バルディセッリ氏は、「ソフトタイヤを温存したかったのでアタックは1回だけに留める方針だった。
他社のタイムが急速に縮まったことに気付いた時にはもう時間がなかった」と、悔やんだ。

かつてこのチームで同じ仕事をしてきたロス・ブラウン氏は、この予選でブラウンGPの指揮を執り、みごとバトンにポールポジションを獲らせている。

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マレーシアGP:スタート時車両重量一覧

4日(土)、FIAが発表したマレーシアGP公式予選終了後の各マシンの車両重量は下記の通り。
レギュレーションでF1マシンの最低重量は605キロ(ほぼ全マシンがこれに該当とみられる)とされていることから、決勝レースに向けての各チームの作戦がこれで類推される。
なおQ3進出者はこの状態で最終ピリオドを走ったことになる。
(重量はドライバー&ヘルメットを含むもの)

マレーシアGPスタート時車両重量一覧表

No. Driver Car Weight
1 ルイス・ハミルトン McLaren Mercedes 688.0kg
2 ヘイキ・コバライネン McLaren Mercedes 688.9kg
3 フェリッペ・マッサ Ferrari 654.0kg
4 キミ・ライコネン Ferrari 689.5kg
5 ロバート・クビサ BMW Sauber 663.0kg
6 ニック・ハイドフェルド BMW Sauber 692.0kg
7 フェルナンド・アロンソ Renault 680.5kg
8 ネルソン・アンジェロ・ピケ Renault 681.9kg
9 ヤルノ・トゥルーリ Toyota 656.5kg
10 ティモ・グロック Toyota 656.5kg
11 セバスチャン・ボーデ Toro Rosso Ferrari 670.5kg
12 セバスチャン・ブエミ Toro Rosso Ferrari 686.5kg
14 マーク・ウェバー Red Bull Renault 656.0kg
15 セバスチャン・ベッテル Red Bull Renault 647.0kg
16 ニコ・ロズベルグ Williams Toyota 656.0kg
17 中嶋 一貴 Williams Toyota 683.4kg
20 エイドリアン・スーティル Force India Mercedes 655.5kg
21 ジャンカルロ・フィジケーラ Force India Mercedes 680.5kg
22 ジェンソン・バトン Brawn GP Mercedes 660.0kg
23 ルーベンス・バリチェッロ Brawn GP Mercedes 664.5kg

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いらいら募るBMWザウバーも『提訴組』に加わる

先にディフューザーが違法であると抗議されたトヨタ、ブラウン、そしてウィリアムズ3チームのマシンが、開幕戦に続き今週のマレーシアGP予選でも快走しているが、これに対しBMWザウバー・チームもFIA(国際自動車連盟)の国際控訴審に提訴することを明らかにした。
Williams Toyota FW31 (C)Williams F1
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これについては開幕戦を前に抗議を提出していたフェラーリ、ルノー、レッドブルの3チームが、オーストラリアGPの審査委員会が却下したのを不服とし、すでに国際控訴審に上告、14日(火)に公聴会が開かれることになっているもの。

2008年のカナダGPで念願の初優勝を飾ったBMWザウバーだが、意気込んで迎えた今シーズンは苦戦、ここまで思うような戦績を残せておらず、「KERS」(Kinetic Energy Recovery System:運動エネルギー回収システム)開発にも苦しんでいていらいらが募っているようだ。

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ブリヂストン マレーシアGP公式予選の模様

Malaysia GP Image (C)Panasonic Toyota Racing
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2009 FIA Formula One World Championship 第2戦 マレーシアGP [予選]
開催場所: セパン 開催日: 4月3日~4月5日

ブリヂストンのソフトタイヤを履いたジェンソン・バトンが、驚異的なラップタイム1分35秒181を記録して、マレーシアGPのポールポジションを獲得した。

バトンはパナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリを僅か100分の9秒しのいでポールポジションを獲得した。
セパン・サーキットのコース状況は金曜日と比べるとゴムも乗って改善されたが、チームもドライバーも依然として新車とブリヂストンのスリックタイヤとの最高の妥協点を見つけるために苦心していた。

浜島裕英(株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長との質疑応答

今日の走行の重要なポイントを教えてください。
「今日は、ラップタイムが非常に接近していました。
例えばプラクティス3では上位13台が僅か1秒の中に入っています。
タイヤ性能に関しては、ベストラップにおいては、ソフトタイヤがハードタイヤに対して1周1.0-1.3秒のアドバンテージがあります。
ソフトタイヤは最初のタイムアタックでベストラップ・タイムを記録することが出来る傾向にあり、オーストラリアGPでスーパーソフトタイヤが見せたような性能の低下は見られませんでした。
ハードタイヤは走行を開始して3-4周目にベストラップを記録し、高い耐久性能を発揮することが分かっています。
レースタイヤとしてはハードタイヤが適しているといえます」

コースの状況は金曜日からどう変わって来ましたか。
また、レースはいかに展開されると思いますか。
「セパンのコースは、レースの週末を通して表面がどんどん良くなっていくサーキットです。
これは高い気温のせいで、ゴムがコース表面に溶け込むからだと考えられ、グリップの面では非常に良いコースといえます。
レースは戦略が重要になるでしょう。
タイヤの性能低下に関してはソフトタイヤとハードタイヤの差がオーストラリアのように大きくないために、戦略は色々考えられそうです」

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トヨタ マレーシアGP公式予選の模様

第2戦マレーシアGP決勝は、2・3番手グリッドより

パナソニック・トヨタ・レーシングは、セパン・インターナショナル・サーキットで行われたマレーシアGPの予選結果により、明日の決勝レースで2台揃ってトップ3からのスタートを獲得した。

雨雲が空を覆い始めながらも、気温29-30℃、路面温度36-40℃を計測する中、予選は開始された。
フリー走行でハードとソフト両方のブリヂストン・ポテンザ・タイヤを試した結果、両ドライバーとも予選第1セッションでハード・タイヤ選択でスタートしたものの、全ドライバーのタイム差が1.5秒しかなかったため、ソフト・タイヤへの履き替えを実施した。

予選第2セッションでも全体のタイム差はあまりなかったが、トヨタの2台は再びソフト・タイヤを使用し、問題なく第2セッションを通過した。

予選第3セッションの戦いは、いつものように接戦となったが、何度となくトップタイムを記録したヤルノは、最終的にはセッション終了間際に2番手のタイムとなった。
ティモも、最速タイムを出すためにソフト・コンパウンドのタイヤを使用し、最終走行で5番手のタイムを出した。
他ドライバーのペナルティーにより、ティモは明日の決勝で3番手からのスタートとなる。

Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
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ヤルノ・トゥルーリ:カー・ナンバー9 シャシー:TF109/04
公式練習3回目:4番手   1分36秒132(トップと0.192秒差)  21周
予選第1セッション:2番手 1分34秒745(トップと0.064秒差)  7周
予選第2セッション:2番手 1分33秒990(トップと0.206秒差)  6周
予選第3セッション:2番手 1分35秒273(トップと0.092秒差)  7周
グリッド: 2番手 (暫定)
「チーム全員が素晴らしい仕事をしてくれた。
トラフィックに巻き込まれることなく、クルマの調子も良かったので、今日は本当にわれわれにとって非常に上手くいった。
今はクルマの力強さが感じられるが、昨日のフリー走行はとても難しかったので、実際のところ2番手に入れる自信はなかった。
エンジニアと一緒にデータを分析して、セットアップを改善するために一生懸命作業をしたおかげで、予選の結果を出すことができた。
ほんの少しの差でポールポジションを獲得できなかったのは、ある意味残念だけれど、それだけ接戦となっているということだ。
昨年に比べて、今シーズンのわれわれはもっと競争力があるし、トップ6ではなく、トップ3の争いに加わっている。
明日の決勝では、良いレースができることを望んでいるし、出来る限りの力を出して戦うよ」

ティモ・グロック:カー・ナンバー10 シャシー:TF109/05
公式練習3回目: 5番手   1分36秒189(トップと0.249秒差)  22周
予選第1セッション: 3番手 1分34秒907(トップと0.226秒差)  9周
予選第2セッション: 4番手 1分34秒258(トップと0.474秒差)  8周
予選第3セッション: 5番手 1分35秒690(トップと0.509秒差)  7周
グリッド : 3番手 (暫定)
「全体的に見て、予選は上手くいったし、3番手からのスタートには満足している。
しかし、予選第3セッションの最終走行は、重い燃料状態でのクルマの感覚に慣れるために四苦八苦していたから、少し不満が残っている。
それはつまり、クルマの性能を100%出し切れなかったということだ。
予選第2セッションは軽い燃料状態だったが、最初の走行でいくつかのミスをしてしまった。
しかしその後、2周目では完全に良い走りができたので、タイムには満足している。
最終的に、2台揃ってトップ3に入れたので、チーム全体にとって喜ばしい結果となった。
明日のレースは油断ならないし、ヤルノと私はお互いにプッシュしていくつもりだが、天候が重大な要因となってくるだろうから気をつけないとならない」

パスカル・バセロン:シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー
「最終目標がポール・ポジションだったとしても、今日の結果は非常に喜ばしいものだ。
昨日のフリー走行は良くも悪くもない状態で、クルマのバランスとグリップには完全には満足していなかったが、昨夜のうちに良い対処ができ、最終的に非常に良い結果を出すことができた。
メルボルンではタイヤの影響が大きかったが、ブリヂストンの協力で、今週の予選と決勝ともにうまくやっていけると思う。
全体として、現在まで良い週末となっているので、明日の決勝は前向きに捉えている」

新居章年:シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
「ヤルノ、ティモで2,3番グリッド獲得につながる予選結果は、改めて車の速さを示すことができ、満足している。
非常に暑い時間帯に行われたフリー走行3では路面温度が40℃にも達し、グリップを確保するのが難しかった。
しかし、予選に向け最後のメカニカルなセットアップを詰めることができ、予選での好結果につながった。
予選では、突然のスコールの可能性も考慮したフレキシブルな戦い方で2台揃って最終予選に進出。
しかも、最終予選ではもう少しでポールポジション獲得というところまでくる事ができた。
明日は雨も予想されるが、雨に対する準備も十分にしてきた。
2人のドライバーの意気込みも高く、チーム一体となって、優勝を目指して、悔いの無い良いレースをしたい」

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2009/04/04

バトン(ブラウンGP)、マレーシアGPでもポール

Jenson Button (C)Brawn GP F1
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マレーシアGPの公式予選が終了。
ポール争い獲得したのは開幕戦に続いてブラウンGPのジェンソン・バトンが獲得した。
バトンのポールは2戦連続・通算5回目ということになる。

2番手はトヨタのトゥルーリが入り、前戦に続いて高いパフォーマンスがあるところを示した。
3番手にレッドブルのベッテル、4番手にはブラウンGPのバリチェッロが入ったが、この両者はベッテルがグリッド10番降格、バリチェッロもすでにグリッド5番降格のペナルティが決まっているので、2列目には5番手のグロック(トヨタ)、6番手のロズベルグ(ウィリアムズ)が並ぶことになる。

7番手はレッドブルのウェバー、8番手BMWザウバーのクビサ、9番手フェラーリのライコネン、そしてルノーのアロンソという結果になった。
体調不良が伝えられるアロンソは、Q3では1回だけのアタックで早々に切り上げた模様。

なおベッテルのグリッドは13番手に、またバリチェッロのグリッドは9番手になる見込み。

マレーシアGP公式予選の結果はこちら
マレーシアGP画像はこちら

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予選Q2、中嶋一貴またも突破できず

予選Q2は、ここからソフトタイヤに履き替えたブラウンGPのバトンが1'33.784という素晴らしいタイムでトップに。
これにトヨタのトゥルーリが同じ1分33秒台で続く。
3番手はレッドブルのウェバー、トヨタのグロック、レッドブルのベッテル、ブラウンGPのバリチェッロ、フェラーリのライコネン、ウィリアムズのロズベルグ、BMW Sauber F1のクビサ、そしてルノーのアロンソとここまでがQ3に進出を決めた。

脱落したのはBMWザウバーのハイドフェルド、ウィリアムズの中嶋一貴、マクラーレンのハミルトンとコバライネン、そしてトロ・ロッソのボーデの5台ということになった。

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予選Q1、マッサがノックアウト

マレーシアGP公式予選Q1がスタート。
幸い雨は降っておらず、路面はドライコンディション。
後半、各車ソフトタイヤを履き替えてからは激しいタイム争いが繰り広げられ、最速タイムはブラウンGPのバリチェッロが記録した。
2-3番手はトヨタのトゥルーリとグロック。
ウィリアムズは最後のアタックを行わなかったものの、ロズベルグ8番手、中嶋一貴13番手で踏みとどまり、Q2進出を決めた。

ここで脱落したのはフェラーリのマッサ!、ルノーのピケ、フォース・インディアのフィジケーラとスーティル、そしてトロ・ロッソの新人ブエミということになった。

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フリー走行3回目、再びロズベルグが最速タイム

マレーシアGPのフリー走行3回目セッションは厚い雲がうかがわれたものの、このセッションも最後までドライコンディションで行われた。
Nico Rosberg (C)Williams F1
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終盤、フェラーリが上位にいたものの結局ウィリアムズのロズベルグがトップタイムを記録、ただ一人ベストタイムを1分35秒台に入れてみせた。
2番手はレッドブルのウェバーでロズベルグとは0.108秒差。
3番手がフェラーリのマッサで、4-5番手にはグロック&トゥルーリのトヨタ勢が続いた。

フェラーリのライコネンは7番手、ウィリアムズの中嶋一貴は8番手。
好調を続けるブラウンGP勢は走行途中に突然白煙を挙げるなど緊張が走ったが、エンジントラブルという訳ではないようでそのまま走行を継続。
結局バリチェッロが9番手、バトンが10番手となった。
マクラーレンはハミルトン12番手、コバライネン13番手。
ルノーも体調不良が伝えられるアロンソが14番手、ピケは16番手だった。

注目の公式予選はこのあと現地時間午後5時(日本時間:午後6時)から行われる。

フリー走行3回目の結果はこちら
マレーシアGP画像はこちら

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トゥルーリ、「FIAにも正義」と、称賛

失意の降格処分から、晴れて一転幸先良い3位入賞の栄誉を取り戻したトヨタ・チームのヤルノ・トゥルーリ(33歳:イタリア)は、「FIAにも正義があった」と、その対応を英『ロイター』で称賛した。
Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
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「今回のFIAの対応は、ほんとうに称賛されるべきことだよ。
それはただ、僕が順位を取り戻せたから言うんじゃなくて、例のない再調査という手段で真相調査が行われたからなんだ。
考えてもご覧、FIAはこれまでめったに再調査なんかしたことがないだろう。
いったん下した処分を覆すというのは、彼らにとっても決して容易な事態じゃなかった筈。
それでも彼らは真実を求めるために、その手を緩めなかったんだ」

ルール上の問題からチームが抗議提出を断念した時は失意の底に陥れられたトゥルーリだったが、FIAの裁定に「真実が報われた」と今は胸を張っている。

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ハミルトン再び速度違反ペナルティ、「流れ悪い」

開幕戦オーストラリアGPではギヤボックスの交換でグリッド最後尾に追いやられ、さらに健闘した決勝レースでは結局失格処分を受けてしまったマクラーレン・チームのルイス・ハミルトンだが、昨日始まったマレーシアGPでも悪い流れが立ちきれないでいるようだ。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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午前のフリー走行セッションでピットレーン速度違反に問われたハミルトンは、午後のフリー走行2回目セッションでも同様に速度違反。
マクラーレンのようなトップチームのマシンでこうした違反を繰り返すことはあまりなく、周囲ではさしものチャンピオンも動揺しているのではないか、と憂慮しているようだ。

なお、いつもであればこうした処分に対し、マクラーレンの場合リチャード・ライアン/スポーティング・ディレクターがスチュワードに出向いてサインをするのが通例だが、今グランプリでは上記失格処分の影響で停職処分とされたため、代わりに代理のスタッフがサインしたということだ。

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バリチェッロ(ブラウンGP)、痛恨の降格ペナルティ

開幕戦に続き、好走を続けるブラウンGPだが、ルーベンス・バリチェッロが日曜日の決勝レースでグリッド5番降格のペナルティを受けることがわかった。
Rubens Barrichello (C)Honda Racing
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これは、バリチェッロのマシンのギヤボックスにトラブルが確認され、今日の公式予選を前に交換を余儀なくされたもの。
今シーズンはレギュレーションで4グランプリを同一のギヤボックスで戦うことが決められていて、これに違反することになるため上記ペナルティを喫することになったもの。

バリチェッロは昨日行われたフリー走行で1回目4番手、2回目も6番手と順調な仕上がりぶりをみせていた。

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トヨタ マレーシアGPフリー走行の模様

F1世界選手権第2戦マレーシアGP フリー走行初日

パナソニック・トヨタ・レーシングは、F1世界選手権第2戦目となるマレーシアGPを迎えた。
昨日のFIA裁定により、前回オーストラリアグランプリでのヤルノ3位、ティモ4位に意気が上がる中、セパン・インターナショナル・サーキットで2回に渡る90分間のフリー走行を実施。
例年通りの暑いコンディションの中、気温は28-33℃、路面温度は33-48℃を計測した。
フリー走行1回目で、両ドライバーは、ハード・コンパウンド・タイヤのみを使用し、セパンのロングストレートと低速コーナーに合わせて、異なる空力とメカニカルのセットアップを試した。
このフリー走行で、ティモが中盤にスピンを喫したものの問題はなく、実用的なデータを集めることができ、セッションは有意義なものとなった。
フリー走行2回目では、更なるセットアップ作業が予定されており、両ドライバーは、セッション開始から30分の間にソフト・コンパウンド・タイヤを評価するとともに、オプションのタイヤを初めて試した。
セッションの終わりで黒い雲が集まり始め、雨が数滴落ちてきたが、セッションに影響はなかった。

Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
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ヤルノ・トゥルーリ: ー・ナンバー9  シャシー : TF109/04
フリー走行1回目:11番手 1分36秒982(トップと0.722秒差) 26周
フリー走行2回目:12番手 1分36秒516(トップと0.809秒差) 34周

「今日は順調に運び、望ましい金曜日のセッションとなった。
午前中は路面が少し滑りやすかったが、すぐにクリーンになり、午後にはコースは良くなっていた。
われわれは予定のプログラムを進めていき、クルマを向上させるためにセットアップとタイヤに関するいくつかの事を試した。
タイミングシートを見る限りは、ここに来る前に期待したほど速くは思えないが、クルマの状態は良いし、適切なセットアップを見つければいいだけの事だ。
ソフト・タイヤはとても競争力があるように思えるし、非常に速いと思う。
しかしながら、ハード側は少し硬めに感じた」

ティモ・グロック:カー・ナンバー10  シャシー : TF109/03
フリー走行1回目:10番手 1分36秒980(トップと0.720秒差) 27周
フリー走行2回目:14番手 1分36秒639(トップと0.932秒差) 29周

「今日は少しトリッキーだった。
午前中はクルマの調子が良くなく、安定性に問題があった。
そして、フリー走行2回目ではオーバーステア気味になり、クルマが軽く感じられた。
しかし、いくつかの異なるセットアップで作業を行い、セッションが終わる頃にはクルマは良い状態に仕上がっていた。
明日の予選前までにやるべき作業はまだ沢山あるけれど、メルボルンでも似たような状況の中、改善することができたから、今回も前向きに捉えている」

ディーター・ガス:チーフエンジニア レース&テスト
「今日は通常通りの金曜日となった。セッションでは、タイヤに関する作業と適切なクルマのバランスを見つける作業に専念した。
パーフェクトなバランスを見つけることに少々手こずってしまった。
まだやるべき作業が残っており、今夜クルマの性能を最大限に引き出すための微調整を行わなくてはならない。
タイヤに関しては、メルボルンと比較すると、ハードとソフト両方のタイヤは問題ない状態。
タイミングシートを見る限り、他チームとさほど差はないので、現時点において最終的な順位に関しては心配していない」

新居章年:シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
「マレーシアらしい暑い練習走行となったが、初めてのハードタイヤ走行も含め
様々なデータを取る事が出来、有意義な一日だった。
セパンは長い2本のストレートとダウンフォースの必要な高速コーナー、そして大きく回りこむ低速コーナーがあり、セットアップの難しいサーキットです。
午前の走行では、路面のグリップも低く、全て事前のシミュレーション通りとは行かなかった。
しかしダウンフォースのレベルチェックや、メカニカルなセットアップをいくつか試す事が出来、またハードタイヤのウォームアップ性も大きな問題にならない事が確認できた。
ヤルノもティモも今日のテスト結果には満足しており、予選では上位グリッドを獲得し、レースでの好結果につなげるように頑張りたい」


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2009/04/03

マクラーレン、豪GPの失態でライアンS/D、停職処分に

マクラーレン・チームは、先週の開幕戦オーストラリアGP後のレーススチュワードによる査問での失態で、リチャード・ライアン/スポーティング・ディレクターを停職処分にした模様だ。
McLaren Team Pit Gantry (C)McLaren Group
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これは、金曜日にスタートしたマレーシアGPの現場に重要人物であるライアン氏の姿が見られなかったことからパドックで話題になったもの。

これについて取材を受けた同チームのマーティン・ウィットマーシュ代表は、昨日FIAから下されたオーストラリアGPでのハミルトン失格問題について、責任を取らせたことを認めている。

「1974年以来、マクラーレン・チームにとって非常に重要な役割を果たしてきた」とライアン氏の功績を讃えてはいるものの、これが同氏の進退問題にまで発展する可能性もありそうだ。

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フリー走行2回目、今度はフェラーリが1-2!

フリー走行2回目セッション、途中部分的に雨粒が落ちたりしたもののほぼすべての時間ほとんど問題なくドライコンディションで行われた。
Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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午前のウィリアムズに代わり午後のセッションで1-2を決めたのは、ひさびさフェラーリ勢でライコネンが1'35.707のタイムでトツプ、これにマッサが1'35.832で続いた。

3番手はレッドブルのベッテル、そして4番手にウィリアムズのロズベルグが入った。
ベッテルのチームメイト・ウェバーは5番手、ロズベルグのチームメイト中嶋一貴は8番手。
また注目のブラウンGP勢はバリチェッロが6番手、バトンも7番手と上位につけている。

午前のセッションをほとんど走れなかったマクラーレンのコバライネンはセッション序盤から精力的に周回を重ねて9番手に。
ルノーのピケがトップ10を締めくくった。
ピケの僚友アロンソは、まだ大事を取ってか20ラップの周回にとどめ、15番手だった。
トヨタはトゥルーリが12番手、グロック14番手。

フォース・インディアのフィジケーラはコースアウトした際にウォールにヒットしてマシンを損傷、イエローフラッグの原因となっている。

フリー走行2回目の結果はこちら

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マレーシアGPフリー1回目、ウィリアムズが1-2!

F1第2戦マレーシアGPがスタート。
心配された天気も回復、フリー走行1回目はドライコンディションのもと行われた。
Williams Duo C)Williams F1
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最初のセッションを制したのはウィリアムズの2台で、ロズベルグが1'36.260、中嶋一貴もこれに0.045秒の僅差で続く1'36.305のタイムで2番手と、トップにいたブラウンGPをそろって切り崩してみせた。
セクター2のタイムでは中嶋が全体の1番手。

3-4番手はその開幕戦を制したブラウンGPのバトンとバリチェッロの2台。
これにフェラーリのマッサとライコネンが続いたが、ライコネンのマシンには途中コクピット内から白煙が上がり消火器が作動するというハプニングがみられた。

開幕戦のリザルトを思わぬ形で奪い取られたマクラーレンのハミルトンが7番手。
しかし僚友コバライネンのほうはマシントラブルかわずか7ラップの周回で最後尾に留まった。

開幕戦で大きな話題を呼んだトヨタ勢はグロックが10番手、トゥルーリが11番手。
まだ路面コンディションがベストでないこともあり、ルノーのピケをはじめこのセッションでは多くのドライバーがスピンやコースアウトする場面を繰り返した。

フリー走行1回目の結果はこちら

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FIA、「マクラーレンはスチュワードを欺いた」

オーストラリアGPにおけるトゥルーリとハミルトンのオーバーテイクを巡るペナルティに対する裁定について、FIAの関係者は「マクラーレン・チームがレース後行われたスチュワードによる査問の際、虚偽の証言をして欺いた」と指摘している。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
拡大します
それによれば、レース後の最初の査問で「トゥルーリを前に行かせるようチームから指示があったか」とスチュワードの問いに対し、ハミルトンもチームも「一切ない」と否定し、トゥルーリによるオーバーテイクに何ら関与していないという姿勢をみせていたという。

しかしその後、ハミルトンがメディアの取材に対し「トゥルーリを前に出すようチームから指示された」と語ったことが明らかとなったため、FIAが再調査を指示。
その結果、チームの無線交信の記録からチームが「トゥルーリを前に出すよう」指示したことが確認され、FIAは「マクラーレン・チームが意図して欺いた」と判断、その悪質性からハミルトンの『失格』という厳しいペナルティを科すことになったという。

一方、当初からこの判定に異を唱えていたトヨタ・チームは、規則上抗議が認められないケースであることから控訴を断念していたものの、今回のFIA裁定で『晴れて正義が貫かれた』感じだ。

トゥルーリにとってトヨタでの表彰台はこれで5度目ということになる。
(ルノー時代には優勝経験あり)

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アロンソ(ルノー)、中耳炎でサーキット離れる

Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
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スペイン『AS』紙らが伝えるところによれば、2日(木)マレーシアGPのためにいったんセパン・サーキット入りしたルノー・チームのフェルナンド・アロンソ(27歳:スペイン)が、中耳炎のためサーキットを離れたことがわかった。

チーム・ドクターの診断によれば「症状は軽い」ということで、今週末のマレーシアGP参戦に問題はなく、フリー走行が行われる金曜日には再びサーキットに戻るということだ。
現在アロンソはホテルの部屋で静養しているという。

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FIA裁定 ハミルトン失格! トゥルーリ3位復活

Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
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2日(金)、FIA(国際自動車連盟)は開幕戦オーストラリアGPでレース後3位から12位に降格とされたヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)へのペナルティを撤回する裁定を発表した。
これによりトゥルーリは再び3位入賞が認められ、ポイント・ランキングも訂正された。

また一方の当事者であるルイス・ハミルトン(マクラーレン)について、レース後同グランプリの審査委員会が行った査問で「誤解を招く証言」を行ったとして、レース決勝レースから除外(失格処分)するという厳しい処分を下した。

抗議が認められないというペナルティに、異例の再調査を行ったレーススチュワードは、「オーストラリアGPから提出された新たな要素を検討したスチュワードは、ハミルトンと参戦チームであるボーダフォン・マクラーレン・メルセデスが、3月29日行われた査問において、スチュワードを意図的に誤解させるような証拠を提出することによりイベントの実施に損害を与える行動をとったと見なしたす
これは国際競技コード第151c条に違反するものである。
また国際競技コード第158条により、ドライバーであるハミルトンと参戦チームであるボーダフォン・マクラーレン・メルセデスは、オーストラリアGPのレース結果から除外され、順位もこれにより修正されることになる」との声明を発表した。
なお、これについてマクラーレン・チームは「処分を受け入れ、抗議しない」としている。

修正されたポイント・ランキングはこちら

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2009/04/02

FIA、トゥルーリとハミルトンから再聴取へ

開幕戦でのヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)とルイス・ハミルトン(マクラーレン)との間に起きたオーバーテイク問題について、FIA(国際自動車連盟)は両者からあらためて事情聴取する意向であることがわかった。
2009 F1 Drivers (C)Force India F1
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レース終盤に起きたこのセーフティカー導入時のオーバーテイクについて、オーストラリアGPの審査委員会はこれがレギュレーションに反したものとしてトゥルーリのレース結果に25秒を加算するペナルティを科したが、トヨタ・チームはこれを不服として一時控訴する構えもみせていたもの。
結局、こうした判定についての抗議は規則上受け付けられないということで、トヨタは控訴を取り止めているが、FIAはこの件について大きな関心を持ったようだ。

両者からの事情聴取は、今週行われるマレーシアGPにオーストラリアGPで判定を行った二人のスチュワードを呼んだうえで行われる予定という。
聴取の結果についてはまだ予断を許さないが、少なくともF1においてFIAにもまだ良心があるところは示せたようだ。

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ベッテル(レッドブル)も審査委員会の裁定に不満

いよいよ始まった2009年のF1シーズンだが、昨年の続いて審査委員会の裁定に対する不満の声が高まっている。

今回公式予選ではトヨタ・チームの2台がリヤウィングに対する微妙な判定で予選タイムが無効とされ、さらに決勝レースでは抗議を許さないオーバーテイクに対する判断でトゥルーリの3位表彰台が泡と消える始末。

またレース終盤に起きたベッテル(レッドブル)とクビサ(BMWザウバー)のアクシデントでは、ベッテルだけが次戦グリッド10番降格のペナルティを受けているが、本人はこれについて不満の表情を隠していない。
Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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「クビサとのアクシデントは同一周回でお互いに順位を争っていた時に起きたもの。
いわゆるレース・インシデントというやつさ。
こんなのが一方の当事者だけに処罰を科せられたのではレースなんかできやしない。
明らかに審査委員会の判断は間違っているね」

F1レースの審査委員会はFIAから派遣された委員と当事国のASN(各国のスポーツ権能保持者)から選出された委員とで構成されるが、必ずしも委員にレース経験があるとは限らないのが難と言われている。

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FOTA、あらためてポイントでの王者決定を主張

F1チームの集まりであるFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)が、1日(水)あらためてポイント・システムによるシリーズ・チャンピオンの決定継続を主張する声明を明らかにした。
1985 Europe GP (C)Williams F1
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FIA(国際自動車連盟)は今シーズン開幕前、これまでのようなポイントの多寡ではなく優勝した回数でチャンピオンを決める、いわゆるメダルシステムの導入を図ったが、FOTAの反発によりいったん断念に追い込まれていた。
しかし2010年シーズンには再びこれを導入する構えをみせていて、チーム側からは警戒の動きがみられているもの。

FOTAが考えているのは、現行のように勝者のメリットが少ない『10-8-6-5-4-3-2-1』から『12-9-7-5-4-3-2-1』へと拡大するものだが、FIAによる案はポイントには関係なく勝利したレースの数だけで決定するというもの。
(なお2008年シーズンに当てはめた場合、いずれの案でもチャンピオンはフェリッペ・マッサのものになる計算)

実際にレギュレーションを変更するには両者の合意が必要で、今後の話し合いの進展に注目が集まる。

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違法(?)のディフューザー、結局『流れ』に

フェラーリとレッドブル、そしてBMWザウバーの3チームは、トヨタ&ブラウンGPと共にウィリアムズのマシンのディフューザーについてこれが違法であるとの抗議をFIA(国際自動車連盟)の国際控訴審に提出しているが、結論が出されるのは第2戦マレーシアGP後となるため、これまで採用していなかったチームの中にもこれに追随する動きが加速しそうだ。
Williams Toyota FW31 (C)Williams F1
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それはマクラーレン、フェラーリ、BMWザウバーなどとみられ、そのための改修費は10億円以上にもなるとの指摘もあるが、これらのチーム関係者はいずれも「結論が出るまで手をこまねいていられないし、万一合法と判断された場合に出遅れることも許されない」と危機感を募らせている。

レッドブル・レーシングも同様の事情だが、同チームのマシンはリヤ・サスペンションが他とは異なりプルロッドを採用しているとされることからとりわけ大改修になることが必至とみられている。

開幕戦では、違法と指摘された3チームのマシンが各セッションでいずれも上位に位置していて、その優位性が如実に示される形となっていた。

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トヨタ 豪GPペナルティに対する控訴断念

1日(水)、トヨタ・チームの母体であるTMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)は開幕戦オーストラリアGPのレース後審査委員会から下されたヤルノ・トゥルーリに対するペナルティについて、これまでみせていた抗議する姿勢を一転、控訴を断念することを明らかにした。

結果的に25秒加算とされた今回のペナルティは、本来ドライブスルー・ペナルティーとして科せられるものだったことから、レギュレーション上抗議が受け付けられないことになっているためとみられる。

以下はTMGのリリース。

トヨタモータースポーツ
F1オーストラリアGP大会審査委員会の決定に関する声明

トヨタモータースポーツは、F1オーストラリアGP大会審査委員会からレース終了後ヤルノ・トゥルーリに課せられた25秒のペナルティーの決定に対し、当日、控訴の意思を表明しました。

この行動は、控訴の手続きをする権利を守り、起きたこと関して全ての事実を詳細まで、熟考する時間を確保する為のものでした。

最近の国際控訴裁判所の判例やスポーティング規則を参照した結果、スポーティング規則152条第5段落152条(下記)に規定されているように、手続きの段階で、どんな控訴も却下されると考えられます。

「ドライブスルーやピットレーンでの停止のペナルティーについては、国際自動車連盟選手権の規則で定義されたペナルティーと同じく、控訴はできない」

この規定を踏まえ、トヨタモータースポーツとしては、控訴手続きを進めても何の恩恵も得ないであろうとの結論に至りました。

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2009/04/01

フォース・インディア、セナの起用に前向き姿勢

開幕戦を終えたフォース・インディアのヴィジャイ・マルヤ代表は、来シーズンのドライバーとしてブルーノ・セナ(24歳:ブラジル)の起用に積極的な姿勢をみせている。
Vijay Mallya (C)Force India F1
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「F1へのステップアップを狙っている若手ドライバーは数多くいるが、その中でセナは大いに有望なうちの一人だと考えている。
われわれは真剣に彼の起用も考えたが、しかし今回はマシンのレギュレーションが大きく変更されたこともあって、チームの継続性のほうを優先することとなったんだ。
もっともわれわれは、すっかりセナがブラウンGPに行くものだと思っていたんだがね。
しかし彼らはバリチェッロの残留を選んだ。
ま、彼らも考えたことは同じなのかも知れないね」

同氏はまた来シーズンもしジャンカルロ・フィジケーラが契約を終えたならば、その後継としてセナの起用は十分にあり得ることを示唆した。

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2009年、アブダビに代わりカナダGPが復活?

アメリカGPが消え、北米唯一のグランプリだったカナダGPもカレンダーから消滅した2009年のF1だが、ここに来てそのカナダGPが復活するのでは、という噂が持ち上がって注目されている。
Abu Dhabi Circuit (C)Etihad Airways Abu Dhabi GP Org.
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これは、今シーズン新たに開催が決まった中東アブダビGPについて、折りからの世界的経済不況の影響からか施設の建設が予定より遅れているということで、開催がキャンセルされる、との見方が伝えられたためだ。

ただこれについては当のアブダビGPを主催する『エティハド航空アブダビGP組織委員会』が、サーキット工事の進捗状況について「開催に差し支えるほど工事が遅れていることはない」と否定している上に、名前が挙げられたカナダGPの主催者も、「われわれはまったくそんな話を聞いていないし、2009年の開催はもう望んでいない」と、冷たい態度をみせているという。

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バトンは引き締めも、ベッテル「ブラウンGPは驚異」

オフテストを終えた時点での前評判通り、ブラウンGPのマシンは開幕戦でも違わぬ俊足ぶりをみせつけて圧勝した。

しかしこれについて当のバトンは、「開幕戦でこれだけ僕らがスピードをみせられたのは今年レギュレーションが大きく変化したため。
こういう時にはどこのチームも暗中模索で、迷っているものなんだ。
だけどシーズンが始まればみんなすぐに追いついてくる。
とりわけヨーロッパ・ラウンドに戻ったら強いチームはみなその実力を発揮してくるだろうから、慢心しないようにしないとね」と、引き締めた。
Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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ブラウンGPのスピードについては、今回のレースで多くの周回で優勝したバトンの背後にいたレッドブルのベッテルも、「彼らのスピードはまだあんなものじゃないよ。
僕がバトンを追撃していた時、彼は明らかに後続とのギャップを計算して走っていたんだ。
ミラーを見て他のマシンが追いついてくれば、彼らはさらにスロットルを開くだけ。
まるで遊ばれていたようにすら感じたよ」と、呆れ顔でその印象を母国ドイツの『アウトモーター・ウント・スポルト』誌に語っている。

これがほんとうであれば、少なくともあと数戦はみなブラウン『BGP001』の後塵を拝する羽目になることだろう。

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グロック(トヨタ)、「オーバーテイクむしろ困難に」

2009年のF1は大幅にマシンのレギュレーションが変更されたが、これは「よりオーバーテイクを容易にする」との触書でFIA(国際自動車連盟)のテクニカル部門が自信を持って導入したもの。

ところが開幕戦オーストラリアGPを終え、トヨタ・チームのティモ・グロックは「オーバーテイクはむしろ難しくなった」との見解を明らかにした。
Timo Glock (C)Panasonic Toyota Racing
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「前車に続いて走った時、これまでよりエアロダイナミックスが安定するようになると聞いたけど、たとうばアロンソのルノーの後ろに付いた時なんか、ダウンフォースが全然なくなってものすごく不安定な状態になったんだ。
それに比べるとフェラーリの2台に付いた時にはそれほどではなかったけれど、僕らが追いつくと彼らはそこで「KERS」(運動エネルギー回収システム)のボタンを押すから、とてもじゃないけどオーバーテイクなんか無理さ」

今年は上記KERSについては搭載車と未搭載車とが混走している状態。
中でもBMWザウバーなどはチーム内で搭載車(ハイドフェルド)と未搭載車(クビサ)になっていて、今回のレースでは明暗を分けた感になっている。

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