ブラウンGP、FOTAから離脱の可能性も
開幕2連勝と最高のスタートを切った『ブラウン・グランプリF1チーム』だが、ここに来て厄介な騒動が持ち上がり始めてきたようだ。
Brawn GP『BRG001』(C)Brawn GP F1 Team
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というのも、旧ホンダ・チームを買収して生まれた形の同チームがホンダ時代のテレビ放映権の分配金を継承して受け取ることについて、反対する意見が出てきたからだ。
その急先鋒がルノーのフラビオ・ブリアトーレ代表で、同氏は「ブラウンGPは新しいチーム」として上記分配金や機材輸送のFOM便使用の権利について資格がないと主張している。
しかしその裏には、ブラウンGP躍進の有力要素とされたディフューザーが合法と判断されたため、反対してきたルノーらはこの開発に新たな資金が必要になるなどで業を煮やしてことがあるようだ。
同氏はまたロス・ブラウン氏がFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)の技術委員長を務めていることにまで反発の姿勢をみせている。
分配金の額は3千万ユーロ(約38億円)にも達するとみられ、資金難でスタートしたブラウンGPにとっては喉から手が出るほど欲しいだけでなく、当然これまでは想定していたもの。
注目されるFOTAの会議はスペインGP直前の5月6日(水)に行われる予定だが、最悪ブラウンGPのFOTA離脱という事態も考えられなくはない。
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