GPDA、さっそくスタート時刻でFIAに申し入れ
新規加入メンバーを加え、一層その発言力を増した形のGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)が、さっそくFIA(国際自動車連盟)にグランプリレースのスタート時刻の申し入れを行うことがわかった。
Malaysia GP Scene (C)Renault F1 UK
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それによれば、今年のオーストラリアGPとマレーシアGPはいずれもヨーロッパ地域でのテレビ放映時間を考慮したFOA(フォーミュラ・ワン・アドミニストレーション)バーニー・エクレストン代表の強い意向により、オーストラリアGPは昨年の午後3時半から午後5時へ、またマレーシアGPも昨年の午後3時から午後5時へとそれぞれ繰り下げられたが、この結果、レース中夕方の低い陽差しがドライバーの視認性を妨げただけでなく、マレーシアGPではさらにレースが一時中断されたことにより、結局日没で再スタートが行えない事態に陥る羽目となった。
GPDAでは実際にレースをするドライバーの立場から、安全生保確保する目的で来年は両レースのスタート時刻を繰り上げるようFIAのレースディレクターであるチャーリー・ホワイティング氏とエクレストン氏に申し入れるという。
GPDAは「商業性より安全性が優先されるべき」と主張しているが、現実にエクレストン氏を動かすのは用意ではなさそうだ。
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