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2009/04/18

トヨタ 中国GPフリー走行初日の模様

F1第3戦中国GP フリー走行初日

パナソニック・トヨタ・レーシングは17日、中国GP決勝に向け、上海国際サーキットでフリー走行を行った。
例年、シーズン後半に上海に来ていたため、今年は少し涼しめの気候で、日が差したにも関わらず、気温は16~20℃、路面温度は26~34℃。
ヤルノ・トゥルーリ、ティモ・グロックとも、フリー走行1、2回目を実施し、セッション中、TF109の空力の最終チェックと有意義なデータ収集を行った。
1回目でトゥルーリは、電気系統のトラブルもあったが、大きな問題にならなかった。
2回目では、予選と決勝に備え、両ドライバーとも、スーパーソフトタイヤを試した。

ヤルノ・トゥルーリ:カー・ナンバー9  シャシー : TF109/04
フリー走行1回目:6番手 1分37秒764(トップと0.430秒差) 19周
フリー走行2回目:6番手 1分36秒217(トップと0.538秒差) 42周

「忙しい金曜日になった。
午前中は電気系統に問題が出て、時間を要したが、最終的には、セットアップとタイヤのプログラムをこなすことができた。
1回目の走行のときは、あまり良い路面状態ではなかったが、午後には良くなった。
全体的には、クルマのバランスと速さは更に、良くなると期待している。
今夜、データを分析し、明日には改善できればと思う。
決勝では再び上位を目指したい」

ティモ・グロック:カー・ナンバー10  シャシー : TF109/05
フリー走行1回目:8番手 1分37秒894(トップと0.560秒差) 21周
フリー走行2回目:8番手 1分36秒548(トップと0.869秒差) 40周

「今日はうまく行った。
午前のセッションでは、ラバーが乗っていない状態だったのでグリップがきかず、うまく乗りこさなければならなかった。
しかし、セットアップの点では、多くのことを確認することができた。
2回目の走行では、1回目より、クルマのバランスが落ち着いたように感じた。
明日のために、適切な方向に調整しなければならないが、週末に向けて悪くないスタートだ」

Dieter Gass (C)Panasonic Toyota Racing
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ディーター・ガス:レース&テスト・チーフ・エンジニア
「しっかりしたスタートが切れた。
大きな問題もなく、プログラムをこなすことができた。
トゥルーリは午前中、電気系統トラブルで少し遅れたが、プログラムへの過度な影響はなかった。
プログラムには、新しい空力のテストと、サスペンションの開発も含まれ、順調に終わらせることができた。
タイヤの持続性は思ったほど悪くなく、決勝に期待が持てる。
1、2戦でのラップタイムは、チームの状態が良い事を示しており、今週末も自信を持って臨む」

新居章年:シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
「初めての4月開催の中国GPは、春らしい日差しの中でのグランプリ初日となった。
オーストラリア、マレーシアのレースで我々の強いところ、弱いところが見えてきたので、今回の中国グランプリには、より競争力を上げるために、新しい空力パーツとともに、足回りにも新しい部品を持ち込んだ。
午前、午後のフリー走行で、新しい部品の効果も確認する事ができたし、2種類のタイヤの特性も見ることができた。
今日は、完璧にセットアップを決めることができなかったが、十分なデータが取れたので明日の予選に対しての不安は無い。二人のドライバー揃って上位グリッドの獲得をめざす」

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