トヨタ バーレーンGPフリー走行の模様
F1世界選手権第4戦バーレーンGP フリー走行初日
バーレーンGP決勝を2日後に控えたパナソニック・トヨタ・レーシングは24日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで2回のフリー走行を実施した。
2009年は第2、3戦と荒れた天候が続いたが、ここバーレーンでは日が差し、気温は32~37℃、路面温度は43~57℃を計測。
ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックは週末に向け、データを収集し、充実した走行を行った。
両ドライバーとも、午前はブリヂストンのミディアムタイヤ、午後はミディアムとスーパーソフトの両タイヤを使用。
チームは集めた情報を分析し、予選と決勝のセットアップを決定する予定だ。
ヤルノ・トゥルーリ:カー・ナンバー9 シャシー : TF109/06
フリー走行1回目:15番手 1分35秒036(トップと1.389秒差) 22周
フリー走行2回目:3番手 1分33秒616(トップと0.277秒差) 37周
「このサーキットでは冬のテストでたくさんの情報を収集したが、今日のコンディションはテストの時とは全く異なっていた。
ずっと高い気温に合わせ、いくつかセットアップを変えなければならなかった。
また、テストの時より、クルマが滑ったが、たぶん、他のチームのドライバーも同じように感じていると思う。
今日はいつものように、タイヤのテストとセットアップのプログラムをこなした。
ドライバビリティがもう少し必要だけど、決勝に向けて悪くないスタートができたと思う」
ティモ・グロック:カー・ナンバー10 シャシー : TF109/05
フリー走行1回目:17番手 1分35秒333(トップと1.686秒差) 20周
フリー走行2回目:8番手 1分33秒764(トップと0.425秒差) 37周
「ここでの冬季テストでは安定的したペースを刻め、良かったが、今日は運転が難しかった。
ラップタイムは悪くないけど、特に周回を重ねた時の車のバランスが、あまり良くないように感じた。
ブレーキングの感触も、もう少し良くしたい。
明日からの方向性を整理し、クルマを有るべき状態に戻す為に、われわれは今晩も遅くまで頑張らなければならない」
Dieter Gass (C)Panasonic Toyota Racing
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ディーター・ガス:レース&テスト・チーフ・エンジニア
「全体的に、今日はとても上手く行った。
ここでの冬季テストでは、概ね良いコンディションだったが、その時とは気温がかなり違うので、テスト済みの事項をいくつか再確認した。
空力とブレーキの冷却に関しては最新のものにし、問題なくフリー走行を行った。
タイヤの調子は最近の数レースほど、厳しくないようなので、日曜の決勝では、良い結果を期待できると思う」
新居章年:シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
「このサーキットでは2週間の冬季テストを行っているので、いつもよりは余裕を持って臨めた。
バーレーンGP初日は、40℃近い気温の中でのフリー走行となったが、まずは順調にプログラムをこなす事ができた。
2月テストより20℃も高い路面温度の中で、スーパーソフトとミディアムコンパウンドをどう使いこなすかが、大きな課題と考えてきたので、午後のフリー走行は、その為に多くの時間を割くことになった。
結果として、予選、決勝レースの作戦を立てる上で、有効なデータを得る事ができた。
明日の予選では2台揃って上位グリッドを目指す」
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