トヨタ バーレーンGP公式予選の模様
F1世界選手権第4戦バーレーンGP予選
J.トゥルーリ、T.グロックがフロントロー独占
パナソニック・トヨタ・レーシングは25日、これまでで最高の成績でバーレーンGPの予選を終えた。
26日の決勝で、トゥルーリとグロックは最前列からスタートをする。
晴れ渡ったバーレーン・インターナショナル・サーキットは、気温35~38℃、路面温度47~51℃と猛烈に暑くなった。
グロックは午前のフリー走行3回目で、電気系統のトラブルを抱えたものの、トップタイムを記録。
トゥルーリとグロックとも、午後の予選第1セッションの初めはミディアムタイヤを履き、その後はスーパーソフトを使用した。
第3セッションまで進んだ両ドライバーとも、素晴らしいラップを刻み、トゥルーリがポールポジション、グロックが2位を獲得。
トヨタは明日の決勝で、好スタートが切れるように最善を尽くす。
Toyota Duo (C)Panasonic Toyota Racing
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ヤルノ・トゥルーリ:カー・ナンバー9 シャシー:TF109/06
フリー走行3回目 :9番手 1分33秒397(トップと0.792秒差) 19周
予選第1セッション:2番手 1分32秒779(トップと0.099秒差) 7周
予選第2セッション:3番手 1分32秒671(トップと0.197秒差) 6周
予選第3セッション:1番手 1分33秒431(トップタイム) 7周
グリッド:1番手 (暫定)
「再びポールポジションに戻ることができ、興奮している。
今週は上手く行っており、明日の最前列からのスタートをうれしく思う。
セッション中、ブレーキングに問題があったので、実は、昨日ほどスムーズなわけではなかった。
これは決勝への不安要素なので、今夜中に、確認したい。
レースのペースもタイヤの調子も良いので、決勝も行けると信じている。
開幕から第3戦まで、順調ではなかったので、そろそろ風向きを変えたい。
冬のテストをここバーレーンで実施し、良いタイムを出していた。
それが、今日1、2位をトヨタが独占したことにも、つながったのだろう。
ポールポジションは、一生懸命働いてくれたチームのみんな、そして、地震にあわれた故郷のアブルッツォ地域の方たちに捧げたい」
ティモ・グロック:カー・ナンバー10 シャシー:TF109/05
フリー走行3回目 :1番手 1分32秒605(トップタイム) 16周
予選第1セッション:7番手 1分33秒165(トップと0.485秒差) 7周
予選第2セッション:2番手 1分32秒613(トップと0.139秒差) 6周
予選第3セッション:2番手 1分33秒712(トップと0.281秒差) 7周
グリッド: 2番手 (暫定)
「最前列グリッドを独占できて最高。
昨日、自分のクルマにトラブルが発生したが、セットアップを変えるなど、今日のためにチームが一生懸命やってくれた。
午前のフリー走行では、電気系統の故障で、時間いっぱい走ることができなかったが、最速タイムを刻むことができた。
予選はとてもスムーズに行った。
風が少し変わったが、初めに使ったミディアムタイヤに慣れるのに苦労した。
予選第2セッションでは、少し良くなったが、第3セッションの8週目の後、小さなミスをして、ヤルノに追いつけなかった。
今季はチームにとって厳しいスタートとなったので、エンジニアとメカニックのみんなに心から感謝したい。
今日は素晴らしい結果となった」
パスカル・バセロン:シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー
「予選の結果には大喜びしている。
競争力を高く保てていたので、1位を目指していたし、結果、そうなった。私たちに続くほかのクルマとの差はもう少し小さいと思っていた。
ドライバーは2人とも、よくやってくれ、予選第1セッションから良いペースが刻めていたので、その調子のまま、残りの予選を戦うだけだった。
タイヤについては、ミディアムとスーパーソフトの両者に大きな違いが出るので、明日の決勝は面白く、様々な戦略が考えられる。
昨日のフリー走行で、短距離と長距離の走行ペースも確認できている。
本日午前のフリー走行も、ティモが電気系統の小さなトラブルを抱えた以外、うまく行った。
時間内に直したエンジニアとメカニックに、感謝したい。
今日の結果を明日につなげたい」
新居章年:シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
「フロントローをヤルノとティモで独占できたことは、ドライバー、チーム全員のおかげで素直に感謝して喜びたい。
今朝のフリー走行で昨日の悪かった点を修正することができた。
フリー走行の最後にティモのエンジンが止ってしまう不具合もあったが、チームの懸命な作業で原因を突き止め、無事に予選までに修復する事ができた。
また予選に入ってからは本当に上手くタイヤマネージメントができ、これが今日の結果につながったと考える。
しかし本当の勝負は明日のレースなので、車のチェックなどしっかり進めて、表彰台の真ん中を目指してチーム一丸のレースする」
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