トヨタ 豪GPペナルティに対する控訴断念
1日(水)、トヨタ・チームの母体であるTMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)は開幕戦オーストラリアGPのレース後審査委員会から下されたヤルノ・トゥルーリに対するペナルティについて、これまでみせていた抗議する姿勢を一転、控訴を断念することを明らかにした。
結果的に25秒加算とされた今回のペナルティは、本来ドライブスルー・ペナルティーとして科せられるものだったことから、レギュレーション上抗議が受け付けられないことになっているためとみられる。
以下はTMGのリリース。
トヨタモータースポーツ
F1オーストラリアGP大会審査委員会の決定に関する声明
トヨタモータースポーツは、F1オーストラリアGP大会審査委員会からレース終了後ヤルノ・トゥルーリに課せられた25秒のペナルティーの決定に対し、当日、控訴の意思を表明しました。
この行動は、控訴の手続きをする権利を守り、起きたこと関して全ての事実を詳細まで、熟考する時間を確保する為のものでした。
最近の国際控訴裁判所の判例やスポーティング規則を参照した結果、スポーティング規則152条第5段落152条(下記)に規定されているように、手続きの段階で、どんな控訴も却下されると考えられます。
「ドライブスルーやピットレーンでの停止のペナルティーについては、国際自動車連盟選手権の規則で定義されたペナルティーと同じく、控訴はできない」
この規定を踏まえ、トヨタモータースポーツとしては、控訴手続きを進めても何の恩恵も得ないであろうとの結論に至りました。
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