Brawn GP (C)Brawn GP F1 Team
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2009 FIA Formula One World Championship 第1戦 オーストラリアGP
開催場所: メルボルン 開催日: 3月27日~3月29日
2009年F1世界選手権 オーストラリアGP 決勝
ブリヂストン・ポテンザのスリックタイヤがグランプリにカムバックを果たしたオーストラリアGPは、ブラウンGPチームの完ぺきなデビュー戦を戦ったジェンソン・バトンがミディアム・ミディアム・ソフトのタイヤ戦略でエキサイティングな新レギュレーションでのF1シーズン第1戦の優勝を果たした。
1位のバトンに続いてフィニッシュしたのは、チームメイトのルーベンス・バリチェロとパナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリ。
バリチェロがバトンと同じタイヤ戦略を用いたのに対して、トゥルーリはスーパーソフト・タイヤを装着してピットレーンからのスタート、その後2回ミディアムに交換した。
最新スペックのマシンがブリヂストンのスリックタイヤを装着して戦った今回のアルバートパークのレースは、エキサイティングでチャレンジングな58周となった。
ブリヂストンの2種類のコンパウンドの異なる性能がイベント盛りだくさんのレースの話題の一つを提供した。
*レース後、3位に入ったトゥルーリ選手はセーフティーカー導入中に他社を追い抜いたことに対し、25秒のペナルティーを受け12位に降格、代わってハミルトン選手が3位に繰り上がりました。
浜島裕英(株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長 とのQ&A
ブリヂストンの立場から見た2009年開幕戦はいかがでしたか?
「まず、まれに見るエキサイティングなレースで優勝したジェンソン・バトンとブラウンGPチーム、そして2位完走を果たしたルーベンス・バリチェロにお祝いを申し上げます。
また、新レギュレーションを施行したFIA、エキサイティングでスピードに優れた新車開発に成功した各チームにもお祝いを申し上げます。
2009年度の変更がF1に大きな違いをもたらしたことが分かる意義深いレースでした。
ブリヂストンのスリックタイヤと我々の新しいタイヤアロケーション理念は、各チームに多くの課題を提示したと思います。
上手く対処できたチームとそうでないチームがありました。
タイヤ戦略は順位を上げることに欠かせないポイントでした。
また、スーパーソフト・タイヤは性能の落ちが早かったため、このタイヤに適したセットアップが良いリザルトを達成するカギになりました。
ミディアム・タイヤは非常に丈夫で、戦略やセットアップの幅をチームに提供することができたと思います」
今回使われた異なるタイプの戦略についての感想を聞かせてください。
「今回はわれわれブリヂストンの新しいタイヤを用いた初めてのレースでしたので、週末を通して数々の異なるアプローチが見られました。
土曜日のデータを見ると、1回目のフライイングラップではスーパーソフト・タイヤが約1.2秒ミディアムよりも速かったことが分かります。
その通り、スーパーソフトでスタートした選手には序盤かなりのアドバンテージがありました。
しかし、最終スティントでスーパーソフトを使った選手にも、レース中にゴムが乗って路面コンディションが良くなっていたためメリットがありました。
レースのスタートから中盤までスーパーソフトを使った場合は、5、6秒の遅れが出ることを予想していました。
だからこのタイヤで長いスティントを走る選手は多くなかったのだと思います」
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