本物か!? ブラウンGPのタイムに衝撃走る!
11日(水)ジェンソン・バトンがブラウンGPの新車『BGP001』でマークした段トツのトップタイムは、パドックに大きな衝撃を与えた。
Jenson Button (C)Brawn GP F1 Team
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バトンが記録したのは今回の合同テストでも通算で最速となる1'19.127というもので、2番手フェラーリのマッサに対して丸1秒以上速いという、走り始めたばかりの新車として強烈なもの。
この時期における新生チームのものということで、メディアに露出しスポンサー獲得を目指す目的からしばしば燃料搭載量を少なくして一発のタイムを追求するというのはありがちなことだが、ブラウンGPの場合、デビューした最初の日に4番手、2日目はバリチェッロが3番手、そしてこの日も衝撃タイムを出したあとのロング走行でも十分戦闘力のあるタイムを記録していたことから、関係者も『BGP001』の速さを認めざるを得ない状況だ。
マシンを降りたバトンは「十分に納得のいく、とてもポジティブなテストになったね。
僕たちは長く苦しい時間を過ごしたあとだけに、こうした走りができたことはとても励みになるもの。
これはチーム全員の努力の結果であり、誇りになるものだよ」と、語った。
また困難な情勢の中ここまでチームを率いてきたロス・ブラウン代表は「われわれはここまで15か月間に渡り開発の仕事を精力的に継続してきたんだ。
だからこれはその努力の結果であって、合理的なことと受け止めている。
特に驚くべきこととは考えていないよ」と、冷静で自信ある分析を示した。
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