トヨタ、「F1継続はパナソニックのお陰」
読売新聞の英字紙『THE DAILY YOMIURI』は、TMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)の山科忠/会長兼チーム代表のインタビュー記事を掲載、トヨタ・チームにもF1参戦継続の危機があったことを報じた。
Toyota TF109 (C)Panasonic Toyota Racing
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それによれば、昨年12月5日に本田技研がF1の撤退を発表して以降トヨタの経営陣もF1参戦継続の是非について検討を重ね、最終的に12月22日の記者会見でF1を続けることを発表したが、結果的にチームのタイトル・スポンサーである『Panasonic』が契約を前倒しで更新したことが大きかったということだ。
当時パナソニックとの契約は2009年まで有効であり、その時点で直接の影響はなかったものの、同社はいち早く2010年からさらに3年間に渡る新たな契約の更新に同意、チーム発足以来の強い結びつきを明確にしたもの。
山科忠会長は「当時の世界的経済危機を考えれば、日本の大手電器メーカーも決して不況の例外ではなかった筈だが、パナソニックは自身も財政難にありながらわれわれとの契約を更新してくれた。
彼らがわれわれの行動に理解を示してくれたことによりトヨタはレースを続けることができる訳で、心から感謝している」とパナソニックに対して謝意を明らかにしている。
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