トヨタ ヘレス・テスト3日目の模様(3/03)
グロックがレースを想定し、順調に走行
F1ヘレステスト3日目
パナソニック・トヨタ・レーシングの新型車TF109は3日、スペインのヘレスで、テストを行った。
同チームのほか7チームが参加する合同テスト3日目は、昨日の雨から天候が回復。開始直前まで降ったにわか雨で、アスファルトのサーキットが完全に乾くまで2時間かかったものの、その後は好天に恵まれ、ドライコンディションで走行した。
午前中、レースを想定しながら、TF109のステアリングを握ったティモ・グロック。
ウェットからドライへと路面の状況が変化したものの、予選を想定した走行中に、この日最速のラップを記録した。
午後はセットアップの課題をこなした。
4日目と5日目はヤルノ・トゥルーリが担当する。
Timo Glock (C)Panasonic Toyota Racing
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ティモ・グロック:TF109-03
ベストラップ: 分19秒814 順位:1位 周回数:142
「実り多い日だった。
午前中のコンディションはあまり良い状態ではなかったが、スリックタイヤの交換のタイミングを計ることができたので、有効にこなせた。
その後、ドライになり、セットアップの作業を行い、着実にプログラムをこなした。
昨日、今日の2日間で周回を多く稼ぎ、しっかりテストをできた」
パスカル・バセロン:シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
「午前中の、レースを想定したテストはうまく行った。
ただ、初めのうちは、完全にウェットだったのが、途中でスリックタイヤが必要なドライコンディションになり、天候とサーキットの変化にうまく対応しなければならなかった。
ウェットタイヤからスリックタイヤに代えるタイミングも良く、グロックは問題なくテストをこなした。
実際のレースに近い状況で、楽しく、興味深く、かつ意義のある走行だった。
そのため、午後はセットアップの作業も行えた」
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