エクレストン氏、「ホンダが援助を断った」
消滅の危機にあるホンダ・チームに対し、自ら1億ポンド(約134億円)もの援助を申し出たFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏だが、ホンダ側がこれを拒絶したことを暴露して周辺に衝撃を与えている。
Honda『RA108』 (C)Honda Racing
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「私はホンダ・チームの存続を願っており、そのために援助を惜しまないつもりだった。
しかし彼らはこれを拒否したんだよ。
ブルーノ・セナが加入することにより、再び『セナ』の名前がF1に輝くというのは素晴らしいことだと思うんだがね……」と、不満げなエクレストン氏。
伝えられるところでは、チームはロス・ブラウン代表&ニック・フライ/CEOという現体制での存続を最優先で模策しているものとみられるが、もしエクレストン氏の介入を許すとチームの主体が同氏に移ってしまうこと。
また、さらにはF1チームで構成するFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)内部でもエクレストン氏が発言権を持つことになることが予想され、他チームの中にも警戒する向きがあるのだという。
一方で、チームはすでにメルセデス・エンジン搭載を前提に着々と2009年マシンの準備を進めていて、早ければ3月初めにも一応の完成を目指しているということだ。
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