マクラーレン&フェラーリ、異例の『共同戦線』
これまでしばしば対立を繰り返してきたF1フィールドの両雄・マクラーレン&フェラーリの両チームが、F1の将来のため異例の共同戦線を組み始めたことが明らかとなった。
これは、先週フェラーリ・チームの広報部門の責任者であるルカ・コラジャンニ氏が英国ワーキングにあるマクラーレン・チームの本拠地であるテクノロジー・センターを訪問、同グループのロン・デニス代表やマーケティング部門の責任者エクレム・サミ氏ら主要スタッフと会合を持ったというもの。
McLaren Technology Center (C)McLaren Group
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フェラーリ・チームの人間がライバルであるマクラーレン・チームのファクトリーを訪れるのはこれまでに例がなく、会談後記者会見に応じたコラジャンニ氏は、「もし12か月前にあなたが私にこんなことをしろと言ったなら、私は到底これを信じることはできなかっただろう。
それくらい、今回のことはわれわれにとっても信じられない出来事なのだ」と、自身も驚きを隠せない表情で語った。
世界的な経済危機が襲う中、両チームとも対立を続けるよりも、共同で新たな難題に対処せざるを得ない時代になったということか。
これまでのところ、FOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)での活動を中心に両チームの歩調はほぼ揃っているようだ。
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