スーパーライセンス値上げに応じたのは3人
F1ドライバーで構成するGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)は、FIA(国際自動車連盟)が今シーズン、さらにスーパーライセンスの発給料金を大幅値上げしようとしていることに反発しているが、そうした中、すでに3人のドライバーが手続きを済ませたことが発覚し、ドライバー間に疑心暗鬼を呼んでいる。
Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1
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スーパーライセンスの料金システムについて公式発表されていないものの、英専門誌が伝えるところでは一定の基本料金に加え、前年の獲得ポイントに比例した追加料金が加算されそれぞれ算出されるものとしている。
しかし2008年FIAはこれを大幅に値上げ、110ポイントを獲得した前年のチャンピオン、キミ・ライコネン(フェラーリ)の場合、2007年に約480万円だったものが一挙に3,000万円以上に高騰したと伝えられている。
この料金には保険料分なども含まれているが、FIAは安全対策の費用がさらにかさむとして2009年はこれをさらに値上げしようとしたため、F1ドライバーの集まりであるGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)は強く反発、抗議の書簡を送っていたものだ。
(ただし2007年のチャンピオンであるキミ・ライコネン、また2008年のチャンピオンであるルイス・ハミルトンらはいずれもGPDAに加入していない)
しかし3人のうちの一人と噂されたBMWザウバーのニック・ハイドフェルドは、「3人が誰なのかは知らないし、もちろん僕自身は払ってはいない」と『疑惑』を否定している。
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