難航するホンダ・チーム売却、締め切り延長
ホンダ・チームの買収交渉について、これまで同チームのニック・フライ/CEOらは1月31日までに決着を付ける意向を示していたものの、あと数日に迫った現在もはっきりした見通しは明らかにされていない。
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これについて同チームのスポークスマンは、「2009年の参戦に向けたマシン開発は順調に進んでいるので、1月末の締め切りというのはあまり意味がなくなった。
交渉はこれまで同様、複数の候補と慎重に続けられている」との楽観的な見通しを英『ロイター』に語っている。
しかしホンダは売却後のエンジン供給を否定していて、現実の参戦にあたっては代替エンジンを見つけなければならないことになる。
これまでのところメルセデス・モータースポーツが救いの手を差し伸べているもののこれに伴う改修作業は膨大なもので、3月の開幕戦に向けて時間に余裕はないのが事実。
これまで有力候補として元B.A.R・ホンダ代表だったデビッド・リチャーズ氏(プロドライブ社)やメキシコの富豪であるカルロス・スリム・ヘル氏らの名前が挙げられたが、両者はいずれも交渉を打ち切ったことを明らかにしている。
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