ホンダ・チームの買収先、相次ぎ交渉打ち切りか
英紙らが報じるところによれば、ホンダ・チームの売却話がいずれも難航しているとのことだ。
それによれば、これまで最有力候補とされていたプロドライブ社についてこれを率いるデビッド・リチャーズ氏が「交渉したことは事実だが、現段階ではわれわれが買収するということはない」との消極的な見解を示したこと。
報道では当てにしていたアラブ資本の支援がうまくいかず、チーム運営に必要な資金の目途が立たないのではということだ。
また別の候補と目されていたギリシャの海運王アキレアス・カラキス氏についても、ホンダ・チーム側のこれまでの対応に不満をみせていてすでに買収意欲を失ったと報じられている。
Honda Factory (C)Honda Racing
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今回の件では単純にチームのファクトリーやマシンだけではなく、ドライバー(ジェンソン・バトン)やチームスタッフ首脳(ニック・フライ/CEOやロス・ブラウン代表)らも含めての買収内容とみられる一方で、肝心の搭載エンジンについてはホンダからシーズンを戦うだけの提供がないなど、買収する側にとってはかなり複雑で難題を抱えたものとなっているとみられる。
そうした中、ホンダ本社ではチームに対し当面のつなぎ資金を提供する意向とも伝えられている。
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