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2009年1月

2009/01/31

マイク・ガスコイン氏、フォース・インディア提訴

フォース・インディア・チームでこれまでの2年間チーフ・テクニカル・オフィサーの要職を務めたマイク・ガスコイン氏が、チームに対し、昨年末行われた解雇を不満として裁判を起こした。
Mike Gascoyne (C)Ex.Spyker F1
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トヨタ・チームを離脱したあと、ガスコイン氏はフォース・インディアと3年契約を結んだが、昨年11月に1年早くチームから契約終了を通達された。
しかしこれについて契約打ち切りを不服とするガスコイン氏は、総額200万ポンド(約2億6千万円)もの損害賠償を求め、今回ロンドンの高等法院に訴状を提出したもの。

同チームでは今シーズン、チーム代表であるヴィジャイ・マルヤ氏の意向からからマクラーレン・メルセデスとの間でテクニカル・パートナーシップ契約を締結、搭載エンジンもメルセデスのものに変更されることになっているが、今回の提訴について同氏は「チームのこれまでの成績を考えれば、技術的に明確なる説明責任が果たされなければならないだろう。
私にはチームの最終責任者として、チームが成功を収めるためさらなる自身の関与の拡大が必要だった」と、説明している。

ガスコイン氏はフェルナンド・アロンソが世界タイトルを獲得した当時ルノー・チームの技術的責任者で、その手腕には高い評価が与えられていたものの、トヨタ・チームでの4年間に続き不本意な状況が続く結果となった。

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FIA、メダルシステムでのタイトル結果を試算

FIA(国際自動車連盟)は、先に提案され話題を呼んだF1のメダルシステムについて、その試算について分析、結果を公表した。
Image (C)Williams F1
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これは、F1チャンピオンシップを現在のようなポイントによるものではなく、オリンピックのようにレースで優勝したドライバーに金メダル、2位に銀メダル、3位に銅メダルをそれぞれ授与するというもの。

この結果、ドライバーはタイトル獲得に向けて優勝を目指して凌ぎを削ることになり、よりエキサイティングなものになるという。
現在のシステムでは、昨年の最終戦のように5位狙いでOKというような場面が繰り返されたからだ。

今回の試算により過去のチャンピオンシップを見直してみると、59回中22回は同じトップ3となるものの、残りの37回ではチャンピオンシップの結果が変わることが明らかとなった。
さらにこのうちの13回については世界チャンピオンも変わってしまうことになる。

チャンピオンが変わる13の事例

メダル制でのチャンピオン 実際のチャンピオン
1958年 スターリング・モス マイク・ホーソン
1964年 ジム・クラーク ジョン・サーティーズ
1967年 ジム・クラーク デニス・ハルム
1977年 マリオ・アンドレッティ ニキ・ラウダ
1979年 アラン・ジョーンズ ジョディ・シェクター
1981年 アラン・プロスト ネルソン・ピケ
1982年 ディディエ・ピローニ ケケ・ロズベルグ
1983年 アラン・プロスト ネルソン・ピケ
1984年 アラン・プロスト ニキ・ラウダ
1986年 ナイジェル・マンセル アラン・プロスト
1987年 ナイジェル・マンセル ネルソン・ピケ
1989年 アイルトン・セナ アラン・プロスト
2008年 フェリッペ・マッサ ルイス・ハミルトン

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アロンソ、『恩人』の葬儀のためスペインへ

現在チームのイベントのためフランスに滞在中だったフェルナンド・アロンソ(ルノー)だが、急きょ母国スペインに戻った。
これは、ベルカイレ・デンポルダで行われた恩師の葬儀に参列するためだ。
Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
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アロンソはまだカートに参戦していた1990年当時、チームのカートの指導者だったヘニス・マルコ氏の家に下宿していたが、今回同氏の父親ジョーゼプさんが亡くなりその葬儀が行われたもの。

シーズンオフとはいえ、超多忙なスケジュールをわざわざ割いて訪れた元世界チャンピオンは、人間として義理堅いところを示した形。

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2009/01/30

モンツァ市長ら『イタリア・ローマGP案』に反発

ここに来て突然持ち上がったイタリアの首都ローマを舞台とするグランプリ開催計画について、現在のイタリアGPを行っているモンツァ市などからさっそく強い反発が起きているようだ。
Monza Circuit (C)Honda Racing
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モンツァ市のマリアーニ市長は地元紙の取材に対し、「今のイタリアに二つのグランプリを開催する余力はない。
であればそれをローマで行うということ、それはすなわちモンツァからイタリアGPの開催権を奪うということなのか?
冗談じゃない。
われわれがイタリア・モータースポーツの伝統を守るため、どれだけの苦労を重ねてきたか……」と、強い自負の念を表した。

またイタリア自動車協会のジェルフィ会長も、「ローマでF1グランプリを開催するなんていうのは、記事で読んだだけ。
われわれがこの計画に関与していることはない。
イタリアGPは、伝統のモンツァで行うのが最もふさわしい。
そういうことだよ」と、開催地変更の意志がないことを示した。

1950年、近代F1グランプリがスタートした時からの開催地であるモンツァ・サーキットは、唯一1980年(イモラ)に開催がなかっただけで、これまで連綿としてイタリアGPとしての伝統を受け継いでいる。

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引退表明のデニス氏(マクラーレン)、「現場には出向く」

昨季限りでF1チーム代表のポジションをマーティン・ウィットマーシュ氏に引き渡したマクラーレン・チームのロン・デニス氏だが、引退した後も「できる限り多くのグランプリ現場に顔を出す」と、F1への替わらぬ愛着ぶりを示している。
R.Dennis & M.Whitmarsh (C)McLaren Group
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「今シーズンもほとんどのグランプリには行くつもりだよ。
F1チーム代表の座からは離れるとはいえ、依然マクラーレン・グループの責任者であり、またFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)での仕事もある。
それに何より、私はこのスポーツを心から愛しているのだからね。
この気持ちはチーム代表という立場を離れても決して変わらないものだよ」

一方、デニス氏は一部に伝えられる「FIA入り」という噂について、「100%あり得ない」とこれを完全否定した。
FIAのマックス・モズレー会長とロン・デニス氏とは、これまで多くの場面で鋭く対立した経緯を持つ。

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ホンダ・チーム売却問題、「イギリス政府頼み」?

当初言われてきたデッドラインである1月31日を目前に依然として展開が見えないホンダ・チーム売却問題だが、ここに来て「頼みはイギリス政府からの支援」というのが関係者の一致した見解になりつつあるようだ。
Honda Factory (C)Honda Racing
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「価格は1ポンドでもOK」とまで伝えられた売却価格だが、現在のスタッフの雇用を守り、現実にマシンをグリッドに着かせるためにはこの他に莫大な費用が掛かるのは明らか。
搭載エンジンの手当も含め、これまでの交渉が難航しているのにはこうした事情があるようだ。

日本メーカーが母体のチームとはいえ、現実にはイギリス国内に大きな基盤を持っているため、このまま倒産となればその影響は大きい。
一方でこのほど英国政府は苦境に立つイギリス自動車産業への支援を決めていて、この一部がホンダ・チームの救済に投入できないか期待する声が上がりつつある。

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2011年フランスGP開催、一転『赤信号』に

2011年シーズンからの復活を目指しパリ郊外での開催計画を進めるフランスGPだが、議会の合同委員会で紛糾、一転先行きに暗雲がこもり始めた。
Image (C)RedBull Racing
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新たなフランスGP開催計画は、経済効果への期待やモータースポーツ発祥の地としてのプライドもあり政府も後押ししていると伝えられたが、合同委員会では「これまでのマニクールから400人もの雇用を奪った」、「新設サーキットはパリ近郊におけるフランス有力産業である重要な農地を破壊する」など異論が出され、結局合意に達することができなかったという。

今後さらに会議は継続されるとしているが、思わぬつまづきでフランスGP復活に赤信号が灯った情勢だ。

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2009/01/29

BMWザウバーも来月バーレーン・テスト参加へ

今シーズン、F1オフテストは新たに建設された期待のポルトガルのアルガルブ・サーキットがひどい雨にたたられた一方で、これを避けたフェラーリのムジェロでも雨になるという散々な結果に見舞われている。
Bahrain Test Image (C)Ferrari S.p.A
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こうした結果を受け、先週バレンシアで新型車『F1.09』をデビューさせたBMWザウバー・チームでは、その要となる開発テストを来月フェラーリ&トヨタが行う予定のバーレーンでのテストに変更する意向を表明した。
(同チームではこれまでヘレス・サーキット(スペイン)での合同テストに参加とみられていた)

F1は全体的なコスト削減への動きからテスト日数が大きく減少される方向にあり、限られた予定日が雨に見舞われることはすなわちマシン開発にとって大きな障害になりかねない状況にある。

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『ING』予算縮小でサーキットからも悲鳴

世界規模の金融危機から、F1への支援活動の縮小を表明したオランダの大手金融グループ『ING』だが、その影響を大きく受けるのはタイトル・スポンサーになっているルノー・チームばかりではないようだ。
『ING』/Renault R27(C)Renault F1 UK
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というのも、INGはとりわけヨーロッパ地域などのグランプリにおいて、サーキットから『ゲスト招待用チケット』を購入、資金面から支えてきたのだ。
その数はベルギーGPの場合、大量3千枚にも及ぶという。
これは金額的には億単位にもなるもので、もしこれがなくなるとサーキット側にとっては大きな打撃になりかねない。

ベルギーGPの主催者は、これについて「昨シーズン、INGは『オール・スポーツ・マネージメント』社を通してわれわれのチケットを3千枚も購入してくれている。
これは数量では全体の約5%。
しかし金額的にはさらに大きな割合になるもので、もしこれがなくなればその損失の影響は計り知れないほど大きい」と、頭を抱えた。

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ボーデのマネージャー、トロ・ロッソとの契約否定

2009年のF1シートは『スクーデリア・トロ・ロッソ』の一つだけを残すままとなっているが、これについてセバスチャン・ボーデ側は「すでに契約済み」との一部報道を否定した。
Toro Rosso『STR3』(C)Scuderia Toro Rosso
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これは、同チームの公式サイトにすでに2009年の契約が発表済みであるセバスチャン・ブエミと並び、セバスチャン・ボーデの写真がドライバーとして掲載されていたことから「すでに契約済みなのでは」、と物議を呼んでいたもの。

しかしこれについてボーデのパーソナル・マネージャーであるニコラス・トッド氏(ジャン・トッド氏の子息)は「交渉はしているがまだトロ・ロッソとの間で正式な契約は交わしていない」と、フランスのラジオ局『ヨーロッパ1』に語っている。

プライベート・チームであるトロ・ロッソでは有力なスポンサー資金を必要としていて、これがボーデにとってもまたもう一人の有力候補とみられる佐藤琢磨にとっても契約に至らない要素になっていると推測される。

なお同チームのドライバー候補としては、さらにブルーノ・セナやジェンソン・バトンらの名前も取り沙汰されている。

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2009年シーズン、金曜日も新エンジン規則適用

FIA(国際自動車連盟)は2009年シーズンのF1エンジンについて、これまで言われてきた「1基のエンジンで3つのグランプリを継続して参戦」ではなく、「一人のドライバーについて年間使用できるエンジンを8基までに制限する」ものに変更することを明らかにしたが、これについては金曜日セッションも含まれることがわかった。
F1 Engine Image (C)Mercedes Motorsport
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これはFIAのチャーリー・ホワイティング/レースディレクターが明らかにしたもので、この結果2009年の全17グランプリは、金曜・土曜・日曜の3日間すべての配分を考えたうえでエンジンの使用を考えなければならないことになった。
(これまで金曜日についてはエンジンは自由だった)

ただこの場合、予選と決勝用でエンジンを変更することが可能になる訳で、現在行われている予選後のパルクフェルメ保管などがどうなるのか、など不確実な部分が多い。

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難航するホンダ・チーム売却、締め切り延長

ホンダ・チームの買収交渉について、これまで同チームのニック・フライ/CEOらは1月31日までに決着を付ける意向を示していたものの、あと数日に迫った現在もはっきりした見通しは明らかにされていない。
Honda Factory (C)Honda Racing
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これについて同チームのスポークスマンは、「2009年の参戦に向けたマシン開発は順調に進んでいるので、1月末の締め切りというのはあまり意味がなくなった。
交渉はこれまで同様、複数の候補と慎重に続けられている」との楽観的な見通しを英『ロイター』に語っている。

しかしホンダは売却後のエンジン供給を否定していて、現実の参戦にあたっては代替エンジンを見つけなければならないことになる。
これまでのところメルセデス・モータースポーツが救いの手を差し伸べているもののこれに伴う改修作業は膨大なもので、3月の開幕戦に向けて時間に余裕はないのが事実。

これまで有力候補として元B.A.R・ホンダ代表だったデビッド・リチャーズ氏(プロドライブ社)やメキシコの富豪であるカルロス・スリム・ヘル氏らの名前が挙げられたが、両者はいずれも交渉を打ち切ったことを明らかにしている。

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2009/01/28

FIA、セーフティカー規則変更、改善に自信

FIA(国際自動車連盟)のF1レースディレクターであるチャーリー・ホワイティング氏は、2009年シーズンに向けかねて問題点が指摘されていたレース中のセーフティカー導入に関する規定やシステムの変更について次のように改善したことを明らかにした。
Pit Stop Image (C)Williams F1
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それによれば2007年に改定された部分を再び従来のものに戻し、基本的にセーフティカー導入時にはピットはオープンとし、今季はいつでもピットインが可能になるという。

また各車共通のECU(エンジン・コントロール・ユニット)を活用することにより、すべてのドライバーがオンボードでセーフティカーの導入とそのコース上での位置を把握できるようにするということだ。

同氏はこれにより「これまで幾度となく繰り返されたピットストップ時のペナルティを回避することができる」と、改善に自信を示す一方、「人々は変化するためにそれまでの誤りを認めなければならない」と、このところのFIAの規則変更が迷走したことを自ら認めた。

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2009年マレーシアGPのスタート時刻は午後5時に

昨年のシンガポールGPに続き、今年からナイトレース化されるのではないかとの見通しもあったマレーシアGPだが、2009年のレース・スタート時刻は結局午後5時になったことがわかった。
2008 Malaysia GP (C)Ferrari S.p.A
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2008年のスタート時刻は午後3時、またすでにナイトレース化を実現したシンガポールGPのほうは午後8時だったので、ちょうどその中間で結着がついた形だ。
なお、同じくナイトレースの話もあった開幕戦オーストラリアGPのほうも、2008年の午後3時半から午後5時へとスタート時刻が変更されている。

一連のこうしたアジア地域でのスタート時刻の繰り下げは、言うまでもなくヨーロッパ地域でのテレビ放映時刻に配慮したものだが、これまでのところ日本GP(今年は鈴鹿)は午後2時(2008年は午後1時半)でのスタートが予定されている。

2009年全F1グランプリ・レースのスタート時刻とサーキット距離はこちら

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ローマを舞台のグランプリ開催は非現実的

イタリアの首都ローマを舞台とするグランプリ開催計画がまた持ち上がっている。

この、第2のモナコGPのような市街地コースでのグランプリ計画は、これまでもささやかれては消えているものだが、今回ローマ市のスポークスマンは「プロモーターから開催についての打診があったのは事実」と、これを認めているということだ。

ただ、この古代都市を最新F1マシンによるグランプリの舞台とするには資金面を別にしても障害が多く、多くの関係者はこれを現実的ではないと考えているとされる。
実際、イタリアの名門チームであるフェラーリのルカ・モンテツェモロ社長も「そんな困難なレース(市街地GP)は、もうこれ以上要らないよ」と、あまり乗り気ではなさそうだ。

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フランスGP、復活に向け議会が後押し

2008年のマニクールを最後にF1開催が途切れたフランスGPだが、2011年以降の復活に向けフランス議会が強力な後押しをすることになるようだ。
2008 France GP (C)BMW Sauber F1
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これは同国の有力紙『レキップ』が報じたもので、それによれば多くの観客が望める首都パリの近郊に新しくサーキットを建設するというもの。
建設地に想定されるパリ西方のイヴリーヌ県(県庁はベルサイユ)は、パリから車で40分程度と、これまでのマニクールに比べ、好ロケーションになる。

ただグランプリ発祥の地を自負するフランスだが、折りからの世界的経済危機はこの国の熱意を持ってしても資金面で多くの困難が待ち受けているとみられる。

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2009/01/27

『ING』、やはりスポンサー活動縮小へ

現在ルノー・チームの主要スポンサーを務める他、多くのグランプリでも冠スポンサーになるなどF1で大きなスポンサー活動を行っているオランダの大手金融グループである『ING』だが、やはりこれらに掛かる経費を漸減させていくことがわかった。
『ING』/Australia GP (C)Renault F1 UK
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同社は不況の中、2009年も引き続きルノー・チームへの支援を決めた他、開幕戦オーストラリアGPについてもこれまで同様冠スポンサーを務めることを先に明らかにしていた。

しかしアメリカ・サブプライムローン問題に端を発した世界規模の金融危機は同社の業績にも大きな影響を及ぼしていて、すでにオランダ政府から巨額資本の注入を受けることが発表された上に世界で7,000人規模にも及ぶ社員の削減を行うなど深刻な影響が表面化していたもの。

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ライコネンのラリー初挑戦は『13位完走』

F1ドライバーによるオフの『危険な行為』などとして物議を醸したキミ・ライコネン(29歳:フィンランド)によるスノーラリー初挑戦だが、結果は健闘の13位完走であったと伝えられている。

参加したのは母国フィンランドの『アークティック・ラップランド・ラリー』というもので、ライコネンはフィアットのアバルト・グランデ・プントS2000で参加、約230キロに渡るステージの結果、優勝したユハ・サロ選手(三菱ランサー:2h01'14)から約6分遅れの2h07'48で総合13位でゴールしたということだ。

このラリーには他にもミカ・ハッキネン(19位)や、ミカ・サロ(リタイヤ)など元F1ドライバーが参戦して話題を集めた。

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エクレストン氏、今度は「3台目の出走OK」

FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏自身、交渉の成功に尽力しているとしながらも、一向にホンダ・チームの売却については出口が見えないままだ。
Image (C)BMW Sauber F1
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このまま行くと、3月の開幕戦メルボルンのグリッドには9チーム18台しか並ばないことになるが、これについて同氏は今度「大手チームについては3台目の出走を考えてもよい」と、新たな提案を示し始めた。

「大手メーカー系チームは、自身のチームの2台だけでなく他のチームにエンジンや主要コンポーネンツを供給しているのだから、それを考えればある程度余力はある筈だ。
こうした緊急事態を受け、F1は考えを新たにしてもいい」と、同氏は独『DPA』通信に語った。

しかしこうした言動について、『F1の商業面を司るエクレストン氏がテレビ放映権やグランプリ主催者に対し最低20台の出走を保証しているため』という見方についてはあらためて否定した。

F1史上、1チームが3台以上のマシンを走らせたことは別に例外ではないが、近年は出走料やポイントの付与、これに伴う賞金の分配などの問題から実現していない。

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2009/01/26

アロンソ(ルノー)、減量で意欲みせる

F1レースはその性格上マシンの重量がスポーツとして大きな要素となるが、今シーズンは「KERS」(運動エネルギー回収システム)の導入によりこれまでと比べ実質かなりの重量増になるものと推定されている。
Fernando Alonso/Kenya (C)Renault F1 UK
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そこで今シーズン、KERSシステムを搭載する重量増分を稼ぐため各チームの首脳がドライバーに対し命じるのが『減量』ということになる。

F1マシンは現在レギュレーションで『ドライバーを含め600キロ以上』と定められているが、実際のマシン重量は500キロ少々であるとみられ、残りはバラストを積んで調整しているのが実情と言われている。
このためドライバーの体重が少なければ、その分エンジニアの裁量範囲が増すことになる訳だ。

フェルナンド・アロンソの理学療法士であるファブリツィオ・ボッラ氏は、スペインの『ディアリオAS』紙に対し、アロンソが自転車トレーニング等により昨シーズン末と比べ3キロ以上の減量に成功し、現在約67キロにまでなったと説明している。

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見通しはクリアでない? ルノー・チームの将来

フェルナンド・アロンソというチャンピオンを擁し、非力と言われながらも2008年シーズンはシンガポール&日本GPと連勝するなどその存在感を示したルノー・チームだが、将来に向けては依然として厳しい状況が続くことになりそうだ。
Bernard Rey (C)Renault F1 UK
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同チームのスポークスマンは英『ニュース・オブ・ザ・ワールド』紙に対し、「F1がコスト削減に向けて大きく動き出したことは歓迎する。
しかし、折りからの世界的経済危機はまだまだこれでかわせるようなたやすいものでは決してない。
もしグローバルな状況に改善がみられないのであれば、フランスの自動車メーカー(ルノー)はこのスポーツからの撤退を余儀なくされることだろう」と、語っている。

また一昨年、前任のアラン・ダサス氏からルノー・チームCEOのポジションに就いたベルナール・レイ氏も、「とりあえず本社から約束されているのは2009年シーズンのみ。
2010年についてはアロンソの立場だけでなく、われわれだって保証されていない」と、危機感を煽った。

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マクラーレン首脳、「ハミルトンはシューマッハになれる」

ミハエル・シューマッハといえば通算7回のドライバーズ・タイトル獲得を誇る稀代のF1チャンピオンだが、マクラーレン・チームのマーティン・ウィットマーシュ/CEOは同チームの若きエース、ルイス・ハミルトン(23歳:イギリス)がこれを超えるドライバーになれると早くも太鼓判を押している。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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これは英『ガーディアン』紙に語ったもので、その中でこの英国紳士は「シューマッハは確かに偉大なドライバーだが、私にはハミルトンもこれに匹敵する素晴らしいドライバーであると保証できるね。
彼はすでにF1を代表するチャンピオンだが、なにしろまだ十分に若く、そのピークには達していないんだ。
それを考えれば、これからさらに成長し、実績を重ねていくことは疑いがないところ。
彼自身は謙虚な人間だから決して自分でそんなことは言わないが、私は彼が間違いなくシューマッハの記録を超えると請け合うね」と、絶賛している。

シューマッハが初めてタイトルを獲得したのは1994年、25歳のことだったが、ハミルトンは今月まだ24歳になったばかりだ。

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2009/01/25

ハイドフェルド、BMWザウバー『F1.09』に好感触

BMWザウバー・チームは唯一スペインのバレンシア・サーキットを舞台に新型車の単独テストを行ったが、後半に登場、『F1.09』の初テイストを味わった同チームのニック・ハイドフェルド(31歳:ドイツ)はすこぶる好感触を得たようだ。
Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1
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「テスト結果にはとても満足しているよ。
最終日は風が強く、コース上に物がとっ散らかったりしてちょっと参ったけれど、マシンそのものの感触は悪くない。
午後にはロングランにもトライして、トータル90ラップ以上も走れたよ。
新しいスリックタイヤの評価もできたし、スタート練習もやったんだ。
今年の目標?
初勝利するだけじゃない、タイトル争いにも加わることさ」

例によってベストタイム等は発表されていないが、ハイドフェルドの表情からテストが終始順調であったことが窺える。

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エクレストン氏、「ホンダ・チームの救済に尽力」

依然として結末が見えないホンダ・チームの売却問題だが、F1の商業面を司るバーニー・エクレストン氏は、自ら同チームの救済に尽力を続けていることを明らかにした。
Image (C)Honda Racing
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これは、独『スポーツ・ビルド』誌の取材に語ったもので、その中で同氏は「この件については今月中に結論を見出したいと思っている。
私はそのために、現在残っている売却候補先について自ら検討とアドバイスを与えているんだ。
F1は大きな経済危機にあるが、なんとかホンダ・チームの分のグリッドを埋めなければならない」と、語っている。

もしこのままホンダの分が消滅すると2009年の開幕戦には18台しか並ばないことになるが、英国メディアによれば、エクレストン氏はこれまでの種々の契約でシーズン最低20台のグリッドを保証していて、そのためにもホンダ・チームの救済に力を入れなければならない状況という。

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ウィリアムズ、「F1撤退の危機だった」

自動車メーカーの資本が入っていないプライベート・チームの雄として奮闘するウィリアムズ・チームだが、資金難からF1撤退の危機に迫られたことを明かした。
Adam Parr CEO (C)Williams F1
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これは、同チームの経営部門を束ねるアダム・パール/CEOが英『フィナンシャル・タイムズ』に語ったもので、その中でこの英国人は「年々増大するコストのため、われわれのチームでももう借入は限界にまで達していた。
もし、F1がコスト削減の道に踏み入れなければ、われわれだってホンダ同様F1から撤退の危機に直面したのが事実。
ここ数年、チームは赤字経営を余儀なくされてはいるが、幸いこれまでの蓄積によってなんとか切り抜けているのが実状なのだ」と、語っている。

F1をも襲う世界的経済危機の中、ウィリアムズ・チームもその例外ではなく2009年新型車のボディからはスポンサー・ロゴの多くが消滅、スポンサー獲得がままならないことを如実に示した。
なお同チームには現在唯一の日本人ドライバー中嶋一貴が在籍するが、日本関連のスポンサーは今年もみられない。
またトロ・ロッソのシート獲得が難航している佐藤琢磨についても、日本スポンサーが集まらないことがメディアから理由として挙げられている。

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2009/01/24

エクレストン氏、2011年インドGP開催を確認

かねてその開催が期待されてきたインドGPだが、22日(木)英『BBCスポーツ』のインタビューに答えたバーニー・エクレストン氏は、2011年にはこれが実現するとの見解を示した。
India Image
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「当初考えていた2010年というスケジュールからは遅れたが、インドGPは2011年には開催されるものと考えているよ。
そのために障害となるものは今やなくなった」と、エクレストン氏。

インドGP開催に向けてはIOA(インドオリンピック委員会)が主催者に指名され、これまで交渉が続けられてきた。
同報道によれば、場所はニューデリー郊外の土地に新設されるサーキット。
用地の買収はまだ終了していないものの、今年4月までにはすべて解決されるとのことだ。

折りからの世界的経済不況の中、問題は開催までに掛かる巨額資金の手当てだが、エクレストン氏がゴーサインを出したからには確実な裏付けの見通しが付いたものと推測される。

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FIA、F1スーパーライセンス値上げでGPDA反発

FIA(国際自動車連盟)は2009年シーズンに向け、F1レース出走に不可欠なスーパーライセンスの発給料金をさらに値上げすることを通告、これにドライバー側が反発して紛糾を続けている。
Image (C)McLaren Group
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スーパーライセンスの料金システムについて公式発表されていないものの、英専門誌が伝えるところでは一定の基本料金に加え、前年の獲得ポイントに比例した追加料金が加算されそれぞれ算出されるものとしている。
しかし2008年FIAはこれを大幅に値上げ、110ポイントを獲得した前年のチャンピオン、キミ・ライコネン(フェラーリ)の場合、2007年に約480万円だったものが一挙に3,000万円以上に高騰したと伝えられている。

この料金には保険料分なども含まれているが、FIAは安全対策の費用がさらにかさむとして今回これを再び値上げしようとしたため、F1ドライバーの集まりであるGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)が強く反発しているもの。
(ちなみに今年は2008年のチャンピオンであるルイス・ハミルトンが最も高額な発給料金を支払うことになるが、ハミルトン自身はこのGPDAには加わっていない)

こうした動きについてFIAのマックス・モズレー会長は「話し合う用意はある」との姿勢をみせているが、交渉のためにはドライバー側が収入の詳細を明らかにしなくてはならず、それも障害の一つになっているようだ。

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フェリッペ・マッサ(フェラーリ)、テスト先行で余裕……

フェラーリ・チームは悪天候を予想してポルトガルのアルガルブ合同テスト参加を回避、『F60』の発表会を行ったイタリアのムジェロ・サーキットで単独テストを行ったが、序盤こそこちらも雨に見舞われたものの最終日にははっきりと明暗が分かれることとなった。
Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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複数日に渡って『F60』のステアリングを握った同チームのフェリッペ・マッサは、「アルガルブのほうは散々のお天気だったらしいね。
でも僕たちのほうは都合1,500キロも走り込むことができたよ。
もちろんドライでもね。
とりわけ2009年シーズンF1はまたスリックタイヤに戻るから、ドライコンディションでの走行はとても重要なものになる筈さ。
もちろん他チームとの比較なんてまだ出来ないけれど、とりあえずスタートでは一歩前に行けたかもね」と、余裕をみせている。

コンストラクターズ・タイトルこそ死守した名門跳ね馬チームだが、今季はもちろんドライバーズ・タイトルの奪還をも狙っている。

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新装鈴鹿サーキット、4月に『F1キックオフパーティ』

2009年、再びF1日本GPの舞台に戻ってくる鈴鹿サーキットでは、現在大規模な改修工事を行っているが、完成時にはこれを記念してビッグイベントを企画していることが明らかにされた。

期日は4月12日(日)で、新装鈴鹿サーキットのオープニングイベントとして行われる『スタート鈴鹿』オープニング・サンクスデー・F1キックオフ・パーティというもの。

完成なった世界最高レベルのさまざまな施設をお披露目する他、かつて鈴鹿を疾走したホンダやウィリアムズなどの歴代F1マシンを展示。
また国内外の有名ドライバーによるドリームレースなど各種イベントが企画されているという。

2006年以来、3年ぶりに戻ってくるF1グランプリに向け、鈴鹿が熱く燃えそうだ。


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2009/01/23

トヨタ アルガルブ・テスト最終日の模様(1/22)

合同テスト最終日は悪天候のため、テスト走行中止

パナソニック・トヨタ・レーシングは22日、ポルトガルのアルガルベ・モーター・パークで行われた、4日間にわたるシーズン初のF1合同テストを無事終了した。
悪天候のため、最終日のテストは中止。
前日に引き続きティモ・グロックが新型車TF109のテストを担当したが、一日中降り続く雨に、予定されていたセットアップやメカニックのテストプログラムの断念を余儀なくされた。
ずぶ濡れの路面にもかかわらず、午前9時、グロックはインスタレーションラップを終えた。
しかし、ドクターヘリが飛べず、スタートライトが赤になり、午前10時からのテスト走行は中断となった。
その後も天候は回復せず、午後4時、テストの中止が決定。
次のF1合同テストは2月10日から、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われる。

ティモ・グロック: TF109-01
ベストラップ:(記録なし) 順位:(記録なし) 周回数:1周
「このような形で合同テストを終えるのは残念だが、どうすることもできない。
他のチームも同じだろう。
少なくとも、次のバーレーンテストでは、新型車の確認に必要な、好天候と走行距離が期待できそうだ」

Pascal Vasselon (C)Toyota Racing
拡大します
パスカル・バセロン:シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
「今日は全くテストにならなかった。
ドクターヘリさえ飛べば、今日のような難しい天候でも、もう少しテストをこなせたはずだった。
しかし、スタートの合図が出ず、ピットに足止めをくい、予定していた成果があげられなかった。
収穫が多い日ではなかった。
シーズンの予想をするには明らかに早すぎるが、ウェット路面とドライ路面の両方で競争力を発揮でき、初のプレシーズンテストの印象は全体的に良かった。
欲を言えば、今週のテスト全体で、ドライ路面でのテスト走行がとても少なかったことは、残念だ」

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ブリヂストン首脳、「テスト悪天候は残念」

2009年最初の合同テストとして期待が集まったポルトガルのアルガルブ・サーキットだったが、都合4日間のほとんどが雨に見舞われるという不運に、ブリヂストン・モータースポーツの小林徹郎/テクニカル・マネージャーは次のように感想を語っている。
Bridgestone Tyre (C)Renault F1 UK
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「今回の合同テストは今年最初となる大掛かりな集中テストとして期待していたので、この天候の結果は残念に思う。
肝心のスリックタイヤではほとんど走行できなかったし、わずかにドライで走れた3日目ですらも路面は滑りやすいコンディションで決して納得のいくものではなかった。
とはいえ、われわれは新しいシーズンに向けて十分な準備をしてきたし、まだ開幕までには十分な時間があるので失望はしていない。
アルガルブはとても良いサーキットだったし、次のテストに期待しているよ」

F1は1998年シーズンからグルーブドタイヤ(溝付きタイヤ)が義務付けられていたが、いよいよ今年から最強のスリックタイヤが復活することになっている。

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ホンダ・チーム消滅なら他チームは分配金増加に?

ホンダ・チームは2008年シーズン限りでF1からの撤退を表明したが、依然としてその買収先については結論に至っていない。

しかしこうした状況を受け、イギリスの経済紙『フィナンシャル・タイムズ』は「このままなら残りのチームは分配金の増額に預かれる」との見通しを報じ、関係チームの注目を集めている。

それによると、F1チームの収入などを取り決めた現在の暫定『コンコルド協定』によれば、チーム数が減少したとしても本来の10チーム分・分配金が支払われるとして、事実上ホンダ以外の9チームはホンダが受け取る筈だった分が増額になるというもの。
B.Ecclestone & F.Briatore (C)Renault F1 UK
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しかしF1の商業面を司るFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏は、この報道を受けさっそく「新しいコンコルド協定は締結されておらず、過去の文言にそうした拘束力はない。
現在の世界的経済危機を鑑み、FOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション:F1チームの団体)にはすでに現在以上の分配金はないと通知してある」と、予防線を張っている。

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クビサによるBMWザウバー・テストは強風に(1/22)

22日(木)、BMWザウバー・チームは引き続き2009年新型車『F1.09』を発表したスペインのバレンシア・サーキットで単独テストを行った。
Robert Kubica (C)BMW Sauber F1
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ステアリングを握ったのは前日に続いてロバート・クビサ(24歳:ポーランド)。
午前のセッションでセットアップを行った後、レース・ディスタンス・シミュレーションを行う予定だったということだが、この日は強風に見舞われてしまい、トータル116ラップを周回したものの残念ながら当初のプログラムを進めることはできなかったようだ。

翌23日(金)のテストはニック・ハイドフェルド(31歳:ドイツ)が担当する予定。

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フェラーリ、ムジェロ・テストを締めくくる(1/22)

Ferrari『F60』(C)Ferrari S.p.A
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唯一、イタリアのムジェロ・サーキットを舞台に単独テストを行っていたフェラーリ・チームは、22日(木)4日間に渡った今回のテストを打ち上げた。

この日『F60』のステアリングを握ったのはフェリッペ・マッサで、幸いドライコンディションに恵まれこの日トータル103ラップを周回、ベストタイム1'23.981を記録して終えた。

マシンを降りたマッサは、「今日一日、完全にドライで走れたのは大きい。
もちろん比較すべきライバルの情報を持ち合わせていないから、今われわれがどのレベルにいるのかはわからないけれど、でも確実に進化しているとは言えるね。
なにより、トラブルに見舞われることなく1,500キロ以上を走りきったというのは大きな自信になるものだよ」と、語っている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 F.マッサ BRA Ferrari 1'23.981 103

   * 2008 Test Time : 1'21.010 L.Badoer/Ferrari F2008 (9/17)
    (訳注:ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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アルガルブ合同テストは雨で打ち切りに(1/22)

19日(月)の開始以来、ウェットコンディションが続いていたアルガルブ・サーキット(ポルトガル)での合同テストだが、最終日となる22日(木)はさらに強い雨に見舞われた。

セッションは午前9時に開始されたもののこの悪天候は医療ヘリコプターの離陸を不可能にしたため、スチュワードは午前9時30分に『赤旗』を呈示、結局このままこの日の走行はほとんどできないまま今回のテストを終えることとなった。

コースに出ることができなかったルノー・チームのフェルナンド・アロンソは、「シーズン前のこの時期のテストは非常に重要なものだから、全然走れなかったことはたいへん残念。
ただ昨日多少なりともドライで走れたので、そのデータを今後の開発に活かしたい」と、ベテランらしく締めくくった。

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2009/01/22

トヨタ アルガルブ・テスト3日目の模様(1/21)

周回をこなしたティモ・グロックが好感触

パナソニック・トヨタ・レーシングは21日、ポルトガルのアルガルベ・モーター・パークで、晴天に恵まれ、F1合同テスト3日目を迎えた。
19日、20日の2日間、テストに影響が及ぶほどの雨に見舞われたが、この日ティモ・グロックは、快晴の下、新型車TF109のテスト走行を実施。
湿気を含んだ路面だったため、ブリヂストン・ポテンザのエクストリームウェットタイヤで走り始めたグロックは、午前中の走行途中でスタンダードウエットに交換し走行。
グロックは、セットアップオプションの比較や、今年のレギュレーション改正により導入された可動式フロントウィングを確認し、情報収集を行った。
しかし、午前11時すぎ、オイルパイプが外れ、スモークを噴いたTF109に修理が必要になり、グロックは午前中の走行を中断。
午後テストに戻ったグロックは、明日22日のテスト最終日もステアリングを握る予定だ。

ティモ・グロック:TF109-01
ベストラップ:1分30.878秒 順位:4位 周回数:64周
「新型車の第一印象は良く、そのことに満足している。ウェット路面だったものの、開始当初は、とても快適に、運転し易く、何の問題もなかった。
その後、オイルパイプのトラブルに少々時間をとられたが、仲間が懸命に修理をしてくれ、最終的には乾いた路面で走行距離を延ばすことができた。
乾いた路面での走行で、TF109を完全にセットアップするまでには至らなかったが、非常に高い好感触を得られた。
明日の天気予報はあまり良くないが、もっと周回を重ねて行きたい」

Pascal Vasselon (C)Toyota Racing
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パスカル・バセロン:シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
「大変ありがたいことに今日は、雨は降らなかったが、午前中はまだ路面が濡れており、気温も低かった。
これまでの2日間、悪天候に強いられた不十分なテスト走行だったため、今日は、セットアップの確認、ブレーキのチェック、可動式フロントウィングの予備テストなどを含め、グロックに密度の濃いテストをしてもらった。
初めの数時間は、順調に進行したが、残念なことに、オイルパイプが外れ、スモークしたため、グロックは車の走行を中止せざるを得なくなってしまった。
修理に多少時間がかかったが、午後には更に走行をこなし、いくつかの興味深いデータを得ることができた」

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N.ハイドフェルド、ヘルメット変更で気分転換

スペインのバレンシア・サーキットで新型車を発表、意気上がるBMWザウバー・チームだが、中でもニック・ハイドフェルド(31歳:ドイツ)は今シーズンからヘルメットのカラーリングを一新、新たな意気込みをみせている。

ハイドフェルドのヘルメットはこれまで白、青、そして黒を配したものだったが、今シーズン使用予定のヘルメットはこれを一新、鮮やかな明るい緑を基調に変更したもの。

「休みの日に、スノボーで使っているヘルメットからインスピレーションを感じたんだ。
これまでのものと比べ、よりアグレッシブな外観を、と思って決めたんだけどね。
他のドライバーにも緑というのは見掛けないからなかなかいいだろ」と自賛するベテラン。

昨シーズンは念願の初優勝を僚友クビサに奪われてしまい、今季はチームのエース番号をも譲る結果となったハイドフェルド。
気分を変えて新たな意気込みに迫られるというその心情は、良く理解できそうだ。

Nick Heidfeld's Helmet (C)BMW Sauber F1
(いずれも拡大します)

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N.フライ/CEO(ホンダ)、チーム売却妨害説を否定

難航するホンダ・チーム売却問題の渦中、同チームのニック・フライ/CEOが自らチーム買収に動くなどで交渉を妨害していると一部英国メディアから報道されたことについて、本人が次のように反論している。
Nick Fry (C)Honda Racing
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フライ氏は英『ロイター』で、「一連の報道はまさにこの交渉の成立を妨害しようと画策している何者かが動いているためだ。
私自身が自分の利益に走ろうなどということは100%考えていないし、行動したこともない。
私はチームの700名にも及ぶスタッフの救済を図るべく、懸命に働いているだけだ。
そもそも、この問題は親会社であるホンダが引き起こしたものであって、(売却を)決定するのもホンダの人間なのだ。
私はそれが円滑に進むよう、助けるだけの立場に過ぎないのだから……」と、自身の立場を擁護した。

ただ現在も「候補は12社以上ある」と公言するものの、昨年来この売却話は進展がみられていないままだ。

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BMWザウバーは引き続きバレンシアで単独テスト

20日(火)、スペインのバレンシア・サーキットで2009年新型車『F1.09』を発表したBMWザウバー・チームは、引き続き21日(水)も当地で単独テストを行っている。
Robert Kubica (C)BMW Sauber F1
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ステアリングを握ったのは前日に続いてロバート・クビサ(24歳:ポーランド)で、この日はトータル99ラップ以上走り込んだということだが、そのラップタイムについては公開されていない。

マシンを降りたクビサは、「マシンの感触は昨日よりずっと良かった。
今日われわれが成し遂げた進歩は、この『F1.09』が正しい方向で開発が進められていることを示したものだよ。
走行中、マシンがストップしてしまったのは、燃料の残量を確認するためのプログラムをしたまでで、別にトラブルじゃない。
要するにガス欠になっただけ」と、説明している。

明日・木曜日も引き続きクビサが新型車のテストを担当することになっている。

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フェラーリのムジェロ・テストはマッサに(1/21)

Ferrari『F60』(C)Ferrari S.p.A
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21日(火)、第3日目を迎えたフェラーリ・チームによるムジェロ・テストだったが、残念ながらこの日もウェットコンディション。
天候は回復に向かったものの、ドライタイヤで走れるほどには路面は回復しなかったもの。

この日再びドライバーはフェリッペ・マッサに交代。
恵まれないコンディションの中、マッサはこの日トータル104ラップを周回、ベストタイムも前日僚友ライコネンが記録したものよりわずかに短縮してみせた。

テストは明日もマッサの手により行われることになっている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 F.マッサ BRA Ferrari 1'33.353 104

   * 2008 Test Time : 1'21.010 L.Badoer/Ferrari F2008 (9/17)
    (訳注:ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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アルガルブ合同テストは連続ブエミが最速(1/21)

Williams Toyota FW31 (C)Williams F1
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連続して雨に見舞われていたアルガルブ合同テストだが、3日目を迎えた21日(水)やっとコンディションが回復、終盤にはドライコンディションで走る機会が得られた。

最速タイムを記録したのはこの日も2008年ベース車を駆るトロ・ロッソのセバスチャン・ブエミで、この日128ラップを周回、ベストタイムも1'27.987まで改善させた。

2009年仕様車で最も速かったのはウィリアムズのニコ・ロズベルグで、この日最多となる143ラップを周回、ベストタイムは1'29.729を記録、マクラーレンのハミルトンを0.5秒ほど凌いでみせた。
そのハミルトンは午前のセッション終盤、システムダウンによりコース上にストップするトラブルに見舞われている。

トヨタはこの日グロックが担当したが、オイル漏れとみられる原因から小規模の火災に見舞われた。
ルノーはエースのアロンソが『R29』初ドライブしている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 S.ブエミ AUS Toro Rosso Ferrari 1'27.987 128
2 N.ロズベルグ GER Williams Toyota 1'29.729 143
3 L.ハミルトン GBR McLaren Mercedes 1'30.242 81
4 T.グロック GER Toyota 1'30.878 63
5 F.アロンソ ESP Renault 1'31.743 84

   * 2008 Test-Time : 1'28.993 P.de la Rosa/McLaren Mercedes (12/17)
    (ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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2009/01/21

トヨタ アルガルブ・テスト2日目の模様(1/20)

悪天候の下、トゥルーリが懸命にテスト走行実施

パナソニック・トヨタ・レーシングの新型車、TF109のテスト走行が前日に引き続き20日、ポルトガルのアルガルベ・モーター・パークで行われた。
19日に初のテスト走行を終えた小林可夢偉に代わり、テスト走行2日目にステアリングを握ったのはヤルノ・トゥルーリ。
走行開始直前から激しい雨が降り始め、トゥルーリは、テスト走行でTF109に関する初期データをできるだけ収集する予定だったが、参加した全チームのテストに影響を及ぼすほどの時にあられを伴う悪天候の下、何とか懸命に30周の走行をこなした。
21日は、ティモ・グロックがTF109のテスト走行を行う。

Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
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ヤルノ・トゥルーリ:TF109-01
ベストラップ:1分42.399秒 順位:3位 周回数:30周

「今日はサーキットの状態が良くなかったので、TF109の初走行の感想を述べるのは難しい。
とてもウェットな路面だったため、まったくグリップがきかなかった。
もっと周回を重ねたかったが、かなわず残念だ。
明日、ティモ・グロックが走る時には天候が良くなり、TF109の性能を更につかめることを望む」

パスカル・バセロン:シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
「今日は天候がすべてを左右した。
降雨に合わせた走行をしなければならず、私たちが期待したほどのテストを実施できなかった。
しかし、もし今後のプレシーズンテスト期間中に雨が降らないとすれば、本日のウェットコンディションでのデータ収集は収穫だったと言えるだろう。
今日は何のトラブルもなく走行を終えられた。
着実に、TF109への理解が深まっていくことは、興味深い体験で、これまでの進捗に満足している。
明日は、もう少し良い天候のもと、更に走行距離を延ばしたい」

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独専門誌、フェラーリ『F60』は違法と指摘

12日(月)、他チームに先駈けて発表されたフェラーリ・チームの新型車『F60』は、現在ムジェロ・サーキットを舞台に単独テストを続けているが、独専門誌はこのマシンがレギュレーションに合致していないと指摘して注目を集めている。
Ferrari『F60』(C)Ferrari S.p.A
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これは独『アウトモーター・ウント・スポルト』誌が報じたもので、それによれば『F60』のエクゾーストパイプはウィングレットのように外部に露出していてエアロダイナミックスに影響を及ぼすことが考えられ、これはそもそもインボード(カウリング内部)に収めるというレギュレーションにより許されていない手法ということだ。
同誌によれば、これまで発表されたトヨタ、マクラーレン、ウィリアムズ、そしてルノーらはすべてレギュレーション通りインボードに収められているという。

フェラーリは今回、アルガルブ合同テストへの参加を急きょ取り止め、イタリア国内での単独テストに変更しているが、あるいはこれがその理由の一つではないか、とも指摘されている。

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トヨタ・チーム、今季F1初勝利を熱望

満を持して2009年コンテンダー『TF109』を送り出したトヨタ・チームのジョン・ハウェット社長は、「チームは全員がF1初勝利を熱望している」と、その真情をアルガルブ合同テストの場でメディアに吐露した。
John Howett (C)Panasonic Toyota Racing
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「われわれは、チームの全員がこのスポーツで勝たなければならないという使命感、そしてプレッシャーを感じている。
もし、ほんとうに1勝、最初の勝利が得られたなら、それがどれほど和らげられるか、ということもね。
明確に勝利の必要性を感じているし、現実にそろそろ勝つべきだとも感じているよ。
チームはそのためこれまで十分な準備を重ねてきた。
トヨタ本社からチームの将来について何か言われたりしていることはないが、もし今シーズンも貧弱な戦いに終わるならば、それはわれわれにとって決していいことではないことはわかっている。
われわれは、ほんとうに勝たなくてはならないんだよ」

ホンダはすでに失意のままF1から撤退を表明。
一方トヨタのほうはとりあえずF1継続を明言しているが、本社の業績は他メーカー同様急激に悪化しており、さらにこれまでモータースポーツを引っ張ってきた渡辺捷昭社長も交代が予定されることからチームの将来は予断を許さない状況だ。

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フェラーリのムジェロ・テストも再び雨(1/20)

Ferrari『F60』(C)Ferrari S.p.A
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20日(火)、こちらも第2日目を迎えたフェラーリ・チームによるムジェロ・テストだったが、皮肉なことにこの日も雨に見舞われてしまった。

新型車『F60』をドライブしたのは前日に続きキミ・ライコネン(29歳:フィンランド)で、ウェットコンディションの中、この日トータル42ラップを周回、ベストタイムは1'33.920と、前日のものよりコンマ5秒ほど速いものとなった。

フェラーリ・チームのテスト、明日は僚友フェリッペ・マッサの手により行われる予定。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 K.ライコネン FIN Ferrari 1'33.920 42

   * 2008 Test Time : 1'21.010 L.Badoer/Ferrari F2008 (9/17)
    (訳注:ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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アルガルブ合同テストは2日目も雨(1/20)

Williams Toyota FW31 (C)Williams F1
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20日(火)、第2日目を迎えたアルガルブ合同テストだが、この日もポルトガルの空はほほ笑んではくれなかった。

最速タイムを記録したのはこの日もセバスチャン・ブエミだったが、トロ・ロッソのマシンは相変わらずの2008年ベース車。
路面がわずから好転した時に記録したベストタイム1'34.429は、前日のものと比べ丸7秒も短縮するものとなった。

2009年仕様車でのトップは再びデ・ラ・ロサが操るマクラーレン『MP4-24』だったが、トロ・ロッソよりは3秒ほど遅れるものだった。
これに続いたのはトゥルーリに替わったトヨタの『TF109』。
ピケがドライブしたルノー『R29』は4番手タイムを記録したものの、エンジントラブルに見舞われるなどして走行時間を失い、この日はわずかに9ラップの周回に留まっている。
最後はウィリアムズ『FW31』のロズベルグで、トヨタのトゥルーリと並んでこちらも新型車初体験ということになった。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 S.ブエミ AUS Toro Rosso Ferrari 1'34.429 48
2 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'37.512 62
3 J.トゥルーリ ITA Toyota 1'42.399 30
4 N.アンジェロ・ピケ BRA Renault 1'45.860 9
5 N.ロズベルグ GER Williams Toyota 1'51.580 31

   * 2008 Test-Time : 1'28.993 P.de la Rosa/McLaren Mercedes (12/17)
    (ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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BMWザウバー、2009年新型車『F1.09』を発表

20日(火)、前日のルノー&ウィリアムズに続きこの日は昨シーズンランキング3位となった『BMWザウバーF1』チームが2009年新型車『F1.09』を正式発表した。
BMW Sauber F1.09 (C)BMW Motorsports
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場所は他チームとは異なりスペインのバレンシア・サーキットで、発表に同チームのロバート・クビサとニック・ハイドフェルドが立ち会ったあと、直ちにクビサが新車のコクピットに収まって初シェイクダウンを果たした。

クビサは「この1年はチームにとってもまた僕自身にまさに真価を問われる勝負の年。
このニューマシンのためにチームは早くから開発に力を入れてきたので、いまはその成果を確認するのがとても楽しみだ」と、意欲をみせた。

昨年のカナダGPで念願の初優勝を遂げたクビサは、いまや名実ともにチームのエースに昇格。
マリオ・タイセン代表らチーム首脳の期待もさらに高まっているようだ。

BMWザウバー『F1.09』の画像はこちら

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2009/01/20

トヨタ アルガルブ・テスト1日目の模様(1/19)

シーズンに向け公式テスト走行を開始

2009年のシーズンを前に、パナソニック・トヨタ・レーシングは19日、ポルトガルのアルガルベ・モーター・パークで、公式のテスト走行を開始。
残念ながら、午後を中心に、風と雨がテストプログラムの妨げることとなってしまったが、小林可夢偉が、先週ウェブサイトwww.tf109-premiere.comで初披露された新型車TF109のサーキット走行を行った。

前日の18日にも、トラブルもなく順調にTF109を走らせた小林は、新型車のパフォーマンスを確かめ、情報を集めるとともに、今週初めてサーキットで使用された運動エネルギー回生システム(KERS)のテストをこなし続けた。
残念ながら、特に午後は風雨が強まり、予定のテストが妨げられ、明日20日はヤルノ・トゥルーリがテスト走行を行う。

小林 可夢偉 (C)Panasonic Toyota Racing
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小林可夢偉 :TF109-02
ベストラップ:1分50.989秒 順位:5位 周回数:46周
「今日は上手く行き、新型車にも満足だった。
KERSを搭載した車を初めて走らせるのは興味深い体験であり、同システムへの私たちの理解が更に深まった。
アルガルベ・モーター・パークのサーキットは初めて走ったが、コースレイアウトは実にエキサイティングで、ドライバーにとって走りがいがあり、とてもいい印象を受けた。
しかし、特に午後は、テストに適する天候にはほど遠く、予定していたテストは実施できなかった」

パスカル・バセロン :シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
「シーズン前のテスト走行で、新型車のデビューを見るのは、いつでもエキサイティングな瞬間で、大幅なレギュレーションの改正があった今年は特にそうだ。
全般的に、新型車TF109のこれまでの結果には満足しており、今シーズンに大いに期待したい。
もちろん、オフシーズン中の、しかも良くない天候の下、他チームとの比較を精緻に行うのは難しい。
新型車で通常実施するテスト以外に、今日は、KERSのテストを再び行った。
これはF1にとって新しい技術であり、学ばなければならないことがたくさんあるが、私たちは今回の初テストのために、TMGのファクトリーで多くの重要な情報を集め、充分に準備をしてきた」

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フェラーリのムジェロ・テストも雨……(1/19)

Ferrari『F60』(C)Ferrari S.p.A
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雨が予想されるということでアルガルブ・サーキット(ポルトガル)でのテストを回避したフェラーリ・チームだったが、皮肉にも変更先のムジェロ・サーキット(イタリア)のほうも雨に見舞われることとなった。

新型車のコクピットに収まったのはエースのキミ・ライコネン(29歳:フィンランド)で、もちろん『F60』をドライブするのはこれが初ということになる。
マシンに特に問題などは生じなかったものの、終始ウェットコンディションの中、この日トータル54ラップを周回、ベストタイムも1'34.430とみるべきものはなかった。

テストは翌20日(火)も引き続きライコネンの手により行われる予定になっている。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 K.ライコネン FIN Ferrari 1'34.430 54

   * 2008 Test Time : 1'21.010 L.Badoer/Ferrari F2008 (9/17)
    (訳注:ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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アルガルブ合同テスト初日は残念ながら雨に(1/19)

Renault『R29』(C)Renault F1 UK
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2009年シーズン前の注目されるテスト、アルガルブ合同テストが19日(月)から当地で開始された。
残念ながら、フェラーリ・チームの予想通りこの日のアルガルブは雨、生憎のウェットコンディションでのスタートとなった。

初日参加したのはいずれもすでに2009年新型車を発表済みのマクラーレン、ルノー、トヨタ、ウィリアムズ、そして基本的にまだ2008年仕様車での走行となるトロ・ロッソの計5チーム5台。
路面は結局一日中ウェットのままで、この日トップタイムを記録したのはトロ・ロッソのブエミ。
ただ一人、段トツの1'41.528をマークしたものの、2009年シーズンの戦いを考えればあまり意味がないタイムではある。

2番手につけたのは2008年仕様のフロントウィングでの走行となったデ・ラ・ロサのマクラーレンで、こちらは1分46秒台。
3-4番手はいずれもこの日新型車を発表したばかりのウィリアムズとルノーで、前車はテストドライバーのヒュルケンバーグが、また後車はレースドライバーのピケがステアリングを握った。

5番手はシェイクダウンを果たしたばかりのトヨタで、ドライバーは小林可夢偉。
初のマシン、初のサーキット、そして初の「KERS」(運動エネルギー回収システム)体験ということで「とても面白い体験だった」と感想を述べていた。

No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 S.ブエミ AUS Toro Rosso Ferrari 1'41.528 65
2 P.デ・ラ・ロサ ESP McLaren Mercedes 1'46.076 28
3 N.ヒュルケンバーグ GER Williams Toyota 1'46.335 28
4 N.アンジェロ・ピケ BRA Renault 1'48.907 33
5 小林 可夢偉 JPN Toyota 1'50.989 46

   * 2008 Test-Time : 1'28.993 P.de la Rosa/McLaren Mercedes (12/17)
    (ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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ルノー・チームは『牙』を隠した新型車お披露目

19日(月)、ルノー・チームもまた今週の合同テストを前にポルトガルのアルガルブ・サーキットで2009年新型車『R29』を発表したが、関係者によればまだ最終形ではないということで、当面『牙』を隠した形での新型車テストということになるようだ。
Renault『R29』(C)Renault F1 UK
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外観で目を引くのはスタイルよりもそのカラーリング。
これまでは黄色を基調に配された鮮やかなブルーがポイントだったが、これが真紅に変更されかなり押しの強い配色に変更されている。
これは、燃料等の供給元がこれまでのエルフ・ブランドから、同じ関連石油資本であるトータル・ブランドに変更されたためということだ。

リヤ部の処理では、ウィリアムズがリヤウィングに向けて低く抑えられているのに対し、ルノーのそれは2008年に流行した『サメ・ウィング』と呼ばれるリヤウィングまで伸びるタイプの大型エンジンカバーを採用している。

発表後『R29』はレースドライバーであるネルソン・アンジェロ・ピケの手によりシェイクダウン、この日は33ラップを周回した。

ルノー『R29』の画像はこちら

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ウィリアムズ・チーム、2009年新型車『FW31』を発表

19日(月)、ウィリアムズ・チームは2009年シーズンを戦う新型車『FW31』を合同テストが行われるポルトガルのアルガルブ・サーキットで正式発表した。
Williams Toyota FW31 (C)Williams F1
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こちらも今季大きく変更されたF1レギュレーションにより外観デザインを変化させているが、FW31がこれまで発表された他車と違う特徴は極太のフロントノーズということになるようだ。

ニコ・ロズベルグ&中嶋一貴らレギュラードライバーの参加もないという、極めて控え目なお披露目が終わったあと、マシンはテストドライバーであるニコ・ヒュルケンバーグ(20歳:ドイツ)の手により直ちに当地でシェイクダウンが行われ、初日トータル28ラップを周回している。

ウィリアムズ・トヨタ『FW31』の画像はこちら

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2009/01/19

今週、2009年F1オフテストは最初のヤマに

静かな(?)クリスマス&新年の休暇を終えたF1サーカスだが、今週一気にヒートアップして最初のオフのヤマを迎えることになる。
Algarve circuit (C)Ferrari S.p.A
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大きくレギュレーションが改定された2009年、各チーム共にマシンはそのルックスから大変身、さらに技術的な変革も加わって例年以上にシーズン前のテストが注目されている。

すでに2009年車を発表したフェラーリとトヨタ、マクラーレンら3チームはもちろん新型車で、さらにテスト初日の19日(月)にはウィリアムズとルノーが、続いて20日(火)にはBMWザウバーも相次いで新型車を発表、直ちに実車テストに入る予定になっている。

主要会場となるのは昨年暮れに新設されてドライバーからも好評のアルガルブ・サーキット(ポルトガル)。
ここではマクラーレン、ルノー、トヨタ、ウィリアムズ、レッド・ブル、トロロッソらがテスト予定で、レッドブル・グループの2チームを除いてはすべて新型車で行われる筈だ。

またイタリアのムジェロ・サーキットではフェラーリが、スペインのバレンシア・サーキットではBMWザウバーが、それぞれ単独で独自テストを行うことになっている。

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クレディ・スイス、BMWザウバーのスポンサー離脱へ

2001年から始まったスイス大手銀行グループ『クレディ・スイス』によるF1への支援だが、結局2008年シーズンをもって終了することが確定的となった。
Credit Suisse (C)BMW Motorsports
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当初はペーター・ザウバー氏が設立したザウバー・チームへの支援に始まり、その後はチーム資本に参画するなど同チームへの関わりを深くし、チームがBMWに売却されBMWザウバーとなってからも主要スポンサーを務めるなど重要なポジションを占めてきたが、折りからの世界的経済不況により本業の業績が大幅に悪化し懸念されていたもの。

それでも最近までスポンサーは継続と期待されていたものの、F1に理解の深かったオズワルド・グリューベル/CEOが退任したことが方針変更に繋がったようだ。

BMWザウバー・チームのスポークスマンは「クレディ・スイスが離脱したとしてもチームの体制に何ら影響は生じない」と、平静さを保っている。

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フェラーリ社長、F1から離脱のデニス氏にエール

マクラーレン・チームは16日(金)行われた2009年新型車発表の席で、これまで長くF1最前線でチームを率いてきたロン・デニス代表が、F1の現場から離脱することを発表したが、これを受けライバル・チームの筆頭であるフィアット/フェラーリ・グループのルカ・モンテツェモロ社長が次のようにエールを送った。
Luca di Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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「知られているように、われわれとマクラーレン・チームとの間にはしばしば衝突や論争があったのは事実だ。
しかし個人的には私はデニスを心から尊敬している。
彼は常に英国人らしい紳士であり続けたし、彼がこの数十年どれだけF1のために尽くしてきたかは誰もが知っていることだろう。
今後、彼が現場からは離れるとしても、F1との関わりをすべて断つとは思っていないし、これからも活躍してくれるよう祈っているよ」

マクラーレン・チームはこれまでコンストラクターズ・タイトルを通算8回獲得。
これはフェラーリの15回、ウィリアムズの9回に次ぐ歴代3位になるものだ。

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フェラーリ『F60』はムジェロで単独テストへ

先に2009年新型車『F60』を正式発表したフェラーリ・チームでは、当初の予定を変え他チーム同様に今日19日からポルトガルのアルガルブ・サーキットでテストを行なうとしていたが、最終的にやはりこれをキャンセルしたことがわかった。
Ferrari『F60』(C)Ferrari S.p.A
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チームのスポークスマンによれば、これはアルガルブ・サーキットがあるポルティマオ地方の天気予報が月曜・火曜日共に小雨と予想されているため、という。

ただし他チームからは、フェラーリはまだ手の内を見せたくないため同一場所でのテストを避けたのでは、とも指摘されているようだ。

フェラーリ・チームのテストはシェイクダウン同様、イタリアのムジェロ・サーキットで行われることになる。

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2009/01/18

2009年シーズン、エンジンは一人8基まで

FIA(国際自動車連盟)は2009年シーズンのF1エンジン規則について、当初1基のエンジンで3つのグランプリを継続して戦うとしていたが、これを変更する方針を固めた。
F1 Engine Image (C)Panasonic Toyota Racing
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それによれば連続でエンジンを使用するという条項を撤廃、一人のドライバーについて年間使用できるエンジンを8基までに制限するというもの。
また1チームが1シーズンで使用できるのは、テスト用として使用できる4基を含め最大20基までとされる。

もしこの条項に反した場合(9基以上)、追加のエンジンが使用されるグランプリについてx昨年同様『グリッド10番降格のペナルティ』が科せられるということだ。

しかしながら、レギュレーションの細部の適用についてまだ疑義があるとしてフェラーリ・チームのスポークスマンなどはより明確な定義を明らかにするよう求めている。

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ライコネン(フェラーリ)、テストを前に過労でダウン

今週ポルトガルの新設サーキットで行われるアルガルブ合同テストで、先に発表した『F60』の本格テストを予定しているフェラーリ・チームだが、参加予定だったキミ・ライコネンがこれを前に過労でダウンする結果となっている。
Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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同チームでは目下恒例のスキー・イベント『ウルーム』のためイタリア北部のスキー場マドンナに滞在しているが、ライコネンは扁桃腺とみられる症状で体調不良を訴えダウンしたもの。
現在は予定したスキーなどの参加を控えているという。

チームのスポークスマンによれば、今のところライコネンのアルガルブ合同テストへの参加に変更はないということだが、個人的にラリー参加をするなど独自行動が目立つこの北欧人に対し、周囲の視線も少々冷やか?

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ウェバー(レッドブル)の現場復帰は2月13日以降に

昨年11月、自身が主唱するチャリティ・イベントでの交通事故により右足を骨折する大怪我を負ったレッドブル・レーシングのマーク・ウェバー(32歳:オーストラリア)は、注目される現場復帰の日程を2月13日(火)以降に設定したことを英『BBC』で明らかにした。
Mark Webber (C)Redbull Racing
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これは、当初シーズン前にテストができるか不安に思われていたことを考えれば大きな前進と言えるが、しかし願っていた2月9日(月)の2009年新型車発表後に行われるヘレス合同テストには結局のところ間に合わないことを受け入れざるを得なかったようだ。

13日以降のテストとなると、いまのところ2月18日から始まるバルセロナ合同テストからということになる。

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マクラーレン『MP4-24』初シェイクダウン果たす

16日(金)、本拠地であるウォーキングのテクノロジー・センターで2009年新型車『MP4-24』を発表したマクラーレン・チームでは、翌17日(土)さっそく初となるシェイクダウン・テストを敢行したことがわかった。
McLaren『MP4-24』(C)McLaren Group
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場所は今週合同テストが行われるポルトガルのアルガルブ・サーキットで、注目のステアリングを握ったのは同チームのベテラン・テストドライバーであるペドロ・デ・ラ・ロサ(37歳:スペイン)。

テストの詳細や画像などは公表されていないが、デ・ラ・ロサはマシン各部の状況を確認しながらこの日トータル18ラップを周回したということだ。
マシンを降りたデ・ラ・ロサは、「まったく新しいマシンの初走行というのはいつだってエキサイティングなもの。
とりわけ今年のマシンは前年とは大きく異なっているので緊張した。
でも予定通り各部のチェックを行って、初シェイクダウンは無事に終了した。
本格的な走行ができる合同テストを楽しみにしているよ」と、その感想を語ったという。

注目のアルガルブ合同テストは19日(月)から開始される。

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2009/01/17

英国政府、ホンダ・チーム売却難航に懸念

イギリスの英『デイリー・メール』紙が報じるところによれば、難航しているホンダ・チームの売却話について英国政府の貿易産業省が大きな懸念を示し始めているということだ。
Honda Factory (C)Honda Racing
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同紙の取材に対し、英国下院の有力議員であるティム・ボズウェル氏は、「ホンダ・チーム側と買収者との間の利害関係の衝突により売却話が難航していることは憂慮すべきこと。
ホンダ・チームのファクトリー内部では、打開の余地が見えない現状に怒りとフラストレーションが沸き起こっている。
このため政府は現況の打開に向け、チームの責任者であるニック・フライ/CEOに対し仲介に本腰を入れるよう強く要請した」と、説明している。

当初は昨年のクリスマス明けにも妥結とみられた交渉だが、同紙によれば最終期限は1月31日に迫っているとされている。

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2009年のマクラーレンはコバライネンの双肩に?

16日(金)、新型車『MP4-24』発表の席で2009年シーズンへの抱負を語ったロン・デニス代表は、今年の目標を「Wタイトルの獲得」と掲げたが、それはすなわちヘイキ・コバライネン(28歳:フィンランド)への期待を表明したものとなった。
Heikki Kovalainen (C)McLaren Group
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2008年のマクラーレンはエース、ルイス・ハミルトンが通算98ポイントを獲得して堂々シリーズ・チャンピオンに輝いた一方で、チームメイトであるコバライネンのほうは53ポイントでランキング7位に。
この結果、コンストラクターズ・ランキングのほうはフェラーリ・チームに21ポイントの大差をつけられて2位に留まったもの。

発表に同席したコバライネンは期待の新型車『MP4-24』を前に、「去年は新しいチームに移り、正直そのやり方に慣れるのに最初は苦労した。
でもいまはもうすっかりチームやスタッフに馴染んでいるし、マクラーレンなりのやり方も熟知しているよ。
今年レギュレーションが変わってマシンも大きく変化したけれど、早くこれを熟成させてレースでは大いに暴れまくりたいと思っているんだ」と語り、今季の活躍に強い意欲をみせた。

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ロン・デニス氏、F1チームの代表から降りる

16日(金)、2009年新型車を発表したマクラーレン・チームだが、その席上同チームのロン・デニス代表がそのポジションから離れることを明らかにした。
R.Dennis & M.Whitmarsh (C)McLaren Group
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後任にはこれまでまF1チームのCEO(最高経営責任者)を務めていたベテランのマーティン・ウィットマーシュ氏(50歳:イギリス)が就く。

今後デニス氏はマクラーレン・グループの代表として、厳しい世界情勢の中『本業』である市販車開発・販売事業に精力を傾注することになるという。
またF1チームの責任者という現場での立場からは離れるものの、今後もF1の活動に対しては後方支援者として関わりを継続するということだ。

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マクラーレン、2009年新型車『MP4-24』正式発表

16日(金)、マクラーレン・チームはイギリス・ウォーキングにある本拠地のテクノロジー・センターで2009年シーズンを戦う新型車『MP4-24』を正式発表した。
McLaren Mercedes MP4-24 (C)McLaren Group
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発表に立ち会ったマクラーレン・グループの総帥ロン・デニス代表は、2009年シーズンはドライバーズ・チャンピオンシップだけでなく昨季取り逃がしたコンストラクターズ・チャンピオンシップと合わせ2冠獲得を目指すとの意気込みを強く語った。

また栄光のカーナンバー1をつけたニューマシンを前に2009年のチャンピオン、ルイス・ハミルトンは、「新型車を目の前にするのはいつだって感動的なものだけど、今年はとりわけ感慨が深いね。
なぜなら僕のマシンにはカーナンバー1がつけられているんだから。
今年レギュレーションも大きく変化し、どんな展開になるのかまったく予想がつけられないけれど、この番号に恥じない活躍をしたいと思っているよ」と、意気込みをみせた。

マクラーレンらしく新型車はすでに2台共に完成しているとのことで、来週ポルトガルのアルガルブ・サーキットで行われる合同テストで本格的に初走行となる予定。

マクラーレン『MP4-24』の画像はこちら

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2009/01/16

エクレストン氏、「ポイント・システム変更必要」

F1関係者からも疑問の声が上がるF1のポイント・システムだが、とりわけF1総帥バーニー・エクレストン氏は、その必要性を重ねて強調している。
Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
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「どう考えたって、一番レースに勝利したドライバーがチャンピオンになるのが当たり前だと思わないかい。
私が提唱したのはそうした意味であって、別にメダルにこだわっている訳ではないんだ。
レースに勝つ男が王者になるべきと言ってるだけで、ポイント2位の男がチャンピオンになるなんて考えてもいないよ。
ただ今のF1ポイント・システムは1位と2位がわずか2ポイントしか差がない訳で、それでは危険を冒して勝利を狙うよりも2位でいいや、ということにもなるじゃないか」

昨シーズン、ハミルトンは4回の勝利でタイトルを獲得したが、敗れたマッサは5回の勝利を記録している。
とはいえF1ポイント・システムの変更にはチーム側の同意が必須で、必ずしもエクレストン氏の考える見通しは開けていないのが実状だ。

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マッサ、「FIAはカーナンバー間違えたんじゃない?」

フェラーリ・チームはマドンナで行われたオフのスキー・イベント『ウルーム』で恒例の記者会見。
その中で同チームのフェリッペ・マッサは先に発表された2009年F1エントリーリストのカーナンバーについて、次のような『独自解釈』を明らかにした。
Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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「みんなは(成績の良かった)僕のほうがライコネンより大きな番号をつけたことについていろいろ憶測しているようだけど、別にそんなこと気にしていないよ。
だってそんなもの単なる数字の問題でしかないからね。
それとも、もしかしてFIAが間違えて発表しちゃったんじゃないの?……」

昨シーズンのマッサは97ポイントを獲得、75ポイントに留まった僚友ライコネンを従えてランキング2位になっている。

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『パナソニック』、トヨタF1の冠スポンサー継続

15日(木)、2009年新型車『TF109』を正式発表したトヨタ・チームは、合わせて同チームのタイトル・スポンサーを務める大手電器メーカー『パナソニック』が契約を延長したことを明らかにした。
Toyota TF109 (C)Panasonic Toyota Racing
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契約は2010年からのさらなる3年間。
これについてトヨタF1チームの山科忠代表は、「この大変厳しい経済状況の中、パナソニック株式会社様にタイトルスポンサーを継続いただけたことに、心より感謝申し上げます。
今年は、念願の初優勝に向け更なる努力を重ね、パナソニック様のご厚意に報いられるようにしたいと思っております」とのコメントを発表した。

折りからの世界的不況の襲来は電器メーカーもその例外ではないが、チーム発足時以来の『盟友』である両者の結びつきは今回も揺るぎないもののようだ。

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トヨタ・チーム、2009年新型車『TF109』発表

15日(木)、トヨタ・チームはインターネットを通じて2009年新型車『TF109』を正式発表した。
Toyota TF109 (C)Panasonic Toyota Racing
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先に発表されたフェラーリ・チームのもの同様、2009年新レギュレーションによってこれまでの者と比べマシンの外観は大きく変化したが、細部にその処理の違いが窺われるものとなった。

同チームの山科忠代表は「ドライバー・ラインナップ、チームスタッフを含め、われわれは最高の陣容で新しいシーズンを迎えた。
今年の目標はもちろんF1初勝利を遂げることであり、そのためチームの全精力を傾注したのがこのマシンだ」と、悲願の初優勝に向けて意欲を示した。

これまでトヨタはドイツ・ケルンなどで新型車発表を行っていて、日本からも大々的にメディアを招待するなどしていたが、今年は打って変わってインターネットのみの控え目な発表ということになった。

なお、新型車『TF109』の公式の初テストは19日(月)から始まるアルガルブ合同テストということになるが、その前に同地でプライベート・シェイクダウンが行われる見込み。

トヨタ『TF109』の画像はこちら

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2009/01/15

トヨタF1、今夜インターネットで2009年新型車発表へ

先にフェラーリ・チームが全チームに先駈けて2009年新型車『F60』を発表したが、今日15日にはトヨタ・チームが続いて新型車『TF109』(仮称)を発表する予定だ。
Toyata TF108 (C)Panasonic Toyota Racing
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ただし、折りからのF1コスト削減という側面も合わせ、トヨタが行うのはインターネット上での異例の世界同時発表というもの。

これについてトヨタF1のジョン・ハウェット社長は、「F1は世界中の何百万人というファンにこそ支えられているもの。
彼らファンこそがこのF1というスポーツのエネルギー源になっていることを忘れてはならない。
われわれはファンとの間でモータースポーツに対する情熱を共有するため、こうした発表の形を取ることにした」と、強調している。

時刻は日本時間15日(木)午後8時、視聴者の多くを占めるヨーロッパではちょうどお昼頃に掛けての公開ということになる。
なお『TF109』の実車テストは来週の20日(火)、ポルトガルのアルガルブ・サーキットが予定されている。

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1999年事故のシューマッハ、「死ぬんだと思った」

F1通算7度のチャンピオンという偉大な歴史を残したミハエル・シューマッハ(40歳:ドイツ)が、1999年シーズンのイギリスGPで遭遇したアクシデントの際、「このまま死ぬんだと思った」と、その時の特異な体験をドイツ第2テレビ局『ZDF』で述懐している。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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「クラッシュしてマシンが止まり、コクピットから救出されて横たわっていると、自分で心臓の鼓動が急に遅くなっていくのがわかったんだ。
ほらだんだんと炎が小さくなり、やがて消えてしまう時のようにね。
それで僕は『ああ、こうして死んでいくんだな』と感じていた。
気を失っていたのがどれくらいの時間かもわからない。
いや、あるいはほんとうに失神していたのかさえ自分では定かでないんだけれど、心臓が止まるのは自分で感じられたんだよ。
これはほんとうに興味深い体験だったね」

この年シューマッハはその後の6戦を欠場、そのカミソリのようなドライビングが復活するのか注目されたが、再帰戦となったマレーシアGPではみごとポールポジションを獲得している。

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トロ・ロッソ首脳、「新F1規則は弱小チームに負担」

小規模なプライベート・チームでありながら、昨年のイタリアGPでみごと初優勝を遂げるなど目覚ましい躍進を演じた『スクーデリア・トロ・ロッソ』だが、今シーズンその再現は極めて困難と早くも白旗状態だ。
Franz Tost (C)Scuderia Toro Rosso
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これは同チームのフランツ・トスト代表が英誌に語ったもので、その中でこのオーストリア人は「今年の大きく変更されたレギュレーションに合致させるためには、実に多くの作業と資金、そして大規模なリソースが必要になる。
大きなチームであればすぐにそれらを達成することが可能だろう。
しかしわれわれのような小さなチームにとってこれは重い負担になるもので、従って新型車の完成には多くの時間が必要になる。
いまの見通しでは、われわれが去年達成したものを今シーズン再現することなど到底覚束ないよ」と、嘆いている。

同チームの新型車発表のスケジュールはいまだ明らかでなく、またその残されたたった一つのシート(佐藤琢磨も候補)も明らかにされるのは開幕直前になるとの見通しが強まっている。

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『VMKレーシング』、ホンダF1買収に名乗り?

いまだ明らかでないホンダ・チームの買収先に『VMKレーシング』というチームが名乗りを挙げた、とのニュースを英『ピットパス』が報じ注目を集めている。
Honda『RA107』 (C)Honda Racing
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それによれぱこのチームの母体は、一人20ユーロ(約2,340円)以上というモータースポーツ・ファンからの出資を元に設立されるファンドということだが、まだその実態は明らかでなく不気味な存在となっている。

しかしその一方で、そんな幽霊話(?)まで流布されるほどホンダ・チームの売却が混迷を深めていることの表れとも言えそうで、ニック・フライ/CEOらチーム関係者は頭を抱えているようだ。

またフライ氏については自身がオーナーになるとの仰天プランまで報道されたが、同氏がこれについて公式に否定していないこともさらに波紋を呼んでいる。

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2009/01/14

明暗分かれた? ライコネンとハイドフェルド

12日にFIA(国際自動車連盟)から発表された2009年のF1エントリーリストで明暗を分けた(?)形となったのがフェラーリのキミ・ライコネンとBMWザウバーのニック・ハイドフェルド二人だった。
Nick Heidfeld (C)BMW Sauber F1 Team
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2008年シーズン、ライコネンは僚友のマッサに22ポイント差をつけられランキング3位。(マッサは2位)
しかし発表された2009年のリストではライコネンが引き続きカーナンバー3を確保、エーストしての立場を守った形。

一方BMWザウバーのハイドフェルドのほうは、昨季僚友クビサに15ポイント差をつけられランキング6位。
(クビサは4位)
チームは両者のカーナンバーを入れ替え、クビサに5番、ハイドフェルドには6番を与え、結果的にエースを入れ替える形とした。
2000年にF1デビューを果たし、今年で10年目を迎えるベテランのハイドフェルドにとって、F1経験がまだ実質2年余りしかないクビサに後れを取るのはおそらく不本意なことだろう。

なおFIAはすでにF1撤退を表明したホンダ・チームの枠もカーナンバー18・19として確保。
新チームが成立した場合、2009年のグリッドにすんなり着けるよう配慮を示した。
(これ以上出走台数の減少を容認できないという意味もある?)

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新型車テストのマッサ、感触に手応え

全チームの先陣を切り、いち早く2009年新型車をサーキットで走らせたフェラーリ・チームのフェリッペ・マッサ(27歳:ブラジル)は、これまでとまったく変わったマシンにも十分な手応えを感じ取ったようだ。
Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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「新型車は至極いい感じだよ。
もちろん今年はレギュレーションが大きく変わってしまったので、マシンは見るからにこれまでのものとは大違い。
ドライブしたフィーリングもこれまでとは全然違うものになったね。
それでも初めてのテストとしては上々の感触だったよ。
まあまだ周回はわずかなものだったから、これからうんと走り込めばまた違った問題は出て来るかも知れないけれどね。
でも幸いにわれわれが一番早く新型車を準備できたのだし、これから開幕戦までにしっかりと熟成を進め、メルボルンではグリッドの一番前に着けたいと考えているよ」

ちなみに昨季の開幕戦でのマッサは、マクラーレン&BMWザウバーの後塵を拝し2列目4番グリッドからのスタートというものだった。
(決勝レースはリタイヤ)

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ウェバー回復に自信、「怪我を言い訳にしない」

昨年11月、自身が主唱するチャリティ・イベントでの交通事故により右足を骨折する大怪我を負ったレッドブル・レーシングのマーク・ウェバー(32歳:オーストラリア)だが、本人は「回復は順調、怪我を言い訳にはしない」と、現場復帰に強い意気込みを英『BBC』で語っている。
Mark Webber (C)Redbull Racing
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「怪我をしてからもう7週間が経ったけど、シーズン前テストへの参加に向けてすべては順調に進んでいるよ。
プールでのスイミングを中心としたリハビリもうまくいっているし、もうまもなく自分の足で歩ける筈さ。
そしてできれば2009年マシンのテストには新しいチームメイトであるベッテルと共に最初から参加したいと思っているんだ。
僕は怪我をしてしまったことを不幸だとは思っていないし、もちろんそれをメルボルン(開幕戦オーストラリアGP)で一切言い訳になんかしないつもりだよ」

同チームの2009年新型車発表は2月9日(月)、スペインのヘレス・サーキットが予定されているが、ここで現実にウェバーの復帰がなるかどうかはまだ前途多難とみられる。

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メルセデスがホンダ・エンジン問題に『救いの手』

昨季限りでF1撤退を表明したホンダ・チームの売却について、仮に交渉が成立しても大きな問題になっているのが搭載するエンジンの手当だが、今度はメルセデスから救いの手が差し伸べられることになりそうだ。
Norbert Haug (C)Mercedes Motorsport
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ホンダはF1チームを売却しても2009年シーズンを戦うだけのエンジン供給を否定していることから、ブラウン代表は古巣フェラーリ・チームに供給を打診したと伝えられていた。
しかしこれについてフェラーリ代表が供給の可能性を否定したため、あらためてエンジンの供給が宙に浮いていたもの。

今回英誌が伝えるところによれば、新たにメルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグ/ディレクターが供給に前向きな姿勢をみせているということだ。
同氏は「ロス・ブラウンやニック・フライを始めとするホンダ・チームのスタッフが、これまで懸命に頑張ってきたことは十分に承知している。
ただ、いまのこのご時世ではわれわれから何もプレゼントすることはできないが、エンジンの供給を必要としているのであればわれわれがこれに協力することは可能だ。
ただ、そのためには新しいチームがしっかりとした財政基盤を確保することは必至のことになるが」と、語っている。

メルセデスは今季すでにフォース・インディアに対してもカスタマー・エンジンの供給を発表している。

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2009/01/13

2009年F1暫定エントリーリスト(1/12)

1月12日(月)、FIA(国際自動車連盟)は2009年シーズンのF1エントリーについて、次のように発表した。
トロ・ロッソの一人は未定、売却先を模索中のホンダ・チームについても暫定掲載されている。
なおトロ・ロッソのエンジンはまだフェラーリに、またBMWザウバーではクビサとハイドフェルドのポジションが入れ替わった。

2009年暫定F1エントリーリスト(1/12)

No. Driver Nat. Team Engine
1 ルイス・ハミルトン GBR Vodafone McLaren Mercedes Mercedes
2 ヘイキ・コバライネン FIN Vodafone McLaren Mercedes Mercedes
3 キミ・ライコネン FIN Scuderia Ferrari Marlboro Ferrari
4 フェリッペ・マッサ BRA Scuderia Ferrari Marlboro Ferrari
5 ロバート・クビサ POL BMW Sauber F1 Team BMW
6 ニック・ハイドフェルド GER BMW Sauber F1 Team BMW
7 フェルナンド・アロンソ ESP ING Renault F1 Team Renault
8 ネルソン・アンジェロ・ピケ BRA ING Renault F1 Team Renault
9 ヤルノ・トゥルーリ ITA Panasonic Toyota Racing Toyota
10 ティモ・グロック GER Panasonic Toyota Racing Toyota
11 セバスチャン・ブエミ SUI Scuderia Toro Rosso Ferrari
12 TBA Scuderia Toro Rosso Ferrari
14 マーク・ウェバー AUS Red Bull Racing Renault
15 セバスチャン・ベッテル GBR Red Bull Racing Renault
16 ニコ・ロズベルグ GER AT&T Williams Toyota
17 中嶋 一貴 JPN AT&T Williams Toyota
18 TBA TBA(Honda Racing F1 Team) TBA(Honda)
19 TBA TBA(Honda Racing F1 Team) TBA(Honda)
20 エイドリアン・スーティル GER Force India Formula One Team Ferrari
21 ジャンカルロ・フィジケーラ ITA Force India Formula One Team Ferrari

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フェラーリ首脳、ホンダへのエンジン供給否定

12日(月)新型車発表のためムジェロ・サーキットで会見したフェラーリ・チームのステファーノ・ドメニカリ代表は、先に打診があったことを認めたホンダ・チーム売却先へのエンジン供給について、「可能性はほとんどゼロである」と、その実現に否定的な見方を示した。
Stefano Domenicali (C)Ferrari S.p.A
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報道では、かつてフェラーリ・チームに在籍したロス・ブラウン/現ホンダ・チーム代表の『つて』で、搭載エンジンを失うことになる新チームに対してフェラーリがエンジンを供給することが期待されていたもの。

しかしその後両者による話し合いは進展していない模様で、ホンダ・チームの売却自体にもそもそも明るい見通しがみられない様子だ。

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フェラーリ、2009年新型車『F60』を正式発表

2008年のコンストラクターズ・チャンピオンであるフェラーリ・チームが、全チームの先陣を切って12日(月)イタリアのムジェロ・サーキットで2009年新型車を正式発表した。
Ferrari『F60』(C)Ferrari S.p.A
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事前の予想では『F2009』と考えられていた名称は再びこれまでのものを踏襲することなく、意表を突いて新たに『F60』と名付けられている。
これは1950年にスタートした近代F1で、フェラーリ・チームにとって今年が通算60年目に相当するためということだ。

2009年はF1のテクニカル・レギュレーションが大幅に変更されたことからマシンのエアロダイナミックスなど見た目も大変身。
フロントウィングは低く、逆のリヤウィングは狭く腰高のものになったのがとりわけ目を引く。

新型車のステアリングを握ったのはこれまたこれまでの慣習を覆してレースドライバーであるフェリッペ・マッサ。
しかしこの日は気温が低く、路面温度も上がらないため注目のシェイクダウンはわずか数周のお披露目に留まった。

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2009/01/12

クルサード、「ブエミ難局に直面も、チームで援助」

このほどトロ・ロッソの2009年ドライバーに指名されたセバスチャン・ブエミ(19歳:スイス)について、同じレッドブル・グループで先輩格のデビッド・クルサード(前レッドブル・レーシング)が次のように語っている。
David Coulthard (C)RedBull Racing
拡大します
これは英『ITV』で語ったもので、その中でこの37歳になるベテランは、「ブエミがこれまでのキャリアにおいて成功を収めてきたことは知っているよ。
でも、このフォーミュラワンというのは他のカテゴリーとは比べものにならないほど複雑で困難な世界なんだ。
だからブエミもおそらくすぐにその壁にぶち当たることと思う。
彼にとって実に大きな挑戦になることは間違いないんだ。
ただ、このレッドブルというチームならみんなが救いの手を差し伸べてくれる筈。
もちろん僕自身も彼の助けになるよう、アドバイスを惜しまないつもりさ。
彼には今後大きく成長して欲しいからね」と、エールを送っている。

なおクルサードにおけるF1デビューのきっかけは、悲しいかなあの偉大なるアイルトン・セナの突然の事故死を受けてのものだった。

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フォース・インディア、「オフテストなし本番も」

まだ2009年新型車発表のスケジュールが決まっていないチームの一つである『フォース・インディア』は、現行車でのテストを断念して新型車の開発に全力を投入する方針をヴィジャイ・マルヤ代表が確認、これによりオフテストへの参加は当面なくなることになった。

同チームは今シーズンマクラーレン・メルセデスとパートナーシップを締結、2009年車にはこれまでのフェラーリ・エンジンに替えてメルセデス・エンジンを搭載することになるが、これには大幅な改造が必要となるため精力を新型車の開発一本に絞ることにしたものだ。
Adrian Sutil (C)Spyker F1
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しかし完成は現在の予定通りでも3月になるということで、最悪の場合3月29日に予定される開幕戦オーストラリアGPは事前テストなしになることも考えられる。

すでに来季の残留が決まっている同チームのエイドリアン・スーティルは、「最悪の場合も覚悟しているけれど、無駄に急ぐより万全の準備をしたほうがいい。
それでも他チームのテストのニュースが聞かれると、あせるだろうな」と、不安気に語っている。

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デニス代表はドニントンパークの計画に懐疑的

開発に地元州議会の同意が得られたことで念願のイギリスGP開催に向け大きく動き出したドニントンパーク・サーキットだが、そのイギリスに本拠を置くF1チームの雄であるマクラーレンのロン・デニス代表は、きわめて懐疑的な姿勢のようだ。
L.Hamilton & R.Dennis (C)McLaren Group
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これはいまバーミンガムで行われている『オートスポーツ・インターナショナル・ショー』の会場で語ったもの。
その中でデニス代表は、「私はこのドニントンパークが計画しているグランプリ・モデルに対し、疑問を持っているんだ。
彼らが当初このプランを立てた当初に比べ、世界の経済は急激に悪化していて、それがこの計画にも悪い影響を与えることは必至だ。
もちろん私はイギリス人の一人として、イギリスGPが成功することを願っているが、そのためには政府の支援が欠かせないと確信している。
私はF1の舞台の中にいる者の一人として、この計画に憂慮しているというのが事実だよ」と、不安を持っていることを隠さなかった。

ドニントンパークの今回の開発計画には10年間で総額1億1千万ポンド(約150億円)にも達するが、米国ドルの凋落ですでに25%ほどは目減りしている有り様だ。

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2009/01/11

デ・ラ・ロサ、「新設サーキットでスペイン巻き返し」

これまでほぼスペインのサーキットの独壇場となっていたF1オフテストが、今年はポルトガルに新設されたアルガルブ・サーキットの登場で勢力図が塗り替えられた感じだ。
しかしこれについてスペイン出身のペドロ・デ・ラ・ロサ(マクラーレン・チーム)が、「こちらも新設サーキットで巻き返す」と、F1テスト地の挽回に意欲をみせている。
Pedro de la Rosa (C)McLaren Group
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これは、同選手がゲストとして出席したバーミンガムの『オートスポーツ・インターナショナル・ショー』で語ったもの。
その席上でこのベテラン・ドライバーは、「今度スペインのアルカニスに建設されるサーキットは、長いストレートと絶妙なコーナーの組み合わせになっていて、まさにF1テストには最適なコースなんだ。
これができれば来年のオフテストは、またスペインがメインの舞台になること請け合いだよ」と、聖地奪還に自信をみせている。

このサーキットはスペイン北部に位置するアラゴン州テルエル県アルカニスに建設されるもので、F1サーキットのデザインに大きな実績を持つヘルマン・ティルケ氏の設計による。
なおこのサーキットのこけら落としイベントとしては、今年末に行われる『ワールドシリーズbyルノー』戦がオープニングイベントとして予定されている。

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ホンダ・チームの買収先、相次ぎ交渉打ち切りか

英紙らが報じるところによれば、ホンダ・チームの売却話がいずれも難航しているとのことだ。

それによれば、これまで最有力候補とされていたプロドライブ社についてこれを率いるデビッド・リチャーズ氏が「交渉したことは事実だが、現段階ではわれわれが買収するということはない」との消極的な見解を示したこと。
報道では当てにしていたアラブ資本の支援がうまくいかず、チーム運営に必要な資金の目途が立たないのではということだ。

また別の候補と目されていたギリシャの海運王アキレアス・カラキス氏についても、ホンダ・チーム側のこれまでの対応に不満をみせていてすでに買収意欲を失ったと報じられている。
Honda Factory (C)Honda Racing
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今回の件では単純にチームのファクトリーやマシンだけではなく、ドライバー(ジェンソン・バトン)やチームスタッフ首脳(ニック・フライ/CEOやロス・ブラウン代表)らも含めての買収内容とみられる一方で、肝心の搭載エンジンについてはホンダからシーズンを戦うだけの提供がないなど、買収する側にとってはかなり複雑で難題を抱えたものとなっているとみられる。

そうした中、ホンダ本社ではチームに対し当面のつなぎ資金を提供する意向とも伝えられている。

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フェラーリ、新型車発表フィオラノからムジェロへ

全チームに先駈け、1月12日(月)に一番乗りで2009年の新型車発表を行う予定のフェラーリ・チームだが、その場所を当初予定していた本拠地マラネロのフィオラノ・サーキットから、同じく自社保有のムジェロ・サーキットへと変更することを明らかにした。
Mugello Gate (C)Ferrari S.p.A
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これは、このところのマラネロの天候が思わしくなく、雪で良好な路面コンディションが期待できないためということだ。

このフェラーリを始めとして、来週は15日(木)にトヨタが(ネット発表のみ)、16日(金)にはライバルであるマクラーレンが、それぞれ相次ぎ2009年新型車を発表することになっている。

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2009/01/10

FOTA、異例のホンダ・チーム売却支援

今週、英国内でテクニカル・ワーキング会議を開いたF1チームの団体であるFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)は、F1の存続に向けさらなるコスト削減案をまとめ了承した。
Image (C)Honda Racing
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具体的には、2009年シーズンにおける空力テストの大幅な制限や、2010年意向を見据えた低価格ギヤボックスの導入、独立系チームへの低価格エンジン供給など多岐に渡るが、注目すべきはホンダ・チームの売却についての支援に関する項目だ。

これまでこうしたチーム売却について他のチームはきわめて冷淡なのが通例で、かつてジョーダン・チームなどもチーム名変更が許されないなど不自由を託ったが、今回はもしホンダ・チームの売却がまとまった場合、新チームを全面的に支援、いかなるエントリー名の変更があっても登録に合意することを確約するなど異例な計らいとなった。

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ドニントンパーク、地元州議会から開発許可得る

2010年のイギリスGP開催を目指しながら、地元民からの反対運動で足踏みを続けていた英国ドニントンパーク・サーキットだが、8日(木)行われた地元のノースウェスト・レスターシャー州議会で念願の開発許可が得られたことがわかった。
Donington Park F1 (C)Donington Park Circuit
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これは英『BBC』放送が伝えたもので、すでにもう一つの関係州であるサウス・ダービーシャー州からは賛意が得られていることからこれによりF1開催への準備が一気にスタートすることになりそうだ。

ただ改修はグランドスタンドを始めパドック、ピットレーン、メディアルームなど多岐に渡り、建設資金の総額は1億ポント(約137億円)にも達する見込み。
今後はその巨大資金の手当に注目が移ることになる。

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ルノー・チームの新型車、クラッシュ・テスト不合格

英国メディアが伝えるところによれば、ルノー・チームの2009年新型車『R29』(仮称)が、FIA(国際自動車連盟)により行われたクラッシュ・テストに不合格となったということだ。
Renault Factory (C)Renault F1 UK
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それによれば3種に渡って行われた同テストで、ルノーのマシンはノーズ・テストとサイド・インパクトの2つで失敗。
しかし同チームのスポークスマンは「トラブルは別に深刻なものではなく、われわれの想定内。
問題の原因も把握しているので直ちに対応策が採れる。
今回の件が2009年新型車の開発予定に何ら障害をもたらすものではない」と、平静を装った。

同チームはすでに1月19日(月)にポルトガルのアルガルブ・サーキットにおいて新型車発表を行うスケジュールを発表済み。
ちなみにルノー・チームでは2005年シーズンにも事前のクラッシュ・テストに不合格となった経緯があるが、この年ルノーはフェルナンド・アロンソの手によりみごとタイトルを獲得している。

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トロ・ロッソ、今季ブエミの起用を正式発表

9日(金)『スクーデリア・トロ・ロッソ』は2009年のドライバーとして新人のセバスチャン・ブエミ(19歳:スイス)を起用することを正式発表した。
Sebastien Buemi (C)RedBull Racing
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もともとレッドブル・レーシングのジュニア育成ドライバーの一人だったブエミは昨シーズンF1登竜門であるGP2シリーズに参戦してランキング6位。
一方これに並行して数回に渡って参加したトロ・ロッソのテストでは際だつ速さを見せ続け、ポテンシャルの高いところを首脳陣に示してシート獲得は確実とみられていた。

これにより注目はトロ・ロッソの残るもう一つのシートに誰が座るか、ということになったが、日本の佐藤琢磨をはじめ昨季のドライバーであるセバスチャン・ボーデ、またやはりGP2ドライバーのブルーノ・セナ(ランキング2位)など複数の候補がいて、いまのところまったく予断を許さない状況だ。

なおブエミのトロ・ロッソ・ドライバーとしての初仕事は今月末に予定されるテスト(ポルトガル?)ということになるとみられる。

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2009/01/09

ニック・フライ/CEO(ホンダF1)、「売却候補は30社以上」

いまだにその売却先が定まっていないホンダ・チームだが、同チームのニック・フライ/CEOは「候補をすべて挙げたら30社以上になる」と豪語している。
Honda『RA107』Image (C)Honda Racing
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これは英『オートスポーツ』に語ったもので、同氏によればその中で実現性のある有力なのは約12社。
その中から売却先とホンダ側の双方に最もメリットのある候補を選別すべく、親会社であるホンダ本社首脳も合わせ協議を続けているところだという。
しかしフライ/CEOが示していたクリスマス明けという日程はすでに遠く過ぎていて、当初の楽観的な予定より交渉が難航していることが窺える。
噂では、ホンダ側が2009年シーズンを戦えるだけのエンジン供給を断ったことから、搭載するエンジンの手当がいずれの売却先にとっても最大の難関になっているということだ。

F1を統括するバーニー・エクレストン氏は、当初2009年開幕戦のグリッドにこの新しいチームが着くとの見通しを示していたが、どうやらそれも怪しい状況になりつつある。

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新年最初のF1テストはヘレスからアルガルブへ

例年スペインのヘレス・サーキットで行われてきた新年最初のF1合同テストだが、今年はその舞台をお隣ポルトガル国内に新設されたアルガルブ・サーキットに奪われることになった。

Algarve Circuit
昨年末に完成したアルガルブ・サーキットでは、まずフェラーリとマクラーレンの2チームが共同でテストを行ったが、いずれのドライバーからの評判も良く、今シーズンはルノーやトヨタ、ウィリアムズらがいずれも当地で2009年の新型車発表を予定するなどいままさに大人気のコース。

2009年初テストもこのアルガルブで1月19日(月)から22日(木)までの4日間が予定されていて、いまのところマクラーレン、ルノー、トヨタ、レッドブル、そしてウィリアムズの5チームがすでに参加の意向を表明しているという。

こうした傾向を踏まえ、これまでオフテストのメイン舞台だったヘレス・サーキットの当局者は「オフに閑古鳥が鳴いている」と嘆いているということだ。

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ライコネン、母国フィンランドでラリーに挑戦

2007年のF1チャンピオンであるキミ・ライコネン(フェラーリ)が、母国フィンランドでラリーに出場すると『デイリーF1ニュース』が報じ、注目を集めている。
Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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氷雪という条件での運転が必至となる北欧では、一般におばあちゃんでもドリフトに長けていると言われる通り、F1ドライバーもラリー競技に通じているケースが多く、ライコネンの先輩の元F1チャンピオンであるミカ・ハッキネンもラリー出場の経験は豊富。
今回はそのハッキネンもまた同じ『ラップランドラリー』(1月22-24日)に出場すると伝えられている。

なおライコネンのドライブするマシンはフィアット・アバルトS2000、またハッキネンのほうは三菱ランサーであるということだ。

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2009/01/08

レッドブル・チーム代表、「われわれの時代が来る」

大胆なF1コスト削減に向け大幅にレギュレーションが変化する2009年シーズンを前に、レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は「ついにわれわれの時代が来る」と、こうした変革を歓迎する姿勢を明らかにした。
Christian Horner (C)RedBull Racing
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「ホンダ・チームの撤退に象徴されるように、このF1もコスト削減を真剣に考えなければならない時代が来たんだ。
われわれは巨大なマニュファクチャラーズ・チームにおいても、また小規模なプライベート・チームにおいても、すべてが同じ目標に向かって努力をしなければ、このスポーツ自体が消滅する羽目にもなりかねないことを知ったんだ。
しかしF1で経費が大きくカットされ、すべてのチームが統一化されたエンジンを使うようになれば、われわれプライベートにも大きなチャンスが生まれてくる筈。
レッドブルのクルマの製作はいま遅れているが、これは新しいレギュレーションに合致させるため慎重な開発を続けているためだ。
遅くとも2月になればテストが始められるだろうが、われわれは成功に大いなる自信を持っているよ」

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『最優秀』シンガポールGP、さらにコース改修へ

2008年、F1史上初のナイトレースとして開催、年間を通じ最高のモータースポーツ施設であるとして『モータースポーツ・ファシリティー・オブ・ザ・イヤー』を受賞するなど大成功を収めたシンガポールGPだが、2009年のグランプリに向けさらにコース改修に乗り出す意向であることがわかった。
2008 Singapore GP (C)Redbull Racing
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これは主催するシンガポールGP会社の代理責任者であるコリン・シン氏が英誌に語ったもので、それによれば路面のバンプ(デコボコ)を改修してより滑らかにすること、そしてレース中のオーバーテイクのシーンを増やすため1-3コーナーのレイアウトを改善し、さらにエキサイティングなレースになるようにするというもの。

すぐお隣のマレーシアGPが初開催以来チケット販売に悩んでいるのに対し、シンガポールGPのほうは初年度から順調な滑り出しをみせている。

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フェラーリ、エンジン供給オファー認める

フェラーリ・チームのスポークスマンは、渦中のホンダ・チームからエンジン供給についてオファーがあったことについて、英『ロイター』などの取材に対しこれを認める発言を行った。

それによればロス・ブラウン代表からのオファーに対し、エンジン供給の用意はあると伝えたもののその後まだ正式な契約等には至っていないということだ。
Ferrari Factory Image (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリは昨シーズン、自チームの他にトロ・ロッソとフォース・インディアの2チームにエンジン供給、中でもトロ・ロッソはセバスチャン・ベッテルの手により念願の初優勝を遂げるなどコラボレーションに大きな成功を収めたが、一方フォース・インディアのほうは今季メルセデスに契約を変更したため、供給体制に余裕はあるものと推定される。

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2009/01/07

骨折のウェバー、2月の現場復帰を目標

昨年11月、タスマニア島で行われたチャリティレースでの交通事故により右足骨折の重傷を負ったレッドブル・レーシングのマーク・ウェバー(32歳:オーストラリア)が、予定より早い2月の現場復帰を目標にリハビリテーションに励んでいる。
Redbull Renault (C)RedBull Racing
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「体調はとてもいいよ。
復帰に向けて連日トレーニングを続けているけれど、いまは特にスイミングをメインにやっているんだ。
もうすぐドライビングも可能になると思うし、そしたら2月の始めにはドクターの検査を受けてコクピットに戻りたいと思っている。
だって開幕戦に向け、ウチだって早くテストをしなくちゃならないからね」と、独『アウトモーター・ウント・スポルト』誌に語っている。

ウェバーはこれまで3月の開幕戦までの復帰を目標としていたが、これが実現すれば予定より1か月も早い現場復帰ということになる。
レッドブル・レーシングではこのほど2月9日を新型車発表のスケジュールとして発表したばかりで、これがウェバーへの刺激になっていることは間違いないようだ。

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ブラウン代表、古巣フェラーリにエンジン供給要望

親会社であるホンダの突然の撤退方針により、目下チーム存続に向け売却先との交渉に奔走しているロス・ブラウン代表だが、交渉のガンになっているのがエンジンのようだ。
というのも、ホンダはすでに工場設備やスタッフ、開発途中である2009年マシンは合わせて売却するとしたものの、肝心のエンジンについては現有の物のみで今後の製作・供給を否定していてフルシーズンを戦う見通しが立たないためだ。
Ros Brawn (C)Honda Racing
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このため、ブラウン代表は古巣であるフェラーリ・チームにコンタクト、エンジン供給を要望していると、伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙らが伝えているもの。
同氏によればまだフェラーリ側から回答はないものの、十分に脈はあるとの楽観的見通しを示しているとされる。

なおホンダ・チームの売却先について、このフェラーリ・エンジン搭載の可能性も含め同チームのスーパーバイザーを務めるミハエル・シューマッハの名前まで挙がり始めているが、同氏のスポークスウーマンであるサビーネ・ケーム嬢はこれを否定している。

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フェラーリ、再びピットの『電気シグナル』使用へ

F1チームの中でいち早くピットアウトの際のドライバー指示に『電気シグナル』を採用しながら、その後使用を見合わせていたフェラーリ・チームが、今シーズン再びこのシステムを投入する方針であることがわかった。
Pitin Image (C)Ferrari S.p.A
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このピットストップ時にコクピットに警告灯が点灯する方式の同システムは、昨年のシンガポールGPの際に誤動作(人為的?)がありマッサが給油ホースとクルーを引きずったまま発進するというアクシデントが発生、その後チームは通常のロリポップ使用に戻していた。

同チームのルカ・バルディセッリ/テクニカル・マネージャーによれば、改良されたシステムは給油ホースが接続されている間はマシンが発進できないようプログラミングされるとのことで、同質の事故の再発は今後あり得ないとしている。

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2009/01/06

フェラーリ・チーム、12日にも新型車シェイクダウン

まだチームから正式発表はないものの、フェラーリ・チームの2009年新型車『F2009』(仮称)は来週の12日(月)にも行われる見通しとなった。
Ferrari F2008 (C)Ferrari S.p.A
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同チームの発表はこれまで15日(木)あたりとみられていたが、さらに早い12日(月)になることで、トヨタ・チームの15日(こちらはネットの発表のみ)を凌いで全チーム中段トツの早い発表ということなる。

場所は本拠地マラネロの自社コースであるフィオラノ・サーキットで、当日朝、報道陣に開示されたあと直ちに当地でルカ・バドエルの体よりシェイクダウンテストが行われる予定。
2008年シーズン、コンストラクターズ・チャンピオンに輝いた名門が、今シーズンさらに力を入れての滑り出しとなりそうだ。

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レッドブルの新型車発表は2月9日ヘレスで

まだ2009年新型車発表のスケジュールが決まっていなかったレッドブル・レーシングだが、今シーズンを戦う『RB5』(仮称)についてこのほど来たる2月9日(月)に行う予定であることを明らかにした。
2008 Redbull RB4 (C)Redbull Racing
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それによれば場所はオフテストで馴染みの南スペイン・ヘレス・サーキット。
同チームのクリスチャン・ホーナー代表によれば、時期が遅れたのは大幅なレギュレーション変更に対し慎重に対処したためということだ。

2009年新型車では一番乗りとされるフェラーリが来週にもテストに入るとみられる中、レッドブルのそれはこれまで明らかとなった中ではもっとも遅いもの。
なおこれで現在まだ発表のスケジュールが決まっていないのはトロ・ロッソ&フォース・インディアのプライベーター2チームだけとなった。

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アロンソのプライベート機、事故報道

スペイン国内紙など複数のメディアが、ルノー・チームのフェルナンド・アロンソ夫妻らが搭乗したプライベート・ジェット機が5日(日)滞在していたケニアからヨーロッパに戻る際、離陸の際に空港ビルに接触、乗務員・乗客数名が軽い負傷を負ったと報じられた。
Fernando Alonso/Kenya (C)Renault F1 UK
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しかしその後ルノー・チームのスポークスマンやアロンソのパーソナル・マネージャーであるルイス・ガルシア・アバド氏らは揃ってこれを否定。
それによれば事故はまだ機体を回送中に起きたもので、アロンソらは搭乗していなかったこと。
そして乗務員も含め怪我人も出ていないとのことだ。

ルノー・チームではフラビオ・ブリアトーレ代表がケニアに豪華リゾートを所有していて、若手ドライバーも含めしばしば当地でトレーニングやイベントなどを行っている。

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2009/01/05

フェラーリ・テストのボルトロッティ、レッドブル傘下に

昨年末、フィオラノ・サーキットにおいてフェラーリF1をテストする機会を与えられたイタリアのF3ドライバー、ミルコ・ボルトロッティだが、この貴重な機会とは裏腹に、どうやらレッドブル・グループの支援を受けることになるようだ。
Ferrari Young Driver Test (C)Ferrari S.p.A
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トレント生まれのイタリア人であるボルトロッティはいま18歳。
カートで早くも非凡な才能を光らせたボルトロッティは2005年から4輪レースに転向、翌2006年イタリア・フォーミュラ・ルノーでランキング2位、2007年からはイタリアF3選手権にステップアップし2008年にはみごとシリーズ・タイトルを獲得している。

3人で臨んだフェラーリF1テストでもボルトロッティは最速タイムを記録していて、将来が最も嘱望される若手ドライバーの一人だ。

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ベルガー氏、「F1の経済危機は自業自得」

数少ないプライベート・チームの一つ『スクーデリア・トロ・ロッソ』を率い、2008年シーズンは本家のレッドブル・レーシングをも凌ぐ活躍を示しながら、チーム運営から去ることになったゲルハルト・ベルガー氏が、F1を襲う危機について次のようにスイス『ゾンターク・ブリック』紙で指摘した。
S.Vettel & G.Berger (C)Scuderia Toro Rosso
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「いまF1を襲っている経済危機は、すべてが世界的経済不況による影響のように言われているが、決してそうではない。
F1は、自らがそうした危機的状況を作りだしていたんだよ。
今のように湯水のように巨額資金を注ぐ状況では、いずれ自ら破綻することは避けられないことだっただろう。
そうした意味では、私はいい時期にこの世界から離れることができて良かったとさえ思っているんだ。
現在のこの状況を打開するのは、ひとえにバーニー・エクレストンの手腕に掛かっていると言えるだろうね」

2008年のイタリアGPではプライベートながらみごとセバスチャン・ベッテルの手により初優勝を遂げたトロ・ロッソだが、レギュレーションの大幅変更もあり今シーズンの活躍は未知数だ。

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2009/01/04

クビサ(BMWザウバー)、カート・チーム設立

もともとレーシング・カート出身でもあるBMWザウバー・チームのロバート・クビサ(23歳:ポーランド)が、その原点に立ち帰る自身のカート・チームを設立した。
Robert Kubica (C)BMW Sauber F1
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提携契約を結んだカートの名門『ビレル』のシャシーを早速テストしたクビサは、「カートはボクの原点だからこうして再びドライブするのはものすごく楽しいことだよ。
このチームではただ単にオーナーというだけでなく、僕も積極的に関わっていくつもりだし、それは僕自身にとっても実際いいトレーニングになると期待しているんだ」と、意欲をみせている。

なお同じくカート・チームを所有するF1ドライバーとしては、他にキミ・ライコネン(フェラーリ)やフェルナンド・アロンソ(ルノー)などが挙げられる。

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ドニントンパークF1開催に追い風?

次期イギリスGP開催を目指す英国ドニントンパークにとって、追い風が吹いてきたようだ。
Donington Park F1 (C)Donington Park Circuit
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これまで地元ではF1開催による騒音被害が問題視されてきたが、関係する地元州の一つであるサウス・ダービーシャー州議会の環境担当委員らの調査によれば、騒音の増加はわずかなものであるのに対し、グランプリ開催により得られる経済的なメリットは莫大なものでマイナス面は無視できるレベルであるとしている。

今後、もう一つの関係州であるノースウェスト・レスターシャー州議会の判断が注目されるが、今回の報告が影響を及ぼす可能性はありそうだ。
なお、もしドニントンパークでの開催が不能となった場合、「イギリスGPは消滅する」とバーニー・エクレストン氏から最後通牒を突きつけられている。

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2009/01/03

M.シューマッハのスーパーバイク挑戦はなし

先に伊紙が報じたミハエル・シューマッハ(39歳:ドイツ)によるWSB(スーパーバイク世界選手権)フル参戦というニュースだが、結局これは実現されないというニュースがやはり同じイタリア国内で伝えられている。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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それによればシューマッハは、「バイクレースには関心があるし、実際にレースを見に行くことはあるだろう。
でもそれはそれだけで、僕自身がレースに出ることは考えていないよ」と、参戦に否定的な見解を示したということだ。

さらにF1総帥バーニー・エクレストン氏は、このシューマッハの言葉を受け「もしほんとうにやるのならシューマッハは真剣に試みるだろう。
しかしシューマッハは決して見せ物なんかではないし、彼にあえてそんな危険を冒す必要もない。
だから彼の出した結論はきわめて妥当で良いものだよ」と、『ガルフ・ニュース』で評価している。

もともとこの話はホンダ(2輪)のヨーロッパ・チームがWSBに体制を用意してシューマッハ側に持ち掛けたものだが、その後F1世界でのホンダの存在意味が大きく変化してしまったことも少なからず影響したようだ。

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アロンソ&フェラーリ、悲しき『愛の掛け違い』?

かねてフェラーリ入りを希望していると伝えられるフェルナンド・アロンソ(27歳:スペイン)が、すでに2011年から同チームへの移籍で合意していると報じられて話題となったが、今度はさらに衝撃的な『愛の掛け違い』が地元スペイン『ディアリオ・AS』紙によって伝えられている。
Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
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それによれば、フェラーリは2009年シーズンを前にすでにアロンソに対し、キミ・ライコネンに代わるドライバーとしてオファーを出していたというもの。
しかしあまりに急な申し出であったため、アロンソはマクラーレン離脱後の自分を拾ってくれたフラビオ・ブリアトーレ&ルノー・チームへの義理を欠くことを憂い、不本意ながらもこの恋いこがれた跳ね馬チームからのうれしいオファーを断ったというものだ。

関係者はこうした経緯について肯定も否定もしていないが、同紙は「アロンソは忠誠を守り通した」と、評価している。
2011年、ほんとうにフェラーリ・チームとの密約が存在するのかどうか定かではない。

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ラルフ、モータースポーツから完全引退へ

2007年末、3年間在籍したトヨタ・チームを最後にF1の舞台から去ったラルフ・シューマッハ(33歳:ドイツ)が、いよいよ完全にモータースポーツの世界から引退ということになりそうだ。
Ralf Schumacher (C)Mercedes Motorsport
拡大します
昨シーズン、ラルフは同じドイツのメルセデス・モータースポーツからDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦、しかし結局1勝もすることができず、年間ランキングは14位という期待に外れる結果で終えた。

独『ビルド』紙が報じるところによれば、ラルフはすでにモータースポーツに関心を失っているということで、昨年末で満了となったメルセデスとの契約が更新されることはなさそうだ。
そうなれば一時は世界を席巻した『シューマッハ』のブランドがついにレースの表舞台から消えることになる。

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2009/01/02

エクレストン氏、世界的経済危機にも楽観見通し示す

FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)代表としてF1の全商業面を取り仕切るバーニー・エクレストン氏は、ホンダ・チームの突然の撤退などF1の世界にも大きな影響を及ぼし始めている世界経済危機について、しかし「F1に大きな影響はない」との楽観的な見通しを英紙で示した。
B.Ecclestone & F.Briatore (C)Renault F1 UK
拡大します
「この世界経済危機が自動車産業を含め経済界に広く影響を与えることは確実なことだ。
しかし私はこれがF1にタイして深刻な影響を及ぼすとは考えていないよ。
私が知る限り、2009年シーズンはすべてのレースでチケットが完売になる見通しだ。
さらにわれわれは『LG』や『DHL』といった巨大企業と新たな契約を結んでみせた。
理由は簡単、世界で広告をしようとする者にとって、F1は極めて有効で、そして安価な媒体だからだ。
F1は今シーズンもさらに充実・発展していくことだろう」

ちなみにエクレストン氏によれば、2008年シーズンにチケットが実質完売になったのは全18戦中、カナダ、イギリス、シンガポール、そしてブラジルGPの4イベントだけだったという。

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ボーデ(トロ・ロッソ)、F1駄目ならペンスキー入り?

日本の佐藤琢磨と共に2009年トロ・ロッソのシートを狙うセバスチャン・ボーデ(29歳:フランス)だが、ここに来てアメリカ・レーシング界の名門であるペンスキーで来季ドライバー候補として名前が浮上している。
Sebastien Bourdais (C)Champ Car World Series
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過去4年連続のチャンピオンに輝いたボーデだが、そのチャンプカー・シリーズはすでになく、もしアメリカに戻るとしてもこの時期インディカー・シリーズで戦闘力あるシートを見出すのは困難とみられていた。

しかし過去2回ランキング2位に食い込み、インディ500優勝の経験もあるペンスキー・チムのエリオ・カストロネベスに脱税疑惑が発覚、有罪になれば長期の懲役刑も予想されるため、同チームでは代わりのドライバーを探す必要に迫られることになる。

その筆頭として挙げられるのが米レースで経験豊富なボーデなのだが、しかし本人はあくまでもF1に残留するとの姿勢を変えていない。

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2009/01/01

ポール・ディ・レスタ、「F1昇格は間近」

『フォース・インディア』チームがフェラーリとの提携を解消し、今シーズンからメルセデス・エンジンを搭載することが確実となったことから、一時ドライバー候補にも挙げられたポール・ディ・レスタ(22歳:イギリス)だが、夢が叶わなかったいまでも「近くF1に上がることは確実」と、英『デイリー・レコード』紙で昇格に自身を示している。
Paul di Resta (C)Mercedes Motorsport
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「まだ2009年シーズン僕がどのカテゴリーで走っているかは決まっていない。
理想はもちろんF1で走ることだけど、仮にそれが今年叶わなかったとしても、ごく近いうちに実現すると確信しているよ。
僕はこれまでの人生すべてをその目的のために費やして来たんだからね」

レスタのマネージメントを管理するのは、彼が所属するマクラーレン・チームのエースであるルイス・ハミルトンの父親・アンソニー氏。
2006年ディ・レスタは昨シーズンF1で大活躍したセバスチャン・ベッテル(トロ・ロッソ)を抑えてF3ユーロシリーズ・チャンピオンに輝いた。
(2005年のチャンピオンはルイス・ハミルトン)

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ハミルトンに英女王から『勲章』授与へ

2008年、史上最年少F1チャンピオンに輝いたマクラーレン・チームのルイス・ハミルトン(23歳:イギリス)に、英国のエリザベス女王から勲章が授けられることがわかった。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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授与されるのは大英勲章第5位に相当するMBE(メンバー・オブ・ブリティッシュ・エンパイア)と呼ばれるもので、今回同時に受賞が決まった自転車競技のクリス・ホイや水泳競技のレベッカ・アドリントンらに比べるとランクは劣ることになる。

同じ賞には日本人として俳優の真田広之さんが受賞(2002年)、また1965年にはロックバンドであるビートルズが受賞、当時国内で物議を醸した経緯がある。

なお、さらに上位の勲章で『サー』(ナイト)の敬称がつけられる叙勲を得ているF1関係者としては、フランク・ウィリアムズ氏やスターリング・モス氏、ジャッキー・スチュワート氏、ジャック・ブラバム氏などが挙げられる。

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