モンツァ市長ら『イタリア・ローマGP案』に反発
ここに来て突然持ち上がったイタリアの首都ローマを舞台とするグランプリ開催計画について、現在のイタリアGPを行っているモンツァ市などからさっそく強い反発が起きているようだ。
Monza Circuit (C)Honda Racing
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モンツァ市のマリアーニ市長は地元紙の取材に対し、「今のイタリアに二つのグランプリを開催する余力はない。
であればそれをローマで行うということ、それはすなわちモンツァからイタリアGPの開催権を奪うということなのか?
冗談じゃない。
われわれがイタリア・モータースポーツの伝統を守るため、どれだけの苦労を重ねてきたか……」と、強い自負の念を表した。
またイタリア自動車協会のジェルフィ会長も、「ローマでF1グランプリを開催するなんていうのは、記事で読んだだけ。
われわれがこの計画に関与していることはない。
イタリアGPは、伝統のモンツァで行うのが最もふさわしい。
そういうことだよ」と、開催地変更の意志がないことを示した。
1950年、近代F1グランプリがスタートした時からの開催地であるモンツァ・サーキットは、唯一1980年(イモラ)に開催がなかっただけで、これまで連綿としてイタリアGPとしての伝統を受け継いでいる。
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