FIA、F1スーパーライセンス値上げでGPDA反発
FIA(国際自動車連盟)は2009年シーズンに向け、F1レース出走に不可欠なスーパーライセンスの発給料金をさらに値上げすることを通告、これにドライバー側が反発して紛糾を続けている。
Image (C)McLaren Group
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スーパーライセンスの料金システムについて公式発表されていないものの、英専門誌が伝えるところでは一定の基本料金に加え、前年の獲得ポイントに比例した追加料金が加算されそれぞれ算出されるものとしている。
しかし2008年FIAはこれを大幅に値上げ、110ポイントを獲得した前年のチャンピオン、キミ・ライコネン(フェラーリ)の場合、2007年に約480万円だったものが一挙に3,000万円以上に高騰したと伝えられている。
この料金には保険料分なども含まれているが、FIAは安全対策の費用がさらにかさむとして今回これを再び値上げしようとしたため、F1ドライバーの集まりであるGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)が強く反発しているもの。
(ちなみに今年は2008年のチャンピオンであるルイス・ハミルトンが最も高額な発給料金を支払うことになるが、ハミルトン自身はこのGPDAには加わっていない)
こうした動きについてFIAのマックス・モズレー会長は「話し合う用意はある」との姿勢をみせているが、交渉のためにはドライバー側が収入の詳細を明らかにしなくてはならず、それも障害の一つになっているようだ。
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