ベルガー氏、「F1の経済危機は自業自得」
数少ないプライベート・チームの一つ『スクーデリア・トロ・ロッソ』を率い、2008年シーズンは本家のレッドブル・レーシングをも凌ぐ活躍を示しながら、チーム運営から去ることになったゲルハルト・ベルガー氏が、F1を襲う危機について次のようにスイス『ゾンターク・ブリック』紙で指摘した。
S.Vettel & G.Berger (C)Scuderia Toro Rosso
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「いまF1を襲っている経済危機は、すべてが世界的経済不況による影響のように言われているが、決してそうではない。
F1は、自らがそうした危機的状況を作りだしていたんだよ。
今のように湯水のように巨額資金を注ぐ状況では、いずれ自ら破綻することは避けられないことだっただろう。
そうした意味では、私はいい時期にこの世界から離れることができて良かったとさえ思っているんだ。
現在のこの状況を打開するのは、ひとえにバーニー・エクレストンの手腕に掛かっていると言えるだろうね」
2008年のイタリアGPではプライベートながらみごとセバスチャン・ベッテルの手により初優勝を遂げたトロ・ロッソだが、レギュレーションの大幅変更もあり今シーズンの活躍は未知数だ。
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