トロ・ロッソ首脳、「新F1規則は弱小チームに負担」
小規模なプライベート・チームでありながら、昨年のイタリアGPでみごと初優勝を遂げるなど目覚ましい躍進を演じた『スクーデリア・トロ・ロッソ』だが、今シーズンその再現は極めて困難と早くも白旗状態だ。
Franz Tost (C)Scuderia Toro Rosso
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これは同チームのフランツ・トスト代表が英誌に語ったもので、その中でこのオーストリア人は「今年の大きく変更されたレギュレーションに合致させるためには、実に多くの作業と資金、そして大規模なリソースが必要になる。
大きなチームであればすぐにそれらを達成することが可能だろう。
しかしわれわれのような小さなチームにとってこれは重い負担になるもので、従って新型車の完成には多くの時間が必要になる。
いまの見通しでは、われわれが去年達成したものを今シーズン再現することなど到底覚束ないよ」と、嘆いている。
同チームの新型車発表のスケジュールはいまだ明らかでなく、またその残されたたった一つのシート(佐藤琢磨も候補)も明らかにされるのは開幕直前になるとの見通しが強まっている。
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