ウィリアムズ、「F1撤退の危機だった」
自動車メーカーの資本が入っていないプライベート・チームの雄として奮闘するウィリアムズ・チームだが、資金難からF1撤退の危機に迫られたことを明かした。
Adam Parr CEO (C)Williams F1
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これは、同チームの経営部門を束ねるアダム・パール/CEOが英『フィナンシャル・タイムズ』に語ったもので、その中でこの英国人は「年々増大するコストのため、われわれのチームでももう借入は限界にまで達していた。
もし、F1がコスト削減の道に踏み入れなければ、われわれだってホンダ同様F1から撤退の危機に直面したのが事実。
ここ数年、チームは赤字経営を余儀なくされてはいるが、幸いこれまでの蓄積によってなんとか切り抜けているのが実状なのだ」と、語っている。
F1をも襲う世界的経済危機の中、ウィリアムズ・チームもその例外ではなく2009年新型車のボディからはスポンサー・ロゴの多くが消滅、スポンサー獲得がままならないことを如実に示した。
なお同チームには現在唯一の日本人ドライバー中嶋一貴が在籍するが、日本関連のスポンサーは今年もみられない。
またトロ・ロッソのシート獲得が難航している佐藤琢磨についても、日本スポンサーが集まらないことがメディアから理由として挙げられている。
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