1999年事故のシューマッハ、「死ぬんだと思った」
F1通算7度のチャンピオンという偉大な歴史を残したミハエル・シューマッハ(40歳:ドイツ)が、1999年シーズンのイギリスGPで遭遇したアクシデントの際、「このまま死ぬんだと思った」と、その時の特異な体験をドイツ第2テレビ局『ZDF』で述懐している。
Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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「クラッシュしてマシンが止まり、コクピットから救出されて横たわっていると、自分で心臓の鼓動が急に遅くなっていくのがわかったんだ。
ほらだんだんと炎が小さくなり、やがて消えてしまう時のようにね。
それで僕は『ああ、こうして死んでいくんだな』と感じていた。
気を失っていたのがどれくらいの時間かもわからない。
いや、あるいはほんとうに失神していたのかさえ自分では定かでないんだけれど、心臓が止まるのは自分で感じられたんだよ。
これはほんとうに興味深い体験だったね」
この年シューマッハはその後の6戦を欠場、そのカミソリのようなドライビングが復活するのか注目されたが、再帰戦となったマレーシアGPではみごとポールポジションを獲得している。
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