L.モンテツェモロ氏、今度はFIA会長を口撃
FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏と激しいバトルを繰り広げたFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)のルカ・モンテツェモロ代表が、今度はその『口撃』の対象をもう一方の雄であるマックス・モズレーFIA会長に振り向けた。
Luca di Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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これは同会長が率先して導入を図る「KERS」(運動エネルギー回収システム)について、英『オートスポーツ』誌で反撃したもの。
その中でフェラーリ総帥でもあるモンテツェモロ氏は、「KERSを早急に導入しようなんていうのはまさに時期尚早というものだよ。
このシステムはまだ未成熟で、世に出すには早過ぎるんだ。
そもそもすべてを一晩で成し遂げることは不可能。
プロセスというものが必要なんだ。
これをレースで試すにはまだまだ時間が必要だし、いま無理矢理これを使うのは誤ったことだと言えるね。
それにF1のKERSとロードカーのKERSとの間に何の共通点もない。
つまりこれは無駄な浪費を強いる、まさに時代に逆行する悪策なのさ」と、語っている。
モズレー会長は2009年シーズンのKERS導入こそ断念したものの、2010年には正式導入するとしていて、現在各チームはこの開発に多くの作業を強いられている。
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